207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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>>142
ジェレミー。 あんた海軍にいたんだっけ。
無風状態、は経験したことあるか?
[段々暗くなる空。 彼がぽつり、言葉を漏らすと顔をあげ、同じ方向をみやる。]
確かに綺麗だ。 海は、綺麗だなって思う。
[この夕暮れ、きっと、日が沈めば、星が空を散りばめられる。 その澱んだ眸が向く方向は、どんなに凝らしてみえない冥王星のある方向。]
(145) 2014/12/10(Wed) 00時頃
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[>>130肩の穴が縫われていく途中、差し歯が作れそうなほどきつく歯形のついた布を吐き出した。 乱暴な手当てに恨めしげな顔をして、肩越しに白衣の悪魔を振り返る]
正気……だと、死ぬと思う…。 ッ、いってぇー!!
[短い言葉で返事をしてから。 やっと縫われる不快感が収まったと思ったら、傷の上を叩かれて激痛に悶えた。
心配するのか虐待するのかどっちかにしろ、と途切れ途切れに口にしてから。 酒酔いとヘクターの悪行により痛む頭を押さえて、少し唸った]
し、なない。まだ、死なない……多分。 生き、なくてもいいけど、死ぬのはやだ…。
[酒の臭いをさせたまま、呟く声はいつものような甲高さは失せて]
……いたみどめ。
[その正気を再び沈めるために、アルコールとアヘンをねだる]
(146) 2014/12/10(Wed) 00時頃
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セシルは、いつものリズムの叩く音に、船尾楼から顔を出す。
2014/12/10(Wed) 00時頃
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狼。 そうだな。
[ルーペから見えるヴェラの伸ばした手を目にしながらぽつりと繰り返した。**]
(147) 2014/12/10(Wed) 00時頃
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/* ごめんな!!!! ものすごいいい感じのところに凸ってごめんな!!!!
(-89) 2014/12/10(Wed) 00時頃
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はぃなぁ。
[多分ジェレミーが疲れた頃に交代を頼まれるのだろう、と解釈して。>>138
その前に一休憩入れる為に、まずは階下へと向かった**]
(148) 2014/12/10(Wed) 00時頃
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[厨房が、魚の血に染まる。
人間の血に比べれば、生臭いよりも潮臭い。 淑女の血ですっかり慣れた鼻先には、丁度良かった。]
かかかかかッ どいつもこいつもにゃんとも鳴きやしないねえ。
[にゃんと鳴かないのならば、わんと鳴くのか。 悪態に返すのは悪趣味な軽口だ、―――… が 尾っぽを投げ付けられりゃあ、俺様がぎゃんと鳴く。]
あッッッッぶねえな!?
[鳴く。
その次には、キイチ>>135が示す樽に、目移りだ。]
(149) 2014/12/10(Wed) 00時頃
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―船内・すれ違い後―
どいつもこいつもはっぴーそうで……。
[趣味の悪いギラギラとした装飾品だけに飽き足らず、 指輪を嵌めた手ごと刈り取って持ち歩くとは。
目を馬鹿にされたことに微塵も怒りが湧かないほど、 男は飽きれた様子で息と共に言葉を吐いた。
物事をいい方に捉えることと悪趣味に関しては、 フランクの右に出るものはいないだろう。
あの満足そうな顔>>139。 どう聞いたら褒め言葉に聴こえたのだろうか。
知らぬ内にそんな表情をしただろうかと、 男は自身の顔を右手で検めるのだった。]
(150) 2014/12/10(Wed) 00時頃
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>>143
ギリー……。
[ガツンガツンと叩く音に、船尾楼の梶から顔を出した。 そこには音の主がいて……。]
本、持ってきてくれたのか? ありがとう。
[ギリアンから数冊、本を受け取ると、そのタイトルを眺める。]
航海術の本と、食料備蓄の技、そして、これは、童話?
[オズの趣味だろうか。 あの黒い淑女は、きっとこういったアカデミックなものも多かったのだろう。]
冥王星の魔術師?
[有名な音楽家の名曲をタイトルにしたその本には興味がわいた。]
(151) 2014/12/10(Wed) 00時頃
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元から?牙に?何の話だ?
[唇をひん曲げて惚けるが、 ルーペの先に見えた光景に私の頭は理解を示し始めていた。
つまり、私も彼も「人狼」なのだと。
いつの間にか二人の会話の一部がただの潜められた小声などではなく、ある聲を使い交わされていることも。
私は理解し始めていた。**]
…強いて言うなら呪いじゃないかな。 絶望纏う死神への天罰という。
(*31) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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ありがとう、3冊とももらうよ。 それと、ギリー…。
今度コーヒー飲もう?
