228 【誰歓人狼騒動】滄海のカタストロフィ
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―6号室前―
はい?
[立ち去りかけた所に声をかけられ、振り向いた。 問いの意味を推し量ろうとリーの顔を見たが、薄闇が彼を隠している]
もし、俺の知っている人が―― リツキが人狼だったら――?
(130) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
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[ぽん、と一つ答えが浮かんだ。 乾いた笑いに本心を隠して]
はは――ほんと酔い過ぎですよ、もう。
[お気になさらず、と返したのはドアの向こうに届いたか。真顔のまま踵を返した*]
(131) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
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[タブレットのメニューを覗きこむメルヤを見て微笑む>>115]
僕は、プースカフェ
[これも憧れのもの、層になったお酒が綺麗なのだ。 出されたプースカフェにストローを慎重にさして]
混ぜると、美味しくないって聞いて
[ゆっくりと飲むことに。]
(132) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
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―船内放送―
お客様へおしらせします。
ただいま濃霧が発生しております。
シルヴィア号は安全のため、一時的に停船いたします。
安全の確認が取れ次第再出発いたします。
皆様方におかれましては引き続き、
お食事、ご歓談などをお楽しみください。
[サイモンは努めて平素な声で放送を流した。きっと異常気象なんだ。そう自分に言い聞かせながら**]
(#5) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
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[くすりくすり。歪んだ笑みは彼女だけのもの。]
そうなの、雑食でもやっぱり――ひとは、格別でしょう?
[ね。ごちそう。と嬉しそうに目を細める。考えるだけでも、涎が出そうなくらい。そんなはしたない真似はさすがに控えるけれど]
私にとっては主食ね、だから―― お肉、たくさん食べさせて?
[肝と目玉という囁きに、少しマニアックね。と意を得たように嗤う。脂肪と筋肉が適度な分量であろうサイモンの身体を思い浮かべる]
(*13) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
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脚、腕、お腹。 あとはそうだなぁ…… でも全部食べちゃうと、誰が死んだかわからないわよね。 これからの旅のオープニングを、サイモンさんの血で鮮やかに飾れたらいいわ。
[少しほかの人を脅そうと、そういう意味を込めて]
(*14) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
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そう、貴女も一人旅なのね。 知り合えて嬉しいわ──イリス。
[>>129先に名乗られれば名乗りが遅れてごめんなさいね、と少しだけ頭を下げて]
私はグロリア。 グロリア・スケイルと言うの、こう見えても医者なのよ、よろしくね。
[昔、昔、まだ人が母なる蒼い星から遠い空を仰ぎ見ては空の向こうを空想していた頃。 空の上には太陽を追いかける狼がいると、どこかの国では信じられていたという。
その獣に因んだ姓を持つ女は鮮やかに笑って、白い手袋に包まれた手を差し出した*]
(133) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
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―廊下―
ふぅん、霧…。
[薄暗い廊下、点々と灯る照明。 男の顏に落ちる影は濃く、長く。
肩に乗った鳥が、ばさり羽ばたいて。 赤い羽根を一枚、床に落とした。]
(134) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
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人狼がいたら、そうだな。 口枷付けて連れて帰ったら、父さん褒めてくれるかな。
[うっそりと笑む顏に、生気は薄く。*]
(135) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
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ううん。 グロリアさん。素敵なお名前。 って、お医者様……?
[謝罪には首を振り、彼女が名乗る職業に驚いたように目を見張る。]
それなら相談に……乗ってもらえるかしら……?
