84 戀文村
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[再び無口な軍人を見上げれば、2人の内緒ごとだと 言う風なジェスチャーが見えた。 口元を両手で押さえて頷く女は、他者の思惑など判りはしない。 ただ……。]
そろそろ陽も落ちてきたし、失礼しますね。 貴方も足元気を付けて……。
[そう云って軍人と別れた後。 家路の途中で呟いた裡は、 無口な軍人が思うことの半分と重なってはいた。]
……うん、やっぱり明日ヤニクさんに話そう。
[旅立ってくれることで、生ける命があるのなら。 その部分がヤニクに掛かるという*所だけは*]
(9) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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[朝、いつものように籠を持って女は村の中を歩んでいた。 村の中は、いつもより軍人が多く見えただろうか。 怪訝に向けた視線。聞こえてくるのは……。]
えっ……!?
[サイモンが自殺したのだという話。 何故……と、一瞬思うも、どこか判る気がするのは、 自身の姉も自殺で亡くしているからかもしれず。 その事実があるから、女の足は、遺族であるナンシーの元へ。
姉が、ナタリアの孫息子を追った時。 戦争の始まりの時であっても、姉を偲ぶ気持ちと共に、 周囲に対する申し訳なさのようなものもあった。 戦況の悪い中、しかも軍人が居る中では、 その想いは、己の家族の比ではあるまい。 しかも、ナンシーは、それを一人で背負わなければならないのだ。]
(93) 2012/03/26(Mon) 16時半頃
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ナンシーちゃんっ!!
[駆けこんだサイモンの家。 陽も昇ったというのに、どこか暗い室内。 泣きはらし、怯えた顔をした少女は、自身の名を呼んだのが、 軍人でなくクラリッサと知れば、駆け寄り女の胸に顔を埋めた。]
1人で、怖かったよね……。 大丈夫、もう、大丈夫。
[トントンと、幼子にするように、その華奢な背を擦る。
嗚呼、この一時、戦争が終わるまでの間。 重責をこの背に背負わせても叶えたかった想いが、 きっとサイモンにはあったのだろう。 その想いは、たぶん手紙にしたためられていて。 けれど、今、彼女に見せることは出来ぬ想い。
過ぎるのは、姉の顔。]
(95) 2012/03/26(Mon) 16時半頃
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[「兄さん、何故」と、繰り返す少女の背を 撫でてやることしかできない。無力さ。
もう少し、彼女が泣き止めば、落ち着くまでは自分の家に。 そう提案は、しようと思うけれど。 姉の件もあり、ある種の見せしめか、 表上は男手もなくてはならないと、未だ徴兵されていない父も、 母も、彼女を引き取ることに否は言うまい。 姉の件で、抱えた傷が同じ家族ならば……。
どれくらい、そうしていただろうか。 外からかかる声がある。 それは、魚屋のワンダのものだった。 彼女もまた、一人になってしまったナンシーを気にしたのだ。 そして、その口から、零された情報に、クラリッサは目を見開く。]
(98) 2012/03/26(Mon) 17時頃
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そ、んな、セレストちゃんが……なんでっ!!
[悲鳴のような声上げて、女はその場に頽れた。
ワンダがソフィアから聞いたのだという情報。 それは、幼馴染の彼女に赤い手紙が届いたということ。
目の前が真っ白になって、何も考えられなくなる。 そんな女を、ワンダは支え起こし、 「この場は自分に任せてセレストの元にいっておあげ」 と叱咤する。
蒼白な顔で頷いて、サイモンの家を飛び出すけれど。 暫くしたところで、顔を覆って立ち止まった。 どんな顔で、彼女に会えばいいのか判らない。 どんな言葉を、彼女に向ければいいのか判らない。 悩む女の耳を通り過ぎて行くのは、何かあったのだろうか? 軍人と村人が何かを言い争うような*喧噪*]
(99) 2012/03/26(Mon) 17時頃
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[喧噪の中、聴こえたのはセレストの名を叫ぶ声。 はっと、顔を上げて声の聴こえた方角へと。 駆けつけた時には、遠く、ヨーランダを支える幼馴染。 そして、離れていく無口な軍人。]
……。
[状況がよく判らないままでは、それ以上、寄ることもできず。 群衆の中に、女の姿は紛れた。]
(113) 2012/03/26(Mon) 19時頃
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[群衆の中で、何があったの?と女が問えば、 返ってくるのは村人から見た一部始終だろう。 それは、もう一人の幼馴染であるエリアスが、他所で聞いたと同じ。 軍人を悪くいうもの。
それに対して、クラリッサは何も言わない、言えない。 唯、思い出すのは、昨日、ナタリアの家へ向かう際、 陽気な軍人がかけてくれた言葉であり、 頭巾につもった雪を、そっと払ってくれた 無口な軍人の優しさ……。
女は、そっとその場を離れる。 向かう先は、墓場。 ヨーランダとセレストと、向かう先はそちらに思えたから。 もし、彼女たちが、あの場にあった村人と同じ想いを抱いていたなら、それはとても哀しいことだと、思えてならなかったが故に。]
(116) 2012/03/26(Mon) 19時頃