[岩のような男と、岩の名前を持つ航海士が、真夜中、見張りをしているときに時折、熱いコーヒーを贅沢していること、
これは、一応、ギリーとの秘密、である。 バレバレかもしれないけれど。*]
(152) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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……あるんだろうが、良くは知らないな。 剣を振るう以外のことをしなかったから。
風がなければ進めないことくらいは、わかるが。
[命令のまま起き、鍛錬し、飯を食い、戦い、身を休める。 それだけで生きていけたし、それ以上を望むことは基本的に許されていない生活だった。 舵だの航海だのは他人の仕事だ。]
良くないのか。
[この美しい空模様は、それほど憂鬱なものか。 答えをもらうより先に、セシルを呼ぶ声>>143があった。]
(153) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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そういやあ、キティは何処行ったよ。
まぁた鼠が出やがる。
[ちゅう、ちゅう、鼠の鳴き真似兼ねて 俺様の足取りは、ワイン樽の傍に寄った。
早漏野郎の鏡に、綺麗に樽を割ったりなどはしない。 腰に飾った半月円を手に持ち、横たわった樽に打ち付けた。 当然の結果として――― 割れた木の板が中のワインに浮かぶわけだ。]
Yo Ho...
[ご機嫌に鼻歌を歌って 床に転がっていやがる空き瓶に、ワインを汲む。 結果的に他人の唾が付いていやがるが知るかそんなことは。]
(154) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/10(Wed) 00時半頃
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―すれ違いざま>>144―
いらねぇよ。俺にぁ、邪魔なだけだ。
[ダンス中に、一々光の反射にイラつかなければならない。 集中できたものではない。 第一見習いたくもない。
――もし、 このフランクと一戦交えるようなことがあるとするなら、 相当ストレスを感じるだろう。
……負けるつもりはないが。]
そうだな、俺の目が本物の節穴になったら、 そん時ぁ考えるかもな。
(155) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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[一通り好き勝手をしている頃には 魚の生臭さだけではなく、香辛料の香りが鼻先を擽る。
捌かれた魚は既に原型なんざ留めてもいない。 鼠も当然並んでいない包丁の先、跳ねる白身。 蛆のように新鮮に跳ねるそのさまに、興味が傾いた。]
貰い。
[欲しいものは、奪う主義だ。 ワインで満たした汚い瓶を片手に、近寄り、手を伸ばす。 包丁の傍の白身を、横取り狙う猫のさまだった*]
(156) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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[一通り、確認が済んだ。 今すぐ修理が必要なところはない。 もし再び敵船が来たとしても、沈むことはない。 それだけを確認すれば、戦闘後の船大工の仕事は終わりだ。
修理は日が昇ってからになる。]
そんじゃ、飯。 ……の前に、手当てするか。
面倒だな。
[血が止まり始めている。 手当ては後回しにすることにした。
固まりかけぶよぶよとした血液が気持ち悪い。 喉を鳴らし、笑う。]
(157) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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教えてやったんだ、俺にもくれや
[魚をミンチにしたものを血やら埃やらでどろどろになった指で掬う。一舐めして、そしてそのまま、握り飯一個分くらいの量は平らげる。 なにしろ、起きてから何も食べてなかったのだ。 空腹にかかればあのクッキーだって、あるいは美味く感じるかもしれぬ]
猫なんぞ知らん ちゅうちゅう鳴いてたら噛み付かれるかもしれんぞ
そう、………さっき知らん声が聞こえたが なんか、拾ったのかね。また、何か
[絶望に引き寄せられる者は、不思議なことに少なくはない。 殺すものか、殺さないものか、それだけは、少し気になった]
(158) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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/* 誰が何処にいるのかわからないってのと 回想が多すぎて、時間軸混乱している
(ノ)ω(ヾ)ムイムイ
(-90) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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置壱は、包丁を一際大きく振り下ろす。
2014/12/10(Wed) 00時半頃
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/* なめろうはうまい、それは正義だ
(-91) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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[無価値な男が、趣味の悪い指輪の価値に縋って海に落ちる。
「その時」というのはそんな未来だろうか、 それとも――]
年を取ると余計なことぁ、考えちまうなぁ。
[そう自嘲したのは、フランクの気配が後方に遠ざかってからだ。]
(159) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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[何やらだいぶ呆れ感じに応じられた。 が、気にせずに本を渡した。
セシルが本の内容を確かめてくれる最中は、入口にヌゥと佇んだまま仕事が終わるのを待った。要らないものが在れば、持って戻るために。]
航カイ術 食料ビチク ドウワ 絵が、有る
[鸚鵡のように繰り返すが、言葉の意味はひとつも解りはしない。ただ、童話だと説かれる本の表紙は他とは違って装丁画で彩られていて目を引いた。]
魔ジュツ師 ヒミツ、 おれ まもるヒミツ
[次いで、セシルが気を引かれている一冊を見ながら。 真夜中の小さな秘密についてに、コックリ頷いた。
苦くて熱い黒い水は舌を痺れさせるものだったが。冥い空と漆黒の海が境界を無くす真夜中、セシルの星読みを聞く時間を、男は案外気に入っていた。]
(160) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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[正気では死ぬとはとんでもない神様に見染められたものだと ニコラスの言い分>>146に、呆れを言葉にはしないが 思い切り顔に出したまま治療を続ける。]
誰が虐待だ。 こんなに優しいお医者様はそうはいないぞ? なんなら焼いたナイフで傷止血してやろうか?
