22 共犯者
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何を言うか 生贄にはまだなっとらん 12人立候補が出たら、私は生贄にならなくて済む
[ふらふらと、こちらに来た大工の青年にそう言った ただ、続く言葉には・・・]
くじ引く前に・・・? あんた、ジジババになんかしたのか? 立候補しない奴は、皆くじを引くはずだが 悪いことしたとか、そんな感じか?
(127) 2010/07/31(Sat) 16時半頃
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―広場―
……すいません。ちょっと、休むどころじゃなくなりました。
[行って、すぐに戻った。ミッシェルの姿が目に入れば、そう声をかけただろう。 それからは、わき目もふらずに長老たちの前に進み出る]
オスカーです。アレクサンドルの。 ええ、知ってます。今聞きました。 ――ですが、僕も志願させていただきたい。出来ればホリーの届けを取り下げていただきたいのですが、それは不可能でしょう。だからこそ志願したいのです。
[母に迫った時と同じように、有無を言わさない調子で捲し立てる。 案外、あっさりと志願は受け入れられたかもしれない。妹とは裏腹に、村の掟に対して冷えた目を向ける彼もまた、老人達の間には厄介と思う者も居ただろう。 新たに一人の志願者が出た事が、その場で宣言されるだろうか]
(128) 2010/07/31(Sat) 16時半頃
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―広場―
立候補で12人でるとは思わないけど……
[ピッパ>>127の言葉にでるといいなあ、とはちょっとは思った。 悪いことしたかと聞かれて、うぐ、と詰まる。 そろり、茶色の目を逸らして]
べつに、んなに悪いことしたわけじゃねぇよ。 だたちょっと、よそ者の前で口滑らせちまっただけで……
[はあ、とため息をついて答えた]
(129) 2010/07/31(Sat) 16時半頃
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[家で事情を聞いてすぐに引き返したのだろう。 戻ってくるなり>>128 を告げられて。]
そうなるんじゃないかなとは思ってました。
[そのまま長老たちのところへ迫っていく青年を見送って。 すぐにも出された宣言に溜息をつく。]
・・・だからってオスカーまで立候補しなくたって。
(130) 2010/07/31(Sat) 16時半頃
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[何で、とミッシェルが言えばことりと首を傾げる。 思案するような間が僅かにあり]
それが私の役目だと思ったから。
[事情を語る事はせず理由がある事だけを示し 微かな笑みを向ける。 オスカーが広場へと戻ってくればきょとりと瞬いて]
――…あのこも、志願…?
[老人達からの宣言に柳眉を顰めた。 生贄に名を連ねる者に若い者が多い事に 複雑な思いがあるのか苦い表情が浮かんだ**]
(131) 2010/07/31(Sat) 16時半頃
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私だって、思わない
[わかってるよ、そんな事 たださ、あんな小さな子供にやらせるよりはマシじゃないか 言葉を詰まらせる彼に、首をかしげたけど 続く言葉に、また深い息を吐いたの]
ジジババの保守的な思考は嫌いだが あんたの口の軽さも、問題だな
[なぐさめようかと、思ったけど どうしたら良いかわからないから、とりあえずさ 背中をぽんと叩こうと、手を出したの]
(132) 2010/07/31(Sat) 16時半頃
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肉屋 ニールは、メモを貼った。
2010/07/31(Sat) 16時半頃
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[思案する様子をじっと見詰めていたが、役目との言葉に答えを得たような気はした。]
お互い、家の事情は大変みたいですね。
[見当はずれかもしれないし、持ってる事情はかなり違うのだろうとは思う。 仄めかすようにそれだけを言っておくことにした。]
(133) 2010/07/31(Sat) 16時半頃
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─自宅の工房─ [ と、急にドンドンと工房の扉を叩く音が聞こえる。 訝しげに彼が扉を開けると、表には数少ない友人のボリスが立っていた。 いつも泰然としたボリスが、今日は何か思わしげな顔付きだ。]
どうしたの。 また何かあったの?
