216 宵闇駆けるは天つ星
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狩人も立ち入らない深い森の奥からやってくる、“人狼”は、ひそかに人間と入れ替わり夜になると人間を襲うという。隣国の出身でありながら戦功名高く、Sirの称号を賜った若き英雄、Cointossと配下の聖貨騎士団は、この魔物の噂を重く見ていた。
恒例になりつつあった臨時徴税を収めた村人たちは、水車小屋で招集の命令を受け、不安を覚えつつも集会所へと集まるのだった……。
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嗚呼、聞こえる。やつの足音が聞こえる……。
(0) 2015/02/05(Thu) 23時頃
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──遥か天より、星の雨が降り注いだ日から幾星霜。
(#0) 2015/02/05(Thu) 23時頃
光抱きし『銀の煌星』。
闇孕みし『黒の闇星』。
二つの星を抱くものたちはいつからか世に隠れ、その一部は人脅かす妖祓う『退魔師』として密やかにその力を振るっていた。
ある時、『退魔師』の頭領から、一つの指令が届く。
とある海辺の村が数日で滅び、その廃村に妖の気配がある。
疾く、彼の地に赴き妖を祓い鎮めよ、との命によって赴いた先にあったのは、複数の妖の影。
緩く巡らされる結界の内、力あるもの同士の戦いが始まる──。
(#1) 2015/02/05(Thu) 23時頃
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[天を翔け行く紅の翼]
[力あるものの交差の態は]
[円き眼に如何に映るや]
(1) 2015/02/05(Thu) 23時頃
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─ 名もなき農村 ─
ほーい、それじゃあ、よう見ててなぁ? 最初は二つ、それから三つ、続いて四つ……と。
[にっこりと、人好きしそうな笑顔を浮かべて天へと放り投げるのは色とりどりの玉。 最初は二つ、続けて三つ。 四つ、五つ、六つと数はどんどん増えていく。 それがどこからどうやって現れるのかは、傍目にはさっぱりわからぬものの。 空を飛び交う玉の乱舞は、集まった村の人々を惹きつけるには十分に足りる]
ひ、ふ、み、よ、い、む、な、や、こ……とおっ、と。
[飛び交う玉が十個になると、一つずつ玉を天高く放り上げる。 最後の十個目は天に届くとぱかりと割れて、中に仕込まれていた紙吹雪を周囲に散らした。 色とりどりのそれが舞う中、落ちてきた玉を両手に四つずつ受け止め、最後の一個は絶妙の位置取りで頭の上に落とす。 頭の上に落ちたそれはぱかりと割れて、中に仕込まれていた大輪の花を鮮やかに開かせた]
(2) 2015/02/06(Fri) 01時半頃
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はいな、お粗末様でしたぁ。
[上がる歓声に満面の笑みを浮かべつつ、両手の玉を袖へと落とし込んで仕舞いこみ。 頭の上の造花を手に取り、優美な仕種で礼一つ。 最後に派手なものがみたい、という住人の要望にはどうやら応えられたようで、その事に青年は笑顔の下で安堵の息をついていた]
(3) 2015/02/06(Fri) 01時半頃
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……やーれやれ。 最近は色々と『静か』で。 こっちに力入れられるんは、ほんとにありがたいわあ……。
[その日の夜。 淡い光放つ月の下をそぞろ歩きつつ、青年はなんとも呑気な呟きをもらしていた]
この調子で、次の場所までいきたいとこなんやけど……。
[言いかけた言葉は、見上げた月を不自然に掠めた影によって遮られる]
…………無理ぽいなぁ。
[ぼやきと共に差し伸べる手に止まるのは、一羽の鴉。 自身が唯一、己が上に立つ者、と見なす男からの使い]
(4) 2015/02/06(Fri) 01時半頃
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やれやれ。 ……今度は、どこで何が起きとるん?
[苦笑しながら鴉の足に結ばれた文を取る。 記されているのはごく簡素な内容の指令]
ふむ……方向は同じ……か。 んじゃ、後からおっつくのはそんなにしんどくない、か。
……やーれ、やれ。
[幾度目か、ため息をついた後、青年はくるりと踵を返して一座の元へと戻っていく。
翌日、出立する旅芸人一座の中にその姿はなかった。**]
(5) 2015/02/06(Fri) 01時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/06(Fri) 01時半頃
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/* うむ。 思いっきり、OP難産やった……!
