238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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―【ねこのくしゃみ】2号店―
[幸運にも式鬼紙《シキガミ》は其処に辿り着いた。 黒猫フードトラックの上に止まり、12柱の一人>>3の姿を見下ろしてかさかさと囀りのように紙の翼を鳴らす。]
……どーも、三黒の。 随分と似合わぬ場所で会うもんですね。
[地上を行く術者が渋い顔して合流したのは、少し時間が経ってから。
式鬼紙《シキガミ》使いはその名の通り、紙を使う。 炎は大敵であり、以前にうっかりか何かの巻き添えか、式鬼紙《シキガミ》を燃やされて以来。 三黒と纏う炎の気配には敵意まで行かずとも疎ましげな警戒が滲む。]
(6) 2015/09/12(Sat) 00時半頃
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[命拾いをした紙の鳥たちが術者の側へと舞い降りて、解けて色紙に戻りながらその手のファイルの中へと還っていく。]
そうとも子供のオヤツの調達だ。
……へえ、偶々ですか。 やはり今日のボクは相当ついてないらしい。
[言葉>>13から棘を感じとれば、ますます険のある言い方になる。 戦いなどに使えばほぼ使い捨てに近い式鬼紙《シキガミ》ではあるが、余りに強い力に晒されれば術者にダメージが返る事もあるのだから。 燃やされた挙句に謝罪もないとあれば、良い印象など抱けるはずもない。]
(21) 2015/09/12(Sat) 01時頃
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クレープって持ち帰りあり?
[派手な伊達眼鏡の下。 三黒の中の炎を見据えるかのような黒い眼を不意に逸らし。 見るからに持ち帰りに向かなそうなメニューの写真を見て、黒猫フードの店員に尋ねてから。]
とりあえず。 『ラブ』とか変なものは抜きでオススメひとつ。
[自分の分をひとつ、注文した。**]
(22) 2015/09/12(Sat) 01時頃
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[幸々戸の前当主とその妻は長らく子に恵まれなかった。
戸籍的には従兄妹同士。 実際には繰り返された一族内の結婚によりずっと血は濃い。 跡継ぎを授からぬのはそれが原因であろうと前当主は血の関わりのない外に子供を作った――と聞いてはいるが実際は火遊びの結果だろう。 義母や一族達の態度から察してはいる。
『お前は良い眼をしている。 その才を磨き、有象無象に惑わされることなく、 "真"を見分けられる賢き者でありなさい。』
幸々戸らしい力は受け継がなかった。 それでも、跡継ぎに相応しいだけの力を得る為に、式鬼紙《シキガミ》使いとして邪気を『見抜き』、祓う力を鍛えた。
それも当主夫妻に実子が生まれるまでだ。]
(62) 2015/09/12(Sat) 12時半頃
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残念ながら食事したばかりなので少な目で結構。 それに、不審な大人から物を貰うなと言われているので。
[冷えた笑みの男>>38を不審者扱いして、嫌がらせのような注文に訂正を入れる。
度のないグラスに隔てられた世界。 目の前の男に痣持たずと侮られているとこは、薄々読み取っても見ない振り。 過去の相手には記憶すらされていないトラブルが不快感の原因を、理由をすり替える。
当主の子と期待され、妾腹だと無用とされ。 異母弟が弱すぎると再び期待され、結局無用者のまま。
期待に応えようと努めても、気を引こうと悪ガキ三昧を尽くしても、変わらぬから。 良い眼で人の顔色をまともに見るのは止めた。]
(63) 2015/09/12(Sat) 12時半頃
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……ん?
[12柱へと送られた警告>>26。 幸々戸の場合も、動けぬ当主の方へと連絡が行ったらしく。 間を置かず、代理且つ実動員の式鬼紙《シキガミ》使いのスマホが震えた。]
敵意あるな。
[有翼種を手の甲に止まらせた三黒>>43に答え、スマホをポケットへと突っ込む。 地下鉄の入り口から飛び出してくるドローンは、見えづらくする眼鏡越しでも、黒い靄に覆われて見えた。]
(64) 2015/09/12(Sat) 12時半頃
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アンタそれでも……っ!
