22 共犯者
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─ 路地裏(広場近く) ─
ふーん、お祭りって、何すんのかなー、旨いもん食べたりできるのかなー、誰か知ってるかなー。
[この数日の村の空気は、いつもと少しだけ違っている。
てってってっと、急ぎ気味に歩く少年は、答えてくれる相手もいないのに、頭の中に浮かぶ祭りについての疑問のあれこれを、随分大きな声で一人ごちている。]
(43) 2010/07/26(Mon) 22時頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/07/26(Mon) 22時頃
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―ぐるりと回って、再び広場―
[記者の男はベンチに座り、いかにも記者らしくノートにメモを取っている。]
えーと。 どうやらこの村は少しぶき……いやいや、少し幻想的かつ荘厳な雰囲気に包まれている。
――人々は密やかに息をし、「祭」の刻を待っている。
彼らが森の中で、「祭」を通して守っているものは何だろうか? 私のような「余所者」には及びもつかぬような、久遠の刻を重ねた神事が、今始まる――…
[さらりと走らせたペンを止め、]
……っと。
[ひとつ息を吐いた。]
(44) 2010/07/26(Mon) 22時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/26(Mon) 22時半頃
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/*ちょっと待て。
「路地裏」のある「村」……。なんぞそれ。あかんやろorz。
*/
(-3) 2010/07/26(Mon) 22時半頃
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/* あ、だいぶ増えてる! 村長さんは・・・ まだ入ってないのかな? トニーとピッパは違うよね。
(-4) 2010/07/26(Mon) 22時半頃
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「祭」は神事だから、旨いものは食べられませんね。 面白いこともあまりないと思う。 残念だけどね。
[ひとりごとを聞きつけてくすりと笑みを落とし律義に返事を返している。]
(45) 2010/07/26(Mon) 22時半頃
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/* ヴェスパタインが何となくLOMのリュミヌーなイメージが。が。
(-5) 2010/07/26(Mon) 23時頃
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記者 イアンは、手帳に書いた"eerie"という語を、見えなくなるまで真っ黒に塗りつぶした。
2010/07/26(Mon) 23時頃
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え、そうなんだ?
[道すがら、すれ違ったミッシェルにそう言われ]
なーんだ、つまんねえなー。
[そこはかとなく抱いていた期待を裏切られて、口を少し尖らせた。]
まーいっか。ミッシェルありがとなー。
[教えてくれた親切には礼を言い、足は広場の方へ向かう。]
(46) 2010/07/26(Mon) 23時頃
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[いつもと同じように退屈な祭りだが、近い歳の人間の結婚式があるのは少しだけ嬉しかった。
久し振りに顔を出してみようかな、とか考えながら、ぶらぶらと歩く。まだ、黴くさい家には帰りたくなかった]
(47) 2010/07/26(Mon) 23時頃
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楽しみを潰してしまってごめんね。トニー。
[不満げに口を尖らせるトニーに笑いながら頭を下げて。 ふと思い出して広場へ向かう背中へと声をかけておく。]
「祭」とは別だけどソフィアの結婚式では美味しいものたくさん食べられるはずだよ。
(48) 2010/07/26(Mon) 23時頃
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では。 何故村長さんはこの村の祭を取材するのを快諾したんだろう。
……なんだか分からないな。
[ポケットから煙草の箱を取り出そうとし、さすがにここで吸うのはまずいかと呟き、元に戻した。]
そういえば私は、この村の伝承をさほど聞かされてはいない。「村の祭を取材してこい」と言われただけだ。
……村に伝わる神話や民話、或いは歌の類が分かれば、少しは……
(49) 2010/07/26(Mon) 23時半頃
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[大したものはないと言っても準備が何もないわけでもないし、妙に入れ込んでいる年寄り連中のことを考えると手を抜くわけにもいかない。]
面倒ですよね、この時期。 何であんなに熱心なのかな。じじばば達は。
[村の中を準備のために回っていると見知った顔が見えた。 狭い村のこと知らない顔などいないわけではあるが…。]
あ。オスカー。暇そうですね?
(50) 2010/07/26(Mon) 23時半頃
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/* 肝心のヴェスとまだ話してないんだけど、話す前に縁故ってゆうか感情だけは決めておきたいんだよなー (・ω・。)
(-6) 2010/07/26(Mon) 23時半頃
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[ふと背中からかけられた声に振り向く。 見知った顔に首を傾げた]
――ミッシェルさん。 ……そうかな、暇そうに見えた?
[ちょーっと嫌な予感を抱きつつ、軽くとぼけてみせる]
(51) 2010/07/26(Mon) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/26(Mon) 23時半頃
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はい。 時間が余って余って仕方がないように見えました。
[屈託のない笑顔を向けて軽い足取りで近づいていきます。]
用事があるなら仕方ないのですけど、ただ家に帰りたくないから時間潰してるだけでしたら手伝って欲しいなあって思ったんです。 あ、勿論、用事があるなら無理になんて言いませんよ?
