239 名探偵の館
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……これで、証明終了です。
一つ、動機だけは明らかにしていませんが、何もかも暴くのが良いという訳ではない。 それが『不幸な事故』かもしれないと思えば、尚更です。
さて、僕の推理はこれで終わりです。ひとまずは、ですが。
[そう言って、彼は誰にともなく一礼する。足早に食堂を離れ、エントランスホールのほうへ向かった]
こんな所かな。後は……他の『名探偵』をじっくり見させてもらおう。
[彼は人目から逃げるようにしてそう呟き、柱の影にそっと佇んだ]
(129) 2015/10/29(Thu) 23時頃
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[考えながら、少しずつ語る。ゆっくりと。]
『どれか』が確実に仕留めたかも知れないし、『どれ』も致命傷には至らなかったかも知れないし……『どれか』で死んだあと、違う『どれか』でまた死んだかも。
……死を死で上書きするのって無理かな?
とにかく、パルックさん……達は、色んな殺意に曝された。 それに気付くのって、どんな気分なんだろう。『どれか』で死ななかったとしても……きっと怖くて怖くて、苦しくて、最後には……。
(130) 2015/10/29(Thu) 23時頃
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私なら……耐えられないだろうな。
[先程の夜の怪物を思い出す。あれだって怖くて仕方がなかったのだ、ともすれば発狂していたかもしれない、あるいはそのまま、死ぬかもしれない──恐怖で。]
(131) 2015/10/29(Thu) 23時頃
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ジョージは、首をかしげて、メルヤの言葉に耳を傾けている。
2015/10/29(Thu) 23時頃
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パルックさんを殺そうとしたひとが『何故そうしたのか』は分かんないけど。重要なのは、誰かに殺されそうになった──結局殺されたんだろう、けど、そこなんじゃないかな。
名探偵が集まることで……犬が棒に当たるみたいに誰かが死ぬ、局所的に死ぬような目に合わされる。 ば、ばかみたいだな、なんか。でも、そういうことだったんじゃないかなって……。
だけど、これって不確実で、もしかしたら探偵なんて一人も来ないかもしれないし、誰も殺そうとしないかもしれない。
……ほんとは、別に、今日じゃなくてもよかったんだきっと。パルックさんが死ぬのは。
(132) 2015/10/29(Thu) 23時半頃
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だから……名探偵が来ても来なくても、『ここ』にパルックさんがいれば良かったんだ。こんなとこにいたら、いずれ……。
[さっき食堂で見たものを思い出す。声が震える。]
……私達が来るより先に……
パルックさんと、ここにいたのは……。
(133) 2015/10/29(Thu) 23時半頃
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メルヤは、セレストを見つめた。
2015/10/30(Fri) 00時頃
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──エントランスホール──
[ほぼ全員が己の推理を終え、意見を交わし合っていた頃だろうか。 今更のように遅れて現れたオーレリアは、遺体の傍らに膝をつき、死者に語りかけるように口を開いた。]
啓示が下りました。 あなたの語れぬ真実は、わたくしが語りましょう。
まず──これをご覧ください。
[オーレリアの手中から鋭い閃光が飛ぶ。 閃光はホールの絨毯の上に落ちると一際強く輝くようなオーラを放った(ように見えただろう)。
それは銀の飾り文字でSeven Tools of the Thiefと描かれた一枚のカードだった。 デュエリスト達の間では最早伝説となったトラップカード。]
(134) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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[──盗賊の七つ道具《Seven Tools of the Thief》]
(135) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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……これはとあるカードゲームのカードのひとつ。 Seven Tools of the Thiefというカードです。
[ゆったりとした調子で、オーレリアは語る。]
相手のトラップカードが発動した際、自分のライフを一定数支払って相手のトラップカードを無効にすることが出来ます。 このゲームにおいてトラップは切り札に等しい。それを無効にしてしまえるこのカードは強力無比。もちろん、対価は非常に大きいですが……ほぼ決まりかけた勝負を覆すことが出来るのは、このカードだけと言っても過言ではありません。 そのあまりの効果に公式の大会では第二回目にしてすでに使用禁止にされたほど。
その後は新たに生産されることもなかった幻のカードであるのに加えて、様々な手段で回収が進み、今ではこれを持っているのは第一回公式大会チャンピオンに輝いたプレイヤーだけなのです。
(136) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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……そう。 もうおわかりですね。
それがパルックさん。 人狼館でシェフをしていたこの方は、若き頃に人狼戯王というカードデュエル大会の初代優勝者でした。
パルックさんの部屋には黄金のカードトロフィーが置いてありました。 目立たない場所ですが、磨きぬかれて曇りひとつないそれは、彼が今でもチャンピオンの誇りを失っていないことを示しています。
恐らく……いえ、確実に、彼は今でも訓練を続けていたでしょう。 きっとパルックさんの部屋のパソコンを調べればPC版人狼戯王の戦績が見れますよ。 何十年にも及ぶ練磨は彼を高みへと押し上げ、同時にその自尊心も、遥か天高く聳えたバベルの塔のごとくであった。
けれど実は、ここにもう一人の戦士がいました。
(137) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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探偵として呼び集められた中に、その類まれなる頭脳をデュエルの世界でも発揮し、昨年の大会で彗星のごとく優勝を攫った若きデュエリストが混じっていた。 館の主がそれを知って招待したのか、ただの偶然かはわかりません。 けれど、運命は彼らを引き合わせた。
────そして悲劇は起きました。
(138) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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この写真をご覧ください。
[オーレリアは一枚の写真を見せる。 腕に装着したカードデッキにカードをセットし、映像はVR(ヴァーチャルリアリティ)で直接網膜に映すタイプの最新の通信デュエル機器だ。]
これを用いて、往年のチャンピオンと若き超新星の苛烈な戦いは幕を開けた。
(139) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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そもそも、おかしいじゃないか。
名探偵を招待した、セレストの言う『主』はどこにいるんだよ、何で出てこないんだ?
