152 最初からクライマックス村2
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[それは、第六の災厄の招来。]
……焔王
[彼の遺した、一筋の光の道。 それは、禁呪龍がかつて産まれ、そして長きの眠りについた祭壇へと続く道。 今まさにその場所で、禁呪龍は再び、長い眠りから覚めたのだ。
そしてその祭壇は、双つの世界の境目でもあり――――]
[世界に響くその咆哮に、髪は、揺れる。 暗黒の立ち込める中、それでも柄に輝く《白銀》の光は衰えない。 天秤の一族の、力の、記憶の結晶体。 この目覚めすら、焔王は計算に入れていたのか。]
[白銀に触れた指先から伝わる、途方もないエネルギー。 自分の体で、扱いきれるのだろうか。 《白》ですら、上手く扱えないだろうと思っていたのに。]
[―――――それでも、今はもう、これしか。]
(10) 2013/11/25(Mon) 19時頃
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[薙刀を振り下ろせば、銀色は腐食の炎を振り払う。 気を抜いたら、自分すらも《白銀》に取り込まれそうだった。]
[術者である、ダークストームを討つべきか。] [それとも、《黒死の隻腕》である禁呪龍を切り落とすべきか。]
[黄昏が、《暁天の戦乙女》の手に無いことはあまりにも、痛い。 白銀を使いこなせない今、頼りになるのは、――――]
……ジョーさん。
[そっと唇を開き。 黒曜の瞳でジョーを見つめ、静かに語る。]
覚えていますか、かつての試練場での事を。 ……『フランベルクの聖輪』の試練の際に、産まれいでたあの強大な雷を。 あれは、……奇跡でも、何でもないんです。
《闇裁く雷光》、……あなたの、力なんです。 ……あなたの力を、信じて。
(11) 2013/11/25(Mon) 19時頃
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[―――― 黒曜が雷光から逸れたのは、きっとその気配を察したから。]
[デメテルの背の青い翼。 幸いを願い、運ぶ蒼は大きく広がり。]
[《羽化》] [《孵化》]
[きっと唇を引き結び、駆け出すは龍か、それとも告死鳥の元か。
蛹から出たばかりの蝶のように、卵から出たばかりの雛のように。 脆い姿の彼女を、傷つけてはならないと、術具を構える。 何故、彼女の体に起こった変異が“其れ”だと知っているのだろうか。 自分でもわからないままに、ただ、駆け出して。]
[――――ただ、知っているから。] [――――白銀が、天秤の血の記憶が。]
[第七の災厄] [―――そして、蒼の目覚め]
(12) 2013/11/25(Mon) 19時頃
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……!!
[青い鳥を護るべく、向けていた意識は叫び声>>18に方向を逸らす。 禁呪龍は、呼び起こした術者の腕となり剣となる存在の筈だ。
たしかに術者たるダークストームの命である、『善神の使徒どもを血祭りにあげる』という事を果たしてはいる。 だが、明らかに手負いの猫を真っ先に狙うのは、何故か。]
……意思が、あるの。 まさか、喰らった者の意思が、宿るの……?
[思い出したのは、銀糸を奪った猫へと吐いた、廃棄神王《ダスティア》の激昂した言葉。 猫は深い傷を負っている。 このままでは、龍の力で潰されてしまう ――――――]
(21) 2013/11/26(Tue) 00時半頃
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[脆い、蒼の翼は大きさを増す。 焦りに唇を噛み締めながら、眼を閉じて。]
………
[薙刀を地に、突き立てる。 悩んでいる暇は、ない。 それに、――――自分は、皆を信じているから。きっと、大丈夫。
詠唱も無しに呼応した地は、大きく抉れ、隆起した。 空が飛べないのならば、自らが高所へと向かえば良い。
或る程度の高さまで昇れば、地を蹴り、空へ舞う。 その背中を強く押すのは、力強い風。]
……やっぱり、発動が早い……
[術の精度が、上がっている。 元より不得手な術ではなかったが、それ以上に。 念じた通りに術が発動する感覚に、心がざわめく。]
(22) 2013/11/26(Tue) 00時半頃
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[――――それに]
[風で飛ぶ方向を定めながら、濃度を増す腐敗の気配に視線を巡らせる。 所持していた札のお陰もあるのだろうが。 それでも、思ったよりも身体は影響を受けていない。
これが、《白銀》の力なのか。 それとも、目覚めつつある青い鳥の願いの加護なのか。
大きな影響は無いとはいえ長時間、この空気の中活動する事は危険だろうと、袖で口元を覆い。]
…………ふ、ッ、 !
