194 花籠遊里
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/* 二人とも本当に色っぽくて、良いわぁ。 お二人とも多角は苦手そうだけれど、 お相手お願いしてよかったー(ほくほく)
(-50) 2014/09/15(Mon) 19時半頃
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[指で内側の柔を掻き、折り曲げる度に内から圧掛けた。 指先は妖しく翻り、きゅ、と熟れゆく肉を詰る。>>120 武骨な指先は僅かでも動かすだけで、節が縁肉に掛かり、 拡張を強いて、内側も入り口も、己の指の形に撓ませた。
悦の予兆を見せる肉体は、白衣より覗く肌に色を撒き、 言葉で弄るほどに変色を辿る花を愛で。 チラ、と視線を彼の前へと下げると、 背後への刺激のみを齎された、彼の雄の角度を計る。]
―――仕方ねぇ、藤よ。 今日ばっかりは拙さに免じてやろうが、躾は必要よな。
[性質の悪い甘さを覗かせ、笑気を噛み。 五指は朧の頭皮へと伸びた。]
(131) 2014/09/15(Mon) 21時半頃
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[朋のために見せる献身か、熱のために焦がれる欲のためか。
口腔を巧みに使い己の熱情を育てる朧の髪を無造作に掴み、 柔く生暖かい肉を蹂躙すべく、自らも腰を繰り出し始めた。>>126
彼の奉仕の律動に合わせ、顔を引き寄せ、 派手な淫音奏でさせれば、懸命な慰みに滲ませる恍惚の色。
亀頭が彼の舌腹を摩擦する度、肥えてゆく熱源を教え。 低く喉を絞ると、小さな呻き声を漏らして、頂の予感に突き動かされるまま、彼の口内より猛る怒張と化した陽物を引きずり出した。
彼の紅い唇を捲り上げ、引き抜く際も小刻みな脈の余韻を残し。 そうして、一度、藤之助に視線を引いてから――、
朧の端正な面差しへ、咽返るほど濃い白濁を浴びせようか。 避ける事は、髪を梳き上げた五指が許さず、放埓な毒が散る。
ねっとりとした重い精液に穢れる肌を、悪辣は小さく笑った。]
(133) 2014/09/15(Mon) 21時半頃
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[彼の目の前で精を浴びせる朋を見せ、 一等、羞恥と焦燥を感じるだろう瞬間に指を抜く。>>122 身体の中を占めていた異物が退けば、空隙が生まれるか。 彼の身体に飢餓を齎すような、物足りぬ洞が。]
ほうら、夜鷹の振りは終いだ。 ―――きな、藤之助。
[彼の髪から指先滑らせ、しな垂れる体躯を己の膝上に招く。 されども、彼の鏡面が対峙するのは己ではなく、 白濁に塗れし、朋の前であった。
浮かせた彼の腰の背後より、熱の引かない屹立を双丘の合間にすり合わせ、いやらしい笑い声が続く。]
脚を開け、しっかり見せてやんな。 ―――…大事な雛に、身を挺する様をよ。
[声に合わせ、彼の腰を引き寄せれば、怒張で一息に彼を穿つ。 散々香油で濡らした秘所を押し広げ、結合部を朧に見せ付けるように。]
(137) 2014/09/15(Mon) 21時半頃
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/* 助けて下さい!文章力と色気が息してないんです! (頭を抱えながら泣く)
(-56) 2014/09/15(Mon) 22時頃
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[花の媚態は己の鳩尾を灼く。>>140 特に今宵の二輪は圧倒的ですらあった。 互いに花としての矜持を持ちながら、友垣の情を捨てられない。 彼らの繋いだ親交から滴る蜜の甘美たるや、喉が爛れるほどである。
指を引き抜いただけで崩れそうになる身体に愉悦が盛り、 己の乾いた唇を舐めて濡らした。次から次へと飢えていく。 嫌がる素振りの彼を慰めるように首裏に口付け、弛緩を誘い、 圧力に開いていく結合部を見せるよう、藤之助の膝を抱えた。
開脚を強いて、窄まりの襞を熱塊が伸ばし。 先ほどまで朧が育てていた剛直が藤之助を犯す。
倒錯の香が一層強く変わった。]
(146) 2014/09/15(Mon) 22時半頃
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[物慣れたはずの粘膜は、異常な初体験に怯えているのか、 未熟に砲身を引き締め、圧迫を伴い絡みつく。>>141 されど、悪辣な男にとっては余興の一つでしかなく、 未通を玩ぶように満悦が口元を彩った。]
