22 共犯者
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―午後・礼拝堂>>169― そう……ブルーノ司祭が。
[ 眉根を少しだけ寄せて呟く。]
ブルーノ司祭は、何かに気付いておられたんだね……祭が始まる前から。
(172) 2010/08/07(Sat) 13時頃
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―礼拝堂>>176― アブラハムとヨブ? ……ああ。 そうですね。普通の人には、大事な人を神に捧げることも、全てを失ってなお敬神の心を保ち続けることも難しいでしょうね……。 私にも、できません。
この村のご先祖様がそうしてきたなら、きっとそれには深い理由があるのだと思います。 きっと喪う苦しみを味わうことよりも、大事な何かが。
(178) 2010/08/07(Sat) 14時半頃
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>>178 それは神様を敬っているからではなく、もっと……。 悲しいけれど、とても現実的な理由なのだと思います。
[ 彼は本当に少し悲しそうな顔をした。]
こんなことをトニーに教えたら、ブルーノ司祭に怒られるかも知れませんが……。
昔の人は神様をとても恐れていたのですよ。 神様は本当は、凄く恐ろしい方なのです。 神様は御恵みをお与えになると同時に、何もかもを奪っていくことの出来る方ですから。 神様を敬わなければ生きてゆけないから、皆神様を懸命に拝んだのです……。
(179) 2010/08/07(Sat) 14時半頃
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―礼拝堂>>180― それはどうでしょう? 怒っているのかも知れませんが……
もしかしたら、神様は、ただ当たり前のように収穫を受け取っただけかも知れません。 実った麦の穂を刈り取り、育てた家畜を屠るように……。
[ そう語る青年の瞳は悲しみに満ちていた。]
(184) 2010/08/07(Sat) 15時頃
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―礼拝堂>>182― ――ああ。そうですね。折角だからいただきましょう。 ありがとうございます。
[ 悲しみの余韻は目の辺りにまだ残っていたけれど、青年は薄く微笑んでトニーに礼をした。 手近にある黒パンを取り、じゃが芋と魚のソテーを添えて食べ始める。]
(185) 2010/08/07(Sat) 15時頃
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>>*3 ――あれは、放っておけ。
[ 短く、一言。]
(*4) 2010/08/07(Sat) 15時頃
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――そう言えば、「宿題」は解けたか? 「ヘクター」。
[ 触れられたくない話題から話を逸らすように、彼は数日前の話(>>*3:40)を切り出した。]
(*5) 2010/08/07(Sat) 15時頃
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―真昼の森>>174― [ 口の端に浮かんだ笑みが苦いものに変わった。]
――あなたは本当に饒舌なんですね。 特に、心が他に何かを隠している時は。
(187) 2010/08/07(Sat) 15時半頃
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―真昼の森>>187―
でも、いいです。 あなたはここへ来た。 今は、それだけで充分です。
[ 倒木から立ち上がり、ゆっくりとイアンに近付いて行く。]
お礼に、ひとつ、教えてさしあげます。
[ 一歩進むごとに、切なげな微笑と真摯な眼差しが、 冷たい熱を帯びはじめ、]
(190) 2010/08/07(Sat) 15時半頃
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私は本当のことを話している時に一番嘘を吐いている。
[ 愉しげな揶揄の嗤いに変化し、]
――それを覚えていて。
[ 口唇が文節の最後を発した時には、]
(192) 2010/08/07(Sat) 15時半頃
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>>*6
不正解だ。「ヘクター」。
[ つれない回答が返ってくる。]
答えは、「同属もまた人間と大して変わりはなかった」だ。
(*7) 2010/08/07(Sat) 15時半頃
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村人たちの先祖がこの森に流れ着いたのは、丁度人間たちが次々に森を切り開き、我らを森に棲む魔物、或いはただの害獣として追い立てていった時期に当たる。 人間にとっては人の居ない土地は「誰の所有でもない土地」、勝手に自らのものと宣言してよい土地なのだ。
我らは、聖地を守って一族が死に絶えるまで戦い続けるか、森を捨て種族の誇りを捨てて生き延びるかを考えるところまで追い詰められていた。
