126 生贄と救済の果てに〜雨尽きぬ廃村・ノア〜
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[ヤニクの視線>>102に、漸く俺は右腕を袖に仕舞う。 あまり長くは見せてもいいものではないだろう]
信用されてない隊長よりは少し長い。
ああ、でもちゃんとお前らの顔は認識出来てるから心配すんな。
[取り込んだ魔物の魂に飲み込まれ、 殺戮衝動を抑えきれずに 一緒に行動していた他の魔法使いを襲った話も聞く。
俺自身も制御で来ているとは言え、 ある意味時限爆弾を抱えている事は否定しない。
1人で居続ける理由をそこに求められても、答えはしないが]
(103) 2013/06/14(Fri) 15時頃
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[戸惑いに躊躇いもあっただろう。 その中で、ヴェスパタインと話して来るとイアンが飛び出す>>100]
鉄砲玉だな。 順番に殺されに行くんじゃないんだからな。 冷静に話し合えよ。
[話がこじれて鎌で裂かれました、とか笑えない。 出ていく背後にそう声を掛けたが届いたかどうか]
(104) 2013/06/14(Fri) 15時頃
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こんだけの頭突き合わせてると息苦しくなるな。 ちょっと外の空気吸うわ。
扉の外にいるから心配すんな。
[肩が凝る、とボキボキと肩を鳴らしながら外へ。 言ったとおりに廃屋の負担にならない程度に壁に 背中を預けて、どうすっかなと呟いていた**]
(105) 2013/06/14(Fri) 15時半頃
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ヤニクは、外へ行く奴らを視線だけで見送り、しばし目を閉じる。**
2013/06/14(Fri) 15時半頃
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―回想/暖かい廃屋で―
[これは、ヴェラがまどろみに落ちる時>>88のこと。 体を拭き終えた布を>>87鼻先へと当て、すんすんすんと、一途に臭い嗅いでいた。 髪に加えて手足も胴も拭いたため、自分の臭いがほとんどではあったけど。 不潔に思われるかもしれないが、馴染んだこの香気が落ち着く。 そんなヴェラを見守りながら、脱ぎ捨てたローブを絞ってくれるなど>>95、いったいどこの良くできた女房を貰ったのかと思われそうだが。 そんなイアンの優しさには、だいぶ前から自然と甘えきっている]
……ふごむ。
[「休みな」の言葉に、素直に「うむ」と返した。 体制を『伏せ』に変え、変わらず、すんすんと嗅いでいるうちに、寝ぼけて狼に変身する。 ただの狼だから、供物の力はほとんど消耗しない>>0:57し。 だから、伏せた姿勢のまま。ひと時の安らぎ。 すんすん、くぅー、っと。
そして…………]
(106) 2013/06/14(Fri) 19時半頃
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―ヴェスパタインからの知らせ―
[その通信>>80が届くと同時に、まどろみのヴェールがはがされた。 ゆっくりと薄眼を開けて、語られる内容>>59をかみ砕いていく。 驚くイアンの声>>91、いや、他にもその場にいた者の声を耳にしたかもしれないけれど。 狼は、彼のように驚くことはしなかった。
ただ、内容とともに、実感として受け入れる。 2つの意味で、私は信頼に足る存在ではなかったのだな、と。
1つは鼻に対する信頼。 しかたがない。実際人型魔物の臭いは、魔物としての力が放出されるまで、ヴェラには嗅ぎ取ることができない>>0:186。
もう1つは当然、魔物への嫌疑。 他の者と同様に、信頼に足らない自らの存在。
……まぁ、逆の立場なら、私もそうしただろうがな。 もっとも、もう少し早めに、伝えただろうと思いはする、が。
鼻先の布の臭いを思いっきり吸いこんでから、ぶーっ、と吐き出し、はためかせた]
(107) 2013/06/14(Fri) 19時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2013/06/14(Fri) 19時半頃
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―廃屋で、3人の帰還―
[コリーン>>85、ヤニク>>93、ホレーショー>>101が廃屋へと入ってくる。 コリーンには狼のまま頷きを返し、ホレーショーには対しては、ちょっと根に持っている>>0:78から、ツーン…… と、いうのは、さすがに大人げないかと思いなおし、魔法を解除し人間へと戻った]
御者の魔物に対しては、すまなかった。 あれは私のせいだ。この不始末は要請を終え次第、アヴァロンに報告し、咎めを受けるつもりだ。
