68 Trick or Treat? ― Battle or Die ―
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少
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全
へクターは理髪師 ザックに投票した。
リンダは理髪師 ザックに投票した。
モニカは歌い手 コリーンに投票した。
ザックは歌い手 コリーンに投票した。
スティーブンは歌い手 コリーンに投票した。
マーゴは歌い手 コリーンに投票した。
コリーンは楽器職人 モニカに投票した。
コリーンは村人の手により処刑された。
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マーゴ! 今日がお前の命日だ!
2011/10/27(Thu) 07時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
リンダが無残な姿で発見された。
マーゴが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、へクター、モニカ、ザック、スティーブンの4名。
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/27(Thu) 07時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/27(Thu) 07時頃
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[骸骨は鼻歌混じりで飄々と歩く。傷の痛みは、今は感じない。
先刻喰らった、甘美なもの。あれ以上の上玉はきっと無いに違いない。だが、それでも、もっと欲しい。その衝動は、これまでよりもずっと強く。
道すがら、壁に刺さったもう一本の斧も回収した。 相変わらず二本の斧をジャグリングのようにくるくると投げて弄びながら、骸骨は未だ点々と残る、甘い香りのする血の跡を逆に辿る。
暫く行くと、少し離れた場所に大小二体の人形が、*見えた*]
(0) 2011/10/27(Thu) 08時半頃
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― 広場 ―
[金縛りの解けた吸血鬼>>5:91が、力が抜けたように座り込む。 口を動かす様子に身構えた。 女妖精のように何か力を持っているのではないか、と。 しかし、>>5:88から姿勢を変える事はできない]
(……歌……――?)
[微かに聞こえた、旋律。 それが何であるかを確かめる暇もなく、着地の時が迫る。 両膝で相手の肩目掛けて膝蹴りをくらわすような形で 吸血鬼を地面に叩きつけると、その首目掛けて爪を振り下ろす。
歌が途切れ、その体からは不釣合いな量の血飛沫が上がる。 脈に合わせて噴き出す血は少なく、脈も弱い。 そして、それも少しずつ勢いを失っていく]
(1) 2011/10/27(Thu) 12時半頃
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[膝で相手の両肩を押さえ付けたまま、十数秒。 思うよりも早く吸血鬼は力尽きたか。 その姿が銀髪の女性の姿へと変化する。
血に塗れたその姿に、アッシュグレイの瞳が揺れる]
(……、ぁ……――)
[首から爪を引き抜き、その体の上からふらりと立ち上がる]
(コリーン、さん、……だ)
[一歩後退り、地面に膝を付く。 その遺体を呆然と見詰めながら、血塗れの手を見る]
(私が、殺した……)
[遺体の傍らに、十字架を抱いた人魚のマジパンが現れる。 セイレーンを模した砂糖菓子。 遺体を注視していた黒猫は、その砂糖菓子に*気付かない*]
(2) 2011/10/27(Thu) 13時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/27(Thu) 13時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/27(Thu) 13時頃
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[お化けの群をどうにかある程度片付けた頃合に。 黒猫と吸血鬼の辺りで、血飛沫が上がった。]
…勝負あったのかねえ。
[さて、どちらが勝ったのやら。 黒猫か吸血鬼に襲われる可能性を考え、バスケットから林檎をひとつだけ取り出してから近付いていく。]
(3) 2011/10/27(Thu) 13時頃
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[近付いてみると、其処に倒れていたのはコリーンだった。 その遺体の傍に居たのは黒猫。 黒猫の正体を見ようとしたのだが、どうも疲れているらしい。 いつものように眼鏡をずらしても何一つ見る事が出来なかった。]
まあ仕方ないかね、僕も随分消耗したし。 ………お疲れさん。 おや?
[コリーンの傍らに、十字架を抱いたセイレーンのマジパンがあった。 これが、お菓子なんだろうか。]
まあ、頂いておくかね。 頂いておこう。漁夫の利ということで。
[黒猫は放心状態らしい。 自力で生み出した蔦を使って、マジパンを回収した。]
(4) 2011/10/27(Thu) 13時頃
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[蔦が絡め取ったマジパンは、白衣のポケットへ。 ここならうっかり潰すこともあるまい。]
しかし、黒猫君はコリーンさんと知り合いなのかねえ…?
[今の黒猫は随分としおらしいが。声を掛けていいものかどうか。 暫し、遠巻きに見ながら思案している。**]
(5) 2011/10/27(Thu) 13時頃
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― 広場 ―
[呆けたように、銀髪の亡骸を見詰めていた。 孤児院の同年代の女の子が、彼女の歌に憧れて聖歌隊に入った]
「コリーンさん、また来ないかな」
「いつか私も子供達に歌を聴かせてあげるんだ」
[そう語っていた紫陽花色の瞳の少女の姿が脳裏に浮かぶ。 血に塗れた手をゆっくりと下ろした。 視界の端に蔦が何かを絡め取っていく>>4のが見える。 それは多分彼女の落としたお菓子なのだろうけれど]
(私が触る、資格なんて……)
[あるわけがない。 俯いたまま、ふらりと立ち上がった]
(6) 2011/10/27(Thu) 21時半頃
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[何をしようとしていたんだっけ。 そうだ、悲鳴が聞こえて。 それを探しに行こうとしてお化け達に囲まれて]
(あと、まだ会ってない人は……)
[鈍色の空を見上げながら、記憶を手繰る。 リンダと、広場で挨拶を交わしたザックと。 同じくヤニクに月の砂を貰ったマーゴ]
(行かないと)
[目の前に立ちはだかる下等のお化けを昏い視線で睨めつける。 ヘクターという名の老人の姿をしたお化けは、 いつの間にか広場からいなくなっていた。 ちらと、枯れ木に視線を向けて。 先だって悲鳴が響いた方向を指し示し、歩き出そうとした]
(7) 2011/10/27(Thu) 22時頃
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行くのかい?
