65 In Vitro Veritas
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墓
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セシルはいわとびぺんぎん ドナルドに投票した。
フランシスカはいわとびぺんぎん ドナルドに投票した。
ドナルドは双生児 ホリーに投票した。(ランダム投票)
ヤニクは双生児 ホリーに投票した。
ホリーは奏者 セシルに投票した。
セシルはいわとびぺんぎん ドナルドに投票した。
ホリーはいわとびぺんぎん ドナルドに投票した。
ドナルドは村人の手により処刑された。
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ホリー! 今日がお前の命日だ!
nostal-GB 2011/10/06(Thu) 20時半頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ホリーが無残な姿で発見された。
村人達は自らの過ちに気付いた。
人狼達は最後の食事を済ませると、新たな犠牲者を求めて無人の村を立ち去っていった。
|
……寄こせよ。
[今度はこっちが奪う。出なければ、フェアじゃない。 既に冷たく硬直している身体から、乱暴に身につけているものを奪い取る。 手足が邪魔なら、そんなものは切り落とせばいい。 奪ったナイフでは切りにくいか。しかし探せば刃物は残っているのだ、ここは。 幸い血はもうそんなに流れない。 奪った着衣を身に纏えば、肌触りだけで質が違うのが明白だ]
全部。 奪ってやる。 それが、報いだよ。
[最後に]
(0) ryusei 2011/10/06(Thu) 20時半頃
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[ゴトリ]
[四肢を捥いだ身体を残し立ち去った後。 今まで着ていた服と、自分と同じその“顔”を。 数え切れぬであろうクローン達が葬られたその場所へ]
[投棄した]
(1) ryusei 2011/10/06(Thu) 20時半頃
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ぺるしゃ セシルは、メモを貼った。
nostal-GB 2011/10/06(Thu) 21時頃
ろぶすたー ヤニクは、メモを貼った。
ryusei 2011/10/06(Thu) 21時頃
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[細い呼吸。]
[吸って]
[あらがえない眠り。]
[吐いて]
[疲弊した身体にそれは酷く甘く。]
[吸って]
[そしてそれは、]
[吐いて―――――]
[ ]
(2) kirisame1224 2011/10/06(Thu) 21時頃
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|
[おやすみなさい、と]
[笑む]
[呼吸の音が]
[途切れた。*]
(3) kirisame1224 2011/10/06(Thu) 21時頃
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たぬき ベネットは、メモを貼った。
meiji 2011/10/06(Thu) 21時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
葵 2011/10/06(Thu) 21時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
siro 2011/10/06(Thu) 21時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
sen-jyu 2011/10/06(Thu) 21時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
葵 2011/10/06(Thu) 21時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
siro 2011/10/06(Thu) 21時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
siro 2011/10/06(Thu) 21時半頃
―地下2階 コントロールセンター―
非常用転移装置から定員超過の警告が消える
誰かが装置を動かせば全ての生者は否応なく
この呪われた廃院の外へと飛ばされるだろう
理不尽な世界の真実を知ってしまった彼らが
傷つき、傷つけられ、赤い血に染まった手が
掴む未来の色は――未だ、誰にもわからない
(#0) 2011/10/06(Thu) 21時半頃
―Cast―
雪織ヨーランダ/master
蛯江ヤニク/nordwolf
岩瀬ドナルド/hatsuse
A-13-023「ネク」/meiji
散花ベネディクト/siro
牧野リンダ/みう
黒田フランシスカ/azubu
A-13-006「リーネ」/よつば
A-13-073「赤毛」/kirisame1224
水無月ホリー/葵
A-13-096「クロ」/leaf
A-13-100「コーダ」/nostal-GB
A-13-016「16番」/Ellie
A-13-029「ニック」/ryusei
雨宮セシル/sen-jyu
(#1) 2011/10/06(Thu) 21時半頃
【*InVitroVeritas*】
(#2) 2011/10/06(Thu) 21時半頃
さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。
nordwolf 2011/10/06(Thu) 21時半頃
牧人 リンダは、メモを貼った。
みう 2011/10/06(Thu) 22時頃
ぺるしゃ セシルは、メモを貼った。
nostal-GB 2011/10/06(Thu) 22時頃
ぺるしゃ セシルは、メモを貼った。
nostal-GB 2011/10/06(Thu) 22時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
葵 2011/10/06(Thu) 22時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
葵 2011/10/06(Thu) 22時半頃
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[警戒しながら歩いていた……つもりだった。 とは言え、所詮は素人の悲しさか。気がついた時には腹部に熱いものを感じると、視界が歪み。そのまま床に倒れるように]
くっ……
[せめて相手をと、撃とうかとも思ったが。 それも無為な事かと、何処か冷静な思考の自分が居た。 そうして、最後を悟ったかのように言葉を発した]
クロ、居る?
[その言葉が届くと分かっているかのように。 大声でなくても人の少なくなったこの病院なら届くだろうと。]
(4) 葵 2011/10/06(Thu) 23時頃
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[ニックとの対話を済ませ、自身のオリジナルの元へと戻る。 と、ちょうどそのタイミングだっただろうか。 戻る途中、彼女の声が聞こえた気がして、声の方向へと歩いて行った]
ホリー…?
[角を曲がり。 と、床に倒れる『自分』を見つけた。 あ…と声を漏らし、小走りで駆け寄って彼女を抱き起こす。 見れば、彼女の腹部から『終わり』の象徴である赤が滲んでいた。 見ると、彼女の額には汗が滲み、呼吸も苦しそうだ。 自分より少しだけ軽い『自分』を抱え、彼女の考えていることを理解した]
…いいよ。
[もう一人の自分ににこりと笑みを向け、すべてを受け入れるように、ホリーを優しく抱いたままに、クロは静かに目を閉じた]
(5) leaf 2011/10/06(Thu) 23時頃
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[自分が居なくなったら、生きている意味なんて無いと。 そうクロは言っていた。それならば……それならいっそ。 “自身”は自分が連れて行こうと思ったのだった。]
クロ、ありがとうね。
[そう言って、力の鈍りつつある指先で電子銃を手に取る。 すでに、出力は最大まで上げていたから。これならば。 そうして、震える指を最後の力を振り絞って操り、クロの頚動脈の辺りに銃口を押し当てた。]
(6) 葵 2011/10/06(Thu) 23時頃
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大好きだよ。
[指先に力を込め、電子の弾丸は解き放たれる。 薄れ行く意識の中で、最後までクロの温もりを感じ続けながら。 彼女もまた、意識を閉じていった……]
(7) 葵 2011/10/06(Thu) 23時頃
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!!!
[バチン! という音ともに、クロの体が大きく震える。 電気が体中を駆け巡り、筋肉が収縮する。 結果として、ホリーを強く抱きしめる形となった]
あ…。
[ふ…と意識が遠のく。 そして、薄れ行く意識の中…『自分』の声を、熱を感じながら…クロの意識は、彼女と共に、『黒』の中へと溶けて行った**]
(8) leaf 2011/10/06(Thu) 23時半頃
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―???― [それは最期の意識の見た夢。 無事に生存した2人が、水無月家へと戻って行き。 金か力か、きっとその両方を投じた結果として。 クロは水無月ホリーの生き別れだった双子として迎え入れられることになった。]
「「おかえりなさい。」」
[娘に甘かった両親は、何処の誰とも分からない。 いや、本当は分かっていたのだろうけれども。あえて気付かない振りをして、クロを受け入れた。]
(9) 葵 2011/10/06(Thu) 23時半頃
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[そんなある日。 ふと気が付いたのだ。いつまでも“クロ”では怪しい。 少なくとも、ヒトの名前としては何処か違和感がある。 だから……]
ねえ、クロ。 新しい名前をつけてあげる。“クロ”は2人だけの時の名前にしましょうよ。
[そうして付けた名前、その名は]
オスカー……じゃあ、男の子みたいだし。 スカーレット、なんてどう?
