8 DOREI品評会
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[マーゴにもへらりとした気安い笑顔をみせる。]
俺はミイラみたいにぐるぐる巻きにされて此処に来たのさ。 多分、このオークションの常連だ。 買って出品してを繰り返してるんじゃないのかな。 記憶の断片を繋ぎ合わせるに。
[少女とグロリアのやり取りを邪魔するつもりは無かった。 自分がする──事は決まっている。椅子に深く身を沈め、開いていた足を行儀悪く組む。意識をつい先刻のグロリアの言葉からそらさせるために、部屋の中を見回す。見回して、イアンが想像するのは「ベットの上で、満足しないグロリア」の姿。妄想するのは、扇子越しに籠る小さな笑い声が、甘い悲鳴に変わる瞬間。]
(222) 2010/04/07(Wed) 02時頃
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記者 イアンは、小僧 カルヴィンに気付き、おかえり──片手をあげる。
2010/04/07(Wed) 02時頃
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つがいか。 ハハハ、俺も犬だ。 まあ、男なんてそんなものかもしれん。
[イアン自身、グロリアに買われたい身──奴隷な訳だが。両手で大きく頭を抱え、大型犬のように左右に首を大きく振った。]
(225) 2010/04/07(Wed) 02時半頃
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記者 イアンは、小僧 カルヴィンに、馬鹿──今俺に触るな。[首筋に当てられた手を握り、軽く突き放すように。]
2010/04/07(Wed) 02時半頃
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…俺の膝がどうした。 こっちは何も無い。 お嬢さん方の知らない男の生理事情の問題だぜ。
[噛み付きそうになった事を隠すようにしながら、怪訝そうにカルヴィナを見る。舌打ちを隠さない。]
いや、これから知ってもらう事になるのか。 嗚呼。子どもを二人も──キモチヨク なんてのはキツいな。
勃つたたないから、どうにでもなるが。 俺は全人類の女が幸せになりますように なんて願って生きられる様な人間じゃない。 どっちの娘(こ)を、殴り倒しちまうよ──。
[扇であおがれる。風が閉塞の中で、僅かなわずかな清涼さをもたらす。 顎を掴まれたわけでないのに、苦しげに喉を反らす。だが、扇子がグロリアの口元を離れると彼女の貌がよく見えるとも思う。]
く。
(232) 2010/04/07(Wed) 02時半頃
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記者 イアンは、良家の娘 グロリアに首を横に振り、白い歯をくいしばった。
2010/04/07(Wed) 02時半頃
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[グロリアが何を目的としてオークションに参加しているのか、当然イアンは知らない。誰をどう使うつもりなのかも。 何か大きな勘違いをしているのかもしれない。 ただ、奴隷とまでは行かないにせよ、身売りをして暮らさざるを得ない境遇の娘なら、東洋西洋を問わずはいて捨てる程居た。中には死んだ娘も。女に限らない男娼だって居た。]
王子様じゃないんだ。 お綺麗な心なんぞ、作れないッ!
