99 あやかしものと夏の空
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――少し前・宿泊所――
ご飯、美味しかったー。 そうそう、ご飯の後にはこれ言わなくっちゃね。
ごちそーさまでした!
[何故だろう、自信なさげなクラリッサの挨拶>>337。 その挨拶にならって、ぱんっと手を合わせて、「ごちそうさまでした」をする。]
(354) 2012/08/12(Sun) 18時半頃
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――雑貨屋――
[食事の後。 宿泊所の横から自家用の自転車を引き出し、それに乗って雑貨屋へと赴いた。 主に赤い瞳の少女(カリュクス)の為、カキ氷シロップを買うのが目的である。
雑貨屋の村内での位置を久方ぶりに記憶から呼び出し、その記憶を参照して道を選ぶと無事に店に到着した。
そうして雑貨屋へ入ったなら――]
(355) 2012/08/12(Sun) 18時半頃
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えーっと、メロンと苺とー、 ブルーハワイ……まで買える金銭的余裕はないか。
[お財布の中身と向きあい、相談相談。
いかにも着色料使用といった色合いの派手な緑と赤―― メロンシロップと苺シロップを買うことにした。
シロップのラベルはいささか古びているように窺えた。]
[レティーシャの姿がそこになければ、 「おかねをおいてごじゆうに」の張り紙の内容に従い、シロップ二本の代金を置いて。]
(356) 2012/08/12(Sun) 18時半頃
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―――あーっ、 わ、花火もある!!
[雑貨屋の中の一角に、花火のコーナーをみつける。]
………これも、買っちゃおうかな。
[線香花火の入った袋を買いあげた。 それの分の代金も追加して置いておく。]
(357) 2012/08/12(Sun) 19時頃
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――回想・10年前――
[オスカーが居なくなった、あの日。 忘れもしないあの夏の日以来、景子もラルフも変わってしまった。 彼らのどこがどう変わったかなんて、その頃――11歳のたまこには明確に言葉にできなかった けれど、子供心にもそう感じられたのだ。
10年前の夏の終わり近くのこと。 やはりこの雑貨屋でおこずかいをはたいて、線香花火を買って、 夜、景子とラルフをこっそり呼び出した。
ねえ、花火しよう!
そう誘いかけて、精一杯二人に笑いかけた。 くしゃっと歪んだみっともない笑顔になっていた。
もうオスカーは帰ってこない 自分の中でも、その事実を消化しきれていなかったけれど、
少しでもいい、ほんの少しでもいいから、たいせつな幼馴染二人の心に火を灯したくて―――。]
(358) 2012/08/12(Sun) 19時頃
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――現在・村道――
[赤いママチャリの籠の中には、カキ氷シロップと線香花火。 シロップの瓶がぶつかりあって、かちゃかちゃと賑やかな音が不規則に起こる。
ママチャリを走らせるそんな帰路で、 前方に、ラルフと景子の姿を見出して。]
おおぉおお、ラルフさんー、景子ー!
[声をかける。 じりりりーん! ついでに自転車のベルを鳴らす。
急ブレーキをかけ、二人の近くで停止した。 止まり方は、いささか危なっかしい。]
(360) 2012/08/12(Sun) 19時半頃
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うあ。ラルフさん。 それ、重そー。 幾らか、自転車にのっけてもってこうか?
宿泊所へ運ぶんでしょ?