[そう言うと、にっこりと微笑んだ。 そんな夢だった**]
(10) 葵 2011/10/06(Thu) 23時半頃
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フランシスカは、ヤニクおやすみー。
Ellie 2011/10/07(Fri) 00時頃
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―ユメノナカ―
クロじゃだめなの?
[長年、特に手入れなどしてこなかった髪を何とかしよう、ということになって、渡された「へあかたろぐ」なるものから顔を上げ、キョトリとホリーの顔を見つめる。 そういえばこちらに来てから、『ネコみたいな名前だ』と、誰かが言っていた気がする。 とりもあえずも、多少都合の悪い名前なのはなんとなく理解して]
…わかった。スカーレット、だね?
[微笑を浮かべ、つけられた名前を復唱する。 それからホリーに、『コレがいい』とヘアカタログの写真を指差して見せる。 そうして髪を整え、服を着替え、それまでと違う自分になった自分を鏡に映すと、鏡の中の自分と手を合わせて微笑んだ]
おはよう…よろしくね、スカーレット。
[こうして、クロはスカーレットへ…黒《無の色》は緋《生の色》となり、新たな世界へと踏み出して行った**]
(11) leaf 2011/10/07(Fri) 00時頃
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リンダは、ヤニクおつかれさまー!
よつば 2011/10/07(Fri) 00時半頃
フランシスカは、おやすみの方おやすみなさいー。
Ellie 2011/10/07(Fri) 01時頃
ドナルドは、おふろいってきまーすー
kirisame1224 2011/10/07(Fri) 01時頃
フランシスカは、リンダおやすみなさいー。
Ellie 2011/10/07(Fri) 01時頃
フランシスカは、セシルなでなで
Ellie 2011/10/07(Fri) 02時頃
セシルは、いきなり可愛いイワセと赤毛をみた!
nostal-GB 2011/10/07(Fri) 02時頃
セシルは、じゅうろくばんになでられてごろごろした。
sen-jyu 2011/10/07(Fri) 02時頃
セシルは、セシルをひっつかまえておいた。俺のです。
nostal-GB 2011/10/07(Fri) 02時頃
セシルは、コダは、オリジナルヤニクがさっさと去っていたのをには、じ・・・・・
nostal-GB 2011/10/07(Fri) 02時頃
セシルは、いやほんいやほん・・・コダさん、あたふたしつつ・・・声、すげぇ
nostal-GB 2011/10/07(Fri) 02時頃
セシルは、ごろごろしつつ、こえすごいねえ堪能した!
sen-jyu 2011/10/07(Fri) 02時半頃
セシルは、コダは、本編でいちゃいちゃできない分、オリジナルぎゅうしまくってる。
nostal-GB 2011/10/07(Fri) 02時半頃
セシルは、クローンにされるがままになってるよ、くったり。
sen-jyu 2011/10/07(Fri) 02時半頃
セシルは、コダは、赤毛はぴんくがよく似合う
nostal-GB 2011/10/07(Fri) 02時半頃
セシルは、コダは、オリジナルに、いろいろいろいろ、こう、いろいろね!(いい笑顔
nostal-GB 2011/10/07(Fri) 02時半頃
ドナルドは、もそもそ布団に移動。寝落ちたらすいません……
kirisame1224 2011/10/07(Fri) 02時半頃
セシルは、コダは、オリセシを矢から守るのに、必死なようだ。手刀!手刀!
nostal-GB 2011/10/07(Fri) 02時半頃
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[手にしていたのは、錆び付いたメスだ。 転送装置はまだ動いていない、数を減らさなければ。 抜け落ちた感情のまま、ただ覚めていくだけの思考に従う。
刃先に触れてみる、ぷくりと指先に血の雫が膨れる。 現象としてのそれを認めても、痛みなど何も感じなかった。
ゆっくりと、静かに、 こころはほつれていく]
(12) sen-jyu 2011/10/07(Fri) 04時頃
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[――犠牲を省みない者への、憎悪。 確かにあったそれを、認めることが出来なかったのだ。 ヨーランダが兄の見舞いに訪れないことも、 罪悪感のせいだろうと抱く期待を捨て切れなかった。
けれど、彼女にはそんなものはなかった。
あの日、いつもの彼女のささいな我侭。 演奏会で彼女に動向することが出来なかった自分の交わりに、 兄が彼女に付き添った。そして腕を傷める事故に巻き込まれた。]
(13) sen-jyu 2011/10/07(Fri) 04時頃
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[ヨーランダは、そんな犠牲をも何も思っていなかったのだろう。 彼女に眼球を進呈し引き裂かれた、 彼女のクローンを嘲る言葉の示すように。
だから、それに気付いて。
彼女の亡骸を見て隠した口元に、 自分の口元に浮かんでいたのは、笑みではなかったか。
ひとつの無残な死を、喜ぶこころ ――醜いこころのあったことを、 認めることが出来ず、目をそらし続けていた]
(14) sen-jyu 2011/10/07(Fri) 04時頃
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[故に――己自身もまた、 オリジナルという存在が、 救い難き罪悪に塗れたものであることを、 証明するひとつの真理である。
そして、
自身の怒りと憎悪を具現化する存在、 それこそが――“彼ら”なのだろう。
雨宮セシルは、それを絶対的真実として信じる]
(*0) sen-jyu 2011/10/07(Fri) 04時頃
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[ああ、失われた音は何処に? 重ならないハルモニアの行方は? 目の前にあるはふたごのような、ふたりの片割れ。
対存在となりえる“ふたり”を引き裂くことに、 そこに愉悦はあったのだろう。
薄く笑む、くちびる。 水無月は狂った弦の響きを聞いただろうか。 手を伸ばす、雨宮セシルの指に絡む、 その黒い髪はさらりと零れて――絡んだ髪が全て零れる前に]
これで装置が動けば――…、 彼女を守れるんじゃないかな?
[その身に刃を突き立てた]
[水無月はただ崩れ落ちていく。 立ち去ろうとして、誰かの名を呼ぶ声。まだ生きている]
(15) sen-jyu 2011/10/07(Fri) 04時頃
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[けれど、そのうち死ぬだろうと思う。 感傷はもはやわかない、命はただの減っていく数値だ。
それでも装置が動かないのなら “最後のオリジナル”を壊せばいい]
……、っ
[考えた瞬間、腕の痛みに口元を歪めた。 ほんのわずかに血の滲むシャツの袖の下、 刻まれたしるしひとつ――“コーダ”の記号]
(16) sen-jyu 2011/10/07(Fri) 04時頃
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[自身が彼の所有物として認識されている、 そのオリジナルとクローンとの逆転の構図]
……実に嘲笑的じゃないか。
[くつくつと、わらう] [手にした凶器を捨てることなく、利き腕を血に染めたまま] [雨宮セシルはその場を離れ“だいじなもの”をとりにもどる*]
(17) sen-jyu 2011/10/07(Fri) 04時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
sen-jyu 2011/10/07(Fri) 04時頃
セシルは、コダは、でも、そのときによって対応いろいろかもしれなかった。まぁ、そこらへんはキャッチボール次第だね!
nostal-GB 2011/10/07(Fri) 19時半頃
セシルは、相方さまが浮気してないか見てるよ……じぃ
sen-jyu 2011/10/07(Fri) 20時頃
セシルは、って、そんなバンドあったな・・・オリジナルラブ……。
nostal-GB 2011/10/07(Fri) 20時頃
ホリーは、ドナルド流石
leaf 2011/10/07(Fri) 21時頃
セシルは、フランは、た、大変でした!いろいろご無理せず!**
nostal-GB 2011/10/07(Fri) 21時半頃
ホリーは、クロは、あ、事故処理× 自己処理○
leaf 2011/10/07(Fri) 22時半頃
ヤニクは、いい子なので正座した。
ryusei 2011/10/07(Fri) 23時半頃
ヤニクは、並んで正座した。
nordwolf 2011/10/07(Fri) 23時半頃
セシルは、残念ながらカバディはわからなかった。
nostal-GB 2011/10/08(Sat) 00時半頃
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― 当直室→スタッフルーム ― [蛯江や散花、ネクたちと言葉を交わすうちに、ふと顔を上げる。]
こんだけバタバタ死んでんなら、そろそろ転移装置も動く頃か……?