[ざわざわ。枯れ木が揺れる。 邪魔されないようなら、付いていく心算ではある。]
さっきのお菓子はあげられないからね。 念の為。
[そういった意志の篭もった視線ではなさそうだったが、一応。]
(8) 2011/10/27(Thu) 22時頃
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[木々がざわめく音がする。 何らかの意思表示らしいが、敵意はなさそうである]
ニャァ。 (襲って、来ないんだね)
[鳴き声は静かな響きで。 お菓子についてどうこうするような素振りは見せない。 コリーンと共闘して「 」と戦っていた枯れ木。 彼女の落としたお菓子は、自分より彼が持っている方が良いだろう。 それを奪おうという気は、なかった]
……。 (こっち、かな)
[邪魔をするお化けがいたなら打ち払いながら。 血の臭いを辿っていると、切り裂かれた動物のミイラが 路肩に転がっているのが見えた]
→ 路地裏 ―
(9) 2011/10/27(Thu) 22時頃
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…ふむ。 まあ、付いていきますかね。
[下級のお化けは、よっぽどのことがない限り黒猫に任せて。 後ろからそろそろと付いていく。
黒猫に付いていき、路地裏に着く頃。 錆びたにおいが、鼻を刺激した。]
また路地裏かい。 …路地裏で人を殺す趣味でもあるのかね、お化けは。
(10) 2011/10/27(Thu) 22時半頃
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―路地裏―
ああ、人じゃなくてお化けの可能性も………ないか。 お化けが血を流すわけもなし。
[出来れば、ここで骸骨と戦いたくはないなと思いながら。 黒猫の後ろを歩く。 勿論、背後からの奇襲にも気を配ってはいるが。]
何か見つかったかい?
(11) 2011/10/27(Thu) 22時半頃
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― 路地裏 ―
[角を曲がると、袋小路が見えた。 見えたのは、また血溜まり。 その中に長身の男>>5:125が倒れている。 不自然に見える肌色と、到る所に露出する肉の色が見える]
……っ。
[あまりの酷い光景に、一瞬言葉を失った。 血の臭いを嫌悪する心はもう、麻痺してしまっていたのかもしれない。 周囲にお化けの気配がない事を確認しながら、 一歩、また一歩とその亡骸に近寄っていく]
ニャ、ア……。 (これ、リンダさん……だ)
[長身に特徴的な顔立ちと髪型。 虚ろな瞳、口許からは血の泡が零れた跡。 その遺体の凄惨さに、猫の喉がぐる、と鳴った]
(12) 2011/10/27(Thu) 22時半頃
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モニカは、木のざわめく音に、ニャアと袋小路から声をあげた。
2011/10/27(Thu) 22時半頃
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…見つけたらしいね。
[猫の鳴き声を聞き、声の方へと歩き出す。]
これはまた。 随分手ひどくやられたもんだ。
[遠目から見ていても、刺し傷よりも別の痕跡が多い事に気付く。]
…はて。別のお化け、まだいるのか? 骸骨君の仕業にしちゃ、えらく手口が違うような。 まあ、検死なんて出来るはずもないから詳しいことはわからないけれど。 怨恨の線でやられたのかと言いたくなるくらい酷いねえ。
[凄惨な遺体にはそろそろ慣れてきたのかもしれない。 においは未だに慣れないが。]
(13) 2011/10/27(Thu) 22時半頃
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[枯れ木が近付いてくる。 遺体を観察している様子を見ながら。 黒猫は傍の壁に>>5:96何か鋭利なものが突き刺さった跡と 思われる傷を見付けていた]
ミィ……。 (何だろう、大きな……刃物?)
[枯れ木のざわめきの内容はわからねど。 その壁の傷、少し離れた所に落ちている切り裂かれた犬のミイラ、 そして枯れ木が覗き込んでいる遺体に目をやる]
フミュ、ゥ。 (ひどい、ゾーイちゃんの時でもここまで酷くはなかった)
[誰の仕業だろうか。 あの骸骨よりも性質の悪いお化けがいるのだろうか。 薄く開いた目を閉じようとして、口の中に何か光るものが 押し込まれているのに気付き首を傾げた]
(14) 2011/10/27(Thu) 23時頃
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戻るかい? 埋めるにも道具がないし、運ぶには力が足りない。
[指で広場の方を指す。黒猫からは枯れ枝が差しているように見えるだろうけれど。]
何か、別の物でも見つけた?
[口の中までは流石に見えない。]
(15) 2011/10/27(Thu) 23時頃
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[枝が広場の方を示している。 運ぶこともできないし、埋める事もできないのも同じだった]
ニャゥ。
[枯れ木を見上げて、少し待ってと声を出す。 注意深く口の中に指を差し込む。 傍目には黒猫だが、実際はは子供の指。 それを取り出す事は難しくはなかった。
>>5:126、クロスを象ったシルバーピアス。 無理に引き千切られたのか、それにも血がこびり付いていた。
枯れ木に向けて、それを見せてみる]
(16) 2011/10/27(Thu) 23時頃
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…ピアス?
[黒猫が取り出したそれを見る。 死に際にリンディ君が食べた?まさかそんな。
実はあれがお菓子?…いやいやどう見てもあれはお菓子じゃない。]
それを持ってって何処かに埋めるかい? 元の世界に持ち帰ると言うのもありかもしれないが。 …街に血縁者はいるだろうかね、彼。
(17) 2011/10/27(Thu) 23時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/27(Thu) 23時頃
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[彼の耳を確認してみれば、それらしき跡もある。 そういえば片方だけピアスをしていた気もする。 枯れ木のざわめきには、少しだけ首を傾げて]
……ミィ。
[服の裾で血を拭うと、白猫のポーチを指差した。 そして、その中にピアスを滑り落とす。 取り敢えず、持って行くという意思表示。 同時に、白猫のポーチが黒猫の道具入れに なっている事も解るだろう]
(もしかしたら何かの手がかりになるかもしれないし)
[元の世界に戻れたならば、 その先で何か役立つ事もあるやもしれない。 意思疎通はできていないが、取り敢えずその場を離れて 広場へ戻るならば共に着いて行く]
(18) 2011/10/27(Thu) 23時半頃
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[広場に戻った時、もしくはその後で。 誰かと出会う事はあっただろうか――**]
(19) 2011/10/27(Thu) 23時半頃
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…此処じゃあ、僕は戦いにくいからねえ。
