68 Trick or Treat? ― Battle or Die ―
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―海のしずく→>>2:74―
[おじちゃんは、戦いました。 戦って戦って戦って、なんとかコツも掴んできました。 その分おじちゃんの疲労も募っていましたけれど、そんなこと今は気になりませんでした。 辺りに倒したお化けが散在します。どれも、お菓子は持っていません。なんとなく、女の人の言葉>>2:#3>>2:#4がわかってきました。お菓子は、お化けが多分持っているのです。 前にちょっと考えたように>>2:45、強いのとそうでないのがいるだけで。持っているのと持っていないのがいるだけなのです。]
[ところで使役しているお化けたちにも、それなりに愛着を感じ始めてしまっていましたが、おじちゃんはその感情はとっくに捨てました。おじちゃんは、生きなければなりません。でないと奥さんと娘さんに叱られます>>1:238。
戦って、戦って、おじちゃんが進んだ先は…。]
(20) 2011/10/23(Sun) 02時半頃
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―商店街―
[おじちゃんが、最初に女の人と出会った>>0:122場所。 初めてこの世界で、辿り着いた場所。
オレンジのお店は、あの時のままだったでしょうか。もしかしたらもう他の”お化け”にめちゃくちゃにされているかもしれません。そうでなくても、今からおじちゃんがめちゃめちゃにしてしまうかもしれません。
今まさに、おじちゃんの周りにお化けが集まってきています。ざっと周りを見渡す限り、弱いお化けしか見当たりません。]
あのデカブツはいねーみたいだな。 さっさとアイツやっつけたいんだけど。
[おじちゃん、目的がずれています。]
(23) 2011/10/23(Sun) 02時半頃
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[おじちゃんの四方から、2足歩行の犬みたいなお化けがにじりよってきます。行儀よく足並みを揃えながら。人間の騎士みたいに、胸当てや盾、剣を装備しています。コボルトってやつでしょうか。 おじちゃんはにやりと笑って、そちらの方向に一つ、跳躍しました。]
(24) 2011/10/23(Sun) 02時半頃
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[まずは左右のコボルトから。片側の群れに飛び寄ると、落下の勢いと同時に数体纏めて棒で薙ぎ払います。 その間にもう片側のコボルトが、すぐ傍に近づいていました。長身の剣先が1つ振り上げられ、おじちゃんを掠ります。 この位の掠り傷だったら、お仕事で慣れっこです。おじちゃんはすぐに身を捩って、そちらも同様に薙ぎ払いました。 前後の敵は?じりじりと迫ってきます。先に払ったコボルトも、ふらふらと起き上がりました。やはり棒の一撃だけでは倒せないようです。おじちゃんは目を側めました。それから、ヒュゥ、と口笛を吹きました。]
『集え。』
[それは”命令”です。]
(34) 2011/10/23(Sun) 03時半頃
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前後の敵を抑えろ。 ちみっこはちょっと待ってな。
[にやりと笑いながらそう言って、おじちゃんは再度、先に払ったコボルトを蹴り飛ばしていきました。ふらふらだったコボルトはもちろん反撃してきましたが、ふらふらなので攻撃力は弱めです。 前後のコボルトがずんずん迫ってきます。でもその頭上には、烏が旋回していました。赤い瞳を持った、青黒い烏が。 烏は前後のコボルトに纏わりついて、その動きを遮ります。コボルトは鬱陶しそうに剣で一匹一匹切り裂いていきました。それでも烏は遠くから沸くようにやってきます。先ほどここに来る前に、倒しておいた烏たちです。だから無限にやってくるわけではありませんが、足止めには十分。]
(35) 2011/10/23(Sun) 03時半頃
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『起きろ。』
[今度は、今蹴り飛ばしたばかりのコボルトに”命令”しました。傍から見れば、老人のお化けが唸ったように聞こえたでしょう。そしてむくりと起き上がったコボルトは、もう青黒い色をしていました。 そのまま”老人”が逆側のコボルトを指差せば、青黒いコボルトはそちらに向かっていきます。それは、仲間同士で殺しあっているような、あまり目に優しくない光景。
おじちゃんはその中心から飛び退って、ぐるりと周囲を見渡しました。烏が尽きてしまいそうです。左右のコボルトもきっとそこまで持ちません。
『へっく!へっく!』
女の子が、肩口からおじちゃんの頭をぱしぱしたたきました。おうよ、とおじちゃんは答えて、その頭を撫でました。とんとん、と自らのほっぺたを叩きます。そこには先ほどコボルトにやられたきり傷から流れる血が一筋。
女の子はそこにキスをして、血をちょっとだけ舐め取りました――――。]
(36) 2011/10/23(Sun) 03時半頃
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[そして現在その場所には、 おじちゃんと、ほんの少しだけ大きく成長した悪魔姿の女の子しかいませんでした―――。]
(38) 2011/10/23(Sun) 03時半頃
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―誰もいなくなった商店街で―
…んあー。 疲れたっっ!