『ここ』って一体どこなの?
……どうやって『ここ』まで来たのか、どの道を通って、何を見て、ここにやってきたのかよく覚えていない、いや、全く思い出せないのは何故なんだよ……!
(140) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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礼拝堂で見つけたSeven Tools of the Thiefには、この庭にしか咲かない薔薇の香りが染み付いていました。
……ここにも、ほら。
[オーレリアの指が、パルックの髪に絡まった小さな赤い花びらを拾い上げる。]
おそらく、戦いの場所は薔薇の香りに包まれた中庭。 美しく整えられた夜の庭が、世紀の戦いの舞台に変わった。
[ほんの束の間、オーレリアの瞳は、その時の光景を思い浮かべるように遠くを見た。]
薔薇の舞台は彼──初代の王に甘い香りとともに敗北を届けました。 彼は誇りを折られた。
デュエリスト同士の戦いはあまりに苛烈。 衝撃に、パルックさんの心臓は耐えられず、鼓動を止めた──。
(141) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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盗賊王の七つ道具はすべてを見、そして語ります。 カードデッキで行われたデュエルの情報は、ネットを介して人狼遊戯を経営するNINJIN社のデータバンクにすべて記録されています。
先ほど、パルックさんの対戦相手を調べるようわたくしの執事に頼みました。 ……シントシン社の調査力をもってすれば、すぐに結果は届けられるでしょう。
[そう言うのとほぼ時を同じくして、オーレリアの携帯に着信があった。]
わたくしです。
……ええ。そう、ですか。
(142) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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ジョージは、目を丸くした。
2015/10/30(Fri) 00時頃
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[通話を終えたオーレリアは顔を上げて一人の少女を見た。]
あなただったのですね、ナナオさん。
────いいえ。 デュエル会の超新星、ヘルズエンジェル ナナオさん。
(143) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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ジョージは、眼鏡を拭いて掛けなおす。
2015/10/30(Fri) 00時頃
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ナナオさんに殺意があったのかはわかりません。 いえ。 きっと二人共、純粋に闘士として力をぶつけあっただけでしょう。
これは殺人事件ではありません。 頂点同士のぶつかり合いによって、起こるべくして起きてしまった悲しい事故……。
(144) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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ヘルズエンジェルって……『あの』ヘルズエンジェル!!?
[未知のものへの恐怖が滲んだ視線をセレストへぶつけていたが、聞こえた単語>>143に目を見開いて振り返った。]
(145) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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オーレリアは、メルヤにゆっくりと頷いた。
2015/10/30(Fri) 00時頃
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ご存知ですか? メルヤさん。
(146) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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シメオンは、戸惑った様子で二人を見ている。
2015/10/30(Fri) 00時頃
オーレリアは、シメオンに頷いて見せた。
2015/10/30(Fri) 00時頃
シメオンは、オーレリアにひどくうろたえた。
2015/10/30(Fri) 00時頃
メルヤは、「マジかよ……」と呟いてナナオを見た。
2015/10/30(Fri) 00時頃
キルロイは、オーレリアに真剣なまなざしを向けた。**
2015/10/30(Fri) 00時半頃
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な、名前を聞いただけだけど……。
[オーレリア>>146に頷いて見せた。ヘルズエンジェルの活躍について具体的なことを言うのは憚られた。畏れ多くて。]
(147) 2015/10/30(Fri) 00時半頃
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メルヤさんもまた一人の決闘者(デュエリスト)なのですね。
わたくしも決闘者の末端に名を連ねる一人ですが、経験が浅く、また、まさかこんな場所でそんな運命的な邂逅を果たしているとも思い至らず、答えにたどり着くのに時を要してしまいました。
(148) 2015/10/30(Fri) 00時半頃
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カードは主を裏切らず、正々堂々戦ったデュエリストの間には絆が生まれると言います。
パルックさんは、戦いを通じてナナオさんを認め、最期の瞬間に彼女を守りたいと願った。 デュエルによって命を落としたとナナオさんが知れば、心優しい彼女は二度と決闘を行わないかもしれないから。……それだけは防ぎたかったのではないでしょうか。
(149) 2015/10/30(Fri) 01時頃
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この子(Seven Tools of the Thief)は、主人であるパルックさんの最期の願いを叶えるために、他のカード共々風に乗って館の外へと散ったのかもしれません。
館の外ならセレストさんの目も届かない。 ナナオさんは真実を知ることなく、デュエルを続ける。
……わたくしは、この子を見つけるべきだったのでしょうか?