というわけで、村建てと相成りました、「宵闇駆けるは天つ星」。 前回の『緋を纏い』は、とんでもストレート展開になりましたが、今回はどうなりますやら。 ともあれ、最後までどぞ、よろしゅうにー。
(-0) 2015/02/06(Fri) 01時半頃
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― 雑木林の奥 ―
――終わったかねぇ。
[鬱蒼と茂る林の奥。 土に根を張り微睡んでいた妖は、ゆっくりと片目を開ける]
あたしゃ自ら彼の地を侵すことはなかったというのに――まあ、派手にやったもんだよ。
[この林を海に向け抜けた場所。 そこには農業と漁業にて生計を立てる、ごく小さな村がある。 否、『あった』と言うべきか。今となっては]
人の気配、すっかりなくなっちまったじゃないか。 まったく、一体何をやらかせばそんなことになるんだい?
[目を細め呟いても、それに答える声はなく。 ただ、どこか不穏な冷たい風が、ざわ、と周囲の木々を揺らしただけであった]
(6) 2015/02/06(Fri) 22時頃
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[決して大きくはなけれども、奥を見通せぬ林に、時折入ったきり帰らぬ者があった。 或いは何と出くわしたか、命からがら村に逃げ込んでくる者も。 そうした出来事が積み重なり、いつしか村の人々により、ある噂が囁かれた]
『林の奥には、人を喰らう樹があるらしい』
[人々は林を恐れ、不用意に立ち入ることはなくなった。 それでも時には食材や薬草を求め踏み込む者があり、そうした者らのうち幾らかは、噂の新たな種となった。 人と妖は、かくて長きに渡り互いの領分を守ってきたのだが]
滅ぼしちまったら、新たな糧は生えてこないってのに。 馬鹿なことをしたもんだよ。
[独り言ち、口から漏れたのは僅かな吐息]
(7) 2015/02/06(Fri) 22時頃
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もうこの地に留まる理由もないが……。
[地中広く張り巡らされた根が、しゅるしゅると足裏へ吸い込まれるように引き戻されてゆく。 そうして全てが収まれば、人と似た形となった足を持ち上げ、人喰いの樹は歩き始める]
最後に馬鹿者の顔でも、拝んどいてやろうかねぇ。
[そうして向かう先は、未だ自らの足で踏んだことのない、かつて人の営みがあった地*]
(8) 2015/02/06(Fri) 22時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/06(Fri) 22時半頃
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─ 廃村 ─
……さぁて、来てはみたものの。
[一座と分かれ、やって来た村。 事前に聞いてはいたものの、人の気配の感じられぬその場所のなんとも言えないもの悲しさにため息が落ちた]
なんをどーすれば、こーゆー事になるんかなぁ。
[呟く声音は呆れたような感心したような。 その呟きに、肩に掴まる小鬼がさあ? と言わんばかりに首を傾いだ]
とりあえず、少し歩いてみるかぁ。 他にも、同じ指令受けとるのがいてるかも知れんし。
[などと呟きつつ、人気のない村の通りをゆるり、歩き出した。*]
(9) 2015/02/06(Fri) 22時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/06(Fri) 22時半頃
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― 廃村 ―
[木々の生い茂る林の中でも、その木の一つであった妖が迷うことはない。 真っ直ぐに突っ切ってみれば、その村には呆気ないほどすぐに辿り着いた]
やれやれ、わかってはいたが、本当にこうなっちまっとるとはね。
[人気の消えた廃村を、冷たい海風が通り抜けていく。 よく見ればほんの少し前まで人のいた形跡はあり、家々も決して古びて朽ちている訳ではない。 そうした様子が数日前まであった人の営みを思い起こさせる。 ただし人ならぬものはそこにどのような感情を得るべきかわからず、ただ林の音とは異なる胸の奥のざわめきのようなものを感じていた]
[動くものの気配を感じたのは、そうした折]
おやぁ――生き残りかい?
[気配>>9へ向け声を掛ける。 木の根に似た形の裸の足指で、がしりと地を捉えながら*]
(10) 2015/02/06(Fri) 23時頃
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─ 廃村 ─
……ん。
[そぞろ歩きは当て所なく。 吹き抜ける風に目を細めながら進める足は、届いた呼びかけ>>10と、感じた気配にぴたり、と止まった]
生き残りー、とはちゃいますねぇ。 俺、ここにはついさっき来たばっかですわ。
……そちら様は……ここの住人さんでしょかー?