[蔦だけじゃあ、頼んでも攻撃手段にはならない。 黒猫が銀色の十字架をポーチに落としたのを見て、踵を返した。 とりあえずは、襲撃を受けても応戦できる広場へと。]
出来れば、もっと戦いやすいフィールドを選びたかったけれど。 まあ、贅沢は言えないかねえ。
[ぼやきながらも、ゆるゆると歩いていく。 左足の傷が痛むので、走ることは出来ない。]
(20) 2011/10/27(Thu) 23時半頃
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[さて、次はどう動こうか。 黒猫の後ろを歩きながら考えていたのは、それだけ。**]
(21) 2011/10/27(Thu) 23時半頃
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― 裏通り ―
[二体の陶器人形。小さい方はそれなりに見栄えのするアンティークなタイプだが、大きい方は、ボロボロのなりで。元々はドレスであっただろう、灰色の布を纏い、ヒビだらけの体。
大量の蝶に集られ、追い詰められたその姿は、一種異様な美しさを見せている。
恐らくは、『お菓子』を持つ者。骸骨は、ニイと笑い。悠然と、蝶の大群に近づいていく。 骸骨に気がついた蝶の群れは、その瘴気に恐れをなしたか、一斉に散った。
人形はほんの一時だけでも、安堵しただろうか。やがてそれは、間違いなく絶望に変わるのだが。]
(22) 2011/10/28(Fri) 00時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/28(Fri) 01時頃
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―少し前・もう1つの、悲しいすれ違い―
[ところで黒猫と女吸血鬼の戦いを目の前にしていたら、おじちゃんはどう思ったでしょう。 どちらかの勘違いに乗って、戦ったでしょうか。それともお医者さんのように見守ったでしょうか。 死んでしまったサイラスさんのように、やめてくださいって叫んだでしょうか。
どれも出来ません。だっておじちゃんは知らないですから。 知らなくて、いいの。 棒を振り上げるおじちゃんに、あたしは手を伸ばします。嘘です。それは出来ません。あたしには手はありません。 女の子が手を伸ばしました。冷たい頬に、冷たいままの掌が触れました。おじちゃんは、戦っていました。
この世界に来てからほんのわずかな間に、複数の人が命を落としたことを、おじちゃんは知りません。 これから落とす命があることを、おじちゃんは知りません。 遠くで歌われたお歌>>5:92。もしきちんと聴き取ることが出来たなら、おじちゃんはどう思ったでしょう。おじちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんの祖国の、有名なコラール。 おじちゃんはお歌には詳しくないから、わからないかもしれないですけど。]
(23) 2011/10/28(Fri) 01時頃
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[ おじちゃん、泣かないで。 コリーンさん、泣かないで。 モニカさん>>2、泣かないで。 お医者さんは…泣くかな、どうかな。
「すべての悲しみから守ってくださる」
それは、コリーンさんが込めた想いとは少し違うかもしれませんけど。
だから、泣かないで。 ]
(24) 2011/10/28(Fri) 01時頃
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[裏通りに響き渡った陶器の砕け散る音は、誰かの耳に届いただろうか。その破片は、不意に柔らかさを取り戻して。
灰色の細胞片と化したそれの中から、骸骨は人形の形をした焼き菓子を拾い上げた。躊躇いもせず、貪り喰う。
空虚な色をした硝子玉が、その様子をじっと見つめていた。]
(25) 2011/10/28(Fri) 01時頃
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― 広場 ―
[戻ったその場所からは、お化けの数が減っているような気がした。 それ故にか、元は人間だった者達の遺体がはっきりと判る]
(ヤニクさんも、死んじゃったんだ……)
[これでもう、幾つ目の死体を目にしただろう。 終わりはまだ、訪れない]
(いつまで、こんな事を続けさせるつもり? まさか、誰か最後の一人になるまでとでも……?)
[そう空へと問いかけた時、何処かで陶器の砕ける音が響いた]
(26) 2011/10/28(Fri) 01時頃
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[また、誰かが死んだ。 直感的にそう思った――]
(終わらないなら、終わらせるしかない)
[そう、まだ見付けていないのだ。 ゾーイを、そして恐らく路地の男を殺したであろう あのお菓子を貪る骸骨を]
(終われない……)
[せめて、あの骸骨だけでも見つけ出さなければ。 そう思うと、足は自然と音のした方へ向いていた]
(27) 2011/10/28(Fri) 01時頃
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―広場―
うん、戻ってきたけどあんまり意味はなかったかなあ。 犯人は現場に戻る…となれば楽だったのだけど。
[やれやれ、とため息を吐いたその時。 黒猫が何か聞いたようだ。…猫だからか?]
やれやれ。また僕の不利な場所じゃなければいいんだけど。
[仕方ないので、付いては行くのだが。 どの道サシで勝てる訳はないのだから。]
(28) 2011/10/28(Fri) 01時頃
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―現在・広場―
[たぶん、その裏通りは、おじちゃんの現在位置から遠く離れていなかったのでしょう。 最初おじちゃんとマーゴさんは、>>5:110最初は比較的近くにいた筈ですから。
狼のようなお化けを蹴り飛ばした瞬間、何かが砕ける音>>25が聴こえました。おじちゃんははっとしてそちらを振り返ります。 まさか…いやな予感が脳裏をよぎりました。何かガラス製品が割れるような音。陶器。それから連想されるのは、広場に来る前に出会ったビスクドール。]
ざっ…けんな!!!!!
[おじちゃんは悔しそうに地面を蹴って、音のしたほうに走り出します。走りすぎないでね? もしかしてその向こうには、もっと悲しい死体があるかもしれないから>>5:55>>5:125>>0。]
(29) 2011/10/28(Fri) 01時半頃
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モニカは、スティーブンが着いてくるを視界の端に入れて、そのまま歩き出す。
2011/10/28(Fri) 01時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/28(Fri) 01時半頃
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―裏通り―
[迷路のような一角に、その遺体はありました。 ビスクドールじゃありません。きちんとした、人間です。 日傘をくるくる回していた大人しそうな女の人。近くに、お人形は転がってましたでしょうか。それとももう、消えてしまった?]