[ラルフの持つ袋を指すと、 よければそのうちの幾らかを引きうけようという意で ラルフへ手を差し出してみた。]
(361) 2012/08/12(Sun) 19時半頃
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あ、あとさ。後で花火しない? これこれ、買ってきたの! [籠の中の線香花火をさす。 今は三人だけではなく、リサやレティーシャらの子供たちをはじめ、他の人々も…オスカーという少年も居る。
自分たちの他にも花火を楽しみたい者が在れば、もれなく楽しめるように、と 買ってきた花火の量は、宿泊所の人数を考慮して相応のものとなっている。**]
(362) 2012/08/12(Sun) 19時半頃
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団子屋 たまこは、メモを貼った。
2012/08/12(Sun) 20時頃
たまこは、宿泊所へ戻ったら、ラウンジへ花火を置いておくだろう。**
2012/08/12(Sun) 20時頃
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―少し前・朝食にて―
[この人なりに己の力に対しての主義を持っているのだろう。 見世物じゃない>>324と聞けば、相手の内面までは知れず、そのように解釈した。]
見世物じゃない、…か。 そっか。うん。
[己の、力をみせてとせがんだ軽薄さを反省したのか ちょっとだけ、しゅーんとなったのだった。]
(420) 2012/08/12(Sun) 23時頃
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―少し前・朝食にて―
ふうん、シメオン、ね。 よろしくね。
あたし、団野たまこっていうの。 実家の稼業は、団子屋。
[シメオンの名乗り>>364に、こちらも軽く自己紹介を返す。
しかしリサといい、このシメオンといい、ごちそうさまの挨拶のぎこちなさが不思議だった。 二人とも育ちは悪くなさそうで、挨拶の習慣も身についていそうなもの。 今時の子ってこんな感じなのかしら。なんて見当違いの方向に思考が走ったりした。]
(423) 2012/08/12(Sun) 23時頃
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――少し前・村道――
あっはは。ごめんごめん!!
[危険な運転っぷりへの指摘を受け、笑って誤魔化す。 これまでも色々な人から注意され、こうした誤魔化しももう何度目かわからない。 それでも一考に運転ぶりは改まらないわけで、つまりは懲りていないわけで。]
[続いて想像の埒外の、ぼそぼそとした喋りが聞こえて――]
(431) 2012/08/12(Sun) 23時頃
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――少し前・村道―― ―――。 …う、うん、気をつける。
[それに瞬時、きょとーん としてから、 神妙になったり焦ったりとくるくると忙しく顔色を変えながらも、こくこくと頷いた。
意識がサイダーへ向いた後には、差し出された分を受け取り。 して、自転車の籠の中へ抛り込んで。]
えええええ。 これ、ぜんぶ自分で飲むんだ。
[僕が全部飲むというラルフの言>>372を、馬鹿正直に信じ込んだのだった。 うそうそ、と言う声を耳にするまで。で――。]
(434) 2012/08/12(Sun) 23時頃
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――少し前・村道――
[ありがとう>>400 その礼と共にほんの少し微笑ったらしき顔
あ、わらった?
思えども声には出さず、目を細めて眩しそうに彼の顔を見た。
わずかばかりお腹のなかが暖かくなった心地で、 幼馴染たちと宿泊所へと戻った。]
(436) 2012/08/12(Sun) 23時半頃
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/* 花火は 一反木綿さんと猫又さんには申し訳ないんだ と思いながらも登場させてしまった。
(-112) 2012/08/12(Sun) 23時半頃
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――宿泊所――
[線香花火を囲む面々には、 雑貨らで自分が買ってきたことを告げて、 「ご自由にお持ち下さい」 紙にしたため、線香花火の袋へ貼り付ける。ぺたり。]
んっ、 カキ氷シロップも買ってきたよ。
[ラルフの言を肯定してそう言うと、キッチンへ、 シロップをしまいに向かった。
その前にしっかり、サイダーは一本いただいている。]
(457) 2012/08/12(Sun) 23時半頃
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――宿泊所・廊下――
[用向きを済ませれば、 漂い来る香ばしい香りが鼻孔を擽る。
この様子から推すに、誰かが夕食――香りからすると、恐らく焼き魚だろう――を用意してくれているっぽい… なんて他人任せで、夕食作りを手伝う発想には未だ至らない。
女子力(を数値にすれば)1のたまこは、のんびりサイダーを飲んでいたのだった。]
(462) 2012/08/13(Mon) 00時頃
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