[そう言っておじちゃんは、ばたりとその場に仰向けになります。無防備なことこの上ありません。 女の子はいつのまにか掌サイズに戻っていました。『へっく!へっく!』と言いながら、おじちゃんの腹筋の上でぽんぽん飛び跳ねます。]
ちーと、慣れてはきたけど、 やっぱちーっとダメージも受けんねぇ。
[お菓子を持っていないお化けと戦い続けたせいでしょうか、おじちゃんはちょっとバテ気味でした。 コミックとか映画みたいに、修行の時間があればいいですけど。あいにくおじちゃんには2年間の猶予も10年を5分に縮める術もありません。あと1粒で10日は元気になるお豆もありません。 今攻撃されたら、いつもみたいに咄嗟の受身はちょっと難しいでしょう。]
(39) 2011/10/23(Sun) 04時半頃
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休憩ってわけにゃぁいかねーのかなぁ…ん?
[おじちゃんは不意に何かの臭いを感じ取りました。この世界に来て、今まで嗅いだことのない強い嫌ーな臭い。 それは路地のほうから漂っているようです。おじちゃんは怪訝そうに身体を起こしました。]
なんだぁ?
[上体を臭いのほうに向け、眉を顰めます。近寄っていいか迷いました。なんだか危険な予感がします。 でもおじちゃんはじっとしていられる性分でもありません。立ち上がり、臭いのほうへよろよろと向かっていきました。]
(40) 2011/10/23(Sun) 04時半頃
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―路地裏―
[先に正直に言います。 気持ち悪かったです。とても。
くらーい路地に広がる、くらーい赤。臭いはそこから来ているみたいです。 あっちこっちに何か飛び散っています。肉の塊のようなものと、紫のぶよんぶよんした半液体状のものです。これはスライムみたいな感じでした。 それとは別に赤と緑の液体が点々としていました>>2:132>>2:145が、これは関係のあるものでしょうか?
赤は、布がかぶさった>>2:203何かから来ているようでした。
おじちゃんは恐る恐るそれを捲ります。それはもうおっかなびっくりです。お化けにはもう随分慣れましたけど、これはそんなものとは全く異質なものだと直感しました。 何しろこんな強烈な臭いを発するもの。もしかして、もしかしたら…]
(41) 2011/10/23(Sun) 04時半頃
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…うげぇ。
[悪い予感が当たってしまいました。吐き気を催して、おじちゃんは口元を押さえました。 そこにあったのは死体。人間の死体。人間、って言っていいんですよね。肉の残骸とは言いたくないです。 おじちゃんは布を放るように戻して、そこから後ずさりしました。見たことのない人でしたが、お化けにやられてしまったのでしょうか。ここに来た他の人も、お化けにやられてしまったのでしょうか。コリーンさんも、ヤニクさんも、飲み友達のお医者さんも?]
こーはなりたくないねぇ。
[ぽつり、呟きます。まだ胃液が逆流してきそうでした。ところで、おかしいです。おじちゃんはこの世界に連れてこられてしまいましたけど、一応身を守る術を貰いました。この、死んでしまった人は何も貰わなかったのでしょうか? それともさっきから考えているように、超ど級のラスボスでもいるのでしょうか。]
(42) 2011/10/23(Sun) 04時半頃
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[おじちゃんは考えます。あのフランケンシュタイン?枯れ木のお化け?ミイラ?最初に見た女吸血鬼? それとも別の何か?死体の傍に散らばる紫のどろりとしたものと、それとはちょっと違う赤・緑の液体。 おじちゃんは、もう1度その2つを脳裏に焼き付けました。もしかしたら、これらを持つモンスターが、この人を殺したのかもしれません。
おじちゃんは、まだ気付いていませんでした。そのお化けもまた、人であるということに。**]
(43) 2011/10/23(Sun) 04時半頃
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へクターは、でもわざわざ死体に布をかけるお化けってちょっと変ですね**
2011/10/23(Sun) 04時半頃
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―サイモン殺害現場・路地裏―
[疲れが溜まっていたせいでしょうか。 あるいは、死体のほうに気を取られすぎていたのでしょうか。 傍に他にもお化けがいることに、おじちゃんは気付いていませんでした。 唸りに近い声>>48のおかげで、はっと意識が切り替わります。そこにいたのは、あのフランケンシュタイン。]
おめーか!俺っちと勝負しろ!