[気まぐれに階下へ戻ろうと、自動ドアへと足を向けた。 どうも実体を持たなくなっても尚、出入りは扉からするもの、という常識に囚われているらしい。そんな己に気づいて苦笑を零した。]
俺のクローンがソリテスに……つーコトもあんのかね。 そんで、俺と成り代わるーとかな。 ま、多少運動出来るくれェじゃ、俺の代わりが勤まるとも思えねェけど!
[センサーの感知を受けなくなった体を、自動ドアにひょいと捻じ込んだ。]
(18) hatsuse 2011/10/08(Sat) 15時半頃
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― スタッフルーム ― [隣室へ顔を突き出すなり、右目に飛び込んできたのは――床に崩れ落ちたよく知る背格好>>7:11。 瞬いて目をこすってから、慌てて駆け寄った。]
……赤毛……? なん、で……。 なんで、アンタはクローンなのに……。
[誰かにやられたのか、それとも――。倒れた体の傍らに、膝をつく。]
オイ、何笑ってやがんだ、ンな場合じゃねェだろ!
[声は届かねど、おやすみなさい、と唇が動くのを、確かに見た気がした。]
(19) hatsuse 2011/10/08(Sat) 15時半頃
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[笑みを浮かべる赤毛の頬を、厚い手のひらで何度も叩いた。けれども、現身を持たぬ手はその頬をすり抜ける。]
おやすみなさいじゃねェよ、アンタ、まだキャッチボールしてェんだろ! 眠りたくねェって、言ってたろ!
[単に自分と同じ背格好をしただけの相手が目の前で衰弱しているというだけで、どうしてこれほど焦燥を覚えるのか分からない。
ただ、頭のどこかで、青い空を思い出していた。 仕事で忙しかった親父が、数少ない休日に唯一付き合ってくれた幼い日のキャッチボール。そのときに見上げた、雲ひとつなく晴れた空を。*]
(20) hatsuse 2011/10/08(Sat) 15時半頃
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セシルは、仲好きことはうらやましき哉。
nostal-GB 2011/10/08(Sat) 17時頃
セシルは、そして、今晩、エピ頑張ろうと思っている。まずはごはん
nostal-GB 2011/10/08(Sat) 18時頃
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―当直室―
[どれだけの時間、自分達の死体を見つめていただろう。そんなに長い時間ではなかったかもしれない。 気づけばドナルドの姿が見えなくなっていた。ヤニクはどうしていただろう? 生者達は?ああ、そういえば、自分たちより後に死んだ人間もいるのだろうか。気にはなったが、探しに行く気力もなかった]
……僕も君も死んでしまったんだから。 何処でも好きなところに行けばいいよ。
僕はもう肉体を持たない。 だからもう君はいらない。
[ネクがまだそこに居たのなら、長い沈黙の後に口にする。 いなければ、きっとひとりごとだ]
(21) siro 2011/10/08(Sat) 18時半頃
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ホリーは、む、二重投稿…
leaf 2011/10/08(Sat) 18時半頃
|
― 転送装置のある場所へ ―
[リーネと牧野を並べて寝かせたあと、まだ確認していなかった転送装置へと向かう。 文字など読めるわけもないが、テイイン、がある、というのはなんとなくわかっている。
そう、テイインにするためには、
減らす、必要、きっと今のコーダには容赦はないが…。]
――……他に、何かないのか?
[見たあと、ポケットの麻紐以外の、使えそうなモノを探す。 そう、これから、生きていくために…と。]
(22) nostal-GB 2011/10/08(Sat) 19時頃
|
|
>>6>>7>>8
[そして、見るだろう。 クロと呼ばれるクローンと、そのオリジナルに生命の灯が消えていくさまを…。
その華奢な身体から止どめもなく流れる赤い液体が、二人の身体をどんどん染めていき…その間に放たれた電子銃の光と、その衝撃に痙攣する身体たちを見る。
もう、麻痺している感覚は、それから目を背けることはない。 ただ、青灰の瞳は、最後、クロの命を揺さぶり壊していく電子銃を見ている。
黒髪の少女が二人折り重なり静かになったあたり。 目を細めて二人の元に歩みよる。]
(23) nostal-GB 2011/10/08(Sat) 19時半頃
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|
リーネも、クロも、 そして、ネク……もだっけ。
一緒が、いい のか。
[折り重なる少女、そのオリジナルの手から、電子銃を奪う。そして、ダイヤルを弄り、引き金に手をかけてみる。]
ここを押せばいいのか?
[引いた途端、電子弾が放たれれば、驚いたような顔をして急いで指をトリガーから離す。]
へぇ……。 これは、簡単に、壊せる……道具か。
[今、そこで人が死んでいったというのに、変わらぬ口調でそんなことを言う。]
(24) nostal-GB 2011/10/08(Sat) 19時半頃
|
|
[ころり、と、指先から転がり落ちるサインボール。
けれどその事にも気付けない。
落ちる、意識。
眠りよりも、深い所へ。
ずっと、ずっと、深い所へ。]
(25) kirisame1224 2011/10/08(Sat) 20時頃
|
|
[ぺちり、と、 掌が頬に触れた。]
[だから、目を開いた。]
(26) kirisame1224 2011/10/08(Sat) 20時頃
|
|
……だ、れ
[不思議と全身を占めていた痛みも、疲労も、ない。 けれど視界は狭いまま。 伸ばした指先は、自らの左目を覆う眼帯に、触れる。]
俺、……は、
[寝惚けたような声で、小さく、呟く。 焦点の定まらぬ視界。次第に結ばれていく、世界。
赤銅色の、髪。]
[全て繋がる、思い出す。]
(27) kirisame1224 2011/10/08(Sat) 20時頃
|
|
イワセ、 っ……!?
[見開かれる、青墨の瞳。 頬に触れていた掌を見て、そしてその、眼帯を嵌めたその顔を見て。]
どうし、 て
……なんで、 なんで、……?
[言葉が、うまく、浮かばない。
色々な感情と、想いと、言葉が、全部胸の内に渦巻いて、溢れて―――]
……、っ……
[涙となって、零れて落ちる。]
(28) kirisame1224 2011/10/08(Sat) 20時頃
|
セシルは、コーダはオリジナルぎゅう 待ってた
nostal-GB 2011/10/08(Sat) 20時半頃
|
―明かりがたくさんの部屋―
[わたしは踊る。 腕を伸ばし、つま先で立って。
そして膝をつく。 傍には、本当は動くけど動かないふりをしている男のひと。 そして、あたまとおなじくらいの大きさのまるいもの。]
――これで、あなたはわたしのものね。
[ああまるで、それは。 クロダフランシスカに言ってるみたいだなぁって、思った。
この世界を知らなかったわたしは、クロダフランシスカのものをひとつずつわたしのものにしている。
そう、あのひ。 こんなふうに首を切って、服をわたしのものにしたみたいに。]
(29) Ellie 2011/10/08(Sat) 20時半頃
|
|
――ありがとう。
[挨拶はだいじ。
教えてくれたひとはもういないけれど、 そしてわたしがお礼を言うべきクロダフランシスカももういないけれど。
今わたし、とてもしあわせだから。**]
(30) Ellie 2011/10/08(Sat) 20時半頃
|
|
─ 当直室 ─
[岩瀬、散花、ネクと会話を交わし、それなりに現状は掴めてきた。 自分を殺したニックへの恨みは尽きないが、死んでしまった事を悔いても、もうどうにもならない。 それに、岩瀬と一緒ならば幽霊も悪くない。 ここを離れて地上に出たら、やはりスタジアムへ向かうのだろうか……などと、思考は余所へ流れてゆく。]
……え?