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[なによりも、大事な幼馴染が戦場へ行ってしまうなら。 未だ、どんな顔をしていいのか、言葉をかけていいのか 判らずとも、会って話がしたかった。
向かった先、果たして彼女たちは居るか否か。]
(117) 2012/03/26(Mon) 19時頃
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― 墓場 ―
ヨーランダさん、セレストちゃん。
[2人の姿を見つけ、声をかけたタイミングは何時だったろう。
普段あまり足を運ばない墓場。 ただ1人で墓に眠る姉を見るのがしのびないからだと、 ヨーランダには零したことがあったかもしれない。 死亡届がまだ届いてない、姉の婚約者は、 たとえもう死んでいたとしても、弔いはできない。
ともあれ、いろんな想いが詰まる墓の間に間で。 声をかけたは良いが、二の句を用意していなかったクラリッサは、 ただ困ったように眉を八の字に下げ、2人を見つめた。]
(121) 2012/03/26(Mon) 19時半頃
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うん……。
[走り寄り、抱きしめてくれる幼馴染の言葉に頷く。 結局かける言葉は、見つけられないまま。 その後、無言で抱きしめ返す。]
私、待ってるから、セレストちゃんが戻ってくるの。 もしかしたら、私も呼ばれて行くかもしれないけど。
[暫く後、ようやっと見つけた言葉、耳元に囁いて。 何もないけれど、と差し出すのは、香り袋。 観賞用にと自宅で育てていた、ジャスミンの花の香り。 ミッシェルにも渡したそれは、春を思わせるもの。 どうか、お守り代わりに……と。]
(126) 2012/03/26(Mon) 20時頃
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クラリッサは、セレストの言葉にふるふるっと首を振る。
2012/03/26(Mon) 20時半頃
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お守りにしてくれるのは嬉しいけれど。 その言い方だと、 セレストちゃんが戻ってこないみたいで厭よ。
[クラリッサは、幼馴染ほどきちんとは戦況を知ってはない。 けれど、子供で無ければ、悟ることもある。 それでいて、紡ぐ言葉は、最後の祈りに縋るよう。]
この先、お互いどうなっても、 また此処この村で会いましょう。
[出来れば生きて……。 それは、傍に在る、ヨーランダにも思うこと。]
(129) 2012/03/26(Mon) 20時半頃
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[幼馴染の辛そうな笑みを受けて、 クラリッサも鏡写しに苦しそうな笑みを浮かべる。
言葉裏、まったく拾えないほど無知でなく。 けれど、すべて拾いきるほどには、見えぬセレストの裡。
上がる悲痛なヨーランダの声。 想いは同じでも、同じように言葉にできないのは、 クラリッサには、両親という存在があった。 だから、2人が言葉を再び交わし始めるならば、 そっと身を引き見守る態。]
(145) 2012/03/26(Mon) 21時半頃
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[じゃりっと、音を立てて後ずさる。
ヨーランダからセレストへと問われること。 答えを知りたくない……と、思ったのは本能。 答えがYESでも、NOでも、哀しい問いかけだった。]
あの、私、用事があるから……。
[明日、旅立ちの時は、見送るつもりで。 クラリッサは、踵を返す。 暫くして駆け出すのは、2人の時を邪魔したくないのと、 心の裡に荒れ狂う感情がどうにもできなかったから。]
(156) 2012/03/26(Mon) 22時頃
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/* うぉぉぉおおお、切ないな切ない(ハンカチきりきり じたごろする村建てでした。 ヨーランダ襲撃かしら、これ(ごろっごろっ
セレストはブロリンだったかぁ。 ホレーショーと、どっちかなぁと思ってたけど。 薔薇だろうなぁとは(ぇ
(-54) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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[目元をすりながら墓場から村の中へと。 向かえば、酒場の女主人の姿を見つけるだろう。]
ダーラさん……。
[その人の名を呼びながら、連想する人がいる。 嗚呼、こうなってしまったら、早く伝えないと。 一刻も早く、村の外に……と。]
(186) 2012/03/26(Mon) 23時頃
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[声かけた人に尋ねられること。 それは、サイモンのことだろうか。 それとも、セレストのことだろうか。 もしくは、ヨーランダのことを含めてか。
どれにしても、ダーラと同じく酷い顔で、クラリッサは頷く。]
……哀しいことは、もう聞きたくないの、に
[呟いて、生きていれば姉と同じ年頃の女性に縋りついた。]
(194) 2012/03/26(Mon) 23時頃
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/* ブロリンさんは、自分のお母さんと何かあったのかなぁ。 おおぅ、せつねーな。せつねー(ノД;)
