167 あの、春の日
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-会場-
ルーカスさん、ありがとう―――… ございます。
[突然の申し出にも関らず、すぐに新しい飼い主探しに動いてくれるルーカスに頭を下げる。>>5
彼はエルゴットの描く絵に対し、初めて面と向かって心からの言葉で、賛辞を口にしてくれたひとである。 その言葉は短い一言ではあったけれど、真直ぐに心に染み渡っていったことを覚えている。 部も学年も違う為、あまり接点はなかったが、エルゴットはずっと、彼からの一言を大事にして過ごしてきた。
今も、例えこの場に引き取り手が居なくとも、最後まで手助けしようとする気持ちは、感受性の強いエルゴットには十分に伝わってきていた。]
………本当に、ありがとうございます…
[頭を下げながら、再度、感謝の言葉を繰り返し、胸を抑えながらも場のなりゆきを見守る。*]
(23) 2014/03/09(Sun) 05時頃
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[その後、小犬の引き取り手の件はどうなったか。 一旦落ち着けば、部屋の隅のほうに引っ込む。 どこか遠くを見るようにして過ごしていれば、突如ハルカの声が寮内に響いた。
シーシャへの叫ぶような告白、皆への進言。 エルゴットは胸を鷲掴みにされるような感覚に襲われた。
扉を見遣れば、彼女の所に行ったのであろうシーシャの背中が見える―――― ]
(24) 2014/03/09(Sun) 05時頃
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―――――…
[足を動かすことは出来なかった。
ハルカとシーシャの間にあるものは、ジリヤとフィリップの間にあるものと同じ。 他人が入ることなど出来ない絆のようにエルゴットは思っていたから。 これまでも、彼らのそのような絆を目の当たりにする度に苦しくなる自分を止められなかった。 その多くの要因は自身の内にある寂しさがではあったが。]
(25) 2014/03/09(Sun) 05時頃
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[ハルカの進言も数時間前のシーシャの言葉も、エルゴットに絵を、諦めてはいけないと言っているように感じられた。 けれど、たった18歳の人間に、家を捨てることも逆らうことも出来ない。 どう抗えばいいのかすら、わからなかった。
自分は絵を続けることは出来ない。 それでも、シーシャの描く世界に惹かれたのは本当で。 あの太陽のように世界を見つめる視線を、ずっと、心の何処かで求めていた。
その彼から、自分の絵が好きだと言われて、それだけで十分だと思っていた。 その世界から遠のいても自分もきっと、同じように、彼の絵を好きで居続けるだろう。
そんな風に考えて。 差し出された蒼は、それでも自分に絵を諦めるなと言っているように感じられて苦しかったけれど。
この時まで、エルゴットは自分は彼の"絵"が好きなのだと信じて疑わなかった。
けれど、今、はっきりと気付く。 気付かない方が良かったのかもしれない事実に。
自分がいつのまにか、絵を通して、後輩自身に惹かれていたのだと言うことを。]
(26) 2014/03/09(Sun) 05時頃
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……、……、
[部屋の隅、エルゴットは口を抑える。 殆どのひとが居なくなっていたのは彼女にとっては救いだった。 そのままズルズルとへたり込み、込み上げる嗚咽を押し殺して蹲る。**]
(27) 2014/03/09(Sun) 05時頃
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いらない… (絵もノアも太陽も、何かを好きになると言う気持ちが、こんな苦しみしか生まないのなら)
もう (私には必要ない―――――)
何も… (こんな気持ち、知りたくなんてなかった……)
[ふと気付くと傍らで小犬が心配気に鼻を鳴らしている。>>32 慰めるように細い両足を抱えた腕に何度も何度も小さい舌を這わせて。]
ノア…
[涙に濡れた顔。 結われた髪のせいで隠すことも出来ない。 手放さなければならない拠り所に泣き笑う。]
(40) 2014/03/09(Sun) 13時半頃
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私はどうして、生まれてきたのかな――― ?
[全てを否定することが唯一の自己防衛だった。*]
(41) 2014/03/09(Sun) 13時半頃
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/* こそり。こんにちは、です。 幸せの裏でこんな状態になっててごめんなさい。
シーシャさんへの感情は最初から個人への想いを含んでいた訳ではありません。少なくても1日目ト書きで書いた時点では普通に絵だけが好きな感じでした。 生徒手帳ですね、分岐点。 拾った時点でもまだ絵のみでしたが、裏庭に来ていただいたことで、彼自身への気持ちが生まれました。
エルゴットさんはこんな設定なのに、ゆるい縁故しか組めなかった時点でどう転んでもこんな感じになってしまったのじゃないかなあと思いつつ、せっかくなので思いっきり失恋します。
(-24) 2014/03/09(Sun) 14時頃
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…っ!