[ 不安げに尋ねると、ボリスは「お前のところに『くじ引き』の話は来てるか?」と逆に訊き返された。]
いや? くじ引き? 生憎と僕のところにそういうのは来てないけど……
[ 「……ならいいんだ」とボリスはそこで話を打ち切った。 それを見て、ヴェスパタインはますます不安げな面持ちで眉を顰める。]
(134) 2010/07/31(Sat) 17時頃
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[ピッパ>>132にだよな、と短く頷き。 ため息をつかれてすねた様に地面をけった]
こ、これでも気をつけてるんだけどなあ。 じーさまばーさま達はもう年だししょうがないんじゃね?
……ピッパにまで問題だとかいわれた…… いいよ、俺、今度森から戻ってきたら、寡黙な男になるから。
[ぽんと背中を叩かれつつ、無駄な目標を立ててみた。 それからオスカーが広場にやってきて立候補したり、ミッシェルやマーゴの姿を見たり。 ピッパと会話がまだ続くならその場にいるまま、しばらく話している**]
(135) 2010/07/31(Sat) 17時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/31(Sat) 17時頃
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─自宅の工房─ >>134 [ ボリスは最後にヴェスパタインの肩越しに工房の奥を覗き込み、そこにイアンの姿を認めると、細い目をじっと凝らした。 そして、「またな」と短い挨拶をして、ボリスは去って行った。 閉まった扉の前で暫し立ち尽くしていたヴェスパタインだったが、]
……すみません。 お話はまた後で……。
[ イアンに向かって申し訳なさそうにぺこりと頭を下げて、再び出掛ける仕度を始めた。]
(136) 2010/07/31(Sat) 17時頃
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──一体何が起きてるんだろう……
[ 白い貌に明らかな慄きを浮かべて、彼は呟いた。**]
(137) 2010/07/31(Sat) 17時頃
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なんだ、問題じゃないと思ったのか? 男も女も、秘密は守る方が良いに決まってるだろう 守る必要のない物は、秘密とは言わないからな
[まったく、子供みたいにすねちゃって 可愛いんだか、可愛くないんだか この子と話をすると、お姉ちゃんって感じになるのよね まぁ、この感じも嫌いじゃないけどさ]
ああ、寡黙な男になると良い だが、そうなったら私は無視するからな 寡黙なあんたは、可愛くない
[身も蓋もない事を言いつつ、そのまま広場を見る ああ、気が重い]
(138) 2010/07/31(Sat) 17時半頃
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[ミッシェル>>133はお互い、と言う。 家の事情という言葉が続けば 彼女にもまた志願する理由があるのだろうと考えられた]
――…大変ね。 何事も無く無事戻れれば良いのだけど。
[ポツと呟いてミッシェルを見詰める。 彼女の言葉と態度から 娘は彼女を識る為に力を使おうとは思わない。 未だ余力を残した娘は誰を識るべきか、と 思案げな面持ちで広場に集まる人々へと視線を向けた**]
(139) 2010/07/31(Sat) 18時頃
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>>109 そうだったんですか……
[一度だけ目を閉じ、噛みしめるように微笑んで、再び目を開いた。]
ああ、真鍮製の美術品のようなランタンは、この国に初めて来た時に見ました。芸術品のような美しいランタンは、森の奥深くにある小さな村で造られたものだと。だからこの村に取材に行くという事になった時、少しだけ嬉しかったんです。
伝統を守るという役割があるのなら、この村が閉鎖空間であることも納得がいく。そう思えば、この村のことが、今よりも少しだけ好きになれそうです。
[勿論、相手が話すその全てが別人のものである(>>111)ことなど、イアンには想像もつかないことだった。
それから2つ3つ別の話をしていると、ドアを強く叩く音が聞こえた。彼らは何かを話している。そして、何か情報をもたらしている方の彼が自分を凝視しているのを見て、反射的に礼をした。]
(140) 2010/07/31(Sat) 19時頃
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[会話を終える旨を告げたヴェスパタイン>>136の言葉を聞き、]
……いえ、いいんです。 どうもお邪魔いたしました。
それよりも、もしよろしければ……なのですが、私も同行させていただいてよろしいでしょうか?