[棒先を突き出し、腰に片手を当てて宣言します。外から見たら、老人が杖をゆっくりと突き出したように見えたでしょう。どちらにしても臨戦態勢なのは伝わる筈です。 フランケンは言います。『ウゥ…ガァ…オバケ…』。]
(60) 2011/10/23(Sun) 15時半頃
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お化けはおめーだろうが。
[怪訝そうに言います。おじちゃんはまだ、自分もまたお化けに見えていることに気付いていません。 すぐ傍に、別のお化け>>46がいるのにも、ちょっと前から気付いていました。ぱっと見は女性のようですが、さっきから彼女から発せられる声がぱしぱし当たって痛いことといい、ちょっとおどろおどろしい風貌といい…うん、多分おばけ、です。 一応そちらにも警戒は怠りません。不意打ちされたら多分反応出来ません>>39から、いつもより余計に気を張る必要があります。
そうしていると、フランケンが何かを投げつけて>>48きました。彼の攻撃にしては、随分とちゃちに思えます。]
わっ、なんだよおい!は、何これ手紙?ラブレターっすか?
[投げつけられた包みはおじちゃんに当たって、地面に落っこちます。紙、です。おじちゃんはそれを拾って、広げて読んでみました。 そこに書かれたのは紛れもなく人の言葉。そこに書かれた名前は、自分が見知ったもの。]
(61) 2011/10/23(Sun) 15時半頃
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・・・サイラス、だとぉ?
[怪訝そうにフランケンシュタインを睨みました。 確かにさっき戦った時、おじちゃんはお仕事仲間…サイラスさんのことを思い浮かべました>>2:25。 以前彼と組手をした時の戦い方と、そういえば似ている気もしていました。 フランケンシュタインが、何か違う>>2:45ことも感じていました。 でもサイラスさんとフランケンの見た目はあまりにも違います。サイラスさんは言うなればもっと優男風の容貌です。]
おめー、そりゃぁちょっと無理あんじゃねーの。 んーでも、でもなぁ…。
[おじちゃんは考え込みました。あらあら脇ががら空きですよ。気をつけて! フランケンはメモとペンを見せ付けてるように見えます。どうやら本当に、会話する気はあるみたいです。]
わーったから、なんか書くもんよこせや…って、伝わらないんだっけか。 なんで筆記は通じて喋り言葉は通じねーの。 なんか持ってたっけ。いいや、『貰ってこい』。
(62) 2011/10/23(Sun) 15時半頃
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[そんなところで大事な使い魔を使わないでください!どこからともなく黒い毛玉のお化けが現れて、ぴょんぴょんとフランケンに近づきます。 フランケンの目の前に辿り着けば、その場でぴょんぴょんと飛び跳ね続けます。赤い視線は、紙とペンに。こちらに今攻撃の意思はないこと、伝わっているでしょうか。
もしフランケンが紙とペンを渡してくれれば、おじちゃんはこう書くつもりです。
『ヘクター・オルデンベルグの、恥ずかしい失敗を1つあげよ』
仕事仲間のサイラスさんなら、いっぱいいっぱい知ってるはずです。]
(63) 2011/10/23(Sun) 15時半頃
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[と、フランケンがどこか視線を逸らしました>>59。 そっちに何かいるのでしょうか。
怪訝に思いおじちゃんもそちらに目をやります、確かこの先にあるもので、一番目につくものといえば孤児院のはず。 小さな鳴き声>>54が、おじちゃんにも聴こえました。でもそれはすぐにフランケンの咆哮>>59にかき消されてしまいました。
どうしてでしょう。この咆哮は、なんだかとても悲しそう。]
(64) 2011/10/23(Sun) 15時半頃
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へクターは、女性のお化けのことは、完全に頭から抜けてしまっていました。
2011/10/23(Sun) 15時半頃
へクターは、サイラスっぽいお化けの手紙>>67に吹き出しました。
2011/10/23(Sun) 16時頃
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[戻ってきた手紙>>67に、思わず吹き出してむせました。 サイラスさんらしきものにも同じような姿に見えたでしょう。]
オカマはいいだろう!オカマは!あとあそこ蹴られたのは俺っちのせいじゃねーだろ!
