204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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フィリップは、トレイルの伸ばされた手を 嫌味なくらい 優しく握る
2014/11/23(Sun) 21時半頃
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[ディーンはニコラの傍に歩み寄る。 薄曇りの空の色をした瞳を正面から覗き込む。 >>374同行者を惑わせる言葉を吐いた口元は笑っている。 しかし、灰色の瞳は違う感情を表している。
――何故、彼の同行者たちは気付かないのだろう。 彼が願っていることは、そう多くないのに。]
ニコラ。 僕は、ここにいる。 ……君と、ずっと一緒にいる。
[彼の同行者たちが気付かない以上、ニコラの空白を埋められる者は他にはいない。しかし、この姿が彼に見えることは無い。 音程は平坦な、しかし僅かに震えるディーンの声はニコラには届かない。]
(+76) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
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ーーーーう………… ドナルドは……ラルフの縁者だって 本当思う…………
ラルフも……聞き分け なかった
(*74) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
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[ドナルドがフランシスを呼ぶ声に>>377我に返り、少々気まずげに視線を彷徨わせる。 それでも、プリシラが己のものだと他の狼を牽制することへの後悔は全くない。]
(384) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
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……うん、先祖がえり。 衝動がつよくて、人狼にしか聞こえない"声"が使える……ってやつ。
[いうほど、衝動が強かったかどうかはわからない。 それでも、フランシスたちとはまた違ったのは事実だ。
名前を呼ばれたディーンがニコラの傍へと向かうのを見て。 居間の外へと向かう]
……?
[フィリップが、ノックスたちと相対している。 トレイルへと手を伸ばす様子に、首をかしげ]
フィリップ……?
[不安がにじむ声が、届かないとわかっていても呼びかける]
(+77) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
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―居間―
……ぁ、 ああ、……
[>>373ドナルドの指摘に、 ゆっくり自分の手を胸の前辺りに持ち上げ、開く。]
……
[眉を寄せ、ゆるく、握りなおした。 隠すように、落ち着け、と自身に言い聞かせるように。 >>377 出よう、と謂う声に はたと瞬き]
ぇ? あ、……う、うん、そう だな
[顔を上げたとき、バーナバスとプリシラの顔が重なり触れるのを見て、気まずそうに眼を逸らす。ラルフも、運んでいかなければと思いながら]
(385) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
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――…俺とラルフにも似たところがあったか。 似てねぇ、と思ってたけど。
[間があく。 とおく語り掛けるようなトーンで。]
俺とお前は、聞き分けが無いンだとよ、ラルフ。 ……俺には聞き分けいい方に見えたけど、 そういう面見せられるヤツが、居たンだな。
(*75) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
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俺も、ドナルドとはあんまり似てない、と思ってた。
[ドナルドの言葉に小さく笑う。 聞き分けがよく見えていたというのには首をかしげ]
フランシスに怒られてるところばかり見せてたから? でも、いつも怒られることばかりしてる時点で聞き分けてないと思うけど……
……フィリップは、ほかの人とは、違ったから。
(-111) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
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[引かれる袖、そのままに >>376 がしゃん、と大きくなった音にびくりとして やはり咄嗟にかばうような動きをした。]
…… ……ニコラ? なにを……して?
[保護者もトレイルも走り去り、一人残された まだ少年のような心に大きな身体の彼の、癇癪――か?と。]
(386) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/23(Sun) 21時半頃
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[バーナバスが自分に対して衝動を向けているとは知らずに、ただ大人しく待っている。
いつものことだ。 話が終わるまで、用事が終わるまで邪魔にならないようにと。 用事が終われば、また自分だけの。
頭を振る。 周囲を見渡し、自分とは違う色の赤い髪>>377が目に入る。 手でも振ろうかとした時、大きな音が鳴り響いた>>376。 驚いて肩を震わせる。]
(387) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/23(Sun) 22時頃
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昨日だって ドナルドを 食べるの時 二人とも 聞き分けなかった
[昨日なのに すごく遠い気がして]
…………ラルフにも 届くかな…………
ラルフ…………聞こえてる?
(*76) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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……ああ、うん。 だって、あのとき、フィリップ食べるの、嫌だったし。
ドナルドなら、止めてくれるから……
[思い返して小さくつぶやく]
聞こえてる、聞こえてるよ、フィリップ。
[届かない声を返す]
(-112) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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[>>+77先祖がえり。 その内容だけを耳に留めて、ディーンの意識はニコラへと向かった。
聞こえない、見えないと分かっていても、意識をそこから逸らすことは出来ない。 >>386大きな音を聞きつけて問い掛けるベネットの方を見て、密かに溜息を吐く。 彼の声は、ニコラに届く。]
――…………ベネット。
(+78) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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――…そうだね。
欲情してるよ。衝動は、僕の中に確かにあるから。
[逃げるから追い掛ける。 ニコルの考えた通りの、不幸に至る道を。
背の後ろから伸びた手は、ノックスではなくフィリップを求め。
トレイルへと差し出される手を避けるように動いても>>382、手と手はノックスを挟んで繋がる。
愛し子の表情は分からない。 けれど、見たくないと――思ってしまった。
蘇るのは、ニコラとディーンの。]
(388) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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―― 居間 ――
[フランシスの拳が緩む気配。 ドナルドからは彼の掌は見えず。
プリシラが喰い、喰われるを保護者に思うを知らず、 視線が一度重なれば温泉での事を思いだし微か目を細める。 ひととしての在り方を未だ残しながら 同時に喰う側の意識しかないドナルドは 線細くやわらかそうな少年の肢体を思い 獣の部分でうまそうだとそんな認識もしていて]
(389) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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[ひび割れたような大きな音に>>376思わず耳を塞ぐ。 掻き消され、ニコラの「会いたい」、そんな声は届かない。
届いていたなら――幼馴染のその養い子。 その手段を、可能性を消したのはお前自身だと殴りつけて説教でもしたかもしれない。
けれど、彼とは遠く隔たった他人のまま。 不審を抱いた他人のまま。
信じることも、期待することも、何もない。
ただ、目の前で震えたプリシラの肩を抱きしめた。>>387]
(390) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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その手を、離してくれ、 フィリップ!