[状況が一変していることを考え、多少意味は伝わらずとも、多くは語らない。 目にした状況>>64と、たとえ色は見えない状態だったとしてもコリーンの残された生臭さ>>45で、ことの顛末は察しが付く。 要請を終え次第……というのは当然、生きて終えたらの話だが]
ヴェラだ。さっきちょっとくたばりかけたが、強いぞ。
[存在は知れていたかもしれないが、ヤニクには、手短に名乗りを上げておいた ここは、どれも語るに値しないやりとりだったかもしれない]
(108) 2013/06/14(Fri) 19時半頃
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―廃屋、語られるやりとりの中で―
[焚火の傍でお座りをして、その場で行われる会話を耳にしていた。 ヤニクの負傷には気づいていたが、特に口出しはしなかった。 怪我がどの程度のものか分からなくなること>>60はあれ、その状態で何ができるかは、本人が一番わかっているだろうと思ってのこと。 イアンが問いかけ>>92、ヤニクが答え>>93。再び飛び交った>>96>>97後の呟き>>98を耳にし、常と変らぬ口調で差し込む]
あいつはただ、おいしいところを持っていこうとしているだけだ。 抜け目のないヤツめ。
[まったく、業突く張りだな、と、ことさら呆れたように呟いてやる。 本心かどうかはともかく、そうゆうことにしておいてやればいいだろう。
炎にかざされたむき出しの>>87右腕が、ちりちりと赤黒く照らされる。 それは、数多の魂によって変色されてはいるものの、どこかでホレーショーが見せた腕>>99と比べれば、より人間らしくはあっただろう]
(109) 2013/06/14(Fri) 20時頃
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ヴェラは、ホレーショーの腕>>99を、ヴェラが直接見たかどうかは、ともかくとして。
2013/06/14(Fri) 20時頃
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―廃屋から、2人が外へと―
[やがて、イアンが拳を握りしめて、外へと飛び出そうとする>>100。 まったく。甲斐甲斐しくも、強情だ。止めても無駄だと思っているから、直接引き留めることはしない]
冷静に話した後で、2発だけ殴っていいぞ。 勝手にしょいこんだ罰だ。左右一発ずつ決めてこい。
[ホレーショーの懸念>>104をよそに、間逆のベクトルで焚きつけた。 イアン続き、ホレーショー>>105も表へ向かう]
安心しろ。心配などせん。 ゆっくり外の空気とやらを、ハアハアして楽しんでこい。
[お座りのまま片足を上げ、しっしっ、とも見える形で、首を掻く。 ……なんだかんだで、まだちょっとだけ根に持っていた>>108のかもしれない]
(110) 2013/06/14(Fri) 20時頃
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―やがて、ヴェラも立ち上がる―
……何もない状況からは、随分と前進したな。
[それから、何かやりとりはあったか。 服も乾ききったころ、ヴェラもすくりと立ち上がった]
群れの内側に相手がいると知らんままでは、不覚を取られる可能性もあったが。 冷静に考えれば、知ってさえいれば、やるべきことは普段とそう変わらん。
[2本の足で立ち、人間らしい伸びを大きく1つ]
要は、『魔物を見つけたら食えばいい』。それだけだ。 私たちも魔法使いとはいえ、人間だからな。 『謎の魔物』とやらも、そのうち衝動に駆られて、食いついてきてくれるだろう。
[「返り討ちにしてやればいいだけのことだ」と、抵抗もなく、口にする。 ヴェラの立場から見てみれば、『食いついて』くるのはこの場にいる誰か、なのかもしれないのに]
(111) 2013/06/14(Fri) 20時半頃
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まぁ、疑わしき相手には先手を打つのも、ありではあるか。 私ならそうする。まだ誰かは、見当もつかんが。
[出入り口の方へと、すたすたと歩き出し]
餌の調達をしてきたい。供物が多少は、消耗しているようでな。 それに……要請対象以外でも、『魔物は必ず殺害する』、が、私たちの掟でもある。
[まぁ、例外はあったにはあった>>0:5が。 ともあれ、赤黒さを帯びた右手を軽く掲げた。 ローブは絞ってもらったといえ、湿り気が邪魔になるため残したまま]
あぁ。それと。 腕に覚えのない者は、信頼できる相手か、3人以上で行動することをお勧めしよう。 ……腕に覚えのない者、はな。
[おそらくは、今回の要請でもとびきり重度の負傷をしたくせに。 1人で出ていく姿を見せつけつつ、にこりとほほ笑んだ]
(112) 2013/06/14(Fri) 20時半頃
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お前、あいつを『喰った』だろ?
