229 流水花争奪鳥競争村
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もっとエフといちゃいちゃしたいし キスだってもっとしたい。
けど、…
[男女の関係って難しいなぁ、と心底思う。]
ううぅぅ〜〜〜んんん
[悩んでます声を耳の傍で発する。]
(334) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
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いや、でもっ それじゃ さすがにっ まずい、か
[とても端切れの悪い言葉を吐きだしてから、 背に深く息を吸って吐く気配を伝える。
落ちつこう。]
(335) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
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[どこから何を話すべきかなと、僅かな思考の間。 こっちを向いてと促して、お互いの恰好を見れば 変な笑いが出そうになるけれど、それはそれ。
掛布団の上に足を揃えて曲げながら座る。 手を膝の上に添え、]
ねぇ、エフ
[淡く笑みを浮かべるけれど、 面持ちは少し緊張したような、 真面目で少し硬い顔。]
(336) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
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昔からいろんな場所を見に行ったよね …いろいろ、私なりに世界を見てきた
[遠く過去を馳せる。 瞼を少し落とせば睫毛が揺れる。]
白い大樹のある場所 綺麗な水が流れる街 里にはない四角い家が並ぶ都市
疫病が流行った村 戦が起きた跡地
(337) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
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…、世界の平和の全てを 私1人でどうにかできるとは思ってない
だけどね、 だけど、 水だけは…違う。って思っている。
(338) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
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綺麗な水があれば、人は生きられる。 作物は実るし、何か作る時だって水は必要だわ。
だから、その水を巡って 人が争う未来は見たくない。
[少しずつ声に、力が込められる。 周囲の空気が、凛と、清まる錯覚。]
(339) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
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そのために私はこれから、 巫女として頑張って行こうと思っている。
[視線を上げ、正面にエフの顔を捕えてから]
(340) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
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私の夢は、“水戦争を起こさせない事。”
[祈りの中心。夢を告げる。]
(341) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
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こっ ぱずかしくって…誰にも言わなかった。 ……言えなかった。
だけど、―――… エフには知っていて欲しいと思ったんだ。
[そこまで言えば、はーー、と肩の力を抜いて脱力。 それから、えへへ、と照れてはにかんだ笑みを顔に浮かべた。]
(342) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
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…うん、だからさ つまり、まあ 逃げる気ないけど
今も、 逃げるのはやめる。
[顔を上げ、]
私は私の夢を繋げなきゃいけないんだ。 そのためには、あなたが…エフがいなきゃだめ。
[じっ、とエフの顔を見るけど、ここまでよく頑張った。 だがもう限界だ。ふはっ、と笑いが溢れて、]
(343) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
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……、 これ以上、先は 女の子にはあんま言わせないで欲しいなぁ。**
(344) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
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[気が利かない王子様の返事を聞けば、 よろしい、と頷きを返す。>>346
髭を剃られ涼しくて妙というエフに、>>347 明日は止めなきゃ髪を勝手に切られるわよ、 と言っておいた。
自分の生育環境だと言われれば、 横になったまま瞬き、]
…、私にとっての普通よ。 でもこれが普通の人とは違うっていうのは解っている。
身の回りの事はやってくれるし、 食事の管理はされているし、……
[思う所があり、少しだけ間。]
(363) wallace 2015/07/13(Mon) 01時頃
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私は…エフが、どうやって育ってきたのか知りたい。
小さい頃の夢はなんだった、とか 好きな食べ物、好きな曲、…なんでも… 他愛のないことでも 知りたいなぁ。
[身を起こして背後に回り並ぶ顔。 横顔に時々、眼鏡の端が触れて楽しくなる。
頭の上に手が乗れば、 まだ乾ききらない髪の冷たさを伝える。 それと同時に、手の大きさも温もりも伝わり 自然と瞼が落ちて緩む口許。]
(364) wallace 2015/07/13(Mon) 01時頃
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[覚悟を決めてふわふわした布団の上で向き合うけれど、 >>352片膝を立てれば太腿が覗いて、 視線が一秒奪われたけれど一瞬で逸れた。 その後、上見ればいいじゃん、と視線は顔へ移動。 なるべく視界に入れないように、と変な自制。
20まで生きてきて、経験を積んで 出した答えという名の夢を口にする。]
―――…、うん
[いい夢と言われれば、安堵する心と。 しん、とまたあったかい雪が染みてくる感覚。]
(365) wallace 2015/07/13(Mon) 01時頃
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[夢を叶えるだけではいけなくて。 それを受け継がせる人が必要で。
だから、まあ、要は 子供作れって事なんけど。 そんな事を口にする事は出来なくて。 いや、エフはもちろん解ってくれているのは感じているけれど。
と、脳内がやばいぐらいにぐるぐるした位で、 向き合っていた二人の距離が縮む。]
(366) wallace 2015/07/13(Mon) 01時頃
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……ぅ
[来るか。来るのかよ。って小さく唸る。 眼鏡越しに奥の瞳をみつめたまま、 見えるエフの背景が変わる。]
――― …
[身体がさっきまで寝ていた布団に逆戻る。
とりあえず止まれ心臓。 いや、止まったらだめだ。 静まれ!心臓!!]
