84 戀文村
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ブローリンは、その日は見張りに立つ事なく、出立の準備をする**
2012/03/30(Fri) 10時頃
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[今日は自分を含め、招集のかかった者が多い。 なにかあったのだろう。分隊長の様に、残る者もいる。 装備の手入れを進めていると声をかけられた]
……
[首を縦にも横にも降らず、ただ見つめ返す。 殺すのが仕事であり、殺されるのが仕事だ。 逃げ出す事は、自分の代わりに死んでいった戦友と、友と、そして敵と。 全てを裏切る事だ。そのツケを払い続けるだけだ]
"責任を全うするまでです。 あなたが本当にやりたい事を、見つめ直しては如何か。 あなたにはその時間と機会があるのだから"
[夜行の移動になる。それまで与えられた自由時間、顔を出しに行く先はもう決めている**]
(7) 2012/03/30(Fri) 10時頃
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[分隊長が兵舎にいるなら言葉交わす機会はあったろう]
"戦地に往く自分は幸運ですか 村に留まらなければならないあなたは不運ですか あなたはあなたに出来る事をやっているのだと信じています 村を頼みます。自分は、ここを帰る場所にしたいと思いますので"
[彼はこれからも村人の"介錯"を勤めるのだろうか。 言ってみれば軍人にも村人にもなりきれていないのかもしれない。 自分だってそうなのだろう。だが、自分は軍人たろうとして来たし、 戦いが終わるまではそうあれかしと決めている。 たとえそれが、地獄に一番近い崖縁だとしても]
……
[早々に準備を終えた。もともと物のなかった机につき、 一通、手紙を書く。写真と手紙の入った封筒とは別に作り、 しっかりと封をする。コートの中に入れて、頭から腰まで覆うリュックサックを担ぎ、 外に出る。出発する予定のトラックの前に大きな荷物を置き、 いつもの格好に、腰や脚にポーチを巻いた姿で、小銃を持ち村に入った]
(8) 2012/03/30(Fri) 14時頃
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[まっすぐに、老婆の家を訪ねる。 装備の多さか、表情か。老婆もすぐに悟ったのだろう。 敬礼し、二通の封筒に重ねたメモを差し出した]
"往きます。 あなた宛のものは自分が行った後に読んで頂きたい。 彼女宛のものは、預かって頂きたい。 戦いが終わっても自分が戻らなければお渡し願います。 自分が帰って来れたなら、直接自分で渡します。"
[メモを読み、彼女はどんな顔をしただろうか。 もう一度敬礼する。 入り口の段差の上、自分のそう目線と変わらぬ老婆の目を見て、 何事か口を動かし、踵を返した]
(9) 2012/03/30(Fri) 14時半頃
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[道なりに歩き、本屋に寄る。 主の彼は、やはり固い笑みで迎えてくれるのだろう。 本を4冊取り出してテーブルに置く。メモを一枚、その上に]
"行軍には持っていけないので引き取ってほしい 代金は要らない"
[それでは受け取れないと言うのなら、少し目を伏せて、 言い値で受け取る。会釈の変わりに、敬礼して出て行った]
[雑貨屋にも顔を出し、文具でよく融通を利かせてくれた老人に敬礼する。 行くのが決まったのかと問われ、頷いた。何度も折られた一枚の絵を取り出して手渡す。 店に立つ彼の視点から見る村を想像して描いたものだった。 この店で買った鉛筆と、この店で買った紙の上に]
[ミッシェルを探して自宅を訪ねた。 誰も居ないのか、軍人を相手にしたくないのか、返答はなかった。 確か工房で働いて居る筈だ。訪ねてみれば会えるだろうか。 挨拶だけでもしたいと思う]
(10) 2012/03/30(Fri) 14時半頃
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[そうして、最後にクラリッサを訪ねた。 村で挨拶して回る自分を既に見かけていたかもしれないが、 そうだとしても会釈するにとどめたろう]
(11) 2012/03/30(Fri) 15時頃
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[クラリッサを探していた折、酒場の方から歩いてくる彼女を見かけ、 手を上げる。もう片方の手は、小銃のベルトにかけたまま。 彼女が近づいてくる。ベルトにかけていた手を懐に入れて、手帳を取り出した。 そばに来た彼女に見せる]
"I must go."
