204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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全
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ーーーーラルフ…………
[直接の衝動とは違う それ 感じるのは 何度目か? 今までよりも 強い それに息を飲む 同時にーーーどこか悲しい が そこに頓着する 状況になくて]
(*2) 2014/11/17(Mon) 13時半頃
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ー 三階廊下 ー [ノックスの言葉に 感じるものに じくりと悲しみをどうしてか感じて 孔雀色が微か揺れる]
んっ
[片手に防寒具 片手にマグカップ 持ち 背中には壁 片側は ノックスの腕 逃げ場はない 触られる頬 微か におう 狩で慣れているはずが いまは 嫌に鼻について その手も払おうとした が]
(15) 2014/11/17(Mon) 13時半頃
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…………だったら!!
[食べられてもいいなんて 言わせないで] [寸でのところで 声を飲み込む 言えない 秘密と約束したから 勝手に暴露していい領域じゃないから けれどトレイルの綴った言葉を思い出して
過保護なほどなのにどうして ああ 彼は思うのか 放任主義の下の彼には不思議でもあった]
あんた…………嫌い
[近づく 熱と 逃れられない血の匂い 顔を背けて 小さく吐き捨てる
その時だった]
(16) 2014/11/17(Mon) 14時頃
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ーーーフランシス
ラルフ あっちの部屋 行って……っ
[向いた先 声の方向 最初にラルフ等といた 良かった と思う 緊張が緩んで 微か笑ながら マグカップを持ったては ノックスを払うのをやめ ラルフの駆け込んだ 部屋をさして*]
(17) 2014/11/17(Mon) 14時頃
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フランシスがいたから 居場所ーーー教えてしまった
心配かけさせたく なかったら ごめんーーー
(*3) 2014/11/17(Mon) 14時頃
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[名前が帰ってきたこと すぐに フランシスが向かってくれたこと ……そのことに ラルフが嫌がっていないこと
それらを 察して安堵の息を吐く]
ーーーーー良かった
[その心と同時に ちり と 横たわるのは怒り
ーーーノックスへの]
(*5) 2014/11/17(Mon) 20時頃
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ー 三階廊下 ー [フランシスが感じた印象の落差 知る由もないまま ノックスから 顔を背けたまま 大人 二人の会話を聞く
ノックスに 服越し 触れたくも無かった だから 足は限界まで 爪先立ち 脚の間に入れられた脚から 身体を浮かせようとする]
…………
[首筋にかかる息 いまはなく ノックスの話す間 >>41 無言だった が
力が緩む 解放されたこと に気がついて 山を駆ける その俊敏さで 飛びすさる]
(59) 2014/11/17(Mon) 20時半頃
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…………喰われるぐらいなら 食ってやる…………
[低く 唸る それは獣の声
今更最もらしいことを口にするノックスに 彼は牙を向いて 彼がそこを立ち去るまで 身を低く 警戒した姿勢をとり続ける]
(63) 2014/11/17(Mon) 20時半頃
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ーーーーーーー
[そうして ノックスの姿が消えるまで 消えてから 大きく息を吐いて その場に座り込む
手が震える その手を一回マグカップごと握り込む 常ならぬ強い感情に 自分自身 眩暈がする]
ーーーー…………
[何度か深呼吸した後 ゆっくりと立ち上がる
居間でルーツを回収 マグカップを返す
やることはあったけど とても 居間に行く気力はないと思った]
(67) 2014/11/17(Mon) 20時半頃
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…………何も できてないし
[落ち着いたのは ラルフ自身の そして フランシスの]
(*7) 2014/11/17(Mon) 20時半頃
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フィリップは、ノックスに追いつかないように ゆっくりと階段を降り続ける
2014/11/17(Mon) 20時半頃
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ーーーありがとう…………
(*10) 2014/11/17(Mon) 20時半頃
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ーーーーー??
どうしたのーーー…………?
[ふるっと頭をふるって 怒りの残滓を其の後の感情を振り払う]
(*11) 2014/11/17(Mon) 20時半頃
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ー 三階→階段 ー
ーーーー…………
[ノックスの歩みは遅い >>74 少し階上でまったあと 狩のように気配を殺し ゆっくりと階下へ
きっと 居間に行くだろうと 二階についたら 一階への階段までは 駆けていこうと決めて]
(76) 2014/11/17(Mon) 21時頃
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ーーー………… なんとなく 会話の流れは わかった
主だった手段 なんだね
保護者…………うん 保護者は ホレーショー ……萎える 萎えて収まるならいいのかな……
[と 真面目に 思案しかけたところで ふと 思考が ーーーー止まる]
ーーー俺とだったら?