[楽しめると言うのは、哀れな少女達を救う慈善事業ではなく、いっそ心を壊してしまえ、ツィーの様な女を作れという意味なのか。わからない。ただ、グロリアの口調はイアンにまでも優しくて、慈善事業を求めているように思えてしまう。 荒くなる息を隠す事も出来ず、グロリアを凝視した。 何かを断ち切るようにして、ソファの後ろにたっているカルヴィナを振り返る。]
──おまえが、 遠慮してどうするんだ。
[唸るように低い声。この期に及んで妙な自尊心を持ち出した風に見えたカルヴィナの顎を掴んだ。指に力は籠るが殴りはしない。まだ、加減が出来ている方だ。]
(239) 2010/04/07(Wed) 03時頃
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[カルヴィナの華奢な首を抱えるようにしながら、グロリアと彼女に買われたいかと言う問いに頷いたマーゴを見る。イアンのすぐ側で少年の様なしゃべり方で、カルヴィナがイアンの核心に近い様な事を口にする。]
グロリア──女王様。 あなたは、綺麗だ。俺はただ焦れる。
抱えた富を手放さないまま、 あんたが自由を感じたいなら、片方はNO.5だ。 あのビッチが何者が俺は知らないが、多分。 奴隷の女のなかで、一番俺の好みなのも彼女だよ。
[首を横に振る。]
だが、命令なら逆らわない。 あくまでヴァージンを──が、あんたの望みなら。 あんたが何も知らない娘だった時を妄想する誘惑と戦いながら、する事になるさ。
[顎を掴んだ手を離し、口が減らないカルヴィナの腰に絡めた。少女が抉るような事を言う所為で、口を滑らせる。こう言った類いの事は言ってしまってはいけないはずだ。伏せられた銀色の睫毛が葡萄色の瞳を煙らせ、隠すのが至近距離で見える。息を飲み込んだ理由は……。]
死ぬより俺の×××の方がマシか。 そいつはどうも。
(242) 2010/04/07(Wed) 03時半頃
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[息を吐いた。イアンもグロリアから視線を逸らす事も兼ねて目を伏せる。 溜め息のように囁く。]
別に、カルヴィナが嫌いなわけじゃない。 さっきのステージのきみで可愛いって言ったろ。 きみに嘘を付いてサービスする義理は無いさ。
(243) 2010/04/07(Wed) 03時半頃
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[グロリアの言葉に驚いて目を開く。]
あんた自身は、誰ともしない気かと思ってた。 抱きたいのかと言われたら、YESだ。 おおいに頷く。 理由は──あんたに買われたくてたまらないから、で良いさ。 その真実にも変わりはない。
[理解される事よりも結果が全て。グロリアが何に嬉しそうになったのかは分からず、焦れるようなイアンの眼差しは変わらない。] 夫は魂を吸い取られて 昇天──かな。 与えられるチャンスの数が少ないのは理解する。 今更、甘いゲームなわけが無い。 [視線を逸らす。先刻、カルヴィナが別部屋の様子を伝えてくれたが、別の者達はどうしているのだろう。焦ってロクでも無い事をしでかすよりは、と意識を外にそらす。]
(248) 2010/04/07(Wed) 04時半頃
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─ 回想 控え室>>153>>156 ─
[最終的に星条旗柄の下着が選ばれる事が無かったのは、パトリシアのコメントが有った所為だろう。選ぶ側は自分だと言う意思も感じさせるじっとりとした視線には、ゆっくりと濡らしたタオルで、引き締まった尻とマグナムの手入れをみせる事でお返しした。]
……名前? 嗚呼、別に良いんだ。 ハニーに付けてもらったら、Mr.ディックか何かになっちまう。
生まれた国の親戚縁者とは完全に切れている。両親も居ない。 遥か遠くなってしまった新大陸の腹違いの兄妹達も、 祖国の親類同じく俺とは関わりたく無いだろう。 元々、自由に孤独なご身分だったのさ。 よく考えたら売り飛ばすのに、うってつけだな。
[似合わないメイド服姿でありながら、泣き言を言わさない口調と強い眼差し。グッドラックと言う言葉はこの女には不要だろうと、その時イアンは思った。]
スウィートなスウィートな、ハニーはあれだ。 メイドより自由の女神のコスチュームが似合いそうだぜ。勿論、露出有りの。
─ 回想 終わり ─
(249) 2010/04/07(Wed) 04時半頃
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─ 現在 グロリアの部屋 ─
