62 あの、夏の日
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/* ……へへ、似たもの同士ってやつですね。
[唇を噛んで微笑む。 頭を撫でられる感触が心地よく、目を細めて]
あの、……
[手を止めてディーンの瞳を見つめる。 しばらくそのまま吸い寄せられるように見ていたけれど、やはり恥ずかしくて顔を逸らし]
わ、私も! ……ああ、あ、愛してます!
[飛び込むように、抱きついた。]
(*13) oranje 2011/09/03(Sat) 01時頃
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[マリアからの名刺変わりそれを受け取る。 暫くそれを眺めて、頭を掻きながら。]
まーメジャーになってからだわな。 あっという間に有名になっちまうけどさ。
[強がりの様に、でも自信満々に笑ってみせて]
なあ、有名になってくれなきゃきてくんねーのか? 例えばさ……
[暫く間をおいて、一度だけ息を吐き捨てて]
(72) rion 2011/09/03(Sat) 01時半頃
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ファーストクラスで俺と一緒には来てくれないのか?
今度は俺だけのマネージメント、迷惑じゃなきゃしてほしいんだ。 あの時守れなかった約束、守れたら伝えたかった想いと一緒に…。
[いつもの微笑みは静かに収まって真剣に、真っ直ぐに]
俺は10年前からお前の事、忘れられなかったから。 一番分かって欲しい人に分かって貰えなかった苛立ちとか、知って欲しくなかった理由とかもひっくるめて、ずっと後悔していたんだ。
[伝わっただろうか、伝わっていないだろうか、それでも今度は微笑んで]
愛してるってことだよ。言わせんな!
(73) rion 2011/09/03(Sat) 01時半頃
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ディーンは、やさぐれてるヘクターに新しい軟骨唐揚げを差し出した。おかえり。
notus 2011/09/03(Sat) 01時半頃
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/* [ダイブしてくる小柄な身体を、男は確りと受け止める]
全く…
[メアリーの羞恥心に染まった顔は、男の胸に埋もれて今はもう見えない。 ほんの少し、残念だと男は思うが]
…まあ、良いか。
[微笑みながら彼女の背を三回、あやす様に叩いた**]
(*14) notus 2011/09/03(Sat) 01時半頃
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墓守 ヨーランダは、メモを貼った。
takicchi 2011/09/03(Sat) 02時半頃
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―居酒屋―
[「あっという間に有名になれる」>>72。 自信に満ちた表情に、同じ温度で向き合って、自分も笑顔を繕った。 高校を卒業してから野球から離れている自分には、よく分からない部分もあるけれど、実際にはそう容易なことではないかもしれない。 メジャーには、全世界から人が集う。1軍2軍なんてレベルじゃなくて、一つのチーム内にたくさんの階級があることくらいは知っている。 きっと、難関だ。 プロの実績がない彼が、現実的にどこまで昇り切れるのかは分からない。 でも、過去の輝きを取り戻した彼なら、きっとできると、信じているから]
当たり前でしょ? だって、有名になってくれないと、出張の許可もおりないだろうし。 ――――――――え?
[口に出された言葉に、行きをのむ]
(74) ginlime 2011/09/03(Sat) 02時半頃
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ちょっ! ちょっと待って! ちょっと待ってっ!! 一緒にっ……て、なに言ってるのよ。 そんな…………そんなこと言われても……。 私も、できたらそうしたいけど。もう、学生時代じゃないんだよ? あは。ほら、約束とかも。もう、過ぎたことなんだから。
[混乱した頭のまま、とにかく、思いついた言葉を並べていく。 けれど、真剣な視線に気圧されて。 「忘れられなかった」と告げられて]
……どうゆうこと?
――――――――っ!!
