151 雪に沈む村
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サイラスに10人が投票した。
ジリヤに1人が投票した。
チャールズに1人が投票した。
サイラスは村人の手により処刑された。
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チャールズ! 今日がお前の命日だ!
2013/11/22(Fri) 01時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
チャールズが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、クシャミ、ウォーレン、アリス、ピエール、ジリヤ、カルヴィン、トニー、ドナルド、ソフィア、バーナバスの10名。
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我はずっとこの村に住んでおる。何百年も。
[>>2:*2チェシャの無邪気な質問に、ピーターはすっと目を細めて]
なにしろこのなりだからな。 我を受け入れてくれるところなど早々ないのだ。
[おどけるように言ってみせるが、オセローはその言葉の奥底に潜むものを察しただろうか。 “何百年と姿かたちを変えない子供”を受け入れてくれる奇特な村など、他にどこがあるだろう]
(*0) 2013/11/22(Fri) 01時頃
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(あーあーあー。絶対に楽しんでやがる)
[さぞやピーターは威厳ある龍族なのでしょうな>>2:*3、などと嘯くオセローに頭を抱える。完全にからかわれているのだ。 チェシャもその気になってしまったようで、魔法でお姫様になりたい>>2:*5>>2:*7などと夢見がちな事を言い始める]
魔法など使わずとも、チェシャはかの名門ブランフォート家の令嬢であろう。 なんら姫に劣ることはあるまい。
[我ながら歯の浮くような台詞が口を吐いて出る。 ブランフォート家の話題に及べば、自らの家柄を誇りに思う彼女は話題の矛先をそらせてくれるはずだと期待して]
(*1) 2013/11/22(Fri) 01時頃
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『私を一つ若返らせてはくれませんか』>>2:*8
[ピーターの苦労を知ってか知らずか。 気楽に冗談を言うオセローに何かを言いかけ、しかし“ピーター”の立場ではそれを言えないことに歯軋りをして]
そういえばご老体。 カルヴィンとかいう少年が、あとでそちらに向かうと言っておったぞ。
[ちょっぴり恨みのこもった声で言ってみた]
(*2) 2013/11/22(Fri) 01時頃
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何百年?!そんなに?!
[>>*0 羊何匹分の命かしら。そんな計算をサッとしようと思ったけれど、チェシャの小さな頭では到底追いつかなかった。
寧ろそんな大きな龍が何百年も、バレずに此処に暮らしていたなんて。 よく今までバレなかったものだ。 もしかしたら、亡くなったお母様なら知っていたのだろうか。 自分と同じようにお転婆で、野山を駆けていたというお母様なら。]
―――……寂しくないのですか?
[ぽつり、と次に紡がれる疑問は呟かれるように細く。]
何百年も……洞窟の中では……独りぼっちではありませんか?
[蒼い目を閉じて、龍に問う。 ――…塀の中の自分と重ね合わせるように。]
(*3) 2013/11/22(Fri) 01時頃
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………む、ま、まぁ……そ、そうですわね……。 勿論……、王家に勝るとも劣らないですわ!
[>>*1 ブランフォートの名前を出されては否定する訳にはいかない。 本当はまだ何か言い返したかったけれども。 もごもご、と口内でそれを飲み込んだ。
なんだかんだでやはり己の動かし方を把握されている事に、チェシャは気付いていなかった。]
(*4) 2013/11/22(Fri) 01時半頃
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>>1:135 神父様、こんにちは。
[バーナバスとの会話を一時中断し、来客に軽く挨拶をする。 チャールズは挨拶を返してくれただろうか。 ピエールと言葉をかわすと、自分に話しかけてきた。]
え、うん、旅に出るつもりだけど、そのこと誰に… …ああ、カルヴィンか。 ったくアイツ、余計なこと言いやがって。
[別に隠しておくつもりはなかったのだが、カルヴィンに悪態をつく。 心配しながらも褒めてくれるチャールズの様子がなんだか照れくさかったのだ。]
え!そんないいって!
[目をそらしている間に、チャールズは銀貨を包み、トニーに持たせようとした。 ピエールに食事を勧められたとき同様、断ろうとするが、チャールズは人の好意は素直に受け取れと言わんばかりだ。 結局、トニーが折れることになる。]
(0) 2013/11/22(Fri) 01時半頃
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…うん、わかった。ありがとう。 服も助かる。後で取りに行くね。
[そう言うと、満足したようにチャールズは店を出て行った。 ピエールといい、チャールズといい、こんなに甘えてばかりでいいのだろうか。 もちろん、その気持ちはありがたいのだけど。 チャールズの背中を見送りながら、トニーは困ったような笑顔で、ふっとため息をついた。]**
(1) 2013/11/22(Fri) 01時半頃
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-ソフィアの店-
御機嫌よう!ソフィアはいらっしゃる?
[村の中心街にある、赤い屋根が特徴の家の扉を勢いよく開ける。粉雪と、お嬢様の元気そうな声が店内に舞い込んだ。
ソフィアの代わりに彼女の母が振り返り、『あら。アリスお嬢様。ごめんなさいね、あの子は今お使いなの。』と、忙しい手を止めて営業スマイルで迎えてくれた。いつも傍にいる爺が居ない事に気が付けば、それについて尋ねただろう。もう何度目か解らない脱走劇を話せば、同じように店主も驚く。]
――……ふっふっふ! そっかぁー。ソフィアは居ないのね。残念ですわッ。
[蒼い目とお揃いの蒼いスカートをひらりと翻すと、店内を眺め始める。 お気に入りのダージリンを始め、ニルギリ、セイロン、アッサム、アールグレイ、フランボワーズ…様々な紅茶の葉をうっとりと眺める。 お嬢様にとって、紅茶こそが社交界の第一歩だったから。 始めは苦くて鼻を摘んで飲んでいた紅茶も、今ではお嬢様の”嗜み”の一つであった。]
(2) 2013/11/22(Fri) 01時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2013/11/22(Fri) 02時頃
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2013/11/22(Fri) 02時頃
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―ウォーレンの工房―
楽しいかーそぉかー。まぁクシャならそういう気もしてたけど。 [何だか訝しがられたかもしれない、と女の子は思いました。>>2:106未知のものを楽しみに思えるというのは、それだけで一つの才能だと感じています。脅かしてみたらクシャミも少し怯んだようでしたが。]
雪だるま…う、うん! いいよ、約束ね。
[ちょっと子供っぽいかな、とも思いましたがいいません。彼は初めての冬ですし、自分だってまだ二度目の冬です。 それでも少し不安になったのは、苦手といった冬に対してあまりに能天気な彼を見たからか、それともさっきのトニーとの会話があったからでしょうか。]
クシャはやっぱり冬眠する…の? まさか、クシャまで旅に出るとか言い出さないよね?
(3) 2013/11/22(Fri) 02時頃
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うんうん? クシャなにそれなにそれ?
[ジリヤとクシャミがなにやらやっています。クシャミはジリヤを探してここに来たのでは? とちらっと思います。きっとなにかおまじないをかけて欲しかったのでしょう。 肩ごしにちら、と見ればなんだか丸い、装飾具に見えます。ウォーレンの作ったもの……のような、そうでないような。近くて遠いような印象のそれにジリヤが手を重ねます。]
……誰かにあげるの? プレゼント?
[終わったころを見計らって声をかけてみました。背中で翼がパタパタします。]
(4) 2013/11/22(Fri) 02時半頃
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―― 工房 ――
うん、約束。
[指切りげんまん、と軽く歌ってソフィアと約束を交わす。クシャまで、という言い方に、他に、誰かが旅に出ることを聞いたから落ち込んでいたのかなと少し、思う。 安心させるように首を少し傾けて、微笑んだ。]
ううん。俺は旅には出にゃいよ。 冬眠する、つもり。ちゃーんと準備もしてるんだ。
……ソフィこそどうするの? どっか、旅に出たり、する?
[有翼族は寒さに弱い種族だと、サイラスは言っていた。ソフィは半分は人間の血を引いているけれど、寒さに強い、というわけではないだろう。]
(5) 2013/11/22(Fri) 02時半頃
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―自宅―
さむいさむいただいまあったかい!
[出かける前より少し、冷たい風が強くなった気がします。家に入るや否やその暖かさにこわばっていた肩の力が抜けます。
奥からお帰りなさい、という声、続いてジリヤさんのお手伝いはどうしたの? と聞かれます。]
大丈夫大丈夫。ちょっとお財布取りに来ただけでまた出るから……あれ?
(6) 2013/11/22(Fri) 02時半頃
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[店の中に小さな人影をみとめます。なんだかもふもふしています。そういえば家の前にあった足跡は、X字型をしていたなと女の子は思い出しました。]
アリスちゃん! あれ、珍しいね。一人?
[話したばかりだったのか、奥から脱走して冒険ですって、と声が飛んできます。] わ、すごい……お屋敷の人、今頃大慌てじゃない?
[いつもついている爺と彼女の親があちこち探しまわっているのを想像して、愉快そうにくすくすと笑います。当人からしたら愉快でもないのでしょうが]
(7) 2013/11/22(Fri) 02時半頃
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[ジリヤとやりとりをしていれば後ろからソフィアが興味津々、といった感じで見詰めてくる。]
何って……、えーと……、ナイショ。
[少し不格好なそれを、あまりソフィアには見られたくなくて。ジリヤの魔法が込められた後、翼を軽くはためかせながらソフィアが近くまでくると、見られないようにすぐに、ポケットへとしまいこんだ。]
ち、違うよ。俺のだもん。
[思わずごまかしたけれど、左耳だけがぴくぴくと動いた。*]
(8) 2013/11/22(Fri) 02時半頃
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―― 教会 ―― [薪が爆ぜる音に、チャールズの穏やかなトーンが重なる。>>2:152 青年は、チャールズの目を真っ直ぐに見詰め、うん、と時折相槌を打ちながら聞いていた。 彼の瞳の中で、オレンジが揺れる。 寝床のこと、に話が移ればびくりと身体が反応して、少し、身構えてしまう。 けれど。続いた予想外の言葉に、すぐにはリアクションができなくて。]
え……?
[思わず口から漏れたのは問いかけのような音。 それが聞こえたからか、聞こえなくても、だったのか、チャールズが歯切れが悪そうに言葉を付け足す。>>2:153]
えっと、……あの、用意は、してたんだ。 寝床。ちゃんと、見つけて。 食事と水も、準備して。
[人間族であるチャールズは、冬眠などしない。 普段から、ここに住まわせてもらっていて。長い冬にまで、そんなに迷惑はかけられないと思っていた。]
(9) 2013/11/22(Fri) 02時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/11/22(Fri) 02時半頃
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[でも。]
いいの?一緒に、いっても……?