胸のでかい女なら幾らでも居る。 NO.5を褒めるなら──ヤッた後に男の首でもへし折りそうなイイ脚だろ。 太腿が重要だ。
[あんなメイドが果たして世に二人居るのかと訝しく思ったが、適当に流した所で、鼻を摘まれた。]
鼻を摘むな。子どもっぽい。 蟲は蟲で良かったん── 嗚呼、しゃべりだすと五月蝿いんだな。
[起立したモノの上に居るにも関わらず、背筋をのばして耳朶に口唇を付けて囁こうとする少年の様な少女に呆れたように、小さく息を吐いた。 良かったね、と言う言葉にグロリアをじっと見て、そのまま頷いた。 目を開いたままでカルヴィナの小さく五月蝿いくちびるを塞いだ。キスの最中の息継ぎから分かるか、やや不安に思いながら。]
(250) 2010/04/07(Wed) 04時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 04時半頃
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[「良かったね」と言う囁きに向けて頷いたと、カルヴィナが勘違いした可能性がふと浮かんだ。此処でするのか、今なのか、相手はカルヴィナで良いのか。マーゴをグロリアが望むか。そんな事を視線で問いたかった。
──色気が無い。自分が乗ってる場所にあるモノが、凶器になり得る事をまだ知らない相手に、薄く口唇を開いて笑う。]
息継ぎ知らなかったか。 嗚呼、口内の粘膜は性感帯だよ。
(252) 2010/04/07(Wed) 05時頃
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記者 イアンは、良家の娘 グロリアの言葉を待ちながら**。
2010/04/07(Wed) 05時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 09時半頃
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夫の立場にある男が、あんたみたいな人を 二年で抱くのを止める理由が想像出来ない。 事故死。でも、あんたは今も──自由じゃないんだ。
[何に対してでもなく、イアンは緩く首を横に振った。 息を吐くカルヴィナの背を、大きな手のひらであやすように撫でる。]
選択肢が有るなら、広いマットレスが有って、 ライトが熱すぎない部屋が良いかな。 目映いステージに立つストリッパーを育てたい等じゃなければ。
(256) 2010/04/07(Wed) 11時頃
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ところで。 薬でラリッってデロデロになってロストヴァージン ってのは、違うんじゃないかね? 痛かろうか、良かろうが、 啼きわめく声を聴きたい者が居る居ないに関わらず、 おまえの記憶に残らなきゃ意味が無い。
怖いからはやく終わらせたいだけかい?
[ん、と軽く鼻に掛かった声を出して、イアンは喉奥で笑う。 膝上で何やら動き始めたカルヴィナの腰に深く腕を回して、椅子から立ち上がる。片手で抱いて、身体を密着させたまま、寝台のある部屋まで連れて行くつもりらしい。]
五月蝿い口を塞ぎたくなったからだよ。 それからコレは、後で嫌でも触ることになるんだぜ。
[欲情が血液とともに全身を巡る。目尻をゆるませカルヴィナを覗き込んだ。睨むなと言って、抱えあげた小さな尻を手のひらでさすりながら。]
(257) 2010/04/07(Wed) 11時頃
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記者 イアンは、長老の孫 マーゴにも視線を落とす──白いヒラヒラのドレスにも見えなくはない白のベビードール姿の。
2010/04/07(Wed) 11時頃
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[マーゴに、]
きみもおそらく一緒に来るんだろうね。 決意してる、そんな顔してる。 そもそも、ちゃんと選んでエロい格好してるしさ。
[いっそ、二人同時に抱えて行っても構わないと言う風に、空いている片手をマーゴに伸ばした。地元では一番の美少女だった、或いは生娘好きの男が来ていれば率先して買われただろう少女。 マーゴがイアンの手を取っても取らなくても、それは彼女の問題だ。 寝台のある場所へ移動する間、イアンが想う事は──。]
(259) 2010/04/07(Wed) 11時頃
