216 宵闇駆けるは天つ星
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/14(Sat) 00時半頃
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[影鬼憑依、と称するそれは、正確には憑依ではなく、同化解放、とでもいうべきもの。
かつての暴走の際に生じたもの──『人と妖の狭間にある影の鬼』。 そこから、鬼として顕現した力を切り離し、形を与えたのが小鬼の二藍。
式であって式でなく、けれど、式以上に強い繋がりを持つ、いわば半身の如き存在を身の内に戻す事で、普段は封じている星の力、その全てを用いるための呪]
……?
[微か、届いた呟き>>*1の意は知れず。 見えた表情ともあわせ、不思議そうにひとつ、瞬いたのは束の間のこと]
(+3) 2015/02/14(Sat) 01時頃
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[太鼓の音が響き、地割れが広がるのがわかる。 そうでなくとも長くは持たぬのは重々承知の荒業、時間はかけられぬから──と。
両手に構え、横薙ぎに振るった一閃は、擦り抜ける動きを捉えきる事はできず]
……ちっ……!
[やっぱり動きは向こうが早いか、と。 思いながら身を翻そうとするものの──背後を取られるを阻むには至らない。*]
(+4) 2015/02/14(Sat) 01時頃
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/* まあ、うん。 何気に、俺が日中不在というのもあるからなぁ。
いちお、3時まではおきとるけど。
(-10) 2015/02/14(Sat) 01時半頃
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[妖の内なる想い>>*8は知る由ないまま。 大振りの一閃からの立て直しの隙、それを突いた一撃が肩口に突き立つ]
……ぐっ……!
[爪に穿たれる感触に、ざわり、ざわめくのは記憶の闇と、内なる黒。 それが動き出すより先、爪は引き抜かれる。 諸々の衝撃でふらつく身体を支えたのは、未だ力損なわぬ紫の影]
……は?
[そこに投げられた問いかけに、上がったのはとぼけた声]
(+11) 2015/02/14(Sat) 02時頃
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……呪が、解かれん限りは、誰も出る事はできん。 解く事ができるんは、頭領だけのはずやけど……。
[自然消滅する場合もあるのは知っているが。 それをなすための条件を口にするのは、僅か、躊躇う。
自分だけならさらりと告げてもいいけれど。 弟弟子の事を思えば、躊躇いが先行して。**]
(+12) 2015/02/14(Sat) 02時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/14(Sat) 02時頃
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[投げられた問いにぼかした答えを返しつつ、視線はぐるりと周囲を廻る。 鳩羽色の小鳥との同調は辛うじて繋がっているが、そちらに意識を向ける余裕はなかった。
また、全力持って当たらねばならぬ、と判じたが故に煌星宿した風の戦いにも意識は向けておらず。 視界に入った様子に、ありゃ、と小さく声を上げたが──それよりも]
……丁助?
[目に入った様子、時折ぶれて見える姿>>*21に、小さく名を紡ぐ。 ぽつりと零れたその声は、すぐ傍の妖に届いたか。 届いたとしても、それに構ってはいられなかった]
(+15) 2015/02/14(Sat) 19時半頃
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……なに、へたばっとるん。
[小さく小さく、紡ぐ言葉は、鳩羽色の小鳥の弱々しい囀りと重なるもの]
気ぃ、確り持て……自分の内の闇に呑まれんな。 そのまま、震えとったら、お前自身が闇星に喰われる、で……。
[そうなったらどうなるか。 それは、自身が少年の時分に体験した事だから]
……俺の二の轍は、踏まんでいいんや。 だから……気、確り、持て。
[掠れた声に籠もるのは、切なる願い。 普段は飄々とした態度に紛らす、本音の一端。*]
(+16) 2015/02/14(Sat) 19時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/14(Sat) 19時半頃
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[とぼけた声が上がったのは、単純に驚いたからで他意はない。 むしろ、とっさにはったりを使うには、いささか余裕に欠けていた]
……頭領からの指令は、この地の妖の気配を消して。 村がこうなった原因調べてこい、てもんやった。
[そこを誤魔化す必然性はないから、淡々とした口調で告げる。 低く唸った後、何やら思案巡らせる様子に、駆け引きを持ちかけるべきか否かの思考を巡らせた時。
鳩羽を介し、惑い帯びた声>>*23が届いた]
(+17) 2015/02/14(Sat) 21時頃
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……阿呆、泣き言言うな。 御師さんに見られたら、どつかれるじゃ済まんぞ、そのザマは。
[向ける言葉は、ほんの少し厳しさを帯びる]
……気ぃ、鎮めぃ。 お前には、お前の力だからできる事がある……御師さんにも、そう、言われとらんか?