おうおう、こんなに拓いちまって可哀想になぁ。
――…舐めてやれや、朧よ。 ちとは藤の字も素直になんだろうよ。
[旋回を伴わせつつ、突き上げ始める腰。 必死に縋り付いてくる身体の外と中を嘲笑い、 肌と肌のぶつかる音を聞かせて、牢に響かせる。
指先で結合部の捲くれた縁肉をク、と圧して弄り、 顔に白いものを受け止めた朧へと犬の真似事を強制。>>144]
(147) 2014/09/15(Mon) 22時半頃
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[ぐらりと揺れ始めた鏡面と精巧。 戯れに挫いて長い一夜を遊ぶ蝶は隠蔽を許さない。 彼らに与えるは屈辱であり、蹂躙である。 心も身体も苛んで、己の白濁を自ら口に運ぶ朧に嗤う。]
不満が顔に出てるぜ、朧。 ………お前さんも疼くかね。
[態と彼の眼差しを曲解して受け取り、藤之助の裾を開いた。 朧の眼前には、男に貫かれた朋の秘所から、 兆す性器まで全てを視界に納まり。
――――それでも男に縋る藤花を知らしめて。>>145]
我慢できないなら、独り遊びを許してやるよ。 しっかり解しておかねぇと痛い目見るのはお前さんだぜ。
[友の痴態を弄れと言う、犯されるために身を整えろと言う。 朧の複雑な感情は、男の舌上に大層な美味を拡げていた。]
(148) 2014/09/15(Mon) 22時半頃
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[花の滴らせる蜜は、蝶の主食。 彼らの水面下に隠す真の蜜を啜って喉を潤す男。>>149
常に平静を装う彼の瞳も揺れれば、己の歯列裏を舌で舐めた。 貪欲は底を知らず、覗かせた舌に掬われる混ざり合う体液。 香油と先の白濁が交じり合う雫に口付ける彼に瞳を細めた。]
―――…悦い、顔だ。 幾らお前さん方が懇意でも、藤で慰めた事なんてねぇだろ?
どんな気分だ、言ってみろ。朧。
[顎をしゃくって促す発露。 彼が黙秘を選んでも、罰を与える事は無いが、 ―――代わりに藤之助の首裏に甘く噛み付く躾に摩り替える。
蠕動を払い、ゴリ、と内壁を摩擦する音で抉り。 脊髄を駆け上がっていく愉悦は、純度の高い享楽を示す。]
(156) 2014/09/15(Mon) 23時半頃
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[体温が上がるほどに、香は拡がりを見せ、 ひくひくと痙攣する蕾に充足の呼気を巡らせて吐いた。>>154 全て飲み込ませてしまえば、腹筋を内側から押し上げるほどの質量と変わり。]
―――…もっと、声を上げて朧を煽ってやんな。 聞かせてやれよ、お前の可愛い雛共に。
お前さんが、どれだけ、淫売かってな。
[更なる嬌声を欲し、彼の声は牢に反響。 狼狽し、鏡面を見失い、泣いて許しを乞う姿を貪って。 ギ、と木製の牀台を軋ませ、その音すら彼を責め立てる。
徐に彼の胸へと腕を伸ばせば、肌蹴ける合わせより、 大きな掌を差し込んで、乳嘴を摘み上げようか。>>155 彼が受け止める限界を迎えると知りつつも、与える愉悦は際限を知らず、胸を飾る茱萸を引き遊ぶ。
齧りついた首筋を、ねとり、ねとりと舐める舌。 宛ら、花に取り付き蜜を啜る、蝶の捕食であった。]
(159) 2014/09/15(Mon) 23時半頃
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/* トレイルさん、漢字開く場所綺麗だなぁ。 平仮名って本当に色っぽくて良いですなぁ。
(-62) 2014/09/16(Tue) 00時頃
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[煙るような靄の向こうで明りをほろりと零していた月。>>164 それが今や、隔たりは徐々に晴れて、淫蕩と情欲に濡れていく。
それでも、笑みを形作る彼には、咎めるように片目を眇めた。 彼の虚ろな瞳の奥底を覗き込もうとする性悪な眼差しを尖らせ。]
――…へぇ。 聞いたかい、藤の字よ。
朧はお前さんにも欲情するらしいぜ。
[彼らを苛むほどに心地が良い。 朧が自らを慰める窄まりに視線を降ろし、 指が彷徨う度に身体を拓こうとする様に眼圧を掛け視姦。
挙句、彼の吐息が己を咥え込む菊門を掠めるたび、 微震が伝わり、結果的に蝶を悦ばせた。]