(18) 2012/03/30(Fri) 16時頃
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―朝・ホレーショーと [握手を交わして、最後となったメモを渡す]
"干され部隊とはいえ分隊長殿の下に配属され、光栄でした。"
"See you in hell."
[もう一度敬礼して、外へと出て行く]
(22) 2012/03/30(Fri) 16時頃
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[彼女の問いに頷いた>>25。 日が落ちてすぐには出発する事になるだろう。 分隊長には言わなかった―彼も同じ疑念を抱くだろうから―が、 高官ほど徴収されていない。出立の振りをして、安全地域に送られると言う事もなかろう。 それならば、村人の見送りについては何も言うまい]
"日暮れには出る事になる"
(26) 2012/03/30(Fri) 16時半頃
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[何を言えばいいか悩んでいる様子に、自分よりずっと下にある頭を一つ、撫でる様に叩く。 ペンを走らせて]
"自分や君らが選んだのはその時が来るまで待つ事だ。 他の皆が選んだのは、その時が来る前に発つ事だ。
[一人…望んだか分からない人物が居るが。彼女にそれを告げる必要はない]
どちらも辛く、哀しい今、それを全うして欲しい。 自分は自分を裏切る事は出来ない"
[その紙を渡し、続ける]
"自分を信じてくれた人を裏切る事は出来ない。 自分を呪い死んでいった人を、そしてその遺族を裏切る事は出来ない。"
[そしてまた、手を伸ばし、宙で止める]
(28) 2012/03/30(Fri) 16時半頃
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[手袋を外し、直接、その頬に触れる。 数度撫でて、またペンを取った]
"君はそんな事をする必要はない。 だが、君の選んだ道も辛い。それをどうか全うして欲しい。
自分は結局、留まる事も、逃げる事もできなかったのだから。 だからせめて果たさねばならぬものを信じて、往ってくる"
(29) 2012/03/30(Fri) 16時半頃
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[彼女の言葉に頷き、はっきりと微笑んだ。]
―ありがとう
[小さく動かした口の動きは、何を言ったかは分かるまい。 待つ事は辛い。戦場で、銃を構えたまま、ただじっと待つ。 味方が掃射になぎ倒されるのを見ても冷静に待つ。
待つ事は辛い。ましてや、彼女も自分が生きて帰ってくる事など万に一つだと知っていよう。 それなのに待つという彼女に、居たたまれず、愛おしく、そして悲しく、ただ微笑んだ。 手を肩に置いて、銃を担いでいない方、その身体を寄せようと]
(32) 2012/03/30(Fri) 17時頃
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[ほんの少しか、それとも長い間だろうか。 抱き合うとも、寄り添うとも言えない触れ方は、けれど十分に暖かい。 やがてその手を、また彼女の頬にやる。 ゆるりと撫でて、もう一度微笑んだ]
ーありがとう。 そして、すまない。
[口も動かさず、彼女に思う]
(35) 2012/03/30(Fri) 17時半頃
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[そうして、彼女と別れた後。村の入り口で、兵員輸送のトラックが来るのを待つ。 出て行く者のの見送りにはどれだけの数が来ていただろうか。 おそらくそのほとんどは軍人であったろう。 その中にまばらに見える村人の一人の前に歩み寄って、敬礼する。 普段、無口な自分自身への奇異の視線の中、その人に頷きを返した。 厚い幌のかかったトラックに乗り込み、エンジンが始動する。 その振動は、すぐにタイヤから伝わる地面のものに変わった。 見送りの軍人らが一斉に敬礼する中、一人だけを見て、微笑みを送る]
『この野郎、抜け駆けしやがって』 『口聞けないのにどうやって口説いたんです? 隅に置けないな』
[共に往く皆の囃し立てる言葉に、ほろ苦い笑みを浮かべて、目を閉じた。 今日あった事を、思い返すかのように**]
(37) 2012/03/30(Fri) 19時頃