[告げられた言葉に、絶句した]
(75) ginlime 2011/09/03(Sat) 02時半頃
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無理だよ……そんなこと言われたって、今更。 だって、もう10年経っちゃってるんだよ。 その……仕事、あるし。マンションのローンも残っているし。
それに――――――――。
[膨らんだ自分の体に視線を落とし]
もう、私もこんなになっちゃったよ。 テツが言っていること、本当だったとしても。その頃の、私じゃないから。
でも、今の私から、10年前のことを振り返ってもらえるんだったら。 私にも、言わせて。
[小さく息を吸い、振り絞るように吐き出した]
(76) ginlime 2011/09/03(Sat) 02時半頃
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私も、テツのことが好きだった。
10年前から、ずっと見てた。 邪魔しちゃいけないと思って、意識しないようにしてきたけど>>3:157。
[テツをまっすぐ見据え、微笑むと――――]
今のテツは、あの頃みたいにきらきらしてるね。
[寂しそうに、頬を緩めた**]
(77) ginlime 2011/09/03(Sat) 02時半頃
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― 居酒屋外:祭り ― [デザートの西瓜を食べ終え、店を出る。 一部、何かあったらしいという者たちもいたが、気付いていない。 ケイトに殴られたところは、まだ少し赤くなっていた。]
おら、ヤニク! 金魚すくいがあんぞ! ジャパニーズニンジャは、金魚すくいで集中力と動体視力を養う修行をすんだぜー。
[あの頃と同じようにまた適当なことを言って、金魚すくいに挑戦すれば3匹の金魚を掬う。 他にも、夜店でお面を買ってはホリーの頭に勝手に乗せる。
またこうやって騒げることが、楽しかった。]
(78) okomekome 2011/09/03(Sat) 03時頃
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[ふと横を見れば、ケイトも楽しんでいただろうか。 先程殴られたことを思い出して、少し戸惑うが。]
なんか知んねーけど、怒らせたんだよな? 悪ぃ。
[理由は未だに分かっていないが、謝っておく。]
お詫びに、こいつ等やるよ。 俺じゃ多分世話とか出来そうにねーし……って、世話押し付けるみたいだよな。
[掬った金魚を渡そうとして、逆にまた怒らせてしまうかもしれないと、頭をガシガシと掻いた。 そして、少し迷ってから、]
やっぱ、お詫びは別なもんにするわ。 こいつ等はたまに俺んとこ見に来いよ。 お前が来るってなら、きちんと世話とか出来そうだし。
[金魚を口実にして家に呼ぶ、ということになるとは気付いていないが。 ケイトの返事がどうであれ、その後は祭りを楽しんだだろう。**]
(79) okomekome 2011/09/03(Sat) 03時頃
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たかが10年、すぐ取り戻せるさ! マンションのローンもすぐに返せるから買っちまえばばいいさ。
[さっと手を差し出して、マリアの手をつかむ。]
俺にはお前が必要なんだ。 でも、無理にとはいわない。決意がついたらでいい。 来月には向こうに行くから、それまでに連絡してくれればいい。
[じっと彼女の目を見つめて、にっと笑って]
今はまだメジャーリーガーじゃないから、その不安を全部払ってやれない。 だから断られても、メジャーリーガーになったら、すぐに攫いに来るだけだからさ。
[変わらぬ瞳で彼女に答えて、それから自信満々に]
でも、お前が一番輝ける場所は、俺の隣だぜ?
[皆の前で恥ずかしげもなく、あの夢のせいだろうか? これだけの自信に満ちているのは、きっとそのせいなんだろう。**]
(80) rion 2011/09/03(Sat) 15時頃
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あ、スイカだー。
[廊下でしばらくぼんやりしていると、スイカが運ばれていくのが見えた]
戻らなきゃー。ベネット先輩に食べられちゃうー。 なんちゃってー。
[ふふーと笑いながら部屋へと戻り、スイカを食べた。 スイカの種の飛び交う様子>>45に、あははーと笑う]
スイカ割りはー、できなかったけどー。 こうやってるとー、みんなあの頃と変わってないねー。 ……ヤニクはふりふりくのいち姿が恥ずかしくなる程度には成長したみたいだけどー。
[恥ずかしいと言われても>>55いたずら描きは完成させた。なかなか良く描けていると思う]
(81) takicchi 2011/09/03(Sat) 16時頃
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―お祭り―
[スイカを食べ終えて、ぞろぞろと居酒屋を後にする。 ずらりと並ぶ夜店に目を輝かせた]
うわー!あのねー、私ねー、綿菓子とたこ焼き食べたいー。 金魚すくいはねー、一匹も取れたことないのー。 あー、お面屋さんもあるー。懐かしいー。
[両手に食べ物を持って、きゃっきゃと夜店を回る。 外に出て、少しもわっとした湿気に顔をしかめたけれど、日中ほど暑くはなく、夜風が頬を撫でていく。 夢の中は、楽しくて、幸せだった。あの頃の思い出はかけがえのないものだ。 でも、今こうしているのだって、楽しくて、幸せで。きっと大事な思い出になるのだろう]
ふふー。楽しいねー? あの頃は楽しかったけどー、やっぱり今だってー、そう捨てたもんじゃないよねー?
