223 豊葦原の花祭
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[ “ 雪の精 ” “ 雪ん子 ”
兄弟もみんな、なんて名字みたいなものなんだろうか。 ]
…うん。 Maryって書くんだけど…。
[怒られるかもしれないけど、土に向かって綴りを。]
『マリ』じゃなくて、 これで『メアリー』って読むんだ。
[治療を終えれば再度詳しく自己紹介。 鼓膜を揺らす声は夏の日差しのように明るいものだったけれど。
誰のものかは分からないまま、 “あの子”に教わったことを口にしたんだ。]
(16) 2015/04/18(Sat) 17時半頃
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そうなんだ。 元気に芽吹くといいね。
[ 一番綺麗な樹がおやすみらしいことには、ぼくも少し肩を落として。 でもすぐに取りなすつもりの言葉を返す。
こちらを気にかけてくれているような言葉>>9には、胸を張って。]
ぼくは、きっと君より歳は上だからね。 それより君こそ、気をつけて。
今日は温かいから、溶けちゃわないようにね。
(17) 2015/04/18(Sat) 17時半頃
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『 雪ちゃん。 』
[彼女が去って行く様子を眺めながら、またねと右手を振って。 さて、何処へ行こうかと思案する。
目的は“人のいるところ”へ。 でも来たことがないぼくにはそれが何処か分からないから、またふらふらと覚束ない様子で一歩を踏み込むのだけど。]**
(18) 2015/04/18(Sat) 17時半頃
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ー巨木の根元→ー
[おさがりを貰った後>>18 入れ違いのように現れた誰か>>1には気付くことはなくて。
蕾が提灯のように幹を彩りつつあることにも、浮かれた頭がまだ知る由もなかった。
せめて赤い手毬に気付いていたなら、]
―――ぅあ"!?
[ こんな、間抜けな声を上げることはなかっただろうに。 ]
(26) 2015/04/18(Sat) 22時頃
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な、…な、なに………?
[ コツン、とした硬い感触>>24
驚きにつんのめりかけた身体をすんでのところでつま先が受け止める。
まだまだぎこちない動作なれど、 仕様は掴めてきたから、首を傾げるようにして背後へ向き直る。
その顔は眉間に皺を寄せていて、 恐らく子どもの顔に相応しいような仏頂面。
でも、その人が手に持っている物をみれば脚が悪いんだろうかと視線を巡らせて、再度彼の顔を窺う時は気遣うような色を乗せただろう。]
(27) 2015/04/18(Sat) 22時頃
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お爺さん…どうかしたの?
[脚が悪いようなら負傷兵でさえよければ彼のアシになろうなんてことを考えて、口に乗せた言葉だった。
そんな最中、今更に行きしな耳にした破壊音>>0:77を思い出せば、 もしやこのお爺さんこそ被害者なのではないかと、勘違いは水面下で拍手をかけていく。
止められない限りはきっと、転がっていく手毬並みの速さで。]
(28) 2015/04/18(Sat) 22時頃
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[ 余裕の表情である>>30 というか貫禄のようなものかもしれない。
顎に生えた髭は指通りが良さそう…なんて考えていれば、差し出された杖を反射的受け取る。
手に持ったは良いがどういうことか。 訝しげに視線を彼が取り出した紙面へと綴られていく文字に、ぽかん。]
………よく見てるんだね。 さっき、転けたんだ。
[ 理由は分からないけれど、 ぼくはこの文字が読めるらしい。
何故彼が筆談を用いるのかは分からないけれど、もし耳が聞こえないのなら、ぼくにも考えがある。
二つ目の文章>>31については、困ってしまったことを隠して。]
(35) 2015/04/18(Sat) 23時頃
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起きたらここにいて、 そこからはどうにも…何も覚えていない。
でもそうだね、今は一番綺麗だと噂の桜を見ては見たい。 あと、色んな人と会ってみたいんだ。
[ 今は振り向いたから遠くに聳える薄墨桜を指差して。 ]
あと…花は好き、なのかも。 見ていると、何だか懐かしい気分になる。
[そこに理由を求められたのなら、「わからない」としか答えられないのだけど。]
お爺さんこそ、此処にはどうして来たの?
[興味は彼へと移ろう。 転けたまま録に手当をしなかった膝元は風に吹かれて血が固まりつつある。
恐らくそのうち、瘡蓋にでもなるのだろう。]
(36) 2015/04/18(Sat) 23時半頃
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[ 相槌>>41
自分の考えが勘違いであることに気付けば、少し頬に熱が灯りそうになって息を吐いた。
頭を切り替えようと相手の墨の行方を見守る。 ]
桜の木………?