『へくちゃ、へくちゃ』
[しゅんとして、女の子が声を発します。それも小さなものでした。おじちゃんは女の子を宥めるようにその首に手をやって、指の腹でごろごろと撫でます。でも表情は険しいままです。]
こーんな美人さんだったのな。名前、覚えてなくて悪かった。
[ためらうことはせずに、おじちゃんはマーゴさんを撫でます。傍にお菓子は落ちていません。誰かが持っていってしまったのでしょう。おそらくはマーゴさんをこんな風にした誰かが。そこに骸骨はいましたか?もう、立ち去った後でしたでしょうか。 いいえ、おじちゃんは見てしまったかもしれません。むさぼるようにお菓子を食らう、骸骨>>25を。]
(30) 2011/10/28(Fri) 01時半頃
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[焼き菓子を飲み下すと、その持ち主には最早一瞥もくれず、骸骨はふらりと踵を返す。そしてそのまま、何処かへと立ち去った。
地面に点々と残る血の跡を辿れば、公園の遊歩道に一人佇む骸骨の姿を見る事ができるだろう。]
(31) 2011/10/28(Fri) 01時半頃
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…ん。
[ふと視線を落とすと、そこには点々と血の跡がありました。 一つは、奥のほうへ。こちらは少し、乾いてきています。 もう一つはまだ新しいようです。
おじちゃんは迷いました。奥のほうには、まだ誰か亡くなった人がいるかもしれません。 きちんと見届けるべきでしょうか。いいえ、でもまず先に、あの骸骨をやっつけてしまわなければ。
マーゴさんの目がもし見開かれたままなら、そっとその瞳を閉じて。暗い路地の脇、建物に横たわらせました。]
こんなところで悪いな。
[そう言って、ふぅと一息。おじちゃんは今度は、新しい血の跡を辿ります。]
→公園へ
(32) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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―裏通り―
[よろよろと、モニカの後を付いていく。 また遺体が転がっていた。例によって知らない人物だったのだが。]
こりゃ、ヘクター君も危ないんじゃないかねえ。 どう考えても、単体でやりあえる相手じゃない。 …早まるなよ。本当に。
[血の跡に気付いたのは僕よりもモニカの方が先だったかもしれない。 また、モニカの後ろを付いて歩く。
確かこの先は、公園だったかな。]
(33) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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―公園―
[遊歩道に、その骸骨はいました。 赤いジャンパに黒いパンツ。ハットまで被っています。お洒落な上に、なんだか佇む姿が優雅に見えます。骸骨なので表情までは読み取れませんが。]
こんな状況に、なんつーか。余裕だなくそったれ。
[忌々しそうに吐き出して、おじちゃんは先程仲間にした狼の頭を撫でます。黙ったまま棒の先を骸骨に向けます。 低く発する声は、戦いの合図。]
『纏え。』
[狼は他のお化けよりも、素早かったかもしれません。それからおじちゃんは宙でくるりと棒を回し、他のお化けたちを呼び寄せます。 骸骨からはその姿はどう映るでしょうか。杖を振りかぶりお化けを操る老人の、その顔は?]
(34) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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― 公園 ―
[視界のいい遊歩道に、骸骨は一人佇んでいた。
次の獲物を、探さなければ。 渇きは、ますます勢いを増して。
同時に、あの黒いドレスの女への憎悪も、膨らんでいた。見つけ出して、解体してしまいたい。そう、この渇きも、痛みも、全部あいつのせいだ。]
(35) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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→ 裏通り ―
[音のした方へと、黒猫は歩く。 恐らく、>>30>>31は裏通りへと辿り着く前の事]
(足音……)
[>>32と入れ違いになったようだ。 足音の方へ左耳を向けながら。 広場で出逢った黒髪の綺麗な女性が、横たわっている。 行きずりで殺されたまま置き去りにされたのではなく、 誰かが整えたようになっているのを見て]
(マーゴさん……)
[ぎゅ、と拳を握る。 先程足音がした方へと注意を傾ける。 見れば血が点々と落ちている]
(誰かが殺されてるマーゴさんを見付けて、それから立ち去った……?)
(36) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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―公園―
[鞄とバスケットを抱えて、ようやく公園に辿り着いた。 ああやっぱり先に戦ってた。]
おいおい、そいつ相手にサシは無謀じゃないのか…!
[ヘクター君の戦力はよくわからないが、骸骨はどうも戦い慣れている気がする。 …そりゃまあ、応援が来るまで待つタイプだとも思ってはいなかったが。]
支援は出来るが、無茶はするなよ! 僕とこいつは相性が悪い!
[ざわざわという音だけでも、ここから聞こえないだろうか。]
(37) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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[背後で枯れ木のざわめきが聞こえる。 枯れ木の中の人は足が悪いのか、黒猫を追い越す事はない。 それに気付いてからは、幾度か後ろを振り返る]
ニャァ、ウ。 (怪我、もししてるなら無理しないで)
[伝わらない言葉だけれど。 血の後を辿っている内に、別の音も耳に届き始める。 それはヘクターが呼び出すお化け達の立てる音か]
……。
[公園の手前で一度立ち止まり、気をつけて、 というように枯れ木を見た]
(38) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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スティーブンは、へクターの様子を伺い見る。本当に無茶しないか心配。
2011/10/28(Fri) 02時頃
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― 公園 ―
[何かメッセージを発しようとしている枯れ木の代わりに、鳴く]
ミャア!!
[そして、杖を振り翳す老人の下へと駆けようと。 黒猫は猫の姿に変わり、枯れ木の傍を離れた]
(39) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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|
…まあ、無理はしないさ。 身を挺して誰かを庇う程、出来た人間じゃないからねえ。
[黒猫は何度か此方を振り返っていた。心配はされているのだろうと推測して。]
なんでこう、どいつもこいつも僕と相性の悪い相手ばかりなんだか。
[重いため息を吐きながらも、いつも通り木の傍へと近付いていく。]
(40) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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|
[気配に振り向くと、そこには丈の長いローブを纏った、一体のモンスター。 痩せて骨ばった腕に、長い杖を掴んでいる。魔物をしたがえるそのいでたちは、さしずめ魔導師、といったところだろうか。
そして、その顔は――
――空虚。
本来顔があるべき場所には、ただ虚ろな闇が口を開けているのみだった。
骸骨は斧を構えた。ああ、きっとあれも、『お菓子』を持っている。]
(41) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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へクターは、モニカさんが何か言っています>>39が、気にしませんでした。
2011/10/28(Fri) 02時半頃
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[何か後ろがざわざわしています>>37。たぶん、枯れ木のお医者様でしょう。 無視です。無視無視。おじちゃんは倒したばかりのハーピィと広場に倒れていたお化けありったけを集めます。そいつらを携えて、おじちゃんは前方に棒を構えました。骸骨と会うのは初めてですから、この人の戦い方なんてしりません。それなら身を持って――知れ!!]
おうりゃ!
[リーチの長い棒が届くすれすれで、おじちゃんは腕を思い切り横に振ります。]
(42) 2011/10/28(Fri) 02時半頃
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[木の傍へと移動していく枯れ木。 お化けを従えた老人。 斧を構えた骸骨]
……。
[猫は周囲に目を配らせる。 ブランコ、ジャングルジム、砂場、植木、その他幾つか。
す、と骸骨に注意を向けながら、ジャングルジムの方へと回る。 隙間だらけの遊具は猫の隠れ蓑にはならないけれど。 斧の大きさを考えれば盾にはなる。 お化け達の中を突撃していく事は、しない]
(43) 2011/10/28(Fri) 02時半頃
|
|
…無視するし。 ううん、少し様子を見るべきなのか?
