109 Soul River
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冷めたかとか冷めてないとかじゃなくてさ。 ヘクターって茶の淹れ方しらねぇだろう。
[茶葉の浮いたカップを手に取る。 匂いを嗅いでみると何とも微妙な匂いになっていた。]
……これって、元は紅茶、だよな? せめて茶っぱくらい漉した方がよくねぇ?
ないの? 茶漉し。
[キッチンの方へ行くと食器棚の引き出しを開けていく。]
(6) 2013/01/06(Sun) 01時頃
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飲めりゃ一緒だけどさ。飲めりゃあな。
……飲めてねーじゃん。
[茶漉しを見つけて振り返ると、ヘクターが椅子に座るところだった。]
はいはい、薄めても飲めるかわかんねーけどな。 それくらいなら最初っから淹れ直した方が良いだろ?
[やかんに水を入れて火にかける。 後ろから聞こえてくるのはリズムを取る音。リズムが揺れて、合わせるには難しい。]
まだ人が増えンのかな。
[湧かす水の量は多めに。余った茶葉があるのかどうか、ヘクターが使ったらしい缶を手にとって中身を確かめる。]
(11) 2013/01/06(Sun) 01時頃
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[火にかけて、沸騰し始めるまでヘクターの音は続いた。 それから別のポットを取り出して、茶葉を数杯入れ湯を注いだ。 ポットを温めた方が良いらしいのは知っていたけど、面倒だった。 多少温くなってもあれよりはまし、と、蓋をして布巾を上に掛ける。
茶の味にうるさい上司は年上の女で、新入りだった頃何度も淹れ直させられた思い出がある。
ついでにただの湯もやかんのままテーブルへと運んだ。 もう、ヘクターのリズム音は途絶えていて。]
(14) 2013/01/06(Sun) 01時半頃
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俺にはアンタが知らない男連れてるようにしか見えねぇよ。
[ダイニングにやってきたテッドともう一人、を見て、手に持っていたやかんをテーブルへと置いた。]
や、新しい顔がもう一つ増えたのは増えたけどな。 あのなんだっけ、オーボエの奴。あれとどっか行った。
[カップには未だ入った茶色い何か。いや、お茶であることは間違いない。味はともかく。]
(17) 2013/01/06(Sun) 02時頃
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そのぼーしのにーさんはなんの楽器? なんか、楽器扱う奴ばっか来てるみたいでさ。
あ、俺はヒューね。
[ついでに新しいカップを出してくると、自分の分だけはポットから注ぐ。もちろん、茶漉し使用。]
ああ、ヘクター特製。少し茶っぱが混じってっから薄めた方が良いぜ。 ほれ、湯が入ってる。
[と、ヘクターの淹れた茶とやかんを示す。]
(21) 2013/01/06(Sun) 02時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/01/06(Sun) 02時頃
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/* メモを忘れていたのでハリハリ。 所で死んだことになると吊りで生き返れないことない?
ということで死因は現在の所明記してなかったりする。
(-5) 2013/01/06(Sun) 02時頃
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まー、酷くても腹を壊すくらいですむだろ。
[自分で淹れた茶を口にする。少し蒸らし時間が足りないと言われそうな味だったけれど、そこまで文句を付ける奴もここにはいないだろうし。
ああ。 何で俺はここに来たんだっけ。 そんなことを紅茶の味に思った。]
(25) 2013/01/06(Sun) 02時半頃
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あんまり苦そうなんで俺は自分で淹れた。
それ飲んだらこっちに飲めば?
[ポットを差し出す。 もう一人の帽子の男にも新しいカップと茶を差し出した。元の人数には入っていなかったから、新しい茶の方が良いだろうと思って。]
茶漉しならあるぜ。使う?