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[歩きながら、海水に濡れた土嚢を運んだ訓練の日々を思い出す。凍える寒さが身に沁みる海。兵士達はオモニの歌を歌う。イアンには何よりもその歌が苦痛だった。ハタチ前後の荒れた記憶。 今、抱えている少女の身体は、無機物ではなく熱を帯びたひとのもの。]
童貞なんて、何時だったか忘れたな。 ハーフだったから、男には殴られて女にはモテたよ。 男にもモテなくも無かったが。 ──アジア人の欧米コンプレックスってヤツだ。
[こういった場で、処女喪失そのものが重視されるのではなく、もっと暗い所に意味があるのではないかとも思ったが、口にしない。そう、アヒルの雛に肉食獣を親だと思い込ませ、喰われるのを愉しむような。或いは、その者の有り様を強制によって、本来の姿から別の生き物に作り替えてしまう愉悦と言ったような。 グロリアがそう──だと思うわけではなく。]
それから、ジョイスティックは小さくなると 形状維持の問題から入らなくなる。
(261) 2010/04/07(Wed) 11時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 12時頃
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─ 大きな寝台のある部屋へ ─
五月蝿いよ、本当に。 可愛く無いな。 俺は母親がアジア、父親が欧米人だ。 アジアでハーフは目立つ。どうでもいい。
[歩きながら話す言葉は王子様とは程遠い。カルヴィナの何でも言い返さずにはいられない、何かしなくては居られないと言った様子に、少女の身体を抱えたまま器用に肩を竦めてみせた。ごちゃごちゃとした問いには面倒なので答えない。 天井と足元からの間接照明が照らす暗い部屋。部屋全体が円形の寝台のようなもので埋められて居り、一部が観客席のようになっている。]
(265) 2010/04/07(Wed) 12時頃
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[寝台の上にカルヴィナを降ろしながら、]
勘違いしてる。 夢の王子様や恋人を重ねて、想い出作りをする為の時間じゃないんだぜ。 恋人との素敵な想い出もどきがあって、 楽しく性奴隷の暮らしが送れるか? ──想像してみろ。 マーゴの方がそれはよく分かってる。
観客がいる。二人きりじゃない。 俺は役割を果たす必要がある。 以上の三点の現実は変えようがない。 ただ、おまえに集中せずに出来るほど、上手くは無いから安心してくれ。
[衣擦れの音、花弁のようにひろがるスカート。横たえた少女を上から見下ろし、白い歯をみせる笑いは獣の咆哮のように。傷口でもあるかのように片目を瞑る。]
それから、俺の事はおまえに分かりはしない。
(267) 2010/04/07(Wed) 12時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 12時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 12時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 13時半頃
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[イアンが覆い被さると細い娘の身体はすっぽりと影に隠れてしまった。 徐々に口数が減るカルヴィナの閉じられている目蓋を手で覆う。表情を隠す銀糸のような前髪ごと。 少女の視界を隠すのは、この部屋の支配者であるグロリアを少しの間じっと見詰める為。彼女が望んでいるのは、慈善事業では無いらしい事が分かった。その事実を噛み締めるような、瞬き。ゆらりと扇子を動かす仕草に、部屋が揺れているような錯覚に陥る。
イアン自身が捨てなくてはならない物の事を想う。目を開いたまま、カルヴィナの耳元に口唇を近付けた。]
(手を? ──嗚呼。)
[少女の片手を取り、手首に口唇を寄せる。 返事を返す、吐息は熱を帯びている。シャツとドレス越しに触れ合う身体も。身体が熱いと言う事は抱きかかえていた時から知っている。 凹凸の少ない少女の身体を抱きすくめるよう、強く背に腕を回した。]
(290) 2010/04/07(Wed) 15時頃
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カルヴィナ。
[イアンは張りつめてみえる葡萄色の瞳を正面から見詰める。 こわばる、弛緩するを繰り返して見えるカルヴィナの背や尾てい骨の周囲を、衣服越しにゆっくりと手を這わせて行きながら、口元には薄笑みを浮かべ直す。 少女の身体に体重をかけるわけではないが、覆い被さったまま、大きな手のひらで薄い身体の輪郭を確かめる動作は、じりじりと獲物を囲いこんで食まんとする獣のように。]
