78 光環の戦溟 ― bloody searoar wars ―
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― イェル=ゥラ自治区/図書館付近 ―
どーしよ。
[巨人《アンノウン》の動きを止めたものの、決定打がない。 弟を、そして他うに見えた人影へ目を向けて、誰か!と。
しかし、弟が付けた傷も、自分がかけた戒めも あえなく…ほんとうにあっけなく、空から降ってきた矢によって ”なかったこと”―零―に返された。>>345
人間のものとは違う、もっと大きな意思に嘲笑われたように感じた。]
う、そ。でしょ。 じゃあ、どうしろって言うのよ… フィル!なんとか、アンタ何とかしなさいよぉっ!
[慌てて声を荒げたとき、何かが再び動き始めた巨人《アンノウン》にぶち当たった>>385。]
(421) 2012/02/04(Sat) 22時半頃
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[とっさに、ソレが投げられた方を見る。 白いローブの人物に見覚えはなかったが、一緒にいた少女には見覚えがあった。]
セイクリッド……こんなとこに。
[視界の隅っこに残していた巨人《アンノウン》がガクンと再び動きを止める。
投げられたソレが、小さな妖精のような何かに視えた…感じたのは、 突っ込みを入れる隙すらなかったが。]
何投げたの。 すごい、殺気だったし。
目覚めたの…《聖火の勇者-ホーリーブレイズ-》。
[問いの答えは、二人が姿を消してしまったため、聞けなかった。]
(422) 2012/02/04(Sat) 22時半頃
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はっ…やっぱりあいつ、壊さなきゃ…!
[再び動きを止めた巨人《アンノウン》の方へ向き直って、 再び矢を番えるように両手を動かすが。
巨人《アンノウン》からもやっとしたもの… 繰り人形たる動力の源である因果《カナシミ》が滲み出たと思うと どこかへ飛んでいった。
動力を失った秩序の繰り人形―巨人《アンノウン》は、 今度こそ完全に沈黙した。]
何かに吸い込まれたような。そんな感じ…
[掌を上に向け、星刻図を宙に浮かび上がらせる。 ここから少し離れた場所に…ひときわ強く光る一点、 強運《ラッキー・スター》が輝いていた。]
(429) 2012/02/04(Sat) 23時頃
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――アタシ、行かなきゃ。
[弟を見てそう告げ、背の翼を大きく動かす。 ふわりと浮き上がって、星刻図の示す強運の星を探しに、 舞い上がった。]
(430) 2012/02/04(Sat) 23時頃
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[さっきまで巨人《アンノウン》がいたはずの場所が ごっそりと何もなかったかのように、空虚な空間と化した>>418のは、 飛び立った後のこと。]
フィル! 気をつけて!!!
[弟ならきっと平気だ。 そう信じているけれど、現れた気配に振り返り、 声をかけずにはいられなかった。]
(437) 2012/02/04(Sat) 23時頃
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[げて。]
…ん?
[げてげてげてげて。]
えっ?
[聞こえた声に、あたりを見回し―…その場所を特定した。 星刻図の示す強点と同じ場所。]
傍らに降り立つと同時、目的の人物の腕が弾けとんだ>>438。]
――っ、ちょ……アンタ、だいじょぶなの。
[びっくりした。 人の腕が吹っ飛ぶ瞬間なんて、はじめて見た…というかそういう問題ではない。]
(442) 2012/02/04(Sat) 23時頃
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――っ!!!!
[悲鳴にびくっとして、慌てて身を屈めてその女性に触れた。]
ちょっと、おちついて! えっと、ええっと…
[とにかく痛みを和らげようと、手に灯した光を傷口へ向けた。]
ああっ、こんなときにカリュクスがいてくれたらいいのに…!
[医術天使の力を持つ彼なら、きっとこの人を治せるはずだ。 しかし自分には、根本治療の術はない。 身体に残る、治癒力を妨げるものを取り除いて、清めるしか。]
(455) 2012/02/04(Sat) 23時半頃
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/* ないすwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwかりゅくすかもんwwwwwコッチだwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-127) 2012/02/04(Sat) 23時半頃
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/* おいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwおばちゃんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
いや、正直そんな気はしていた。
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-128) 2012/02/04(Sat) 23時半頃
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ちょ、ちょっと…ねえ、アンタ…えっ? ええぇぇ……歩いちゃうの…ガチで、すごいんですけど…
[立ち上がって歩き出す女性に、どうしていいか反応に困った。 またうずくまったのを見ても、怪訝に見ていただけ。]
わっかんねーし。 でも…。
[掌の上に出した星刻図は、ソレを示していて。]
世界って、深すぎ……っ、えぇえええっ!!
[おばちゃんから鉄で出来たような羽が開いて飛んでいく。]
――――――――。 ――――――――――。
[出る言葉が、なかった。 絶句って、こういうことを言うんだ…って、思った。]
(477) 2012/02/05(Sun) 00時頃
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/* ねえねえ、うちの弟、マジでHEROだよね。 かわいいし、かっこいいし、マジHERO
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
好きよ。芝止まんないけど。好き。
(-138) 2012/02/05(Sun) 00時半頃
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え、あ、うん。
[唐突に空から降ってきたありがとうに、こくんと頷いた。]
で、アンタはヒトなのロボットかなんかなの……。
[星刻図が示すのは、人間かそれに準じたものだけとか思ってたけど それはただの思い込みだったのだろうか。]
――――。
[色んなことが立て続けにあったな、とふと思う。 どっと疲れが押し寄せてきた。 天使だって無尽力じゃない。おまけに自分は半分は人間だ。 その場にぺたんと座って、ピンヒールを脱いだ。]
(501) 2012/02/05(Sun) 00時半頃
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そういえば…。
[胸に手を当てる。 それは、いつだったか。 巨人《アンノウン》と対峙していたときだったか。
ものすごい、聲>>339が聞こえて、 急激に何かが…薄れていく気がした。
また星刻図を表示させる。 今度は、自分の周りだけでなく…全範囲を。 目の前に、大きな地図のようにそれは広がった。]
これは……?
[一点を見つめ、首を傾げた。 動く一点の周りから、他の星命が減っている>>481。]
(506) 2012/02/05(Sun) 00時半頃
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