[少し、声が震えてしまったかもしれない。 きっと彼は、いつもと変わらず穏やかな笑みを湛えて、肯定してくれただろう。青年の潤んだ瞳は長い前髪が隠してくれるだろうから。零すのだけはぐっとこらえて。]
行きたい。
[こくりと頷きながら、短く、告げた。
明日からは寝床を変える支度をしなければならない。足の悪いチャールズにも手助けがいるようなら、手伝って。明日からはきっとまた少し、忙しくなる。 そんな事を話ながら、今までは一人で眠るのだと、怖いと思っていた冬に、想いを馳せて。 ゆっくりと夜は更けていった。**]
(10) 2013/11/22(Fri) 03時頃
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あら、ソフィア。お邪魔しているわッ。
[>>6 冷たい風とともに店主の娘が帰ってきました。 お嬢様は茶葉の缶を手にしつつ、ふわりとご挨拶をしました。 ほんの少しだけ声に丸みを帯びているのは、村でも数少ない、年齢の近い同性だからでしょうか。]
――……ふふん。 だからソフィアも、たとえ爺に会ってもメーの事は内緒にしなさい。命令よッ。
[『帰りなさい』と言ってきた、他の大人と違って『凄い』という感想に、お嬢様は気を良くされたようでした。 鼻を鳴らすとソフィアを見上げて、羊毛に包まれた腕で彼女を指差しました。 その弾みに、空の水筒がカランと乾いた音を立てました。]
あ。そうでした…… ねぇねぇ。何か温かい飲み物を煎れて下さる? 出来れば、ミルクティーとダージリン以外でお願いしますわ。
[そう言って、お嬢様は空になった水筒を首から外してソフィアに手渡そうとしました。]
(11) 2013/11/22(Fri) 10時半頃
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―ウォーレン工房―
そか……そか! ならいいんだけど!
[クシャミの答に翼のパタパタが止まります。女の子は安心したように椅子に座り直しました。
知った相手が旅に出てしまうのは、やはり女の子にとってはとてもとても不安な事でした。前の冬に旅に出た人で、ちゃんと帰ってきた人もいます。でも、かえってこなかったのは父だけではありません。]
え、わ、私? 私は家にいるよ。みんなを待って……ほら、冬の間はお母さんの仕事手伝ってるし。
[寒いのは確かに、人並み以上に苦手ですが。その辺りは母親が考えてくれているので家でも難儀するほどではないでしょう。]
みんなが預けてくれたもの、綺麗に手入れしながら……「今どんな夢見てるのかなぁ」「どこでどんな景色観てるのかなぁ」って考えて……それで、早く会いたいなぁ、って……
[去年の冬を思い出し、カップに残った液体を見つめながらぽつりと話します。]
(12) 2013/11/22(Fri) 14時頃
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[クシャミはさっと、装飾具に見えたそれを隠してしまいます。内緒だそうです。]
………ふーん…怪しいなぁ……?
[口をとがらせてじろーっとクシャミを見ます。ぴくぴく動く左耳を見て、わかりやすいなぁ、と思います。自分の癖の事は気づいてないのでここでは棚上げする女の子です。
今のこの冬眠間際の時期に、自分用のアクセサリーを作るというのも考えてみればちょっと妙です。]
……アリスちゃん?
[かまをかける女の子でした。]
(13) 2013/11/22(Fri) 14時半頃
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―自宅― ふふふ、りょーかいりょーかい!
[女の子はにこにこと笑いながら承諾して見せます。ともすると高飛車にも取られそうな彼女の言動ですが、本質的に優しいのを知っているのでここの母子はちっとも不快に思う様子はありませんでした。]
[女の子は奥の母親に、言っちゃダメだって、と目配せします。母親はわかってるよ、と言いたげに頭を掻きます。それでも一応と女の子の母親は、山の危険な場所には近づかないこと、もこもこの毛があるとはいえ雪が酷くなる前には切り上げたほうがいいということを、アリスに少し遠まわしに言いました。]
あ、お茶ね? ええとミルクティーとダージリン以外…、じゃあ……。
[棚の小瓶をちょこちょこと取りだしてはしまい、確かめていきます。ダージリンが好みだったことは知っているのですが、いつも同じではつまらないということなのかな、と女の子は何を出してあげようか考えます。]
(14) 2013/11/22(Fri) 14時半頃
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[やがて選んだお茶葉を母親に渡すと、慣れた素早い手際で、しかし正確で最適な手順でお茶を入れ始めます。店の中に、胸の奥まで流れ込むような透き通った香りが漂うように、女の子は感じました。]
えーっと、カン…カニャ……なんだっけ。
[やがて淹れ終わったお茶を水筒に入れてあげる前に、カップに一杯注いでアリスに差し出します。好みと違ったら別のものにしなくてはいけないからです。名前をど忘れした女の子に後ろから、カンニャム、と声が介入します。]
(15) 2013/11/22(Fri) 15時頃
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[ソフィアがまるでリスのように、小瓶を開けては閉めてを繰り返しているのをお嬢様は楽しげに眺めている。瓶が開ける度に、茶葉の甘くてエキゾチックな薫を小さな鼻が嗅ぎ付け、ぴくりと震える。 >>14 ソフィアの母が遠回しに切り上げた方が良い旨を伝えれば、『はぁい!』と威勢よく返事をした一方で、裏でこっそり桃色の舌をベーと出した。 本当に聞いているのかどうか。]
カンニャムね!ありがとうソフィア。
[>>15 上品な手付きでティーカップを受け取ると、ふんふんと匂いを嗅ぐ。 カップの底まで透き通ったオレンジ色の海が広がっていた。 芳醇な香りを楽しんだ後、一口飲む。 ダージリンにも近い濃厚で丸みを帯びた味に、蒼い目を細める。 秋摘みの葉の薫が喉元を過ぎれば、口内に爽やかな後味が残る。]
やはりカンニャムはストレートよね。 ダージリンにお味が近くて、好きよ。流石ソフィアね。 ……頂くわ!水筒に入れなさいっ。
[乏しい紅茶の知識を軽くひけらかすと、もう一度カンニャムの味を楽しもうと口を付ける。窓の外を見やれば、雪が細かく此方側を叩いていた。]
(16) 2013/11/22(Fri) 15時半頃
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[ポタージュを啜りながらトニー>>2:88とバーナバス>>2:119のやり取りを見ていた。 神様…という言葉に一度イスから腰を持ち上げるものの、老人特有のジョークと知りすとんと再び落ち着ける。]
おーおー、お客さんびっくりしたじゃねえか。俺ァさっきからいつ会ったか考えてたんだが、最近じゃねえ。たぶん俺がガキの頃なんじゃねえかって気がしててよ。 まあカミサマっつーもんは、この目で拝んでみたいような怖いようなそんな存在だし、な。違ってよかったぜ。
[ケラケラ笑いチャチャを入れた。]
(17) 2013/11/22(Fri) 19時半頃
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[クシャミがここ数日の力作をジリヤに渡すと、ジリヤが目を閉じ、魔力をこめる。 淡い月光のような光がジリヤの全身をヴェールのように包み、その光はやがて真鍮細工に染み込んで。]
(いつ見ても。)
[ジリヤのその魔力をこめる姿は、月見草のように美しい。 その姿はさすがドリュアスだと心の中で感嘆する。]
(18) 2013/11/22(Fri) 19時半頃
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[そもそも、ウォーレンはドリュアスやエルフ、龍族なんかとはこの村に来るまでろくすっぽ話したことがなかった。
龍族やドリュアス―ウォーレンがいた国ではドライアドと呼ばれていたが―は同族意識が強い。 もともと同族だけで暮らすことが多く、めったに他の種族を寄せ付けないのだ。 そもそも、彼らのほとんどにとってはドワーフは侮蔑の対象であり、せっかく向こうからの頼まれごとを持っていっても大抵しかめ面で代金を投げつけられ、早く立ち去るよう喚かれる始末だった。
そんな訳で、ウォーレン自身も自分から関わろうだなんて思うわけがなく。]
(19) 2013/11/22(Fri) 19時半頃
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[とケタケタ笑っていると吹き込む寒い風。扉を見ればチャールズ>>2:135だったので片手を上げキッチンに戻る。]
おー、チャールズいらっしゃい。2人分で良かったよな。器にいれるから暖炉の前であったまっててくれ。
[いそいそと蓋のついた器を取り出しカボチャ、ミネストローネ、キノコのスープを入れていく。二人分と言いつつたっぷり三人分はあるだろう。 キノコのスープの上に乗せるミルクフォームは少なめにしてある。泡が消えた後のことも計算済みだ。 パンもとろ火で焼いていたのもいい感じに出来上がっていてすんすんと鼻を動かす。 紙袋にスープ、パンを詰めてからオマケに焼き菓子を数個入れる。彼のところに集う誰か用に。]
チャールズおまたせ。んーと、二人分な。つーかトニー旅に出るのか。村から出るのは賢明な判断だが出るのが大変だろうなぁ。俺もいま以上に睡眠時間が増えるならちょっと出ることも考えててな。
俺も冬眠の前に永眠しちまうからな。
[トニーに口を出しつつ冗談の口調で笑う。]
んじゃチャールズ気ぃつけてな。
(20) 2013/11/22(Fri) 19時半頃
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[この村に来て、工房も出来上がり、炉に火を入れようとしているときだったろうか。 鍛冶場の炉は、もともと火龍の息吹を魔力で込めて作る。
しかし、当然のことながら、初めての地に龍族の知り合いも、魔力を使える知り合いもいるわけがなく、ドロシーと二人でどうしようかと顔を見合わせていたときだった。
目の前のドリュアスと火龍は快く種火を作ってくれたのだ。 ドリュアスはよそ者の自分に興味津々のようで、その後もちょくちょくドロシーと、立ち話と言うには長すぎるおしゃべりをしていたものだ。
若いときに傭兵として色々な国に行ったことがあるウォーレンだったが、この村は他のどの国とも違っているようだった。]
(21) 2013/11/22(Fri) 20時頃
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ふふふ、ダージリン好きって言ってたし、気に入ってもらえてよかった! [お茶を楽しむアリスの仕草に思わず見とれます。香りも味も楽しむ術を知っている人にのんでもらえるのはやっぱり提供する側として嬉しいものです。
水筒を預かると、冷めたり風味が損なわれたりしないようにいくつかの工夫をしながら注ぎいれていきます。]
アリスちゃんは今回の冬、どうするの? 前の時は……流石に覚えてないでしょ?
[もこもこの毛を見ながら考えます。獣人族は比較的寒さに弱い種が多いと聞きます。冬眠派が多数で、この店に預けに来る人もそこそこ多いです。彼女は寒さには強いのでしょうか。]
(22) 2013/11/22(Fri) 20時頃
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―工房―
あれ、ドナルドさん?
[またお客さんです。冬支度前で忙しい人もいるのでしょうが、どんどんここにはお客さんが来ます。無愛想にも見えるウォーレンが慕われているのがよくわかります。]
こんにちはっ! 冬支度はどうですか?
[この時期は冬支度について挨拶みたいに聞きます。季節柄ですし、女の子の場合は商売的な意味合いを含まない訳ではありませんが。]
(23) 2013/11/22(Fri) 20時半頃
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ええ、……雪が溶けた頃には春摘みのダージリンを頂きに来るわ。飛びっきりのを用意しておきなさい。
[>>22 少し年上のレディに言われればお嬢様も鼻が高い。澄まし顔で返事をしたが、口角は嘘を付かない。嬉しそうに弧を描いている。]
メー? …メーはお父様と爺と一緒に、屋敷で冬眠するわっ。 お父様は先にお眠りになられましたけどねっ。
[その隙を付いて屋敷を抜け出してきたのだ。爺としては、早く寝たいのにとんだ残業だ。 とは言えど、お嬢様も遊び疲れたのか軽く欠伸を噛み殺した。眠りの時はそう遠くない。]
ソフィアは冬もお仕事?