(*13) 2014/11/17(Mon) 21時頃
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ー →二階 ー
…………
[予想通り 一階に降りる階段 そちらへ向かう様子は 足の向ける先からない
ルーツがいなければ 突如音が立つこともない …………ただ 居間で見た姿 先程見せた嫌な姿 ……それとも違う 何か
ゆるく首を傾げて 一階に向かう階段 その降り口で 一度だけ振り返った]
(84) 2014/11/17(Mon) 21時頃
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ーー………うん 俺もラルフだったら ん いや 違うな なんだろ ラルフなら いい
…………不思議だね ほんのちょっと前は むしろ他の方法を 探して 鳩尾に 一発 なんて考えていたのにね
(*15) 2014/11/17(Mon) 21時頃
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[自分で使った言い回し ラルフから 同じようにかえると 照れる]
一瞬だけっていっても 痛くさせるより 気持ち良くなってもらう方が ………… 躊躇も ないよね
(*17) 2014/11/17(Mon) 21時半頃
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[まさか 振り返るとは思わなかった 孔雀石が丸くなったまま 薄い青を見る
上がる口角 自然と眉が寄った けれど しんと冷える廊下に 凍りついた言葉が 音とともに]
………………
[何を?というように 怪訝な表情のまま 階段をおりかけたまま止まった]
(98) 2014/11/17(Mon) 21時半頃
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[つぶやきに滲む それが暖かい]
…………俺も こうしてると 先祖返りも 悪くないなって
少し 恥ずかしい けどね………… ラルフも……恥ずかしい?
(*19) 2014/11/17(Mon) 21時半頃
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[しょうがないもの が 良いことに その感覚も 心暖かく 温泉より 暖かい気さえする]
あ…………そっか 伝わる……
[気恥ずかしさは実際感じる 感じるからこそ また連鎖して]
あ ほら でも こう 良いとこも 探しやすい…………かな
(*21) 2014/11/17(Mon) 22時頃
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ー 二階から一階への階段 ー [ルーツを忘れているわけではない ただ いまの気力で 多くの人間に会いたくはない それゆえに選択したことだったから ノックスの 言葉が ルーツとは思わず
ルーツはいまも 暖かい居間で 傍若無人 開いた隙間から 様子が垣間見えれば 心配はない と
見下ろす 冬の晴れた日に似た青 むっと する気持ちがまたもたげ 視線を切り上げて とっ と 階段をおりて行く]
(112) 2014/11/17(Mon) 22時頃
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…………うん 問題ない それどころか……心地いい
[わかる の言葉に 言語化出来ない 嬉しさが滲む 心だけは 暖かな春を思わせて]
…………こう言うの はじめて
(*23) 2014/11/17(Mon) 22時頃
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ー 一階 ー [空気が冷え込む 一度階段にマグカップをおき 防寒具を着込み直し 暖かさと 身軽さを手に入れる これで手を塞ぐのは マグカップだけ
賑やかな 上に比べ 静か 耳に痛いぐらいの 何時もの位置 インクを吸った 黒い藁 今日の焚き木にしようと 拾って 集めて……食事のことを考える]
(117) 2014/11/17(Mon) 22時半頃
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……春の森 木々の隙間 木漏れ日がさ ちょうど ラルフみたいで
[少し前 一瞬だけ 冬を思い出す 冷たい風が吹き込んだ そんな気もしたけれど いまは そんなことがあったことを 忘れるように 重なる思考が暖かい]
ーー俺もだよ
いなかったらーーーを 考えたくない
(*25) 2014/11/17(Mon) 22時半頃
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ー 一階中央奥 ー [ルーツを置いてきているから 音も凍ってしまったよう 寝藁に寝転がる ぼんやりと 空白を見つめ 衝動も強い感情も 嘘のように ただたゞ静か ーーーー雪の積もる音がする
目を瞑る 静けさに沈んで行く 衝動 多人数と同室 長い対話 強い感情 どれも 普段は遠いーーー少し疲れた と思う]
(128) 2014/11/17(Mon) 23時頃
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そうかな? でも そんな風に 暖かい
[照れてるらしき気配に 自然と微笑んだ気配が滲んで]
同じ 嬉しいなぁ………… …………雪 止んで欲しくなくなっちゃう
(*27) 2014/11/17(Mon) 23時頃
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フィリップは、居間の複雑な感情模様も知らずうとうと
2014/11/17(Mon) 23時頃
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ーーー…………言われたことない
[きょと と驚く気配 側にラルフがいたらまじまじと 見てしまうだろう 暖かく くすぐったい 寝わらに寝返り打って]
ーーせっかく 会えたのに……ね 悲しい し きっと 寂しい だと思う
(*29) 2014/11/17(Mon) 23時半頃
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ん…………??
[何か 落ちる音がした 重い音 ではないから 人間では ない では なんだろう 寝藁から 起き上がる]
…………??
[階段 その下に 靴が半分だけ 何故?不思議そうに 彼は拾う やって来た方向……上を見た]
…………君の??
[階段に座り込む姿 それは いま着ている 防寒着を 届けてくれた姿……階段に座っている]
(145) 2014/11/17(Mon) 23時半頃
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ーーーありがとう…………
[ラルフが何を見たのか 耐えているのか 寝藁でうとうとと 心の温かさに包まれ ゆっくりしていたから知らなくて]
…………一人が 当たり前だったのにね 何も聞こえないのも…………
きっと とても辛い……耐えられる かな? きっと とても会いたくなる 会えないのに
(*31) 2014/11/17(Mon) 23時半頃
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……いい これ 持ってきてもらったから 今度は 俺が持って行く
[一度上着を指差して 危なっかしいシメオン したで待ってて 落下されたらと 思えば そう声かけて ーーーそれに 上に行った方が シメオンはつむじ 見せるだけになる]
………………はい
[難なく階段を登り まだ座り込んでいれば 上から見下ろす状態になる]
(149) 2014/11/17(Mon) 23時半頃
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凍えてしまうね……きっと凍えてしまう 身体が寒いのは……慣れてるつもり……なんだけど
…………ラルフと 一緒にいたい……ーー 許して もらえないかな ……5人で旅する とかさ?
