266 呑花臥酒―盤楽遊嬉・春の乱―
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……呵呵!そうきたか!
[一瞬その姿に目を見開き、面白おかしそうに笑う。]
童子の反抗心だろうが、その意気や良し。 よもや俺に化けるとはなぁ?
いやいや、本当に面白いな。 自ら茨を往くとはなぁ。
(19) 2017/04/26(Wed) 15時半頃
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俺は戯れはいくらでも許すが、侮りは許さんぞ。 俺と和泉、そのどちらの名を背負うからには生中な物ではその首ないと思え。
[常日頃と何一つ変わらない笑顔でそう言ってのけた。]
(20) 2017/04/26(Wed) 15時半頃
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[ぐりぐりと狐毛に手をうずめていると話題はいつの間にか狐の舞に。 これは良い見せ物だと口元が歪む。]
和泉の子狐がお藤を舞うか…くはは! 首魁に化けるなんて肝の座った奴だなァ!
[せっかくの余興だ。 曲も舞もあるなら唄も必要だろう。]
では私も唄い手として参加しよう。
この身は蟲術なんぞから生まれた犬ではない。 ある侍が討った鵺の胴が阿波に流れ生まれた狗だ。 頭はとうに無いがあの頃と同じ美しい声を聴かせられるだろう。
[響く音、花と共に舞おうとする鬼を見つめ囀り始めた。*]
(21) 2017/04/26(Wed) 18時頃
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(…………酔ってるなぁ、皆……)
[>>20無論、やるからには全力で。 まあ、その実。回りきらぬ酔いのまま、女舞を舞うのも。 照れが勝り、母の名を汚したはずで。]
(22) 2017/04/26(Wed) 20時頃
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[うっかり土砂降り事件はさておき。]
ふ……あはははっ! 白路がそこまで肝が据わっていると思わなかった。
[先程までの焦りはどこへやら。 狐が藤之助に化けたのに、腹を抱えて笑いだす。]
ははは。 それにしてもわたしはともかく土蜘蛛に犬神に。 これ程の妖が手を貸す舞台もなかなかないな。 花見の余興で終わらせるのは惜しいくらいだ。
[舞う白路の周囲に霧雨を降らせ虹を描きながら。 新たな酒樽から柄杓で酒を掬っては飲んでいく]
(23) 2017/04/26(Wed) 20時頃
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[楽の音と>>21唄とに合わせ、扇を広げ。
はらり。散る桜花を、絡め取るが如く。 ゆらり。酒気を孕む霧を、払い去るが如く。
ひらり。風を切り、回る。]
(24) 2017/04/26(Wed) 20時頃
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いいぞいいぞー。
[酒はどんどん進む。 酒を降らせたせいで想定よりも酔いが回ってきているのだけれど、白蛇は全く気付かない。]
(25) 2017/04/26(Wed) 20時頃
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ああ、この姿だと皆さん驚かれますわー。 といっても、結婚したのはつい10年前なんですけどな。
[わかっていてこの姿を取っているあたり、驚かすことが好きな狸らしいといえる。 >>0:17期待に応えてくれた白路に満足そうに頷く。このあたりならどうですかねえ、と己の口の両端にぱっと髭を生やすのはちょっとしたお遊びだ。]
いやあ、どうも。 よいものですよ、べっぴんな嫁さんにかわいい子どもたち。 嫁さんは四国の大将狸の三の姫さんだったから、結婚の条件が満たせるまでけっこうかかりましてね。 義父(おやじ)さんから姫さんを安心して任せられるだけの狸として認められるまでかなりかかりましたが、
心底惚れた相手と一緒になれたんですから、軽いもんですよ。
[重ねて受けた杯を二度、三度に分けてゆっくりと干す。]
(26) 2017/04/26(Wed) 20時頃
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しかし結婚生活ですかい? まだ日も落ちていないのにいいのですかねえ。
[お年頃ですねえ、とにやにやと。とりあえず、酒に合う肴を作るのが上手いとか、毎日おはようの接吻をしているとか、一緒にこどもの世話を焼くのが楽しいとか、そういう軽めのものを未婚らしき彼にむけて話しててみせたが、]
夜の話題は…そうですなあ。話してあげたいですが、嫁さんが照れてしまうので内緒です。
[そういうのが気になるのはとてもよくわかる(と邪推した)が、嫁の可愛さは旦那である自分だけのものにしておきたいので話はこれにて終いにさせてもらおうと、彼の杯に瓶を傾ければその分でちょうどで瓶は空になった。*]
(27) 2017/04/26(Wed) 20時頃
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うん、良いわね。
[曲をと言った通り。 琴を弾いていく。
そして、それは一人で弾いているとは思えないような音色だった。 まるで一つの琴に複数の奏者が居る様な。
まあ、彼女の正体を考えたらどうやっているのかはおのずと分かるであろうと。]
(28) 2017/04/26(Wed) 20時半頃
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ああっ!?櫻子さま、それはさすがに勿体な…!