(24) 2013/11/22(Fri) 21時頃
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[やがて、来客たちはめいめいの目的を果たして工房を出ただろうか。 窓の外はすっかり暗くなっていた。
ピエールの店で一杯ひっかけてから眠ろうか、と思った。 もし誰かその場に残っているなら、お前も行くか?とぶっきらぼうに誘っただろう。
ピエールの鍋で冬の前に終わらせないといけない仕事は終わりだ。 あとは長い冬の間にゆっくりやればいい。
ついでにピエールのところでパンや干し肉、携行できる食事を頼もうと思っていた。 動けなくなる前に町に石炭やらこまごましたものを買出しに行かねばならない。]
(25) 2013/11/22(Fri) 21時半頃
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―翌朝―
[朝起きると、トニーは教会へと向かった。 チャールズに言われた通り、衣類をもらうためと、自分を育ててくれた養父と、その妻の墓参りのためだ。 雪が昨日よりも厚く積もっているのを見て、村が雪に「埋もれる」というのが誇張ではないのをようやく理解した。 旅に出るなら急いだ方が良い。 そう直感し、早いうちに養父に挨拶をしようと考えていた。]
うぅっ…さみぃ…
[昨日より厚着をしているとはいえ、始めて冬を経験するトニーにとって、この寒さは厳しい。 先を急ごうにも、雪道に慣れていないので、足を速めると転びそうになる。 転んだのをカルヴィンやクシャミに見られでもしたら、きっとからかわれるに違いない。 それだけは避けたかった。 細心の注意を払い、苦戦しながらようやく、教会にたどり着く。 よかった。これでようやく暖がとれる。]
こんちはーっ
[教会の扉を開きながら、元気よく声をかけた。]**
(26) 2013/11/22(Fri) 21時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2013/11/22(Fri) 21時半頃
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うん、楽しみにしてる!
[口元の緩んだお嬢様を微笑ましい気持ちで見ます。冬明けの約束が守られのに、一年かかります。冬の間の楽しみです。]
あぁ……それで脱走ね……。 ん? そういえばさっきクシャに会ったけど、一緒に冬眠するのかな?
私は起きてるよ。お仕事があるからね。みんなと春会えるの、楽しみにしてるよ。
(27) 2013/11/22(Fri) 22時頃
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―― 工房 ―― [>>12ぱたりぱたり。羽がはためく音が、急に止んだかと思えば椅子へと戻っていく。ソフィアの顔はどことなく満足そうに見える。青年が旅に出ないこと、が嬉しいのだろうか。 不思議そうに尻尾の先を、クエスチョンマークのようにくるりと丸めた。]
へ?ソフィは家にいるの? 冬の間、ずーーーっと?
[仕事があるのなら仕方がないのかもしれないけれど、一年間もずっとこの家の中? 村はほとんど雪に埋まってしまって、家から外に出られないほどだと聞いていた。それを知らずに、外に出るために窓ガラスを割った猛者もいたぐらいだとか。 だから、人間族でも10年に一度仮の住まいに移ったり旅に出たりする人が多いと聞いていたけれど。食事とかはもちろんだけれど、――退屈になったりしないのだろうか。 そう考えていると、手元のカップへと視線を落としたソフィアがぽつり。]
そっか。冬でも仕事って、エライにゃー。
[一つ、思いついて。そんなソフィアの頭の上に、ぽんぽんと数度手をのせた。]
(28) 2013/11/22(Fri) 22時半頃
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べっつに、怪しくにゃいしー。
[隠してしまえば、ソフィアは訝しむような視線をこちらに向けてくる。 ポケットに手を突っ込んだまま、視線をそらせる。 と、不意にソフィアが、アリスの名前なんて口にするものだから>>13尻尾が驚いたようにぴんと立つ。]
なんで……違うもん! 違うから!違うからな!! アリスへのプレゼントとかじゃにゃいから!
[必死に否定をしている、その間も。 相変わらず左耳だけが小さく動いていた。自分のその癖を知らない青年は、どうにかソフィアを誤魔化せないものかと思案して。]
ソフィ、配達の途中じゃなかったの? もうこんな時間だけど、大丈夫?
[時計を指してそう言えば、話はジリヤの方へと移ったろう。>>2:89]
(29) 2013/11/22(Fri) 22時半頃
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クシャミは、ソフィアの注意がそれればほっと息を吐き出した。
2013/11/22(Fri) 22時半頃
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―― 翌朝 教会 ―― [サイラスを見送れば、雪道の中教会へと戻る。 昨日はまだ所々地面が見えていたけれど、一晩ですっかり白い絨毯のように雪が敷き詰められていた。 さくりさくり、といった調子だったのがずぼりずぼり、といった調子になっている。なんとも、歩きにくい。
チャールズは、一緒にサイラスを見送りに行っていただろうか。それならばなおさら、歩調はゆっくりと。
ようやく戻った教会で、暖炉の前を猫と二匹で陣取り、再び寝ようか、などと考えていたら元気な声が聞こえてきた。>>26]
トニーだ!おはよー! ははは、さっむそー。
[少し、トニーの肩や頭に雪が積もっているのをぺしぺしと叩いて落とした。]
(30) 2013/11/22(Fri) 23時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/11/23(Sat) 00時頃
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えっ?!
[>>27 ガチッと思わずティーカップを噛んでしまった。陶器と歯が擦れる嫌な音がして、眉を寄せる。 何故急にソフィアはその話題を、出したのだろうか。特にその先に何があるわけでも無いが、何となしにお嬢様の蒼い目はソフィアを離れ、紅茶棚を眺めていた。]
……さぁ?知りませんわ……。 クシャミが冬眠したいというならば、“特別”に屋敷のベッドをお貸ししますが……、…分かりませんわ。
[少しだけ温くなったカンニャムを飲んで。ホッと一息付いた。体が温かくなったのか、薄っすらと紅潮している頬。羊毛がふわふわと、機微を映すかのように揺らめく。]
……次に会うときはきっとメーはもっと大人なレディになっていますわ。驚かないで下さいねっ。
[所在なさ気に、細い指を羊毛の髪の毛に絡ませて。長い睫毛をぱちくりとした。]
(31) 2013/11/23(Sat) 00時頃
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|
え、っと………クシャミは何処に行ったかご存知?
[少しだけ間を置いてから、澄まし顔のお嬢様は。紅茶の香りを愉しむフリをしながら、小さな声で問う。花のような甘い香りは、今のお嬢様には知覚出来ただろうか。]
(32) 2013/11/23(Sat) 00時頃
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どういたしまして。 貴方の大切な人達にご加護がありますように。
[無邪気に喜ぶクシャミを見ていると、つられてジリヤの頬も緩んでしまう>>2:137 魔法を込め終えたチャームを渡しながら、ささやかな祈りの言葉を足した。 正しい用途は聞いていないけれど、きっと贈り物に違いないだろうから。
……と、横からソフィアの声が降ってくる>>4 視線を向けると、ソフィアがクシャミを質問責めにしている所だった。 チャームに興味津々な様子に、ついクスリと声を漏らして笑った]
ほんとうに、貴方達ときたら微笑ましいわ。
[誰に聞かせるでもなく、こっそりと感想を零す]
(33) 2013/11/23(Sat) 00時半頃
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[ソフィアへの返事に窮したクシャミが時間の事を切り出すのは、それからそう経たない頃だ>>29]
あら、そういえばそうだったわね。
[用事の件をソフィアに問われて、すっかり忘れていたわと口元に手を当てた。>>2:89 本来は染料やボタンなどの資材を雑貨屋で調達する予定だったのだけれど、ウォーレンの火種の事も用事のひとつと言えばひとつだ。 ウォーレンやドナルドをちらと見遣ってから、少しだけ思案する]
ねぇソフィア。 貴女さえよければ、この後一緒に夕飯はどうかしら?
[やがて、口から滑り落ちるのはそんな提案。 後ほどウォーレンに同じ誘い>>25を受けるとは知らずに、声を潜めてそっと耳打ちした]
(34) 2013/11/23(Sat) 00時半頃
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もしかしたら少しお仕事が増えるかもしれないし、雑貨屋に寄るには遅い時間になってしまうと思うの。 ピエールの所にお邪魔して、ついでにパンやお茶菓子も購入しようかしらって。
[予定は若干前後するけれど、特に支障はない範囲だ。 無理にとは言わないけれど、と付け足して、どうかしらと首を傾けた。
いずれにせよ、一度家に戻るというソフィアを見送って、もう少し工房で時間を過ごした事だろう]
(35) 2013/11/23(Sat) 00時半頃
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[寂しくないのですか>>*3、というチェシャの問いに。ピーターは目をしばたたかせる。 永い時を生きる彼にとって、畏怖や讃仰の対象として見られることは慣れていた。 しかし今向けられているそれは、明らかな憐憫を秘めていて]
むかし、まったく同じことを我に言った者がいたな。
[つい昨日のことのようにそれを思い出す。 冒険好きだったその獣人族の少女は、迷い込んだ洞窟でとある翼竜と出会った。 好奇心旺盛な彼女は、次々と疑問をその翼竜にぶつけて]
……大丈夫だ、我は寂しくなどない。
[独りぼっちではありませんか、とか細い声で問うチェシャの横顔が。ふっと彼女の母親の面影と重なる]
その優しい所は、本当に母君とそっくりだな。チェシャ。
[昔を懐かしむように、チェシャに語りかけた]
(*5) 2013/11/23(Sat) 01時頃
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― 翌朝 ―
[洞窟の中でピクリと目を覚ますと、すでに夜が明けていた]
……ちょっとは、良くなったかな。
[呟くカルヴィンは、すでに子供の姿を纏っている。 んーっと伸びをすると]
腹減ったなあ。
[ぐうう、と鳴るお腹を反射的に押さえる。 温かいスープが飲みたかった。冷えた身体を芯から温めてくれるような。 その足は、自然とピエールの店へと向かっていた**]
(36) 2013/11/23(Sat) 01時頃
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べ、別にえらくないって。他にできることもあんまりないし……。あ、本はいっぱい買っておいたけど。
[食糧は地下も使ってちゃんと貯蔵しています。母親が管理しているので女の子はあまり詳しくは知りませんが、いっぱいです。ずっと寝てるのもそれはそれで大変そうだな、と女の子は思いました。]
[さっきと同じところにもう一度、クシャミの手がのせられます。肉球がふに、と触れる温かい感触を少し楽しみながらも、椅子に座っていることで生まれる高さに上目づかいで]
……なーに。子ども扱いしてないよね?
[むぅ、と睨んでやりました。]
(37) 2013/11/23(Sat) 01時半頃
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…………へー。
[じろーの目をじとーに変えてやります。相変わらず左耳がぴっこぴこ動いているうえに、尻尾まで逆立ち始めました。]
そっかそっかー。ありすちゃんへのぷれぜんととかじゃにゃいのかー。
[ふーーーん、といいながら女の子はお茶に戻ります。ほとんどもう入っていないカップをなぜか傾けたりしていると、クシャミが時計を指さしました。]
えー……? え、わ、ホントだ。
(38) 2013/11/23(Sat) 01時半頃
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[様々な用事を終えて、家に帰宅したのはすっかり遅い時間だった。
夜の帳が村を覆い、風景は闇と仄白く浮かび上がる雪ばかりになる。 吐き出す息はとうに真っ白く、染み入る寒さは芯から住民を凍えさせようとしているようだ。 家の前まで歩いてきた所で、一日を振り返るように夜道で少しだけ足を止めた]
今日は久しぶりに賑やかで、楽しい一日だったわねぇ。
[普段は家でのんびり過ごす事が多いので、出歩いた先で賑やかに、という事は珍しい。 馴染みの店やお客の所で話し込む事は少なくないけれど、なかなか数人で顔を合わせて喋る機会には恵まれないものだ]
(39) 2013/11/23(Sat) 01時半頃
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ウォーレンの工房があんなに賑わうなんて、いつ以来の事かしら。
[ちらりと脳裏を掠めるのは、懐かしい日々の記憶。 ウォーレンの妻 ドロシーの生前は、あの工房はよくああして賑わっていたものだ。 ドロシーの人柄がそうさせたのか、工房にはいつも来客が絶えなかった。 ジリヤも今より頻繁に工房に通っては、お喋りに花を咲かせていたように思う。
もう帰らない日々の残像は、胸の内に思い出のぬくもりと、郷愁にも似た切なさを掻き立てる。 僅かに瞳を伏せて、つま先を家に向かう方向から少しずらした。 そのまま、柔らかく積もった新雪を踏んで向かうのは、家の隣のサンザシの木の隣]
(40) 2013/11/23(Sat) 01時半頃
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冬はほんとうに、色々な事を思い出させてくれるわね。
[誰にともなく独白して、木の幹に寄り添い額を押し当てた。 森ではなく、村の中に根を下ろしたこのサンザシが、ドリュアスたるジリヤの半身だ。 こうして木に触れている時が、一番心が安らぐ。
凍えるような外気と雪に冷やされた幹は、触れた額と指先にひやりという感触を残した。 きっと、もうじきジリヤにも眠りが訪れる。 その時までに、誰を見送り、誰の眠りを見守る事になるのだろうか?
