194 花籠遊里
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
/* 落ちない…、だと…!?(結構即死陣営)
(-3) 2014/09/19(Fri) 02時頃
|
|
― 黎明幕間 ―
[月の視界を塞ぎ、彼が嫌がるたびに、名を恋わせた。 毒を浴び続ける享楽は、身体以上に心を軋ませたろう。
夜蛾の悪辣は際限を知らず、今宵も花を傷付けていく。 作法が為っていないと叱る花主など居らず、 元より蝶と花とはそういった関係。>>2:206]
(2) 2014/09/19(Fri) 02時半頃
|
|
[嫌がる彼を押さえつけ、放埓に振舞う夜は刻々更けていく。 暴力的とすら言える睦言は、情人に齎す其れでない。 蜜を貪る愉悦の一時であった。
そうして、暁が迫り、明星が空に瞬く頃。 男は好きに使った彼を牀榻に捨て、傍を離れる。 眼差しを隠す帯も解かぬまま、彼を暗闇に幽閉するまま。
気怠げに床に降り立ち、格子に進める足。 最中、チラと別の牢へ視線を向ければ、 ほんの少し瞼を細め、浅く唇を開いた。]
(3) 2014/09/19(Fri) 02時半頃
|
|
―――…口吸いはしてねぇな。
[不意に月下蝶と櫻が収まる牢獄に向ける独り言。>>2:=12 彼が覚醒していれば、悪辣な声は鼓膜に忍び寄る。
されど、告げる其れは免罪符などではなく、単なる事実。 彼は求めず、己も気が向かなかった。唯それだけ。
肌を合わせるより、ずっと重い接吻があるかなど、 青い論議を交わす心算は早々なかったが、 視線をツ、と地上へ続く階段に向けた。]
(=0) 2014/09/19(Fri) 02時半頃
|
|
もう、夜の帳が上がっちまうな。 まぁ、其れでなくても、星に手は届かねぇか。
[明らかに彼に向けて紡ぐのに、何処か独り言めいて零し。 視線を流して、若い彼を見た。泡沫なる胡蝶の彼を。]
―――…星を撃ち落とすかい、若いの。
[夜が明ければ、彼はまた空に輝く遠い月となろう。 蝶の翅では到底届かぬ暁の果て。
唆す声は勁く、張り詰めて、力強い。 彼を値踏みする眼差しは、葦の其れでなく。
真空の宇宙にめげず、それでも彼が夢物語を追いかけるなら。
ハッピーエンドとやらの、甘たる過ぎて 辟易する終わりはいつも、口付けで結ばれる。]
(=1) 2014/09/19(Fri) 02時半頃
|
|
[ひとつ、ふたつ。 零す言の葉は恐らく要を得ない。
まだ、漆黒に閉ざされる銀月を示唆するように一瞥した後、 好きにしろと云わんばかりに余所の牢からも視線を引き剥がし、 男は再び足を踏み出す。本来、己の住まう外の世界へ。
朝日を厭い、夜蛾は翅をまた開く。
――――*さぁ、夜が明ける。*]
(4) 2014/09/19(Fri) 02時半頃
|
|
[閃光のように脳裏を走るのは、花弁の吹雪。 咽返りそうな花の匂いの中に、己はいない。
外の世界と、籠の世界は、遠すぎる。
熱情に勝る接吻など、在りはしないと言い聞かせ、 男は自身の唇を*緩く擦った。*]
(=2) 2014/09/19(Fri) 02時半頃
|
|
/* コピペミスって変な場所に変な言葉が入った件。 うぐぐぐ、メモ張りなおし申し訳ない。
(-9) 2014/09/19(Fri) 02時半頃
|
|
/* …………、
[←自分が指名した花が次々落ちていくことに気付いた]
[もしかして:死神?]
