314 突然キャラソンを歌い出す村5
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― 昼休み/屋上 ―
…………。
[柊木を抱きかかえて屋上を後にしようとした時、チトは俺を心配そうに見上げた。>>3:612 ム、と口を結んで少し考えたが、やがて大きな溜息を吐く。]
…ああ。努力はする。
[本当はもっと言うべき事があるだろうが、今はこれが精一杯だった。 勿論、化学部を辞めると言ったのは本心ではない。 でも、一度口から出してしまった言葉には責任を持たなくてはいけない。 他人にとっては重い言葉ではないかもしれないが、あの言葉は柊木にとってはそうではない。 …それがわかっていながらも、俺はあの言葉をぶつけた。 俺たちを置き去りにして、俺たちの知らないお前になっていくのが、悲しくて。 向き合う事を恐れ、傷をつける事で引き留めようとした。 なんと卑怯で情けない男。 だからこそ、俺はあの言葉を簡単に取り消してはいけない。 これは俺のけじめだ。]
(140) 2022/09/09(Fri) 20時半頃
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[そんな心情を汲み取ってくれたのかはわからないが、チトは冗談めかした笑顔を俺に向けた。>>3:613]
…敵わんな、お前にも。
[フ、と緩やかに口角を上げた。]
(141) 2022/09/09(Fri) 20時半頃
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……芝原…? 大丈夫か、お前……。
[柊木を抱きかかえて屋上を後にしようとして、ものすごく息を切らせた芝原>>91に気が付いた。 あまりの消耗ぶりに抱えてやりたい程だったが、今は両手が塞がっている。 さすがにこの状態の柊木を俵担ぎにする訳にもいかない(相良は意識もあり呼吸も問題なかったので肩に担いだ)。]
保健室へ行くが…お前も来るなら来い。
[短く伝えて、再度歩き始める。 事態の説明が必要ならば、俺よりもチトや五十鈴に話してもらう方が良いだろう。 話が下手なのは自覚していた。]
(143) 2022/09/09(Fri) 21時頃
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― 昼休み/保健室へ ―
[堂々と、廊下を歩く。 先程の俺たちの歌の効果か、罵詈雑言が浴びせられる事はなかった。 それでも向けられる視線は冷たかったり、ひそひそと話す声はどうしてもあったが。 そんな中、チトの口から”ユウ”の名を聞いて、穏やかだった(当社比)俺の表情は険しくなった。]
…アイツにはまだ、色々聞きたい事がある。
[しかし、どうすれば会えるのかはわからない。 連絡先を知っているか?とチトや芝原、五十鈴に訊いたりした。]
(144) 2022/09/09(Fri) 21時頃
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― 昼休み/保健室 ―
…………。
[保健室に若林の姿はなかった。 チトに帳簿を任せ、ベッドに柊木を寝かせる。 相変わらず体温は高いが、呼吸は速くなく。 見たところ汗もかいていない気がする。 体内の何かが原因で発熱しているなら熱を逃がそうとしても良いような気はするが。]
わかった。 お前はコイツについていてやってくれ。
俺は、けいちゃんを探してくる。
[待っていても帰ってくるとは限らない。 それに、何かしていないと落ち着かなくもある。 チトに柊木を頼み、俺は若林を探しに出る事にした。]
(145) 2022/09/09(Fri) 21時頃
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― 昼休み/廊下 ―
[若林を探してあるく中、歌が聞こえる。 それは校内放送に乗る、五十鈴の歌声。>>3:694 チトの願い>>3:646を聞き入れ、五十鈴はマイクを握ったのだ。 思い出を語るように、そして時には語り掛けるように。 優しい歌声が耳に心地良い。]
(cho:―どうか醒めないで) (cho:―どうか枯れないで)
[cho:のハモリ下パートのみを口ずさみ、歩く。 やがて夏が往くように柔らかな旋律は廊下に溶けて。 続けて一連の騒動への説明が流れて来た。 なるほど、そう来たか。]
(146) 2022/09/09(Fri) 21時頃
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…ひとつ、借りができたな。お前。
[それは保健室で眠る柊木へ向けて。 生徒会副会長の企画という話を聞けば、生徒達の表情はどこか和らいで、改めて思えばあの花火すごくなかった?!なんて声も聞こえ出す。 やれやれ、と思いはしたが、確かに花火自体は悪くなかったなと俺も思い返して。 コイツが目覚めたらその話もしようと心に決めた。*]
(147) 2022/09/09(Fri) 21時頃
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/* 妖精、だよ。俺は。
?????????????????????????????????????????????