[棒を扱ってる時に巻き込む危険性があるし。 どうしたものか、と。 橡の木に手を付く一歩前で考える。]
(44) 2011/10/28(Fri) 02時半頃
|
|
[空虚は沢山の異形を従えていた。
骸骨は左手の斧は後ろに放り、右手の斧を、胸の前に構える。と、それは大鎌へと形を変え。 先刻使ったものよりも、刃の部分が格段に大きい。
ゆらり、と鎌を空虚に向けた。振りかざした杖の一撃を、刃の峰で防ぐ。鈍い金属音。 それから、周りに群がる異形共へ向けて、横に薙いだ。]
(45) 2011/10/28(Fri) 02時半頃
|
|
[やっぱり。踏み込みが浅い攻撃は、簡単に弾かれてしまいました>>45。 同時におじちゃんの前方を守っていた化けたちが引き裂かれます。後方も、きっと駄目です。斧が放られていますから。 おじちゃんはすっと目を側めます。骸骨の操るのは、刃物の武器が2つ。自由に放られた斧、斧から姿を変えた大鎌。]
鎌、ねぇ。
[ちらりと肩の女の子を見ます。女の子はふるふると首を横に振ります。まだ、もうちょっと。もうちょっとだけ我慢です。 大鎌の軌道を変えられても対応できるよう、振り払われた棒を胸の前に戻しました。今度は、上からのお化けを数体。]
『降りろ!!!!!』
[また、簡単に切り裂かれてしまうでしょうか。おじちゃんは、諦めません。]
(46) 2011/10/28(Fri) 02時半頃
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スティーブンは、モニカもとい黒猫の方を見た。…其処からどう動くんだ?
2011/10/28(Fri) 03時頃
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[お化け達が切り裂かれ、鎌が生成されるのを見る。 死神のような井出達だが、その顔には焦げた跡が残っている。 あれは、ゾーイがつけた傷だ]
(耐久力や回復力があるわけではない……みたいだね)
[長い獲物、狙うならば手か。 異形を薙ぎ払う動作>>45を観察しながら。 いつしか、アッシュグレイの瞳は金に変わっていた。 それだけ、意識が感覚に集中しているのだろう。 目が合わない限り発動しないそれは、 ジャングルジムの影で二つ、妖しく光るのみ]
(47) 2011/10/28(Fri) 03時頃
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[骸骨は、刃物の扱いに慣れているようです。 それに、動きも軽い。 おじちゃんも動きの軽さには自信がありますが、今はちょっと、完全に俺っちのが速えーし!とは言えません。 痛み止めが効いているのはいいですが、副作用があるのか、なんだか身体の動きが鈍く感じるのです。]
(眩暈がないだけ、ましかねぇ...)
[時々、アクションのお仕事中にもありました。視界が霞んだまま崖を飛び降りたり。 まぁそんな感じで傷を負うことへの恐怖心は薄いのですが、ただちょっと、身軽な骸骨とスピード勝負が出来るかはわかりません。 せめて、どこか隙がないか。急所となる場所はないか。 おじちゃんは意識をなんとか集中させて、骸骨の一挙一動を見据えました。 その分防御が甘くなっていることにまでは、気付いていません。]
(48) 2011/10/28(Fri) 03時頃
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スティーブンは、ヘクターと骸骨の動きをじっと観察している。**
2011/10/28(Fri) 04時頃
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[何度かの攻防を、続けたでしょうか。 おじちゃんはだいぶ疲弊していました。もう、お化けを呼ぶ力がないくらいに。 戦いの中で、見つけたのは2つ。 骸骨の顔が焼け爛れていたこと。右腕の動きが鈍いこと。 おそらく先の戦いで負った傷でしょう。狙うならここかもしれません。]
(本当は、俺っちがかっこよく倒せたらいいんだけど、さ)
[周囲を見渡しました。まだ、お医者さんもモニカさんもいます。 だから大丈夫でしょう。もし、万が一おじちゃんが倒れてしまっても。]
(49) 2011/10/28(Fri) 04時頃
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ちみっこよぉ。 ちーと、がんばってくれないか。
[おじちゃんは、女の子の黒髪を優しく撫でて。 その小さな口元に、自分の血を与えました。]
『へくちゃ、』
[小さく、おじちゃんを呼ぶ声は…]
(50) 2011/10/28(Fri) 04時頃
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『ぱぱ。』
[と。
たしかにおじちゃんには聴こえていて。 おじちゃんは嬉しそうに、微笑みました。]
(51) 2011/10/28(Fri) 04時頃
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[ぐったりとしたおじちゃんの前に現れたのは、黒い髪の女の子。 優しい瞳でおじちゃんを見つめると、その髪をやっぱり優しく撫でました。 以前喚び出した時より少しだけ大人びて、少しだけ娘さんを追い越してしまっていることに、おじちゃんは気付いているでしょうか? くるり、女の子は踵を返して、大きな鎌を掲げました。 燃えるように赤い瞳が捉えるのは、骸骨の姿。 その、敵に向かって、
悪魔は ふわり 踏み出します。**]
(52) 2011/10/28(Fri) 04時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/28(Fri) 08時頃
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[空虚は次から次へと、異形を呼び寄せる。上から降った数体のそれを、大きく振った鎌で薙ぐ。鈍い音と共に、異形は分断され、散った。
そのまま、空虚の前に一歩踏み込み。
鎌は再び、その形を変える。小型の鉈のような形の刃。 虚空の懐に入り込んだ骸骨は、正面から袈裟懸けに切りつけた。
痛みは感じずとも、やはりボロボロの右腕の動きは鈍っていて。多少の傷は与える事ができるだろうが、致命傷を与えるには至らないだろう。]
(53) 2011/10/28(Fri) 12時半頃
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[切りつけて、一旦後ろに下がって様子を窺う。
空虚はじっと動かない。 ――と、そこにこれまで空虚が喚んだものとは少し違う、黒髪の少女が現れた。 ふわりと漂う少女は、骸骨のものと似た大鎌を持ち、真紅の瞳が光る。それは悪魔か、死神か。
骸骨は鉈を再び斧に変え、両手に構えた。 鎌の一撃が飛ぶ前にその懐へ潜るべく、少女へ向かって駆け出す。]
(54) 2011/10/28(Fri) 12時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/28(Fri) 12時半頃
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[散ったお化けの身体が、はらはらと辺りに舞い落ちます。 その肉片の幾つかは、悪魔の口元に落ちたでしょうか。 彼女の口元には、赤い雫がひとつ。 きっとおじちゃんに付けられた傷>>53を、吸い上げた名残でしょう。
悪魔は悠然と微笑んで、駆け出した骸骨>>54の方向にゆっくり手を差し伸べます。 まるで、自分の下に誘うように。
さぁ、本物の化け物は、彼女と骸骨どっち?]