(-10) 2014/09/19(Fri) 02時半頃
|
|
[男は今日もまた、陽がすっかりと暮れてから館に顔を出した。
霧雨を逃れ、冷気を払い、夜の暗がりに隠れるよう、 軒先に滑り込ませた身体は僅かに湿気っていた。
水気を厭う癖、男が傘を持ち歩くことは無い。
傘だけに限らず、男は何一つ、連れてきた事がない。 その身一つで月のない今宵も、花籠へと舞い降りる。]
(17) 2014/09/19(Fri) 21時頃
|
|
[館に足を踏み入れた途端、思い出すのは昨夜の続き。 月輝を穢して、蝶を刺した、悪辣なる夜明け。>>=3>>=4
彼は夜迷い事にも案外真剣に耳を傾けていたように見えた。 何処まで本気かは知らない。何処から気紛れかも知らない。
けれど彼が漏らした危うさは、花主より世間話のように聞いた悲恋を連想させた。>>1:0>>1:1>>1:#0 ハイリスクローリターンの博打に出るなど、余程の阿呆か勝負師だけだ。手に手をとってなど、上手くいった話は聞かない。 ―――それでも、己は、若い彼が打つ、一手など知らない。]
―――まぁ、精々。 火傷ついでに路地裏で薬漬けされにゃ良いがね。
[思ってもいない心配事は、悲惨な未来の一つを思わせて。
色町で焦がした身は、淫堕落に落ちるがお決まりなれど、 美しい銀月と月下蝶を、浮浪者やら悪漢やらにくれてやるにはやや惜しいと、美術品でも愛でるかのように、他人事めいた吐息を漏らした。*]
(=6) 2014/09/19(Fri) 21時頃
|
|
― 遊里来訪 ―
[そうして、訪れたる花籠。 連日連夜の来訪も厭わず、恙無く迎え入れる花主に軽い会釈を向け、パイル地の手拭借りて水気を孕んだ短い髪を拭った。]
嫌だねぇ、涙雨の様なんて芝居がかりすぎちゃいねぇか。 最近は色町もキナ臭せぇ。
[独り言を漏らしながら廊下を闊歩する長躯は、目先に先客を見止め>>14一日と開けず、籠へ通うようになった金の蝶へと眼を細めた。]
―――よう、ニコラス坊や。 謳歌しちゃいるかね、花の美麗は愛でたかね。
それにしちゃあ、浮かない顔だ。 まだ、遊び方を知らぬと見える。
――――…夜の深さを、知らない顔だ。
[タオルで雑に口元を拭い、ニィと笑んだ顔を向ける。 物怖じしない彼に、裏を作らぬ声で語りかけた。]
(18) 2014/09/19(Fri) 21時頃
|
|
[人好きする柔らかな気配は常と変わらず、二日続けて花を購った蝶には到底見えぬ彼。>>21 顔を合わせたのは決して久方ぶりではないが、彼は喜色を隠さない。]
普段は出来ない悪戯事を? お前さんに才能があった、それだけだろう。 俺は存外、目利きが上手いんだぜ。
[傲岸な自信家の物言い吐き出し、喉を揺らして見せた。 彼の知らない遊び方、人の心の暴き方、舌の上で転がし、彼の傍に翅を休め。
彼が毒を恐れぬのは無知故でないと知っている。 毒を孕んだ蝶に、同じ毒は効かぬだけ。]
それも余興の一つよな、―――なぁ、美しき人?
(24) 2014/09/19(Fri) 22時半頃
|
|
花街遊楽覚えても、性根が捻れちまうだけだが、 お前さんは火遊び程度で満足しない性分。そうだろう?
