297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」
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りぃ……ん
りぃ………ん
りぃ…ん
り…ぃ………ん
(*0) 2019/07/09(Tue) 08時頃
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────じゅうご で ねぇや は よめ に ゆき………
おさと の たより も
たえ は て た……────
(*1) 2019/07/09(Tue) 08時頃
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[わたしの双子の妹は、いくつになっても頭ん中が、子供のまんまの子、やった。 おねぇちゃん、おねぇちゃんと後をついて回る子が、可愛ぅてしゃぁなくて。
……いんぇ、それだけや、ありません。 あぶなっかしゅぅて、しゃぁなかったんです。 やから、なぁんもさせんと、遊ばせとったんです。
15を過ぎた頃、わたしにも縁談が舞い込みました。 善吉っつぁんは、えぇ人でした。 けんどわたしは、お嫁に行かれませんでした。 だってわたしには、**がおりました。 わたしの可愛い妹です。 わたしがいなければ、なんもできない妹です。
善吉っつぁんは、えぇ人でした。 なかなか踏ん切り付かんわたしを、待ってくれると言わはったんです。]
(*2) 2019/07/09(Tue) 11時半頃
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坊やのお守りは どこへ行った?
あの山越えて……あぁ。
[歌う内、誰かの声が重なって、その声の方を見やる。 そこに在った姿を見て、誰の子かを悟った。]
(*3) 2019/07/09(Tue) 22時半頃
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よかったねぇ。 これで、おっかさんとずぅっと、 いっしょやねぇ。
(*4) 2019/07/10(Wed) 08時半頃
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────ねん、ねん、ころりよ おころりよ ぼうやは よいこだ ねんねしな────
(*5) 2019/07/10(Wed) 08時半頃
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[ おいのり、>>2:*15 ]
[ 耳に、残る。今言ったのは、誰の声だろう。]
(*6) 2019/07/11(Thu) 00時頃
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[ だぁれもおらん 紫陽花の花、]
[ 誰かの迎えをまつ花嫁、]
[ 瞬く、視界が揺れる、何かが見えたような、]
(*7) 2019/07/11(Thu) 00時頃
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[ だけども、気を付けなくてはならないものなのだろうか?という違和感が、胸の中にありゆるく胸元で手を握りしめた。]
(*8) 2019/07/11(Thu) 00時頃
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とーお、りゃんせ とおりゃんせ… ♪
こーこはどーこの、…
(*9) 2019/07/11(Thu) 00時半頃
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ずっといっしょて、 どういうことやろ…
(*10) 2019/07/11(Thu) 00時半頃
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ずうっと、誰かと一緒て、 できるんやろうか。
(*11) 2019/07/11(Thu) 00時半頃
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[ 緋色の花嫁を幻視した。 どこかで見たことがあると思った。
あれはいつの話だろう。 誰から聞いた話だろう。
どこかで、見たことが、ある――…。 ずくずくと。 心の臓が、沈みたがっている。]
(*12) 2019/07/11(Thu) 00時半頃
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おねえちゃん、
(*13) 2019/07/11(Thu) 00時半頃
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[ あたしが、この年になっても頑なに嫁に行かない理由って―――…なんだっけ? ]
(*14) 2019/07/11(Thu) 01時頃
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