(55) 2011/10/28(Fri) 14時頃
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[おじちゃんは、お腹を片手で押さえながらそれを見守っていました。 ずるずると足を這わすようにして、2つの影から遠ざかります。 幸い致命傷には至りませんでしたが、避けられず付けられた傷>>53は相当なもの。 服は裂け、割れた腹筋がぱくり口を開けているのがわかりました。]
…リ、
[荒い息の中で、おじちゃんが吐き出した言葉はどういう意味でしょう? 棒を持ったままの方の手をやっと持ち上げ、悪魔の少女に向けます。]
…べ、
[ 『とべ』、と。 その言葉を受け取り、悪魔は微笑みました。 返事は『Ja.』。骸骨が刃物を向ければ、ふわり跳びあがろうと。]
(56) 2011/10/28(Fri) 14時頃
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[咄嗟に、左の斧を投げた。狙うのは、その手元。 得物さえ奪ってしまえば利はこちらにある。 避けられたなら、軌道を変え、ブーメランのように手元に戻す。]
(57) 2011/10/28(Fri) 15時頃
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[骸骨の下の、哀れな仔羊の名を持つその男は、虚ろな眼をして斧を、鎌を、ナイフを振るっていた。 もう何も見ることはなく、聞くこともなく。
男は呪いに支配されていた。強靭な精神は呪いの侵食を阻んできたが、生きたままの『お菓子』を喰らった事で、その箍は外れてしまった。
今はもう、ただその衝動に身を委ねるのみ。それでも、ほんの少し残った本能が騒ぐ。あの女を殺せ、と。
俺をこんな目に遭わせた、あの黒いドレスの女を。]
(58) 2011/10/28(Fri) 15時頃
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[斧が投げられました>>57。悪魔はひらり、一度それをかわします。 くるくる、踊るように両手を広げスカートを翻し。斧は腕を傷つけましたが、それに表情も変えず。 ぽた、ぽた、滴る血は真紅。そう、ちゃんと真紅です。幾つもの筋を作り、その手元にある大鎌を真っ赤に染めました。 漆黒の鎌に血はとても映えます。骸骨の手元に戻った斧からも、血は滴ったことでしょう。悪魔はでも微笑んだままです。 また刃が飛んできても、もう避けることもなく。 鮮血を花のように辺りに散らせながら、悪魔はその射程範囲に飛び込みます。
間近で骸骨の顔を覗き込めば、うっとりと瞳を細めました。 そして、 むせるような血の臭いの中。傷ついた片手に、もう1つの手を添えて―――]
(59) 2011/10/28(Fri) 15時半頃
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[ ふわり、高く、跳躍しました。 ]
(60) 2011/10/28(Fri) 15時半頃
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[ ところで悪魔の女の子は、何を想ってその骸骨を見つめたでしょう?
…何も?
彼が何かに取り憑かれていようが、呪いに支配されていようが、何も感じません。 ただ、彼女は、血を分け与えられた主人に報奨を。
『Ja.』
虚空に見えた老人の顔と同じ様に、虚ろな彼>>58に代償を。]
(61) 2011/10/28(Fri) 15時半頃
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[ねぇ、そのお腹を割いたら、さっき骸骨が食べた『お菓子』が中から出てくるのかな? …なんて、毒されすぎですね。]
(62) 2011/10/28(Fri) 15時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/28(Fri) 15時半頃
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[歪んだ放物線は、少女の腕を傷つけた。
血に染まった大鎌を持つ少女と、血に染まった斧を持った骸骨は再び対峙する。
先に動いたのは、少女の方だった。赤い滴を散らしながら、骸骨に向かって飛翔する。
その紅の瞳と、視線がぶつかる。 それは一瞬のことであったか。目を細めた少女に、骸骨もニイと唇を歪め。]
(63) 2011/10/28(Fri) 16時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/28(Fri) 16時頃
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[おじちゃんが痛みを感じないのは、さっき飲んだ痛み止めのせいでしょうか。 なんだかそれも違う気がします。おじちゃんが感じたのはもっと不思議な感覚。 全身からむせる血は、まるで媚薬のようにおじちゃんの思考を溶かしていました。 悪魔の女の子が血を流す部分と同じ部分から、おじちゃんからも血が滴っています。 腕から這う赤は、服を伝い、雫になって地面を染めて。
どうやら女の子の傷が、そのままおじちゃんの傷となっているようです。 でもおじちゃんはそれで構いませんでした。だってあの子は、おじちゃんと「血を分けて」いるのですから。
身体から血を失って、遠ざかっていく意識の中。おじちゃんは更に、血を分けた女の子に向かって手を伸ばします。 彼女に、触れたいと。願うように。最後に低く声を発して。]
『振れ。』
(64) 2011/10/28(Fri) 16時半頃
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[悪魔の女の子は、頷きました。腕に受けた傷のせいで、本調子ではないかもしれません。それでも大きく鎌を振りかぶり、骸骨めがけて振り下ろします。
切り落とそうと狙ったのは、傷を負った右腕か。それともその胴体そのものか―――**]
(65) 2011/10/28(Fri) 16時半頃
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[刹那、高く跳ぶ少女。 大鎌を左肩に高く掲げ、骸骨に向かって打ち下ろす。
骸骨は反射的に、左へ跳んだ。――が。 鎌の先端が、彼の右腕を捉えた。 切り裂かれた赤い上着が、それとは違う赤に染まる。]
(66) 2011/10/28(Fri) 17時半頃
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[右手に持っていた斧はその手を離れ、がらんと地面に投げ出された。骸骨は虚ろな瞳に僅かに苦痛を滲ませながらも、辛うじてバランスを取り体制を整える。
ゆっくりと、その傷口を眺め。左手で裂けた上着に触れる。それから、濡れた掌を見つめて、ゆるりと首を傾げた。 やがて、その焦点は朱に染まった手の向こう、裂けたローブを身に纏った、顔の無い魔導師へと。]
――お前、お菓子、持ってる…
[うわごとのように呟いて、骸骨はゆっくりと、空虚に向けて一歩を踏み出した。]
(67) 2011/10/28(Fri) 17時半頃
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[鎌が、骸骨の右腕を捉えたのを見止めて、おじちゃんはほっと胸を撫で下ろしました。 女の子は振り返って、そんなおじちゃんを見つめます。悲しいような、切ないような、曖昧な笑みを浮かべながら。
おじちゃんは笑いました。ちらりと、視線を反らしました。 枯れ木のお医者さんの姿が見えます。猫のモニカさんの姿が見えます。だから、大丈夫。きっと、なんとかなります。
幸い、おじちゃん自慢の脚は無事です。逃げることだってきっと出来ます。]
おいで。
[おじちゃんは、まず先に女の子に手を伸ばしました。
『お疲れ様、頑張ったね』って、ちっちゃくなった女の子に。いつのまにか肩に戻って眠ってしまった女の子を、優しく撫でて。]
[骸骨は、目前に迫っていました。]
さあて、間に合うかねえ。
[なんて、力なくおじちゃんは笑いました。]
(68) 2011/10/28(Fri) 18時頃
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[くらり、目眩を覚えます。 お腹と腕の傷をおさえながら、おじちゃんは覚束ない仕草で、なんとか立ち上がろうとしました。 あるいは這い蹲ってでも、最後まで骸骨から逃げようと **]
(69) 2011/10/28(Fri) 18時頃
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ヘクター君は限界らしいのかね。 仕方ない。黒猫君の動向もわからんし、僕が時間を稼ぐか…!