[これは悪い手だから。 もう一方の手に握られたナイフを見て、苦み走った表情を浮かべた。
悪い場所を選んでしまったと思う。]
(391) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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[これはやらない。 誰にも、どこにも。
俺だけの、愛しい子。]
(392) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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[歪む気持ちと情欲。 理性でコーティングして、愛情だと己に刷り込む。
愛しい、喰らいたい。 喰らいたいけれど、愛しい。
獣の欲を優先させれば永遠に失う。 ダメだ、と律する声が耳の奥で幾度も響く。]
(393) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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/* 過保護 多いな!!www
(-113) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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[優しくつかんだ手 その手は覚えがある 渾身の力で 殴りつけるを防いだ手 強く握ったら きっと痛むだろう けれどーーー今はその時ではないから]
ーー怖かった?トレイル もう 大丈夫だよ……
[本当は 自分の手に 身体の近くに トレイルの温度 それだけで気持ち悪い 胸が悪い それでも 優しく微笑んで そっと……けれどノックスに聞こえる程度 トレイルに囁く 優しい声で]
落ち着くまで お二人 離れた方が いいと思いますよ?
[欲情を肯定するノックスに 冷たく 硬い声で言い放って]
(394) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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/* プリシラがやっぱり賞金稼ぎか……と思ったけど、 もしかして最終日になる可能性大!?
(-114) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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[喰らいたい。
けれど。
居なくなってしまう。それはひどく寂しいこと。悲しいこと。]
(395) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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/* いや ディーンさんも 基本的には 過保護だけど ただ なんかこう 望むようにしてあげられてないと思って 遠慮してる だけで
実際 シメオンが食べようとしてきてくれたら きっと 断り切れなかった
(-115) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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[離せと言う言葉 ああ 少し 胸の内 どろと淀んだ感情が
晴れる]
トレイル……いこ?
[ >>391 にっこりと ノックスに嗤った 頭の上 ルーツが ばさりと 一度大きく羽ばたいて]
(396) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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[居間を見回す。視界に入るのは、仲の良い大人と子供の姿たち。 そうして見せられる、ゼロ距離に>>384 は、と小さな笑いがひとつ。 鼻から漏れて、地面に落ちて砕けた]
――ずるい。
[なんでディーンは。ノックスみたいに、口先だけでも、ダメと言ってくれなかったんだろう。 その純潔の唇が紡いだのは、欲しい、一緒になりたいと、そればっかりで。 僕は嬉しかった。
けど、なんでディーンは、食べられたかったんだろう。 どこにも行かないでと口にしたくせに、どこかに行ったディーンは。
なんで一緒に生きなかったんだろう。なんで間違いを一緒にしたんだろう]
……わかんない。
[懐の中。大事な卵をぎゅっと握って。 ため息を吐く足元で、鍋はまだがらんがらんと回っていた]
(397) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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[フランシスが庇うように動くは>>386 ずっとずっと見てきていたけど 庇われてばかりの己が不甲斐なくも思えた。
大事にされている。 それはいやというほど伝わるから いつか庇われるだけでなくなれば、とも思いながら
目覚めた獣を、怒りを、憎しみを、持て余す。]
(398) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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ん……?
[>>386名前を呼ばれて。 ゆる、と顔を向ける。 優しい瞳の色が、こちらを見ていた。
首をかしげる。 笑おうとしたけど、口元がひきつっただけだった。
だから、首を振って。 うるさい鍋を黙らせるために踏みつける。
があん、と音がした]
(399) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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あの時は―― あれが一番いい方法だと思ったンだよ。
今でも間違ってるとは思わない。 ラルフに喰わせたこと、後悔してないからな。
――…聞こえてる。 そう信じて話し掛ければいい。
(*77) 2014/11/23(Sun) 22時半頃
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[ノックスとフィリップに取り合われているように見えるトレイルを見る]
……
[もともと、ノックスの連れだ。 フィリップが、衝動を感じた相手だ。
けれど、フィリップがトレイルに向けているのは――]
そんなことしたら、ノックスさんが悲しむだけ……
[それを望んでいるフィリップにため息をこぼす。 自分が死んだせいかと思う。
それで、衝動ではなく、人殺しをするのは、悲しい。 そんなことをせずに生きていてほしいと思うのに。
そこまで思ってくれていることが、どこか嬉しい]
(+79) 2014/11/23(Sun) 22時半頃
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― 居間 ― [握りこんで手のひらの傷を隠したのは ドナルドに見せては、きっとよくないと思ったからだった。 舐めておけば、治る程度だろうけれど。
ドナルドの心の内秘めるを知らず、>>389 まだ、守らなければという保護者としての動きに彼がどう思っているかは――分かっていても、まだ、心配で>>398
ニコラが引き攣った笑みを浮かべ――その歪みに眉を寄せた刹那]
…… !!
[>>399 大きくなった音が居間を切り裂く。 ぎくり、一歩下がった。]
(400) 2014/11/23(Sun) 22時半頃
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