261 甘き死よ、来たれ
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[そのボロボロのアンテナは風に揺れている。 施したのは間に合わせの応急処置、それでも未だ折れずその姿を保っていた。
車を降りて施設の発電機を動かすと大きな駆動音がして電力が戻る。 まだ、使える。
時計を確認すれば時間は昼を過ぎていた。]
(5) 2016/12/19(Mon) 16時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2016/12/19(Mon) 16時半頃
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ありがと。
[野菜スープにパインの缶詰。
それと水を出されると喜んだ顔を見せて。 酒瓶を渡しながら。]
あれね……うん。
[流石に荒唐無稽かと思った言葉。 だが、言いかけたなら言うべきだったと思い直し。]
(6) 2016/12/19(Mon) 20時半頃
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放送すれば、誰かが聞いてくれるかもしれないじゃない?
(7) 2016/12/19(Mon) 20時半頃
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[夢物語のような言葉を告げる。 その表情は明らかに本気だった。]
例えば、岩場とかの先には実は誰か居るのかもしれない。 けれど、確信も無いのに無理して越えようとは思わないでしょう?
だけれど、放送で声が聞こえれば。 それはきっと……希望になるわ。
(8) 2016/12/19(Mon) 20時半頃
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放送???希望?? っは・・・はは・・・
[笑いが少し混じる。思ったとおりだ、彼女は諦めていない。 今何人こんな考えを持って生きてるのだろうか。 先が見えてしまうような死亡率、毎日のようにバタバタ死んでいった状況でまだ希望を失っていないようなその言葉に胸に熱いものがこみ上げてくる。。]
はは・・・すまない。そうだな 岩場・・・。森・・・確かに生きてるとわかってるなら希望となる。
[酒をあおり少し気分は高揚の気配を見せていく。久しぶりの夢のある会話、それにのってか少しずつ俺の口も流暢になっていくだろう。]
(9) 2016/12/19(Mon) 21時頃
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それならやってみせろ。協力は惜しまない。 知ってるか? 昔火山で滅んだ村がある。 人口300人のうち生き残ったのはたったの13人だ。 しかし、そこからその村は村長指導のもと復興した。
どうやったと思う?
[ヒナコのコップにも酒をすすぎ俺は彼女に期待の目を寄せて問う。*]
(10) 2016/12/19(Mon) 21時頃
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へぇ、復興を。
……そうね、どこかの街で結婚相手でも見つけてきたとか?
[昔読んだ漫画を思い出していた。
辺境の星で、滅ぶ寸前だった兄弟が居た。 彼らは遠縁の女性と巡り合ってその後も子孫を残したのだった。]
(11) 2016/12/19(Mon) 21時半頃
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ああ、おおむねはその通りだ。 昔を忘れて生き残ったもの達で家族を作りなおし、子供は新しい親を迎えた。 苦しいばかり死にばかり直面してては人は生きていけない。 産む喜びがなければまた人は絶えるだろう。 生き残りがただ生きていくだけじゃ結局は滅びてしまうと俺は思ってる。俺の言いたいことはわかるか。
[すっと立ち上がり、上から見下ろすようにヒナコを見る。]
(12) 2016/12/19(Mon) 22時頃
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水瀬、お前に俺を託したい。 ずっとそういう希望を持つものを探していた。 復興のために俺の子を孕んで欲しい。
[話かけつつ一歩一歩距離を縮めていく。酒に酔って頭はフラフラしてるもののもし組み合いになったとするならば力で負ける気しない。そっとその両肩に手を伸ばす。*]
(13) 2016/12/19(Mon) 22時頃
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んー……止めておくわ。
[苦笑すると、力で何とかする気は無いのか。 距離を置くように離れて。]
酒の上での……って事にしましょうか。 私も忘れるわ。
