229 流水花争奪鳥競争村
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うん?
[>>130話したい事、と言われて。 こちらも背を伸ばし、ちゃんと向き合う。]
(135) 2015/07/08(Wed) 13時半頃
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ぶっ。
[真面目な告白を聞いて、リュックを背負うラルフを見て。 行こうと言われて、それで、差し伸びてきた手を前に
とうとう噴出した。 くくく、とお腹を抱えたまま顔は下を向いたまま笑い声だけが響く。]
――… はー。
[20秒くらいそうした後、息を吐いて。]
(136) 2015/07/08(Wed) 13時半頃
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あのねぇ!
[下を向いていた顔を、勢いよく上体ごと上げる。 言葉と同時に、伸ばされていた手をこっちから、ぱしっと掴むように握る。]
ぐだぐだねちねち 言ってんじゃないわよ。
[ぐい、と手を引いて少しだけ距離を縮める。 睨むみたいに見上げれば、感情のまんま湧き出る言葉に口を任せる。]
(137) 2015/07/08(Wed) 13時半頃
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今更他の人の事好きでしたとか言われてもね、 私があなたがいいって思ったら、もうそれまでなの!
私のこれからがかかってんだから、 あっったりまえの言葉ばかり聞いてらんないし、 お互いのこと知りたいとか、わかりきってんの!!
(138) 2015/07/08(Wed) 13時半頃
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ぶっちゃけそろそろ 聞き飽きた!!
[わかった?と確認するように言えば、 こっちから無理矢理手を、ぺいっ、と離して腕を組む。]
(139) 2015/07/08(Wed) 13時半頃
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好きだとか愛してるとか、 言われりゃ嬉しいし、…てれる、し?
この祭が私の人生の中で 一番のモテ期来てるわ!って、過信すらしてる。
[いい天気だと、遅く気付いて空を仰ぎ見る。 淡い色のワンピースは太陽を浴びれば色が白に近付く。]
……はー
[ため息を吐いてからわざとらしく肩を落とす。 それから、ぽつ、と]
(140) 2015/07/08(Wed) 13時半頃
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お腹すいた。
(141) 2015/07/08(Wed) 13時半頃
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[言ったと思えば、連呼する。]
おなかすいたおなかすいた!
朝から喋って走って疲れたし どっかでごろっとして休みたい!!
だーかーら! 連れてって、って 言ったでしょ!!
[はいっ!と組んでいた腕を解いて右手をラルフへと伸ばした。*]
(142) 2015/07/08(Wed) 13時半頃
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[常より僅かにきりっとさせた眉が、 噴き出す様子にきょとんと定位置に戻る。 ぐっと引き寄せられて、ぺいっとされた]
[間近でさんざん浴びた言葉に ぱちぱち瞬いていてから素直にこくりと頷く]
(143) 2015/07/08(Wed) 14時半頃
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…うん?
[肩と一緒に落とされた言葉。 聞き返すまでもなく連呼され、 駄々っ子みたいなアマルテアに ふっと笑みがこぼれてしまう]
うん、ごめん。
[伸ばされた手を取る]
そういうとこ、 結構好き。
[聞き飽きたと言われたこと。 悪びれず添えて、手を引いた]
(144) 2015/07/08(Wed) 14時半頃
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[白樺の木立の影に入れば涼しくなる。 人が踏みしめてできた小径。 木漏れ日がまだらに落ちていた。 気温もあって虫は少ない]
アマルテアはどうして今まで結婚しなかったの。
[小径の途中、脇道へ逸れる際。 服を枝葉に引っ掛けないように、 茂る枝を片腕で押さえて彼女の通る道を造る]
(145) 2015/07/08(Wed) 14時半頃
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[ほどなく森を進むと、視界がさっと開けた。 柔らかな草地は崖の一辺。 里と神殿を一望できる。 滝へと落ちていく小川の水辺には色とりどりの花が咲く。 日当りのよい斜面には陽射しを受けた瑞々しい野菜の畑。 下から吹き上げる滝の飛沫が空気を潤し虹を作っていた]
ついたよ。
[転ばぬようにと繋いでいた手をふっと離す。 髪を後ろに流して清々しい空気を顔に浴び ぐっと伸びをした。
敷布はこれから敷くけれど。 ここならどこでごろごろしても 柔らかい草地が彼女の体を受け止める]
(146) 2015/07/08(Wed) 15時頃
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…っ
[素を曝け出しても、変わらず好きと真面目に言われれば、聞きすぎた言葉だとしても思わず息がつまった。 伸ばした手は繋がって、白樺の木々の間を通り抜けていく。 サンダルの隙間、短草が時折、足を擽る。 木漏れ日の中、ラルフからの問いに、うっ、と小さく唸る声。]
(147) 2015/07/08(Wed) 15時頃
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…… それは私が、知りたい。
[苦虫を噛み潰したような声で絞り出す。
とはいえ、知りたい事なのだろうというのは解るし、 知らずにいてもらっても困る事なのだろうとは思う。 それに――、まだ言ってない事も、ある。]
(148) 2015/07/08(Wed) 15時頃
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『気が強すぎる』 『酷く我儘』 『自分の都合を押し付ける』 『そのくせ甘えたがりで嫉妬心も強い』
『会いたい時に会えない』 『敷居高い女すぎ』
[ぽつ、ぽつ、と落すのは別れた原因となった理由。言われた事。言った事。あんま相手の顔は思い出したくない時もあるから、むすりとした面持ちに気付けばなっている。]
(149) 2015/07/08(Wed) 15時頃