そんな時に彼らの一族がここに迷い込んで来たのだ。 彼らは故郷から追放された罪人だった。どこの領地でも受け入れてもらえず、知られれば殺される定めになっていた。
(*8) 2010/08/07(Sat) 15時半頃
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―真昼の森>>192― [ 人ならざる「それ」として、イアンの前に立っていた。 「それ」は自分の体躯が彼に及ぼす影響を知り尽くしているかのように身体を摺り寄せる。 蠱惑を湛えて、月の金が煌めく。 寄せた顔、舌を閃かせ、淡紅の口唇を舐めた。*]
(194) 2010/08/07(Sat) 16時頃
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彼らを森に住まわせ、村を作る許可を与える。 その代償に、彼らは我らの儀式に生贄を提供する。 我らは彼らを外敵から保護し、彼らが生き延びられるよう手助けをする。 人は我らの領域たる森の深奥を禁忌の地とし、足を踏み入れない。
森を彼らの土地と思わせることで、人間たちの開発から聖地を守る。 それは、一石何鳥もの素晴らしい解決策のように思われたのだ。 実際、数百年間機能してきた。
――綻びは思わぬところにあったのだ。
(*10) 2010/08/07(Sat) 16時頃
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聖地を守るため、同属の大半は森を離れた。
ヒトはもう我らを神々の眷属とは認めていない。それを我らは、他の数多の土地で行われた蛮行によって、痛いほど思い知っていた。 捕食者と被食者が、支配者と隷属者として一つところに住めば、長い月日の間に必ず人間たちは我らを憎み、倒そうとするようになるだろう。
全ての同属が衝動を抑えておける筈も無いし、かと言って欲望のままに喰い散らかせばどうなるかは火を見るより明らかだ。 だから、少数の守り人を残し、同属たちは他の森や人間の住む村や町に移住していったのだ。 万が一にもこの聖地を喪わないために。
(*11) 2010/08/07(Sat) 16時頃
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数百年の刻(とき)を経て、ヒトが変わったように、我らもまた変わった。 我らの数は激減した。 その数少ない同胞は大陸中に散り散りとなり、中には海を渡っていった者もいる。 戦火はヒトも我らも関係なく、根こそぎ蹂躙していく。 同属同士の婚姻で生される仔は減り、生み出されるのはヒトの血を引いた者ばかり。 我らはもう、祭祀の周期ごとに儀式に送り出せる人数を確保できない。
そして、この村で信仰が惰性となり、敬神が単なる習慣に変わったのと同じように。 我らもまたヒトの間で暮らし続けるうちに、我らの神である森に対しての尊崇を喪っていったのだ。 彼らが口減らしのために、罪人や厄介者を生贄として送り込んでくるようになったのと同じく、我らが儀式に送り出す巡礼もまた、罪を犯した者や群れに居場所の無いはぐれ者に変わっていった。
――そう、我らとヒトに何も違いもない。
(*12) 2010/08/07(Sat) 16時頃
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[ 長い語りを終えて、最後にぽつりと呟いた言葉。 それは、慨嘆や悲哀ではなく、単なる事実を確認しているかのように落ち着いた、平淡なものだった。」
(*13) 2010/08/07(Sat) 16時頃
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>>*14
何とも戦っていない。
俺は、最後の祭祀を行うためにこの森に還って来た。 我らが聖地に、聖なる森の神々に、消えていった同胞たちに、捧げる最後の儀式を。
(*15) 2010/08/07(Sat) 16時半頃
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[ 彼は同胞を観察するが如く、じっと沈黙している。」
(*17) 2010/08/07(Sat) 16時半頃
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>>*16
窮鼠猫を噛む、と言う諺もある。 気をつけろ。
[ 少し間を置いて、」
オスカーは思ったよりも脆弱だった…… 見るべきものはもう見た。 お前が仕留めるなら譲る。
(*18) 2010/08/07(Sat) 16時半頃
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恐らく最も手ごわいのは、ミッシェルだ。 彼女は冷静だ。 彼女こそが、誰よりも「戦士」の称号に相応しい。
[ 賛辞を送りつつ、温度のない眼差しが彼女を追っている…]
(*19) 2010/08/07(Sat) 16時半頃
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―午後・礼拝堂>>203― [ トニーの淹れてくれた茶を啜りつつ]
その一番目の「村の他の誰か」ってニールさんは具体的に誰かを想定していたのでしょうか……。 もしかして、アルフレッド村長がミツカイサマに殺されたのでは、と考えていたのかも?