[そう言ってから煙草を一服すると、落ち着かせるように煙草を相手にも勧めてから。]
私があんな話をしたから、そう言う事を望んでるって思わせちゃったかしらね。 だとしたら、謝るわ。
(14) 2016/12/19(Mon) 22時頃
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・・・。
[手から離れ、ヒナコが下がると壁に手をつき鼻を指で搔く。]
謝ることなど・・・別にない。 ただ、俺はずっと残していきたかっただけだ。 ずっと残されて置いていかれる生活だったからな・・・
[ずっと続いた看取りの日々、死などはもう怖くはない。 ただ胸に刻んだ一人一人の思いが何もせずに死ぬことを拒んでいたような気はした。
タバコを貰うと椅子に座り火をつける。 何年ぶりだろうか。きっと3年はたってる。すうっと吸い込むと少しの咽び、さすがにすぐには慣れないようだ。]
ふう・・ お前が知ってるかはしらないが、歌瀬と小山内が死んだ。 どっちも最後は幸せそうだったよ。 でもな、俺はそれが幸せであってはならないとは思ってるんだ。
[逃げもせず流す水瀬、内心で機を伺いながら冷静に、冷静に酔いが少し冷めるのを待っている。ふらつきがとれたのなら今度は何も言わずに腕をとろう。いつまで続く命なのかわからないのだから*]
(15) 2016/12/19(Mon) 22時半頃
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そう……そうね。 それが幸せであってはいけない。
私もそう思うわ。
[そう言って苦笑すると。 一度、咳をして。
鮮血が今までよりも多く溢れるのが彼からも見えるだろう。]
分かったでしょう? 私ももうそんなには保たないわ
[そう言って寂しそうな表情を浮かべ。]
完全に健康ならね。 或いはって考えたかもしれないけれど。
(16) 2016/12/19(Mon) 22時半頃
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アーアーこちらは◆県□市○○。 こちらははふじ……エフだ、エフと呼ばれている。 聞いている者がいるなら応答を願う。
[無線を開いて声を放つ。 誰も聞いていないのか応える術がないのか応答はない。 周波数が間違っているか? やり方か何か手順か何かが間違っている?か 死んだ仲間に教わった通りにしているはずと浮かぶ疑問を噛み殺して続ける。]
(17) 2016/12/19(Mon) 22時半頃
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こちらはもう駄目だ。 未だ若干名は生き残ってはいるがもう後がない。 これから俺は西へと向かう。
……応答を願う。
[無論、応答は────ない。]
(18) 2016/12/19(Mon) 22時半頃
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それじゃ、私はもう行くわね。
良かったら、ラジオか何かのチャンネルを――に合わせて頂戴。 上手く行けばそこに何かを流せるのかもしれないから。
[通信機を手に。 その場を去る事にした。
宇宙服も酸素ボンベも、特には必要ないと置いていく事にしたのは。 余分な荷物を持って行くのも良くないと思ったからか。]
(19) 2016/12/19(Mon) 22時半頃
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――!!
[酔いが少し冷めた頃だろうか。 そろそろと言うタイミングで血を吐く水瀬。微かに残ってた俺の望みも潰えただろうか。 見せた寂しそうな顔に正気も戻る。]
・・・それでも諦めてないんだなあんたは。 頭が下がるよ。
[もうその気もない。水を飲み天井を見つめる。]
あんたが大丈夫なら、西のシェルターを襲って食料全部奪う気でいただけに残念だ。
[近づきはしなかったが噂は聞いている。ゆえに機会があれば襲う計画はたてていた。生きてるかどうかはしらないが。*]
(20) 2016/12/19(Mon) 23時頃
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-夕刻・南シェルター→???-
[ズキズキ、と体が軋む感覚を覚える。 肌の表面は焼き付くようなチリチリとした感覚を伝えていた。 道化のメイクで隠していた火傷のような傷が生きているかのように痛みを発している。]
おぉお……うぉおあ……っ!
[全身を焼いた鉄針で刺されているかのような拷問じみた痛覚。 それに加え、内部はブリキでできているかのように動くたびに軋みを上げる。 ネイサンと名乗っていた伊座 寧々子は獣のような呻き声を漏らしていた。 それでも、彼女は髪を振り乱し、どこかへと必死に走る。]
はあっ…!はあっ…!うぁあっ……!