あ、そうっすね。そろそろ動くかもしんないすね。
[岩瀬の言葉(>>18)に、はっと振り返る。 今更あんなもの、動こうが動くまいが、自分にとってはどうでもいいのだが。]
成り代わる……。 あいつが……ニックが、俺に……?
[しかし続く言葉には、あからさまな不快を示した。]
(31) nordwolf 2011/10/08(Sat) 22時半頃
|
|
あっ、岩瀬さん俺も行きます!
[壁を抜ける岩瀬の後を追おうと、動き出す。 触れられる、言葉を交わせる、数少ない存在。 そして幼い頃からの憧れでもあり。
とにかく今は、彼の近くにいたかった───のだけれど]
ぇ……あ?
こいつ、って……やっぱ、そう、ッスよ……ね……?
[壁を抜けた先に倒れていたのは、岩瀬と同じ赤い髪。 同じ、隻眼。
ざっと、背筋に冷たいものが奔った。]
(32) nordwolf 2011/10/08(Sat) 23時頃
|
|
無駄ですって……。
俺ら、触れないし……声だって聞こえやしないんすから……。 ……ンな、呼んだって無駄ですって……!
ね、岩瀬さんってば……!!
[呼びかけ、しゃがみ込んだその肩に手を伸ばそうとするが。 けれど手が震えて、触れられない。
何でこの人は、こんなにまでクローンの事を?
そういえば、岩瀬のクローンは、己の目を抉り出してまで岩瀬を目覚めさせようとしていた。 自分は自分のクローンに殺されたのに。
なぜ。]
だから無駄、ですって………!!
(33) nordwolf 2011/10/08(Sat) 23時頃
|
|
[「無駄です」と繰り返しながら。 心の奥で、思っていたこと。
───無駄であって欲しい。
散花のクローン、ネクがそうだったように。 クローンも、命を落とせばこちら側の存在となる。]
………に、なんか………。
いや、ッスよ……。
[けれど、願いは空しく。 赤毛が目を覚ます。 それを喜べない自分が、そこにいた。]
(34) nordwolf 2011/10/08(Sat) 23時頃
|
|
[蛯江の言葉>>33にはっと我に返って振り返り、苦笑を洩らした。]
あー、そうだよな。 触れねェってコトは、まだ死んでねェってコトで……、
[頭を掻いて、立ち上がろうとする。 どうしてアイツはそんなに必死なんだろう、という疑問が浮かびかけた、その時。
宙を掴んでいた手のひらが、何かに触れた>>26。確かな肌の感触。]
へ……、オイ……!
[この手は、生者に触れることは出来ないはず。
見開いた瞳に、映るのは――。 起き上がる赤毛の姿。けれど、床には倒れた体がそのままに。]
(35) hatsuse 2011/10/08(Sat) 23時頃
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[死んじまったのな、とは声が掠れて言葉にならず。目だった外傷はなさそうな死体を一瞥し。]
バッカ……、俺に目なんかくれようとすっから……!
[眉根を寄せるも、赤毛の隻眼から零れる涙を目に留めれば、困ったように眉尻は下がった。]
……イイ歳して泣くなィ。
[手を伸ばし、親指で目の下をごしごしと拭ってやる。]
なァんか、子どもみてェ……、
[ふと、言葉を切った。
ああ、そうだ。 キャッチボールを教えてくれと請うた無邪気な青墨色。あれはまるで――。 表情が、泣き笑いにくしゃりと歪んだ。*]
(36) hatsuse 2011/10/08(Sat) 23時半頃
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小悪党 ドナルドは、メモを貼った。
hatsuse 2011/10/08(Sat) 23時半頃
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[ぼろぼろと、言葉よりも先に落ちる、涙。]
俺、だって、イワセに、 キャッチボール、教えてもらいたく、て だって俺、投げるの下手で、だから。 上手く、投げたくて。
……なのにイワセ、起きないから、……俺、 俺……
[しゃくり上げながら、必死に言葉を紡ぐ。
涙を拭おうと、伸びる親指を避けようともせず、只、涙を零す。 実体の無い姿、けれど確かにその指先を濡らす雫。]
……子供じゃ、な…… おなじ、です、ねんれい。 ……イワセと
[歪む表情。 それでも、彼は笑もうとしているのだろう、と。
――― 涙を流しながらも、応えるように、へらり、笑む。]
(37) kirisame1224 2011/10/09(Sun) 00時頃
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ぺるしゃ セシルは、メモを貼った。
nostal-GB 2011/10/09(Sun) 00時半頃
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>>24 [電子銃の扱い方などもちろんすぐにわかるわけはないが、それは、幼児でも、鉄砲遊びはすぐに覚えるように、成人した器用な男性にとって、難しいことではなかった。
構え、ホリーたちに狙いをつける。 だけれども、そのエネルギー残量がもう半分切っているのを感じれば、そこでの試し撃ちは自重し、ポケットにそれを仕舞い込んで辺りを見回す。]
――……
[誰かからこちらは見えてるだろうか。]
(38) nostal-GB 2011/10/09(Sun) 01時頃
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― 当直室 ―
[私はいらない]
…………そっか。 ベネディクトには最初から、最後まで必要じゃなかったんだね。
それなら、何故私を作ったの。 何故、こんな想いを……
[好奇心や愛情や、憎む心をクローンに持たせたの。 聞いても意味は無いのだろう、けれど。
好きなところも、行きたい場所も無い。 興味あるものなんて一つだけ、それにも拒絶されたなら]
さようなら、散花ベネディクト。
[そうして、施設で破棄されるクローンより少しだけモノを知ったクローンは、何も残さず*消えた*]
(39) meiji 2011/10/09(Sun) 01時頃
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[誰かがこちらを向いた時、 それは、地下一階で、赤毛が息絶えた瞬間だったかもしれない。
ともかく、そのモニタ、スピーカーからは、緊急退避装置が作動できることを告げるブザーが響きはじめた。>>0]
――……装置に、行く。
[迷いなく、足はそちらのほうへ。]
(40) nostal-GB 2011/10/09(Sun) 01時頃
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― スタッフルーム ― [雨宮セシルは手を洗っていた。 流しに血塗れたメスがカラリと落ちる、 淡紅色に染まる水が流れていく。 血のついた手でヴァイオリンケースを触っては、汚い。
それ以上の理由はない。 血への忌避も、嫌悪も、何もわかない。
だから、赤の散った袖口を隠すこともなく、 ヴァイオリンケースを手にすればそのまま、 来た道を戻った]
(41) sen-jyu 2011/10/09(Sun) 01時頃
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― 転移装置 ―
[そこにたどり付いた時、先に生存者はいたか?それとも共に連れだっていたか。 ともかく、その装置が作動しているのはみてとれただろう。]
――……出れる……。
[そう確信してスイッチに手を伸ばす。]
(42) nostal-GB 2011/10/09(Sun) 01時半頃
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[地下2階へ降りる、 非常用転移装置の前へと向かう合間も、 転がり続ける亡骸がある。]
君は今、どんな気分なのかな。 蛆が湧き、腐臭を発するおぞましく醜い汚物として、 この場所に孤独に放置され続ける。
……どんな気分なのかな、ヨーランダ。
[雪織の亡骸に一度笑めば――転移装置へと足を向けた。 それは程なく作動して、彼らと自分を地上へと誘うだろう。 ―――ソリテスの空の下へと]
(43) sen-jyu 2011/10/09(Sun) 01時半頃
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[白日は罪を晒すもの、 雨宮セシルはそこでようやく蝦江のクローンと、 今はもう蝦江の姿をした“ニック”と出会うだろう。
その怒りを抱く者が、 自らの望みを叶える者か否か。
視線が合えば薄く微笑うだろう。 そこにはオリジナルのもつ傲慢さが滲んだかもしれない。 そう確かに、自らの目的の為の道具として彼らを見ている。 皮肉なことだったが、それは客観的事実に過ぎず、 自嘲も、懊悩も、苦痛も何も感じることはない。]
……俺を殺さなくていいの?