(291) 2010/04/07(Wed) 15時頃
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[手のひらは、少しずつドレスの釦をはずしながら、ささやかな乳房に近い脇腹を何度も通り過ぎる。スカートの裾をたくしあげ、内側に差し込む手は、熱を帯びた太腿を何度もなぞる。脚を少しずつ開かせるように、腰を押し上げながら、イアン自身の昂りに少女の手を触れさせた。]
でかいのは否定しない。 が、蟲みたいに脚も無い。 ──俺の身体の一部だ。 言うほどは、怖くないだろ。
[衣擦れの音と、息遣いだけが響く静かな部屋。カルヴィナの細い指にイアンの手指を絡ませながら、ジッパーを降ろす音。 途中、部屋に人が増える気配がした時、イアンは態とカルヴィナの顎を取り、息継ぎの方法も教えぬまま、深く唇を重ねた。]
(293) 2010/04/07(Wed) 15時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 15時頃
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[名前を呼ばれても特にイアンに感慨がありそうなそぶりはない。何かしらの、夢をみせる気は無かった。体格や力の差を感じさせながら、ペニスや男を怖がらせないようには努める。じりじりと進める内に、イアンがプツリと言ってしまう心配は無くはなかったが。 増えた観客はNO.5。言葉では言わない。行動で今は欲望と俺だけを感じていれば良いと示す。舌根をキツく吸い上げては口腔を犯す舌。苦しいと言う声に漸く、呻きながら笑って口唇をずらし、酸素を求める事を許した。]
痛い ぜ。 カルヴィナ、折らないでくれ。 やるなら、下から上にしごき上げるみたいに。
[目元にくちづけながら、幾分甘やかすような調子で掠れた声を出す。 押し倒したままだったカルヴィナの身体を抱き起こしながら。くちびるだけを柔らかく含むキスをする。胸元に差し込んだ手で小さな尖りを指の腹でくるくると撫でた。脱ごう、と誘うように大分はだけていたドレスの袖を、カルヴィナの腕から抜いた。]
(308) 2010/04/07(Wed) 16時頃
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[イアンも肌にまとわりついていた服を脱ぎすてる。寝台に膝を付いてする、その動作はやや観客席を意識している。 ふるり。一度、カルヴィナの手を離れた大きなペニスが弾力をみせて反り返る。東洋人の血が流れるイアンのそれは、キャベツ入りのソーセージのように、大きいだけでやわらかい、多くの白人のそれらとは異なり、芯が固かった。]
(311) 2010/04/07(Wed) 16時頃
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[腕を絡めながら、丁寧にしごき方を教える。指で輪を作り下から上へ。力加減はややキツめで良い。先走りの液体がじわりと滲んだ所でそれを教え、カルヴィナに聴こえるように心地良さげな呻き声を漏らした。密着したままのイアンの広い胸が上下する。 背中から抱き寄せ、囁きなら胸元で遊ぶ手のひらを下腹部に滑らせて行く。イアンの素足の太腿に少女を乗せ、下着の上から恥骨の上をやわやわと撫でた。]
…ん。 優しすぎる? それは意外だ。
[イアンは後ろから、カルヴィナの肩に頬を寄せ、鎖骨や肩にキスを落としながら、はだけた少女の胸元の飾りをくすぐる爪の先でピンと弾く。 華奢な身体の輪郭のわずかな丸みを見つけては、おろしていく口唇は甘噛みするようになる。素肌をさぐる手のひらの動きは、少しずつ無遠慮にまさぐるものに変化し、荒っぽいものに変化して行く。]
(329) 2010/04/07(Wed) 17時頃
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[ドレスを脱いでも残っている下着には染みが出来ている。カーブに合わせて爪の先で布越しにこする度、濡れたレースが少女の性器の輪郭を浮き彫りにしていく。腰を強く引寄せてから、下着の内側に指を挿しいれた。指の動きはもうスローでもなく、優しくもない。 手術台の上に居たカルヴィナにそっと息を吹き掛けた箇所を、指の腹で小刻みに振動させ膨らませようとする。クレヴァスに沿う指は熱い液体を掬い、まだ男を迎え入れたことのないその場所の入り口の周囲を何度も往復する。 小さなレースの下着の中では、動き難い大きな男の手。下着を取り去る。]
脚を開いて、×××を見せてよ。 カルヴィナ。