[いつもとは違う上機嫌の笑みを見せれば、 本気度が伝わるだろうか。]
死にたくねえなら生きるしかねえな。
[怯える様子に髪を掻きながらポケットからアヘンを取り出す。 場所を教えない為に、医務室にいる時は身に付けているのだ。]
(161) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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折角捨てられなかった命だ。 精々大事に使え。
[正気の彼に別れを告げる様に、アヘンを載せた手に 己の手を重ねて僅かに力を込めた。]
おら、早く飯作れ。 じゃねえと仕事した連中が大事な酒漁りに来るぞ。
[パーティーの前にたかりに行った事を棚に上げて、 今度は傷からずらして背を押した。]
(162) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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[そういえば、先程の大声>>61はなんだったのか。 聞いたことのない声だった。 捕虜を連れている船長の姿を見たような気がする。 ということは、その捕虜がわめいたのだろう。
そう推測し、途端に興味を失う。
戦利品の一つである小さな箱を持ち、厨房へと向かった。]
(163) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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―5号室―
[自室にて、 くすねてきた酒瓶を取り出し、先ずは一口。]
っぷはー。んめぇ、んめぇ。 こいつぁ当たりだ……。
[感想を独りごちて、 スキットルにはまだ中身が残っているにもかかわらず注ぎ込んだ。
折角の美味い酒が台無しに……とは思わないからやっている。 要するに、舌が少々馬鹿なのだ。 フランクの悪趣味を笑えた身分ではなかった。
男にとっての酒の善し悪しは、舌と内臓を灼く感覚、 それと輪郭の取り戻し具合に因る。]
(164) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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/* 深夜に珈琲でプチ贅沢って、なんだいそりゃ!!! おいしい浪漫じゃないか!!! おれがこの深海魚ヅラじゃなければ!!!
(-92) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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――― 擦れ違い>>150 ―――
かかかかッ、 何だあ、お前は違うのかよ。
[どいつと、こいつをハッピーと称すモンド>>150に 淑女に乗り込む際とは裏腹に、落ち着いた姿を目で追った。 ピロー・トークもございませんッて顔をしやがる!
当然、他者を褒める顔に、声に、見え聞こえたわけではない。 単純に俺様の耳がポンコツってわけだ。]
Wooooof... ?
[表情を検分する姿。 膿でも出来たか、と、眼鏡の奥の目を眇めた。 遣り取りひとつひとつが何処までも通じ合わない。]
(165) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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あ、そういや。他に怪我した奴見掛けなかったか?
[一息つけるかどうかの確認を込めて、 ニコラスの背に問い掛ける。
そう言えばリーの姿を見ていないが、乗り込んだ彼も 無事だろうかと部屋の外を覗こうとして。]
は? 人狼?
[船内に響き渡る声を聞いた。 船長が捕虜を連れ帰った事など知らないから、 何が起きたのか判らず、牢屋のある下層へ視線を向けた**]
(166) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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/* セシル魔術師か……。 もうこの船だめな気がする……。
船長、航海士、馬鹿力の忠犬、腕の立つ剣客、船医。 船にとって結構大事な面子が……。
(-93) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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/* 取り敢えず赤同士で歪んで戦ってみたいが出来るだろうか。
(-94) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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そのときは、真珠でも詰めてやるよ。
[本物の、節穴に。
擦れ違いの、背が離れる頃に、そう口にしたのだった。 そうでもしなきゃあ、勝てる気もしなかった**]
(167) 2014/12/10(Wed) 00時半頃
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