冬は別れの季節であり、変化の時でもある。 長く村を閉ざした雪が溶け、春を迎えると、何かしらの変化も共に訪れるものだ]
(41) 2013/11/23(Sat) 01時半頃
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[戻らない者もいる。 その一方で、新たに村に住み着く者もいるだろう。 時の流れが緩やかなこの村とて、決して不変ではいられないのだ。 その変化の渦の中には、喜びも悲しみも、ともに等しく存在している]
今度の冬は、何を残してくれるかしらね。
[冷たい幹から身を離して、雪を被った枝を見上げた。
――すっかり冷え込んだ家に戻るのは、もう少し後の事。 明日は何をしましょうか、と翌日の事に想いを馳せた]
(42) 2013/11/23(Sat) 01時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/11/23(Sat) 01時半頃
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ー教会ー >>30 おお、クシャミにいちゃん。おはよ! …さみぃよ。ありがと。 冬ってこんなにさみぃんだなー。
[出てきたのはクシャミだった。 雪を払ってくれる彼に礼を言いながら、半ば関心したように寒さを訴え、手早く用件を伝える。]
神父様が、着るもん取りに来いって言うからさ。
[あっても捨てるしかないからと、クシャミのお下がりを譲り受けたことは度々ある。 それだけ言えば伝わっただろう。]
ああ、それから、じいちゃんとばあちゃんの墓参りもしたいなって。 村を出る前に。**
(43) 2013/11/23(Sat) 01時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/11/23(Sat) 02時頃
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―自宅― ……? 知らないんだ、そういう話、しないのかな……。 あ、旅には出ないって言ってたけど。
[アリスの反応に小首を傾げながら、さっき聞いたことをはなしてみます。アリスの視線を追って紅茶棚を見てみたりします。紅茶がありました。傾ける首の角度が大きくなります。]
どうだろ…寝てるだけでレディになれるなら私もそうしたいけど……?
[おばあちゃんが昔言っていた、「寝る子は育つ」的な意味合いかな? と女の子は考えます。普段のアリスがカップを噛むことを良しとするとは思えないので、やっぱり何か変です。女の子の耳が肩に付きそうなくらい傾げられます。]
クシャなら私が出る時はまだ、工房にいたと思うけど。ほら、ウォーレンの。
(44) 2013/11/23(Sat) 02時頃
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お夕飯、ですか?
[ジリヤからの提案に目をぱちくりさせます。でも確かに今からどこかに買い物へ回るには少し遅い時間になっているかもしれません。]
あ、ピエールさんのところですね? ぜひご一緒させてください!
[挙げられた店はよく知る所でした。かわいい女の子二人と優しそうな奥さん、楽しそうに料理をふるまう店主さんのお店です。冬籠りに入ったら食べられなくなることを考えると、急激に彼の料理が食べたくなってきました]
じゃあ私、一回家に帰っておかあさんにごはんいらないって伝えてきますね。すぐに戻りますからっ!
[再集合の約束をすると、工房を出て行こうとしますがその寸前で]
ウォ、ウォーレンさん、明日また、改めてお持ちします! 長々とお邪魔してすいません、お茶ありがとうございました!
[早口で謝礼を述べあわただしくぺこり、と頭を下げると、外していた防寒具を再装備し、自宅に向けて走り出します。]
(45) 2013/11/23(Sat) 02時半頃
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そうですわね……、最近は会っておりませんから。 特に聞いていないわ。
[>>44 そう言うお嬢様の声は、心なしか萎んでいるように聞こえただろうか。 表情こそは変わらないが、いつの間にか、その小さな耳を後ろに伏せている。 ソフィアの訝しげな視線を感じれば、小さなレディはニコリと社交的な笑顔を向ける。まるで、作りもののようだ。]
ああ……ウォーレン、ですか。
[>>2:111 そう言えば先程、村を歩いている時に金属音が響いていたけれども。思えば、あれは彼が打ち鳴らしていたものか。出来は非常に優れていたため、屋敷の調度品も彼の作品は多い。
しかし、そんな所に何故あのお子様が?弟子にでも入ったのだろうか。 そんな事を考えながら、再度カンニャムを飲もうとして。はた。もう中身が無い事には、やはりワンテンポ遅れてしまった。]
(46) 2013/11/23(Sat) 02時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/11/23(Sat) 02時半頃
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――……ご馳走様ですわ! 素敵なひと時をありがとうですの。
[空のティーカップをカウンターに置くと、水筒を下げる。 再び重くなった水筒、その熱を肌に感じる。 店主に軽く会釈をすると、ポケットから重量感のある袋を取り出して、金貨をひとつ、ティーカップソーサーに挟み込む。 もし足りないと言われるようならば、さらに金貨を追加するだろう。 (尤も、足りないどころか、紅茶代としては破格の値段である事はお嬢様は気付いていない。)]
メーはちょっと……、また冒険に出かけますわ!
[店主とのそんなやり取りもそこそこに、ぱたぱたと、忙しなく店の入口に向かう。急に慌ただしくなったお嬢様の様子を見て、ソフィアはどんな表情をするだろうか。 その理由を尋ねられれば、素直に返事はしなくとも、何かしらの面白いリアクションは返ってくるだろうか。]
ソフィア! ――…春になったら素敵な紅茶を飲ませなさい!
[ドアを開ければ、風の勢いは増してきて、思わず目を瞑るけれど。構わない。]
(47) 2013/11/23(Sat) 02時半頃
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[ >>2:157 少年が冬眠の話題に食らいつく。 何か理由があるのだろうが、老人はゆったりとした口調で返事をする。]
龍族は強い生命力を持つ。 眠りはするが、死にはせんよ。安心しなさい。 ほれ、獣人だって冬眠するじゃろう? 龍の冬眠も、生きているからこそなんじゃよ。
[そんなこんなで少年・料理人・老人の奇妙な三人が会話をしていると、店を訪れる神父の姿が。>>2:135 神父の顔は見かけたことはあるものの、それが数ヶ月前か、数年前か、数十年前かまでは仔細に覚えていないバーナバスであった。]
ああ、神父様。よろしければ席にお座りになってくださいな…
[しかし、神父は注文の品物を引き取りに来ただけのようで、長居をする用途で来たわけではなさそうだった。]
(48) 2013/11/23(Sat) 04時半頃
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[手早く作業を進める神父を横目に、バーナバスはポケットを叩く。
―――チャリ。チャリ。
どうやら、手持ちの硬貨で足りそうか。]
あー…コックさん。ご馳走さまでした。 お代金を置いとくよ。
[代金として出した銅貨や銀貨に、今は亡き数代前の人物の肖像が彫られていたことに、店内の人物は気づけただろうか。]
(49) 2013/11/23(Sat) 04時半頃
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-滝の裏の洞窟-
[ねぐらにしていいる洞窟へと戻ってきたパーナバスは、身体を老人のものから老龍へと戻す。 鱗は不揃いになり、瞼は重たそうに閉じたまま、蒼穹を駆け抜けた大翼も骨と皮だけの見かけ倒し。 息をするたびに、ぷしゅー…と鼻息が空気を震わす。 龍の姿に矜持を抱く同胞から見れば、醜く老いさらばえたと言われても仕方のない生き物だった。]
(………キッカケは。)
[ゆるゆるとまどろむ中で、思い出すのはこの途方もない寿命を手に入れたキッカケだ。 龍族は生まれついて長寿の種族である。 それは、神の寵愛とも受け取れる強い生命力からであったり、魔力の強さ、或いはその生命をどのように長引かせるかの方法にも依る。 バーナバスは…かつては漆黒龍のバルナと名乗っていた龍は、己が実に二万七千三百四十九年も生きることになるとは思っても見なかっただろう。その正確な年月さえ本人は記憶していないだろうけれど。]
(50) 2013/11/23(Sat) 04時半頃
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[遥か昔。 バルナという若い龍が、『静嵐』と呼ばれた時代があった。 その男の激情の性格を言い表すかの如く、その渾名は龍族の間で瞬く間に広まった。 普段は陽気に話すバルナだったが、友のこと、己が正しいと信じることを貶されるとき、彼は激しく怒った。 それが、古くに存在した粗暴なミノタウロスの群れであろうと、ちょっとした悪戯好きのバンシーの悪ふざけであろうと、半神半人の存在だろうと、決して怒りの矛先を収めたりはしなかった。 『静の凪の中に渦巻く嵐』……今のバーナバスからは想像もつかない人物像である。]
[そんなバルナも、恋をした。 相手は人間の女性。魔術の魅力にとりつかれた、魔女であった。 龍の血には、人には余る魔力が備わっている。 魔女―――キャロライナは、初めはバルナの血が目当てで近づいてきた。 しかし、二人は惹かれあう。愛し合う。 そして―――当然の如く、別れが訪れる。]
(51) 2013/11/23(Sat) 05時頃
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[龍の寿命は1000年を優に超す。 人間の寿命は100年も満たない。 文字通り桁の違う時の過ごし方に、魔女の身体はあっさりと老いた。 老婆は死ぬ間際に、若々しいバルナの手を握りながら呪いをかける。
―――ずっと、ずっと…生きなさい。 死ぬのなんて、許さない。
たったそれだけで。魔女の呪いは完成した。 『不死の呪い』。 ちっぽけな魔女の術が、龍の魂に刻印されてしまったのだった。]
[老龍に眠りが訪れる。 思い出すのは、永遠を過ごす生命を生きるキッカケだ。 愛の為せた技なのか、老龍は寿命で死ぬこともできずに、いつまでも漫然と日々を生きることしか出来ないでいた。**]
(52) 2013/11/23(Sat) 05時頃
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-村のどこか-
あふぁ…………
[大きな欠伸をひとつして、雪の道を歩く。 雪の量は増し、お嬢様の膝下まで降り積もっていた。 時々埋もれるので少々歩きにくいけれども、歩くのを辞めない。 こんな時、もこもこの羊毛は便利である。 雪を薙ぎ払いながら進める。]
む…………?!