[ラルフの同行者と自分の せんもないこと思う]
(*33) 2014/11/17(Mon) 23時半頃
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[シメオンが俯けば やはり 表情は見えない むしろ見えるのは 合間から見える もう随分時間が経った …痕 先のふらつきの理由を悟り 二度目の感謝に不思議そうにみる そうしながら 壁にもたれかかって
なんとはなしに その場から離れなかった ……防寒着もなく 座り込むには寒い場所だから ]
ーーー……寒くない?
(157) 2014/11/18(Tue) 00時頃
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あゝ………… 知ってしまったら 気づいてしまったら ーーーー…………戻れない
駄目 かな………… …………? どうして…………? ただ 一緒にいたい だけだよ??
(*35) 2014/11/18(Tue) 00時頃
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フィリップは、階段のさらに上 人の気配緩く視線を上に向ける
2014/11/18(Tue) 00時頃
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[しんと寒さ 音を凍らせる とんとん……と音が響く]
俺は 狼だから……
[シメオンの問いに 首を一つ振りながら それは何時もの答え 彼が居間にいないのは それを疑問視する気はなく 覗いた表情があるから]
それに暖かいから大丈夫
[そういいながら 防寒着をぬいで とても寒そうな シメオンにそっと 上からかぶせて
肉体的には 寒い けど 寒くないから平気 そう思って 白い息吐く]
(169) 2014/11/18(Tue) 00時頃
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[見上げた先 あった視線 こくりと頷く]
でも 平気
[防寒具を シメオンにかけつつ 階段から見上げて
一つ 二つ 瞬きする]
(173) 2014/11/18(Tue) 00時頃
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…………心配性……
けど 優しそうな人だから 一緒じゃないと 辛いって…… 説得出来ない かな?
だって……仲がいいだけ……なのに
[と そこまで考えた時だった ちょうど 実際に ラルフとしっかり目があったのは
とん と心臓が 一つ脈を打つ 彼は その脈動に 目をまたたかせる]
(*37) 2014/11/18(Tue) 00時半頃
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そう 狼
[返る答えに 言葉 そのまま返して
顔をあげてしまった 痕の残る顔を]
………………耐えられなくなるまで いる?
[ゆるっと 首を傾げる 何らかの理由で いるシメオン その様子に静かにそこに居続ける ラルフの言葉に こくり と頷いて
大丈夫じゃなくなって立ち上がるか 大丈夫になって立ち上がるか
でもそれを急かすことなく そこにいる そこにいながら 身体も 暖かさ 感じる]
(182) 2014/11/18(Tue) 00時半頃
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掟……形だけ じゃないのは確かだもんね……
……一緒にいないと 凍えてしまいそうって それは 彼を心配にさせてしまう……かな
[ラルフの感じる安心感に落ち着く それと同時に 声に 視線に とん と 脈動が揺れる …………暖かい 肉体的にも ラルフが来る前より 寒さに強くなった気もした]
(*39) 2014/11/18(Tue) 00時半頃
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[ラルフにシメオンが答える 体調不良は 大事ではない らしい]
ーー……階段 あっちにもある
[邪魔かな にそうと返しつつ また くしゃみが出る様子 一段したの段差におり 防寒着の前 しっかりと止めようと]
(190) 2014/11/18(Tue) 01時頃
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…………こんなに穏やか なのにね 衝動とは 真逆の
[そう 口にしながら 少し脈が早い その理由がつかめない けれど ラルフが嬉しそうで ーーーー…………それだけで嬉しい]
穏やかに 過ごせてるって 実証できたら 理由になる、かな
(*41) 2014/11/18(Tue) 01時頃
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フィリップは、シメオンの防寒具の前止めながらラルフの言葉にうなづく
2014/11/18(Tue) 01時頃
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[シメオンの前 一段下がったところ 防寒具が広がらないように してた時気がついた
顔を背けた姿 先の眉がよるような 空気はなく 酷く弱々しい姿
彼の呼ぶ トレイルの姿は階段にはない]
…………こっちには きてないけど…………
[警戒する声色]
(198) 2014/11/18(Tue) 01時頃
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…………ね 心配することなんて ないのだから…………
[暖かな とても大事な とてもとても大事な]
…………実証しよう この 雪が晴れるまで 何にも 問題がないって むしろ 心地いいんだって
[ただ鼓動が少し早いだけ それが 何かなんて考えたことはなく よりひどくなるとも 思えなくて]
(*43) 2014/11/18(Tue) 01時頃
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ん…………
[ここ にいることを決めたシメオンに 防寒具の前をあわせるのを 完遂した彼 頷く 視線に気がついて ゆるく首を傾げはした
が ノックスの 動きに こちらも ナイフに手を伸ばしかけて……止めた
作られた笑顔 彼は警戒をとかない]
(202) 2014/11/18(Tue) 01時頃
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そうしたら 満月でも 新月でも どんなに寒い冬でも
ラルフと ずっと ずっと一緒に
[子供染みた発想 けれど 彼にとって 真剣 こんな暖かさは初めてだったから ……絶対に 守らないといけないものだと 強く強く思う 己とのことを考えてくれるラルフと]
(*45) 2014/11/18(Tue) 01時半頃
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………………ーー
[シメオンの前にいたから ノックスが シメオンの前に座れば 自然位置が近くなる
ここで立ち上がって 遠ざかるのも 明らかに 異質な状況と シメオンとラルフ 気を揉ませたくないから 警戒しながら……ラルフの肩に触れた時 猫が全身毛を逆立てるように 敵意を向けたことは多めに見て欲しい]
(205) 2014/11/18(Tue) 01時半頃
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[ラルフの瞳を伏せる様子 彼は これ以上警戒を滲ませないよう 息を潜めて…………立ち上がり ラルフのそばに 一歩 近づいた
なにか プライベートな話題だったから
ふと 居間の方を見る 何か関係があることが あったのだろうか?]