[ヘクターの方へ一歩踏み出した骸骨を見ながら、橡の木に手を付いた。 骸骨に襲い掛かるのは枝でも根でもなく、無数のどんぐり。 まあ、これ自体は時間稼ぎと軽微の致傷程度にしかならないのだが。 フェイントなりなんなりにはなるだろう。 この隙を突いて、黒猫君に何とかしてもらおうという算段でもある。]
…まあ、別の木にすればよかったかなという気はしないでもない、が。
[丸いし、橡のどんぐり。]
(70) 2011/10/28(Fri) 18時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/28(Fri) 18時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/28(Fri) 18時頃
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[橡の木に応戦してもらっている間、ゆるゆると別の木に移動する。 隠し玉のもう一つも、そろそろ使いどきか。]
高かったんだけどな。背に腹は変えられないかね。
[鞄から植物用の栄養剤と成長促進剤を一本ずつ取り出し。 ぶつけると痛そうな木を探す。 栗か、ないなら銀杏の木がいいだろうなあ。]
黒猫君もなんとか応戦したまえよ!僕じゃ時間稼ぎにしかならないからな!
[さて、黒猫君はどのように応戦する心算なんだろうか。 それは僕の与り知るところではない。]
(71) 2011/10/28(Fri) 18時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/28(Fri) 18時半頃
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[で、ようやく銀杏の木の傍へと辿り着く。 栗は流石に公園に生えている筈もないか。仕方ない。]
…少々無理をさせてしまうが、頼むよ。
[植物用の栄養剤と一本しかない成長促進剤を、銀杏の木の根元に差し。 液体が全部染み込んでいった後、銀杏の木に両手を付いた。]
痛いし臭いぞ…!二重苦でのた打ち回れ!
[銀杏の木は一回り大きくなり、先程の橡よりも多くの銀杏を勢い良く骸骨の方へ飛ばした。 もっとも、これが終われば暫くの間は疲れて動けなくなる気がしないでもない。]
そうなったら、黒猫君に任せるしかないかね…。
[見知らぬ相手に後を託すのはやや心配ではあるが。 ちらりと、黒猫の方を見た。**]
(72) 2011/10/28(Fri) 18時半頃
|
|
[――ばらり。
不意に、何かが骸骨の肩に落ちた。 肩で跳ねて地面に落ちたものを見ると、橡の実。 無数の橡の実が、骸骨に降り注ぐ。思わず、左手の斧で頭を庇った。
がさりと音のした方を振り返ると、ミイラと一緒に居た、大きな枯れ木の姿。
小さく舌打ちして、一瞬、空虚の方へ目をやりはしたが、踵を返し、斧を左手で枯れ木に向かって投擲した。すぐさま、次の斧を喚ぶ。]
(73) 2011/10/28(Fri) 18時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/28(Fri) 18時半頃
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…うん。 流石にこれは痛い。出血多量で死ぬ前に、何とかならないものかな。
[先程投げられた斧は、右脇腹に傷を負わせていた。 白衣が血に染まっている。…傷の深度は正直見たくない。]
死ぬような傷じゃないことを、祈るか。
(74) 2011/10/28(Fri) 18時半頃
|
|
[また此方に斧が投げられるようならば、咄嗟に銀杏の実での攻撃を止めて枝で威力を軽減するが。 その時点で銀杏の実での攻撃は止まってしまうことだろう。]
時間は稼げた…かね。
[さてどうなのだろう。 銀杏のにおいで、骸骨の嗅覚がおかしくなる…ということがあれば何とかなるのだろうか。
骸骨に嗅覚があるかは知らないが。**]
(75) 2011/10/28(Fri) 19時頃
|
|
― 公園 ―
[老人の呼んだお化け達は全て切り伏せられ、 残っているのは常にその傍にあった骸骨のみ。 >>56負傷した様子、悪魔の漆黒の鎌が骸骨の上着>>66を 赤く染めたのを見て]
(骸骨じゃない、あれもきっと私達と同じ。 ……だったら、っ)
[本物の骸骨ならば、骨を砕かねば何度でも甦るだろうか。 そんな事を考えていたけれど。 “あれ”の中身も人であるのならば戦える。
>>69這い蹲る老人を庇うように骸骨の前に躍り出る。 >>71、ひときわ大きくざわめく音を聴きながら 橡の雨に巻き込まれないように踏み止まり。
>>72銀杏の実が飛んでくるまでの合間に、 人型に戻ると>>73投擲の隙を縫って斧を持つ手を爪が狙う]
(76) 2011/10/28(Fri) 22時頃
|
|
[銀杏の実の行方は、どうなっただろうか。
弾ければそれはおそらくきつい老廃物のような臭いを放つ。 猫の嗅覚にとってそれは耐え難いものとなるだろうが――]
(77) 2011/10/28(Fri) 22時頃
|
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/28(Fri) 22時頃
|
[街路樹の銀杏が大きく育つのが見え、その実が弾丸となって骸骨を狙う。右腕でかざした斧の側面を盾に防ぎつつ、再び、枯れ木に向かって投げつけた。
不意に、横から気配が近づいてきて。咄嗟に、右の斧を横に薙いだ。]
(78) 2011/10/28(Fri) 22時半頃
|
|
ああ、そうだっけ?
[銀杏の木が何か囁くので、耳を傾ける。]
そうか、こっちの銀杏も落ちてすぐのは臭くないのか。 …勢いで恥ずかしい事言ってしまった。
[相手に此方の言葉が通じなくて本当に良かった、と本気で思っている。]
(79) 2011/10/28(Fri) 22時半頃
|
|
――っ!