[それでもフィリップが飲み物を手に近付いてくるのに気付けば、気取られないようにと慌てて涙を拭って、立ち上がろうとする。 クラリ、と眩暈がして壁に手を付きつつも、カルピスサワーを受け取る。 彼の選んだものがアルコール飲料だったのは今のエルゴットには返って良かったかもしれない。>>39]
…あ、ありがとう、ございます…
[顔を見せないようにして、グラスを一口する。 シュワシュワと拡がる炭酸とカルピスの酸味。]
(42) 2014/03/09(Sun) 15時頃
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美味しい…です、ね…
[小さく呟く。
アルコールによるふわふわとした浮遊感に、固まった思考が解かれるのを拒むようにエルゴットはゆるく首を振る。
エルゴットが否定するのはあくまでも、どこまでも自分自身。 二人のことも、初めから解っていたようなものなのだから。 それなのに、こんな気持ちになる自分をどうすることも出来ない。 全てを隠して、おめでとう、と言うことは出来ても。
罪深いのは自分。**]
(43) 2014/03/09(Sun) 15時頃
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[フィリップが持ってきた椅子によろめきながらも促されるまま、エルゴットは腰掛ける。 視線をグラスの中の乳白色だけに落としつつ、時折それを口に含んで。 そうして時にして23分過ごしていれば、傍らに居たフィリップが徐に話し始めた。>>48]
…どうして、そんなこと、急に。
[カタカタと両手で持っているグラスが震える。 蹲っていた自分をばっちり見られていたとも知らずに。]
いらない… 私には必要ない…
いらないっ!!!
[キッと睨むようにフィリップを見つめる。 滲んだ瞳で。]
(52) 2014/03/09(Sun) 21時半頃
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必要とされる人間って何?
ずっと、ずっとずっと頑張って来たわ。 お父様とお母様の期待に沿えるように。 分刻みのレッスンだって、一度もサボったりしなかった!
[初めての大声。 視界が揺れる。 酔いが、回っていた。]
……でも彼らは一度も、私に微笑んでくれたことはなかったわ。
[視線をまたグラスに戻す。]
足りない、未だ未だ全然、 足りないって…。 今の私じゃ駄目だって。 このままじゃ駄目だって……っ
(53) 2014/03/09(Sun) 21時半頃
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――――ねぇ、どれだけ頑張ればいいの? どれだけ頑張れば、誰かに必要とされるの?
[ぽたり、雫が床を弾けば、小犬が心配気に鼻を鳴らす。 それを受けてかフィリップがノアを例に、必要とされていると言う。]
そんなこと――――――…
[膝の小犬はグラスを握りしめるエルゴットの手を舐めている。]
わかってる…
[わかっているから、放れたくないと思うのだ。]
助けて……、お願い、誰か助けて……
[消え入りそうな声と共に雫が零れた。]
(54) 2014/03/09(Sun) 21時半頃
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/* ただの八つ当たりです。
フィリップさん、お声掛けありがとうございました。 (うるってきました。)
(-35) 2014/03/09(Sun) 22時頃
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[フィリップが言葉を紡ぐ。>>58 八つ当たりに大きな声を出した自分を責めることもなく、ただ必要だと繰り返して。]
………貴方達の気持ちなん、て知らな…
[言い掛けて、感情に身体が震えて、エルゴットはグラスを落とす。 ガシャン、とそれは床で砕け、押し黙る。
彼の手が伸ばされれば、びくりとして、また雫が零れ堕ち。]
(70) 2014/03/09(Sun) 23時半頃
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[重ねられるルーカスの言葉。>>63 必要とされないわけがない、と涙混じりの声が聞こえて。
諦めないで欲しいと、訴える。
続いて、いつのまにか戻ってきていたハルカは>>64、 見返りと求めろ、と言う。]
…ハンスト…
[考えもしなかったことに、ぽそりと呟いて。 いつのまにか皆の視線に取り囲まれていることに心臓が跳ねた。]
(71) 2014/03/09(Sun) 23時半頃
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…、…、……っ
[ガタガタと恐怖で身体が震えだす。 掛けられた言葉と綯交ぜの感情に、大粒の涙がいくつも溢れて、手で顔を覆うようにして慟哭した。]
(72) 2014/03/09(Sun) 23時半頃
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