[ぎゃいぎゃい抗議をしてみました。でもきちんと聞こえているでしょうか。 まぁ、それはともかくとして。おじちゃんはふぅむと考え込みました。 色々と、疑問は残ります。この人が本当にサイラスさんだとして、なんでおじちゃんに襲い掛かったのでしょう? 『貴方が老人のお化け』、ってなんでしょう? 疑惑も拭いきれません。このフランケンシュタインがサイラスさんをやっつけたりして、サイラスさんの記憶を奪った…なんて、それは考えすぎでしょうか。でもその考えすぎも、サイラスさんがフランケンだってことと、意味不明度は同じです。]
(68) 2011/10/23(Sun) 16時頃
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[悩んでいるとフランケンは追加の手紙を投げてきました。何かを求めるような声。さっきの泣き声でしょうか。か細い、いうなれば猫のような。
おじちゃんはちょっと考えましたが、頷きました。 フランケンの咆哮>>59がちょっと悲しそうだったから、おじちゃんを陥れる罠だとは思いづらかったのです。]
『一緒に行く。 あと老人のお化けってなに』
[簡単に書きとめた紙を渡しながら、フランケンの傍に並びました。]
(69) 2011/10/23(Sun) 16時頃
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[ところでおじちゃんの疑問は、ちょっとだけ惜しいところにまで届いています。 どうしてサイラスさんが、おじちゃんを襲うのでしょうか? それはきっと、おじちゃんがフランケンと戦ったのと同じ理由だって、 おじちゃんの考えはまだ至りません。残念ですね。]
(70) 2011/10/23(Sun) 16時頃
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あぁん? 俺っちが老人だとぅ?
[おじちゃんのこめかみがぴくりと引きつりました。]
確かに俺っちはバツイチ子持ちだけどよう。まだ現役バリバリだっつーの。 んーじゃなんだ、あの枯れ木とかミイラがスティーブンだったりリ・・・リンダだっけ?あのでっけーやつだったりすんのか。
[広場で出会った>>1:84人たちを思い出しました。 全員の名前は覚えていませんが、リンダさんのことは覚えています。何しろ白昼夢でお下げでひょろひょろでおじちゃんよりおっきい人でしたから。]
(75) 2011/10/23(Sun) 17時頃
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信じていいもんかねぇ。 まー…割とつじつまは合うけどなぁ。 協力…協力ねぇ。まー一緒に行く>>69のはいいけどさぁ。
[おじちゃんの声はきっとサイラスさんっぽいものには言葉としては聞こえていません。 他にも色々疑問はありました。でもそれをぶつける前に、サイラスさんっぽいものは行って>>72しまいました。]
あ、おい待てって! あーもう!孤児院な孤児院!そこには行く!
[後ろ姿に叫びながら、おじちゃんはがりがりと頭をかきました。孤児院には行きます。自分にも猫の鳴き声は聞こえましたから。でも協力はわかりません。だって―――…]
(76) 2011/10/23(Sun) 17時頃
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サイラスさんよぉ。 『味方の可能性が高い』>>71ってことは、敵もいるかもしれない、ってこったないの?
[そう、枯れ木のお化けやミイラがサイラスさんっぽいものの味方でも、 彼らがおじちゃんの味方という確証は、まだないのです。 そりゃぁ、彼らが本当にサイラスさんやスティーブンさんだったら信じたいことには違いありませんが。 ぽつり言葉になった疑問はそれだけです。肩口で、女の子がいきり立つように力を込めました。 先程路地裏で見た死体を、無残な姿を、おじちゃんは忘れていませんでした。]
(77) 2011/10/23(Sun) 17時頃
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考えても仕方ねーな。行くか。
[おじちゃんは、サイラスさんっぽいものを追いかけました。疲れていたせいでちょっとだけ遅れていたでしょう。女の人のお化けが敵意を向けて追いかけてくれば、おじちゃんは追いつかれてしまうかもしれません。**]
(78) 2011/10/23(Sun) 17時頃
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へクターは、ネイサンがサイモンを殺したと、疑惑を抱いたままです。**
2011/10/23(Sun) 17時頃
へクターは、スティーブン(植物のお医者さん)が植物になるとか、なんてミイラ取りのミイラ。
2011/10/23(Sun) 23時半頃
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―路地裏・サイモン殺害現場→
[おじちゃんが孤児院に辿り着く前に、女のお化け>>110は追いついてきたでしょうか。 きっと向こうから接触されるまでは、おじちゃんは彼女に気付きません。]
つーかなんだアイツ早いし。 おい自称サイラスよぉ。どこ行ったのよ?
