217 【突発誰歓】幸福の壷【十二支騒動記】
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-回想・神様の元へ向かう前-
.....ぇ
[口に手をあてて笑う戌の仕草に、子は瞬いて。>>0:248 それでも拙い自分の言葉を受けて、応えてくれていることに。]
ふ...、ふふ...、
[困惑はすうっと微笑に変わる。]
(47) 2015/02/14(Sat) 17時頃
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ありがとう.......、タロくん...
[自然な笑顔につられるように伝えて、差し出されたお餅>>0:249にそっと手を伸ばせば隣。 さっと、もう一人の自分がそれを掠め取った。>>0:253]
ぁ、さ..…、ま、待っ――――...
[そうして、神様が来たと手を引かれれば、また困ったような視線を戌に送りながらも、申と共に主の元へと向かうのだった。]
(48) 2015/02/14(Sat) 17時頃
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.......可愛いタルトくんになるって、さっき...
[亥を抱きあげ、集ったそれぞれと話す神様の元へ向かう。 大口を開けて笑う申には窘めるようなことを口にしながらも、子の。 その顔を見つめる目は眩そうに細められていただろう。>>30]
そ、そんないつもビクビクしてるつもりは........
[素朴な疑問にはそう返すが、声はか細く。 楽しいことはないのかと聞かれれば。]
な、ないことないよ.. 本は好きだし... 甘いものも...
(49) 2015/02/14(Sat) 17時頃
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[考えて、でも..と。 じっと申を見つめる。]
さっきの、猿くんみたいに... あんな風に笑ったことはないかも....
気持ち、良いのかな...?
[大きな声で、思いっきり笑うのって。*]
(50) 2015/02/14(Sat) 17時頃
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.........し、ショコラです。 お手紙を拝見して、伺いました。
[そうして神様の前に辿り着けば、恭しく膝をつく申>>0:258に遅れ、子は慌てたようにお辞儀をしただろうか。 目の端で、抱かれている亥の小さな尻尾が揺れていた。**]
(51) 2015/02/14(Sat) 17時頃
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[子の性は盛冬の水を現し、その字は滋に通じるという。 五行では水性、雨水が集まってせせらぎから川に、やがて大海となるように小よく大を成するの象意をもつ。 繊細で、消極的な性格は、危ない事、よくないことなどを直感的に知ることが出来る感覚に優れているせいもあるかもしれない。
その時も、神様が披露するその壺に、言葉に出来ない胸騒ぎを覚えて、それを見つめる申の後ろ、その感覚を打ち消そうと口を開いた。>>31]
私.....、人間が笛を吹くと、蛇が出てくる壺があるって聞いたことがあるよ.... お披露目に南方さんを使命したのはもしかし―――.....
!!!
[びくり。 音を立てて割れる壺に身体が竦む。]
(53) 2015/02/14(Sat) 18時頃
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..っ!!??
[何かが辺りに出てきたような気配に、空気が歪む感覚。 無意識に後ずさるも、ぐにゃりと曲がった世界に眩暈を覚え、胸を抑えた。*]
(54) 2015/02/14(Sat) 18時頃
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.....ぁ...ぅ、ん...
[申の声が聞こえて、顔を上げる。>>41 どうやら、もうひとりの自分も気分が悪いらしい。 後で、と集会所を出て行く申には同じように、子も笑顔を作り、見送るのだった。
申の、皆の具合は気になるけれど、せめて。 自分が心配を掛けることがないように。
少ししたら、自分もそっと席を外そうと。**]
(55) 2015/02/14(Sat) 18時半頃
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(.......駄目、もう..)
[人型を保っていられない。
痛いくらいにお守りを握って。 よろよろと歩き出す。 宛てがあるわけではなく、ただ。 皆の視界から離れようと。
途中、首を傾げる寅と目があったりしただろうか。]
...........怪我、しなかった?
[そう、弱々しくも笑んで見せ、何もなければ、そのまま集会所を後にするのだった。]
(70) 2015/02/14(Sat) 20時半頃
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-河原-
[星々が流れ、ひかりせせらぐ天の川。 その岩陰に隠れるように小さなハツカネズミが一匹。 傍らには、身体と同じくらいの巾着がぽとりとひとつ、落とされている。**]
(72) 2015/02/14(Sat) 20時半頃
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(.......っ!)
[天空より降って来たかのような午の声に子はびくりとする。>>77 透き通る赤い宝石、その中に確かにかの姿を捉えて入れるのだが、また眩暈がして。 元に戻ろうとしても上手くいかず、掌におさまってしまうくらいの小さな身体がふるふると震えるだけ。]
(..........ご、ごめんなさい.... だ、大丈夫、です.......、 少し、休めばきっと........)
[それでも子は心配をかけまいと、川のせせらぎに呑まれるほどにか細い鳴き声で訴える。]
(84) 2015/02/14(Sat) 22時頃
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(.......................っ、..)
[午は悪くないと言う。その言葉は。 それだけで、じんわりと。 子の、張っていた気を緩ませる。 たった、それだけの言葉でも、その許しは子にとっては大きくて。
ふるふる、ふるふる。 小刻みに震える身体。
掬われれば、顔をあげて。 もう一度、その顔を赤い瞳に映す。>>91
頭上に覆う大きな手。 午の祷りが身体を包めば、震えは少しずつ治まっていく。]
(100) 2015/02/14(Sat) 23時頃
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(..ありがとうございます.........)
[安堵に、言われるがまま、子は目を閉じる。 午がお守りに気付いたことまでは頭が回らずに、後で取りに来ようと今は身体を素直に午に預けるのだった。*]
(101) 2015/02/14(Sat) 23時頃
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/* ぅ、占いますね...、黍炉さん..
[ふるふるどきどき]
(-48) 2015/02/14(Sat) 23時半頃
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