[腐敗の息吹を撒き散らす、その背の鱗の一枚に手をかけた。]
(23) 2013/11/26(Tue) 00時半頃
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[飛翔することに慣れていない身体で、その背中に無理矢理によじ登る。 棘の多い鱗の上を這うように進む度、腕や脚に細かな傷がいた。 普通の傷とは違うのだろう、治癒の護符の効きが悪い。]
……黄昏を、……取り返さないと、……
[咽喉を灼く空気の中。 その背にしがみつきながら、気配を探る。
禁呪龍は、闇に生きる者。 そして、自分は陰に生きる者。
ぎりぎりまでその存在を龍に近付ければ、あの強大な陽の欠片はきっと、大きな違和として察知できるはず。]
[息を、顰めて。]
(24) 2013/11/26(Tue) 00時半頃
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[龍が歩む度、振動が手に、身体に伝わる。 ずり落ちそうになる身体を支えながら、腐敗した空気の中、ただ、その存在を探る。]
[消耗が激しい。] [けれど、これ以上、白銀の力を引き出すのは難しい。]
[そう思った、瞬間。]
あれは、……
[それは、暁の光を纏った、巨大な一羽の鳥。 蒼の対極にして、《蒼の守護者》。
一度の羽ばたきで、周囲の空気は“空気ごと”浄化される。 立ち込める闇に、直ぐにそれは塗りかえられてしまうけれど。]
…… !
[――――そしてその一瞬、確かに黄昏は呼応した。]
(40) 2013/11/26(Tue) 01時半頃
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[目指すはその額。 背から頭まで昇るのに、どれくらいの労力が要るだろうか。
それに、一度その闇と同化しようとした試みは、思ったよりも身体に残ったようだった。 これ以上は危険だと、身体が、本能が訴えている。
片手で術具を、ぎゅっと握りしめて。]
……もう少しだけ。 もう少しだけ、わたしを、守って。
[それは、か細い祈りの様な声。
柄から伝わる細かな震えに小さく頷き、また、進む。]
(41) 2013/11/26(Tue) 01時半頃
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[鱗と鱗の隙間に手を伸ばし、僅かな凹凸を足がかりにして。 少しずつ、少しずつ、着実に昇り―――――]
………禁呪龍、……いいえ、廃棄神王《ダスティア》。
[その頭上、二本の脚で立ち上がれば、静かに語りかける。 開いた口から腐気が入り込もうとも、もう、構わない。]
それは、《暁天の戦乙女》のものなんです。 ……《暁天の戦乙女》のものである事が、《正しい》事なのです。
[だから。]
……世界は、《正しく》あらねばならない。
[―――――振り上げた術具を、真っ直ぐに振り下ろす。
鳳凰に共鳴した白銀は、更に輝きを増す。 その力が何を切欠にするかは>>14まだ、分からずに。]
(42) 2013/11/26(Tue) 01時半頃
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[甲高い音を立てて、《白銀》と《黄昏》はぶつかり合う。]
[二つの、強大な《陰》と《陽》の力のせめぎ合い。]
[その石を、額から抉り出そうと、更に両の手に力を籠めて。]
[*一瞬だけ、艶やかな黒髪は、白銀に染まる*]
(43) 2013/11/26(Tue) 01時半頃
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[甲高い、音。]
[白銀の、月の光。]
[世界は一瞬、白く染まる。]
[髪も、瞳も、肌すらも。 白く、ただ無垢なる白に。]
[瞳を刺すが如しの閃光は、それでいて心地良い。 額から外れた《黄昏》は、陰の身である自分すらも癒したというのか。 その白銀が《黄昏》すらも清めれば、次第に世界は戻ってくる。
白く染まった髪もまた、元の夜闇と同じ色。 禁呪龍の咆哮が響く中、指を伸ばせば《黄昏》を、そっと胸に抱いて。]
………そして、……最後は、あなた。
[それは足元の、額から命を溢れ、流す龍に向けて。 両の手で再び薙刀を構えれば、一度の屈伸の後、高く跳び上がる。]
(70) 2013/11/27(Wed) 00時頃
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……《白銀》よ。 天秤の巫女が、ここに命じます。
[《白銀》は、光を纏う。
鳳凰の輝きを。 青い鳥の祈りを。 焔の覚悟を。]
……楽園の秩序を乱す悪しき龍に、裁きを。
[応える様に、《白銀》は輝きを増した。 その光は、術具の刀身の輝きにも似て。]
(71) 2013/11/27(Wed) 00時頃
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[現れた刃は、その龍を断つ。
額 か ら そ の 尾 に か け て
《黄昏》を喪ったその身体を真っ直ぐに。]
(72) 2013/11/27(Wed) 00時頃
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[断末魔の咆哮>>48は流れ出でる命に乗り、告死鳥へと届くのだろう。
崩れた禁呪龍の身体の残滓は、まるで黒い雪のように大地へと降る。 そして、宙に浮いた自分の体も、また―――――]
………!
