194 花籠遊里
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“True love never grows old”
(真実の愛は朽ちることはない)
(+54) 2014/09/23(Tue) 02時頃
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───あなたさまに逢えなくなるのなら、泣きましょう。
[滲む視界を悟られまいと。 接吻けから離れて直ぐ、額を胸へと押し付けました。
櫻の下に隠された海が、漣を立てて揺れていました*]
(117) 2014/09/23(Tue) 02時頃
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[はにかみ、深く刻まれた笑みの痕にそっと雫を垂らして]
しあわせです。
[そっと祝詞を口遊んで、視線を向けた扉の先から零れたのは─]
(+55) 2014/09/23(Tue) 02時頃
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/* もうすぐえぴだな?おつかれさまだな?
(-59) 2014/09/23(Tue) 02時頃
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[約束など花籠では、一時の夜より脆いもの。 また来るよと告げて、彼の前から姿を消した蝶はどれ程いたか。 少しお暇を頂きますと去った花は何処で枯れてしまったのか。
彼はそんな多くのものを中庭に埋め、 墓標の代わりに花を育て、慈雨の代わりに涙を捧げた。 彼の苦労も悲しみも、全く以って想像の外。]
―――…お前さんが花でなくなったなら。 遠く、遠くへ、来な。
物知らずには丁度いい道中よ。
[重ね合わせた唇から注ぐ声は静かで、喉に流し込んでいく。 引き寄せた彼の手に握らせたのは、輝く徽章。
隣国示すエンブレム、遠いシンボル。 裏に刻まれた己の本当の名前。]
(118) 2014/09/23(Tue) 02時頃
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――…花でなくなったら、
[その時は。と飲み込んだ言葉。 続きは啄ばむ口付けに紛れさせ、夜に溶かした。
彼が自分の為に泣けるようになったのなら。 寂しい事を寂しいと、哀しい事を哀しいと。 死体を埋葬するように、中庭に蹲ることがなくなるのなら。*]
(119) 2014/09/23(Tue) 02時頃
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[ * きっと、己は、恋に落ちるのだろう。 * ]
(-60) 2014/09/23(Tue) 02時頃
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[月みればちぢにものこそ悲しけれ――わが身一つの秋にはあらねど
月と鶴は今頃出会えたろうか 手に手をとって暗闇の中走っているだろうか]
……哀しい結末に、ならない様にと 唯、祈るしかありませぬ
[客をとる時必ず月明かりを寄せぬようにと閉じる窓を 今日は開けて眺めるのです]
二人の行く末、幸あらんことを
[――そして脳裏に浮かべるのは、失くした宝物 かつて友と呼んだ凛とした月でありました――]
(+56) 2014/09/23(Tue) 02時頃
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