……。 えらそーに大人ぶるなら相応の行動で示して貰いたい。 三黒の当主殿。
[一般人が見えないのかと。 物騒な発言>>44を咎めて、紙入りのファイルを掌に乗せ前へと差し出す。
開いたファイルから一斉に色紙が吹き上がる。 色鮮やかな紙吹雪に一般人達が空を見上げた時。 羽のある虫の型へと織り上げられた式鬼紙《シキガミ》達から発せられるのは、耳障りな不協和音。]
(65) 2015/09/12(Sat) 12時半頃
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[――ィィィイィィイィィイィインッ!!
人々は耳を押さえ、わっとこの場から逃げ出していく。 避難させるならば別の手もあったが、不協和音は傍らの三黒への嫌がらせ返しのようなものだ。]
……? "ボク"を狙わない?
[ドローンは明らかに迎撃態勢を取った式鬼紙《シキガミ》使いを素通りし、三黒へとその銃口を向ける。 簡単な命令外>>24なのだと今は知る由もないが。]
やれ。
[紙と言えど術者が繰れば鋼鉄よりも鋭い。 群がる紙虫は数体のドローンを引き裂き地へ落とす。
赤いコートのポケットの中で、幸々戸本家の方にもドローンが現れた事を知らせる着信にスマホが震えた。**]
(66) 2015/09/12(Sat) 12時半頃
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[目立つ>>72のならば式鬼紙《シキガミ》も同じことだ。 手妻だ路上パフォーマンスだと誤魔化しは利く方かもしれぬが。]
……理岐です。
[背後に銃声>>74を聞きながら、電話に出る。 相手は本家の家屋敷の管理をする年配の男だ。 その彼が告げるのは、当主の居る本家にもドローンが出現したが防護障壁により大事に至ってはいないとの報告。]
此方にも出現しています。 狙いはボクではなく三黒の当主のようですが。 ……"形代"を?分かりました引き受けましょう。
[通話の間も紙虫の群れは色鮮やかな霧の塊ように中空でうねり。 近付くドローンを裂き墜とし、結果的には無防備になった三黒>>75を護る。]
(126) 2015/09/12(Sat) 22時頃
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[無事を問われる事のなかった通話を切る。
女であれば。 或いは相応の婿入り先があれば。
一族の者が囁く言葉と顔。 例えば女であり三黒の家>>73から声が掛れば、断る道はない。 幸か不幸か、幸々戸の長男の存在は宙ぶらりんのままだが、緊急時の役目ならある。]
(127) 2015/09/12(Sat) 22時頃
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――――繋がった。
[四肢に針を刺すような感覚。 紙虫の群れが空で一瞬静止して、湧き上がる天敵である炎>>76に煽られ、焼かれ、数十が落ちた。]
……先に。 ボクは、狙われていない。
[三黒にへと返した声は苦しげ。 ぎゅ、と服の胸元を掴み近くの電灯に手をつき、倒れそうな身体を支える。 式鬼紙《シキガミ》達も動きを止めたまま、ひたりと冷や汗が落ちる。]
(128) 2015/09/12(Sat) 22時頃
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[――『形代』 人の形を模して、人の身代わりとなるもの。 幸々戸に伝わる秘術の一つには人間そのものを形代とするものがある。 術式には長い準備期間が必要であり、その詳細は極秘中の極秘。 だが、12柱の者ならば知っているだろう。 それが行われれば『形代』の人間が生存している間は対象者を害する事は絶対に出来ないと。
宙ぶらりんの長男でも緊急時の役目ならある。 当主《弟》の盾になる事だ。]
(130) 2015/09/12(Sat) 22時頃
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[気分が悪い。 耳鳴りかと思ったのは避難勧告>>104だ。]
……サイモン。いや。
[息をゆっくりを吐き出した。 体調の悪さはまだ術に馴染み切っていないのと、異母弟の体調の悪さゆえだ。 だが調節はされている。大丈夫すぐに、慣れる。]
カムイか。
[空へと上る青い線>>105。 人は天使に及ばない。 それでも、結界術は幸々戸も得意とするところだから、不調であっても張られる結界障壁には感知する。]
(148) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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面倒は承知。 だから置いて行けと……。
[頭上から降る声>>153が癪に障る。 俯いた顔を上げ、見上げ男を見据えれば。]
(164) 2015/09/12(Sat) 23時頃
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……は?