二つ目の契約の破棄、ですけど。 それは、元々の契約が何であるかの詳細が分からないと、ミツカイサマにお願いできない気はしますね……。 生前村長の奥さんが新聞記者さんとお話していたのを聞いていた限りでは、何か後世に伝わらないままの部分があるような感じでしたよ?
[ こきゅっと小首をかしげる。]
(206) 2010/08/07(Sat) 17時頃
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―真昼の森>>216― [ 口接けを求めるが如くに口唇を尖らせ、ふっとイアンに息を吹きかける。 触れていないのに体温が伝わる距離、僅かな動作でさえ空気がその振動を皮膚に伝える。 するりと手が滑り込み、換えたばかりのシャツのボタンをわざと見せ付けるようにゆっくりと外していった。]
何故抗う?
[ 「それ」は彼の内心の抵抗を見抜いたかのように嘲笑った。]
(222) 2010/08/07(Sat) 21時頃
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―午後・礼拝堂>>217―
いいえ、こちらこそ。ご馳走様でした。 とてもおいしかったです。 ブルーノ司祭によろしくお伝え下さい。
[ うっすらと目を細めて笑いかける。 と、トニーに問われ>>218、その微笑がふっと翳った。]
……そうですね。 もし……もし、あなたの好きな人が友達を殺め傷つけた人なら……
いえ。止めておきましょう。
[ ゆるゆると首を振り、自分で打ち消した。]
(223) 2010/08/07(Sat) 21時頃
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―自宅― [ 一度自宅に戻った彼は、5年近く生活していた自室の真ん中に立ってぐるりと見回した。 まるで長い旅に出るかのように整然と片付けられ、ここに誰かが住んでいたという生活感は消えていた。 階下に降り、いつも通りに工房を閉めたが鍵は掛けなかった。
そうして彼は曇天の夕暮れ、広場に向かって出発した。]
(231) 2010/08/07(Sat) 21時半頃
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―真昼の森>>225― [ 寛げられた襟の下、まだ塞がり切らぬ赤い傷痕に、何故抗うと問うた顔が迫る。]
……こんなに熱くなっているのに。
[ 尖った舌が固まった血を舐め取り、新たに滲み始めた鮮赤を啜った。 その間も、両手はイアンの身体の上を、その輪郭と肉の確かさを貪るように這う。]
(234) 2010/08/07(Sat) 21時半頃
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―夜・広場― [ 彼が姿を現したのは、かなり時間が立ってからだったに違いない。 既にそこには、ミッシェルやテッドが来ていた。 こんばんは、と短い挨拶だけして、森に目を向けた。]
(235) 2010/08/07(Sat) 21時半頃
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>>*16>>*17 [ 随分と経ってから、彼はぽつりと呟いた。]
お前がこの村の生まれであれば、最後まで言わないつもりだった。
(*20) 2010/08/07(Sat) 21時半頃
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ランタン職人 ヴェスパタインは、空気が違うことを感じ取っているらしく、いつも以上に緊張した面持ちだ。
2010/08/07(Sat) 21時半頃
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―夜・広場― [ 剥きだしになった敵意が一人に集中している。 ヴェスパタインは彼らの視線を追い、その先の人物を目にして眉を顰めた。]
――ああ、なるほど。
[ 間近の者に聞こえるか聞こえぬかの小さな呟き。]
(239) 2010/08/07(Sat) 22時頃
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―夜・広場>>241― いえ。何があったのか、と思っただけです。
――あなた方はヘクターさんを疑っているんですね? やはり彼が手引きしていたのですか?
[ 確認するように尋ね返した。 あくまでテッドに語った疑惑の路線で行くつもりのようだ。]
(247) 2010/08/07(Sat) 22時半頃
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