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『ちょっと巫女様と遊びたかっただけ』 『付き合うだけで結婚とかは考えてない』
『好きだけど、関係を続ける自信がない』 『親に反対された』
とか、まあ、……色々。 結局さ、お互いが好きでもどうしようもない事もあったし。
[黒歴史を吐き出した気分になった。 流石に、一番の黒歴史は吐き出してないけれど。]
(150) 2015/07/08(Wed) 15時頃
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別れてしくったなー、って奴もいたけど ……そいつは、もうこの世からもいなくなっちゃったし。
[フランクの事も、ぽつ、と漏らして、]
(151) 2015/07/08(Wed) 15時頃
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結局、私が結婚したいって思える相手 じゃなかったんだろうなって今は思ってる。
なーーんか、付き合ってて、どっかで、 ふっ、と冷めちゃうんだよね。
だから長続きしない。 した事がない。
だから今、こうなってる。
[結論だ。]
(152) 2015/07/08(Wed) 15時頃
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[小枝にあたる事もなく、森の中を抜ける。 ちゃんと守ってくれている様子を見れば、なんだか変な感じだ。 太かったらわざわざ片腕で押える必要もないのかしら、とか、やっぱりどこか昔と重ね見る。]
(153) 2015/07/08(Wed) 15時頃
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――…
[突然開けた視界。 声はなく、飛び込んだ景色に魅入る時。]
いいとこじゃない。
[そう言えば、やっぱり靴は嫌いなので、その場で脱いだ。 素足で柔らかな草を感じながらその場で深呼吸。 それから、背伸びをして、その場をひょこひょこと探索を始めるが]
ごはんの準備!おねがいね!
[腹ぺこアピールは忘れなかった。]
(154) 2015/07/08(Wed) 15時頃
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[草の隙間、咲いている小さな白い花の傍。 しゃがんで、露に濡れるその花をつんとつつく。]
…、…ちょっとの毒を飲んだくらいじゃ死なない。 だから毒見役はいらない。
学校でもみんなと同じ物を食べられたのって 当たり前だけど、私にとっては特別に感じてた。 お屋敷にいるといっつも美味しいご飯が出てきて、 綺麗なお洋服が用意されていて、 …、自分で何かをしなくても 別にいい…。
(155) 2015/07/08(Wed) 16時頃
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だから、せめて好きな人にくらいは、 自分の手で作ったものを食べさせてあげたかった。 多分、最初はそんな事も思わずに ただ――…喜んで欲しかっただけ。
[ぐぅ。ご飯の話をしていたら腹の虫が鳴った。]
(156) 2015/07/08(Wed) 16時頃
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アマルテアは、その場でゆっくりと立ち上がる。
2015/07/08(Wed) 16時頃
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ラルフは、…ラルフを最後の試験の1人に選んだ理由を 言おうかずっと迷っていたけど、 言わなきゃラルフに悪い気がするから、 言う。
[距離は少し遠い。だけど声は届く位置。 すこしだけ勇気がいるからスカートの端を両手で握りしめたまま、]
(157) 2015/07/08(Wed) 16時頃
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他の2人は、一緒になっても、 昔の辛いことを思い出す気がして…
先を考える前に、どこか、 踏み止まるものが私の中にある。
だから、…嫌な言い方をすると、 ラルフは保険だと思った。
(158) 2015/07/08(Wed) 16時頃
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逃げないつもりでいるのに、 私はラルフっていう逃げ道を自分に作ってた。
(159) 2015/07/08(Wed) 16時頃
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すぐに、…今日の事を伝えなかったのは それが悪い気がして、迷ってたから。
…、…ごめん。**
(160) 2015/07/08(Wed) 16時頃
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でも、
[謝って、頭を上げて。 よれっとした顔でラルフへ顔を向ける。]
でもやっぱ、…ラルフとまた会えて 一緒にここに来て 良かったって思ってる。
それは本当。 …ほんとに、ほんとだから。*
(161) 2015/07/08(Wed) 16時半頃
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[小さなうなり声を聞いても 質問を取り下げる気はさらさらない。
苦虫を噛み潰した顔ってこれかー。 などと、得心をしつつ。
小径を進みながらも ぽつぽつと零される項目に ひとつひとつ頷いたけれど モテ期の来なかった青年には ぴんと来るような来ないような]
いい女って大変なんだね…
[しみじみ、まずそんな感想を口にして]
(162) 2015/07/08(Wed) 17時頃
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そっか。
[フランクの話へはそう言って、 亡くなった過去の男のことを何も知らない。 そんな風に思う相手がいて、 無くして、今そう思うまで。 其々に生きて来た時間の空白を想う間]
(163) 2015/07/08(Wed) 17時頃
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ふっと、冷めるか。 僕はそういう経験ないからなぁ…
[アマルテアのことだけじゃなくて。 料理も勉強も辛くとも冷めたりはしなかった]
誰の何を見てんのよ。とか? んん、違うかな…
冷める、冷めるかぁ…
[むむ、と眉間にあまり出来ない皺を寄せる。 視界が開けるまで、思案顔は続いた]
(164) 2015/07/08(Wed) 17時頃
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