(171) 2014/09/16(Tue) 00時半頃
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[鏡面に走る細かい罅。彼の軋む音は法悦の調べ。>>165 砕く意思は悪意等という易いものではなく、純然たる我欲だった。 結合部に掛かる吐息に合わせ、左胸を弄れば、やがて芯を持ち 女子のようだと詰って弾き、疼痛齎して苛めて見せた。
唯一度も触れぬ前に、それでも込み上げるのは射精感か。 何度も往復し酷使させた前立腺。 既に彼は、雄を持成す身体として蕩けている。 先走りは腹の中でひっきりなしに水音を重ね、溜まり。
不意に、甘く、欲深く、腹の底へと種を強請る収縮に襲われ、 迫る頂に逆らわず、骨がぶつかるほど深くまで腰を叩き付けた。]
――――ッ、
[彼の中に放つは夥しい白濁。>>166 熟んだ媚肉を灼いて飛沫が散り、腹を波立たせ、至らせる悦。]
(174) 2014/09/16(Tue) 00時半頃
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[藤を朧で苛み、浸食する感覚は脳を爛れさせる。
余韻に浸りながらも、射精の合間も腰を揺すり、 彼の中に残滓も残さず注ぎ込んでいく。
達すると同時に、彼の深淵からも押し上げさせるのは小さな死。 当然、彼が芳醇とした熱欲を絶頂に弾けさせれば、朧は二度目の精を浴びる。
藤色を、真っ白に埋め尽くして。 彼の大切なものを、淫欲で汚させて。]
(175) 2014/09/16(Tue) 00時半頃
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……堪らねぇな、
[僅かに浮いた汗を払って首を振り、橙色が乾いた音を立てる。 ぐちりと体内に零した精を潰す緩い律動を数度繰り返してから、荒々しく扱った花より、白濁に塗れた凶器を引き抜いた。
栓を失った窄まりからは、粘性の濁りがどろりと零れて、彼の秘所を新たに濡らすだろう。 穢されて、犯されたのだと、その身に教えるように。
そのまま藤之助を寝台に転がし、次に腕を伸ばすのは朧の君。 半ば無理矢理、寝台に引き上げて、口唇を塞ぐ接吻を捺そうか。
精に穢されていようとも構わず、 その傲慢な口付けを、打ち捨てた藤之助へと見せ付けた。
―――そこで、余所の檻より微かに聞こえた嬌声に、 一度視線を上げたが、一瞬の瞬きで逡巡も挟まず断ち切り。
ニィ、と笑って、リップノイズを二輪に聞かせた。**]
(179) 2014/09/16(Tue) 01時頃
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―――坊やの悪趣味に比べちゃ、俺なんぞ可愛いもんよな。
[喉を震わせた独り言を聞くものは居ない。 ただ、と思案巡らせ、瞳を微かに揺らした。]
あれもつくづく、面白い坊やだ。
[溜息のような感嘆は、男にしては珍しい他者への興味。 花籠の外に向ける視線は、久しく。
過ぎった感覚を自覚すれば、 笑気一つ零して、夜に再び身を浸した。**]
(=14) 2014/09/16(Tue) 01時頃
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[薄い雲の向こうに、輪郭を暈して浮かぶな朧月。 彼の髪が舞い遊ぶ度に、長い髪が細い雨のように見えた。 夜を明かさぬように零れる花の香り、 享楽は男に明るい世界を忘れさせてくれた。
熱と欲で満たされて、それ以外は何もいらない。
白濁に穢れる彼に唇を浅く啄ばみ、腕に抱く。>>180 彼が友に伸ばした腕は、虚空を切り、優しさに届かない。 友情を踏み躙るほど、胸は満たされて、飢餓が癒える。
悪趣味なのは百も承知、己の気質など千も把握。 牀台に放った藤の花房へ、気を向ける朧の呼気を呑み、 その口付けから拡がる甘さに脳髄が灼けた。
―――花から漸く、人の香りがする。]
(228) 2014/09/16(Tue) 21時半頃
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[己の子種を受け止めた藤は、未だ余韻に苛まれるだろうか。 新鮮な精が彼の奥で収縮に捏ねられ、内壁をじわと蝕んだ。 占有していた重量が抜けても、残香は内に留まった侭。>>188
褥の中で熱に苛まれ、揺れる花は艶然と欲を誘う。 美麗な二輪を揃えただけあり、双眸に深く悦を与え続ける。 刹那的な饗宴は、一時の熱を一層焦げ付くものへと変えた。]
―――…そんなに気になるかね?