[紙を押し付けられた。 そこにある忌むべき火の気配>>154に反射で三黒を睨み、続いた言葉に瞬きを一つ。]
……。 ありがとう。
[男に対する不快感は変わらないが気遣いは気遣い。 一瞬の腹立ちを消化しきれぬまま、憮然としながらも礼の言葉を絞り出す。]
役目も果たさず倒れるなんて。 するものか。
[やはり腹立たしい。 走り去る男の背に吐き捨て、受け取った爆破符となった紙をたたみポケットにねじ込んだ。]
(165) 2015/09/12(Sat) 23時頃
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……いっつ、あの野郎。
[三黒の去った後、顔を顰め、左袖を袖をまくる。 腕の赤い火傷は紙虫が焼かれた時の反動らしい。]
悪いが、オヤツどころじゃなくなった。 アイスと『幸運』はいずれまた。
[クレープ屋の店員はこの騒ぎの中でもまだ居たのだろう。 あの時、髪に隠れた眼>>@6と視線が交わり、そして逸らした。
――わからない。
眼鏡の硝子が視界を眩ませてはいても、そんな印象を持ったのは初めての事だが、敵意は感じていない。 だからひと声かけて、ファイルを拾い上げるとよろりと去った男とは別方向へと歩き出す。 その背を、生き残った紙虫達が追っていく。]
(167) 2015/09/12(Sat) 23時頃
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[羽をもぎ取られたドローンが錐揉みしながら地に墜ちる。]
やはりボクを追っては来ない。
[歩みは遅く、式鬼紙《シキガミ》の動きも精彩を欠く。 弱った動物は真っ先に狙われるもの。 だが、追跡はなく今落としたのも偶然に見かけた一体だ。
ならばやはりこの機械は12柱を狙うものであり。 情報更新はされていない。]
(181) 2015/09/13(Sun) 00時頃
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[上空で雷鳴が響いている。 強い力同士がぶつかり合う気配だ。
まだ気分が悪い。 だが少しずつ歩みを早め、走り出して。 荒い息を付きつつ、人の気配のない通りの角を曲がった時、その光景が目に入った。]
(182) 2015/09/13(Sun) 00時頃
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オマエらァ!なにやってるッ!!
[上空の争いの気配とは違った。 だが、悪友と灰羽が対峙する光景は尋常ではない。]
(183) 2015/09/13(Sun) 00時頃
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無事に決まってるだろ!
勘違いだ? また馬鹿でもやったのか!
[上空に居る相手>>190に届くよう声を張り上げる。 少し辛いが、顔色の悪さも伝わりにくいのは幸いか。]
(191) 2015/09/13(Sun) 00時頃
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……こいつら引き連れて走ったからだよ。
[目の前に下りて来るカムイ>>196に、自分の背後で飛ぶ紙虫の群れを示す。 『形代』の件は誰が耳にするか分からない以上、口にしない。]
……は?裏切り者? オマエが? あの機械を嗾けったってのか?