[ウォーレンの工房へ入る小道に差し掛かる手前、歩幅の大きな蹄の足跡を見つけた。顔を少し近づけて確認する。 なんとなく牛蹄に見えるのは気のせいか。冒険の終わりが近い事を示していた。]
…………。
[牛蹄から逃げるように、迂回して歩く。 比較的雪が積もっていない側溝の上を歩くようにして、慎重に歩を進めた。]
(53) 2013/11/23(Sat) 11時半頃
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-ウォーレンの工房-
………え、っと。
[此処に来るのは何時以来か。やはり爺のお使いに付いて行った時以来だろうか。身体を震わせて、雪化粧を払い落す。 冷えた身体は、カンニャムで温める。 秋摘みの薫りが喉元を過ぎれば、少しだけでも身体に熱が戻る。]
ウォーレン。いらっしゃる………?
[恐る恐る声を掛けてみる。 本日の仕事は終えたのか、或いはひと時手を休めているだけなのか、先程まで聞こえてきた金属を打ち鳴らす高い音は聞こえていない。 工房の主は居るのだろうか。 居なければ踵を返すだろうし、他にも客人が居るのならば挨拶を交わすだろう。]
(54) 2013/11/23(Sat) 11時半頃
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-22年前-
[後にエリサ・ブランフォートと呼ばれる――……けれど当時はただの羊の村娘が、野山を駆けていた。 お気に入りのサンザシの花を摘もうとしていたから。 ジリヤに見つかれば、たちまち懲らしめの魔法でも掛けられてしまうかもしれないけれども。そんなのは慣れっこになってしまった。 ふわふわの羊毛が汚れるのも厭わずに、ガッサガッサと枯葉を蹄で蹴り上げ、小枝をバキリと踏み鳴らした。 羊毛が落ち葉塗れになった頃、羊の娘は大きな洞窟を発見した。]
………なぁに?ここ。
[ぽっかりと開いた空洞は何処までも何処までも闇を映しており。 耳を傾ければ、風の音がまるで慟哭にも聞こえてくる。ぶるぶる、と羊毛を震わせるけれど。 同時に、湧き上がるは秘密の場所を見つけたという昂揚感。 小さな探検隊は、洞窟の中へ足を踏み入れた。]
(*6) 2013/11/23(Sat) 12時半頃
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―回想・教会>>2:83 アリス―
[見慣れない姿はこんな所にいるはずの無いお嬢様であるが、何か事情があるのだろうかなんて思ってしまう。]
ん? なんだ、お嬢様じゃねぇか。 どうしたよ、脱走か?
[半ば冗談のつもりで言った言葉であるが、正解であったことを知れば少し苦く笑う事だろう。]
おいおい、良いのかよ。 爺やさん、心配するんじゃねぇの。
[男自身は、少なくとも日常生活と言う面においては不自由を感じたことは無かったから、閉ざされた生活というものは中々想像しがたい。 しかし息の詰まることもあるだろう…とは思う、思うのだが。 ちらりと見やる窓の外は、雪だ。 常ならばともかく、さぞやお屋敷では大騒ぎになっていることだろう…と思ってしまう。]
ほどほどの所で、帰れよ。
(55) 2013/11/23(Sat) 12時半頃
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ふふ。だいはっけーん♪
[謳うようにご機嫌な口調で、跳ねるように中を歩き始める。 中は存外冷えており、歩を進めればふるりと細かく羊毛を震わせた。陽光もここまでは差し込んでおらず、次第に暗くなっていく視界に、不安げに蒼い目は細められた。
やがて。羊は己の蹄で何かを蹴り上げた。]
なに…………?―――きゃああああああッ!!!
[指でその正体を確かめようとしたが、暗くてよく解らない。 ザラザラとした蛇の鱗のような感触、じっと手を添えれば細かくそれが上下している事が解った。――……生きている?! 羊がその事に気付いたのと、龍が目覚めたのはほぼ同時だったか。 唸るような低い声が洞窟内に響けば、羊は悲鳴をあげて尻もちをついた。
やがて翼竜と言葉を交わし、向こうに敵意が無い事が分かれば羊は打って変わって強気に、そして無邪気に次々と疑問を投げかけていった。 何処から来たのか、なんで此処にいるのか、普段は何をしているのか、魔法は使えるのか、炎は吐けるのか………好奇心旺盛な羊は喉が渇くのも厭わずに話し続けた。そして、]
(*7) 2013/11/23(Sat) 12時半頃
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-現在-
――――……寂しくないのですね、良かった。
[>>*5 その返事を聞けば、安心したようにお嬢様はひとつ微笑んだ。 最初こそは恐ろしかった龍の声も、今ではもう平気だ。 優しげな声に、お嬢様の蒼い目は弧を描いた。]
ッ……お母様を知っているの?!
[お母様の事を口に出されれば、驚きの声をあげた。 あの綺麗なお母様にそっくりと言われると、少し照れた。 むふふ、と小さな笑いを零した。…………けれども、]
…………ピーター? ……大丈夫?お元気?
[なんとなく、声が弱まってきているのは気のせいだろうか。]
(*8) 2013/11/23(Sat) 12時半頃
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-回想 教会 ドナルド>>55-
…そうね、爺は今頃大慌てで村中を駆け回っているでしょうね。
[何となしに言ってダージリンを一口。小言は多いけれど優しい爺を困らせているのは、チクリと心が痛む。]
はぁい。そうしまーす。
[片目を瞑ってドナルドに返事をする。少しだけ居心地悪そうに、両足をパタパタと動かした。
そうこうしているうちにチャールズに、墓参りの事を告げられれば、ぽんっと椅子から飛び降りて。教会の裏口へと向かう。]
……ドナルド!貴方も良い冬を。 風邪引かないて下さいねっ。
[別れ際には彼の方を振り向いて、そんな事をひとつ。ツンとした細い声が教会に響いた。**]
(56) 2013/11/23(Sat) 15時頃
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―― 工房 ―― [睨まれたところで、対して怖くはない。>>37]
してにゃいしてにゃい。 子ども扱いなんて。
[おどけたようにソフィアから自分のセリフを繰り返されれば>>38、カップに残ったミルクティーに口をつけた。そうだよ、違うから、と言いながらもその動きはロボットのような、ぎこちないものだっただろうけれど。 ソフィアを見送って>>35、ドナルドが炉に火をいれるなら、その様子を見たりして。 もう少しそこで話していれば再びの来客。>>54ひょっこりと、白いもこもこした毛が見えた。]
(57) 2013/11/23(Sat) 15時頃
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―― 翌朝 教会 ―― [村に来たのは青年の方が後だけれど、年が上だからか、にいちゃん、と呼んでくれるトニーのことを、青年は勝手に弟分のように思っていた。 からかったり、カルヴィンとトニーの間に混じって一緒に遊んだり。]
服?あるある、こっちー!
[この寒さだ、暖かい服がたくさんいるだろう。 教会の奥にある、小さな自室の方へと案内しながら、トニーの言葉を聞けば不意に歩みを止めた。]
そっか……、トニーも村出るんだ。
[大半の人は、そうなのだ。 足元を見詰め、頷いて。 部屋の中へと入れば、もう着なくなった服の中で、擦り切れたりしていない、なるべく綺麗なものを選んでいく。]
(58) 2013/11/23(Sat) 15時半頃
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[青年自身の服も、人から譲ってもらったりだとか、そういうものも多い。 ズボンは大半、尻尾を通すための穴があいてしまっているのであげることはできないけれど、上の服をどっさりと手近にあった袋にいれて、トニーの腕に持たせた。]
結構雪、積もってきてるし。 こんぐらいあったら寒くにゃいかな!
[暖かいお気に入りのマフラーを一つ。 その一番上に乗せた。]
重いかにゃ。 こけたりしないかちょっと心配ー。
[勝手に年長ぶって、そんなことを言いつつ。]
すぐ、発つの?
(59) 2013/11/23(Sat) 15時半頃
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…………あらっ!
[>>54 見慣れた黒猫を見かけたので。入口に積もってある雪玉を軽く掬い、挨拶代わりに投げつけた。]
…………こんなところにいたのねっ。
[ふるっ、と羊毛を揺らして。ほんのりと頬は赤くなる。]
(60) 2013/11/23(Sat) 15時半頃
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[白い羊毛は、普段よりも一層とふかふかして見える。]
あれ?ア……
[少女の名前を呼ぼうとした途端。襲い来る白い塊を顔面で受ける。]
にゃ!? つめたっ!何すんのさアリス!!
[ふるふると顔を振って雪を落とす。 工房が濡れてはウォーレンに怒られるかもしれない。]
(61) 2013/11/23(Sat) 15時半頃
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わっ、 ご、ごめんウォーレン床ちょっと濡れちゃった!
[落としてしまったのは自分だけれど。 雪を手で掬いあげて外にはらった。]
アリス、久しぶりの挨拶がひどいにゃ。 ……少し見ないあいだにもこもこになってる。
[目を細めて笑い。 そして、お嬢様の周りにいつもいるはずの付き人がいないことに気付くと、首をかしげた。]
あれ?アリス一人?爺さんは?
(62) 2013/11/23(Sat) 16時頃
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ふんっ!
[ピンク色の鼻を小さく鳴らす。カツカツと工房の床を鳴らしながら、お嬢様は中に入って黒猫を見上げた。]
……お元気そうで何よりですわ。 む……そうね、ブラッシングが大変になっていますわ…
[羊毛を指に絡ませる。枝毛を見つければ、気付かれないようにピッと千切る。 爺の話をされれば、もう何度目かわからない脱走劇を、慣れた口調で答える。]
……という訳ですの! なので別に……、たまたまですわ、ここに来たのは。
(63) 2013/11/23(Sat) 16時頃
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あの塀乗り越えた!? アリスが?ほぁー!すごいにゃ!
[ひとしきり感心する。 屋敷の人に黙ってでてきたのであれば、今頃きっと心配しているのではないだろうか。 そんなことを思う、けれど。]
そっかー。 俺もちょうど 会いに行こうと思ってたとこだったんだー。 アリスに用事があったから、
[ソフィアもいないし、ちょうどいいとばかりに見上げてくる少女に微笑みかける。]
(64) 2013/11/23(Sat) 16時半頃
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……ふっふっふ! クシャミに出来て、メーに出来ない事なんて有りませんのよ!
[どや。と言わんばかりの顔である。羊毛に包まれた腕を組む。]
………用事、ですか??
[蒼い目は不思議そうに首を傾げる。なんだろうか。]
雪合戦でもするのかしら。 メーが“特別”にお付き合いしても良くってよ。
[じっ、と蒼い双眸は見据える。ニヤリと口角を上げて、黒猫を挑発する。]
(65) 2013/11/23(Sat) 16時半頃
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[一旦ソフィアが家に戻ると席をたった。 それを見送ると冬の間の仕事の依頼品を片付けながら、ドナルドと何か言葉を交わしただろう。 不意にドアをノックする音。 今日はよく人が来る。]
――あいとるよ…ああ、あんたか。
[ブランフォート家の爺やさんだった。 ドアの前でおろおろとした様子で何事かをウォーレンに伝え。]
もう冬前に頼まれてるもんは昨日渡したが――え? ――いや、こっちにゃいないが。
[冬眠前に屋敷から脱走したお嬢様を必死に探しているのだろうか、心当たりがないことを伝えればややがっくりとした様子で足早に去っていく。 あの様子では相当に探し回っているのだろう。 爺やさんには少し同情しつつも、おてんば娘の脱走については心の内でクスリと笑う。 彼女にとっては2度目の冬だが、確か前はまだほんの赤ん坊だったはず。恐らく物珍しくてたまらないのだろうということは想像できた。]
(66) 2013/11/23(Sat) 17時頃
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[その少しあと、またドアの向こうから、今度は鈴を鳴らすような声がした。]
開いとるよ――。
[軽く声をかければ、ふわりとした羊毛が覗き、近寄るクシャミには雪玉が。]
(67) 2013/11/23(Sat) 17時頃
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こら――!!