(367) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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…、…そっか
[ほらもうそんな事考えているから、 適当な相槌みたいな返事しかできない。
逃げじゃないと言われて、嬉しいんだけど ちょっと、マジで、心臓煩い。]
(368) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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…、…
[額に顔が近付けば、言われもしてないのに目を閉じて。 その状態のまま、添えられる手の温度を皮膚で感じる。]
…… な、によ
[言葉はどこかぎこちなく喉から出て。 変な緊張をした状態を解すみたいに髪を乱された。]
(369) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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ちょ っ、 こら!
[髪は女の命なのに!と、思わず素の声が出て。 笑う顔が近くに見えるだけで、 ああちくしょう好きだな、と思ってしまって。
やばい。]
(370) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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[追い打ちだろうか。 何で眼鏡外したの?邪魔なの?そうなの? いや、そうだよね。動いたら邪魔だよね。
…
いやいや、そうじゃなくて。 普段の見慣れた顔が、眼鏡ひとつないだけで 違った印象に変わってしまうんだ。
眼鏡は顔の一部だから、 なんかちょっと不思議な気分。]
(371) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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っ
[瞳の色と、そこにうつる人まで解る距離。 鼻先に唇が落ちればまた反射的に閉じる目。
きっと何度も重ねたら、 この唇が当たり前になって、 この最初のドキドキした感じとか そういうのが薄れていくのだろうか。
なんかすごい 勿体ないな、と思えるくらいには。 寄せられた唇が好きだ。]
(372) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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……
[近すぎてぼやけるくらいの位置にある顔。 産毛も見えるくらいの距離に、 心拍数がやばいくらい上昇してて、 最高に末端冷え症状態になっている。]
(373) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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……エフって、なんで、そんな 余裕あるような事言えるの?
[両方大事に、と、言われて次の言葉との隙間に返す言葉。
ただ。 ただ、続いた言葉に、>>362
か、あああああああああああああああああ。 と、一気に頬が高揚して耳が熱くなった。]
(374) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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よっ く、も まあ、 そンな 恥ずかしい せりふをっ…!
[そりゃあ、出てくる言葉なんてぎこちがない。 当然だ。めっちゃ恥ずかしい。]
(375) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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これ以上、そんなこと言われると 〜〜〜っ と、とける
[あああ、ともうだめだと両手で顔を覆った。 助けて神様。ご先祖様。心で呼びかける。]
(376) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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いっそ勢いでぶち込まれた方が マシなんじゃないかって思うレベル……
[エフの顔が見えない状況だと気付けば、 少しだけまあ、いつも通りな言葉は言えた気がする。 しかし内容は酷かった。]
(377) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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……っ くそぅ。 なんか、くやしい。
[うぅ、と唸ってからそろりと顔を覆う指を開いて 指の隙間からエフの顔をじとっと見る。 それから、〜〜、と悶絶するように足を捩らせた。 そのせいで少し足の隙間が涼しくなったので 慌てて右手が足元に伸びて布を整える。]
(378) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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あーーもーーぉぉぉ…
[ベタ惚れじゃないか。 どういう事なの。って自分に問う。
だってあんなに嫌ってた時期もあったのに。 顔も見たくない時期もあったのに。
なんで?って思っても、 好きになったらその時期すら愛おしく感じられて。]
(379) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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……
[残っていた左腕を伸ばし、エフの胸倉辺りの布を掴む。 近すぎる距離がそれでも遠いと引き寄せて、]
…なによ。 なによ。なによ!
じゃあやってみなさいよ。 ずっと昔っから好きだったんでしょ?
やりたかったこと順番に やってきゃいいじゃない…!
[やけくそみたいな言葉を吐いてから、]
(380) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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っっ…
エフの、その甘い欲も、 どんなんでも、ぜんぶっ 私によこせって いってんの!!
それくらい好きだから ……っ
[思いを口にして、なんか恥ずかしくて息を吞む間。 眦を赤くしながら、睨むよりは緩いけれど 何故か少し鋭いような視線。]
他の人になんてあげたくないし、 あげるつもりもないから!
(381) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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