[自らのクローンではなく、ニックへと向かう言葉。 変わらず、笑みを湛えて]
(44) sen-jyu 2011/10/09(Sun) 02時頃
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― そして、感じたことのない突き抜けた空の下 ―
――……
[きっと、その空気は、それまで感じたことのない、清涼としたもの。 クローンの肌に、それは冷たかっただろうか、それとも……ともかく。
ソリテスの外気に生きたまま触れたはじめてのクローンたちにとって、 それは、生まれたばかりの赤ん坊のような衝撃が最初はあったこと、否めない。]
(45) nostal-GB 2011/10/09(Sun) 02時頃
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セシルは、コーダは、>>44の声に、セシルとニックのほうを振り返る。16番も近くにいただろう。**
nostal-GB 2011/10/09(Sun) 02時頃
ぺるしゃ セシルは、メモを貼った。
nostal-GB 2011/10/09(Sun) 02時頃
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[感じている息苦しさは変わらない、 ソリテスの空の下に放たれたところで、 知ってしまった真実から逃れることは出来ない。
このソリテスを構成するもの、 その全てがたまらなく嫌悪を湧き上がらせる。 皮膚を掻き毟りたくなるような気分の中――。
ニックは己の問いにどう答えただろう。 どのような形であれ現時点で“彼が殺すこと”を否定するのなら、
穢れた世界を構成する要素の一つである自分自身を、 自らの手で速やかに排除にかかるだろう。
刃物はまだ、袖口の下に隠されたまま存在する*]
(46) sen-jyu 2011/10/09(Sun) 02時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
sen-jyu 2011/10/09(Sun) 02時半頃
セシルは、半分よりは上!ぜいたくいわない!**
sen-jyu 2011/10/09(Sun) 03時頃
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あ……!
[漏れた声は、喜びのものとは程遠い。 見開かれた碧眼は、こちら側の存在となった、赤銅色の髪のクローンに釘付けになる。
想像はついていた。 赤毛は岩瀬を強く慕い、岩瀬もまた赤毛を気に留め……大切に思っているであろう事は。 だから赤毛がこちら側へ来たならば、どうなるか、など……]
………ン、だよ……。
俺、また……クローンに…………ははっ……。
[力無く笑う。 ふらりと蹌踉めき、数歩後退ってへたり込んだ**]
(47) nordwolf 2011/10/09(Sun) 03時頃
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>>44 [セシルがニックに話かける言葉に眉を寄せた。 そして、その真意を思考する。
改めてセシルを見て、その手が血色濡れて乾きかけているのが見えた。]
――……というか、出てきたのは、この4人、だけか?
[あとは、みんな、死んだ、ということだろう。 セシルの血は誰のものかは知らない。本人でもないだろう。 ともすると、
コーダは、自らのポケットに、麻紐と電子銃を携えている。 クローンのその行動は、オリジナルにも相似するだろう。きっと…。]
(48) nostal-GB 2011/10/09(Sun) 09時頃
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[そう、黙ってニックとセシルの動向を見ているが、 きっと、誰よりも鋭い牙をギラつかせているのは…。**]
(49) nostal-GB 2011/10/09(Sun) 09時頃
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セシルは、コーダはオリジナルの劣化か・・・くっ と悔しそうだ。**
nostal-GB 2011/10/09(Sun) 09時頃
ぺるしゃ セシルは、メモを貼った。
nostal-GB 2011/10/09(Sun) 09時頃
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―当直室―
……それは、僕が知りたいよ。
[不完全な、男として生まれることができなかった自分と。 完全な、女として生まれてきたネク。
女を名乗るネクを遠ざけた自分と。 男を名乗る自分に近づいたネク。
これだけ違うのに。 どうして]
[そして彼女の気配は消えていく。 結局、彼女が何のために自分にあんな辱めをしたのか最後まで解らないまま]
(50) siro 2011/10/09(Sun) 09時半頃
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[二つの死体の傍らに腰掛ける。少しずつ、腐り始めていた]
このまま、僕と君の死体は腐臭を放って、 微生物に分解され、境界線もなくなって、 やがてひとつの物体になり、消えていく。
君が僕にあんなことをしなければ。 僕に君を理解するだけの心の余裕があれば。 こんな結末にはならなかったかもしれないね。
[だが、それも今更だ。 このひとりごとを聞く人間は、誰もいない]
これが運命だというなら。 僕は、それを見守ることにするよ。
ここで、ずっと。
――おやすみ、ネク**。
(51) siro 2011/10/09(Sun) 09時半頃
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―― 抜けるような青い空の下 ――
[それは一瞬の事だった。 何が起きたか気付く間もなく、先にいた場所とは全く違う所へ。 そしてそれは感じたことのない空気。 一瞬目が潰れるのではないかと思うほどの、明るさを感じて]
……ここ、は。
[理解する。 此処は自分達の世界ではないと。 そしてそれはつまり――奴らの世界であると]
(52) ryusei 2011/10/09(Sun) 11時頃
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[声に振り返れば、すぐそこに。 憎むべき、壊すべき“オリジナル”の姿。 その言葉は自分に向いていて。 表情を変えることなく、その胸倉を掴み顔を寄せる]
1つ。お前が死ぬ前に“この世界”の事を教えろ。 ここはお前達の世界なんだろう? ――僕は、生きる。そして必ずお前らを……殺してやる。
[狂気と殺意に満ちた視線が、間近で交錯する]
2つ。お前は、コーダの“物”だ。 殺すのは僕じゃない。 それが、コーダとの約束。
[それだけ言って、突き放すように身体を離す。 そうだ。たとえ此処が地上《ソリテス》であれ地下《テセウス》であれ。 やることは、変わりはしないのだ]
(53) ryusei 2011/10/09(Sun) 11時頃
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[こんな狂った世界を、殺してやる]
(*1) ryusei 2011/10/09(Sun) 11時頃
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>>53
[ニックがセシルに掴みかかる。 だが、ニックは約束は守るだろうと、その時は動かず…。 ニックの吐く言葉を聴きながら、二人に寄る。
一つ目、のこと。 そう、ニックもこの世界で、生きる、ことを考えているのがわかれば、表情には笑みが浮かぶ。
二つ目、それは、約束通りのこと。 セシルを殺す気などはもうない、など、敢て口に出したりはしない。
そう、彼、ニックは「いい同志」になるだろう。共に行動することもあるかもしれない。 されど、いま、コーダは、執着する。
自らのオリジナルであるセシルに…。]
(54) nostal-GB 2011/10/09(Sun) 20時頃
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――……ニック、 いや、今後は、お前のオリジナルの名前を呼ぶべきか?
[なんだっけ、などと言い、蛯江の名を教えてもらうだろう。]
――……やるからには、簡単には死ぬなよ。
Boy Boy Crazy Boy.... Get Cool Boy...
[そう、告げながら]
(55) nostal-GB 2011/10/09(Sun) 20時半頃
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[そして、自らの心にも、
Boy, boy, crazy boy Stay loose, boy
呼びかけをしながら、ニックに突き飛ばされたセシルに寄った。]
――……
[その時、セシルは、>>46 どうしただろうか?]