[周りを気にするように小声でつぶやくが、すぐにぶんぶんと首を振って]
でも悪いわ。プライベートだものね。 私はその、何の肩書きもないのだけど、それでも仲良くしてもらえると、嬉しい。
[気を取り直し微笑んで、彼女の手袋に包まれた手を握る。スケイル、それがどのような由来を持った苗字なのかなんて気に留めることもなく、"栄光"の名を眩しく思っていたのだった。*]
(136) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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―1階 廊下―
[歩きながら頭を抑えた]
はは、俺も人のこと言えないかも。
[船の揺れとあいまって、酔いが回ったのかもしれない。 そんな折、船内放送が流れてくる]
あー……風あたろうにも霧だらけじゃあなぁ。
[口を尖らせた。モナリザに水でももらおうと、ダイニングへ戻る]
(137) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/06/22(Mon) 23時頃
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[ジャムクッキーを一つ摘まみあげる。照明に翳すと、きらきらと輝くそれはまるで宝石みたいだ。ぱくりと一口で食べると口の中で甘い味が広がっていく。 ただ、甘いだけだ。その甘さは自分が持っているどの感情とも結びつかなかった。 ]
[フィリップにはああは言ったものの。いけないと思いながら、頭の片隅でほんの少しカレに共感してしまう自分もいて。]
(だって、人魚姫は愛されなかったから、 泡になって消えてしまった。)
[どうして、愛されないのに生きないといけないの。辛い思いをして生きる意味はあるのだろうか。 何度も繰り返し聞いた音楽のフレーズがよみがえる。「Don't they know It's the end of the world?」]
(138) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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― ダイニング ―
[アナウンスで聞いた通り、18時になればダイニングへと向う。 ディナーはビュッフェ形式の様だった。各々が自分のお皿に好きなものをとって行く。サミュエルが取り皿に盛りつけるのは、野菜中心だ。ただでさえ身長が高いのに、横幅も広くなっちゃったらお洒落が出来なくなっちゃう。鮮やかなトマトをフォークで刺して口まで運ぼうして。
そういえば、 この食べるという行いも、青年に言わせれば「気持ち悪い」行為だったか。
彼とのやりとり思い出して、フォークを持った手の動きが固まった。]
(139) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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──そうね、けれど、頭さえ残しておけば人はだいたい個人の認識をしてくれるものよ。 だから半分で我慢しましょう。
貴女はたくさん食べるといいわ、私は──ほら、あの新聞に載っていた村でたらふく食べてきたところだから。
[娘の意趣>>*14には言外で同意。 甘い血の味を思い出したのかくふりと喉の奥で音を立て、女は目を細める。]
ふふ、深夜が楽しみ、ね。
(*15) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2015/06/22(Mon) 23時頃
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[ダイニングを見渡す。名前も知らない、他の乗客の姿がちらほら窺えた。]
[なかなか、箸は進まない。通りかかったモナリザに飲み物を頼む。 窓の外を見ると、外の景色が白くかすんでいる。昼間は見えた蒼い海も深い霧に隔たれて、遠く遠く。]
……嫌な、霧。
[赤い液体が小さなワイングラスの中で踊った。**]
(140) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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ーー……。
[ドア越しに届いた声、それに返すことも無く膝を抱えて只足音が遠ざかっていくのを聞いていた。 アナウンスが静寂を破っても>>#5、今は動かずに。]
(141) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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うん、オッケー。 頭を残して、あとはまぁお腹の具合次第?
[ぺこぺこだわ。と軽く腹部に手を当てる。 あの男、ぎょろりとした目は確かに美味しそうだな、なんて。]
あぁ……ナラーヤの?貴女の仕業だったのね。
[ひどい遺体が幾つも見つかったと。中には陵辱された痕のある遺体もあったとの情報は>>0:79、出発前にインターネットで見たのだったか]
その時の貴女の仲間、雄の人狼がいたかしら? 私――私も、サイモンさんは趣味じゃないけれど、女の子はぐっちゃぐちゃにして、食べちゃいたいなぁ。
[なんて性的嗜好の歪は、ゆがんだ笑みに滲む。]
(*16) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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[アナウンスが聞こえて>>#5]
霧…?霧が出てる?
[暗くてよく分からなかったが言われてみれば窓の外が見えなかったような気がして]
いつまで、続くの、かな。
[ポツリと呟いた]
(142) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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―ダイニングルーム―
[モナリザに水をもらい、6号室にも届けるよう頼む。あるなら二日酔いの薬も一緒に、と添えて。]
――あ。
[水を飲みながら、イリスとドレスの女性が話しているのに目を止める。さっきは遠目でよくわからなかったけれど]
スケイルのお嬢さんじゃん。
[実家はロボットの販売・整備を営んでおり、ナラーヤにも客がいた。いずれ店を継ぐ身、両親を手伝い度々ナラーヤに顔を出していた。グロリアはその客の一人]
夏だったらあの人も、いたんだろうな。
[呟いて、水を干した]