[外へと出る前に、コリーンに近づき、囁いた。 おそらくは止めを刺した魔法使い>>43であると、鉄の残り臭>>108から推測できた。 それならば、『生贄』>>53には当然かかわっているのだろうと]
改めて、手間をかけたな。 手間かけついでに、暇な時にでも右手を貸してくれるとありがたい。
[理由は、これから語ること、ただそれだけ。 だから、さして重要なことではない、叶わなければ、それで構わないことなのかもしれないけれど]
言いそびれてしまってな。 ……ダイミに、礼を伝えたい。
[自身にとっても、初めて御者の名を口にして、そのまま表へと外へと向かっていく。 入口のところでホレーショーと出くわしたかもしれないが、ちらりと一瞥するだけで、こちらから声をかけることはなかった。 こうしてやがては、廃屋を後にする、白い狼の姿が見られただろう**]
(113) 2013/06/14(Fri) 21時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2013/06/14(Fri) 21時頃
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[ホレーショーの黒く染まる右腕>>99、見つめる。 続く言葉に、少し悲しげな、緩い笑みを浮かべた。]
[廃屋に戻ると、イアンの問い>>82に小さく頷く。 身体を温めながら、交わされる会話に耳を傾けて。 外に出るイアン>>100、ホレーショー>>105を見送った。]
[同様に席を立つヴェラの囁き>>113に。]
……そんなに、臭う?
[小さく苦笑をして、ふるりと首を振って。]
今でも、いつでもどうぞ。
[そう言って、彼も見送った。*]
(114) 2013/06/14(Fri) 21時半頃
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ー 廃屋で(少し回想) −
[まだ白い狼の姿のヴェラ>>108が人型に戻る。 これがヴェラの変化かと無表情のまま見つめ、 懐かれない様に少し距離を離した。
御者の話には、真面目な奴だと思いながら]
生きて戻れたらな。
[まずは自分の事を考えとけと付け足して]
(115) 2013/06/14(Fri) 22時頃
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くたばりかけてたんだろ?
[からかう口調でも無く淡々と。 その途中でソフィアの能力も改めて聞けただろうか>>87]
そりゃ大切な力だな。 見たとこあんまり戦いには慣れて無さそうだが。 誰かと一緒に行動する方が安全だ。
[ソフィアには忠告の様に声を掛けた]
(116) 2013/06/14(Fri) 22時頃
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[そうして、少しの沈黙の後、口を開く。]
私が、『対象』なら。 一人になった所を、順番に殺していく。
[そう言って、扉の方に視線を向ける。 ヴェスパタインとイアンは合流しただろうか。 ホレーショーは、扉のすぐ傍に居るとして。 ヴェラは、一人で行ってしまったか。]
全員集まった所を、一網打尽にしなかったって事は。 『対象』もそう考えてるんじゃないかしら。 まぁ、能力が分からないから様子見をして。 用心深く、対策を練ってるだけって事も考えられるけど。
(117) 2013/06/14(Fri) 22時半頃
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全員で固まっていれば、きっと危険は少ない。 けれど、雨で体力を消費していく持久戦。 一人で動けば、順に殺されるかもしれない。 ……1対1で、勝てればいいけどさ。
それなら、ここを拠点に情報交換しながら 何組かに分かれて行動するのが、良いのかも。 誰かが死んだら、組んでた人が疑わしい。 ……私は、そう思うわ。 [そう言ってから、口を閉ざして、みんなの考えに耳を傾けようと。]
(118) 2013/06/14(Fri) 22時半頃
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― 雨の中 ―
[廃屋を出る時に、背中に掛けられた声>>104>>110には答えない。 ヴェスパタインが身を寄せそうな場所を探してひたすらに走る。
そんな中で脳裏を過ったのは、自分の右腕に宿る唯一の家族の事。]
(119) 2013/06/14(Fri) 22時半頃
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お前は、まだ大丈夫なんだろ?