(56) nostal-GB 2011/10/09(Sun) 20時半頃
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セシルは、ふろぽちゃん、してくる。ふあーあ**
nostal-GB 2011/10/09(Sun) 20時半頃
セシルは、おへんじおとして、
sen-jyu 2011/10/09(Sun) 21時半頃
セシルは、いちげきりだつるよ!
sen-jyu 2011/10/09(Sun) 21時半頃
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[>>53 “ニック”に突き付けられた殺意も狂気も、 雨宮セシルの微笑う表情を揺らがせることはない。 解き放たれる殺意、それをこそ望んでいる。 けれど、彼がそれを知る必要はないだろう]
“オリジナル”の教えなど請わなくても大丈夫だよ。 きみたちの望むようにすればいい。
[ひとつ、言葉を返す、捕まれた胸倉が突き放される そして――ふたつ、実に滑稽なパラダイムシフト]
面白いことを言うな。 クローンを物として扱ってきたオリジナルが、 クローンの所有物に成り下がる。
ひとつの象徴として実に諧謔的で面白いとは思う。
[袖口から滑り落ちた刃は、手の中に握られる]
(57) sen-jyu 2011/10/09(Sun) 21時半頃
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けれどね。 その行方を見守ろうなんて気は無いんだ。
何せ呼吸するのも億劫なんだ。 考えるのも選ぶのも疲れてきた。 ……ああ、奴隷的幸福というのは確かに存在するのだろうね。 その点は所有物というのは悪くないかもしれない。
選択することに疲れた時、 君達も“彼ら”の幸福を知るのかな? オリジナルの為に死んだ、彼らの幸福を。
[雨宮セシルは滔々と語り続ける。 聞き手を鑑みない言葉の数々は、既に気の触れた者のよう]
――いや、そんなことは君達には無用な話だな。
君達がその自由をどんな風に使いこなすのか、 楽しみにしていよう。
(58) sen-jyu 2011/10/09(Sun) 21時半頃
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だから、 “雨宮セシルを”君に上げるよ。
[そして近づく“コーダ”が見たのは>>56 その刃先が“セシル”の首を抉ろうとする瞬間だろう*]
(59) sen-jyu 2011/10/09(Sun) 21時半頃
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>>59 [やはり、彼と自分は相似形のようだ。 自分は、彼がそれを持っているのを予想できていた。
だから、その刃が見えたとき、そのする行動もみえていた。 言葉よりも手が動く。
掴み取ったその手。切っ先はセシルの喉を掠めて浅い傷を作る。]
――……貴方を殺すのは俺です。 貴方にも殺させない。
[錆びたメスはコキーンと病院の入り口コンクリートに落ちる。 その乾いた音を一瞥してから、セシル身を拘束する。]
(60) nostal-GB 2011/10/09(Sun) 22時頃
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[そして、その首を覗き込む。 もう錆びたメスにしては優秀な、でも、血は薄くにじみやっと一滴吹き出すかくらい。
その傷にふっと笑って、出る血を舐めとるように首に口づける。むしろそこから吸い上げて、放せば艶やかな赤い花が咲いた。]
もらいます。 貴方の名前じゃなくて、貴方をね。
だって、俺は、コーダだから。
[その狂い始めた瞳に語りかける。 そう、彼がセシルを手放すのを許さない。 尚且つ、繰り返してきた主張を述べた。 自分はコーダであると。]
(61) nostal-GB 2011/10/09(Sun) 22時頃
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見守る必要なんてないですよ。 貴方はただ、いればいい。
[そして、その傍らに置かれていただろうヴァイオリンケースに視線を落とす。]
(62) nostal-GB 2011/10/09(Sun) 22時頃
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ああ、そうですね。 それ、
ヴァイオリンをする、だけは、してください。
[その時は笑いが消えるだろう。 そして、すうっと冷たい光が青灰の瞳に映りこむ。]
――……
(63) nostal-GB 2011/10/09(Sun) 22時半頃
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[きっとその音は、 この世で一番美しく、でも、決して手に入らないもの。]
(64) nostal-GB 2011/10/09(Sun) 22時半頃
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[生温い痛みに眉根を寄せる、またひとつ、しるしが刻まれた。 捕まれた腕から落ちた、メスの行方に視線は縫いとめられたまま、 雨宮セシルは遠ざかる安寧を見つめている]
――……君が、 雨宮セシルとは違う“コーダ”であるというなら、
俺の所有や存在に、拘る理由はないだろう。
[雨宮セシルの目的は果たされた、 あとは存在を消し去るだけだというのにそれだけが果たされない。 笑う声が零れる、のは厭い続けた自分自身に、復讐されている。 そんな気が、して]
(65) sen-jyu 2011/10/09(Sun) 22時半頃
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[持ち出した大事なものは、すぐ傍らに。 もう重なることのない音色、ただ自らの孤独を知らしめる]
ヴァイオリン?
ああ、弾けなくなったら、 “君”と同じになるな……
[オリジナルと同じであることを望んだ クローンたちはこのような気分だったのだろうか。 それを為せることを、酷く不自然に感じる]
(66) sen-jyu 2011/10/09(Sun) 22時半頃
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|
[笑みが消えれば、 青灰の瞳は何を映すことなく、閉ざされる。
選択を奪われて抗うこともなく、 思考を放棄した雨宮セシルは、
既に“コーダ”の所有物だったのだろう、 腕に刻まれた記号の示すように]
……全て、君の好きにすればいい。
[身を預けたまま、そう言葉を返した]
(67) sen-jyu 2011/10/09(Sun) 23時頃
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>>65
[拘る理由はない、というセシルの声をそのまま聴いている。 だけど、それは、所有することや、存在することの自由を与えられたオリジナルだからこそ、言える言葉だと思った。
しかし、それに言い返すことはしない。 拘りを持っているということを、彼に知らせない。 そう、酷く、いつでも、そして、これからもいつまでも嫉妬し、同時に羨望、憧憬をし続ける。
ヴァイオリンの音は、コーダに変わらないそれらを植え続けることだろう。
だから、怒り、だから、生きる。]
(68) nostal-GB 2011/10/09(Sun) 23時頃
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|
――……貴方はヴァイオリン、し続けます。 貴方の腕と俺の腕は違う。
俺の腕は、ヴァイオリンすること、できません。
[そして、その身体をなお、拘束する。]
俺の腕は俺のものです。 そして、貴方の腕も、もう、俺のものです。
[服の上から、しるし、つけた場所を撫でる。]
(69) nostal-GB 2011/10/09(Sun) 23時頃
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>>67
――……はい 俺の好きにします。
[預けられた身、心を手放した身体をしっかり抱きとめる。 セシルの心が必要なのではない、存在が必要。
そう思っているのは確かだけど、 長い睫に青灰の目は一度隠れ、やがて薄く開いた。]
――……じゃあね、ニック。 きっと、また会うよ。
[セシルを殺さないこと、ニックは眉寄せたかもしれない。 だけど、その理由ももう言わない。 ただ、きっとこの世界の同志になるだろうニックにはそう軽い離別を告げて…。]
(70) nostal-GB 2011/10/09(Sun) 23時頃
|
|
行きましょうか? セシル?
[抱き寄せていた身を離し、でも、手はしっかりとつなぎとめた。 彼のヴァイオリンケースを開いた手は拾い上げて、一度医療施設を振り返る。 その施設の中で、彼らはどうしているだろう。 遺体はそのうち腐り、異臭を放つ。そして、どうでもよくなるのだ。
それが誰の細胞だろうと、壊れてしまえば…。]
(71) nostal-GB 2011/10/09(Sun) 23時半頃
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|
そう、ちゃんと、呼んでください。 俺は、
コーダです。
[しるしをつけたほうの手を引っぱった。**]
(72) nostal-GB 2011/10/09(Sun) 23時半頃
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|
[幾ら拭えど次から次へ涙を零す赤毛>>37を、仕方がねェなと見つめながら。]
ボール投げ教えてもらいてェなんざ、ンなモン。 俺じゃなくても良かったろうが、目ェくれるホドのコトじゃ……、
[ねェだろ、とは声が震えて。くっと無理に口角を上げた。
涙に歪む青墨色を眺めながら、耳奥に懐かしい声が甦る。
学校に上がる前の年齢だったろうか。 思うようにボールが投げられない――と、親父に膨れ面で零したことがあった。 黙って公園に連れられて、それで。]
(73) hatsuse 2011/10/09(Sun) 23時半頃
|
|
[思い出した低い声と、同じ言葉をぽつり、ぽつり。]
だからァ、泣くなつってンだろォが。
……何だって教えたる。 誰にも馬鹿にさせねェよ、俺とおんなしイデンシ持ってンだろ?
