270 食人村忌譚
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……? わかんない。
[ふるり、緩く首を横に振る]
私、でも、あいり、おいしかったよ。 もう遊べないの、さびしい、けど。 食べられて、嬉しいよ。
みんな、いなくなったら、さびしい。 みんな、食べられたら、嬉しい。 みんな、だから、私は、食べたいよ。
うーん。…… 食べたくない、けど、食べたい? のかも? みんな。
[淡々としたようにも語る、合間、悩むように首を傾け傾け、指先を唇にあてては爪先を噛み、ぱたぱたと足を交互に上下させ、しつつ]
私は、だから、 ゆりさまも、食べたいよ。
(226) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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[腹ばいになって錠が手を伸ばす>>220それ 横からすくい上げ、水のなくなった椀におとしていく]
食えねぇのは、お前の足と似たようなもんでな 薬師殿のお力でも治らんから、余計に手ぇ煩わしても――……いや、悪い、おまえのが治らないと決めつけてるわけじゃない
――、だから、 ……人に食わすもんでもなかろ 容には世話をかけはなしだ、おれがやるよ 洗って、今度は吐かんように流し込もう
[言葉の途中は言いよどみ、だからこそ、 愛理の肉への打開策は少し早口に 目の前で食わないことに通じることを言う*]
(227) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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− 集会所・宴間 −
[独特の匂いの元は囲炉裏端の串から。 人間の肉や脂が蕩ける匂いは 豚や牛や鶏とはまた違う]
さすが江津子さんだ。 綺麗なお仕事をされますね。
これなら愛理ちゃんも身綺麗になるでしょう。
[彼女の腕を疑うはずもない。 串を抜きながら、江津子さんに顔を近付ける 容の様子を見て>>165 約束は守ってくれそうにないな、と 少し諦めたような視線をちらり向ける。
あの気質は誰から受け継いだのだろう]
(228) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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なるほど貴方はよく物事が見えている。 見え過ぎている程です。
翁が我々を見捨てている、は私も感じてはいましたが。 そうはっきりと口に出されると……。
[表情は暗く、眉は顰められる。 江津子の言葉非常に分かりやすい。 分かりやすいだけにずっしりと重く圧し掛かってくるようだった。 しかし最後の言葉は。]
(229) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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因習に囚われているなどと。 私達は何に囚われているというのです?
貴方は村を否定したいのですか? 私達の行っている事が間違っているとでも言いたいのでしょうか。
貴方は因習とやらを壊したがっているんですか。 そうだとすれば成功かもしれませんね。 愛理を殺した事によって我らは揺れている。 村全体が騒めいて足元が崩れるような心地ですよ。
[向ける視線に険が混じる。 まるで、因習とやらを壊す為にその行為を行ったのではないかと。 そんな疑惑が視線に乗って江津子へと突き刺さった*]
(230) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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[そう紡いだ娘は、また、笑顔に戻っていた]
? うん。 いいよ。 おきよめ、する!
[「お願い」には、悩みなく応じた]
(231) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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/* これ は 石動投票のこと 言うかなあ いうかなあ 言ったら投票こっち来るかなあどうだろなあ
(-73) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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俺も頂きますよ。
[3本串を抜くと、皆思い思いの場所で 弔いの食事に浸るようだ。
俺も何処かで食ってみようと思う頭に 入れ替わりになった丞の背中が浮かんだ>>221]
(232) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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[少しして。 ススムは困った顔で石動たちの元にゆく]
……今宵、江津子さんとリツさんと 見張りに回る事になりました。
[彼らを手にかける事は、不意をつけば出来るだろう。 二人一度には無理だけれど、どちらか片方なら。 その際に、残ったひとりには確実に見つかってしまうだろう。 どうしたものかと、知恵を借りに]
(*23) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2017/11/26(Sun) 23時半頃
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[弔いというのに喉に通らず、愛理を殺した者が誰なのかも見当もつかず。残虐に殺したものがいるかもしれないその恐怖は消えていない。 理解すればするほどこんな集会から帰りたい衝動が胸を駆る。 ここにいて探せと言われて探せるほど心も強くもない。
動けない身体をだるそうにしながら厠の外に出て壁に手をつくと、ふらふらと座りこみ、気持ち悪さに項垂れている。*]
] ……どうして私はここにいるのだろう。
[集会場で犯人捜しなんてしたくもない。
(233) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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/*このキャラで入るんじゃなかった…… 設定もいらない。なんだろう。何したいのかまったくわかんないわ
(-74) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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[ひとつ、大口あけて頬張った。 素直に美味しいと感じた。 年をとっていたわけじゃないし、病気を患っていたわけでもない。 健康な、若い女の肉。 下手人は愛理を食べたのだろうか。 新鮮ならば生でも食べることは出来ただろう。 人肉は生食には向いていないと聞いたような気もするが……あれは、いつのことだったか。学校での授業だったかもしれない。 もう一口、と頬張れば遠い記憶はすぐに消え去った]
(234) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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− 水場 −
[そこに丞の背中はまだあっただろうか。 見つければ、簡素な挨拶と共に少し距離を置いて 立ったまま串に口を付ける。
昨日食った爺さんは漬けて保存していたから 肉らしい味を感じるのは難しかった。
しかし愛理の肉は全てが固まる前に調理されたせいか しっかり柔らかさが残っていて、女性特有の 脂肪の多さから、男が食うには食べ応えのある 美味い肉だった]
(235) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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丞さん、愛理ちゃんと深い知り合いでしたか?