[具体的にどうしろ、というのは自分にも出せないが。 動く事ができる丁助だからできる事は、どこかにあるはずだから、と呼びかけた後]
(+18) 2015/02/14(Sat) 21時頃
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……ああ。 俺の、可愛いかわいい、弟分や。
[知り合いか、という問いかけ>>*26に、はきとこう返した後。 続いた言葉に、青年にしては珍しい、険しい視線を妖へと向けた]
……喰わせん。 闇星にも、他の何にも。
星に飲まれて、鬼に転化するような阿呆は、俺一人で十分や。
[紡ぐ声は掠れてはいたけれど、籠もる響きはいつになく真摯なもの。 ついさっき知り合ったばかりの相手ではあるけれど。 自分にとっては、弟妹は何としても守らねばならぬと位置づけられている。
それが、記憶から消えた遠い過去──何も守れなかった事への悔恨に基づくとまでは、知る術ないけれど。*]
(+19) 2015/02/14(Sat) 21時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/14(Sat) 21時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/14(Sat) 21時半頃
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/* まあ、そこらの読みはさすがや、いうときますw
……さて、トリの一言をそろそろ考えんとな……。
(-23) 2015/02/14(Sat) 21時半頃
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……お役目なんぞ、関わりない。
[熱心>>*31、という言葉は、きっぱりと否定した]
そんなモンとは関係なく、俺が、嫌なんや。 ……なんもできずに、ただ、失くすのは。
なんでそう思うんかは覚えとらんけど、それだけ、はっ……。
[獣の腕が動くのが見える。 紅桔梗、と名付けた大薙刀を振るう力もなければ、式を生み出し操る力もないに等しいが。 それでも、と、気力を振り絞る]
だか、ら……。
[そのためなら、なんでもやってやる、と。 言葉にする前に身を支える力が弱まり、その場に膝を突く。 それでも、瞳の力は、まだ衰えず。*]
(+22) 2015/02/14(Sat) 22時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/14(Sat) 22時頃
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[なくす事、失う事。 妖に喰われる記憶、その前にあった全てを失った青年が何よりも忌避するのがそれ。 かつて暴走から鬼と転じた時、人の側へと引き戻す要因にもなり得たほどに、その想いは強いもの。 強すぎるが故に、時に危うい事態を招く事もあるが、それが今の青年の礎となっているのは確かな事で。
揺るがぬそれに基づいて言い放った言葉に返されたのは──大げさなため息と、額への衝撃。>>*36]
……っだっ……!
[額に伝わった衝撃が身体を揺らし、それが傷にも響いて呻くような声が上がる。 よどみなく告げられる言葉、それを聞く表情はどこか幼さを感じさせる、睨むような、悔しげな上目づかい。 それはそれで、妖にとっては見知ったものだろう。 以前、悪戯に引っかかった時に見せていたものだから]
(+25) 2015/02/14(Sat) 23時頃
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……力の均衡が大きく崩れれば。 呪は、自ずと消える。
[にんまり顔で離れていく背に向けて、ぼそりと零したのは、先はぼかした界の解き方。 妖の力が鎮まるか、退魔師の星の力が途絶えるか。 そのどちらかが生じれば、呪は力の均衡を欠いて消えるはず、と。 そこまでの仔細は説明せぬまま、ではあるが]
…………二藍。もう、ええよ。
[腰を下ろした妖の声>>*37が届けば、ぽつり、と呟く。 同化していた方が傷の治りは速いが、それは己を再び狭間のものへと回帰させる事へと繋がるから。 声に応じてゆらり、湧き立った二藍色の霞は小鬼の形を作り出し。 キィ、と疲れたように一声鳴いた。*]
(+26) 2015/02/14(Sat) 23時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/14(Sat) 23時頃
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[樹怪が去り、入れ違うようにやって来た余四朗が鬼丞の許へ向かうのを遠目に見つつ。 さて、弟弟子はどうしたか、と視線巡らそうとした所に聞こえた声。>>*47]
……そんくらいは、考えぃ。 俺より長く生きとるんやろ?