[なんだかんだ言って、数年は暮らしている彼と、一晩しか居ない自分は、この村での信頼度が違う。自分ひとりが行っても、何も告げられることなく蹴り出されて終わりだろう。つまりこの機会を逃しては、この村の「秘密」はきっと分からないままなのだ。]
ええ、お邪魔はいたしません。 広場に行けばいいのですね。
―→広場へ―
(141) 2010/07/31(Sat) 19時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/31(Sat) 19時頃
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[マーゴに釣られるように広場の面々へと視線を移すとランタン職人と記者が連れだって現れるのが見えた。]
・・・変な組み合わせ。
[探している人は随分いたが彼の姿を実際に見るのはあの時以来。 でも今の事に関係があるとは思えない人が何をしに?
マーゴに声をかけてその場を離れると記者の方へと向かってみます。]
(142) 2010/07/31(Sat) 19時半頃
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―広場―
[さて、広場にたどり着いたものの、彼に何かをできるわけではない。何が起こっているかは分からなかったが、とりあえず人々の様子を観察することから始めることにした。]
……あ。ミッシェルさん。
[まだ祭が始まる前の頃に会った女性に一礼し、尋ねる。]
何があるんですか……この状況。 随分と村の方が集められているようなのですが。
(143) 2010/07/31(Sat) 19時半頃
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[遠目に、ミッシェルが記者さんに歩み寄るのが見え 口が軽いのは、この青年だけじゃないようだなと やっぱり、深い息を吐いたの]
テッド、いいか 村の伝承や、地方の宗教っつーのは 都会の人達からしたら、野蛮だの古臭いだのと 色々文句つけて、自分達のルールを押し付ける的なんだよ
外の人間を、嫌いなさいっつーんじゃないが 信用出来る人間か、そうじゃないか ちゃんと見きわめるまでは、誤魔化しときな
人は、すぐ掌をかえすんだから 後から痛い目みるのは、自分だぞ
…――――
もう痛い目みた後かもだがな、生贄だし
(144) 2010/07/31(Sat) 19時半頃
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[この人は「祭」の取材に来たはずではなかったっけ? 村長宅では説明などはなかったのだろうか。]
えーと… 何処までご存知なのかわかりませんけど現状を端的に言うとですね。 生贄は12人必要なんだそうで残り11人を決めているところ、です。
[列を指さして]
立候補する人があまり多くないので残りはくじ引きってことになるみたいです。
(145) 2010/07/31(Sat) 20時頃
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……そうですか。 「生贄」、ですか。 くじで決めるって……一体、何故?
村の伝承を知らない人間に説明するのは、村の掟に障るかもしれませんが……
[意を決したように、ミッシェルの目を真っ直ぐに見つめた。]
……知りたいんです。 いいえ、知らなければならない。 村長さんが「取材をして欲しい」とおっしゃったのは事実なのです。私がこの村から逃げ帰ってしまったら、かの方の意志はどこにいくのですか?
(146) 2010/07/31(Sat) 20時頃
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[真剣な顔で問いかけられ暫し逡巡したが諦めたように口を開く。]
村長さんや村のじじばば達が何を考えてるのかとか、何を知ってるのかとか… わたしは詳しくないですけど。
知ってる限りは教えてあげてもいいですよ。 その代わり、わたしが明日の朝、ソフィアと同じ姿で樹の根元に転がっていてもショック受けないでくださいね?
[さらりと物騒な事を告げ、人ごみからやや離れたあたり。 広場の隅の方へと移動するように促すだろう。]
(147) 2010/07/31(Sat) 20時頃
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>>147 同じ姿で、木の下に転がってる……?
[一瞬驚いたような表情をしたが、すぐに表情を引き締め、頷いた。]
分かりました。 ミッシェルさんが伝えてくださることができる範囲で構いません。
[促しに応じて、彼女の後をついてゆく。]
(148) 2010/07/31(Sat) 20時半頃
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― 広場から少し外れた林の中 ― [人の声も聞こえない程度に距離をとってから足を止め。 イアンの方へと振り向いて。]
ごめんなさい。こんなところまで連れてきて。 あそこだと聞いてる人も多いし… 流石に長老たちに見えるところでベラベラ喋ってると怒られそうですから。
えーとですね。まず何からお話すればいいのかな。 「祭」に関して知ってることを全部お教えすれば良いですかね? パピヨンさんあたりに聞いたことがあるなら、向こうの方が正確かもしれないんですけども。
(149) 2010/07/31(Sat) 20時半頃
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>>149 ……はい。 「生贄」と「祭」には何か関係がある……ということなのですか?
