95 File.2:Do you Love me?
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[四角い爪が、ふよん、と胸元をつつけば暫し無言の後 飛鳥の顔を、じ、と見詰めながら]
わたしがそのような感情を抱くのは、 興味深い研究テーマや題材と出会った時にのみ…のようだ。 あの時は胸の高鳴りを感じる。
[大真面目にまた返す言葉。]
感情の揺らぎとは、どうしたら得られるのか。 飛鳥、試しにわたしの身体で何か実験してくれ!
(384) wallace 2012/07/08(Sun) 18時半頃
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―休憩ルーム―
つまらない、か。 確かに既に研究され尽くしてある事は あまり興味は沸かないな。
[>>377米斗の様子には相変わらずかと思いつつ 眼鏡のブリッジを指で上げて]
なるほど。 彼の今回の実験についての意見も聞いてみたかったからな。
[ふーー、と電子煙草から煙を吐く。]
(385) wallace 2012/07/08(Sun) 18時半頃
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それが一番手っ取り早くていいのは 解っているよ。
[>>378飛鳥に蘇生について指摘されれば 彼女の意見を肯定して]
自らのクローンを見て、か… 彼女の行動原理は実に単純だったからな。 いまいち理解に苦しむ行動に出た時があったが…、 まあ、そのうち解明されるだろう。
…ああ、君も知っての通り 掃守来という男の遺伝子に興味を持った。
という変化はあったが?
[常の顔のまま、さらりとそう告げた。]
(386) wallace 2012/07/08(Sun) 18時半頃
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―― side:W_and_A 12345
(387) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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知るかよ。 あたしだって目ぇ、覚めたらここにいきなりいたんだ。
…施設の外か中かもわかんねーよ。
―――、…は。
[“先生”と間違われたのは、2度目のこと。]
ちげーし、…
[どうして、と思考がゆらゆらと揺れる。 頭がぐらぐらしっぱなしで、立っているが精一杯で。]
(388) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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…、…誉、―――ッ
[ぶつ、と前髪が束になって抜ける程力が手に籠る。 大嫌いな思考を、はじめる。]
(389) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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[思い出す―――彼の言葉 >>@25 思い出す―――自分の答え>>263 思い出す―――ラルフの答え>>267>>268]
[その願い だけは 確かに叶っている状況で―――。]
(390) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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最後のテストは終わった、ってワケか。 そんでもって、…後は、2人で適当に生きてろ、ってか?
[はらはら、と茶色の床に落ちていく髪。 下唇を噛むと、あの怪我がもう癒えていると解る。
けれど、――― わたしだけ、 覚えている。 あの感触も、おぼえている―――>>20]
(391) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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[ 、 痛い 。 ]
(392) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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一方通行…にすんなとは、 願ってなかったからな。
[小さく呟く独り言。 それでも、ラルフが、生きて目の前にいる。 それだけが、今のたったひとつの支えだから]
W_and_A12345。 …ワンダ。
[初めて出会った時と同じように名乗る。]
(393) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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――― …、
[息が苦しい、喉の奥に何か詰まっているようだ。 今まで吸ったことない空気、感じた事のない光が 不快にしか感じられず、ぎり、と握る拳に力を込める。
それでも、それでもと、ぱかりと口を開いて]
なぁ、あたしもここよくわかってねーからさ 少しの間でいーからツルまねー?
ゲームでいうとこの、パーティってやつさ。
[向ける顔は、今まで見せた事のない少し弱い笑み。]
(394) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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[―――それから、]
(395) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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[一緒に家の中、島の中を探索する日々が訪れた。 少しずつ、少しずつ、増えていく会話は昔を思い出させる。
それでも、ラルフは、昔を思い出すことは なかった。]
[時折、切ない顔をワンダが見せても それはラルフが見ても、理解は及ばないこと。今は。]
なぁ、ラルフ。
[居間で机を挟んで、簡単な食事を取りながら問う。 昔を思い出すような視線を何度も見せるのが最近の癖]
(396) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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あしたせかいがおわるなら、…なにしたい?
…あたしはさ、 ――― ラルフと一緒に いたいよ。
[苦笑いを混じらせれば少しは冗談にも聞こえるか。]
…、死ぬまで きっと、かわんねーわ。
[彼の失った記憶が戻ればいいと、願うことは止めた。 一緒にいられるだけで、ぜいたく、だと想えているから。]
(397) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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[それでも、それでも、募る思いは ――― Do you love me? ]
(398) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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[口にすることはない。 毎日、顔を見るたびに、ちくりちくりと胸は痛んでいく。]
(399) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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[―――― 重ねる日々、 ラルフの態度も変わり始めた時]
…なに、ラルフ、…―――どうし
[2人の世界は、再び”初期化”される事となる。]
(400) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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[息が止まるかと思った。 このまま倒れるのではないかと思った。]
…は、―――はは。 まじか、ってんだ。
[ふらつく足元、視界が、暗い。]
あーぁ、なにこれ。 現実ってーのは、リセットできねーんじゃねーの?