[ 思わず彼に視線を向ける。
何処からどう見ても老年のお爺さんにしか見えない。 でもさっきも雪の精に会ったのだ。
寧ろ驚かなかった自分自身にぼくは動揺しながらも、胸中に広がらない驚きの芽に胸が柔らかくなるんだ。]
(47) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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[ でも、ある一文に。 「 思い出したくない 」 そんなこと、そんなことは、ない。
漠然と、左胸に広がっていく。
どうしてだろう。 分からない。
その内に手当は施されていて>>42 一枚の紙を受け取る。]
お爺さんは、………咲いて枯れてしまわないよね。
[ 一言。
思わず呟いた言葉に自分でも引き攣ったように口元を動かして、逃げるように視線を同じ方角>>42へと向ける。]
(48) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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あのね、ぼくはメアリーって言うんだ。 桜のお爺さん、これ…あげる。
[まだ芽吹くことのない桃色の提灯。 どのように色付くのだろう。 どのような香りを漂わせるのだろう。
もし、奇跡があるのなら。 ]
星に願うといいとも言うから。
[「おさがり」として貰った飴>>0:84を一つ取り出せば、無理やり彼の元へと押し付けるように腕を伸ばして。
受け取って貰えなかったら今度こそ拗ねた顔をするのだろうけど。]
(49) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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淡墨桜みたいな力にはなれないかもしれないけど、ね。
[ ふいっと視線を嗅覚を刺激する甘い匂い>>32へと向けて。 ]
…もうちょっと、色々と歩いてみるよ。 お爺さんのお陰でほら、足も痛くないし。
[花見をしているようなら邪魔は出来ないから。
そう切り出せば、お爺さんの杖を返そうと腕を伸ばして。]
桜が咲きますように。
[お願い事を一つ残して、右手をひらりと閃かせた。]**
(50) 2015/04/19(Sun) 01時頃
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[ ぼくは、真剣なのに。
何で笑われなければいけないんだろうか>>58 決して声が洩れる訳ではないけれど、肩を揺らす様に口元を歪めそうになるのを耐えて贈り物を。
ついで杖を返せば礼と同時に天井に影が差す。 薄くて乾燥していて、枯れ木を思わせるささくれ立っていて。 それが掌だと気付くのに遅れてしまった。]
…こどもじゃ、ないんだよ。
[ 眉を下げて視線を泳がせる。
だって目線はあまり変わらないから。 真っ直ぐ向き合うのは些か、勇気が必要に思えた。
でも手渡された紙に綴られたお願い事に>>59
左胸が 脈打つ。 ]
(60) 2015/04/19(Sun) 03時半頃
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――――ぜったいだよ。
[ ぐしゃり。
いつの間にか、力の入った掌は紙を撓ませていて。
慌てて指の力を抜こうと、皺を伸ばそうと努力をするのだけど。
徒労だと判断すれば、大人しく飴と一緒にポケットに入れる。 手の内にあるのはペットボトルが一本。 持ち物はそれだけ。
でも、それだけで、十分。 ]
(61) 2015/04/19(Sun) 03時半頃
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[ 風を切るようにして後ろを向く。
後ろには芽吹く前の桜の木。 まだ開花していない筈なのに
ふぅわり揺れる空気が運ぶ香りが 何処と無く桜の木を彷彿させて
あまい、あまぁい匂いと混じり合って心地よかった。*]**
(62) 2015/04/19(Sun) 03時半頃
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ー巨木→屋台街ー
[ お爺さんと別れた後>>62
甘い匂いの場所>>32は何処かと足を動かしたんだ。 もしかしたら誰か>>73とすれ違ったかもしれないけれど、気付かずに。
でもその途中、大きな囲いの中に揺らぐ赤>>6を見つけた。 ]
…きんぎょ。
[ 狭くて底の見える世界の中を ゆらゆらと尾を揺らして滲む金色の鱗。
ふと、立ち止まったぼくに、 「やって行くかい?」と薄い紙で出来た網を手にしたおじさんの声が聞こえる。
その間際にも綺麗な着物を身に纏った女の人が、同じくらいの男の人と腕を組みながら透明の袋を下げて歩いている。
小さな箱庭の中では金魚が心狭そうに水泡を生み出して、ぷかりと浮かび上がっていた。 ]
(74) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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[ あの子たちは、幸せなんだろうか。
暗くて、冷たくて、奥の見えない海の底。
そんな場所とは無縁の薄い水面の中に閉じ込められて、掬い上げれることは。
―――ねえ、聞こえてる?
鼓膜を叩く音。 雑踏の中でも妙に響く声。
水の張られた桶の中。 視界いっぱいに落ちる薄紅を乗せた白が、
夕闇に 蝶の如 浮かびいる ]
(75) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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[ ―――お嬢ちゃん!
大きな声。 それが目の前のおじさんから自分に向けられたものだと気付くのに、 遅れてしまった。 ]
………ぁ、ごめん、なさい。
[ いつの間にかしゃがみ込んでいたらしい。 足先の痺れる感覚に、自分が魅入ってしまっていたことに気付いた。
慌てて姿勢を正せば、おじさんが呆れたように肩を竦めていて。 親切にも小銭を幾らかくれた。
「気分が悪いようなら、新しい飲み物でも買って来な。」なんて。 温くなって底の見えるペットボトルと交換だなんて言いながら渡してくれたんだ。 ]
(76) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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…ありがとう。
[ 途端に、色付く頬を、水面が映し出すから逃げるように半歩下がって。
何かお礼をとあたふたしていると、犬や猫でも払うように片手で制される。
困った顔のまま、素直に踵を返して後ろを見やれば、皆が皆好きなように自由に祭りを楽しんでいて。
耳を澄ませてみたけれど、
あの子の声は 聞こえやしない。 ]
(77) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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…何処にいるの?