[子供の悪戯に大き目の声がでた。 ただの雪玉、当たったところでぬれるだけだから大したことはない。
だがここは工房だ。もしそれでよろけて転んだら、色んな道具にぶつかって怪我をするかもしれない。 怒っているわけではないが、やってはいけないことに対しては毅然と叱る。 もし反省したようなら、そのまま何も言わずに中に入ることは止めはしない。
最初は多少シュンとしていたかもしれないが自慢げに脱走劇について語る彼女を見れば、先ほどの悲痛な表情の爺やさんを思い出して、やれやれと苦笑いするのだった。]
(68) 2013/11/23(Sat) 17時頃
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― ピエールの店 ―
ピエール!腹減ったー!
[バタン、とドアを勢い良く開けてカルヴィンは店に上がり込む。 肩や頭に乗った雪を、ぷるぷると子犬のように首を振って払った]
うおー。寒い寒い。
[びゅおう、と刺すような冷たい風が店内に入り込むと慌ててその扉を閉める]
なにか温かいものを頼むよ。 今日はちゃんとお金持ってきてるからな。
[ぴょんぴょんジャンプすると、ポケットの中の錆びた小銭が鈍い音を立てた]
(69) 2013/11/23(Sat) 18時頃
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……ひゃっ!!
[>>68 怒声が工房に響いて思わず首を竦める。羊毛がごわごわと逆立つ。ドワーフならではの深みのある声に子羊は震え上がる。]
………ごめんなさい…。
[小さくお辞儀をして上目遣いにウォーレンを見上げた。]
もしかして、爺、ここに来ました??
[>>53 先程見た牛蹄を思い出しながら、ふるると尋ねる。]
(70) 2013/11/23(Sat) 18時頃
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―朝・教会― [>>58クシャミが迎え入れてくれたのでそれに従って教会の奥へと歩を進める。 暖房の効いた室内が、まるで天国のようだ。]
サンキュー。こんだけあれば十分だよ。 …大丈夫だって!
[クシャミが持たせてくれた服は予想以上の量だ。 こけたりしないかと心配する彼には見栄を張ったが、何もなくとも何度も転びそうになった道、果たして無事戻れるだろうか。] >>59 うん、そうしようかなって。 一日でこんなに積もってんだ。 もたもたしてたら出られなくなりそうだからさ。
[すぐ発つのかとの問いにそう答え、]
にいちゃんはどうするの? 獣人だから、やっぱ冬眠?
[龍族や獣人は冬眠するという、昨日仕入れたばかりの知識をもとに、クシャミに訊ねた。]
(71) 2013/11/23(Sat) 18時頃
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[ここに入り浸っている時には聞かなかったような、ウォーレンの大きな声。>>66 尻尾をしゅんと項垂らせ、慌てて謝罪を述べたのだった。>>62
大脱走劇で、自慢気な様子のアリスにくすくすと笑いがこぼれおちた。>>65 猫の獣人である青年は、屋敷の傍に生える木に登ったり、ジャンプしていつもあの壁を乗り越えているけれど、彼女には一苦労だっただろう。 その様子を少し想像して。 用事があると言えば、彼女の蒼い瞳は静かに揺れた。]
雪合戦! うん、それもしたかった! しよっか?
[挑戦的に見上げてくる蒼。 青年はアリスと鏡合わせのように、ニヤリと口端をあげた。]
(72) 2013/11/23(Sat) 18時半頃
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―回想・食堂― >>48 …そっか。 冬が終われば、また会えるんだね。 よかった。
[一瞬、眠りについたカルヴィンがそのまま死んでしまうのではないかとどきりとしたが、老人の返答に安堵する。 そのうちに、チャールズがやってきたのでそのまま会話を中断させた。 チャールズとトニーのやり取りに、ピエールも入ってきた>>20ので、]
うん。長い間過ごせるだけの蓄えはないし、村の外も見てみたいし。
…永眠なんてよく言うよ! 殺しても死ななそうなくせに。
[ケラケラと笑いながら、そう言ってやる。 冗談に冗談で返したのもあるが、いつも大きな声で店を切り盛りしているピエールと「永眠」という言葉は、どう考えても結びつかなかった。]
(73) 2013/11/23(Sat) 18時半頃
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[やがて、チャールズやバーナバスが出ていった>>49ので、見送るように外に目をやれば、日が暮れかかっていた。 少し長居し過ぎたかもしれない。]
んじゃ、オレもそろそろ帰るね。 ごちそうさま!**
(74) 2013/11/23(Sat) 18時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2013/11/23(Sat) 18時半頃
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―― 翌朝 教会 ――
俺もでかけるとこだったし、一緒に行くー。
[大丈夫だ、と言う前の少しの間。>>71 袋にいれていた荷物を、貸して、といって、二つにわけた。一つをトニーに渡して、一つを自分で持つ。]
よし、これで半分こ。 そうだにゃー、こんだけ積もってたら、 あっという間に出られなくなりそう。
[窓の外を見ながら、頷いた。朝方は雲の切れ間も見えていたけれど、今はまた空は雲に覆われ、雪がしんしんと振りつづている。]
うん、俺は冬眠することにした。
[昨日までは、そう答える声に不安や躊躇いのようなものが入り混じっていたけれど。今はそんな様子は全くない。]
(75) 2013/11/23(Sat) 19時頃
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動けなくなる前に、準備するつもり。
[日照時間が短くなってくるのと対象的に、日に日に睡眠時間が長くなってきている。 寝床を変えるのも、急がなくてはならないだろう。 チャールズがいたなら、トニーに、昨日ピエールからもらっていた焼き菓子を数個、渡したかもしれない。 いなかったなら、青年がトニーに渡しただろう。**]
(76) 2013/11/23(Sat) 19時頃
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[まどろむ直前、ピーターから『カルヴィン』のことを聞く。>>*2 しかし、この寒さ迫る夕刻に外へ出るのは、龍族にとっては大変危険を伴う行為だ。 老人のように特別な準備でもなければ―――だが。]
ああ…すまないが、今日はもう遅い。 ピーター殿、カルヴィン少年には明日の朝に出直すように言ってもらえないだろうか。 お詫びに朝食にパンとスープを奢ってあげよう。とね
[だけどお爺ちゃん貴方のもってる硬貨は数百年単位で現代とずれているのです。 そんなお叱りを受けそうな誘いだったが、はたしてピーターには聞こえていだろうか。]
(*9) 2013/11/23(Sat) 20時頃
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場所は…そうだな、今日美味しいスープをいただいたお店がいい。 ピエールというコックさんがやっているお店だ。伝言を頼むよ。
[そうして、老人はゆるゆると意識の船を夢の海原へとこぎ出させる。]
(*10) 2013/11/23(Sat) 20時頃
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[チャールズの注文で動き回ったあとだっただろうか、老齢の客…バーナバスも重い腰を上げ小銭を置いた>>3:49。
もともと客の善意で成り立っているような店だ。値段もあってないようなもので足りなくても特に声を荒げない。 食事を作ることも提供することも好きだが、商売はそこまで上手ではない。
手綱を引くのは妻の仕事だが、その妻もいなければ緩んでしまうのも至極当然な流れだった。
一応確認とお見送りのためにコインの近くに寄ると、色は確かに合っているが見覚えのない肖像のものもあった。]
お客さん…あーバーナバスさん、またのお越しをお待ちしてますよ!ご老体に鞭打たずに気ぃ付けてくださいよ!
[古いコインというのは年寄りがよくもっているものだ、くらいにしか思わなかったピエールは特に気にせず売り上げの箱にしまってその老齢の客を見送った。]
(77) 2013/11/23(Sat) 21時半頃
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ふふっ……!言いましたわねっ。
[>>72 『それも』?と少しだけ首を捻ったけれど。雪合戦の誘いにクシャミが乗れば嬉しそうに答える。それっ!と工房から出る。目の前の雪玉を掴めば。]
………、くらえッ!!
[ふわふわの羊毛の腕を大きく振るって、投げる。当たれば楽しそうに手を叩くだろう。]
(78) 2013/11/23(Sat) 21時半頃
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[こどもや持ち帰り用にマドレーヌとフィナンシェを焼いていると扉をかなり勢い良く開ける音が聞こえたので驚いて扉を見ると、またしても小さいお客の姿が>>3:69。
この声とこの扉の開け方をする奴は一人しか知らない。思いっきりしかめっ面をした後ケラケラと笑って出迎える。]
おい!扉は優しく扱えって何度も言ってるだろうが!!壊れてすきま風吹き込んでも知らねえぞ!おう、よく来たな。暖炉の前であったまっとけよ。なんなら毛布もかぶっとけ。 …スープはお任せでよかったな?好きなのあればそれにするが。 つーか金はガキからは取るつもりねえ、が、まあカルヴィンならいいか。
[オーブンにパンを入れ、スープを暖め始める。]
(79) 2013/11/23(Sat) 21時半頃
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がっはっは!バレたか簡単には死ねねえわ!村のガキどもにもっともっと食わせてやりてからなぁ。まあ冬が明けたらまた来いよ。
トニーいってこい!よし餞別だ、持ってけ。
[いつ行くか分からないがトニー>>3:73>>3:74を見送る。パンとジンジャークッキー、干した果物の入った日持ちのする焼き菓子を紙袋に入れて渡した。村を出るのに少しの足しになればいい。]
(80) 2013/11/23(Sat) 21時半頃
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朝食にパン、スープ……。
[オセローの誘い>>*9に、ゴクリと喉を鳴らす。 もしも“カルヴィン”だったら、「ありがとな、じーさん!」とはしゃいでいるところであろうが。 ピーターはオホン、と威厳を保つように咳払いをして]
う、うむ。相分かった。 そのようにカルヴィンという少年には伝えよう。
[すでに頭の中は、温かいパンとスープでいっぱいだった]
(*11) 2013/11/23(Sat) 22時頃
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[>>69ジャリジャリと音を鳴らす小銭に、ピエールは怪訝な顔をしたかもしれない。 カルヴィンは付け足すように]
大丈夫だよ。お金足りるって。 それに今日はパトロンがいるし。
[にひひ、と不敵に笑ってみせる]
あれ。バーナバスのじーさん、来てない? 今日は朝食を奢ってもらう予定なんだけどなー。
[言いつつ、カウンター席に座った]
(81) 2013/11/23(Sat) 22時頃
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『金はガキからは取るつもりねえ』>>79
[ピエールの言葉にカルヴィンは、きししと笑って]
ガキかあ……うん。確かにガキだ。 そうだなあ。カボチャのスープ、あるかな。 甘くて好きなんだ。
[ガキ、という語感を噛みしめるように繰り返す。 子供扱いされることが嬉しくてたまらない。]
うーん。良い香り。
[厨房から漂ってくる香りが鼻腔をくすぐる。 子供らしく目をキラキラ輝かせて、まだかまだかとスプーンを手に握った]
(82) 2013/11/23(Sat) 22時半頃
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え、ああ、うん。ってちょっとお金!? これ多い!