(143) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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霧……大丈夫かしら。 バカンスが中止なんてやだな。
[グロリアに向けるではなく、独り言として>>#5アナウンスに呟いた。停泊した船、錨を下ろす音は遠く。その錨が楔となり、逃げられぬ断絶した世界を作り出すこと。いずれ、動き始める、そう信じたい女は、不安に曇る思考を、首を振って否定しようとする。]
(144) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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[ブラックベリーチョコカルーア。 深い赤色の果実によって彩られ――染まりゆく琥珀色の液体。 無意識に自らの手を確認する。 あの時の色は、消え去っているというのに]
あまい。……おいしい。
[躊躇いなく、グラスに口を付けた。 これも初めての味。両手でグラスを持ち、小さく呟く]
リツキのは……、……うわぁ。 すごい、すごいね。
[グラスに閉じ込められた虹。 驚きに瞠った瞳を眩しそうに細めると、お酒と分かっているのかいないのか、自分のものを飲み干した]
(145) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/06/22(Mon) 23時頃
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[遠慮するようす>>136の娘ににこりと笑い、握られた手を握り返す。]
ふふ、時間があるときなら、いつでも。 ……とは言っても、船旅って三日もすれば飽きるものだから。 貴女が飽きたらいらっしゃいな。 いつでも歓迎するわ。
もちろん、ただ遊びに来てくれるのも歓迎よ。
(146) 2015/06/22(Mon) 23時半頃
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[──それから少し言葉を交わしたか。 流れるアナウンス>>#5に少し顔を上げて、停船する旨の内容を聞く。
──放送の声は僅かに震え、恐怖を孕んでいる。
舌の先で甘い人の血の味を思い出しながら、女は今日の獲物はあの男にしようかと心算していた。
目の前の娘が、周りの人たちが不審に思わないように、表向きは僅かに表情を曇らせながら*]
(147) 2015/06/22(Mon) 23時半頃
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[サイモンの声>>#5が届く]
止まっちゃう? 戻ったりは、しないよね。だいじょうぶ、だいじょうぶ。
[自分に言い聞かせるように。 首元の包帯に手を伸ばすと、圧迫感から逃れようとするように掻き毟り、小さく咳き込んだ]
……リツキ。
[呟き>>142は物憂げに聞こえ、隣に視線を。 しばらく迷った後、ぽん、ぽん、とリツキの肩を叩いてみる。 どこかで見かけた友人同士の仕草を真似て]
(148) 2015/06/22(Mon) 23時半頃
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霧、さっさと晴れればいいのに。
[窓の外を見る。白い景色を眺めていると、思い出すのはリーの言葉]
俺とリツの仲がうらやましい、か。
[確かにリツキはいいやつだと思うし、彼が楽しそうにしていれば嬉しくもある。仲良しだと言われればまんざらでもない、が]
旅行いくのもお互い知らない程度っちゃ程度なんだよなぁ。
[薄っぺらいな、と一人ごちる。]
(149) 2015/06/22(Mon) 23時半頃
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[アナウンスが終わって少し経って。 何事か考えている様子の女の視線がふと動く。]
──あら、あの子。
イリス、ちょっと失礼するわね。 向こうに知り合いがいるみたいなの、挨拶してくるわ。
[女の視線は少し向こうの方にいた青年>>143に向けられている。
記憶に間違いがなければ少し前──大学を卒業するまでだ──まで毎年遊びに行っていた別荘地での知り合いのはず。
女は目の前のイリスに辞意を告げると、またね、とあいさつをして席を立った。]
(150) 2015/06/22(Mon) 23時半頃
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ええ、そう言ってくれるなら是非遊びに行かせていただくわ。 ありがとう、グロリアさん。
[同性ということもあってか、安堵感で気を許し始めている自分がいる。彼女のその瞳の奥にある、不穏な色には気づかぬままに。]
ええ、大丈夫よ。 少し休もうかと思ってたところ。8番の部屋だからグロリアさんも気軽に来てね。それじゃあ、また。
[微笑んで、青年の元へ向かうグロリアを見送った>>150]
(151) 2015/06/22(Mon) 23時半頃
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こんばんは──ちょっと失礼。
[水を飲んでいる>>149青年に歩み寄り、女は少しばかり親しげな様子で声を掛ける。]
人違いだったら申し訳ないのだけれど……貴方、アトキンスさんちのグレッグじゃない? お久しぶり、ご家族はお元気? 私、別荘地にいたスケイルの娘なのだけれど、覚えているかしら。
(152) 2015/06/22(Mon) 23時半頃
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[すごいとプースカフェを見つめるメルヤに微笑む]
これ、飲むの憧れたんだ。 強いお酒多いから、注意しないと、だけど。
[それから自分のつぶやきに反応してくれたのか、名前を呼ばれて、ん?と目をやると肩を叩いてきた。]
止まるのは、危ないから。 引き返しは、しないと思う、よ?
[焦っている様子のメルヤに首をかしげつつ、落ち着かせようと、メルヤと同じように肩をぽんと叩こうと手を伸ばす。]
(153) 2015/06/22(Mon) 23時半頃
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[ごめんね、と言ったリーの声はなんだか憔悴しているような気がした。軽く見えて、彼は結構さびしがりなんだろうか。 そんな事を考えていると、グロリアがこちらへやってくる]
お久しぶりです。 みない間にすっかり綺麗になって。
[思案はぽいと投げ捨てて、笑顔を向ける]
(154) 2015/06/22(Mon) 23時半頃
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