[藤の瞳を認め、唇は円弧に撓んで歪み。 気怠げな笑みを浮かべて藤之助へ問いかけた。>>191 何処か霞がかった彼の視界に、接吻の様を映し、 不図、更なる悪趣味を企て、朧の身体を引き倒した。
――――丁度、藤之助に覆い被せる形で。]
(229) 2014/09/16(Tue) 21時半頃
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[どさりと人形の様に扱う彼らを慮る心は非ず。 ただ、彼らが鈍く放つ心底の輝きに双眸を眇め。]
こちらの方が、良く顔が見えようや。 ―――眼を逸らすなよ、藤の字。
……お前さん方は皆、直ぐに眼を逸らしやがるなぁ。
[朧の背に掌を滑らせ、腰を持ち上げさせると強いる開脚。 朧に取らせるは藤之助を跨がせ、獣のように強請らせる体位。
彼らの眼前に友情を置いて、欲情で燻す算段。 藤も朧も、更に輝かせるように。
砕けた鏡、壊れた精巧の面差し。
自身を蝶と偽る悪辣な夜蛾は、 男は乾いた心を慰める様に、熱ごと息を吐き出した。]
(230) 2014/09/16(Tue) 22時頃
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[彼らに溺れる蝶など、何頭も居る。 高嶺の花に酔い痴れる伸びる手は数多。
されど、今宵、彼らを支配するのは、 溺れる分だけ彼らを抉り、砕いて、快楽を得る悪辣。>>234
触れ合う二人の肌に熱を孕ませ、育てながら、 差し向けた朧の双丘に添える自身の剛直。 朧の高く結んだ髪を掴んで、まるで手綱のように引く一時。
朧の顎を伝う白濁が、藤之助の頬にもポタリと落ちるか。 散った鏡の欠片を掻き集めさせることも許さず。]
悦いねぇ、――…悦い返事だ。 俺の命令だから、か。
[機嫌良さ気に、膝立ちの腰を揺らめかせると、 朧の窪みに先端の段差が引っ掛かり、縁襞を舐めて掻いた。]
―――…甘ぇ、蜜よな。
(240) 2014/09/16(Tue) 22時半頃
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[彼らは籠の花、今は己の花。 散らすも愛でるも、一夜主人の匙加減一つ。
どれだけ夜を深めても、彼らの目の前には、朋が居る。 夜と切り離されたはずの、昼の世界も見えるだろうか。>>235]
それもそうさな。 ――では、藤の字よ。お前さんが教えてくんな。
朧は今、どんな顔をしているかね。 ―――…お前の朋は、どんな顔で啼いてくれるかね。
[態とらしく、思い至ったように嘯く唇。 ねとりと低音が朧の背に落ち、体液に塗れた怒張の先端が、 朧に自慰を強いて綻ばせた菊座を捉えた。]
………さぁ、教えてくれよ。
[朧の後ろ髪を強く引いて、痩躯を一息に穿つ。 狭隘な肉の狭間を押し進み、朋を犯した熱杭が、空に滲んで浮かぶ月さえ、辱め堕とす。]
(241) 2014/09/16(Tue) 23時頃
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[逞しい熱は、斜に勢いづけて打ち込む角度。 最初から性器裏から始まる隆起に狙い定めて抉り。
己の熱は、万進するほどに欲情を呼び、硬度を取り戻す。 陰茎に浮き上がる血管すら、朧の体内へ細かい脈を走らせて。
グ、と腰が朧の臀部にぶつかるまで、身を軋ませた。 休息を与えず、満たす身体と、己の征服欲。]
―――ハ…ッ、
[朧月の向こうから惑う藤色を見下ろし、獣の瞳が声を促した]
(242) 2014/09/16(Tue) 23時頃
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[朧の形整う肩に走る痙攣は、己の下肢に熱い欲を誘った。 媚を知るからこそ、無意識の痴態は不意打ち如く邪を掻き立て。 己の深層から滲む身震いは彼に収める熱にまで伝う。>>245
満たされる悦びを知っている肉体は甘く、 玲瓏な普段の面差しを忘れさせるほど内壁が妖しく絡みつく。 充足の呼気は途切れて熱を孕み、彼の臀部に手を掛け尻朶を左右に開いた。
そのまま。隙間無く己の形を覚えさせる狭隘を 拡張するように最初に与えるのは淡い旋回。 奥ばかりに円を描き、淫液を塗りこめ。彼の腰も追従させる躾。