(150) 2015/10/30(Fri) 01時頃
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オーレリアは、憂いを帯びた寂しそうな表情で遠くを見つめ、十字を切った。**
2015/10/30(Fri) 01時頃
オーレリアは、キルロイに真剣な眼差しで答えた。**
2015/10/30(Fri) 01時頃
アーサーは、雌猫にビンタをされてフラれていた。
2015/10/30(Fri) 01時半頃
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[あれが伝説のカード、盗賊の七つ道具……。オークションにひと度出れば、最低でも五桁、下手すれば100万円以上の値段がつくこともあるという。 床に落ちたカードを見つめた。ごくりと喉が鳴ったのは緊張のためであり、金額にドキドキしたからではない。]
……。
[オーレリアが電話で外部と連絡を取っていた。情報の真偽はともかく──電話口の先の人物は一体誰なのだろう。
確かめてみろ、と促す勇気はなかった。 『ここ』は現実の世界じゃない、と結局口に出せなかったのと同じように。]
(151) 2015/10/30(Fri) 07時頃
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……あ。
[視界の隅に小さな影が映った。さっきナナオが犯行に使われたと言っていた蜂だろうか。空中で浮遊するように飛ぶ姿は、ヘリコプターや、何と言ったか……いつだかテレビのニュースで見た無人探査機のようだ。
──あの怪物に似ていなくもない。 ぶんぶんと頭を振った。ぶり返した恐怖を消すように。再び目を開けると、小さな蜂の姿はなかった。どこかへ飛んでいったのだろう。]
(152) 2015/10/30(Fri) 07時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/10/30(Fri) 07時頃
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[どうやったら帰れるんだろう、と思う。どうやって来たのかも分からないのに。 不安になって、ポケットの中のお守りに触った。癖なのだ。
そのお守りは西洋宗教的なシンボルの形でもなく、東洋宗教的な紙や布で出来ているわけでもなく。冷たい金属の感触がする。 4、5cmほどの長さの銃弾だった。拳銃の弾ではない。軍人だった父が死ぬ前に、お守りだと、そう言い含めて渡したものだった。
いかなる銃の弾なのか、持ち主は知っているのか。それを判断できるのは、本人を除けば、神のみぞ知ると言ったところであった。ここにおいては冒涜的で、正体の知れぬ神が。]
(153) 2015/10/30(Fri) 07時半頃
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ナナオは、メルヤの視線に気づくと、小さく首をかしげた。
2015/10/30(Fri) 07時半頃
オーレリアは、飛行するナニカを目にした
2015/10/30(Fri) 07時半頃
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ヘルズエンジェルだなんて……。 その名前で呼ぶのはやめてくれよ、恥ずかしい。
ただでさえ、漫画のキャラみたいな名前で、コンプレックスだってのに。
最初は「エンジェル」だったんだがな。 調子に乗った野次馬がそんなふうに声をかけてくるのを睨みつけて黙らせていたら、いつの間にか頭に余計なもんがくっついていた。
(154) 2015/10/30(Fri) 07時半頃
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悪いが、話は聞かせてもらった。
確かに……あたしは人狼戯王のプレイヤー。ヘルズエンジェルと呼ばれることもある。
――そしてこの館の中庭で、仮面をつけた正体不明の決闘士と戦った。
(155) 2015/10/30(Fri) 07時半頃
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メルヤは、帰る前にサインもらお、と思った。
2015/10/30(Fri) 07時半頃
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え……
[顔が一瞬強張った。 信じられないものを見た、とでも言うように。]
(156) 2015/10/30(Fri) 07時半頃
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奴は強敵だった。
起死回生の聖なるバリア―ミラーフォース―が仮面の男の七つ道具によって砕け散ったとき、あたしは敗北を覚悟した。
だが……次のターン。 あたしの手元には最後の切り札が――《翼を織り成す者》が握られていた。
(157) 2015/10/30(Fri) 07時半頃
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ナナオは、顔を少し俯けた。
2015/10/30(Fri) 07時半頃
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(まさか、まさか……メルヤさんの話は、
ほ ん と う に ? )
(158) 2015/10/30(Fri) 07時半頃
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