(213) 2014/11/18(Tue) 01時半頃
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うん…………暖炉がなくても きっと凍えないね
[同意する思いかえして
ただ ノックスが現れてから ラルフが落ち着かない ざわり 彼も 胸の奥 焦燥]
ラルフ…………一緒にいたい
[場を離れたラルフにそう思う]
(*47) 2014/11/18(Tue) 01時半頃
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[落ち着かないラルフがきになって 立ち上がって 近づきかけた時 ラルフが宣言した …………焦燥 胸騒ぎ ざわめく
けれど ラルフは 彼の名を呼んだ こちらを見た、だからーーーー]
ーーー………………うん
[迷いなく 一つ頷いて 同行の許可に目を細め 決めた ]
(219) 2014/11/18(Tue) 01時半頃
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一階は……防寒着なしでは寒いから
二人で居たら 凍えない
[ラルフの胸騒ぎは伝わっていて それに いてくれたら嬉しいと 言われたら………………]
一緒に行こう…………
[そうと笑わずには いられない]
(*49) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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[一度だけ振り返る ノックスが 大人のまま シメオンに対応しますように
先程三階で見た あの様子 一抹の不安のまま
其の後は 彼はラルフと一緒に 温泉にまで向かう 防寒着はないが 十分暖かかった]
(227) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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良かったーーーーー
[隣り合う距離 腕が触れ合いそうな 鼓動はざわめくけれど それ以上に 一緒に歩けることが嬉しくて
ラルフが落ち着いてくれるのも嬉しくて 隣を歩くラルフに 心だけじゃなく 実際に淡く微笑んだ]
(*51) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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ー 一階温泉 ー [変わらずの独特な臭い むわとした熱気 ラルフの質問に断る理由が無かった だから こくりと一つ頷いた
とん と また心臓が 脈打つ
ただ 湯の中で聞いた話 と目を瞬かせ ただ 玄関で聞いた ディーンの言葉 それを思い出して どうなったかな と思った*]
(231) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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[ラルフの思いに ふっと目を細めて その思いがどれだけ嬉しいか その言葉が どれだけ誇らしいか]
[三階で見た くるしげな表情は いまは 欠片も覗いていなくて
彼はそれがとても嬉しかった*]
(*54) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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説得……俺もしないと こっちは……大丈夫だと 思うんだけど
[保護者を思い浮かべ 放任主義の 彼が反対することは ピンとこなくて お風呂上がったら ルーツも回収しなきゃ と 居間に行くことに 意識を寄せて]
[そうじゃないと]
[湯に入る時 垣間見えたラルフの身体 トレイルよりは 極 普通に男性的な なのに 心臓の鼓動は 既に早鐘のようで
駄目だ 衝動じゃない 別のものでなくちゃ ーーーーそうじゃなきゃ ラルフから 離されてしまう]
(*55) 2014/11/18(Tue) 08時頃
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[それでも ラルフから 視線は外さなかった 笑ってくれることが嬉しくて 嬉しいと思ってくれることが嬉しくて 暖かいと思ってくれることが嬉しくて
のぼせてしまいそうなほど 暖かい]
(*56) 2014/11/18(Tue) 08時頃
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ー 一階温泉 ー [湯は温かい 温かいからのぼせてしまいそうで 彼は ずっと ラルフを見ていた トレイルの身体より 平均的男性の身体 それを目にし 鼻先まで 湯に沈む]
ーーーーーそう
[ラルフの話す話題に 意識を傾けた そうでないと 心臓の脈動が 早くて 顔が 熱い のぼせるのは 早いのに] [違う これは 衝動なんかじゃない 違う どうか違うものであって 胸が苦しい それでも ラルフから 視線は外せなくて]
…………っはぁ
[耐えるように 胸と 口 それぞれ 手で押さえて 悩ましげに 息を吐いた*]
(254) 2014/11/18(Tue) 08時頃
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ー 温泉 ー [山で狩猟生活 傷も多い ラルフの身体 線は自分より細いか]
…………んー…… 二人が……それで納得してる なら