[急にパタパタと出て行くアリスの様子に、母娘が顔を見合わせます。カップソーサーに挟まれた金貨に気が付いてあわてて外に出てみるも、すでにどこかにかけて行ってしまったようでした。]
……どーしたんだろう? ホームシック……ではないよね。
[冒険に戻るようなことを言っていました。話の流れからして……クシャミに会いに行ったのでしょうか。]
……あ、いけないジリヤさん待たせちゃう! おかあさん! 今日は夕飯いらないから!
[店の中に声をかけると、奥からはいはい、と返事が聞こえます。再び防寒セットを着こむと雪の中をあるいていきます**]
(83) 2013/11/23(Sat) 23時頃
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お、カボチャのスープな。あるぜ!お前に飲まれてぇ飲まれてぇって鍋から騒いでるのが聞こえるか?
…なーんてな。詩人ぶってみたものの俺がするとただのおちゃらけだったわ。似合わねえことするもんじゃねえ。
[喋りながらも鼻はパンの焼き具合をチェックしている。目はスープから離さない。鍋のあちこちでぷくぷくと気泡が立ち始める。
カボチャのスープを器によそい、上にとっておきのクルトンとパンプキンシードを細かく刻んだものをそっと載せた。
オマケを何にしようかなとあれやこれやと考えるのは楽しい。さっき作ったレモンピール入りのマドレーヌでもいいが、こんな寒い日だからやっぱりスープにしよう。ふとニンマリ笑いマグカップによそう。パンを取り出したらカルヴィンの待つ>>82机に早足で向かった。]
おまたせ。カボチャのポタージュとオマケにコーンポタージュでおこちゃまセット、だ!パンはおかわり自由な、足りなくなったら言ってくれ。
[ニヤリと笑いながら、静かに置いていく。子供扱いを喜ぶ彼だからあえてこども扱いにする。]
(84) 2013/11/23(Sat) 23時頃
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-4年前-
『>>1:54 奥様が亡くなられて1年近く。 お父様も爺も、そしてお嬢様も少しずつその傷は癒えてきた頃ではありましたけれども。お嬢様は時折空をぼんやり見上げては、雲を目で追いかけておられました。あの空の何処かにお母様が居る、という爺の言葉を信じて。
……お嬢様、そろそろ冷えますから。中に入られてはいかがでしょうか。 そんな爺の言葉には、ふるると首を横に振って。 奥様の好きだったサンザシの花の傍で何やら物思いにふけていらっしゃいました。あれほどお転婆だったお嬢様の後ろ姿も、なんだかやたらと小さく見えました。』
(85) 2013/11/23(Sat) 23時半頃
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――……誰?
『ふいに後ろからガサガサと茂みを掻き分ける大きな音。 不思議そうに、お嬢様の蒼い瞳は物音の主を探そうと振り向きました。
……そこには、枝葉塗れの少年達の姿が。 一人は金髪に上品そうな焦げ茶色の瞳をした小生意気そうな少年。 もう一人は褐色の髪に円らな煤竹色の瞳をした、少し落ち着いた少年。
村の子供達でしょうか。突如現れた小さな乱入者に、恐怖や混乱よりも先に好奇心が湧いてきました。』
貴方達。ここが何処だかお解り? かのブランフォート家の御庭ですわよ。 その汚い恰好でお入りになるなんて。不届き者ねっ!
『そんなお嬢様の言葉とは裏腹に、口元は楽しげに弧を描いていました。長らく見ていなかったお嬢様の笑顔でした。』
(86) 2013/11/23(Sat) 23時半頃
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[>>78頷いたアリスと、連れ立って外にでる。しゃがみこみ雪を集めていたら、アリスが先に投げつけてきた雪玉が見事に頭に命中した。]
わっ! もー、やったなぁ!?
[ぷるぷる頭をふると、手を叩いて喜んでいるアリスに目掛け、雪を投げた。少し力は加減して、緩くカーブを描いたそれは当たったろうか。]
(87) 2013/11/23(Sat) 23時半頃
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―回想・工房>>2:120 ウォーレン―
[珍しく賑わう工房に、爺さんも思う所があるようだ。 何やら遠い目をしている気もするが、わざわざ触れることでもないのだろうと思えば、敢えて気づかぬそぶりである。]
おう、頼むわ。
[紅茶は先ほどいただいたところではあるが、温かい飲み物はそれだけで歓迎すべきものである。 男はありがたく頂戴することにした。 言われたとおり、適当な場所へと腰を落ち着けると、辺りの面々をぐるりと見回した。 そこにはおそらく、ジリヤとソフィアはいたことだろう。 クシャミもいたかもしれない。]
あぁ、そうそう。 爺さん、頼みたいことがあったんだ。
[爺さんが紅茶を手に戻ってくれば、そう、口火を切ったことだろう。]
(88) 2013/11/23(Sat) 23時半頃
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[しかしもし、それ以前に爺さんかあるいはドリュアスの女性から話を振られれば、工房の種火についての話を先にしたことだろう。 とは言っても、男がするのは火種を提供するだけだ。
人差し指を唇の前に立て、その先にふっと軽く息を吹きかける。 そうすれば、指先に紅い炎がちらちらと揺れるのだった。
男の吐く炎は、男がその気になればいつまででも燃やし続けることができるが、それはそれで面倒である、早々にジリヤに押し付けて始末を任せたことだろう。 彼女ならきっと間違いなく処理をしてくれるのだろうから。]
(89) 2013/11/23(Sat) 23時半頃
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-翌朝・滝の裏の洞窟-
[人型へと姿を変え、洞窟を出る。 腹に巻いた腹巻きは、東方の国で古くに友好を交わした炎の魔力を持つ者の加護を貰っている。 髪の毛を編みこんでいるのだが、術者が死んだ今魔力を入れなければ稼働しない術式だった。 この腹巻きのお陰で冬の入り口、多少の寒さには耐えられるものの、老龍も本格的な冬入りには冬眠をするのだった。]
ふむ、ゆくかのぉ…
[小汚いジャケットを羽織り、村へと足を向ける。 もうずっと昔から何度も通った道を、今日もまた一歩進むのだった。]
(90) 2013/11/23(Sat) 23時半頃
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おこちゃま、セット……!!
[ぱああ、と顔を輝かせて目の前に出された料理を見る。 上目遣いに「食べていいの?いいの?」とピエールを見上げて、ニヤリと笑う彼の表情>>84を肯定と受け取ると]
いっただきまーす!
[礼儀正しく手を合わせたのは一瞬のこと。 お行儀の悪い食べ方で、あっという間にかぼちゃスープを飲みほしてしまう。 丁寧に裏ごしされたされたカボチャが、優しい舌触り。贅沢に生クリームをたっぷり使っているのだろう。ふわりとした甘さが、口の中に広がった]
おいしい……!!
[子供はお世辞なんか言わないのだ。 だから口から漏れたそれは、カルヴィンの心からの賛辞]
(91) 2013/11/23(Sat) 23時半頃
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[そうそう当たってばかりもいられないと、軽快に跳ねて、アリスの雪玉を避けてみたり。少し大きめに作ってみた雪玉は届く前にすぐに地面に落ちて真っ二つに割れてしまい、アリスと二人、顔を見合わせて笑った。 しばらく雪玉の押収を繰り広げれば、青年の黒い毛並みにも、彼女の白くまとっていた羊毛にも雪の欠片がちらついた。]
へぶっ!
[こちらに飛んできた雪玉を避けようとしていれば、雪に足をとられ派手に転ぶ。]
あはははは!あー…、転んだー。
[笑いながらも、慌ててポケットに手を突っ込む。 落としてしまっては元もこもない。]
(92) 2013/11/24(Sun) 00時頃
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[起き上がれば、両手を顔の位置まであげてみせる。]
参った、降参ー。
[ひらひらと手を振り。 アリスの方へ近寄って、彼女の羊毛や服についた雪をはたいてやる。]
あのさ……、 アリスは冬、どう過ごすの? 俺は…、冬眠、することにして。 もう塒も、見つけてあるんだけど……。
[そんな話を切り出した。*]
(93) 2013/11/24(Sun) 00時頃
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[>>*8大丈夫、というチェシャの心配そうな声に苦笑する。 まさか彼女にも指摘されるとは思わなかった。 もうそこまで魔力が消耗しているのだろう]
――今日は心配されてばかりだな。
[思わず小さな呟きが漏れる。 村の皆の優しさが、温かい]
我も、冬眠の時が近いのだ。心配はない。 チェシャの母上とは――そう、友人だ。
[敢えて過去形にはしなかった]
(*12) 2013/11/24(Sun) 00時頃
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ふふふ!やった!当たりましたわ! クシャミの、のろまさんーっ。
……きゃ! む〜〜〜〜〜〜、やりましたわね!!!!
[>>87 手を叩いて笑っていると、肩の辺りにぼふんと雪玉が当たった。 痛くは無かったけれども、雪の欠片が顔に細かく当たる。 ぷ、と頬を膨らませると、わしゃわしゃと膝下まできている雪を蹴り上げて、クシャミの近くまで来る。 至近距離までくれば、彼を見上げる。……こんなに背が高かっただろうか? 昔は、もっと背丈に差がなかったように思うのだけれど。]
……えいっ!
[気持ちを悟られまいと、手元の雪を、乱暴に掻き上げて粉雪を傍の猫にかけてみたり。もはや雪玉にすらなっていない。渾身の一撃!と大きく作った雪玉は、すぐに二つに砕ける事を学んだり。 雪塗れの顔で、時折二人で目を見合わせて笑う。 その笑顔も息を切らして、不器用に。]
(94) 2013/11/24(Sun) 00時頃
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- ピエールのお店 -
[昨日に引き続いて、また店を訪れる。]
お邪魔しますじゃ…
[先客が乱暴に扉を開いたとは知らず、ゆっくりと扉を開く。 その途中で扉が軋んだのは、気のせいだろうか。]
おぉー、カルヴィンや…遅くなってすまんの…
[店内に待ち合わせ相手を見つけ、帽子を脱いで破顔する。 美味しそうにカボチャスープを飲む姿は、どこからどう見ても少年のままだった。]
すみませーん…私にも一つ、スープを貰えますかな?