(-149) 2022/09/10(Sat) 18時頃
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/* wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwそうかあ
お前がフェアリーなんだな…全くわからんが…
(-150) 2022/09/10(Sat) 18時頃
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/* ンンフフフフフフwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwww
齟齬おきてたらあれだからなと思って最新ログも見ながらログ書いてるんだけど、思考爆散するからだめだなこれ(
(-155) 2022/09/10(Sat) 18時半頃
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/* >>197
泣くだろうがよ お前…お前………
(-158) 2022/09/10(Sat) 19時頃
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― 昼/職員室 ―
[若林を探して走り回ったものの、彼の姿を見つける事は出来なかった。 職員室を覗くと先生の数はいつもより少なく。 運良く職員室に残っていた担任に話を聞いたところ、応接室で爆発があったらしく、先生が対応に当たったりしているようだった。 今日は一体何なんだ。 おかしな事ばかりが起こっている。 これ以上何も起きなければいいのだが。
話をしている最中、電話が鳴る。 どうやら柊木の家族が迎えに来たようだ。]
………俺が運ぶ。 校門で待っていて欲しいと伝えてくれ。
[担任へ伝えて、返事も待たずに職員室を出た。]
(298) 2022/09/10(Sat) 20時頃
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― 昼/保健室 ―
…………おう。
[保健室に戻ると、いつの間にか人が増えていた。 低く短い声を発する。挨拶のようなニュアンス。 確かコイツらは昨日カード&ホビーショップに居た奴、それからそっちのベッドで寝てる奴はたまに保健室で見かける奴だ。]
…けいちゃんは見つからなかったが、 真理の迎えが来た。校門まで連れて行く。
…俺一人で十分だ。
[運ぶのは一人で事足りる。 元々、人手を割かなくて良いように運び手に名乗りを上げたのもあるし、大人数で向かうのも柊木の家族に気を遣わせるだろう。]
(299) 2022/09/10(Sat) 20時頃
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お前らも程々で戻れよ。 ……何があるか、わからんからなァ…。
[柊木を抱え上げて、ニタァ…と笑う。 何やら物騒な事が立て続けに起きているため気を付けろという旨を怖がらせないようにオブラートに包んでフレンドリーに微笑みかけたつもりだが、どこまで正しく伝わったかはわからない。*]
(300) 2022/09/10(Sat) 20時頃
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― 夕方/3年教室 ―
[柊木を引き渡して教室へ戻った後はいつもとあまり変わらない午後。 今日は放課後の予定もなくなり、台風が近づいているという話もあって速やかに帰路へつく事にした。 帰り支度をする中、今朝鞄に詰めて来たマシュマロと新作のパッケージを目にする。
どちらも渡す機会を失ってしまった。 マシュマロはまあ、見舞いの品にでもすればいいだろう。 しかし、こちらはどうしたものか。 昼休みにチトと五十鈴から聞いた話を思い返して唸る。 どうしたものか、考えても脳の許容範囲を超えていて答えなど出るはずもない。 少し遠回りにはなるが、フィオーレの前を通るだけ通って帰るという事で自分との折り合いをつけた。
あと、気がかりと言えば。]
(312) 2022/09/10(Sat) 21時頃
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………テル。 あの”夕暮”とかいう男について、 何か情報が入ったら教えてくれ。
[隣の席の五十鈴に声を掛ける。 TLNだけでも多数の情報が回っているが、彼個人へのメッセージで寄せられる情報もある。 その中で該当するものがあれば横流しして欲しいと頼み。 通学鞄を肩に引っ提げた。]
(313) 2022/09/10(Sat) 21時頃
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― 夕方/3年教室 ―
……お前には色々世話になったな。
[一緒に帰ると言う五十鈴>>322に頷き、次いで礼を言う。 それは校内放送の事であり、平澤の事。 委員会に出た五十鈴の身を案じていたが、どうやらセカンドインパクトは防げたようだった。]
その辺りは俺も訊きたいところだ。 …俺も行く。
[今日起こった事が今日だけの騒ぎならいいが、胸騒ぎがする。 柊木に得体のしれない力を与えたのがあの男なら、あの男がやろうと思えばまた誰かに力を与えられるのだろう。 それがもし、危険人物の手に渡ったならば? そうでなくとも、また見知った誰かが望み、柊木のように倒れる可能性だってある対策を練るにしても今は情報が足りない。 事態を把握しなければ、と思う。]
(327) 2022/09/10(Sat) 22時半頃
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……その話は、後だ。 行くぞ。
[教室は人が多すぎる。 じきに知れる情報>>323ではあると思うが、変に誰かの耳に入れてしまうのは良くないだろう。 道すがらで話すべきだと教室を出た。*]
(328) 2022/09/10(Sat) 22時半頃
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― 夕方/校門付近 ―
………ショコたんか。
[女子の声で「ずりやん」と呼ばれるのはあまりに新鮮で、何事かと思った。 残念な事にショコラの事はフルネームを聞いたかどうかも思い出せず、「ショコたん」で覚えてしまっている。 呼ばれた方を見れば、そこには戦友の姿>>325―――いや、師匠と呼ぶべきか。]
俺の方こそ、昨日は世話になった。 お前のサポート、最高だったぜ。
[それに、アプリのフレンド登録もしてカードのトレードまでした。 その礼も言いたいし、昨日のデュエについても話をしたかった。 だが、今はそんな気にもなれず。]
まあ…、色々とな…。 お前は怪我とかないか…?