[二人 納得ずくならば 他者が口挟むこと ……ではない と思えば 不安は思わない ……血の香り それが与える影響 そこに 懸念こそあるが ただ そのことに 周囲はどう思うか
ただ 不安そうな ラルフ 近づいた時 胸元の手 伸ばして頭をそっとなでた
玄関で話した ディーンを思い出す もう いけると思ったのかな? ニコラは犬 そうか 犬に食べられたかったんだ と 意識が 別ごとに 向かぬように]
(286) 2014/11/18(Tue) 13時半頃
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|
[保護者をいい人 言われると また別の嬉しさ]
…………フランシス 説得 協力してくれないかな
[その嬉しさが優って 少し 鼓動が落ち着いて かえる笑みに 自然 表情も心も崩れる]
(*61) 2014/11/18(Tue) 13時半頃
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…………大丈夫
[大丈夫でなければ いけない] [案じてくれるに 笑顔を向けて ゆっくりと ラルフの頭を撫でる
近い距離 むしろ鼓動はなお騒がしかったけど]
(287) 2014/11/18(Tue) 13時半頃
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|
[案じるのは心から だからこちらも こくり と案じるに返した
近づく もっと近づいて欲しい その 欲求に誘われるまま 先ほど不安げだった その頭を撫でるため と 自分に言い訳をして]
(*62) 2014/11/18(Tue) 13時半頃
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|
[ゆっくりつかっていた 嫌悪で こちらもざわり 別の感情 ざわめく
片手を湯の中滑らせた
ラルフは近い その手にそっと伸ばして ゆるく指先を握る]
ーーーうん 時期見計らって
[でた方が と頷きかえす]
(*63) 2014/11/18(Tue) 13時半頃
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[ノックスが トレイルを抱えて 温泉に現れれば ラルフを撫でていた手 湯の中に滑り
じっと 温泉に不似合いな 警戒と嫌悪 その視線をノックスへ向け トレイルを 彼が脱がすなら 視線は一度 宙をさまよい ラルフへと 視線を向ける
そうすれば……ラルフと目が合う >>290
こくりと 頷く]
(294) 2014/11/18(Tue) 13時半頃
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フィリップは、それにノックスの意見 したがいたくない気持ち
2014/11/18(Tue) 13時半頃
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大人同士 また説得力 違うよね
[頷きを返しながら 笑顔を見た その笑顔 見惚れて笑う 自分の手が ラルフに触れて その笑顔が嬉しくて
湧き上がるものがある けれど 静かな中 それに 従ってはいけない と だから 近い距離 もっとという 自分の欲求は これ以上叶えない]
(*66) 2014/11/18(Tue) 14時頃
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|
[先ほどそこに笑顔があった ラルフにも彼にも 今は ノックスに敵意 と嫌悪で表情は硬い]
ーーーー出よう
[トレイルも 首を振っている >>202 身じろぎ おりたがっているようにも見え そう 彼とは距離を取らなきゃ それもあるし 何よりーーー]
(296) 2014/11/18(Tue) 14時頃
|
|
[今 ラルフの手 握っているのは 自分 ラルフの心が落ち着くのを感じ 彼の中の ささくれも 落ち着いて 握った手指 指先を絡め…………指先が ラルフの指 そこに傷があることを伝える]
避けられること 避けなきゃ
[その傷 そっと指先で撫でる]
(*67) 2014/11/18(Tue) 14時頃
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[がりっ と言う音 血の匂い そして……]
(333) 2014/11/18(Tue) 20時半頃
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ー 温泉 ー [タオルも布も持っていない 普段なら ラルフが差し出す布 遠慮するのに その場を離れたくて 受け取り 急いで服を身につける
焦燥 嫌悪 苛立ち 困惑 哀しみ それらが 一面に 空間を彩って]
[はっとする 音と 匂い 悲鳴が上がる] [拭いきれない 雫が 髪から滴り落ちる]
[こちらに伸ばされる 先端 紅に染まった] [雪の日 射殺した 兎の色彩]
(334) 2014/11/18(Tue) 20時半頃
|
|
[ーーーーそこにいるのは 狼の 獲物]
[それは の 獲物だ]
[足が ゆっくりと 誘う手の方へ 人間がいる あれも噛み殺し 喰らおうか? が つけた傷は そこに 紅く]
(335) 2014/11/18(Tue) 20時半頃
|
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ーーーーー…………っ ラ…………ルフっ?
ぁ…………っ
[引き戻した 思い 痛い 何かが痛くて 先ほど触れた傷が あれは誰の? 痛みを感じるなら彼の? 彼とは?