[全くの誤算です!思っていた以上におじちゃんは体力を消耗していたようです。もう俺っちも現役引退かねぇ、なんておじちゃんは悲しそうに呟きます。幸いなことに?おじちゃんは今よぼよぼのおじいちゃんみたいです、サイラスさんっぽい人いわく。 もしかしてサイラスさんっぽい人は、もう孤児院から去ってしまったかもしれません。 少なくとも鳴き声の持ち主と会っているでしょう。もう、小さな子はベッドで眠っている>>89かもしれません。 でもそれはまだ、おじちゃんのあずかり知らぬところ。 おじちゃんは、孤児院へ向かう道を、駆け抜けます。**]
(120) 2011/10/24(Mon) 00時頃
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―孤児院―
[孤児院に、おじちゃんは行ったことがありません。 途中、一本だけ道を間違えてしまいました。 そのせいでしょうか、女の人は先に孤児院に辿り着いて>>154いたようです。普段でしたらきっとおじちゃんのほうが足は速いですのに、ちょっと悔しいです。
玄関から足を踏み入れようとすると、まず猫の鳴き声が聞こえました。次に、聞き覚えのあるフランケンの声>>157。おじちゃんはすぐに姿を現さずに、建物の陰に身を隠しました。女の人―おどろおどろしい声のお化け、バンシーってやつでしょうか。彼女とサイラスさんっぽい人の会話にじっと聞き耳を立てます。
…が、やっぱり何言ってるのか、きっとわかりません。]
(160) 2011/10/24(Mon) 13時頃
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どわぁっ!!
[ちょうどバンシーの叫びが、おじちゃんのすぐ脇の壁を破壊しました>>161。 ちっ、と舌打ちをして、2人の前に飛び出します。 あ、2人じゃありませんでした。サイラスさんっぽい人の後ろに、黒い猫ちゃんがいます。この子がさっきから聞こえる鳴き声の持ち主でしょうか。]
俺っち、男も女も喚くだけって嫌いなのよねぇ。 ちょいおじょーさん、落ち着いてちょーだい。 …通じないってか。
[めんどくさそうにおじちゃんは頭を掻きました。 サイラスさんっぽい人が筆談を続けないようであれば、指を噛み切って、地面に血文字でメッセージを書くつもりです。
『なんかしらねーけど、俺ら言葉は通じてねーのよ。 書き言葉は通じるけどな。
単刀直入に聞くけど、おじょーさんは敵?味方?』]
(162) 2011/10/24(Mon) 13時半頃
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[バンシーが、床をがりがりしていました>>164。 よくよく目を凝らして読んでみます。 おじちゃんはちょっと考え込みました。また血文字を使おうとしましたが、あんまり血を使い過ぎるのもなーと、やめました。立ち眩みがし始めたら危ないです。 サイラスさんっぽい人に近づいて、書く物をねだります。何か手に入れたなら、一言だけ書いてバンシーに手渡すでしょう。
『俺っちはお化けじゃねーから、あんたが人間ならおそわねーなぁ』
そこの自称サイラスは知らないけど、とか、余計なことを言うのはやめました。]
(165) 2011/10/24(Mon) 14時頃
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お、サンキュ。
[よかったです、これ>>166でおじちゃんも、筆談がスムーズになりました。 サイラスさんっぽい人が奥に入ってしまった8分間、おじちゃんとバンシーは2人きりです。 おじちゃんはその間、ふわぁ、とあくびしたりしていましたが、バンシーはどうしたでしょうか? まったく、おじちゃんはもう少し、危機感というものを持ったほうがいいです。 あ、一個だけ気付いたみたいですよ。]
『一応名乗るか。俺っちヘクター・オルデンベルグ。』
[それだけ書いて、バンシーに見せました。サイラスさんっぽい人は、その間に戻ってきたでしょうか?]