[彼の喜悦は難解なれど、上流階級らしい育ちの良さを無下にする男でなし。>>27 彼は自身をこの花籠より浮いた存在だと判じているようだが、中々どうして、欲深さたるや一目を置かざるを得ない。
今もこうして誘い文句を遊ばせる彼に、喉の上下が収まらず。 霧雨に冷えた指先を彼に向かい伸ばした。]
夜の深さを、人の挫き方を? 止せ止せ、月のない夜に刺されちまうぜ。
[口では咎める素振りを見せながら、指先を彼の耳横について、廊下の壁へと彼を追い立てる。 静かなる軟禁は、花にする暴力的なそれでなく。 されど、対等であるはずの彼へ教える上下間。
視座の変わらぬ眼差し触れ合わせ、首を僅か傾ける。]
―――…それとも、心の遊ばせ方を? 情熱を知らず、毒に過敏なる籠の鳥よ。
(31) 2014/09/19(Fri) 23時半頃
|
|
[足を踏み入れた花籠で知る本質。 求める前に与えられてきた傲慢さは己とは異なるが、 やはり、彼は親の世代の後に生まれた青い血の貴人。]
――…知っている、それがお前さんの在りようよな。
[蝶らしいと言えばそれまでだが、彼から覚える異質は、鱗粉撒いて拡げる翅だけに在らず。 ほんの少し上体を傾け、彼に迫る顔貌と落ちる影。>>36]
お前さんが知らぬものを余所に求めるとは結構。 しかし、奥ってぇのは――…、
[空の右手がスラと昇り、正装の上に至る掌。 大きく武骨な五指は彼の心臓を捉えて、淡く圧し。]
この奥のことだろう。
[人を暴きたがる彼に向ける言葉は訳知り顔。 撓る唇は弓形を描き、小さく喉を震わせた。]
(43) 2014/09/20(Sat) 00時頃
|
|
――――…Tu es belle.
[違えぬ発音で響かせる声は、いつか櫻花が彼を呼んでいた語。 彼の生真面目たる発音は、リンと揺れる鈴の音階ではなかった。
彼は転がり音を立てる楽ではなく、蝶でありながら、花を模す。 真実、名が示すとおり、美しい人であった。]
首輪が欲しけりゃくれてやらぁな。 お前さんが覗きたいのは他人ばかりじゃなかろうに。
ニコラス坊や、未だだ。 未だ、お前さんは、自分を知らない。
(=7) 2014/09/20(Sat) 00時頃
|
|
開いたことも、抉じ開けられたこともねぇんだろう。 ―――…識っているぜ、ニコラス坊や。
[着衣の上からそろりと撫で上げる心臓の上。 彼の空いた胸を確かめながら、男の指が染みていく。>>51
彼の微笑みも甘言も、本質的なものだとしても、己の鼓膜には留まらず、流れていく。本当の鳴声は、きっと、この奥に在るのだ。
揺らめく夜蛾は鳥篭の傍を飛び、胸を淡く弾いて茶化す。 言葉で刺した直後の刺激は、更に微笑へ変質を促して。]
(57) 2014/09/20(Sat) 01時半頃
|
|
伊達に長らく生きちゃいねぇよ。 お前さん、何も変わらず生きる気かね。 そいつぁ、良い子息、良い血筋、良い手本よ。
[一代で財を成した彼の親の集大成。>>=8 生まれながらの貴族を作り、彼はその様に育った。 決められた運命、彼の介入を許さぬ未来、永遠の鳥篭。]
だがな、お前さんは花籠へ訪れた。
[せせら笑う男の笑みは深くも悪質。 頬を唇で舐めるように迫れば、吐息が稜線を下っていく。
彼の美しい金色の羽は鑑賞されるためにあるのか。 格子越しの空以外を知らぬまま、永劫を生きるのか。
―――彼は永遠の孤独に耐えうるのか。]
(=10) 2014/09/20(Sat) 01時半頃
|
|
――…来いよ、ニコラス坊や。
俺はお前さんのことを買っているんだ。 俺と出会っちまったが、運の尽きと、諦めな。
[傲慢な夜蛾の囁きが、淡く染まった肌に懐く。>>=9 何も知らない彼を染めるのではなく、壊してしまう程、勁い悪辣。]
(=11) 2014/09/20(Sat) 01時半頃