[言い切る前に>>12櫻子が起こした酒の土砂降りに濡れ鼠ならぬ濡れ狸]
……いやはや酒の滝とは贅沢なり…
[滝行から出てきた鞠尾は全身で酒を浴びて夢見心地にうっとり。最初の貧乏性な台詞はどこへやら。普段あり得ないだろう酒の使い方をしている酒柱を見上げ全肯定を示していた。]
(29) 2017/04/26(Wed) 21時頃
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言われてみれば、ふだんはもう少し大人しいというか、隠山の主として頼もしい采配を振るう藤の旦那を見てきたせいでそこまで気にしていなかったすけど……
[個性の強い皆さんに釣られて、藤之助の愉快犯ぶりが天井知らずになっている気がしなくもない。むしろこれが白路たちにとっての普段の藤之助の姿なのかもしれない]
…気を付けておきますね。
[>>*2>>*3白路の杞憂では終わらないかもしれない、とこくりと神妙に頷いた]
(*5) 2017/04/26(Wed) 21時頃
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ご、ご愁傷さまです白路さん…。
[あわれ無茶ぶりの生贄にえらばれてしまった白路さんに合唱。たいへん申し訳ないが助けることはできそうもない。
表では気丈にしているが、>>*4憐れそうな子狐の泣き声が聞こえた気がして胸が痛い。]
(*6) 2017/04/26(Wed) 21時半頃
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うん……せいぜい、頑張る事にするよ……。
[>>*6結婚の条件やらは、自らも降りかかりかねない話だし。 夜の話題も、そこもうちょっと詳しくなどと、言いかけていた矢先の災難に。
聞こえた気のする声援に、きゅーん、と。情けない声で、応える。]
(*7) 2017/04/26(Wed) 21時半頃
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……お互い、酒には飲まれない性質らしいし。 何か起こりそうなら、殴ってでも止めようか。
……今もう、藤之を殴りたいけど……。
[ふるふる。諦めたように、首を振る。]
(*8) 2017/04/26(Wed) 21時半頃
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そうかそうか、良いだろう良いだろう。
[一瞬、制止の声>>29が聞こえたような気がしたが。 続いたの全肯定なので、特に気にせずうんうん、と頷いて。]
折角の宴席だからな。 けちけちしては藤之にも悪い。
ほーれ、もう一杯。食らってみ。
[豆狸へと酒を満たした柄杓を向ければ。 小さな酒柱――酔いのせいか少々勢いのつき過ぎたそれが彼を襲う。]
(30) 2017/04/26(Wed) 21時半頃
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ふふふふ、なんだかわたしも動きたくなってしまうな。
[重なり合うかのような琴の音に美しい犬の囀り。 鬼の頭領の姿をした狐の舞い。
着物の裾から除く太い蛇尾の先が、それらの拍子を合わせるように地を叩く。]
(31) 2017/04/26(Wed) 22時頃
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[内心はらはらと見守っていた狐と鬼の読みあいに、決着がつき、今は藤之助の姿に化けた白路が舞台で舞を舞っている。]
いやあ、たいした方々ですなあ。 まるで桃源郷のようですわ。
[>>21>>28共に聴こえる美しい音色は達人がどれだけ集まっても真似できない天上の音楽にも匹敵するだろう。
どれ、綺麗どころにまじらせてもらおうかと、空の酒瓶を鼓に変化させて、ぽんぽこ、ぽんぽこと曲に合わせてにぎやかに叩く]
(32) 2017/04/26(Wed) 22時頃
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双子 朝顔は、メモを貼った。
2017/04/26(Wed) 22時頃
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そうね、今日は楽しいわ。
[そう言うと、琴を弾きながら。 いつの間にか周囲には酒瓶の山が出来ていた。
こう言う時に自分の身体は便利だなあと思いつつ。 その光景を素面で見ていた小鬼達には驚きかもしれない。 弾きながら飲んでたりするのだし。]
(33) 2017/04/26(Wed) 23時半頃
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よしきたいただきますっ
あーーーーーー…あたたっ!?
[>>30もう一杯、との声に満面の笑み。 [大口を開けて酒が飛び込んでくるのを待てば、顔面へと酒柱を打ち付けられて驚いて声を上げる]
櫻子さま、やっぱり酒は普通に飲みましょうか…。
[この酒の霧雨降る光景は素晴らしいが、さすがに酒鉄砲は味わう暇がないので。顔をぬぐいながら提案するが、聞き入れてくれる状態かはわからない]
(34) 2017/04/27(Thu) 00時頃
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