[あっさりと言われた言葉に、呆気にとられたように悪友を見て、空の大須賀を見た。]
(202) 2015/09/13(Sun) 00時半頃
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それにしちゃあ、ボクが攻撃対象に入ってないのはおかしな話だな。 近場に居て、邪魔するのは分かってたろうに。
[大須賀を見据えたまま言って、視線を戻す。]
……で。 お前の考えている事は大体わかるが。
[体調を気遣った後、『治癒』に長けた仰代の居場所を問う>>198というのはそういう事だ。]
(203) 2015/09/13(Sun) 00時半頃
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断る。
仰代に借りは作れない。 治癒でどうにかなるものじゃないしな。 それに。
ボクは『治癒』は嫌いだ。
[麗亞個人を忌避する事はそんなにないが。 『治癒』という力そのものは、どうにも異母弟を思い出してダメだ。]
(206) 2015/09/13(Sun) 00時半頃
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信じるも何もボクには根拠が判らんのですが。
[普段から有翼種の連絡を密に受け取るでもなく、大須賀>>210に対しては特別悪感情は無い。 だが、理由がわからぬ以上は腐れ縁の分、友人寄りだ。]
(212) 2015/09/13(Sun) 01時頃
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[雨粒>>209が頬に落ちた。 それは奥底へと染み入り体温を奪っていくように冷たい。]
ああ、喜ぶといい。 『治癒』が使えたら今頃はあの執事と一緒に追い掛け回す側に……。 ……これは。
[安堵の顔を見せる友人>>213への言葉は中断されて。 くらりと意識が地へと吸い込まれそうになった。] 来い!
[降り出す雨に慌てて、掌を掲げれば飛ぶ式鬼紙《シキガミ》達が集まって、傘の型を成す。 それに結界札を貼りつければ、長時間は持たずとも簡易的な防御にはなる。]
(226) 2015/09/13(Sun) 01時頃
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おい、待て!使え!
[作られる型はもう二本。 一本は走り出す男>>218を追って、その背に槍投げのように投げる。 紙だからもし当たっても痛くはない
そんなには。]
(228) 2015/09/13(Sun) 01時頃
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争いの気配は感じていた。 ボクはどちらも見ていない。 キミの集めたという情報も。 カムイの言い分も。
まだ聞いてはいないから今は判断はしない。 [言い切って、もう一本は大須賀へと。]
いらなければ捨て置け。 勝手に解ける。
[そして、友人の後を追って駆け出した。]
(232) 2015/09/13(Sun) 01時半頃
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―路地裏―
門を開こうとしている?
[力を削る雨から避難した場所で、神威>>262から大須賀と対峙していた理由を聞いた。]
それなら12柱が狙われてたのは分かる。 家の方にもあの機械は来てたって連絡があった。
でも、そうか。 門を、か。
[まともに生活の送れぬのに聖痕持つ異母弟。 ちら、と過る誘惑がなかったと否定すれば嘘となる。]
(278) 2015/09/13(Sun) 20時半頃
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[曇る表情は、顔色の悪さに隠れ。 ただ考え込んだだけにこの友人には見えてくれるだろうか。]
……なんで、ってのは後にして。
快流と紫藤の御姫さんが対峙しているのは共通認識で。 オマエは快流にそれを聞いて。 大須賀は独自情報で逆と判断したとは、ボクも聞いた。
誰を信じて誰を疑うか。 大須賀はそう言ってたけどな。
[濡れて曇った伊達眼鏡を外して、拭いながら悪友の顔をじっと見る。]
(280) 2015/09/13(Sun) 20時半頃
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ボクには大須賀の言う事に根拠が見えないんだよなあ。
[大須賀が有翼種によって情報を集めているのは知っている。 一方的に片方が怪しいという主張を訝しく思うのも分かる。 けれど、『紫藤が敵ではない』との情報の根拠は何だろうか。]
ん?飛ばせるぞ。 式鬼紙《シキガミ》は元々は連絡手段にも使われてたからな。
この雨だけど まだボクは攻撃対象に入っていないらしいし。 少し多めに飛ばせば届くだろ。
[急にぱあっと顔が明るくなった気がする悪友>>264に、眼鏡をかけ直して頷いた。]
(281) 2015/09/13(Sun) 20時半頃
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龍山と紫藤が争い。 龍山曰く紫藤が天国の門を開こうとしているらしい。 ただ、大須賀は紫藤は此方側と言っていると。
いちおー、両方の言い分で送るけどそれでいいか?