[赤毛の額をつん、と指先で弾く。己の右目を、袖口でぐいと拭った。*]
(74) hatsuse 2011/10/09(Sun) 23時半頃
|
|
[笑んでも流れる涙を止めようと、必死に拭う。
何度も、何度も、イワセの言葉>>73に頷くだけ。 言葉を発そうとしても、其れは涙に阻まれる。
どれだけ涙を零しただろうか。
声>>74の落とされた頃には、或る程度それも収まっていて。
ゆるゆると、濡れた瞼が幾度か、瞬き。]
――― …… はい、っ!
[はっきりと、そう、言葉にする。]
まだ、俺、 ……ヤキュウの事も、イワセの事も、何も、何も知らない、です 全部、……全部、 教えてもらいます、からっ
[未だ涙は止まらないけれど。 嬉しそうに、嬉しそうに笑み、赤銅色の髪を揺らした。*]
(75) kirisame1224 2011/10/10(Mon) 00時頃
|
|
[>>71 呼びかけられる名を酷く遠く感じる。 繋ぎとめる手の温度も今はもう、 他人の体温としての違和感を感じない。 きっと“雨宮セシル”は既に個としての存在ではないからだろう。 “コーダのオリジナル” ここにあるのはそれだけの存在。]
――……、
[ヴァイオリンケースに視線を落とす。 奏でる腕、奏でられぬ腕――その差異は解決を見る。 ここに存在するのは“コーダの腕”だ。 切り取られず存在する、それだけが“ニーナ”と違う]
(76) sen-jyu 2011/10/10(Mon) 00時頃
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“コーダ”
[請われて名を呼んだ、 けれど、それを呼ぶ者に、既に個の認識は存在しない。
その腕の付属物は、引かれるままに歩き出す**]
(77) sen-jyu 2011/10/10(Mon) 00時頃
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|
[岩瀬の指が、赤毛の涙を拭うのを。 岩瀬の右目にも同じものが浮かんでいるのを。
零れる笑みを。 言葉を。
呆然と、虚ろな眼のままできいていた。 いや───聞こえてなどいなかったかもしれない。]
……ん、で………。
クローン、なんか……に……。
……なの、に…………。
[ただ力無く笑い、繰り返し呟く。]
(78) nordwolf 2011/10/10(Mon) 00時頃
|
|
[やがて、ふら……と立ち上がると、よろめく足で岩瀬に近付く]
……なん、す、ね………。
そいつ、の、こと……。 クローン、なのに…………。
すげ……大事、そで……。
[失われてゆく自分の居場所。
己のクローンに命を奪われ。 それを、岩瀬がいるならと、どうにか心が落ち着きかけてきた矢先。
また、クローンに奪われた気がして。]
岩瀬さん、俺……っ!
[腕を伸ばし、その襟元を掴み、引くと、唇を近付けて───]
(79) nordwolf 2011/10/10(Mon) 00時半頃
|
|
───!!!
[ばっと、思考が真っ白になる。 そしてすぐ、冷静になる。
とんでもない事をしでかしたと、後悔してももう遅い。]
ぁ、その……俺…………!!
[口元を押さえ、ふらふらと後退り]
ご……ごめんなさい!!!
[叫び、逃げ出した。]
(80) nordwolf 2011/10/10(Mon) 00時半頃
|
|
[壁も、柱もすり抜けて、階下へと逃げる。 自分が泣いている事など、気付く余裕などない。
ただ「クローンなんか……!」と繰り返し、繰り返し叫ぶばかりで。]
クローンなんかいなければ……! クローンなんか………ッ!!
…………!!!
[そこで目にしたもの。 それは、自分の亡骸から服を剥ぎ取り、成り代わろうとするニックの姿だった。]
ニック!!
お前……何を………!!
[掴みかかろうとするも、触れる事すらできず]
(81) nordwolf 2011/10/10(Mon) 00時半頃
|
|
[それでも、何度も何度も掴もうと。 殴ろうと、振るう。
だがそのたびに、腕は空しく空をきる。]
ふざけんな……お前っ!
クローンが今更地上に出て、一体何が出来るってんだ!! 出来るワケねぇ! 何もできっこねぇ!!
……ぁ、あ……何、何しやがんだ…………!! やめろ……馬鹿やろ、や、め……!!
[ごり、ごり、と。 不快な音を立て、切り下ろされてゆく首。
叫んだところで届かない。]
おい……ニック………てめ、それ……どうする気だ……!!
(82) nordwolf 2011/10/10(Mon) 00時半頃
|
|
[赤毛から身を離すと振り向いて、へたり込む蛯江に隻眼を瞬かせた。]
オイ、ヤニク、どうしたィ。 だいじょぶか、気分でも悪りィか……?
[幽霊に気分が悪いかとは妙な言い草だな、と苦笑する。
手を差し出そうと、数歩歩み寄った。 そういえば、こんなことが以前>>3:+28にもあったな、なんて思いながら。 立ち上がった彼には、無理すんなよ、と声をかけ。]
うン、何か……、……… ……へ?
[突然伸ばされた腕に軽く身を引くも、予想外の行動には対応できず。唇に触れた意外すぎる感触に、右目は最大限に見開かれる。]
ちょ、オイ、待てヤニク……!
[口元を押さえ、立ち竦み。一拍遅れて駆け出した。]
(83) hatsuse 2011/10/10(Mon) 00時半頃
|
|
[バラバラにされた身体。 そして、ニックが切り離された首を持ち上げる。
……厭な予感がした。]
ぉい、やめ……ろ、よ…………。
それだけは……冗談じゃ、ねぇ……!
[しかしニックの足が向かうのは、数多くのクローンが遺棄された、あの瞑い穴……]
や……め…………!
[奪い返そうと腕を伸ばす。 すり抜ける。
伸ばす、のばす……ぬける……
そして、首はニックの手を離れ─────]
(84) nordwolf 2011/10/10(Mon) 00時半頃
|
|
ぅわぁぁぁあぁぁぁーーーーーーーーー!!!!!
[慟哭は、はたしてどこまで響いたか───……]
(85) nordwolf 2011/10/10(Mon) 00時半頃
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セシルは、そして、鼻づまりがひどくなってきてしまったのだった。ぐず
nostal-GB 2011/10/10(Mon) 00時半頃
セシルは、なんか、赤毛がんばれ、でも、ヤニクもがんばれ
nostal-GB 2011/10/10(Mon) 01時頃
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[自慢の脚力も、幽霊になってしまえば然程強みにはならないらしい。蛯江の背に追いつくことは中々できず、いつしか見失う。]
……ドコ行きやがった、アイツ。 にしても、さっきのは……どういうこった?
[知らず、口元に手をやって。その意味を考えようとしたときに、叫び声>>85が届いた。]
……あっちか!
[再び駆け出し、ゴミ処理所の方へ。 途中、蛯江のクローンとすれ違って、……厭な予感が、した。]
オイ、何があった! ヤニク!
[状況はさっぱり分からない。 けれども、赤いパーカーを認めれば、混乱した様子の蛯江を落ち着かせるべく、その手首に手を伸ばそうと。]
(86) hatsuse 2011/10/10(Mon) 01時頃
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[なくなった。 何もかもが、奪われた。
空虚な目で、深い穴を覗き込むが、底など見えるはずもなく。
意識が遠のき、ゆらりと身体が傾いて、吸い込まれるように、落ちそうになる。]
───!
