70 領土を守る果て
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−王都近辺・回想−
[共同墓地を引き上げ、王都へと戻った...の前に、執事長ハワードが、王からの書簡を携えてやって来た。...は、ハワードから書簡を受け取り、]
これは執事長殿。 左様か、陛下が私をお召しであったのか。 それは相済まぬ…ハワード殿、貴殿にもご足労でござった。 では、謹んで拝読つかまつる。
[...は王からの書簡に目を通した。]
(160) 2011/11/10(Thu) 22時半頃
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[...は、書簡を読み終えると顔を上げ、]
国境周辺への避難勧告については、承知つかまつった。 避難民の誘導には、我が治安警察からも、人数を割き申そう。
しかし、アキューリアス少佐の件については。 陛下には「杞憂である」とお伝えくだされよ。
アキューリアスの身元については、騎士叙任の折に精査済みである。 問題なかったが故に、殿下の身辺警護を一任しておる。 仮にアキューリアスが、陛下に対し叛意を抱いておろうとも、カルヴィン殿下に対し剣を向ける事は絶対あり得ぬ…私はそう信じている。
(161) 2011/11/10(Thu) 22時半頃
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それに、だ。 臣下の身辺に隠密を放つなど、仮にも仁君のなさる事ではござるまい? アキューリアスが陛下の隠密を斬り捨てたのも、カルヴィン殿下に仇なす者と判断しての事かも知れぬ…そこは、本人に確かめねば分からぬが。 陛下のお言葉は胸の片隅にとどめおくが、このゴドウィンにも耳目はある。 アキューリアス少佐に関しては、いずれ我が目で見極めたく存ずる。
(163) 2011/11/10(Thu) 22時半頃
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帰って陛下にそう申せ、執事長!
[ハワードに怒鳴っても仕方がない…が、憤懣がつい...にそう叫ばせた。]
・・・失礼した、執事長殿。 王宮には、今しばらくは参内できぬ。 治安警察を預かる身として、やらねばならぬ事が出来申した故。
(164) 2011/11/10(Thu) 22時半頃
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[...は、懐から新聞を取り出した。先ほどグロリアが話題にしていた、あのゴシップ紙だった。]
まずは、この三流新聞を黙らせねばな。 こういう仕事こそ、治安警察本来の仕事にござれば…然らば御免!
[...はハワードに背を向け、件の新聞社へと向かった。]
(165) 2011/11/10(Thu) 22時半頃
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−王都のはずれ−
[王都の外縁部にある、うらぶれたビジネス街。訪れる者とてないであろう骨董屋や、怪しげな薬種商などが軒を連ねている。その中の「アンスポ」という看板の掛かった新聞社の前で、...は馬を止め、ガラリと扉を開けた。]
ちょっとごめんよ…編集長、いるかい?
[やがて、青白い顔に野卑な笑みを浮かべた“編集長”が姿を現した。...は、先ほどの新聞を懐から取り出し、穏やかな笑顔で“編集長”に示した。]
おぉ、おたくが編集長? いやいやいやいやいや、さっきコレを読んじゃってさ〜。 この一面トップの記事、もちろんおたくがチェックしたんだよね?
[下卑た笑顔で頷く“編集長”に、...は俄に笑顔を消し、冷然と告げる。]
ならば、己の罪も理解しておろうな? 王室への不敬罪、ひいては反逆罪だ…この謀反人どもめがッ! 笑止なり。貴様らも、ジャーナリストの端くれであろうが? 下らぬ記事で大衆に媚びるのもけっこうだが、時事をわきまえよ!
(172) 2011/11/10(Thu) 23時頃
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[...は、社内中央に据えられた印刷機を鉄拳で叩き潰した。活字が宙を飛び、零れたインクが床面に黒々と染みを作る。]
治安警察の名において、無期限営業停止を命ずる。 編集長ならびに主要記者は、ひとまず地下牢に収監する…検挙せよ!
[...の号令とともに、黒衣に梟・鈴蘭の襟章をつけた、治安警察隊員たちが社内に雪崩れ込む。抵抗する者もいたが、たちまち隊員たちによって袋叩きにされ、続々と捕縛されてゆく。その光景を...は、暗澹たる面持ちで見つめている。]
(173) 2011/11/10(Thu) 23時頃
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−ゴドウィン酒店−
[ゴドウィン卿、と呼ぶ声から、それが酒屋の客でない事は知れた。姿を現したのはグロリアだった。アンゼルバイヤ屈指の名門・グランツーリスモ家の息女。深窓の令嬢であるはずが、名家の生まれにもかかわらず、自由奔放な性向で、穏健な両親の手を焼かせていると聞く。なかんずく、かつて思想犯(共和主義者)の容疑をかけられていたギネスに師事しているあたりが、...には気に入らなかった。]
これはグロリア嬢…久しいな。 ご両親から、他国へ留学したと聞いておったが。
その剣幕、どうやら遊学の土産話を持ってきたというワケでもなさそうだな…よろしい、話を聞こう。かけたまえ。
[...はグロリアに、着座を促した。]
(371) 2011/11/11(Fri) 22時頃
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[グロリアの毅然とした表情にも怯むことなく]
左様…かの新聞社は、我ら治安警察が沈黙させたとも。 連中を解放せよと? ならんな。 グロリア嬢よ、あなたも他国を遊学してきたなら、少しは肌で感じておろう…今、この世界を取り巻く戦火の匂いを。
国王陛下の仁慈に甘え、嘲弄する輩を私は許せぬ。
平時なら多少は目を瞑ってもやろうが…時が時である。 国民一丸となって、外圧に立ち向かわねばならぬ折に、かかる三文記事で陛下を虚仮にし、王室の威信を蔑ろにする行為と、それを為す者どもを見逃す事は断じて出来ぬ。
くどいようだがグロリア嬢、時が時だ。 言論弾圧にあらず、言論統制であると心得てもらおう。 かのブンヤどもも、いずれは解き放ってはやろうが…然れども、アウストの侵攻が落ち着くまでは解放できんな。 連中が、アウストの共和主義者どもに共鳴し、かの国の密偵を手引きしていたらば何とする? 取り調べはこれからだが…その可能性は低くはないのだ。 事態は、風雲急を告げておるのだ。 疑わしきは厳しく監視下に置き、王家に仇なす者どもを炙り出すのが、我ら治安警察の務めである。
言いたいことはそれだけか? グロリア嬢。
(399) 2011/11/12(Sat) 00時頃
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