[落下を感じるよりも先に、身体を支えたのは鳳凰>>63だった。 恐る恐る手を伸ばせば、そっと、その羽根を撫でる。
優しく、暖かく、それは春の陽だまりの様な。 思わず顔を綻ばせれば、握り締めていた掌から、ほろりと《黄昏》が零れて。]
………行っておいで。
[それが、《在るべき場所》に返れば>>63、そっと、目を細めた。
鳳凰の羽ばたきは力強く。 起こる風は、禁呪龍の残滓すらも、美しく灼き清めていく―――――]
(73) 2013/11/27(Wed) 00時頃
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[そして、鳳凰の背より臨むは、告死鳥。 その背に現れる七対の翼は、七つ目の災厄――――大災厄を《告げる》が如く。
それは、目覚めつつある《白銀》の加護か、それとも鳳凰の力なのか。 凶嵐の指は、未だこの身には届かない。
けれど、嵐として渦巻くその途方もない力の強さを、確かに感じた。 禁呪龍の命を得て、その力は爆発的とも呼べる勢いで増していくことも。]
……行きましょう。 泣いても、笑っても、これがきっと、最後の戦いです。
[そっと、《白銀》を撫でる。
術具を構えれば小さな声で詠唱を始めた。]
(80) 2013/11/27(Wed) 00時半頃
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[それは、《白銀》を目覚めさせる呪文。
今までの珠がそうして目覚め、自分に力を与えてくれたように。 白銀の力を、自分の身に下ろす。 きっと、身体にかかる負荷だって、相当のものだ。 けれど、あの力に太刀打ちするには、きっと自分にはこれしかない。
鳳凰の背の上が、眩く輝いたのはほんの、一瞬。
光の中から一歩、踏み出し現れたのは。]
…………、行きましょう。 陽を支える為に。……そして、女神の為に。
[艶やかな銀髪と、銀の眼差し。 《天秤の一族》の祖たる《天秤の民》、伝承のその姿。]
[《陽》が強まる程に、《陰》は色濃く
―――――――――― ならば、その逆も然り。]
(81) 2013/11/27(Wed) 00時半頃
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[《闇》が手を伸ばした。] [《陽》はそれを、胸に抱いた。]
[《光》が、爆ぜた。] [それは、一瞬だった。]
――――― …… キャロルさん!
[《銀》は鳳凰から飛び降り、地を駆ける。]
[《陽》の元に辿りつけば、その身体を、そっと抱え起こした。]
……キャロルさん、聞こえて、いますか。
……言ってくれたじゃないですか、……全部終わったら、ちょこぱふぇ、食べに行こうって。 がっこうに行って、……じょしこーせい、やろうって。
[かつて、「約束」と絡めたその指を、そっと、握り締める。]
(105) 2013/11/27(Wed) 02時頃
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………わたし、約束を破るキャロルさんなんて、嫌いですよ……?
[《陽》の在る所に《陰》が在る。
ならば、《陰》たる自分が在る限り、きっと、彼女は。]
[何の根拠もないそんな祈りに縋る様に、銀の双眸を閉じる。]
[青い鳥に、願いを乗せて。]
(106) 2013/11/27(Wed) 02時頃
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