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ブローリンは、ナタリアに預けた手紙を思い返す。彼女の分は、読んでもらえたろうか。
2012/03/30(Fri) 19時頃
ブローリンは、そして、預けた手紙が、届けられる日が来る事を切に祈る**
2012/03/30(Fri) 19時頃
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Dear Ma'am,
"この村に居た10ヶ月ほど、度々お騒がせして申し訳ない。 あなたは自分の心の拠り所でした。自分の母は病に倒れましたが、 おこがましくも、もしもこうして母に手紙を書くのであれば、 きっと今のような気分だったでしょう。
あなたのお孫が戦争に行ったきり帰って来ない事、 彼にまつわる手紙の、今もあなたに集う手紙の話を聞き、 こうして自分もあなたに手紙をお預けします。
あなたに対しての数々の非礼をお許しください。 あなたの為を思ってこそ、あなたのお孫が帰って来たかの様に 振舞っていた事を、どうかお許しください。 それがあなたを傷つけるだけだと知っての上での愚行を、 あなたは分かっていた上で、自分の我侭に付き合って頂けていたのではないかと、 今は思います。そのあなたの優しさこそが、あなたに母を重ねた理由だったのかもしれません。
最後まで甘える事になってしまいますが、あなたの'子'として、往きます。 どうかお元気で。
(38) 2012/03/30(Fri) 19時頃
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Yours,
Roy M. Brolin "
" P.S. 同封は戦場で撮られた写真です。もしもあなたが是とすれば、受け取って頂きたい。 そうでなければ、預けた手紙と共に保管願いたい。 最後の最後までご迷惑をおかけします。 いままで、ありがとうございました。 "
(39) 2012/03/30(Fri) 19時頃
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―昼間・工房にて [彼女の言葉に首を振って、そして頷く。 服のことを言われ、自らの胸元を見下ろす。 あいまいに頷いて、服の中から、カバーに包まれた本を取り出して差し出す。 一枚のメモと一緒に]
"この本をエリアスに貸してやりたい
[栞が二つ、違うページに挟まった詩集。 彼女が作ってくれたカバー。全て、預けておきたいと]
戦場には、連れて行きたくない"
[ミッシェルは受け取ってくれるだろうか]
(53) 2012/03/30(Fri) 22時頃
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―昼間・本屋にて [もう読まないのか、持って行かないのかという問いに、 ゆっくりと首を振る。戦火に焼かれるよりは、ここでほかの本と共にあり、 いつか誰かに読まれる方がいいだろうと思う。 すこし表紙が広がってしまっている―"月世界旅行"―ものを申し訳なさそうにめくる]
……
[もともと、代金を貰うほどのものでもないのだ。 第一、金を貰ってゆっくり使える戦況とも限らない。 やんわりと、しかし固辞して、本屋を後にする]
(56) 2012/03/30(Fri) 22時頃
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[がたがたと揺られる車。ざわつく声もやがて止まり、 みな眠りに入る。眠れる時に眠れるのが戦士だというが…、 心安らかかどうかはわからないが、ゆっくり眠っていられるのは今日が最後だと、 皆わかっているのだろう。ブローリンは結局、乗って目を閉じてから一度も目を開けずに、浅い眠りに落ちた。 あの愛しい微笑みが、あの村に留まる事を祈って。そして、彼女の暖かさを、一時も忘れぬように]
……
[自分は地獄に落ちるだろう。死ぬのだろう。 その理解と、何があっても生き抜くという意思は共存できてしまう。 最期の瞬間まで生きていようと、最期の呼吸まで諦めまいと。 生きて帰る事が最上である事は誰の目にも明らかなのだから。 そうして、彼は死地へと運ばれていく――**]
(59) 2012/03/30(Fri) 22時半頃
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ブローリンは、クラリッサへと遺した手紙が、届けられる必要のない事を願う**
2012/03/30(Fri) 22時半頃
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