痛むことが悲しくて そして 痛みは 理性を生む]
…………ラルフ……っ
[縋るラルフを抱きしめるように ラルフに縋りつくかのように 心はラルフを求めて]
(*74) 2014/11/18(Tue) 20時半頃
|
|
[その足が 身体が弾けるように 後ろに身を引いた] [それは ラルフが 声をかけた時だった]
………………っ
[振り切るように 身を翻す 彼はノックスの叫びを背に聞きながら ラルフに 縋るようにして 足元がふらつく 一度膝をついて それでも 立ち上がり 呼び込む何かから逃げる 俯いた頭 滴り落ちるのは 髪からだけでなく 顎から 赤が滴り落ちた]
(336) 2014/11/18(Tue) 20時半頃
|
|
…………う……ん
お……れは……ラルフと 生きたい
[ふらと 崩れ落ちそうな脚 それでも 温泉から逃げた 衝動から逃げた 目の前は暗い だから ラルフの思いを導にして]
(*75) 2014/11/18(Tue) 20時半頃
|
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ー 一階 ー [血の匂い 途切れたところで 緊張の糸が切れた そのまま その場にへたりと座り込む]
………………
[ラルフに頷きながら 荒い息零れた 噛み切った唇から また 紅は滲んでは 落ちる] [片手が 一度宙を彷徨った けれど それは 地面に落ちる]
(337) 2014/11/18(Tue) 20時半頃
|
|
食べたい 食べたくない 食べたくない 食べたい 駄目だ ここを 一緒に 駄目だ 離れて ここから
(*76) 2014/11/18(Tue) 20時半頃
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[向けてはいけない 衝動 強く 箍は……]
(338) 2014/11/18(Tue) 20時半頃
|
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[痛い 痛む きしりと 暖かな 陽射し 思わせる あそこに帰りたい そう 一緒に旅を]
[だから 一番 衝動を 向けてはいけない人]
(*78) 2014/11/18(Tue) 21時頃
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ー 一階 ー [何かが 触れた 口先 暖かなもの 生きた温度 揺らぐ この温度は]
(340) 2014/11/18(Tue) 21時頃
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ラル…………ふ……
[その温度は ラルフのもの 一番衝動を 向けては いけない 存在]
(*79) 2014/11/18(Tue) 21時頃
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[暖かさに 両腕が 目の前の 生きた温度を抱き締める 抱きしめるーーーいや 捕獲する
そのまま 獣は 細い 人の 急所 その首元を けれど それは逸れて その肩口 喰らいつく 尖った犬歯 渾身の力]
(341) 2014/11/18(Tue) 21時頃
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[それは 甘く 芳醇な 己の血と混じり 口の中 広がる 酔いしれる 捕獲する 腕 その爪 服越し立てて]
ぁ…………
[人喰う獣][だけれど その名が呼ばれて]
[彼は 気がつけば 呆然と 口から 血を滴らせ 紅く染まる ラルフを見た]
俺ーーーーーー
(345) 2014/11/18(Tue) 21時頃
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俺ーーーーなんてこと を
[薄い硝子が砕けるような そんな音が響く 衝動を抑えた 望みが絶たれる 音]
(*81) 2014/11/18(Tue) 21時頃
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[視界の先 柔らかな表情 触れる指先は あまりに暖かくて 優しくて ………苦しい]
……………………ーーー
[首を数度横に振る 孔雀石は 涙に歪み 静かに 嗚咽を零す]
(350) 2014/11/18(Tue) 21時半頃
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違う ラルフのせいじゃない 違う ………………
[ほと ほとと 滴が目からこぼれる]
一緒にいられなくなる
[どうして こんな獣と 大事なラルフを 一緒に旅をさせてくれようか?]
ーーー一緒にいられない
[どうして 今後 ラルフに一切衝動を向けないなんて 己を信じられようか?]
(*83) 2014/11/18(Tue) 21時半頃
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[優しい手は 離れない 身を 引きかけて 逃げ出すことさえ出来ない]
ーー…………うっ
[充満する 血の 生者の匂い 生命の流れ出る匂い 今だって 疼く 額の温もり また 捉えたくなる 両の手 強く握り 疼きを 懸命に抑えながら]
ーーー食べたくない…………
[けど 食べたい]
(356) 2014/11/18(Tue) 22時頃
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けどーーーーけど
一緒にいたら いつか 食べてしまう いつか 終わってしまう いやだ 俺 ラルフ 食べたくない……っ
でも 食べたいって 思ってる
(*85) 2014/11/18(Tue) 22時頃
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ごめ…………ん ごめん…………
[かけられた言葉 嗚咽が酷くなる けれど 何度も 頷きながら
暖かさが遠のく 涙が 零れ続けて]
………………ホレーショー……呼んで
[嗚咽 混じりの声 告げた名前は 保護者の
彼なら 獣に 染まり切っても 腕力で ねじ伏せてくれる そんな 期待も]
(362) 2014/11/18(Tue) 22時頃
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…………一緒にいたい ラルフと 痛いよ いたいけど…………
一緒に…………そばに
(*87) 2014/11/18(Tue) 22時頃
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[それだけで ーーーーいいのに]
(*88) 2014/11/18(Tue) 22時頃
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[請け負って 離れてくれる 足音 血濡れ 傷ついた姿 大丈夫と本人は言う けれど その姿で ホレーショーを探せば 大体 事情は伝わるだろう 彼の保護者にも
きっと もう 近づけない 後ろ姿 触れない 温度
けれどーーーーそれでいいと 思いながらも 涙は止まらない
みっともなく 涙 零しながら 隅へと 隅へと 這う
次 衝動に駆られたら…………誰であろうと食べてしまいそうで]
(368) 2014/11/18(Tue) 22時半頃
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……それだけが できない
[獣であることも悪くないと思った それが すぐに転じられる
一緒にいられない ラルフを傷つけた それでも 大丈夫と 言ってくれる ラルフといられない
きっと いつか抑えが効かなくなる 同調した感覚 何に?]