[ご機嫌でそんなことを言って。 そうして、持っていた食べ物をベネットに奪われてしまったかもしれない]
(82) takicchi 2011/09/03(Sat) 16時半頃
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[微笑み>>77はどのくらいの時間、丸い顔を彩っていたのだろうか。 「かつて」を想う懐かしさと、愛おしさと、立ち返れない軽い喪失感とを、ごちゃまぜにあわせて生まれた表情。 せっかくのテツの晴れ舞台なのに、おとなしくしぼんでいちゃダメじゃん。 なんて、気持ちを切り替えるため軽く息を吸い込んだところで……不意に手をつかまれた>>80。 フルール・ド・リスが刻まれた>>5:+39、お世辞にも細身だとかきれいだとかとは、無縁の手。 つかまれた手から伝わる、テツのぬくもり]
取り戻せるって簡単に言うけど…………。
[言葉の続きが、見つからない。「簡単に言うけど」、の後は、いったい何? テツの笑いと彼の声とが、胸中を覆っていた疑問の霧を、ゆるやかに消し去っていく。 「今は……全部払ってやれない」 けれど、「すぐに攫いに来る」、だって]
(83) ginlime 2011/09/03(Sat) 17時半頃
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ばか。それならマンション、いらないじゃん……。
[支えが欲しくて。相手>>62がいなくても城があれば何とかなるなんて意固地になって、無理に背伸びして手にしたあの部屋>>4:123。 そんなの、本当は最初から不要だったのかもしれない。 ただ、見つけられなかっただけで――――――――。 彼の言うとおり、「一番輝ける場所」が、この世界にあったんだったら。 心の蓄積されてきた澱が、静かに晴れ渡っていくのを感じる]
……来月、だね。
[自身に満ちた彼に向けて、またいらない確認を加える。 せっかちだなぁ、なんて思いながらも。 なんだ、120分の1にも満たない期間じゃん、なんて、ちょっと恨めしく苦笑しながら。 晴れた、心のままで]
(84) ginlime 2011/09/03(Sat) 17時半頃
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あーっ! また会社に迷惑かけちゃうなぁ。 フリーでやっていくための布石うたなきゃいけないし。英語も勉強しなおさなきゃだし。 やらなきゃいけないこと目白押し! ……大変だなぁ、来月まで。
[わざとらしく声を上げながら、つかまれていた手に力を込めた。 描かれていた紋章が、くっ、と微動する。 本当に大変だ。マンションの処理もしなくちゃいけないし、急な空いた穴が損失にならないよう、仕事もきっちり引き継ぎしなくちゃいけない。 でも、頭を下げて回るなんて、あの頃すでにつけていた決心>>4:102じゃないか。 それに、攫って連れて行ってもらう>>4:78>>5:70なんて嬉しいけど、心の底に根付く思いでは、一緒にいく>>5:72、でありたいから。 会社を辞めても、仕事は辞めずに……テツとは違う積み重ね>>64を活かして、彼を支えていきたくて]
私は私でやらなきゃいけないことがあるから――――
(85) ginlime 2011/09/03(Sat) 17時半頃
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来月ファーストクラスの隣で、追いつくね。
[まさか、こんな風になるなんて。
10年の節目の不思議な何かに、憑依でもされてしまったのだろうか? それともこれも、夢の中? 自分の描いた都合のいい妄想の類?
いやいや。手から伝わってくる力強さが、教えてくれる。 これは、10年前から地続きの現実の中なんだ、って。
自信に満ちた彼の顔を、正面から見るのは照れ臭くて。 さっき飛んできていたはずのスイカの種>>45を、彼の体から払うふりを利用して。 テツの耳元で、囁いた]
(86) ginlime 2011/09/03(Sat) 17時半頃
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今も、好きだよ。
愛してる――――テツ。
(87) ginlime 2011/09/03(Sat) 17時半頃
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マリアンヌは、指先についたスイカの種を、スーツのパンツで拭い落した**。
ginlime 2011/09/03(Sat) 17時半頃
墓守 ヨーランダは、メモを貼った。
takicchi 2011/09/03(Sat) 18時半頃
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―祭り―
まーたヤニクくんにいらんことばっかり吹き込んでー。 もう大人になったんだからそれくらいわか…………あーあ。
[ケイトはヤニクを見て、呆れに近い声をあげる。]
(88) fuku 2011/09/03(Sat) 22時頃
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ふふ……ま、でもそういう所がやっぱり彼らしいのかもね。
[変わらないやりとりに、変わらない面々。何年経っても変わらない思い出にも懐かしさを覚え、笑みがこぼれる。
そして、不意に横にいたヘクターの方を見ると―――]
(89) fuku 2011/09/03(Sat) 22時頃
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…………なにそれ。
[目の前に差し出されたのは、金魚の入った袋。 目をぱっちりと開いた出目金が、ケイトと目が合って。]
……それ、もしかしてあたしにってこと?