[ぼそり、と反したのはそんな素っ気ない一言。 声音がどこか拗ねた響きを帯びているのは隠しようもなく。 どこまでも楽しそうな表情と共に問い>>*48が向けられると、不機嫌さは更に増した]
(+34) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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……次は、ぜってぇ、どつく。
[低く言い放った後、ふい、と視線を逸らす。 向けられる表情は悔しさを覚えさせると同時、何か、違うものを呼び起こすような心地がしていた]
…………。
[それが何かはわからない。 わからないけれど、悪いものではないような気もするから余計にもやりとして、は、と息を吐いた後。 ふる、と小さく首を振り、改めて見やるのは同じ闇星宿すものの方。**]
(+35) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/15(Sun) 00時半頃
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/* しりあすの横で、お気楽やってて済まぬ、と思いつつ、も思いつつ。
……さすがに ねないと しぬ わ 。
[何気に睡眠時間3時間あるかないかで遠出してきました、あほねこです]
(-34) 2015/02/15(Sun) 01時頃
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[短い答えと呼吸整える気配>>*53に、小さく息を吐く。 少なくとも、ただ状況に惑うだけ、からは抜け出せそう、と思えたから後は口を挟む事はない。
というか、自分にそこまでの余裕がなくなった、とも言うがそれはそれとして]
……他に方法ないんはわかるけど。
[喉の傷を雷で焼いて塞ぐ、という荒療治に、口を突いたのはこんな呟き。 同時、感情の昂ぶりで一時忘れていた肩口の痛みが蘇って眉を寄せた。 小鬼がキィ、と短く声を上げる]
……あー……結構、がっつりやられとる、なぁ。
[逆の手を回せば、ぬらりとした感触が手に触れる。 血を好む妖がいなかったのは幸いか、と妙な方向に思考が逸れた。 傍目呑気なその様子に、小鬼は場合か、と言わんばかりに横手突っ込み入れてくる]
(+39) 2015/02/15(Sun) 19時頃
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[そんなやり取りをしている所に感じたのは、結界の崩れる気配。 どうやら、自力で立ち直ったらしい弟弟子の様子>>*55に僅かに目を細めた後]
……んー……いや、大丈夫や。
[焼くか、という問い>>*58に、ふる、と首を横に振る]
俺はそちらの旦那さんほど、我慢強くないからやぁ。 下手に力に触れると、おかしな方に転びかねんしなぁ。
[冗談めかした口調で言いつつ、転がったままの紅桔梗をつついて影へと戻した。*]
(+40) 2015/02/15(Sun) 19時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/15(Sun) 19時頃
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[向けられた視線>>*62には、微かな笑みを返して見送って。 縛るだけは、という余四朗の言葉>>*61に、ほんの少し眉を下げた]
あー……ありがたいけど、気持ちだけもらっとくわ。 今の状態だと、ほんと、色々危ないんでなあ、俺。
ま、人手は何とかなるから、ご心配なく―。
[人手、という言葉に応じるようにキィ、と小鬼が一声鳴く。 妙に偉そうに胸を張った姿は、「まかせろ!」と言わんばかりのものだった]
(+41) 2015/02/15(Sun) 21時半頃
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……あー……いや、何とかなるんやけど。
[銀宿す者の助力は受けにくいものの、同じ黒宿す者となれば、話は別……では、あるのだが。 最初に遠慮が口を突いたのは、色々な気まずさも多少あるから。
それでも、こっちの手はかりろよ、と言わんばかりの声を上げる小鬼の突っ込みに、は、と一つ息を吐き]
……まあ、ここは大人しく手ぇ借りとく。 ありがとな。
[妖に向けて一礼した後、こちらに向き直る弟弟子>>*63に、向けたのは苦笑交じりの了解と、短い礼。*]
(+42) 2015/02/15(Sun) 21時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/15(Sun) 21時半頃
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