[カルヴィンと同じ卓に座り、ピエール店主へ注文を頼む。 食事が届けば、バーナバスもゆっくりと食事を始めるだろう。]
(95) 2013/11/24(Sun) 00時頃
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ぷ!………子供なんだから。
[>>92 やれやれと大人ぶった小さなレディはスカートを捲し上げる事も忘れて、雪の中、転んだクシャミに近づく。 >>93 そうこうしていると、クシャミに問われる。冬の過ごし方。蒼い目は静かに揺れた。]
メーは……お父様と爺と一緒に、屋敷で冬眠するわっ。 そろそろ爺が迎えに来ると思いますわ………ふぁぁ……
[欠伸をひとつして、そんな事を答える。 黒猫の過ごし方を聞かされれば、足元の乱された雪を見ながら、ぽつりと呟く。]
……そうですか、もう塒を……。 良かったじゃないですか。お子様のくせに。 ……よく見つけられましたわね。 お困りじゃないかと。少し心配していましたのよ。 ………何なら、”特別に”屋敷のベッドでもお貸ししようかと思っていましたけれど。……不要ですわね。
[蹄の先で、雪の塊を踏みつぶした。]
(96) 2013/11/24(Sun) 00時頃
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ははっ。うまそうに食うなぁ。 つーか一瞬で無くなっちまったけどそんな腹空かせてたのか? まあ寒いから熱を作るには食うしかねえ!たーんと食え。 お、そうだ。レモンピール入りのマドレーヌとドライフルーツ入りのパウンドケーキどっちがいい?どっちもでもいいけどな。
かぼちゃのポタージュはなあ、俺のバアさんの味に近づけたらうまくできてるってことだと思ってんだ。ジイさんもバアさんのスープに惚れ込んでた。料理の腕はジイさんのがうまかったけどな。
[一瞬で器が空になった>>91のに既視感を覚えたのでおかわりをよそいに行こうとする。きっとオマケだけじゃ足りないだろう。
ピエールはかぼちゃのポタージュを作るときは過去に縛られる。だから今出来る最高においしいものを作る気持ちで臨んでいる。決して重苦しい縛りではないからこそ越えたい壁だ。]
(97) 2013/11/24(Sun) 00時頃
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― 4年前 ―
『……お嬢様、そろそろ冷えますから』>>85
[隠れていた茂みのすぐ背後から、男の声がする。 カルヴィンに戦慄が走った。思ったよりも近い]
やべっ。もっと頭を下げろ、トニー。
[トニーの耳元でそっと囁く。 ブランフォート家の庭園に忍びこんでやろうと提案したのは自分だった。まさかそれが、こんなスパイごっこになろうとは]
『――……誰?』>>86
[アリスの声に、カルヴィンは諦念してため息をつく。茂みから渋々と這い出た]
あー。見つかっちま、った――
[呆けたように、アリスの顔を見た。本当に似ていた。あの子に]
(98) 2013/11/24(Sun) 00時半頃
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[ぐるぐると昔の思い出が頭をよぎったが]
『その汚い恰好でお入りになるなんて。不届き者ねっ!』>>86
[アリスの声に思考を中断され、すぐさまカルヴィンは子供らしく頬を膨らました]
汚くなんかねーし! ちゃ、ちゃんと風呂には入ってるし!
[ピントのズレた答えを返す]
(99) 2013/11/24(Sun) 00時半頃
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そっか……友人だったのね。
[>>*12 雪遊びの最中、ピーターの優しげな声が聞こえれば穏やかに微笑んだ。ピーターやオセローともこんな風に遊びたいなと思いながら、]
メーも………友達ですよね? ピーターとオセローは、メーの友達ですよね?
[はらり、とひとつ雪粒が鼻先にかかる。 祈るような囁き声は、二人には届いただろうか。
されど、ぼんやりと……声が遠くなっていく。 頭に霞がうっすらとかかっている気がする。眠りの時がすぐそこまでに近づいていた。]
(*13) 2013/11/24(Sun) 00時半頃
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[カルヴィンと談笑しているとそろりと扉が開く>>95。同じ匂いがふわと漂ったので昨日の老齢の客な気がした。 匂いというより気配と言った方が近いのかもしれない。 入ってすぐに交わされた会話にバーナバスとカルヴィンが親しげで不思議に思いながら。]
おお!えーとバーナバス…さんいらっしゃい。お前さんらは知り合いなんだなァ…。
昨日はジャガイモとミネストローネ食ってったよな!今日はなんにする?カボチャとコーンも増えたぞ。キノコもある。んまあ、順当にキノコとカボチャにするぜ。ちーと待ってくれよな。
[キノコの鍋に火をつけパンをオーブンに放り込む。今日は最初から年寄り専用の柔らかなパンだ。]
(100) 2013/11/24(Sun) 00時半頃
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ああ。もちろんだとも。友達だ。
[チェシャの問い>>*13に、ピーターは深く頷く。 “カルヴィン”ではない自分も友人として受け入れてくれたチェシャの言葉が、ひどく嬉しくて]
――ありがとう。チェシャ。
[“カルヴィン”では恥ずかしくて言えないことも、今なら正直に言えた。たまには大人も便利だな、と思う。 眠りにつこうとする彼女に、その感謝の言葉は届いただろうか。 春に会う時は。ピーターとカルヴィン、どちらが先になるだろう。 想いを馳せながら]
(*14) 2013/11/24(Sun) 00時半頃
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[>>94近づいてきたアリスを不思議そうに見ていれば、水をかけるように、巻き上げられた粉雪。両手のガードも容易くすり抜け、顔に降りかかる。 そうして、笑い合って。]
うん。そっか。 はは、眠そー。
[>>96欠伸をする彼女にゆるく微笑む。 きっと彼女にとっては、今日は大冒険だったろう。その肩や頭をぽふぽふと払いながら、出会った時から変わらない、空を写したような蒼い眼を見つめ。]
特別に? へへっ、嬉しー。ありがとう。 でも、……うん。俺は、大丈夫だよ。
[少し赤く染まる頬でそう答える。まだ舌っ足らずだった口調は、今ではすっかり立派なレディのそれが身についていて。鈴のような声で、心配していたのだと聞かされれば、ほんのりと、暖かい気持ちになる。あの時の恩は、まだちっとも返せていないのだ。これ以上迷惑はかけられない。]
(101) 2013/11/24(Sun) 00時半頃
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バーナバスのじいさん、遅いってー。
[>>95隣に座ったバーナバスにぶーぶーと口を尖らせる。 今のカルヴィンは子供だから、目の前の老龍に対しても礼儀を欠いた行動だって取る。 ピエールに知り合いなんだな>>100と言われると、キョトンとして]
んーまー。近所のじいさんなんだ。 お世話になってる、っていうか。
[嘘は吐いていない。ねぐらの洞窟は近所にある。 おかわりのポタージュをごくごくと飲みながら>>97]
マドレーヌもパウンドケーキもどっちも食べたい!
[子供らしくピエールに我儘を言ってみる]
(102) 2013/11/24(Sun) 00時半頃
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うん。俺は、大丈夫、で。 だから、これ。あげる。
[そう言って、ポケットから先程できたばかりのチャームを取り出して、彼女に差し出す。]
作ったんだ。 俺が寝てる間。 アリスを守ってくれますよーにって。
[硬貨ほどの大きさの、丸い真鍮製のチャーム。 猫のモチーフが描かれている。アリスのは羊にしようかと、迷った末に、そちらにしたのだけど。 いざあげるとなると、やはり恥ずかしい。]
(103) 2013/11/24(Sun) 00時半頃
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……あれ? アリスだ。
[のそのそ、雪に足を取られながらジリヤとの約束を果たそうと工房まで戻ってきたところで、先ほど別れたばかりの少女の姿をみとめます。真っ白な景色の中で同じくらいの真っ白が、真っ黒と一緒に真っ白を投げ合っていました。真っ黒も真っ白を頭に被ったり、大体真っ白でした。] やっぱりクシャの事探してたんだね……。 おー……
[おーい、と声をかけようとしましたが。アリスの紅潮した頬の色を見て、はしゃぐ二人の真っ白を見ていましたが。]
……むぅ。
[何となく声もかけづらくて、木の陰に隠れる女の子でした。]**
(104) 2013/11/24(Sun) 01時頃
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…………。
[>>101 俯いたままクシャミに撫でられるが儘になっていた。 なんとなく顔を上げる気になれなかった。 ――…けれども、]
…………ま、あ………。
[>>103 予想だにしなかった贈り物に言葉を失った。 真鍮独特の艶めいた金色が美しい。 細い指で表面をなぞると、僅かな凹凸。それは猫の形をしていて。 かざしてクシャミと比べて眺める。 なんとなく、真鍮製の猫も彼のように、はにかんだ笑顔をしているような気がする。]
………し、仕方ありませんわね…… う、受け取って差し上げますわ。光栄に思いなさい!
[蒼い目は、ほんのりと水を張っていた。 長い睫を瞬かせて、それを払い落とす。――…そして、]
(105) 2013/11/24(Sun) 01時頃
|
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――…ありがとう。
[一言、それだけぶっきらぼうに小さく囁くと。 背を伸ばして、彼の頬に軽く口付けを落とした。 白い頬は、こんなに寒いのにひどく紅潮していた。]
(106) 2013/11/24(Sun) 01時頃
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『随分色んなところを駆け廻りました。もうへとへとです。 >>66 物知りなウォーレンに尋ねてみましたけれど、無駄足でした。 ジリヤのお店に出かけてみたり、はたまた山の裏手にある洞窟まで足を運んでみたり。 足が棒のようになったころ、ソフィアのお店から伸びるV字型の足跡を見つけました。足跡を自分の足で消さないように慎重に追うと、それはウォーレンの工房に続いていました。なんと、入れ違いだったのでしょうか。 慌てて工房へ続く小道へ入ると、――…お嬢様の姿が! 雪塗れになって、誰かと話していました。 ひょろりとした黒猫は、紛れも無く7年前に爺とお嬢様が助けた青年。 何やら、お嬢様がいつもより晴れやかに見えるのは気のせいでしょうか。
……お嬢様! 大きな声で叫ぶと、お嬢様はハッとして振り返りました。 そして爺の姿を見とめると、シュンと耳を垂らしました。』
(107) 2013/11/24(Sun) 01時頃
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ごめんなさい……爺。探していらしたのよね………、
『流石のお嬢様も罰が悪いのか、いつものように気丈な姿勢ではありませんでした。不安げに蒼い瞳が爺を見上げております。 名残惜しげに、クシャミから身を離すと。ゆるゆると爺の後ろに回り込んでいます。
……帰りますよ。 驚かせないように、優しげな声でそれだけ言うと、お嬢様の背中を軽く押して雪の小道を歩き始めました。クシャミが何かしら爺に話しかければ、挨拶の一つでも交わし、お嬢様と遊んでくれた事の御礼を告げたでしょう。 黒猫からだいぶ離れたところまで歩いた後、お嬢様は思い立ったかのようにくるっと振り返り。大声で、』
(108) 2013/11/24(Sun) 01時頃
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―――……クシャミ!! 春になったら―――…お花見に行くわよ!! 付き合いなさいっ!!
『それだけ言うと、早足で屋敷へと再び歩き始めるのでした。 爺は慌ててお嬢様の後を追いかけます。 途中、お嬢様が髪飾りを欲しがれば、ジリヤの店で何かしらを買い与えたでしょうか。村の悪ガキとすれ違えば、雪合戦の第二ラウンドが始まったかもしれません。
――……そして、屋敷に戻れば、』
……また春には皆様に会えますわよね。
『そう言って、アリス・ブランフォートは冬の眠りにつくのでした。**』
(109) 2013/11/24(Sun) 01時頃
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[>>102 ぶーぶーと口を尖らせる少年に、すまんすまん、と笑う。 初めてカルヴィンが老龍の正体を知った時は礼節を重視して碌に意見も言ってくれなかったものだが、今やこんな風にふざけ合えるくらいに距離は近くなっているのだろう。 老龍が人の姿でいる時に気さくな態度を取る理由は、他の龍族と変わらない。ひとえに、『過ぎる』威厳とは重すぎる鎧と変わらないからだ。 同族の龍族にさえ、『古きもの』として恐れ、敬われるだけのバーナバスだからこそ…カルヴィンの胸中も何となく察していた。]
おお、お食べお食べ。 昨日の子供にも言ったが、若い子は遠慮なんてしちゃいかんぞ? どんどん食べていいんじゃよ、私が奢るからのぉ。
[と、朝から良く食べるカルヴィンの注文を後押しするのだった。]
(110) 2013/11/24(Sun) 01時頃
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――……またね。オセロー。ピーター。
メーの大切な友達。また春に会いましょう。
[夢の間際、そっと囁き声で。**]
(*15) 2013/11/24(Sun) 01時頃
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―――もちろん。だから、また冬明けに会いましょう。
[老龍は、『友人』に向かって、別れのあいさつを交わす。]
(*16) 2013/11/24(Sun) 01時頃
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