勝手に自分だけ、……リセットしやが、って。
…ばっか、じゃねー の。
…、くそったれが。 っ、…
(401) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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[―――9回目の初期化現象が起きた時。 とうとう、変化が訪れた。]
…っ、なんで。 どうして、また。
[いつもいつもいつも、心を開いてくれたと思った瞬間に 彼の記憶はリセットされて、ふりだしに戻される。 繰り返して、また、つくりなおして、消えて――――
痛みが、心に蓄積されていくのが、決壊する。]
(402) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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[それは、涙、という形になって。]
(403) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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――― …ッ、わりぃ。
[泣き顔を見せたくないと、部屋に急ぎ足で戻る。 止めどなく目から流れる涙が、視界をぼやけさせる。]
〜〜〜…っっ、
[胸が締め付けられる程、苦しくて、苦しくて。 荒い息を上げながら、目元を布団に押し付けて濡らした。]
(404) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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[――― 幾ら泣いても気持ちは晴れない。 目を閉じても、濃茶の瞳が、ラルフの顔が浮かんでくる。
繰り返されるシステム。 どうして、どうして、わたしだけが こんなにも苦しいのだろう。
叶ったはずの願いのはずなのに、どうしてこんなに、痛いのだろう。]
(405) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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[ けれど、ラルフが、いれば、それだけで ――― 生きていけるから ]
あたしは、ラルフしか いらねーから、
[だから、――― 繰り返される世界へ再び戻りゆく。]
(406) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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[けれど、少しだけでも初期化を伸ばせないかと思考していく。 そして、ひとつ、思い当たること。 “ぜいたく”は、口にするのを止めようと。
嫌われても、何度も忘れられても、一緒に 生きていきたから。 少しだけ、距離を置くように話しかける。]
――― “主人公様”、 あたしと一緒にツルまねー?
(407) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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[彼の“名前”を呼ぶことをこの日から止めた。 “ラルフ”と一緒なだけで、幸せだから。 それだけが、すべてだ。
―――― 自分の生命活動が停止するその時まで。**]
(408) wallace 2012/07/08(Sun) 20時頃
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魚屋 ワンダは、メモを貼った。
wallace 2012/07/08(Sun) 20時半頃
魚屋 ワンダは、メモを貼った。
wallace 2012/07/08(Sun) 20時半頃
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―某高級居酒屋―
感情の起伏が薄い自覚はあるが 今更―――という部分もあってな。
[肩に乗る飛鳥の手は白くて良い形だと思う。]
…、…。
[間近で見える飛鳥の顔をじ、と見返す。 耳に息がかかり、垂れた前髪に触れられるが 和田の漆黒の瞳は揺れる事はない。]
(412) wallace 2012/07/08(Sun) 22時頃
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…、…。
[きれい、と近距離で飛鳥から告げられる声は 近くで聞くより良く響いて、耳に優しい。 と、言葉を受け止めたまま双見を気付けば観察していた。]
…ん?
[赤い舌も薄くて良い形だなと見ながら こて、と首を傾けて、瞬きを返す。]
(413) wallace 2012/07/08(Sun) 22時頃
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―休憩所―
[ふーー、と電子煙草から白い息を吐きながら 首を振る飛鳥へと視線を流す。>>411]
来のクローンに抱いた感情か、… どうだろうな。
ラルフと言ったか…、あれの名は。
――― かわいそう、という感情は…ないよ。
けれど、わたしのクローンへ向けてくれた気持ちは 一般的に、大衆が愛と呼ぶものならば
…悪くない、そう思う。
[かち、と硬い電子煙草のフィルターを噛む音。]
(414) wallace 2012/07/08(Sun) 22時半頃
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―某高級居酒屋―
[細い指先、四角い爪も僅かに頬に触れるが 人に触れられた所で、顔色は変わらないが 耳を擽れば、その時だけ、少し目が細くなる。]
…、何だ?
[箸が机の上に転がる音がやけに響く。 周囲の席では人の話し声が良く聞こえるが この部屋は、今、どの部屋よりも静かで――]
こそばゆいな。
[身を乗り出す飛鳥をまじまじと見ながら 首筋にも更に手が伸びれは、眉が自然と寄った。]
(416) wallace 2012/07/08(Sun) 22時半頃
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―休憩所―
色恋沙汰の愛という感情は、わたしが理解し難いものだが はたから見る分には問題ないものだ。
[>>417 笑いだす飛鳥見る黒い瞳は少しだけ開いて]
…、…?? そ、そうなのか??
[感情の変化を指摘され、開いた瞳を瞬かせる]
ああ、なるほど。 同じ顔だから、というのはあるのかもしれないな。 その場合は、自分のクローンだから。…だろうな。 過去に見た何よりも、自己投影をしやすいからな。
[きらきらと輝く目は研究者の眼だ。とても好印象を抱く。]
(419) wallace 2012/07/08(Sun) 23時頃
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