(52) 2010/07/26(Mon) 23時半頃
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――リンドクヴィスト家 玄関――
『奥様ぁ、ほんとにその人かは解りませんけど、余所者が先からぶらぶらしてますってよ。 カメラ持って、あっちこっちで撮って回ってるって、リンダが言ってました』
[手伝いの少女が得意気に報告するのを聞きながら、ヴェールを整える。]
ご苦労様。 少し出かけます。 もしお客様があったら、待っていただくようにね。
『はぁい』
[明るい声に送られて、外へ出る。 黒いレースをかぶせた手袋の中で、電報用紙がくしゃりと潰れた。]
(53) 2010/07/26(Mon) 23時半頃
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/* パピヨンだ・・・!(n・ω・n) 男性力が足りない気味になってきた? ギネスとかチャールズとか来ないかな。
(-7) 2010/07/26(Mon) 23時半頃
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うううう……
[笑顔を向けられるととてつもなく断りづらくて。 彼女の言う通り、家に帰りたくないのはまぎれもない事実だったりして]
……用事、ないよ。 手伝うよ、わかった。
[渋々と頷いた。渋々と]
ねえ、ところでさ。 ミッシェルさんはもう会った?あの――ほら、イアンって人。どこぞの記者さん。
(54) 2010/07/26(Mon) 23時半頃
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―広場― [ その後は、他愛もない話と近く行われる結婚式の噂に落ち着き。 そうして連れ立ってのんびりと広場まで歩いた。
いつもは寂れた村の広場も、祭を控えての今日はそれなりに人が集まって、皆準備に余念がない。 中央に聳えるのは一際目立つ異形の像――異教の神か、精霊か。何にせよ、古い土着信仰の名残りには違いない。 否、信仰はまだ生きているのだろう――秘祭という形で。
青年は、広場の神像に気圧されるように目を丸くし、口を開いて眺めていたが。 暫くして周囲からの視線に気づくと目を伏せ、落ち着かぬ様子で首に手をやった。]
(55) 2010/07/26(Mon) 23時半頃
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よかった。 無理に拘束してしまうのは悪いかなと思ったので。
[多分悪気はありません。たぶん。]
大したことでもないんですけど、飾り付けをですね…。
[そこまで言いかけて目を瞬かせ。]
記者さん? イギリスからわざわざ来たって人ですっけ。 会いましたよ。 少しだけお話もしました。
村長が取材に協力するって言ったみたい。 そんなこと言っちゃって大丈夫なんでしょうか?
[元々他所者に好意的ではない田舎の村だが「祭」の時は更に傾向が強まるフシもある。 年寄り達が決して良い顔をしないことは想像に難くない。]
(56) 2010/07/26(Mon) 23時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/07/27(Tue) 00時頃
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飾り付け! うん、いいや。そのぐらいなら手伝えるよ。
[重労働ではなさそうだと判断して露骨に安堵する。 目を瞬かせたミッシェルの様子に首を傾げるが]
うん、そうそうそう。イギリスから来たって人。すごいよねー。イギリスだよイギリス。 そっかー、ミッシェルさんも話したんだ。
[凄いとは言うものの言い方はとてつもなく無感動で]
ね。 じーさま達、そういうの煩いもんね。 っていうか、取材しても面白くないよね?お祭りなんてさあ。 僕としては、ソフィアの結婚式の方がずっと楽しみだよ。
[一応御老人方に聞かれていても困るので、僅かながら声を潜めた]
(57) 2010/07/27(Tue) 00時頃
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─ →広場近く ─
うひゃあ。あれ何だろう?あんなの見た事がないや。
[広場に鎮座在している、見慣れぬ像に思わず目をみはった。]
うーん、確かに旨そうなものが出るみたいな感じじゃないなー。なんかこう……
[怖い──そう喉元まで出かかって。
口にできなかったのは何故なんだろう。]
(58) 2010/07/27(Tue) 00時頃
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や……やっぱり、僕は家に居たほうがいいのかな……
[ 傍にいた同行者にそっと囁く。 喉元を押さえた手。伏せた瞳がちらりと周囲に走る。]
(59) 2010/07/27(Tue) 00時頃
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[そして、見慣れないのは、像だけではなく]
ありゃ。誰だろ。
[視線は神像から、手帳とペンを持って難しい顔をした男の方に。]
(60) 2010/07/27(Tue) 00時頃
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こういう「神事」って、いろいろ難しいからなー……
ああ……入社面接の時、下手に「伝承について勉強してきました」なんて言うんじゃなかった……。実際には少しかじっただけなのになぁ……
[ボリボリと頭を掻いて、ぼうっと神像を見上げる。 その視線に、随分と元気の良さそうな少年が入って来た。]
(61) 2010/07/27(Tue) 00時頃
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――広場――
[この村としては、ふだんよりずっと賑わっている広場。 最後の飾りつけに余念がない人々。 見知った顔ばかりの中で、カメラと手帳を抱えた若者はすぐに見つかった。
何気ない様子で、行きかう村人といつもの挨拶を交わしながら、イアンへ近づいていく。]
(ごく普通の青年。という感じね。 どうしたものかしら……)
(62) 2010/07/27(Tue) 00時頃
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広場と森へ続く道のあたりにも飾り付けしないといけないんですよね。
[用があってもその辺に近づきたくはないと表情が言っている。]
イギリスからこんな田舎まで来たのは御苦労さまって感じですけど… 新聞の記事になるような物でもないですよね。 ソフィアの結婚式のがずっと楽しみなのは同意します。 記者さんにも取材するならそっちにしたらって言っちゃったんですけど。
でも取材協力のこと、パピヨンさん知ってるのかしら…。 聞いてきてみよう… かな…?
[同じく声を潜めて呟きます。]
(63) 2010/07/27(Tue) 00時頃
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/* あ、やべ。パピヨンのこと知ってることにしちゃった。 ごめん。消せなかった・・・・!
(-8) 2010/07/27(Tue) 00時頃
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/* ところでヴェスパタインと一緒に居るのは誰?(・ω・。)
(-9) 2010/07/27(Tue) 00時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/07/27(Tue) 00時頃
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[ その眼が、広場に立っている見慣れぬ人影で止まる。 その人物は、神像を見上げながらボリボリと頭を掻いていた。]
(64) 2010/07/27(Tue) 00時頃
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