[狙おうとした手が横に薙がれ、斧と爪が真っ向からぶつかりかける。 爪では斧には勝てない、という気持ちが反射的に守りを打つ。 指を折り、長い爪で斧の刃を受け止めるながら、 相手へと向けていた力を逆へと引っ張り戻す。 爪にひびが入り、中指と人差し指の爪が根元から折れた。
眉根を寄せながら、自らはその斧の下をくぐるように身を屈める。 そして勢いのままに相手の姿勢を崩そうと、 以前自分が噛み付いた左足にスライディングタックルを仕掛ける]
(80) 2011/10/28(Fri) 22時半頃
|
|
[足元に飛びついてくる猫に、バランスを崩しつつもその腹目掛けて、蹴りの一撃を加え。反動をつけて飛び起きた。
骸骨は猫をじっと見つめて、呟く。]
――お前、沢山、持ってんね…
(81) 2011/10/28(Fri) 23時半頃
|
|
[相手の体勢を崩したものの、こちらも蹴りを受けて一瞬息が詰まる。 蹲り蹴られた腹を押さえ、素早く飛び起きた相手を見上げた。
カタカタと、無口だった骸骨が口を開く。 白猫のポーチが揺れた]
ミャア゛ゥ。 (私や皆を殺してまたお菓子を食べるつもり? でも、食べられるわけにはいかないよ。 私は、元の世界に戻る事を、諦めてなんかいないんだから……)
[威嚇するような声で骸骨の煤けた方とは反対の目を見ながら、 ポーチの中から、何かを取り出し左手の中に握り込む。 そして、右手にキャンディの棒をちらつかせた]
(欲しい? 取ってみなよ)
(82) 2011/10/29(Sat) 00時頃
|
|
体格差は、あるんだよなあ。
[骸骨と黒猫の戦いを、じっと見ている。]
そこをどうひっくり返すか、にかかるのか。 …?
[黒猫はキャンディの棒をちらつかせた。どういうつもりだろうか。]
何らかのフェイントなのかね。 お手並み拝見、ってところかね。
[疑似餌か、複数本物を持っているか…なのだろうけれど。 僕には、もう見守ることしか出来ない。**]
(83) 2011/10/29(Sat) 01時頃
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|
[左手の中で、握り込んだ“モノ”を転がす。 親指の腹でその造形物の一点を固定して。 骸骨が動きを見せたならば、ちらつかせていたキャンディを 手の中でくるりと反転させ力一杯に地を蹴った。
左の爪は相手の反撃を受けるべく前に掲げ。 たとえまた爪が砕けようとも、傷を負おうとも黒猫の足は怯まない]
(“お化け”が人である限り)
[きらり、左手の指の隙間で鋭利なピアスの針先が光った。 クロスのシルバーピアスを骸骨のぽっかり空いた右目の穴を 目掛けて勢い良く手から放つ。
それが弾かれたにせよ、思惑通り相手の目を傷つけたにせよ。 生じた隙に乗じるべく右腕を思い切り引き、溜めを作った]
(84) 2011/10/29(Sat) 03時半頃
|
|
(殺せない相手なんて、いるわけない……――!!)
[そうして渾身の力で剥き出しの骸骨の整列した歯のど真ん中へ。 逆手に握ったキャンディの棒を、喉の奥まで突き立てるように。 容赦なく、明らかなる殺意をもって右腕を*振り抜いた*]
(85) 2011/10/29(Sat) 03時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/29(Sat) 05時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/29(Sat) 08時頃
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[何かが、光るのが見えた。
真っ直ぐ向かってくるそれは、頬骨に当たって小さく金属音を立てる。 それに注意を向けた隙に、黒猫は何かを振り上げた。骸骨の喉目掛けて殺意が走る。
骸骨は斧の側面を盾に、喉元を庇う。振り抜かれたそれは、斧に当たって軌道を変え、そのままの勢いで骸骨の右肩に突き刺さった。]
(86) 2011/10/29(Sat) 10時頃
|
|
[右腕は、今度こそ駄目になったようだ。その手から、斧が落ちる。
黒猫の殺意のこもった視線が、骸骨のそれと交差する。 ホルダからナイフを抜き、身を捻って黒猫の背後から、その肩に突き立てようと――]
(87) 2011/10/29(Sat) 10時頃
|
|
[突き立てたナイフは黒猫を捉えただろうか。
骸骨は――バーンスタインは、軽く眩暈を覚えて、その場に膝をついた。血を流し過ぎたのだろう。虚ろな眼のまま、呟いた。]
魔女サンよう… どっかで見てんだろ? 出て来いよ……俺と、遊ぼうぜ…?
[その言葉は、あの黒いドレスの女には届いたか。]
(88) 2011/10/29(Sat) 12時半頃
|
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/29(Sat) 12時半頃
|
[振り抜いた右腕に手応えはあったが、 致命傷を与えるには到らず。
一撃に勢いを込め過ぎた故か、守りの姿勢を取れず。 ナイフは右肩に深々と突き刺さった]
ィ゛、……っ。
よろめきながら、踏み止まる。 地に膝を付いた骸骨の姿が目に入った。 上がらない左腕、肘を曲げて突き刺さったナイフにやっと手をかける。 真っ直ぐに引き抜けなくて、ぐいぐいと動かせば、 傷口を抉り余計にそれを広げてしまう羽目になる。
脂汗が薄っすらと滲み、ずきんと酷い痛みが肩を刺した。 肩の痛みだけを残して、右腕の感覚が失せていく。 骸骨がカタカタと音を鳴らして膝を付くのが見えた]
(89) 2011/10/29(Sat) 15時頃
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|
[だらだらと血が右腕を伝い落ちていく。 もう猫の姿で歩く事は侭ならないだろう]
……、……っ、……――。
[ぎりぎりと歯を食い縛りもがく内、ようやくナイフが抜けた。 ナイフを握った左手も大分無理をしたのか。 青痣ができているであろう左肩も、 抜いたナイフを握っているのがやっとだった]
(90) 2011/10/29(Sat) 15時半頃
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|
[頬や額に紙が張り付くのを払う余裕もない。 もはや邪魔者となった右腕。 碌に力の入らない左腕でナイフを握る。
そのナイフも骸骨の作り出した物、扱えるかも定かではない]
(月が、見える……――)
[見上げた空、それは幻覚だったか、はたまた]
*
[惹かれるように薄く開かれた口には鋭い牙が覗いていた]
*
(91) 2011/10/29(Sat) 15時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/29(Sat) 16時半頃
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