[見たところ特に何かあったようには見えないが、中には慌てて走って転んだりしていた生徒も居たようで、念のため大事ないかを尋ねた。]
(331) 2022/09/10(Sat) 22時半頃
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…お前のサポートがあってこそだ。 ああ、いずれな。
[何だか素っ気ない返事になってしまったなと反省する。 正直なところ、ショコラ>>334とは一度手合わせを願いたい。 何ならこの後寄っていくか?と言えたら良かったのだが、今の俺にはデュエより優先すべき事があり、空に広がる曇天よろしく、胸中も晴れない。]
そうか…ならいい。
[ピンピンしてると少しホッとして。 行先を聞かれれば。]
俺たちはフィオーレに向かうが…。
[お前も行くか?と言える場所ではなかった気がする。 何処まで話が広まっているのかわからず、俺の口から何処まで話していいのか判断に迷い五十鈴をちらりと見た。 コイツなら正しく判断できるだろう、と俺は思っている。 そして、それよりも。]
(342) 2022/09/10(Sat) 23時頃
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…お前、あまり俺と居ない方がいいんじゃないか。 変な噂が立つかもしれんぞ。
[一応、ショコラに釘を刺しておく。 本当はもっと突き放した方がいいのだろうが、もう大分話してしまった後だ。 五十鈴も居る事で気が緩んでいたのもあるかもしれない。 だが、忘れてはならない。]
(347) 2022/09/10(Sat) 23時半頃
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♪ 俺は桃園の鬼…―――
(349) 2022/09/10(Sat) 23時半頃
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[俺は突然歌いだす―――♪]
(350) 2022/09/10(Sat) 23時半頃
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♪ 目を向ければFreeze お前はもう動けない 口を開けばafraid 震えて夜も眠れぬだろう
俺には爪も牙もない なのになぜ(why?) 皆俺を恐れ 遠ざかる 俺は桃園の鬼 恐怖の化身 俺は桃園の鬼 存在そのものがCalamity
誰が言ったか 近寄れば皆殺しだぜ 俺の後ろには 骸の道 極悪凶猛 無法千万 そこに慈悲などない
それが 桃園の鬼
♪
(351) 2022/09/10(Sat) 23時半頃
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[俺がそうであろうとなかろうと、世は俺を悪と見る事がある。 俺と居るだけで奇異の目に晒される事があるのだと、そう歌って伝えた。]
(352) 2022/09/10(Sat) 23時半頃
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/* はあ…
(-167) 2022/09/10(Sat) 23時半頃
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/* ここに居るメンツ全員歌まだみたいだから、歌われる前に歌っとこかなって…あとまあ…突然歌っておきたくて…
(-168) 2022/09/10(Sat) 23時半頃
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/* 誰か歌えば歌いやすくなるかもしれないじゃん?まごころ
(-169) 2022/09/10(Sat) 23時半頃
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/* みなみかわいいな
(-170) 2022/09/10(Sat) 23時半頃
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/* おおん? みなみちゃんが吸血鬼????
(-171) 2022/09/11(Sun) 00時頃
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