[口調は軽いまま、問いを返しつつ。 声の主に向ける瞳には、やや、険しいいろが宿っていた]
(11) 2015/02/06(Fri) 23時半頃
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ついさっき? ふうん、ここがこうなってること知らなかった風でもないし……なんの用だか、ねぇ。
[足を止めた相手>>11に、向けるのは値踏みするような視線。 その肩に小鬼を認めれば、はたと瞬く。 そして警戒のいろを宿す瞳を受け、ふと笑って]
そうといえばそうだし、違うと言えば違う。
[相手の問いに謎掛けのように返しながら、地へ埋めた足先から地中へと意識を伸ばしていく。 細く細く、相手に悟られぬようにと伸ばし]
ま、一つだけ言えるとしたら、あたしは"人"じゃないってことさ。
[その先端を、相手の足に絡みつけようとする。 喰らう意図はなく、ただ、触れて探らんとする程度の力加減]
(12) 2015/02/06(Fri) 23時半頃
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ええ、ほんのちょい前に。 ……ま、ちょーっとした野暮用ですわ。
[なんの用、という言葉に返すのはからりと軽い笑い声。 落ち着かぬ様子の小鬼をぽふり、と撫でつつ、謎掛けめいた返事>>12に瞬きひとつ]
んん? それは……えーと?
[住人といえばそうだし、違うと言えば違う。 何より、"人"でないというのは、つまり、と。 思考巡らせていると、肩の小鬼が甲高い声でキッ! と鳴いた]
(13) 2015/02/06(Fri) 23時半頃
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おおっとぉ!?
[直後、足元に感じた動く気配にとっさに後ろへ下がろうとするものの。 気づくのが僅かに遅れたため、片足が軽く、先端に触れた。 触れた部分からは普段は抑えているもの──黒き星の力が僅かなりとも伝わるか]
っと、ととっ、と。
[どうにか転倒するのは免れるものの、わたわた、とする動きに肩の小鬼が気を付けろー! と言わんばかりにキキイ、と鳴いた]
危ないなあ、っとに……。 いきなり、何なさいますん? 俺は、荒事は得意やないんですから、勘弁したってやぁ。
[どこかわざとらしい口調で不平申し立てる、その周囲に揺らめくのは淡い紫色の影]
(14) 2015/02/06(Fri) 23時半頃
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/* 身体能力は、低め設定ですー。
……この属性、加減せんとほんと際限ないからなあ。
(-1) 2015/02/06(Fri) 23時半頃
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─ 里 ─
[住み人も少ない里の一つ。 いくつかの住まいが点在するその地の畑には、幾人かの人影がある。 その一つである余四朗は腰を落とし、作物の生長を妨げる雑草を抜き取る作業をしていた]
「余四朗や、お客やど」
客ぅ?
[里長の声に顔を上げ、土に塗れていない腕の部分で垂れ落ちてきた汗を拭う。 客と言われて余四朗が視線を転じると、見慣れた姿がそこにあった。 土埃が付いた顔が笑みを形作る]
飯ん種来たかぃ。
[退魔師の頭領の遣いは、その言葉に小さく笑みを浮かべた]
(15) 2015/02/07(Sat) 00時頃
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[当然のことながら、余四朗は里の者達に退魔師の仕事については明かしていない。 故に退魔師の仕事は表向き、「戦に赴く」と言うことになっていた。 実際に戦に参加することもあるのだが、里の者達にその違いは分かりやしない。 どちらも”戦い”報酬を得るのだから、余四朗自身大差ないと考えていた。 今回も、馴染みの情報屋が「戦が始まる」と言う話を伝えに来た、と言う体になっている]
今回は海沿いけぇ。 結構遠いんな。
[里から離れた場所と言うのは移動が大変だが好都合だ。 里の者達に仕事が割れ難い]
ほんなら早々支度して行くかぃね。 伝達あんがとよ。 後はあっちでどぅにかすんさ。
[住まいの縁側での会話。 里の者に聞かれても問題無い程度で会話を交わし、余四朗は遣いに諾を返す]
(16) 2015/02/07(Sat) 00時頃
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「にいちゃん、また行くん?」
おぅ、しっかり稼いでくんで。 また美味い飯食わしたるかんな。
[里の子に裾を引っ張られながらの問いに、余四朗は明るい声を返した。子の頭を撫でた後、手を離してもらい身支度を始める。 稼いだ金は大体が里長の手に渡り、里の者達が暮らすための費用となる。 作物の育たぬ冬の備えなど、蓄えはあって困るものではないのだ。 今回も受け取ったささやかな前金は里長へと渡してしまう]
「いっつもすまねぇなぁ。 危ねぇ思いして稼いだもんだのに…」
里ん置いてもらっとんや、気にしなや。 わしにゃ”これ”しか無いんやき。
[申し訳なさそうにする里長に、余四朗は笑いながら佩いた太刀を示した。 幼い頃に忌まれ続けた余四朗にとって、居場所があること自体がありがたいもの。 自身の持つ腕で礼が出来るなら苦ではなかった]
(17) 2015/02/07(Sat) 00時頃
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ほんじゃあちょっくら行って来ぃわ。
[太刀と僅かな荷を持ち、余四朗は里の者達に見送られ、遣いと共に目的地へ*]
(18) 2015/02/07(Sat) 00時頃
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