84 戀文村
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[>>2:229クラリッサから問われ。]
ああ、クラリッサもか。
[ベネットとの受け渡しを見て察しがついた。]
(4) 2012/03/28(Wed) 00時半頃
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[ミッシェルとベネットの会話からセレストのことを聞き。]
……セレストさんもですか?
[理不尽な招集に、言葉も出ない。]
(5) 2012/03/28(Wed) 00時半頃
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[>>2:323>>2:328ミッシェルの言葉に目をパチクリさせるベネット。 珍しいものを見たなと思いつつ。
店を去るミッシェルに手を振った。]
(6) 2012/03/28(Wed) 00時半頃
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[縋るような目で金子を差し出すクラリッサを。 しばらくじっと見つめる。
逃げられるなら。
その言葉に、どんな思いがこもっているのか。 やさしさだけではなく、何かはちきれそうなものを感じ。]
(11) 2012/03/28(Wed) 00時半頃
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……ありがとう。でも、受け取れない。
[彼女のやさしさに甘える訳にはいかない。 彼女を傷つけてしまうだろうか。 けど、いわずにはいられなかった。]
これは君のものだから。 もし、受け取るならば……君と一緒に、この村を出る時だけだ。
俺は、この楽譜をある人に渡す約束をしてて。 そのために旅をしてるんだ。
それまでは、死ねない。 もし、よければ一緒に来て欲しい。
……無理ならば、ひとりでここを出る。
[クラリッサはどう答えただろうか。**]
(12) 2012/03/28(Wed) 00時半頃
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……そうか。
[クラリッサの返事は、半ば予想のついていたことで。 もしかしたら、という淡い期待は。 甘すぎる夢なのだと、思い知らされる。
金子の代わりに差し出された絵本に。 戸惑いは隠せなかったが。]
……わかった。必ず、返しに戻る。 お互いにそれまでは……生き延びよう。
[彼女はそこまで聞いてくれただろうか。 果たせるかわからない約束だが。
クラリッサの前に緩く小指を立てた手を。 ぎこちなく差し出した。
それに気づかず去られたなら。 何事もなかったのように、店を去るだろう。]
(51) 2012/03/28(Wed) 11時頃
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長居しすぎたようで……失礼します。
[クラリッサが去ったくらいか。 声をかけてきたベネットに挨拶をする。
慰めともつかない言葉に弱々しく微笑み。]
……そうですね。
[そのまま会釈をし、楽譜と絵本を手にして。 ひとり、店を去った。]
(52) 2012/03/28(Wed) 11時半頃
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ー前夜:酒場ー
[本屋から帰ると、いつものように。 ダーラを手伝いながらピアノに向かった。
サイモンのことは客のだれかから聞いたか。 自ら命を断った、という。
思い当たることはないこともないが。 あずかり知らぬところで起きたことである以上。 この村がそうかという確証はなく。]
(70) 2012/03/28(Wed) 17時半頃
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[自分のできることといえば。 白と黒の鍵盤で語ることくらい。
ショパンの「エチュードop10-3"Tristesse(別れの曲)"」
去りゆく者へ穏やかに別れを告げたいが。 悲しみで心の中はかき乱され。 しかし、別れの時は容赦なく訪れる。
村は死と悲しみに包まれている。]
(71) 2012/03/28(Wed) 17時半頃
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ー翌日:酒場→ナタリアの家ー
[寝起きの夢は、在りし日の親友。
陽気で快活で情に厚く、愛する者を護りたいと。 そのためならば、自らを汚すことも厭わない。 真っ直ぐなところがあり。 それ故に……理不尽さには折れない不器用な。 なのに、自らの汚れを一番憎んでいた。 最期まで、何かと全力で戦って散った。 そんな強さと脆さが眩しかった。
自分は彼のようになれるのか。 彼との約束を果たすことがその証のような気がしていた。 しかし、どこかでそれが揺らいでいる。
何故ならば……自分は彼ではないのだから。]
(72) 2012/03/28(Wed) 18時頃
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[ナタリアの家に行こうと思ったのは。 多くの悲しみを知る老女に。 この迷いを聞いて欲しかったからかも知れない。]
(73) 2012/03/28(Wed) 18時頃
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[道中、広場で会ったエリアスと簡単な言葉を交わし。 別れを告げたのだが……永遠の別れのような重苦しさが。
その理由を知ったのは。 ナタリアの家であっただろうか。 それとも、途中で会った知人からだろうか。
ひとり、老女の家に向かう。**]
(74) 2012/03/28(Wed) 18時半頃
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[道中、広場でブローリンの手招きを見た。 珍しいこともあるものだと思い。彼のそばへいく。
そこで何かを話したかもしれない。
例えば、自分がじきに旅立つかも知れないこと。 クラリッサとのこととか。
エリアスのことも話しただろうか?
それは短いながらも。 何か自分にもたらしたかもしれない。]
(135) 2012/03/28(Wed) 23時半頃
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[クラリッサに会えたのはどこだっただろうか。
広場でブローリンといた時か。 それとも、ナタリアの家で会えたか。
どちらにしても、ブローリンとのやりとりの邪魔はせず。 静かにその場を去っただろう。]
(139) 2012/03/28(Wed) 23時半頃
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>>137
[ブローリンから、クラリッサのことを問われ。]
……彼女はここに残るそうです。
[連れて行きたいのは自分のわがままにしかすぎない。 そして、村に残るのを決めた彼女にとって。 自分は同じ道を歩くべき相手ではないのだと。]
(143) 2012/03/28(Wed) 23時半頃
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[旅を続けることへの応援と。 戦火の戦火の浅い地域を教えてもらい。]
……ありがとうございます。
[ナタリアの家に向かった。]
(146) 2012/03/28(Wed) 23時半頃
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[ナタリアの家に着いた後。
すでにクラリッサの姿はなく。 その名残であるクッキーを老女から振舞われた。
かすかに温かく。やさしさ味だった。]
……ナタリアさん、今度ピアノ聴きに来てください。 リクエストあったら弾きますよ。
[老女は穏やかに見つめる。 迷っていることは話せず終いのまま。]
(153) 2012/03/29(Thu) 00時頃
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[そこで、墓守の女性ヨーランダのことと。
エリアスに赤い手紙が来たことを聞かされた。]
(156) 2012/03/29(Thu) 00時頃
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ー酒場ー
[戻った時には誰かいただろうか。 まだ、店が開いてないない時分だが。
他に客がいないのならば。 練習がてら弾いていいとダーラからはいわれている。
奏でるのは。 ショパンの「エチュードop10-12"革命"」
左手の激しいアルペジオで歌い。 右手のユニゾンでは叫び声のごとき激情を。 自分の中のふたつの思いは迷わせ、ひしめき合う。
「これは私に多くの痛みを残した。それを分かっていたのかもしれない!」
怒りは何に対してだろうか。]
(167) 2012/03/29(Thu) 00時半頃
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……ドナルド。
[亡き親友の名をつぶやく。]
(171) 2012/03/29(Thu) 00時半頃
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