[少し戸惑った表情でヘクターを見れば]
(90) fuku 2011/09/03(Sat) 22時頃
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……わかってるじゃない。 あたしが予備校の講師辞めるって言ったって、まだ冬を控えている受験生も残ってるし、とてもじゃないけど金魚なんか飼えないに決まっているじゃない。
[あぁ、素直じゃない。せっかくの気持ちに言葉で甘えて、金魚をもらってしまえばいいのに。 結局『あの、夏の日』に戻っても、何一つ彼には素直にこの思いを伝えられずに終わってしまったのに。
本当に、素直じゃない。ケイトがずっとずっと変わらない『悪い所』―――]
(91) fuku 2011/09/03(Sat) 22時頃
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『勇 気 ヲ 出 シ テ ―――』
(92) fuku 2011/09/03(Sat) 22時頃
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……そうね、今度、『ヘクター』の家に見に行くから。
[敢えてヘクターの名前には『先輩』とはつけずに、つぶやく。]
(93) fuku 2011/09/03(Sat) 22時半頃
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本当にちゃんと育ててくれてるか、見てあげないと、ねぇ?
[ケイトは出目金の入っている、袋をつつく。
袋をつついても気にせずに泳いでいる姿は、どうやら飼い主にそっくりらしい。]
(94) fuku 2011/09/03(Sat) 22時半頃
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先輩、この子のことしっかりと育ててあげてくださいよ。
[ケイトはヘクターより少し前を歩き出して、言の葉をつむぐ。]
今度、会うときは、
(95) fuku 2011/09/03(Sat) 22時半頃
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ケイトは、一瞬だけ祭りの喧騒がとまった気がした。
fuku 2011/09/03(Sat) 22時半頃
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その時は、ヘクターの方から好きって言われるように今より10000倍ステキになってやるんだから―――
(96) fuku 2011/09/03(Sat) 22時半頃
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あ、かたぬきかー。すごく懐かしいな。
[ケイトは興味深そうに屋台を見ると、そっちの方向へ足早に進んでいく。
あのとき聞こえた『声』は、もしかしたら未来の自分だったのかな、と思わなくもないけれど。]
んもう、何やってるんですか。いつまでもそんな所にいて。
[自分が勝手に屋台まで進んでいったのに、不服そうに言う。 そういう所も、きっと『変わらない悪い癖』]
(97) fuku 2011/09/03(Sat) 22時半頃
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モタモタしてると、楽しい夜が終わっちゃいますよォ――!
(98) fuku 2011/09/03(Sat) 22時半頃
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―― 居酒屋外・祭り ――
[10年前に食べ損ねた西瓜は、どこか優しく甘い味がした。 居酒屋を出た一行は、賑やかに祭りの波へと足を踏み入れる。 顔を見合わせ、屋台を指差し、忙しない皆の姿を列の一番後ろで微笑んで眺めた。]
楽しいですね。
[隣を歩くのは、自らの唐突な告白に真っ直ぐ応えてくれた>>*6ディーン。話しかけるのが少し恥ずかしかったけれど、自然と隣に並べていることが嬉しかった。
すれ違う人の波に目を向けると、楽しそうに手を繋いで歩くカップルが多い。10年前の自分たちのような若い男女も、老年の男女も。甘酸っぱく華やかな空気にどこか押されたせいか、何もないところで躓いてよろける。]
あっ――!!
[咄嗟に掴んだのは隣にいる彼の腕。 離さなくては邪魔になる。そう考えていても、手はぴったりと離れなかった。]
(99) oranje 2011/09/03(Sat) 22時半頃
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