155 楼夢館
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[遠く、靄のかかった思考の向こうで 自分を組み敷く男が、叔父が笑っているのが見える。]
叔父…上…、
[ああ―――、 何もかも捨てて、受け入れてしまいたい。 この男を…殺してしまいたい。 2つの欲が頭を擡げて。
伸ばした手が、叔父の首へと伸びる。 ガリ、とお時の首筋を強く引っかくのと 男の昂ぶりを裡へと受け入れたのは同じ刻。]
…あ、ぁあ、あ――――!
[部屋の中に、高い嬌声が響く。 制止の言葉も紡げず、昂ぶりが動き出す。 律動に揺さぶられるまま徐々にその熱に慣れると悲鳴のような嬌声は甘いものへと変わり、首筋に爪を立てていた手は、縋るものへと変わる。]
(110) chiz 2013/12/16(Mon) 01時半頃
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[男装の長子の姿はもう、どこにもなかった。 男を受け入れ、裡は男を悦ばせるよう蠢いて。 弱いところばかりを突かれると啜り泣いて乞う。]
ぁ…もっと…、
[もっと、気持ちよくさせて。]
…もっと…、
[女にして。]
あっ…叔父上、
[滅茶苦茶に、してしまって。]
叔父上…っ
[何時か滅茶苦茶に…あなたを殺してしまいたくなる程に。 一際、高く声が上がって、腰が幾度と痙攣を起こした。]
(111) chiz 2013/12/16(Mon) 01時半頃
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……
[先手を取られて不満そうに、…は頬を膨らませた。それもすぐに収まったが。]
ええ、帰りましょうか。
[商店街に寄ってから帰ろうかと、そう返しながら家路を並んで歩いた。]
(112) kazue 2013/12/16(Mon) 01時半頃
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/* 村立て、同村ありがとうございました。 またご一緒できましたら、その時はよろしくお願いいたします。
(-135) kazue 2013/12/16(Mon) 01時半頃
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[男を誘うような甘い声も、昂りを締めつけてくる感覚も、其れらは全てドリベルが女であることの証だった。 湧きあがり、飛び出してしまいそうな感覚を堪えながら蜜壺の奥をコツリ、コツリと突いていく]
ふっ……ふぅっ……ドリベル、どうかね 女であることは、君は今戻っているんだ
[掻かれた首筋が赤く疼く。 疼きを癒すように快楽を求め、腰を振るう。 ただただ女を貪る雄の姿。
背中へと腕を回し、胸の膨らみを胸板で潰すかのように抱きしめた]
さぁ、たくさん注ぎこんであげますよ。 クックッ――二度と、戻れないように、ね。
[喘ぎ声も、自分を呼ぶ声も止めるかのように口づけを交わす。 そして、腰を一番奥に突き入れた瞬間――ビクリと昂りは震え、大量の欲望をドリベルの中へと注ぎこんだ]
(113) rusyi 2013/12/16(Mon) 02時頃
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[其の行為が一度で終わることはなかった。
ドリベルの唇を、首筋を、胸元を、何度でも唇は啄ばんだ。 膨らみは...の指の形が赤く残るくらいに揉みしだき、 盛りのついた雄は何度も、何度も蜜壺に昂りを埋めて腰を振った。
ドリベルが気を失ったとしても、...自身が疲れ果てるまで延々と――]
(114) rusyi 2013/12/16(Mon) 02時頃
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[ジャニスの声に応える言葉はなかった。 唇から零れるのは与えられる快楽を悦ぶ嬌声ばかり。 頭を擡げていた殺意も奥を幾度と突かれれば 繋がる男の雄のことで思考は占められて。]
―――……、
[その奥に一層強い熱を感じるとびくびくと下肢が震える。 注がれ裡を満たしていく熱に上がる声も口付けで奪われ 全てが、目の前の男のものとなる。]
……ぁ、
[息を休める間もなく、再び昂ぶりが律動を始める。 見開いた瞳に浮かぶのはおそれと、期待。]
(115) chiz 2013/12/16(Mon) 02時半頃
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[二度とは戻れない―― この言葉も叔父は実現させてしまうのだろう。 この先、何処かに嫁ぐことになったとしても、 目の前の叔父が、叔父であり続ける限り 自分の脳裏は叔父のことで占められてしまうのだ。]
…ぁあ…っ、叔父上…っ
[幾度と突かれ赤く熟れた蜜壺は男の形を覚えて。 欲を、刻み込まれる。 戻るという思考すら奪っていくこの男に。 過ぎた快楽にいつか、意識も落ちて―――…]
[ああ、自分は不幸なのかもしれない。 何もかも、この男に奪われてしまった。 意識が落ちる前、口許が自嘲に歪む。
ああ、けれども…自分は幸福なのかもしれない。 この先――彼のことだけを考えて生きればいいのだから。 歪んだ口許がふわりと、嬉しそうな笑みを描いた。*]
(116) chiz 2013/12/16(Mon) 02時半頃
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/* こちらからは〆で。 本当に、本当に長い間お付き合いありがとうございました叔父上。
(-136) chiz 2013/12/16(Mon) 02時半頃
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― 後日談 ―
[...はその後も順調に、本当に順調に兄や姉たちから家の重要な役割を奪っていった。 何度か本気で命を狙われたが、其れを凌ぎ、其の事でまたのし上がる。 そうして次の当主になることが決まった]
それにしても恐ろしいものだ――。
[若い女の身体故だろうか。 否、恐らくは其れがドリベルだからだろう。 他の、女中……メアリーの囲っていた女たちではこうはなりはしなかった。 なるほど、これが魔性の女というやつか――。
初めは政略結婚の駒としようと考えていた。 しかし、現在の扱いはその真逆。 囲い込み、自らの女として歪んだ愛情を注ぎこんでいた。 何人の子がこの叔父と姪の間に生まれることだろうか。 彼らもまた、オールウィン家の籠に囚われて行くのだろう]
(117) rusyi 2013/12/16(Mon) 03時半頃
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/* >ドリベル こちらこそ、ありがとうございました。 恐らく歪んだ愛情を一生注いでいくことでせう。
(-137) rusyi 2013/12/16(Mon) 03時半頃
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/* すみません、寝てしまってました。 お疲れ様です。長いことお付き合いいただいたススムには本当に感謝です。
ずっと叔父さん達と同じ屋敷で二人で過ごしていくんですね…
(-138) yusuron 2013/12/16(Mon) 03時半頃
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