(167) 2011/10/24(Mon) 14時半頃
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へクターは、あとで同じメモ>>167を、猫ちゃんにも見せるつもりです。
2011/10/24(Mon) 14時半頃
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[戻ってきた>>166サイラスさんっぽい人は、追加のメモをくれました。ちょっとだけ間を置いて、また別のメモもくれました>>168。 おじちゃんの顔が曇ります。 女の子と聞いて、広場で会った>>1:84人たちを思い出しました。はっきりとした顔は覚えてませんでしたが、確かおじちゃんが会った女の子は2人。 とりわけ、まだ10になるかならないか程の女の子が気になりました。小さい女の子というのは、それだけでおじちゃんの娘さんと影が被ります。
それともまだ別におじちゃんが会っていない女の子がいたというのでしょうか。]
『殺されたって具体的にどこで? んで、殺したやつって、もしかしてなんか緑とか赤の液体撒き散らしてなかった?』
[深く問われれば、路地裏に落ちていた液体>>43について話すでしょう。 そして女の子が殺されたという場所を聞きだせば、そちらに駆けていくつもりです。]
(169) 2011/10/24(Mon) 14時半頃
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[モニカという名前>>170には聞き覚えがあります。どこででしたっけ。うーん、うーんとおじちゃんは考えます。もしかしたら広場で会った人の1人なのかもしれません。 猫ちゃんのほうに目をやりましたが、彼女は何か教えてくれたでしょうか? ともかくサイラスさんっぽい人も、赤緑のお化けに心当たりがあるみたいです。 サイラスさんっぽい人の言葉が嘘の可能性だってあります。でも本当の可能性もあります。色々総合して思い当たるのは、]
『とりあえず、キケンなやつがいるらしいのね』
[ってことだけです。そのキケンなやつが赤緑のお化けなのか目の前のサイラスさんっぽい人なのかはたまた別のお化けなのか、その辺はまだはっきりしません。]
でさぁ、一個気になってるんだけど。 そのキケンなやつってのはさ、俺らみたいに元は人間なんかね? ここ重要よ?
俺らみたいに、ここに連れてこられた後に、化け物にされた、元々は同じ境遇のただの人間ってことなのかね?
(171) 2011/10/24(Mon) 15時頃
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[これは、敢えてメモには残しませんでした。 なんだかそれが悲しくてとても酷い状況に思えたからです。 できればそのキケンなやつが、ただの超ど級のラスボスお化けの親玉だったらいいです。そいつを倒して万事解決ですから。 でも、そうじゃなかったら…。]
『まぁいいや。確認したいから、寝室ってどこ。』
[そう書いて、おじちゃんはサイラスさんっぽい人に渡しました。 ちゃんとその目で確かめたいのです。]
(172) 2011/10/24(Mon) 15時頃
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→孤児院・寝室
[サイラスっぽい人は案内してくれたでしょうか。 寝室には、サイラスっぽい人の言葉どおり、女の子が眠っていました>>89。 きちんとベッドに寝かせられて、そばにおもちゃも置かれています。]
これ、おめーが寝かせてやったの?
[そうなのでしょう。サイラスっぽい人はそう>>170言っていましたから。 そういえば男の人の死体にも、布が掛けられていましたっけ。さっきのフランケンの口ぶりから、あの布も彼が掛けたのでしょう。どこか人間臭い振る舞いを彼がすることは、彼と戦った時にもう身を持って知っています。
そっと、おじちゃんは女の子に掛けられた布団を剥ぎ取りました。確かにこの子は、広場で会った女の子でした。先程懸念したばかりの、10にも満たないくらいの女の子でした。 ぎり、とおじちゃんは唇を噛みました。胸糞わりぃ、そう呟いて、また布団を戻します。]
(173) 2011/10/24(Mon) 15時半頃
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『たしかにな。 傷のつけ方は、路地裏の死体と同じだわ』
[何か鋭利なもので引き裂かれた>>29>>30ような死体。路地裏の男の人程悲惨な姿ではありませんでしたが、この女の子も似た武器で殺された形跡は確かにあります。
痛かった?悲しかった?
問いかけたいです。でもおじちゃんには出来ません。人に優しくするのは苦手なのです。ぐ、と言葉を飲み込んで、サイラスっぽい男の人に向き直ります。 少なくともこの傷のつけ方は、この人がつけたものではなさそうです。]
『おめーのことを100%信じたわけではねーけど、 人間を屠ろうとする輩がいる、っつーのは、俺っちとおめーは共通認識なんだな?』
[確認するために、わざと酷い言葉を選びます。]
(174) 2011/10/24(Mon) 15時半頃
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『ところでもう1個確認なんだが。』
[これは主に、猫ちゃんに向けてです。]
『このじょーちゃんは人間の姿をしてっけど、これはどーいうこってすかね。 お化けにされた人間と、そうじゃねーのがいるってことですかね。』
[猫ちゃんは答えてくれるでしょうか? この世界のからくりが、おじちゃんにもわかるでしょうか?]
(176) 2011/10/24(Mon) 15時半頃
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へクターは、寝室から廊下へ戻りながらメモを渡し>>176ました。
2011/10/24(Mon) 15時半頃
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―ところでちょっと回想・孤児院の玄関で―
うん、さっぱりわかんねー。
[バンシーが何か書いて>>177いましたが、曲がりくねったそれは一見ではさっぱり理解できませんでした。 まさかまるで同じ『わかんねー』の言葉が書いてあるとは思いもしません。 再度メモを覗き見ようとして、またバンシーが声を発し…]
おうわぁ!