[と、茶漉しをテッドへと差し出した。]
(30) 2013/01/06(Sun) 03時頃
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[さらに二人やってくれば、お茶を選べるように新しいカップに茶を注ぐ。
耳に届くのは近づいてくる足音。 やってきた頃には飲み頃の温度になってるだろうと、ソーサーの上にカップを載せて待つことにした**]
(31) 2013/01/06(Sun) 04時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/01/06(Sun) 04時半頃
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―ダイニング―
何人なぁ……。さっき上で音がした分含めりゃあ6人? 全部回ったわけじゃねえからわかんねーけど。
[そう言ってヘクターにやかんを渡したのはテッド達が戻る前。]
咳? 何風邪? それとも喘息とか? んなぁ咳でもないか。肺病とかはやめてくれよ。
友達に、相棒か。 俺は別に、決まったピアノって訳じゃなかったしなぁ。楽器にそういう愛着はわかねぇや。
[バーナバスと名乗った男の、取り出したハーモニカをじっと見た]
(79) 2013/01/06(Sun) 20時頃
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ハーモニカって楽団できんだ? ソロってイメージしかねぇなぁ。
[言いながらずず、と茶を口に運ぶ。 セシルがやってくるとよう、と手を挙げた。 一人なことに首を傾げ、理由を聞くと頷く。]
そっか。オーボエの彼ってのもなんだか深窓の令嬢みたいな感じで呼び名としちゃ問題だなぁ。 なんか良い案ねぇ? 本人が気に入らなきゃ意味ないけどさ。
(80) 2013/01/06(Sun) 20時頃
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[そう言ったところで、不意に聞こえてきた音色に、頭が痛んだ。 感じるのは郷愁のような何か。 どうやら俺だけではないらしい。セシルの言葉>>52に頷いて。]
気のせいって訳じゃあ、ねーと思うんだけど。 ミルクなら茶葉があんだから探せばあるんじゃねぇ? 欲しい奴がいるなら探してみるけど。
[テッドが目を擦る様子が映る。ゴミでも入ったのか光るものも見えたが。 セシルがキッチンで何事かする様子を横目で見た。なるほど、ロイヤルミルクティーでも淹れるつもりかと、又カップに視線を戻した。]
(81) 2013/01/06(Sun) 20時頃
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俺にもちょーだい、それ。 にしても、セシルが淹れるのは何か似合ってンのな。 俺だとこのカッコだし?
[人数分のカップを抱えたセシルが戻ってくると手を出して。 カップを受け取りミルクティーを口に運んだ。]
っておい、ヘクター? 音を止めてくるって。
……しょうがねぇなぁ。
[出ていくヘクターに声をかけて。テッドが追うのを椅子に座ったまま見送る。 何人もで追うほど、この洋館が広いわけでもない。 何よりこの格好はばたばたと動くのには向いていなかった。]
(82) 2013/01/06(Sun) 20時頃
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/* テッドがヘクターに尻尾振ってるのが見えます
(-9) 2013/01/06(Sun) 20時頃
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オーボエとかオー君とか呼ぶのも一つの手か? んだなぁ。思い出してくれりゃあ、楽なんだが。
呼び名もいらないといやぁ、いらないんだけどさ。 アンタとかお前とか君とか、二人称だけで呼ぶのもおかしいし?
あー、セシル、これんまかった。
[空になったカップをテーブルに置く。軽い音がした。]
(92) 2013/01/06(Sun) 21時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/01/06(Sun) 21時頃
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あー。じゃあ次も期待してる。
[カップを片付けるセシルに手を振り、テッドとヘクターの出ていった方を見る。セシルも出ていくと椅子の上に座って天井を見上げた。 オーボエの音と共に浮かぶ、白と黒の鍵盤。その上を踊る指先。 教えてくれた先生の指先が重なって、そこで映像は途切れた。]
……なんでこんなの思い出すんだ……?
(109) 2013/01/06(Sun) 22時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/01/06(Sun) 22時半頃
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[肩をならしながら視線を戻し――誰かが覗いているのに気付く]
……ヘクター?
[いや、ヘクターじゃないかもしれないが。何となくひげ面も見えた気がして、名前を呼んでみた。]
今ならセシルの淹れてくれた旨いロイヤルミルクティーもあるぜ?
(115) 2013/01/06(Sun) 22時半頃
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忘れもんて、スティックか。 それって大事なもんだろうに。
[セシルの持ってきていたカップを一つ、ヘクターの前に置く。]
テッドは出てったけど、ヘクター捜しに行ったんじゃねぇ? セシルは探検つってたな。
[バーナバスはどうしていたか。 椅子の上に胡座をかくと、自分で淹れた分の紅茶を口に運ぶ。]
(119) 2013/01/06(Sun) 22時半頃
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楽器が大事、っていわれっとな。 俺が使ってたピアノは、15の時に従妹にもらわれてったし。 弾くことは好きだったけど、どれか一つの楽器が大事って訳じゃあ、なかったな。
いやさ、大事じゃないって言ったら嘘になるけど、今も大事にしてもらってるなら嬉しいし?
[思い浮かぶ、黒いピアノ。 同時に、あの時の感触も思い出して額を押えた。]
面白いもんを見つけにいったっつーよりは、人捜しとか楽器探しとかかもなぁ。
(125) 2013/01/06(Sun) 23時頃
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俺は、弾ければ何でも。 思い入れはあったけど、それだけだな。
ドラムセットってさ、高いんだろ? 叩く場所も防音大変だろうしなぁ。
[ヘクターの言葉に首を傾げて]
もっと大事なもん? なんだろ、叩く理由とか? 一緒にやる仲間とか?