(330) 2010/04/07(Wed) 17時頃
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記者 イアンは、小僧 カルヴィンの耳朶にキリと歯を立てる。
2010/04/07(Wed) 17時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 17時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 18時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 19時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 19時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 20時頃
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見られるの、好きになった方が良いんじゃね? 嗚呼、目隠しの方が好きだったか。
[引寄せると骨ばった箇所がコツリとあたる薄いカルヴィナの身体。 少年の様な太腿を押し広げて、色付いた未熟な花弁をくつろげて観客にもみせる。何時の間にか運ばれて来ていたオイルを濡らしすぎる程にたっぷり加え、くつろげながら抜き差しする指の数を増やして行く。 運び込まれた小さな台の上には、潤滑油の他に目隠しや羽根箒、それからコンドームが並んでいた。両手で目を覆っていても、目隠しをしてやるつもりはイアンには無い。]
──でも、駄目。 目を開けて、あっちの観客席を見て。 それから、俺を見なよ。
[脚を大きく開いた態勢で押し倒し、軽く体重を掛けるようにして、カルヴィナの両手をも広げてしまう。片手をこれから少女の身体を貫くモノに触れさせる。 コンドームでラッピングされたペニス。固く反り返っているだけでなく、先端はゴムの中ではちきれそうに膨らんでいるそれ。]
(346) 2010/04/07(Wed) 20時半頃
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今から、これが入るんだぜ。
[入り口をこすり上げるようにして場所を確かめながら、耳元をねぶるような囁き。ゆっくりとしゃべるイアンの息は抑えているものの、随分と荒くなっている。汗が額から滴り落ちた。 カルヴィナの脚を担ぎ上げる。体格差のある二人の事、少女の身体は折り畳まれ、腰は空に浮く形になってしまう。]
首に腕を回して? 目を閉じて、逃げるのは許さない。
[狭い肉壁を押し広げるようにして埋められるそれ。 ずぷり。粘膜が擦れる感触がペニスにも伝わる。 一定の所まで進み、止まり、何処までそれが進んでいるのか、カルヴィナが考え始める前に、イアンは少女の口唇を唇で塞いだ。ペニスの挿入を止めて、舌と唾液を絡めるキス。悲鳴をあげられないというのは残酷か否か。 片目を閉じて、イアンは笑う。]
(347) 2010/04/07(Wed) 20時半頃
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──…ッ
[酸欠になりそうなキスにカルヴィナが呼吸を整え直した瞬間、抵抗のある膜を貫いた。イアンの片腕は少女の腰を押さえ付ける。もう片方の手は床を支え。 片手を繋いで貫く瞬間を乗り切る──ロマンスはそこには無い。
濡れた舌で少女の顎を食み、滴る汗を交わらせながら、ずるりとまた舌と舌を絡めて口孔も埋めてしまう。もし舌を噛まれても止めない。
ぷつり。 処女膜を完全に押破ったと思われた地点で腰を止め、両腕で少女の背を押しつぶすように抱きしめた。]
(349) 2010/04/07(Wed) 20時半頃
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「そん、な変態的な嗜好は、――ないッ!」
[まるで断罪の様なカルヴィナの主張にイアンはその時、何も言わず。何故かイアンに許してと言う言葉にも、特には否定は返さなかった。 暴れない方がカルヴィナの痛みは少なくて済んだだろう。逃れようとする事で裂傷は増える。中に挿入しているイアンの苦痛も。口の中に血の味が広がっても、軽く眉を顰めただけでイアンは苦痛の声は上げなかった。
粘液に混じる血の匂い。 終わったのか?と言う問いに、そろりと少しだけ腰を浮かせた。押し広げられた粘膜と性感帯であるペニスが擦れる感触。ぞわりと背筋を走る波に、今からなら、そこはキツ過ぎる事はなく、多少の快楽をイアンが味わう事が出来るだろうなと思いはするが。]
