158 雪の夜に
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[人狼は人間ではなく獣だと、ヤニクは言う。 その言葉に違和感を感じるように眉を寄せる。 だって、ハナは言葉だって通じるし見た目だって。 あの爪と牙がなければ人の子供だったから。]
……体が弱くなっても。 死ぬよりは…マシじゃないか。
…死んだら、全部終わっちまう。
[ただの名もない石になる。 女の母親がそうなったように。
少女は、あの少女はどうだったのだろう。 あの自覚のない人狼はどうして人を襲ったのか。]
(66) 2013/12/29(Sun) 01時半頃
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[身を乗り出す気配がして、はっと顔をあげた。 女の瞳に、暖炉の灯に照らされた青鉄が映る。]
……試して…、駄目…だったのか……?
(67) 2013/12/29(Sun) 01時半頃
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――…、
[ヤニクの言葉に女は黙りこくった。 あの牙を見ても、爪を見ても、 女から見てハナは人の姿をした子供だった。 人の姿をした獣とは見られなかった。 人なのだから理性で制御できる筈だ、と、 その考えが頭から抜けきらない。]
(71) 2013/12/29(Sun) 02時頃
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[女がハナに肩入れする理由はなんだろう。 まだ小さい子供だから。そうだ。]
…違う。
[思ったことと違う言葉が口を突いて出た。 青鉄の瞳を見ていられなくなって、視線が落ちる。]
あの子が…、
…あの子が、 人殺し…だったから。
[ああ、と、小さく呻くような声が零れた。 両手で、顔を覆う。 どうしてこんなにも少女を助けたいと思ったのか。 違う、少女を助けたいわけではなかったのだ。]
…あたしは…、…最低だ。
(72) 2013/12/29(Sun) 02時頃
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[問いかけに、女は覆う手の隙間から旅人を見上げる。]
―――…、
[答えてはいけない。 素性を町の誰かに知られてしまえば、 船に乗っていられなくなるかもしれない。]
…名前も知らない…人殺しの女だ。
[罪を赦されずに、全てを奪われ処刑された石の姿。]
……あたしの…母親さ。
(77) 2013/12/29(Sun) 02時半頃
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…そりゃそうさ。 でも―――…
[きっと女は、証明をしたかったのだ。 死んだ母親が生きて赦される未来もあったのだと。 少女を助けることで、自分に納得させようとした。
旅人の言葉は謎掛けのようだ。 段々女の頭の中は混乱していく。
"もしも"の話だった筈なのに、 目の前の男が、本物の人狼に見える。]
―――…なんだい? 何かを明かしちまいたいって顔してるよ、
(83) 2013/12/29(Sun) 03時頃
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…もう、今更隠すことでも…ないんじゃないかい? なあ、ヤニク…。
[覆っていた手を外して。 暖炉の灯で艶の乗った旅人の瞳を見つめた。]
(84) 2013/12/29(Sun) 03時頃
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[謎掛けのようだった旅人の言葉が解かれていく。 ああ、やっぱり。 謎が解けて靄の晴れていく頭の中でそう思う。 悲鳴は零れない。 首に手を伸ばされても、不思議とこわくはなかった。 ただ、動くことができなかっただけかもしれない。
目の前の男は同じ姿のように見えるのに、 人間ではない―――…人狼だった。]
(89) 2013/12/29(Sun) 03時半頃
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―――…そうか。
[これが―――…辿りついた、答え。 そのまま爪で裂かれるのだろうか、 女は、ヤニクを見上げて、眉を下げて笑った。**]
……なあ、
(90) 2013/12/29(Sun) 03時半頃
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……これを最後に、もう船乗りは襲わないでくれ。
(91) 2013/12/29(Sun) 03時半頃
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[目の前の人狼に、襲わないでくれ などと 言えるはずがなかった。
だって、
女は、
あの小さな人狼の少女を、自警団に差出したのだ。]
(-46) 2013/12/29(Sun) 03時半頃
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―――…報いってやつかね…。
(-47) 2013/12/29(Sun) 04時頃
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