[深さの種類も程度も問わない] 俺は妙な唄を唄ってるな位の認識で、 彼女には手を出したいとは思わなかったし、 愛理ちゃんも特に病気になる事もなかったから。
(236) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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ありがとう。 本当にいい子ね、櫻子は。
[この村に下手人がいるとは思いたくなかった。 あるいは、この物知らぬ娘であれば 無知ゆえに禁忌を犯すこともあるのかもしれない。 私が櫻子を呼び出したのは、そんな理由]
……夜を楽しみにしているわ。
[櫻子の無邪気な笑顔>>231に、目を細める。 つみれ汁を、啜り。愛理を弔った*]
(237) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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―― 夜 / 集会所の一室にて ――
[静かな、静かな夜であった。 櫻子とふたりきり。衣擦れの音だけが響く]
……ねえ、櫻子。 あなたが愛理を殺した下手人なの?
[櫻子の瞳を見つめ、妖艶に囁く]
ああ、でも。 もうそんなことはどうでもいいわ。
[するり、と巫女服を脱ぎ捨てれば 月光に照らし出されるのは白磁器のような裸体]
(238) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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お清めをしましょう。 私の可愛い櫻子。
もう我慢できないの。約束、覚えているわよね。
[櫻子の唇にそっと口付けを落とす。 それは、巫女の祝福だ]
その瞳を、私にちょうだい。 そしたら私たちはひとつに――家族になれるのよ。
[身体を重ね、甘い言葉を囁く。 私の右手に握られていたのは、神楽用の剣だった。 巫女の舞で使われるそれは、手によく馴染んだ*]
(239) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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殺されたって言っても何で呼び出し食らったか さっぱり理解出来ないんですけど。 丞さんには覚えありますかね?
[生前は妙な事を口ずさむから 近寄らなかったが、こうなってみると もっと彼女の事を知っておけば良かったと。
取敢えず彼女と集められた人間たちの 関係性でも探ってみるかと尋ねてみた*]
(240) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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いや俺は、夜の相手としては、女衆から敬遠されているからねぇ。 なにせほら、自分でろくに動けない。 好きに胤を搾りたい子には、都合いいのかもしれないけどね。
というか、そんなこと言うなよ。 今までだって、こんな食べられないなんてことはなかったんだろう?
[>>225嫌われた相手の肉は、体が受け付けないなんてこと。 実際あったら、たまったものではないと首を振る。]
尻に胸か。 僕は、脂肪分の多い肉は、あまり好きでないのだけどね。 容が柔らかく煮込んでくれるなら、それも悪くなさそうだ。
(241) 2017/11/27(Mon) 00時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 00時頃
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/* 櫻子ちゃんのフラグを回収したい+村に動きがあまりない+櫻子ちゃんが狼でも返り討ちにしてもらえるかな、と。そんな願望で動いてみたけど、迷惑だったら申し訳ない限り……!