嗚呼、終わったぜ。
[片目を瞑ってイアンは頷く。 腕に力をこめているらしき、カルヴィナの髪を撫でた。 破瓜の血を付着させたペニスをゆっくりとカルヴィナの中から引き抜こうとする。]
(355) 2010/04/07(Wed) 21時半頃
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記者 イアンは、良家の娘 グロリアに顔を向けじっと見詰める。それから、マーゴの表情に気付いて薄笑みをみせた。
2010/04/07(Wed) 21時半頃
記者 イアンは、長老の孫 マーゴこっちへ来るかい──?**
2010/04/07(Wed) 21時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 22時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/07(Wed) 23時頃
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[薄闇の中で艶を増したように見えるグロリアの微笑みに見蕩れる。 紅と粘液が付着したままのペニスがぴくりと揺れる。欲望がみせる錯覚なのか、何か分からない。酸素が足りなくなる様な事はないはずなのに、息苦しい。 イアンは、ペリと手慣れた様子で、使用したゴムを外した。]
ふうん。 ──カルヴィナ嬢は、 悪態をつく元気はあるようだ。 そりゃ、結構。
[泣いてぐしゃぐしゃになったカルヴィナをそれ以上構う事は無く。 軽く肩を竦めて、近付いて来て手を取るマーゴに視線を移す。 ちゃんとってのを、具体的に言語化するとどうなるの? 視線で問い返す。ぞんざいに扱わないと言う意味なら、YESだが。]
怖いか。 俺が満足したいか、か。 どうかな?
[掠れた声で低く笑って首を傾ける。声色に欲情は滲んでいただろうが、満足する事は想定していなかった。カルヴィナに手でこすり上げるやり方を教えた時、キツめで良いと言ったように、イアンはイクまでに時間が掛かる方──否、イクまでの時間をかなりコントロール出来る方だったから。 脈打つそれを、マーゴの前で動かしてみせる。]
(379) 2010/04/07(Wed) 23時半頃
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「二人続けては嫌だ」は言わないな。 もう、引き返せない。
[グロリアに>>376そう答えるイアンの頭の芯はじんと痺れているようだった。 薬物の作用で増幅され持続する欲望ではなく、中途で抜いた所為でもなく、それは精神的に酷くもどかしくてマゾヒスティックな快楽だった。己の立場がハッキリと分かるイアンの頭の中は、クリアだった。 首を横に振る。それから、思い出し付け加えるように、]
奥まで入らなかったのは、 まだ、彼女の身体が成長途上な所為もあるんじゃないかな。 まあ──此処で年齢を聞く気は無いし、 医者にみせるほどとは思わないけど。 食事バランスとか、悪くなかった?
[細すぎると、暗に言う。 別の客の所へ行きたいなら、車椅子を借りれば如何ともカルヴィナに言った。]
(390) 2010/04/08(Thu) 00時頃
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きみは、可愛いね。
[カルヴィナに言った時とは、同じ語彙でありながら、また違うニュアンスの言葉を口の中にペニスの先端を含んだマーゴに向けて呟いた。口内でわざとぴくりと動かしてみせるのは、パペット使いが人形を使って怖がる子どもに話し掛けるのに似た目的の行動だった。 濡れた粘膜に包まれ、吐息があたる時の感触は、技術が無くとも心地良くはある。]
ガリガリとは歯をたてないでくれると有り難いよ。 小鳥ちゃんは繊細だからね。
[ディッキー、その単語が聴こえてるよと、NO.5に間接的に伝える。 カルヴィナのロストヴァージンの仕事をやり遂げた事で、イアンがグロリアのモノになった心地がする。その所為で、イアンの脳みそはクリアな癖にハイで、今まで感じた事も無い精神的な快楽を感じている事を、不敵なメイド姿のビッチは見抜いているのだろうか。 イアンは自分自身に向けたシニカルな笑みを浮かべている。腹の底から沸き上がる笑いにくつくつと身体が揺れて、腰が甘く痺れ、ペニスは固くなり、無意識に粘膜を求めて、マーゴの頬の内側にそれをこすりつけた。可憐な輪郭がぷくりとペニスの形に膨れた。]
(402) 2010/04/08(Thu) 00時半頃
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