(*90) 2014/11/18(Tue) 22時半頃
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うん…………
[ラルフは
逃げなかった 怯えなかった 避けなかった
牙を 受け入れてくれた
それは危険で ラルフには笑って欲しい 傷つけたくない 痛いと思わせたくない]
ーーーーーーうん
[どうしようもない 感情だけがつもる 同じように思ってくれる けれど悲しい]
(*92) 2014/11/18(Tue) 22時半頃
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ー 一階 ー [涙と鼻水と 口元は血濡れて 荒い息を つく 己に 人にかけるように 声をかける それは予想外]
………………
[握りしめた時 爪が皮膚を破った その前脚が 壁に 手形をつけて …………ほかの三脚は地に
光の加減で 枯れゆく草の黄色とも 若草色とも取れる髪は乱れ その下 充血した目が 声を掛けた存在をみる]
(376) 2014/11/18(Tue) 22時半頃
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ーーーー………………
[そんな未来があるのだろうか? そんなすべを身につけられるのだろうか?
向けてはいけない 衝動を 向けて傷つけてしまうような 己に
深く 深く 光のない 海の底に 沈んでいく感覚 冷たさで手足の感覚は痺れ
ラルフの言葉 信じたい けれど 自分が信じられない]
…………寒い…………
[温もりが欲しい]
(*94) 2014/11/18(Tue) 23時頃
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[例え それが血の温もり でも]
(*95) 2014/11/18(Tue) 23時頃
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ーーー………………
[彼の名前に 獣は 一度 動きが止まった ゆっくりと 頭が持ち上がる
厚手の 布が動く音 暖かそうな
けれど 獣は知っている それよりも 暖かいものを 目があった その存在 脚を踏み出すのと 凍えた獣が 温もりを求め 飛びついたのは …………同時に]
(384) 2014/11/18(Tue) 23時頃
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ーーーーーー………………寒い
[深く 光の届かない海に 沈んだ 彼の意識は 名を呼ばれると ぽつり と 地上に届く前に 水に溶けてしまう泡のような 小さな 意識を 零す]
(*97) 2014/11/18(Tue) 23時頃
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ーーーーー………………うん
[ぽつ と また 淡い意識が 一つ 水面 暖かい陽射しが あるのを知っている けれど 手に 脚に 解けない 鎖 沈み切った 重い体 もう 浮上するために 足掻く力もなく ただ 届くもだけ 辛うじて 窒息死をまぬがれ]
(*99) 2014/11/18(Tue) 23時半頃
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[鈍い 音とともに 世界が反転する 何かが 暖かさと 自分を遮る それはシメオンが 包んでくれた 彼の防寒着]
………………寒い
[押し倒したシメオンの言葉に 唸り声に近い 声がかえる
そう 寒い とても寒いのだ だから 押し倒した腕は そのまま シメオンの身体に回されて 容赦のない力が 彼の身体を締め上げる]
(391) 2014/11/18(Tue) 23時半頃
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[終わったらーーー全て終わったら 最期はーーーーー嗚呼]
食べたく…………ない……
[全て終わったら…………きっと 食べないでいい きっと もう 誰も食べない だれも 傷つけない ただ きっと寒いだけ]
(*101) 2014/11/18(Tue) 23時半頃
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[シメオンも 同じように寒い 抱きしめても どれだけ抱きしめても 寒いーーーーとても寒くて
頭の感触に 獣は すり とシメオンの頬に擦り寄り そうしながら 襟元 寛げられた衣類 暖まるのに 邪魔だと思い 獣はそれを食い破る 時折 布を食み損ねた犬歯が シメオンの肌に 骨バッタ鎖骨にあたる]
(397) 2014/11/18(Tue) 23時半頃
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寒いーーーーやだ 食べたくない いやだ…………いやだ…………
[けれど 水面は遠くて もう遠くて 届かない ただ 嘆きだけが ぽつり こぼれるままに]
(*103) 2014/11/18(Tue) 23時半頃
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ーーーーー
[声 名を呼んだ だから頭をもたげて じっと 押し倒したシメオンを 獣は 暫く見下ろした
後 ぺろ と その目元に口元を寄せて 滲むものを 舐めとりながら 手が 引き裂いたシャツ 空いた胸元 そこに爪を立てる
暖かいものが 流れているのを 獣は知っているから そうすれば シメオンは 暖かくーーーなる?]
(415) 2014/11/19(Wed) 00時頃
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[口元 微か シメオンの 血の味]
いやだ…………助けて…………やだ やだよ……やだ
[ただ それは 案じる 微かな それを 悲しませるに過ぎない けれど 抑えきれず 浮上出来ない意識は 耐えきれず ただ ただ ほつれる]
(*105) 2014/11/19(Wed) 00時頃
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………………うそ 怖い いない やだ…………助けて 怖い 怖いよ…………
[子供のように 泣きじゃくる 悲しませる 困らせる それらに気を配る 余裕はなくて]
ーーーーーーっ
(*107) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
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………………ーーー
[獣はこくり 素直に頷いた お腹が空いて とても空いて とても寒いのだ]
[ぺろ と舌は 次第に下がって行く 頬 首筋 白い 裸が血で汚れ
さらに下がれば 暖かな血を舐め 熱く 甘い とてもとても甘い 傷口に吸い付いて
足りない そう思うと 傷口 犬歯をたてて…………ぷち ぷち と 繊維が切れる歯ごたえとともに 口の中 暖かさが流れ込む]
(427) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
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[口の中 甘い香り 蕩けるような 薄い肉付きの その ちぎった 若々しい 味わい]
あ あああ やぁ…………!!