[ファイルから濡れずに済んだ紙の束を取り出す。 異存がないようなら、無数の連絡用の紙飛行機が他の12柱を探して路地裏から飛び立つだろう。]
(282) 2015/09/13(Sun) 20時半頃
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オマエ、大須賀に頭殴られたか?
[らしくない言葉>>288に。 まずは頭をぶつけたのかと疑ったが。]
(306) 2015/09/13(Sun) 22時頃
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……。
大須賀が不審なのはともかく。 カムイ、オマエはボクを騙さないだろ。
考えとか立場とか。 違う事も変わる事も言えない事もあるかもだけど。 それだけは信用してる。
[過った思いの後ろめたさがさせたのか。 こちらもらしくない、思いを吐露した。]
(307) 2015/09/13(Sun) 22時頃
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わかった、それで送る。 [紙束が淡い光に包まれ。 メッセージを携えた紙飛行機へと変わって飛び立っていく。 『浮気現場』などと聞こえてくる言葉>>290には不思議そうにするものの、悪友の意識がこちらへ戻れば。]
……。 カムイ、ひとつ話しておく。
幸々戸の聖痕の心配は必要ない。 ボクが生きている限りは。 わかるな?
[聖痕の『形代』――身代わりは今、自分という事。]
(308) 2015/09/13(Sun) 22時頃
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守られるほど弱くねぇよ。
[らしくない事を言ったのが今更気恥ずかしくなって。 カムイ>>322へぶっきらぼうに返してから。]
そう『形代』。
本来ならば安全の為にもボクは当主とは別の場所へと退避が最善だろうけど。 聖痕が狙われている以上。 幸々戸の家の代表として事態に対処するつもりだ。
だから、守られるつもりはない。 必要ないってくらい知ってるだろ。
[にっと少しだけ笑って見せる。]
(337) 2015/09/13(Sun) 23時頃
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ともかく、今は情報収集だな。
快流と紫藤の御姫さんの事も直接確認したいし。 大須賀の態度が勘違いなのかどうか。 他の12柱も探したいし。 あとは補給かな。
[大分薄くなったファイルに目を落とす。 戦う力である『紙』の入手は容易いのだから早目に補充しておきたい。]
(338) 2015/09/13(Sun) 23時頃
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ともかく、今は情報収集だな。
快流と紫藤の御姫さんの事の確認に。 大須賀の態度が勘違いなのかどうか。 他の12柱も探したいし。 あとは補給かな。
[大分薄くなったファイルに目を落とす。 戦う力である『紙』の入手は容易いのだから早目に補充しておきたい。]
手分けするか? それなら連絡用に式鬼紙《シキガミ》渡しておく。
[傘ももう暫くは使えるだろうしと。 カムイにどうする、と視線を送った。]
(339) 2015/09/13(Sun) 23時頃
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[有翼種>>@13は本来とは違う受け取り手の傍にも、遅れて降りてきていた。 恐らくは本家から此方へと回されたのだろう。]
……まさかっ。
[『サイモンが殺された』 思わず信じられないと呟いて、すぐに自分の言葉を否定する様に首を振る。]
ゆっくり、してられないな。
[先にメモを受け取り握り潰した悪友を見る。 最悪の事態に、声の緊張は隠せない。]
(349) 2015/09/13(Sun) 23時半頃
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……カムイがそういうのなら。 ボクも別を当たろう。
[二人の問題とかじゃないだろう、カムイ>>347へと出かけた12柱の一族としての言葉を呑みこんだ。
『お熱いねえ、おふたりさん』。 悪ガキ時代は幼馴染だという龍山と紫藤の二人をそんな風にからかった事もあった。]
(357) 2015/09/14(Mon) 00時頃
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前より速くなってるから。 そう簡単に他人には捕まらないぞ。
[悪友>>348に渡すのは真っ白な鶴の折り紙。 一度折るごとに力を込めた通常よりも3倍近く速い手折りの特別性。
それを『勝負』の為に開発した事は、ちょっと積極的に忘れていたい事だが、今はその性能が必要だろう。]
(358) 2015/09/14(Mon) 00時頃
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