(-64) 2012/03/26(Mon) 23時半頃
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[縋りつく相手も、自分と同じように哀しみに沈んでいる。 判っているのに、縋りつくことは、やめられず。 収まった腕の中、嗚咽混じりに呟く。]
ヨーランダさんも、セレストちゃんを追って行くのかもしれない。 2人とも生きて欲しいのに……。 でも、私は、2人を止める言葉を持っていないの。
[過去、姉を止める言葉もなかった。]
みんなに、生きて幸せになって欲しいのに……どうして……。
[戦争は何もかも奪おうとするのか。 言葉は途切れ途切れ、そしてやがて、思い出したように ダーラに願う。]
(207) 2012/03/26(Mon) 23時半頃
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ねぇ、ダーラさん、ヤニクさんに、早く村を離れてって 云ってもいいです、か? ヤニクさん、いなくなって大変になることは、 できるだけ、私、手伝うから……。
[酷く言葉足らずではあるが、伝わるだろうか。 旅人である彼なら、死から逃げれる可能性もあると。]
(208) 2012/03/26(Mon) 23時半頃
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ヨーランダさんのことは、私の考え過ぎかも……。 でも、セレストちゃんに ひとりで行(往)くのは、怖い?って聞いてたから。 答え聞くのが怖くて、逃げてきちゃったの。
[それでYESが返ったなら、とる行動は1つな気がして。]
ヤニクさんの件は、難しくても、出来ればって思ってる。
[非力な自分に何ができるかは、判らないけれど。 思うことを、言葉足らずに、けれど真剣にダーラへと伝えようと。]
(220) 2012/03/27(Tue) 00時頃
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[肩を叩かれて頷く。 ヨーランダの件は、きっと自分が確かめるより、 ダーラの方が適任だとクラリッサは思う。 同じく、怖いという人にそれを求めるのは、 甘えかもしれないけれど。]
ヤニクさんの件は、私からお願いします。 生きて、外にと思うのは、私の勝手な願いだから。
[すんっと鼻を啜って、不器用に笑む。 男手が減って困るかもしれないと、尋ねたけれど。 ダーラが止めぬのならば、願っても構わぬだろうと。 その先、彼がどうするかは、彼と外の状況次第だから。]
話を聞いてくれて、ありがとう。
[礼を一つ云って、その後、ダーラと*別れることになるか*]
(239) 2012/03/27(Tue) 00時半頃
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うん、一人で戻れる……。
[ヨーランダの元へと行くというダーラと別れる。 共に行けないのは、やはり答えを知るのが怖いのと、 もしそうであったなら止めるべき言葉を持たないから。]
ナタリアさんの所に行くの、遅くなっちゃったな。
[籠を抱え直して、ナタリアの所へと向かう途中。 視界に入るのは、本屋。 あっと開く口。 昨日、郵便屋が届けてくれたメモを思い出す。 ナタリアの所に向かうのは、何時と約束をしている訳でもない。 少し悩んだ後、先に寄ることを女は選択する。
女が本屋の扉を潜る時、その先には*誰がいただろう*]
(259) 2012/03/27(Tue) 09時半頃
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― 本屋 ―
[潜った扉の向こうには、本屋の主人と。 ミッシェルの姿もあっただろうか。 そして、願い事を紡ごうと思っていた相手も……。]
ええ、郵便屋さんから、言伝をもらったから。 こちらこそ、ありがとう。 とても綺麗に直してくれて……。
[だから、どこか気も漫ろに、若い主人から童話を受け取る。 その後、代金と、お礼にならないかも……といいながら、 タヌキの形が縫い付けられているブックカバーを手渡す。 よく見れば、どことなくタヌキがベネットに似て見えて、 ふっと、女は頬を微かに緩ませた。]
(298) 2012/03/27(Tue) 22時半頃
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ヤニクさんも、修繕を頼まれたの?
[泳がせた視線の先、ヤニクも手に本を持っていれば、 切欠とばかりに声をかける。 新たに買ったものでなく、修繕と思ったのは、 表紙が見えたならそこに在る染みを見てのこと。]
(299) 2012/03/27(Tue) 22時半頃
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えっ、でも、それだと悪いわ……。
[この物資不足の中で、修繕する道具も、 そう容易く手に入ったものとは思えない。 返された代金に戸惑い、助けを求めるのは、ミッシェルへ。 大事なものか?と、問われれば、コクリと頷くけれど。]
嗚呼……、いつ出発するのか、聴くのを忘れてた。 もしよかったら、判ったら私にも教えてくれませんか?
[彼女が、セレストの旅立ちの時を聴きに行くと言うならば、 願い事を一つ紡ぐ。 ベネットの口から出る、もう一人の女性の名に、 クラリッサの眸は揺れた。]
(312) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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