そして、それは村人にとって、受け入れることが恐ろしいものであるのでしょうか。
(150) 2010/07/31(Sat) 20時半頃
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[改めて考えると本当にバカバカしいと思えてきて軽く苦笑する。]
関係があるというか… 「生贄」が「祭」のメインなんですよ。 4年に1度行われるのは「森の神様」とか「ミツカイサマ」とか呼ばれてる存在に生贄を捧げる儀式です。 それを「祭」と呼んでいるわけで。 御馳走が振舞われるのも所謂「最後の晩餐」だったりするんです。
形骸化して御馳走なんかの部分だけ残った状態でこの何十年かは済んできたみたいではあるのですが… 今更、元に戻りましたって言われても受け入れるのは難しいと思いませんか?
(151) 2010/07/31(Sat) 20時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/31(Sat) 21時頃
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>>151 「森の神様」……「ミツカイサマ」…… 「生贄」を捧げる儀式…… それゆえに、振る舞われる食事は「最後の晩餐」……
そう、ですか。 受け入れるのが大変なのは、容易に想像できます……。習慣として知っていても、「生贄」になれと言われたら、普通は……怖い。
ええと…… それでも「生贄」に立候補される方もいらっしゃるのですか? それが何故かを聞いても、差し支えありませんか?
(152) 2010/07/31(Sat) 21時頃
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―広場―
[ぐさぐさとピッパ>>138の正論が突き刺さる。 はあ、と深い吐息をこぼしながら茶色の目に情けない色を浮かべてピッパを見た]
うう……なにも言い返せないとは……
って、寡黙になったら無視されるの?! つーか可愛くないのは当たり前だろっていうか寡黙じゃなかったら可愛いのかよ!!
[寡黙なかっこいい男を目指そうかと思ったところであっさりきっぱり切り捨てられた上に、なんだか可愛い認定されてたらしいことに衝撃を受ける。 儀式がはじまるというのに相変わらず騒がしい様子にじーさまばーさまたちも村の人も苦笑したりするかもしれなかった]
(153) 2010/07/31(Sat) 21時頃
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[ヴェスパタインとイアン、それにイアンにミッシェルが近寄ったのが遠めに見える。 それを見ていたピッパ>>144がため息をついて、忠告してくるのをちょっとばかり黙りながら聞いていた]
そ、そうなんだ…… そんなに外の人たちと違うとは思わなくてさ……
手のひらかえされるのか? ――むぅ、恐いんだな、外の奴らって。
[ふむふむと頷いていたところで、最後の言葉にがくり、うなだれた]
ま、まあ……あれだ、俺が女の子の代わりになってると思えばきっとたぶん乗り越えられる。
[自己暗示のように呟いた]
(154) 2010/07/31(Sat) 21時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/07/31(Sat) 21時頃
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― 広場 ―
[ミッシェル>>142の声にこくと頷き記者の方へと行くのを見守る。 長老の家系の一員として記者の動向を気にする事はあれど 彼自身に負の感情を持っているわけでもなく――。 娘はただ、齎される変化を警戒しているだけ。 二人が広場から離れれば困ったように柳眉を寄せる]
闇に触れて闇に呑まれなければ良いけれど。
[村に伝わる儀式は外から見れば闇に相当する部分。 村の外から来た者が触れて如何思うか知れない。 秘匿されるモノにはそれ相応の理由がある。 小さな呟きは人々のざわめきにとけるのみ――]
(155) 2010/07/31(Sat) 21時頃
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>>152 「森の神様」は生贄と引き換えに村を守ってくれてるって事になってますから。 少なくともこの村は戦災や伝染病などとは無縁だったのは事実のようですし、年寄りが信じていてもおかしくはないんじゃないでしょうか?
[言外に自分は信じていないとゆっている。]
他にも儀式での何らかの役目がある人も居るみたい。 何でそんなこと知ってるかって言えばウチがそうなの。
だから立候補してきました。生贄に。 明日にはソフィアと同じになるかもしれないってのはそういうこと。
(156) 2010/07/31(Sat) 21時頃
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