[おじちゃんのそばに仕えていた黒い毛玉のお化けを切り裂いてしまいました。 困りました、このバンシーとおじちゃんの「お守り」は、相性が悪そうです。]
―回想・了―
(182) 2011/10/24(Mon) 16時頃
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[帰ってきた返事>>178に、おじちゃんは眉を下げました。 その表情は雰囲気だけでもサイラスさんっぽい人に伝わったことでしょう。 もし、もし殺された人が1人なら。誤って殺してしまった、その可能性があってもおかしくありません。 サイラスさんっぽい人の言葉が本物で、この女の子がお化けに見えていて、怖くてつい――その可能性は捨てきれません。 だからさっき聞きました>>176。事故が起きて、すれ違いが起きて、殺人を犯してしまった人がいるのではないかと。
でも、でもです。もしそうじゃなくて、路地裏の男の人とこの女の子の「2人を」殺害した人がいたとしたら、 それはもう事故でもなんでもなく、…明確に、相手を殺す意思がある人がいるということです。]
(183) 2011/10/24(Mon) 16時頃
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あんまな。人を疑いたくはねーんだけどよぉ。 あーもうほんとに、超ど級お化けの親玉であって欲しいねぇ…。
[どれが正解なんでしょうか。見たものとサイラスさんっぽい人から聞いたこと、まだおじちゃんの頭の中ではうまく符合しませんでした。 だから多少矛盾のあることを言っているかもしれません。 でもこのフランケンシュタインは、たぶんサイラスさんなんだろうと、 おじちゃんは、さっきよりもそう強く思い始めていました。]
(184) 2011/10/24(Mon) 16時頃
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[ 『自分の手を血に染める事を厭いません>>178』 なんて、正義感が強くて人がいい優しい人。 この変な世界に連れてこられる前に、ウサギさんを助けてくれた>>0:24、商売敵>>0:49のお兄さんみたいじゃないですか。]
(185) 2011/10/24(Mon) 16時半頃
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[おじちゃんの頭はパンク寸前です。
『お菓子がほしい>>180』、そう言ったバンシーの存在は、すっかり頭から抜けていました。**]
(186) 2011/10/24(Mon) 16時半頃
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へクターは、サイラスさんとバンシーのやりとりは、ぼんやりとしか聞こえていなかったかもしれません
2011/10/24(Mon) 16時半頃
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―一方少し前・猫ちゃんと―
[おじちゃんがパンクしている>>186ので、ちょっと前のやりとりを話しましょう。
猫ちゃんは猫らしく、尻尾を丸めたり暫定サイラスさんの肩に登ったり>>195していました。あら、おじちゃんとおそろいです。おじちゃんの肩に乗った女の子も、猫ちゃんに親近感を抱いたようできょとり首を傾げました。 ところがしばらく経ってから、あら不思議、猫ちゃんが大きくなりました>>198。でも、猫です。ワンピースを着た、人型の、猫です。
これにはおじちゃんも女の子もびっくり。この猫ちゃんの能力は、身体の大きさを変えることなんでしょうか。そのうち3mのビッグ猫ちゃんになったりするのでしょうか。物語の世界の、不思議なきのこを口にした少女のように。 それはともかくおっきい猫ちゃんはやっぱり広場で会った女の子みたいです>>198。暫定サイラスさんの証言―人間がお化けに見えている―に、更に裏付けがされます。]
(205) 2011/10/24(Mon) 22時半頃
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―現在:寝室で貰ったメモ>>199を思い出して―
[パンクしたおじちゃんの頭は、時間を置いてようやく整理がついてきたようです。 人間がお化けになって、そのお化けを殺すと「お菓子」が手に入る。 どーんばーんの女の人>>1:#3>>1:#4の言葉通り。]
そういうことかよ。
[呆然とおじちゃんが呟いたのは、バンシーが更に文字を綴った>>189頃だったでしょうか。 暫定サイラスさんの主張とおっきい猫ちゃんの主張に、矛盾は見当たりません。 骸骨が、赤緑の液体を出しているのかはわかりませんけれど。
がりがりと頭を掻いて、おじちゃんなりの解釈を口にします。]
(206) 2011/10/24(Mon) 22時半頃
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俺っち自身がお菓子ってことね。 で、元の世界に戻るには奪い合えと。 だから、相手が人間だってーわかった上で殺しにきてるヤツがいると。 はぁー、サイアク。
[なんてことでしょう!『キケンなヤツ>>171』は『超ド級お化けの親玉>>184』ではなさそうです。 おじちゃんの懸念>>171は当たってしまったみたいです。それはおじちゃんにとって、嬉しいことではありませんでした。]
(207) 2011/10/24(Mon) 22時半頃
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[もちろん、おっきい猫ちゃんと暫定サイラスさんが手を組んだお仲間のお化けで、おじちゃんを騙しにかかってきている可能性だってまだ残っています。 でもきっとそうじゃないのだろうと、うすうす気付いていました。だって、この暫定サイラスさんは、たぶん本当にサイラスさんですから。 もし記憶>>67>>68を奪ってサイラスさんの模倣をしたって、 サイラスさんの感情まで模倣する>>185、なんて難しいでしょう。 それなら自分たちがお化けになった、って主張のほうが、おじちゃんの妄想よりも現実的でした。]
(208) 2011/10/24(Mon) 22時半頃
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んーで?お菓子を手に入れるには、どうしろって? trick or treat?