|
|
[彼の手首を不意に捕らえ、エスコートなど知らぬように強く引いた。踏鞴さえ踏ませて傍に侍らせる。彼の長躯は己の傍らに映えて、有無を言わせない。 掴んだ五指は、初めて彼に掛けられた束縛と代わり、顔を起こして小姓を呼ぶ。]
――…手隙の花を一輪つれてきな。 誰でも良いとは言わねぇが、花主に告げりゃ見繕うだろう。
[采配を花主に任せ、白羽が立つのは蝶と同じ響きを持つ彼だろうか。覗かせる悪趣味の深淵は今宵も深く、傍らの蝶の否は聞かずに足を踏み出す。
慌てるように小姓が目的を問えば、野暮天と詰りつつも、 白い歯を覗かせ、うっそりと笑みを刻んだ。]
―――ああ? 決まってるだろう、 可愛いニコラス坊やの躾に使うのさ。
[子供を躾ける折檻を思わせる声。 また、美しい彼が知らぬ世界を、夜蛾の閃きが開け放つ。**]
(58) 2014/09/20(Sat) 01時半頃
|
|
[空を翳らす曇天と、しくしく撒かれる霧雨。 残暑の名残すら奪い、人肌より体温を奪う。
足りないのは享楽か、愉悦か。 更に深き人の業か。
不遜な男は翅を閃かせ、金糸雀を鳥篭から花籠へ移す。 花鳥風月とはよく言ったもの。
鳥の飼い方、花の咲き方、蝶の遊び方。 今宵の地下はよくよく冷えていた。
散ってしまった花の熱を惜しむように。]
(66) 2014/09/20(Sat) 12時頃
|
|
[彼の人生には、安寧という言葉以外は存在しないのだろう。
恵まれた、と言えば聞こえは良いが、定められた生だ。 敗北の味を、従属の甘美を彼は知らない。>>=12
最初は傲慢な上流階級然とした態度に些細な興味。 次は蝶になりきらぬ横顔への好奇心。 果ては初体験に憧れる乙女のような彼に喉が渇いた。
深窓で育てられた彼の期待は、何処か幼く危うい。 されど、熟した果実のように蜜を滴らせ、己を誘う。
彼の傍が似合うのは白馬の王子様でも、可憐なお姫様でもない。 羞恥を掻き立て、下卑た悦びで彼を穢す、悪徳な支配者だ。]
(=13) 2014/09/20(Sat) 12時頃
|
|
― 地下牢 ―
[日を重ねるごとに花も蝶も減る。 元々蝶は素性が知れず、何処に飛び去っても不思議ではない。 元々花は保障がされず、何時枯れても不思議ではない。 だから、不在はさりとて気にせず、今宵を彩る花を待つ。
どうせ、花樹は何処にもいけやしないのだから。
格子の中に収まる木製の牀榻、跪台が傍ら。 呼んだ花は今頃、白装に身を包んでいる頃だろうか。
己は早速、ニコラスの肩を抱き寄せ、香を確かめてから、腕を解いて、牀榻へ先んじた。されど、彼には布団の上を許さず、自身の眼前に起立を命じる。]
――…さて、今宵の遊びはまた一興よ。
(67) 2014/09/20(Sat) 12時半頃
|
|
お前さんは――…、そうさな。売られてきたばかりの花よ。 可愛そうに、あくどい客に購われた。
[先ず男が成したのは彼の立場の剥奪。 上に立つものとして育てられてきた彼から奪う翅。
自身の顎鬚をざらりと撫でて鑑賞の眼差しを注いだ。]
全て脱ぎな。ニコラス。
[彼に強いるストリップは、端的。 全ての花に与えられる白装束すら、与えられぬ彼は未熟な蕾。 そんな、在りもしない幻想を拡げ、彼を惑わしていく。 淫靡で倒錯的な茶番だ、男の遊戯は今宵も行儀が悪い。
彼の羞恥を騒がせ、一糸纏わぬ裸身に変われと囃して。 悪趣味に巻き込まれる一輪は、宛ら彼の監督役と云った所。
―――堕ちた蝶の先行きを、花に見せるようにして。]
(68) 2014/09/20(Sat) 12時半頃
|
|
/* イメクラとか本当にこのヘクターおっさんだな!
だって、蝶ちゃんも花ちゃんも可愛いし、 やりたいこと閃いちゃったし、 自分のしたいことばっかでアレでソレですね!