[セシルのことを聞かれると、なんだったっけな、と言ってた言葉を思い出す。]
確か、ハープっつってたな。 ハープにオーボエにピアノ、アコーディオンにハーモニカにドラムか。 あの聞こえてたのは弦楽器だったよな。
ほんとに楽団みてぇ。
(134) 2013/01/06(Sun) 23時半頃
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/* テッドはこっち来いよ
(-13) 2013/01/06(Sun) 23時半頃
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子どもの頃ってさ、押すと音が出るもんって好きなんだよな。 俺がピアノやり始めたのも最初はそれが理由でさ。
年の離れた姉貴の為に買ったピアノだったんだけどさ、真似て叩いて、最初は本当に叩くだけで、楽譜も読めねぇのにメロディラインだけ弾いてみたリさ。
姉貴がピアノをやめて、その時に教えてくれた先生が替わったんだ。 近くに住んでた音大生に。
高い金払うのがもったいなかったんだろうな。俺だけだと。反対されてたし?
[思い出す、鍵盤を滑る白い指先。重ねられた手の温かさ。 耳許に掛かる声は低く、最初は気付かなかった行為が、思春期が進むにつれて恥ずかしいものだと知った。]
(-14) 2013/01/06(Sun) 23時半頃
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/* 何となく出すタイミングを考えて独り言に落としてみる
(-15) 2013/01/06(Sun) 23時半頃
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防音ないなら、そりゃくるだろ。 俺んちだってピアノがうるさいって何度か言いに来るおっさんいたぞ。
ヘクターそういうのはもうちょっと旨い茶を出してから笑った方がいい。 確かにセシルの雰囲気とかすっげー似合う楽器だけどさ。 ふんわり系?
共通点なぁ。なんだろ。 ああ、楽器やってるってのは、共通点になんねぇ? 何も楽器出来ない奴がまざってんならだけど、いないしさ。
楽器やってる男ってのが大きな共通項か。
(139) 2013/01/06(Sun) 23時半頃
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―ダイニング―
オーボエのって、上手そうって言うより下手そう? 楽器以外出来ないタイプにも見えるけどなぁ。実際どうなんだろ。
慣れないことでもやってりゃ慣れてくるさ。 俺も茶入れるのなんて軍に入ってからが初めてだったし。 味にうるさい上官がいてな。
ここがどういう所か俺が聞きたいね。 ――天国行き?
[言われた言葉に思考が止まる。
俺は、どこで、何を、していた?]
(146) 2013/01/07(Mon) 00時頃
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/* おれが
へくたーに
いきそうに
なってる
修正修正
(-16) 2013/01/07(Mon) 00時頃
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は、音楽家専用天国ってなんだよ。 それならもっとたくさんいるっつーの。
大体音楽家じゃねぇし。
[そうか、死んだのか、と腑に落ちた。 だから、動かないはずの手が動いて、痛みだってないんだ。]
(150) 2013/01/07(Mon) 00時頃
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……わりぃ。 そーだな。死んだからここにいるのか。
[ヘクターの声に首を振った。]
ああ、軍人っていうには、階級だって下っ端だけどさ。 軍役終わったら、やりてぇことあったんだけどなぁ……。
[肩を落としてテーブルを見る。]
(153) 2013/01/07(Mon) 00時頃
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[手当を受けた後で死んだのか、それなら、手当が無駄になったのか。 やっぱり死んだときの記憶なんてなかった。]
その図体で打ち所が悪くて死ぬってドンだけだよ。 告白とかする奴とかいねぇし。大体思いっきり死亡フラグじゃんそれ。
……やめたらさ。 やっぱ何か弾いていたかったんだよな。ピアノじゃなくてもオルガンとかさ。 ああ、それとは別に、上官を食事に誘いたかったってのは、あるかも。
(159) 2013/01/07(Mon) 00時半頃
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怪我する予定って変な予定だな。
[物言いに何か不穏なものを感じたけれど、深くは追求しない。]
ピアノを弾くのはな。ピアノそのものには、これと言った気持ちはない、と思うんだけどさ。
……は? や、惚れてないって。 同期の連中間での憧れの君でさ。恋愛ってより、尊敬だな。日頃のお詫び的な? ピアノを教えてくれてた先生がさ。先生ッツーか、音大の学生だったんだけど。 色々教えてくれたお陰で、あんまりそういうの駄目なんだよな。
(163) 2013/01/07(Mon) 01時頃
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