つーかこれ、trick or trickだろ。
[おじちゃんは悩みました。 おじちゃんは絶対に帰らなければいけません。 赤い風船が結び付けられているおうちに、ちゃんと帰らなければいけません。 娘さんと、奥さんの為に。 でもその為に人を殺したら、2人は喜ぶでしょうか?
喜びません。]
(210) 2011/10/24(Mon) 23時頃
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[ふとバンシーの存在を思い出し、そちらに目を向けました。 彼女はお菓子を欲しがっている。それはメモに書かれた言葉>>187>>189から明らかです。 納得いかない様子なのもわかります>>204。きっと、彼女は理解していないのでしょう。
おじちゃんはめんどくさそうにメモに殴り書きしていきます。 字はすごーく汚いですけど、読めるでしょう。たぶん。]
(211) 2011/10/24(Mon) 23時頃
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『俺っち、さっき名乗った。 とりあえずおめー名乗ったら? 歩み寄りせんとお互い誤解したまんまよ?
んーで、そのお菓子を手に入れるには、お化けを倒さなきゃいけないらしいっすけどね、あのねーちゃんいわく。 あんた、そのお化けがほんとに人間だったらどうすんのさ。倒すの?
人間だってわかってて殺したヤツも、他にはいるらしーっすけどね。そこの女の子が殺られたみてーに。あんたは?』
(212) 2011/10/24(Mon) 23時頃
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[あああおじちゃん! なんでそう煽り口調ですか!
バンシー、さっきから不信気味っぽいですのに、それじゃ刺激するだけです!]
(213) 2011/10/24(Mon) 23時頃
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へクターは、バンシーをじっと睨み付けています。
2011/10/24(Mon) 23時頃
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[叫びが、全てを攻撃しました>>217。 バンシーの混乱が伝わってきました。
おじちゃんは低く舌打ちします。どうやら話が通じる状態ではないようです。
(どうする、逃げっか?) (一度、おさえっか?) (ふんじばるなりしてあの声さえ抑えれば) (あああああああああやりたくねえええええええ)
弱いお化けと強いお化け。強いお化けがみんな人間なのかもしれないと考えると、攻撃するのはちょっと気が引けます。 しかもどうやら相手は女の人です。お化けの外見が、そのまま性別を表していればですが。 女の人を痛めつける趣味は、あいにくおじちゃんにはありません。そりゃぁ、向こうがこちらを殺しにくれば応戦くらいはしますが。]
(224) 2011/10/24(Mon) 23時半頃
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[そうしている間に猫ちゃんが寝台の影に飛び込みました>>219。おじちゃんも身を隠したほうがいいかもしれません。 でも、放っておけないものがありました。
それは、まだ幼い女の子の遺体。
このままでは、彼女は衝撃波にやられてしまうかもしれません。 小さな子が死んだ後まで痛い想いをするなんて、「やってられっか」です。 おじちゃんは、女の子の遺体の上に覆いかぶさりました。 まったくやってられっかです。
自分を犠牲にして誰かを守るなんてかっこいいこと、おじちゃんはガラじゃないですのに。 だってどうしても、想い出してしまうものがありますから。]
(225) 2011/10/24(Mon) 23時半頃
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おいおめーら、とりあえずここは俺っちがなんとかすっから! どっか行け!しっし!
[暫定サイラスさんと暫定モニカさんを追い払うように、2人に手を振り払います。 衝撃波が当たって、背中がばしばし痛いです。 後ろで暫定サイラスさんがバンシーに向かっている>>221のは見えません。 おじちゃんの視界では、赤い風船の幻がゆらゆらと揺れていました。**]
(226) 2011/10/24(Mon) 23時半頃
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へクターは、なんとか女の子の遺体を隠そうと必死に考えています**
2011/10/24(Mon) 23時半頃
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