[ヴェラの右手>>109を一瞬見た後、ヤニクへと問う。 俺の腕を見て驚くなら、まだ彼の右手は『人』に近いのだろう]
長生きしろ。
[傷付いた魔法使いに掛けたのは願望]
(120) 2013/06/14(Fri) 22時半頃
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― 回想・只一人の家族 ―
[十の時に両親を病で亡くした俺と弟は、孤児院で育った。 六つ年の離れた大人しい性格の弟は、もうある程度の年になっていた俺と違って引き取り手がついて。 弟は自分も一緒にと言ったけど、流石に二人を育てる余裕は向こうにはなく。
泣きじゃくる弟に、俺は兄弟の証としてペンダントを渡した。 両親と自分達の写真がロケットに入ったものだ。
これを大切に持っていれば、俺とお前は繋がっているから。 新しい両親のもとで、幸せになってくれ、と。
そう諭して見送った。]
(121) 2013/06/14(Fri) 22時半頃
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[弟からはまめに手紙が届いた。 彼の新しい両親からも。 まだ小さかったからか、上手く馴染めているようで本当に安心した。
一方、成長して孤児院から出た俺は、魔法の才を見いだされて『アヴァロン』に所属する事となった。 任務とはいえ、人を‘殺す’魔法使いとなったと告白した俺を、弟は受け入れてくれた。 魔法使いとなった時点で孤児院とは絶縁状態だったので、弟の存在は俺の心の拠り所となっていた。]
(122) 2013/06/14(Fri) 22時半頃
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男に心配されても気持ち悪いから止めとけ。
[ヴェラの見送り>>110には、面倒臭そうに答えて扉を閉めた。
雨は強弱があるが、止む事は無い。 木や土や葉を叩く音を聞きながら心を沈めていく。
途中でヴェラが出て来た>>113が、俺も何も言う事も無く 見送るだけだった]
(123) 2013/06/14(Fri) 22時半頃
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[けれど、その‘拠り所’は二年前に崩れた。
弟の家族が事故で死に。
それを受け入れられなかった弟が魔物となったのだ。
そして 自分は、魔物になった弟を
糧に した。*]
(124) 2013/06/14(Fri) 22時半頃
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癒す力…あの時それがあれば。
[ソフィアの能力を聞いて羨んだ。 その力を持ってしても叶わぬ願いなのに。
黒く染まった右手を見つめる。
喰らった中に癒しの力を持つ者はいなかった]
あの女を喰えば…叶うだろうか。
(*15) 2013/06/14(Fri) 22時半頃
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― 回想/廃屋で ―
……縁起でもない事、言うな。
[ヤニクに『長生きしろ』というホレーショー。>>120 ぽそりと呟いて、右腕をぺちっとした。]
そこに、みんな居るんだから。 責任取って、アンタも長生きしなさいよね。
[などと、憎まれ口を叩く。]
(125) 2013/06/14(Fri) 22時半頃
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同じ穴の狢…。
[呆れたように返された言葉をおうむ返しに繰り返し、暫く沈黙する。 理解出来なかったわけではない。 魔物の声は時折自分の耳に届いていたから。 けれど、こんな風に意味を成す言葉を交わす事が出来たのは初めてだった。 自分も、まさかもう一人魔物が紛れていたとは思っていなかった為に。]
…じゃあ、あんたも追いかけられる側か。 ホレーショーさんで合ってる?
[この声はヴェラではない。 ヴェスパタインでも、ヤニクでもなければ。 残るのはまだ言葉をあまり交わしていないホレーショーだけ。]
(*16) 2013/06/14(Fri) 22時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2013/06/14(Fri) 22時半頃
コリーンは、火にあたりながら、みんなの話を聞く。**
2013/06/14(Fri) 22時半頃
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―ソフィア? 癒す力を持ってるのは厄介だから、早めに潰しておいた方が良いと思うけど。
[耳に入ってきた言葉に何の気なしに割り込ませたのは、ヴェラの事で彼女に向けた感謝の感情を忘れたかのようなもの。 味方に回る分にはいいが、敵に回るのならば厄介だと。]
(*17) 2013/06/14(Fri) 23時頃
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― 廃屋前 ― [彼女は以前、
周囲での全ての音が聞こえるか?
と、聞かれたことがある。 彼女はそれに、
いいえ。
と答えた。 無意識に彼女にとって必要な音を選んでいるのだろう。 そうでなければ彼女の耳は様々な音を捉え、 精神的に参ってしまうはずだ。]
(126) 2013/06/14(Fri) 23時頃
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[彼女にとって必要な音は、今は魔物に対する音。 話し声が彼女の耳に届いたとしても、 それは言葉として理解するのではなく 単なる音として処理される。]
おかえりなさいませ。
[戻ってきたコリーン>>85へと、彼女は微笑む。
待つ間に、ヴェスパタインが伝えた言葉へは 彼女は何も反応しなかった。]
(127) 2013/06/14(Fri) 23時頃
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ホレーショーは、コリーンに叩かれて、この女も面倒臭かったなと内心溜息。
2013/06/14(Fri) 23時頃
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追い掛けられてる覚えは無い。
[聞こえる声に返すのは、他の魔法使いに掛けるものと同じ声色。 『聖杯』に導かれ魔物と化した連中は大体言葉は通じなかった。 確かにこうやって言葉を交わせるのは珍しい事だろうが]
間違っては無い。
[同じ狢でも、突き放す様に答えるのは近付けないため。 もう喪うものは無い筈だから。 わざわざ喪いそうなものを作る必要は無い]
(*18) 2013/06/14(Fri) 23時頃
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― 回想・弟を糧にした日 ―
[2年前。 仲のよさそうな家族が何組も殺されるという猟奇事件があった。 それはどう見ても人の仕業ではなく、人型の魔物の仕業だという。 対処の為に、俺とヴェスパタインは派遣された。
初めて見たその時にはそれが弟だとは分からなかった。 分かりたくなかったのかもしれない。
弟が、魔物になってしまったなんて―…。]
(*19) 2013/06/14(Fri) 23時頃
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