(-75) 2017/11/27(Mon) 00時頃
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[ミナカタが傍らに来ても、視線をあげた程度で特に挨拶はしなかった。もっとも、口の中に愛理がいたというのもある。がたの来始めている身体の中では、歯はまだまだしっかり健康だ。 ゆっくりと咀嚼すれば肉の味がじわりと広がる]
深い、ねぇ……
[歯に挟まった切れ端を、ただの串になった一本目でとろうとしながら、うん、となんとなく頷いた]
(242) 2017/11/27(Mon) 00時頃
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[串を持って離れる時だったか、それともその後か。 進が相談にやって来た>>*23 さすが江津子さんだと感心しつつ]
ついでに悪い情報。 容が昨日の夜の事知ってた。
と言うか江津子さんの家の近くを訪れて 愛理の家から不穏な物音を聞いたらしい。
幸い顔は見られてないみたいだが……。
[どうするか、と少し唸った後]
(*24) 2017/11/27(Mon) 00時頃
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いい機会じゃないか? 容が信用している江津子さんに、リツ。 3人で見回りしている時に、別の場所で 誰かが死ねば、お前の身の潔白は証明される。
[ちらりと石動を見て、これなら少なくとも進の 安全は確保されるぞ?と言いたげに*]
(*25) 2017/11/27(Mon) 00時頃
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[石動の視線と、その言葉>>230とで、 自分の言葉>>224が、失言と言えるものであった気がついた 続けざまに湧き出てくる言葉の数々 それらを、一つ一つ聞きながら>>230、常と同じように微笑んだ]
ありのままを、お伝えしたまでですよ 因習に囚われていないのだとしたら、 なぜ、石動さんは、先ほど迷われていのでしょうか
[まだ、動じることはない 石動の口にしていることは、まだ江津子の琴線には触れていない だから、穏やかな口調のまま、落ち着いて言葉を返す]
(243) 2017/11/27(Mon) 00時頃
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否定はしておりません ただ、私は『そうでないあり方』も、 知ってしまっているだけです
[微笑み交じりの、告白]
『40年』過ごした村のありようは、 否定するには、私の一部となりすぎていますから
[はぐらかしても意味はない 『余所者』であるという告白を今、はっきりと石動に告げて]
では、改めて、伺います 石動さんは、『誰も殺したようには見えない』私たちの中で、 どうやって下手人を探し、この禁忌に幕を下ろそうとされるんでしょうか
[受けた疑惑を正面から受け止め、 石動へと、問いかけた* ]
(244) 2017/11/27(Mon) 00時頃
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別に、よく知らねぇなあ 年も年だ。 あいつも俺に用はなかったろうよ
[米やら野菜やら、分け与えたことはあるが、それは狭い村での助け合いみたいなものだ。 見た目と名前がどうあれ、丞は他者と接する時は、比較的まっとうに口を聞く。相手がまっとうであれば、だ。 しかしそれも用があればの話だし、愛理がまっとうな会話が出来たかというと、……ここまで考えて、肩を竦めた。 死んだ人を悪く思うものではない]
(245) 2017/11/27(Mon) 00時頃
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[よいしょと肉に手を伸ばすが、届くより前に、源蔵が拾ってしまった。>>227 元々、源蔵が口から出したものだ。文句はないが。]
僕の足と? いやぁ、けど、今までは食べられたんだろう?
……あぁ、まぁ……日に日に悪くなっちゃいるけど、薬も変えてもらったし、兄さんにもいつも世話してもらってるし、そのうち動くようになると思うよ。
[実際のところ、自信はない。 だがいつか治る、治ると。 そう思い続けるのには、兄にこれ以上の負担をかけたくないという思い……いや、これ以上の重荷となれば、兄に愛想をつかされてしまうのではないかという不安、そちらのほうが大きいか。]
そうか、なら。 今度は…………
[ふと感じた、言葉の違和。]
(246) 2017/11/27(Mon) 00時頃
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なぁ源蔵。 肉は、嫌いか?
[彼の母のことや、生い立ちは、以前にも聞いたことがあったから。 けれど、まさか食えないなんてことがあるのだろうかと思いながら、怪訝に問いかけた。*]
(247) 2017/11/27(Mon) 00時頃
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さて、 あんたはミナカタだからな 殺され方を良く見ろよ、って話だったかもしれんな
[薬師は医師とは違う。人間の身体ということにおいては、この村の住人は皆それなりに知識を持っている。だからこれは、実を伴わない憶測だ]
俺は、 ……さてね、 いかにも人を殺しそうな顔、だからじゃねぇか
[はぐらかすような言葉選びだが、丞にその意図はない。 本気でそう考えていたし、そう思われもするのだろうと、源蔵との会話でも思ったくらいだ。 なにせ、「おに」だ。 もう一串を口に運びながら、やはり食べたかったのかもしれない、と下手人のことをおもった*]
(248) 2017/11/27(Mon) 00時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 00時頃
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―回想/集会所/容と―
[串焼きを振れまわっていた時のこと、 頬張る容>>164が小さな声で、こちらへと囁いてくる その言葉を耳にして、はっと目を見開いて]
容さん、ちょっとお待ちください 『知ってる』とは、どういった意味なのですか
[集会所の隅へ向かう彼女を引き留めれば、 耳にするのは、昨夜の出来事 渦中の一端に触れていた、証言者の告白>>165 その全てを聞き終えて、ほっ、と小さく息をついた]
(249) 2017/11/27(Mon) 00時頃
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