[それは 人の味 知っている味 衝動に負けるままに
軋む 心が音を立てて軋む
海の底 足りない 窒息するままに 悲鳴が上がる]
(*109) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
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[ぐちゅりと音を立てて 歯がにくに沈み 噛みしめるままに 引きちぎる 脂は少ないが 若く 瑞々しい 肉 柔らかいそれは いとも容易く 肉片に変わり
胸元 獣が広げる 傷で 残っていた衣類だった布片も 彼の防寒着も 紅く染め上げ 床にまで たまり始める]
………………
[声に 一度獣が頭を上げた すぐに 傷口がある胸 ではなく 血で染まる 腹を 身体の中央 舌で辿って …………その奥にあるを 望む意思を 甘噛みして シメオンに知らしめる]
(439) 2014/11/19(Wed) 00時半頃
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ぁあ’’ や あぁああ ぅくっ
[吐き出してしまいたい なのに 美味しいと感じる味覚]
ひぁっ あ…………やだっ 助けて………………や ぁ
[悍ましい 浅ましい 狂ってる ぎしぎしと 締め上がって行く 一分の 欠片も 残さぬよう 心を締め上げる]
あーー…………あっ
[痛みに 微か ただ握り締めるも ほつれて行くのを 止める手立てがなく]
(*111) 2014/11/19(Wed) 01時頃
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[彼の名を呼ばれ 獣は愛しげに 臍のあたりから 上へ ゆっくりと舐め上げて
頭をかじることはしない それでは 意識がない ただの屍……他の動物と変わらない
ゆっくりと 反応を味わうかのように 中を ……内蔵を傷つけぬように ゆっくりと 牙は 口は 腹へと歯を立てて……食い破っていく]
(452) 2014/11/19(Wed) 01時頃
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[身体の最奥 誰にも触らせていないであろう箇所 心のかわりに 獣は暴く 暴いた箇所 脈打つ臓器 鮮やかな色彩 ゆうくりと口付けて]
[獣は ただ 子供の謝罪を聞いて ゆうくりと 彼の隠されていたものを 食べ尽くしてしまう それが 誰かの手を経て 愛でられてしまう前に
仕舞い込む 生きるために抗わなかった命を 誰の後悔も届かぬところに]
(453) 2014/11/19(Wed) 01時頃
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[視覚情報は シメオンの腹わたを伝える その頃には 心は次第に沈黙していく
悲鳴をあげる体力も 失った心が ころりと 転がる]
ーーーたすけて………………らるふ……
[彼の思う心を知らぬまま ぽつりと]
(*113) 2014/11/19(Wed) 01時頃
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[身体は跳ねるのに 悲鳴一つあげない いい子 獣は知っている いい子には ご褒美が必要だと か細い声が聞こえると 喰らう臓物から 頭を上げ ついばむように 血濡れた唇かを重ねた 口の端し 泡とともに零れた シメオンのそれを舐めとり 声なき謝罪も舐めとり 獣は微笑む]
[シメオンの身体から 暖かさが消えるまで 獣はゆっくりと ゆっくりと臓物を食んで
噛み応えのある胃袋も 濃厚な肝臓も ぷちぷち小気味よくちぎれる腸も 食べられるだけ 食べて
ゆうくり おやすみなさい 良い夢を せめて 眠りの中では 望む夢が見られますようにーーーー 彼が 夢の中で 愛されますように]
(471) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
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[親が子供に贈る 眠りの口づけを 冷たくなったシメオンに落とした
残されたのは 腹の中身が食い破られた遺体 他人が愛した証には一切手を触れず 空っぽの身体から 獣は上体を起こす]
(473) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
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[結局 誰も来なかった シメオンを食べる間 誰も]
ーーーーーーーー…………っ
[声を押し殺すように 心が泣いた]
(*116) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
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[普段は静かな 森や山が 騒がしくなることがある …………人を襲った 獣がでた時だ
夜も 篝火を焚かれ 危険な獣を葬るため 多くの 腕利きが 森や山にわけはいる
だから 人を襲った以上 逃げなければいけなかった けれど 彼は 呆然と シメオンだった 肉の隣に座り込んでいる 一番初めに 彼を見つけるのは誰か]
(479) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
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………………ラルフ
[血ぬれのまま 呟く その心は 静かだった]
(*117) 2014/11/19(Wed) 01時半頃
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ーーー…………どうしてきたの…………
[ゆっくりと 冷たく 粘る血溜まり その中で 座り込んだまま ラルフを見上げた
べったりと 全身 シメオンの血液に彩られ ……鮮やかだったものも しばらくすれば 暗く 濁っていくだろう
その姿で こてん と首を傾げる 静かな表情で 見上げながら]
(487) 2014/11/19(Wed) 02時頃
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君まで 食べたくないーーーー
[そうとだけつぶやくと 孔雀石はまぶたに遮られ意識を失う あれだけ 肉を喰らったのに 生気のぬけた 青い顔でーーーー*]
(490) 2014/11/19(Wed) 02時頃
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