[剥がれ落ちた皮膚が粘土のようになって地面に落ちても、血糊が点々と後に続こうとも、彼女が走れる限り、どこまでも。]
(21) 2016/12/19(Mon) 23時頃
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[―――そうして彼女は辿りつく。桜の大樹に。]
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(22) 2016/12/19(Mon) 23時頃
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ああ・・・ 生きてるならまた来るといい。 食事は出してやるよ・・・
[>>19出て行く水瀬を止める理由もない。 空しく響くチャンネルの話、俺はそのまま座っていただろう。*]
(23) 2016/12/19(Mon) 23時頃
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西シェルターをね。 危ない事は止めておいた方が良いわよ?
[冗談めかしてそう返し。 相手も落ち着いてくれたならば。 一安心といったところか。]
……ありがとう。
またね?
[そう言うと、その場を去って行く。 そして、通信機を軽自動車に積み込むと。
どこかへと向けて走りだして行った。]
(24) 2016/12/19(Mon) 23時頃
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またな。
[そう告げてしばらくはそのままの姿勢で彼女の吐いた血のあとを見ていた。
結局は何も抗うことは出来ずに滅んでいくしか見えない未来。 その希望が僅かだと言うことは気づいてた。 しかしそれがはっきりとわかれなどっと疲れが押し寄せる。]
(25) 2016/12/19(Mon) 23時頃
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[通信機を弄り。
果たしてこれが使えるのか。 一先ずはとマイクを手に取って。]
(26) 2016/12/19(Mon) 23時半頃
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――誰か、聞こえる?
(*0) 2016/12/19(Mon) 23時半頃
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[反動のような空虚感。自分にだってそんな残された時間などないのだ。 立ち上がり倉庫へと向かうと扉を解放して包丁を手に取ると椅子に戻って包丁を膝に置いた。]
ごめんな。 もう疲れた・・・
[見届け託された者達に謝りながら胸へと包丁を突き立てるとゆっくりと胸へと刺していった。]
(27) 2016/12/19(Mon) 23時半頃
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……行くか。
[車の中がガンジャの香りで満たされて漸くエンジンをスタートさせる。 心地より振動とオーディオから流れる音楽。 それだけを伴って小さな旅に出る。
希望なんてものはないけれど。 少しだけ愉しくなってきたかもしれない。
人生には変化が必要だ。 こんなときでも退屈には耐えられない。
車はゆっくりと西に向けて走り出した。]
(28) 2016/12/19(Mon) 23時半頃
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―夜・桜の大樹―
あぁあーー……うあぁ……!
[もう歯も零れ落ち、髪も千切れ落ちた。 骸骨が溶けた肉を纏っているだけの状態で、彼女の眼球はそれでもひと際大きい桜の木を見上げていた。 生きるもの全てが徐々に死に絶えている世界で、この桜だけが爛漫と花を咲かせている。 近くに毒の噴き出す地形にあっても、延々消えない火の海が燃え盛る場所の近くにあっても。 この桜だけは、まるで死んだ人の魂を啜っているかのように、威風堂々と在り続けた。]
(29) 2016/12/20(Tue) 00時頃
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(―――これが、最期に見たかった……!)
[こんな綺麗な桜なのに。 世界が死に染まっていく中で、見る者も居ない世界で、 美しくも凛と咲くその花の無為さ。 この桜に見せる、最初で最後のお仕舞いの芸。]
ホ、ホホホ……!
[桜よりも鮮やかな、血を噴かせ肉を溶かす、 肉の塊が消える姿。]
[もう表情筋を動かすだけで血しぶきが舞うこの肉袋が、 数刻もしないうちに死に絶える道化が最期に考えたのは。]
(30) 2016/12/20(Tue) 00時頃
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[この景色こそ自分の救い。 痛みも醜悪さも全て自分への罰。 この終焉こそが、道化の己に相応しい。]
(31) 2016/12/20(Tue) 00時頃
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[溶けていく。 骨も皮も肉も臓も、細胞から崩壊しているかのように。 ゼリー状に、粘土状に、溶岩のように、ペースト状に。]
(32) 2016/12/20(Tue) 00時頃
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[最後には、泥に咲くしゃれこうべだけが残った。**]
(33) 2016/12/20(Tue) 00時頃
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