[ ぼくは、どうして、何も覚えていないの。
名前。 告げる前に一瞬響いた声と 金魚を眺めていた時に脳裏に過った声。
似ているような、同じもののような、異なるような。
ギュッと小銭を握りしめる手の力を強めながら、無意識に視線は移ろう。 さっき、見えた白い花が、 見つけることが出来たなら、
何か、思い出せるんじゃないかって。 ]
(78) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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[ そうして足を動かした先。
いつの間にか辺りが甘い匂い>>32に包まれていることを知った。
つられるように足を動かせば 大雑把に纏められた黒髪を、 夕映えに輝くだろう金色の櫛で飾った女性>>34とお面を身につけた女の子>>65の姿。
ちょうど飲み物が欲しかったから並んで声をかけようとして。
黒い二本の尻尾。 猫のようなそれが、生えてた。 ]
(79) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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ーーー〜〜〜!
[ 驚いて、びくりと跳ねた肩が強張る。
雪の精に桜の木。 今更じゃないか。
そう思っているのに、“人間じゃないかもしれないもの”に左胸が騒ぎ出す。
砂利を踏み締める音は案外大きく聞こえたけど、祭囃子に紛れてしまうくらいの大きさだろう。
こっそりと忍び足で踵を返す素振り。 心もとない足取りで立ち去る心算。
心臓に芽吹いた感情に操られるまま、人混みへと身体を割り込ませた。]**
(80) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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―屋台街外れ―
[ 猫みたいな声>>85が後ろから聞こえた。
思わず一度振り返れば、落ち込んだような様子が見えただろうか。
見ることが出来たのなら、少しだけ気にかけたように唇を引き結んだだろうけど。
もう少し、その場にいたなら檸檬色が斜陽と混じり合って艶やかな黒に馴染んで映えて とても綺麗だということに気付いたかもしれないけど、それはまた別の話。
見逃してしまった何も知らないぼくは、暫く、歩いて。 人混みを掻き分けるように進む。
何と無く後ろを振り向いた。 そこにお面で顔を覆った女の子>>90がいたのなら、その子が先程見かけた片割れだと気付いたなら、]
…ぼ、ぼくに、何か用?
[ 彼女が人であるか妖であるか知らないぼくは、そう問いかけただろう。 ]
(101) 2015/04/19(Sun) 23時頃
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[ ぼくに向けられる言葉はどんなものだろう。
幾つか用意してはぐるぐると渦巻かせていたのに。 実際>>105は、]
…嫌いじゃないけどね。
[ 何だろう。 お昼下がりに耳にするような穏やかなものだった。
単純かもしれないけれど、それだけで少し目元が緩む。 びくりと弾んでいた心臓も今は凪いでいた。 ]
もしかして、それを伝えてくれるつもりでぼくを追いかけて来たの?
[ ただの偶然かもしれないけれど、もしも話を口遊んでは、首を傾げて。 ]
(113) 2015/04/20(Mon) 00時半頃
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…君も、何かの妖か、精霊、なのかな。
[ ちいさく、ちいさく、呟いて。 ]
(114) 2015/04/20(Mon) 00時半頃
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[ 緩んだ指が、一枚の紙>>59が、風に攫われた。 ]
(115) 2015/04/20(Mon) 00時半頃
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―――ぁ、!
[ 咄嗟に振り向いて、腕を伸ばした。
でも掠めるばかりで指先は捕まえやしない。 ただ悪戯に吹かれた空気に舞っていく。 ]
ど、どうしよう。
[ 迷った足先は、何故か目の前の人に進んで。 そのまま小刻みに引き攣った、少し先が冷えた、指先を彼女へと伸ばす。 ]
大切な、約束なのに。
[ 夢か現か。 ここが何処かそう問われたなら
疑いなくぼくは後者を名乗る。 ]
(116) 2015/04/20(Mon) 00時半頃
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[ でも、触れる指先は、仄かに温かく感じたから。
だからこそ、膜を張った瞳で彼女を見つめたんだ。 これが水ならきっとお湯のように温かい。
真っ直ぐと眼差しを向けて。 でも、あやふやな手のひらを広げてはくるりと結わえた髪を揺らす。 ]
…甘酒のこと教えて、くれてありがとう。 …猫も、犬も、狐も、きっと、好きだよ。 でもぼくは、花が一番好き。
[ そのまま、後ろ足に下がれば無理やり口角を上げて、右手を持ち上げる。 ]
(117) 2015/04/20(Mon) 00時半頃
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君も桜を見に来たのかな。 …一番綺麗な淡墨桜。
きっと家の中で見るよりも立派なんだろうね。 また、会えたら。
甘酒のこと、教えてよ。 …ぼくは、手紙を探してくるね。 決して忘れないように。
[ とても大切なものなんだ。
そう残せば急いで身体を半回転させて、手紙の消えた方角へと足を運んだ。 ]*
(118) 2015/04/20(Mon) 00時半頃
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