ぐず、ぐちゅ、と水飴のように蕩けた音が三者の合間で立ち。 朧の身体で奏でる旋律は、砕鏡を細かく粉に変えさせる。]
(249) 2014/09/16(Tue) 23時半頃
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流石に年季が違うねぇ――…、 男に強いられて、こんなに感じるかい。朧よ。
[年下の藤之助の前で、揶揄めいた賞賛を投げ、 素直に喘ぐ花に褒美の一打を深く与えた。
腰を引けば、懐いてくる媚肉を歪め、衝撃で均す。 その度に生々しい音が溢れ、牢に反響する性交の楽。
腹の内側を暴れる熱源は、従順な身体に最終的な成長を遂げ、 脈の一筋すら粘膜に刻み、体内に己の鼓動を覚えさせる。]
(250) 2014/09/16(Tue) 23時半頃
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[彼の上で睦む蝶と花。 蜜吸いに喩えるには苛烈で、その様は捕食に似ていた。 朧の躯を串刺す度に、藤之助の瞳には色の浮き立つ友が映る。
近すぎる息遣い、近すぎる体温、近すぎる嬌声。 そのどれもが―――、彼を犯すようにも錯覚させるだろうか。
悪趣味な配置は計算されたもの。>>247 平静を装い、搾られた評価の声は、嬌声以上の糖度を伴った。 己の唇を舌で詰りながら拭い、強い眼差しが彼を覗く。]
(251) 2014/09/17(Wed) 00時頃
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―――…花に月、とは、艶雅なことよ。 だがな、藤の字よ。
[唐突に朧の顎に手を掛ければ、彼の眼差しと向き合わせ。 腰を放縦に繰り出すたび、勃起した朧の慾が彼の腹を掠め。]
視たままを告げて良いんだぜ。 ―――…なんて……、淫乱な朋だってな。
[明けを知らない夜の底。>>248 また、鏡の欠片がぶつかる音を聞いた気がした。]
(252) 2014/09/17(Wed) 00時頃
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/* 妖怪、イチギョウハイラナイが猛威を揮っておる。 しかし、お二人とも可愛いなぁ。
(-94) 2014/09/17(Wed) 00時頃
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/* なんか皆初々しくて本当にかわいい。 花ちゃんも蝶ちゃんも本当にかわいい。
(-97) 2014/09/17(Wed) 00時半頃
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[光も閉ざしてしまう朔の闇へ。>>255 輝きは漆黒の中でこそ、最も価値を上げる。
朋の声で辱められる彼の貪婪に波を立てれば、また高く啼いた。 恥辱に塗れながら、彼は抗えぬ花月。 彼は花たる故に、咲き誇る以外を知らない。
淫蕩に融けた彼の顔は、藤之助の瞳に映して垣間見。 熱情の赴くままに、欲しい侭に貪ってゆく。 太い剛直が抽挿を繰り返し、奥に淫液を垂らしこんで、 熱烈に絞る肉の抱擁に喉を微かに上下させた。]
見せてやれよ、朧。 ―――…本当のお前さんを。
[彼を背中から緩く抱くと、ぴったりと背に逞しい胸が乗り。 朧藤の眼差しを繋げ、月も花房も夜に堕ちてしまう様を見る。]
(264) 2014/09/17(Wed) 01時頃
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[一時の熱は、己を慰めてくれる。 己の不足に慈雨を降らせ、渇きを癒してくれる。]
―――――……っ、
[長い悦は腰に蟠り、彼らの眼差しがぶつかる瞬間、 奔流の飛沫を朧の内側に爆ぜさせた。
重なる美しい二輪の花、うっそりと瞳を細め。 一度に収まらぬ逐情は、二度、三度と朧の腹を内より叩き。]
(265) 2014/09/17(Wed) 01時頃
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