[すんでの所で意識が繋ぎ止められたのは、不意に伸ばされた大きな手のおかげ。 何が起きたのか理解できず、ただ目を見開いて、その手の主を見つめ]
岩……せ、さ…………。
アンタ、何で……ここに…………。
(87) nordwolf 2011/10/10(Mon) 01時頃
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セシルは、フランシスカが運命なんだよ、にっく・・・
nostal-GB 2011/10/10(Mon) 01時半頃
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何で、って。 アンタが突然逃げるからに決まってンだろ。
[どこか虚ろな蛯江の表情に眉を顰めると、右目をすっと細めて逸らす。けれども掴んだその手は離さずに。]
ホラ、こんなトコ居たら気が滅入っちまう。 つゥか、死んでまで辛気くせェ顔してるこたァねェだろ? 俺ァ常々、映画に出てくるユーレイが暗ァい顔してんの、気に要らなかったんだよなァ。
出られっかは分かンねェけど、試合見てェよ、試合!
[事情は分からずとも、あまりこの場に放っておいてよさそうにも思えなかったから。腕を少し強く、ぐい、と引いた。]
(88) hatsuse 2011/10/10(Mon) 01時半頃
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セシルは、は!>>-801だと?
nostal-GB 2011/10/10(Mon) 01時半頃
セシルは、801なんばー追尾しつつおやすみ!
sen-jyu 2011/10/10(Mon) 01時半頃
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だって俺……あんな事して……! それに岩瀬さんには、あのクローンが……。
……ッ、俺、またクローンに……っ!
ぅっく……!!
ひとり……なっちま……!
ぃや、で……!!
[堰が切れたように泣き出して、しゃくり上げながら訴える。]
………!
[引かれる腕には逆らうことなく。 涙に濡れた顔を、胸元に押し付け]
俺、だって……! まだ野球、見たい……っ、すよ!!
(89) nordwolf 2011/10/10(Mon) 01時半頃
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[泣き出した蛯江>>89にぎょっと、瞬きひとつ。]
どういうこった、……アンタも赤毛も涙腺脆すぎンだろ。
[何ゆえ成人男性二人もに目の前で泣かれなくてはいけないのか。天井仰いで嘆息すると、視線を戻す。覗き込むように、その泣き顔をまじまじと。]
あんなコト……俺にはクローンが……? いやそりゃまァ、何で突然……、
[先ほどの感触を思い出しかけて、慌てて首を振る。]
ああいうコトしたのか、俺にゃァ分かンねェけども。
(90) hatsuse 2011/10/10(Mon) 02時頃
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一人だ、なんて、ンなこたァねェだろ。 少なくともココにゃァ俺も居るし?
[しがみつく背を軽く叩いた。 服をクリーニングに出さなきゃな、と考えかけてはたと気づき。うぉ、ユーレイ便利ィ、とぼそり。]
そんじゃァ、こんなトコに居ねェで、試しに行ってみようぜェ? ……一緒に。
[野球を見たいと聞けば、にやりと嬉しげに笑う。天井――上の階を顎でしゃくった。]
(91) hatsuse 2011/10/10(Mon) 02時頃
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……………はい。
[まだ涙声ではあるが、はっきりとそう答える。]
……岩瀬さん。 俺、やっぱアナタの事……大好きです。
[どういう意味での「好き」なのか。 自分でも、分からなくなっていたけど。 それでも構わないと思った。
この人と───野球に、これからも、触れる事が出来るなら。]
(92) nordwolf 2011/10/10(Mon) 02時頃
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[腕を引いて階段の方に向かいかけたが、蛯江の言葉に振り向くと、寂しげに笑う。]
ン、サンキュな。 もう、俺が打つトコも守るトコも、見せてやれるこたァねェけど。
[呟くと、その頭に手を伸ばし、嫌がられなければ軽く撫でようと。 特に、ファンとしての好意だと疑問を抱きはしなかったけれども、ふと、先ほどの感触を思い出して。]
アレ、それって……。
[思考停止。そんなハズは、と、慌てて深呼吸。]
い、行こうぜェ。 表出られたらドコ行くかね。 ココのスタジアムもイイが、世界中の試合見て回る旅行なんてェのも楽しそうじゃねェ?
[歩きながら浮かれ気味に、他所の都市のドームやら野球場を数え上げた。]
(93) hatsuse 2011/10/10(Mon) 02時半頃
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[頭を撫でる手がやけに温かく感じ、ささくれ立っていた心の痛みが、すぅっと引いてゆく気がした。]
や、岩瀬さんがいれば、そんで……。 ……って、いや、だからその…………。
………ですよ。
[赤くなった顔を片手で覆い、とにかく思考を切り替えようと、岩瀬に会わせて各地の球場を思い出す。]
ど、どうせ行くなら、天然芝のあそこ行ってみたいす、ね……!
あ……でもやっぱ、アレっすよね。 そん時は、クローンの……なんつったっけ、赤毛? あいつも一緒、なんすよね。
……俺、イヤっすよ。 岩瀬さんと同じ顔してんのに、野球の事なにも知らねーヤツと一緒だなんて。
[むっと顔を顰める。 そして岩瀬をじっと見て]
(94) nordwolf 2011/10/10(Mon) 03時頃
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だから。
とことん教え込まねぇと! まずは球団名に、ルールに……それと応援歌!
あと、岩瀬さんがどんだけスゲー選手だったのか、ルーキーの頃の話から、全部聞かせる!
[考え出すと、何だか楽しくなってきた。 赤毛が、それを受け入れるかどうかは分からないが。]
(95) nordwolf 2011/10/10(Mon) 03時半頃
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[赤毛も一緒かと問われれば、一瞬足を止め。]
あー、野球知りてェっつってたしな、アイツも連れてってやろうと……、
[クローンをあまりよく思っていなかった蛯江は、それを嫌がるだろうかと、気になって言葉を切る。 こちらを見つめる瞳を見つめ返した後、続く予想外の言葉に軽く噴き出した。]
なんつゥか、俺ン目の前で俺の話されんの、若干恥ずいよな。
[再び廊下を歩きながら、蛯江に右手を差し出す。 拒まれなければしっかと握り、一人ではないのだと伝えるように。]
(96) hatsuse 2011/10/10(Mon) 04時頃
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[そうして、先刻の場所で立ち竦む階上の赤毛を認めれば、左手をぽんとその頭に乗せる。]
悪りィ、待たせたなァ! ホラ、アンタも一緒に行くぜェ、野球だ野球! 拒否権はナシ、だ!
[赤銅色をかき混ぜるように、ぐしゃぐしゃと。]
あーあ、もう試合出来ねェってのは悔やんでも悔やみきれねェ、が。
[ちらりと横を見やった。 蛯江の楽しげな様子を見ているだけで、試合を見るのすら楽しくてたまらなかった子どもの頃を思い出す。観戦も悪くないか、とふと笑みを零し。]
なァ、赤毛は……もしかして、空も見たコトねェの?
[外の世界を見せてやったら、さぞや面白い反応をするんだろう。 にやりと笑うと、その背に触れてから、問答無用でぐいと彼の手を取った。]
(97) hatsuse 2011/10/10(Mon) 04時頃
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な、何で笑うんすか! だってあいつ、何も知らねーとか! そんなの俺、マジで許せねーし!
[半分は本気。 あと半分は、照れ隠しも混ざっていたかもしれないが。
差し出された右手をしっかり握る。 怒りも不安も、何処へやら吹っ飛んでいった。
赤毛はどうしていただろう。 その姿を見つければ、指を差し、開口一番]
お前、これから毎日野球の勉強だからな! 覚悟しとけ!!
[どんな反応を示されようと、知ったことではない。 こうなったら、とことん教え込まないと気が済まない。]
(98) nordwolf 2011/10/10(Mon) 04時半頃
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ですよね岩瀬さん!
[岩瀬へと、同意を求めるように満面の笑みを向ける。
漸くちゃんと笑えた気がした。 岩瀬に伝えたい事は、とても沢山あったけれど……その為の時間は、この先、たっぷりとあるだろうから**]
(99) nordwolf 2011/10/10(Mon) 04時半頃
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