159 せかいのおわるひに。
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― 世界が終わる一ヶ月前 ―
[――ごめんね、今日は検査があるから一緒には遊べないの。
そんなセリフを友人に向けて発したのがほんの、一時間くらい前のこと。 せっかく退院できたのにこう、病院通いが続くようでは、 あんまり、意味がない、気がしてならない]
あーあっ……みんな今頃ケーキ屋の新商品を食べに行ってるんだ。 なのにわたしったら……。
[大げさにため息をつく少女の近くを、病院の床掃除をしている男の人が通りかかる。>>3:+5 看護師から名を呼ばれるよりも、男の人が通り過ぎる方が早かった]
(7) Akatsuki-sm 2014/01/25(Sat) 00時半頃
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[検査は終わり、日の暮れかけた商店街を家の方へと歩く。
中華まんの店に立ち寄れば、リボンをつけた白い猫を模したキャラをかたどった新商品があるという]
これ、あとどれくらいでできますか……?
[なんだかんだで“新”の響きに弱い少女であった。 店員の女の人にそう問うたあと、ほんのりと、白い蒸気に包まれた蒸し器を、 じっと、眺め始めた]
(8) Akatsuki-sm 2014/01/25(Sat) 00時半頃
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……なら、出来上がるまで待ってます。
[カウンターに立ってた店員に軽く頭を下げると、 他の客の邪魔にならないようにしつつ、芙蓉の方へと近付く。>>11
身体の調子を訊かれれば、 ありがたいような、検査待ち時の退屈さを思い出してちょっとやりきれないような。 そんな気持ちになって、笑みを浮かべたままうつむいてしまった]
(19) Akatsuki-sm 2014/01/25(Sat) 10時半頃
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[でもせっかくここに来たのだ、いつまでもそんな顔をしてはいられない。 顔を上げる]
もちろん良いですよ、こうして街を歩けているんですもの。 でも周りはうるさくってうるさくって……、寒くなってきたから風邪をひかないように気をつけろよぉー、って。
新商品、中身は何ですか?
[可愛い見た目に反し中は普通の肉まん、ということはあるまい……たぶん]
(20) Akatsuki-sm 2014/01/25(Sat) 10時半頃
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― 世界が終わる前の中華まん屋>>24 ―
……ありがとうございます。
[さりげなくささやかな行為には素直に甘えることにして、空いた席へと腰を落ち着ける。
心配してくれる人がいるというのはいいなぁ、と、ひとしきりしみじみいていたけれど、 それも彼女のお仕事に関する話がちょっとだけ出てくるまでのこと]
ですよねぇ……、食中毒とか起こったら大変だし。
[頷く。いたって真剣そうに]
でも、そういう“大変さ”に……なんだろう、 あこがれるっていうとちょっと違う気はするんですけど……。 いいなぁ、とは思っているんです。
お仕事……頑張ってください。
[だけど最後には、目を輝かせて笑うのだった]
(35) Akatsuki-sm 2014/01/26(Sun) 01時頃
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[こんな病気になってから、周囲の働く大人たちは、 少女にとっては健康の象徴であり、密かに憧れる姿ともなっていた。
そして。 そんな憧れる姿を脳裏に思い浮かべようとする時、 真っ先に出てくるのは、担任の先生である錠の姿であった]
それ、ほとんど正解言ってませんかぁ……? まぁいいかな、食べてからのお楽しみ、ってことで。
[お宝の入った箱を前にわくわくしている人のような笑みを浮かべ、また厨房の方を見た]
(36) Akatsuki-sm 2014/01/26(Sun) 01時頃
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― 世界が終わる一ヶ月前の「蒸し饅頭 甘心」―
[芙蓉の話を聞きながら少女は年相応の表情を一時、見せた。>>41 教室で授業を聞いている時のようなそれ]
……怪我も病気もせずに過ごせるのは、ありがたいことなんですよ。
[名を呼ばれ厨房へと向かう芙蓉の背に向けて、 ぽつり、と思いの断片をこぼす。 健康極まりないうえに身体のあちこちはバランスよく出てるところが出ていて。 ――ちょっとうらやましいなんてそんな]
(53) Akatsuki-sm 2014/01/26(Sun) 22時頃
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……可愛い! これかわいいです!
[やがて、お皿に載せられ運ばれてきた、 リボンをつけた白い猫のキャラまんを見て歓声を上げる。>>42 普通の中華まんはだいたい半分に割って食べるのが常なのだが、 これはもう、割れそうにない。可愛くて]
隠し味……? …………あっ、
[しかたないので右側面から一思いに真ん中目指して食べ進むことにした。もぐもぐ。 カスタードのとろーりとした食感がすぐに口の中に広がってくる。 ほどなくしてそれだけではないことに気付き、小さく声をあげた。 一言で言うとシャキシャキしている]
ふたつくらいの食感がハモってて、とっても……美味しい、です。 なんだろう、リンゴとか入ってそうだと思ったんだけど……どう、かなぁ。
(54) Akatsuki-sm 2014/01/26(Sun) 22時半頃
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[顔の半分欠けたキャラまんをしっかり持ちつつ、 芙蓉を見上げて笑顔で告げる]
もう一つください、同じの。 あと、いつものチョコまんも。
[ああ、ケーキ屋の新商品だって、これには敵うまい**]
(55) Akatsuki-sm 2014/01/26(Sun) 22時半頃
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― はじまりとおしまい ―
[芙蓉の店でキャラまんとかを買った翌日、少女は日直だった。
職員室にいる錠のもとにノートを持っていき、 暇そうに見えたので他愛ない話に付き合わせてしまった。 机の上には紅茶のカップがひとつ、あって、 今淹れられたばかりと言いたげに湯気を立てていた。
去り際、何かを言いたげに、錠のことを数秒、 じっと見つめたのは覚えている]
…………。
[どこかの教室(あるいは部室?)から、 ギターのメロディが聞こえてくるほどの、静寂]
(63) Akatsuki-sm 2014/01/27(Mon) 00時頃
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[―――今、燃え上がる校舎を見上げて、あの時のことを思い出したのは、 何故かギターのメロディが聞こえてくるからに他ならない。
これは現実だ。 校庭の方にギターを弾く人影が見えたのだから。
あの時のように錠が近くにいて。 あの時とはまた違う音だけど、誰かがギターを弾いていて。 あの時言えなかった言葉を告げるにはもってこいだと、そう思った。
だけどまだ少女はそれをしない。 くるり、と曲のテンポに合わせるように回って、 空へと左の手を差し伸べる。 右の手が誰かを招くように持ち上がるまで、あと数秒]
(64) Akatsuki-sm 2014/01/27(Mon) 00時頃
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………ずっと、一緒だよ。 最期まで。
[おしまいまで好きになった人たちと一緒に過ごせるなら。 やっぱりこの世界は少女にとって理想的だった。
でも、願わくは。 もっとたくさん一緒にいたかったなぁ、なんて**]
(66) Akatsuki-sm 2014/01/27(Mon) 00時頃
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