(-50) 2014/09/20(Sat) 12時半頃
|
|
[一度目は抱く側として、二度目は抱かれる側として。 そうして、三度目の今宵は虐げられるものとして。
彼が階段を下る度、花籠より立つ香は真実へと誘った。 淫欲を抱える冷たい地下牢には、数多の情と蜜が隠れている。無論、彼の熱情と秘密とて。>>69
己の与太に乗る彼に、喉を揺らして、幕の上がる音を聞く。 地位を失い転落した蝶など、花街でも珍しくは無い。 毛色の違う色を好むものは少なくなく、それ以上に蝶を強いる行為は雄の征服欲を刺激する。彼が本当に蝶が堕ちてしまえば、悦んで群がる男など幾らでも居るのだ。
色街の摂理に刹那、気をやるも、哀れな蝶の末路を更に語る。]
―――…お前さんには花より仕込が施された。 だが、蝶が留まるは初めてのこと。
淫欲に濡れて過ごした過日は習いであったのさ。 夜蛾の前に屈する為の、な。
[彼の記憶と現状を混ぜ込んで唆していく低音。 櫻の梢に注いだ一昨夜も、沈丁花の種を孕んだ昨夜も、全ては客に奉仕する為の手順であったと、毒を垂らしこんだ。]
(74) 2014/09/20(Sat) 16時頃
|
|
[即ち、白皙は何も知らぬ身体では無い。 男の欲求を満たす事を教えられた肉体だ。>>70 色を惹いて脱衣に至る所作さえ、この先の情事を自覚させる。]
流石に卸したては綺麗なもんだな。 ―――上席の花共は優しく教えてくれたかい?
[均整の取れた肢体はすらりと伸びて、絵画の中に住む麗人そのもの。牀榻に腰を落ち着けたままの男は、戯れに指先を起こし、鳩尾から腹の脇までを撫でてみせた。
指先に吸い付く質感はやはり、金の掛けられた造形。 美しい身体には、社交界で乙女たちが一曲強請らざるを得ない柔和な面差しが付いている。 だが、男は眼圧は鋭く掛け、色も淡い乳嘴を視線で舐めた。 本来ならば、伴侶となる娘にも受けない辱め。
されど、今の彼は堕ちた蝶。 未熟で硬い花蕾、甘い閨房しか知らぬ彼の初見世であった。]
(75) 2014/09/20(Sat) 16時頃
|
|
俺を退屈させるなよ、ニコラス。 次は下だ。
―――なぁに、一輪呼んである。 そう、不安を覚えずとも構わねぇよ。
[気遣う振りして、全く彼を労う声ではなかった。 暗に客観に晒し、視姦を愉しむ薄暗い笑い。
彼の貴人としての矜持をゆっくりと詰ったのだった。*]
(76) 2014/09/20(Sat) 16時頃
|
|
[今宵の享楽はまたしても夜蛾が如いた姦計。 彼を悪辣などと詰る癖、決して褒められぬ毎夜の事。
ニコラスを花に見立てて、君臨者を気取っていた毒虫は、紅華の来訪に視線を上げた。>>78]
―――よう、丁助。 相変わらずの面構えだな、もうちと媚を知らねぇかい。
[相も変わらず口の悪い男は今宵もまた変わらず。 視線で彼に示すは、毒牙に掛かる蝶の健気。
昨夜彼が慰めた蝶の末路。]
(81) 2014/09/20(Sat) 18時頃
|
|
初心なもんだな、さぞ、甘やかされたんだろう。 この廓の花々は籠の内に温いとは知っているが。
[半分は芝居だが、半分は男の本音で。 まだ日の浅い彼に強制する花など、玄人意識に関わる。 無理を強いる悪辣な毒は、精々夜蛾ばかりだ。>>79
彼が決意したように下衣まで剥いてしまえば、明るみの中に裸身が露わ。細いが華奢ではない男の腰つきに、性器の色合いまで、じとりと鑑賞し、指が足の付け根まで降りていく。]
……まぁ、最初にしては上出来よ。 こんな所で無様を晒せば、紅華の不興を買うぜ。
[実際、花から見ればどちらも蝶。 そんな無体は与えぬだろうが、この場の支配者を教えるための語であった。悪趣味は今宵も牢で火を入れる。]
(82) 2014/09/20(Sat) 18時頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る