42 廃棄人形ーeverlasting love marionetteー
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えへへ、気に入ってくれたなら良かった! 夕顔、喫茶店でいつもココア飲んでたから、甘いの好きかなって思って。 美味しいよねー。私も好きなんだ!
[パンをしこたま詰めた袋を夕顔が受け取ると、くすっと笑う。]
まんまるになっちゃう心配をしなきゃいけないのは…夕顔が人間だから、だね。 私、お人形も人間も、大して違わないって思ってたけど、違いがあったね。 人間は太らないか気にしながら食べなきゃいけない!…なんて。
[冗談めかしてそんなことを言って、頭を下げる夕顔を見つめて。 店を出て行く背中に声を掛けた。]
夕顔、また、ね? 気をつけて、いってらっしゃい。**
(74) takicchi 2011/01/19(Wed) 22時半頃
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―IF:病室―
――……
[ゆっくりと目を開ければ見慣れない白い天井が視界に映り、 ピッ、ピッ、という電子音が静かに部屋に響く]
……私は……
[視線だけ動かして周囲の様子を見る。 人形が修理されるような工房ではなく、 人間とほとんど変わらぬ設備が整えられた病院の一室]
――私は、一体……?
[何故自分はここに横たわっているのだろう。 この喉の痛みは何なのだろう。 ――この胸の空白は何なのだろう]
……分からない……知らない……
(75) CEDRIC 2011/01/19(Wed) 23時頃
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[自分はケイト。"知識"を蒐集する実験用の人工生命。 ――自身に分かることは、ただそれだけ。 最低限与えられた初期知識のみだった。 やがて自分が目覚めたことを知った 医者や看護婦が自分のことを教えてくれた。 起動から既に9年経っていること。 サイラスという人に暴行を受けて脳に当たる部分が損傷し、、 自動的にフォーマット処理が行われたということ。 何もかも、実感が湧かなかった。 それは全て、自分の「知らないこと」だった]
(76) CEDRIC 2011/01/19(Wed) 23時頃
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[そうこうしている内に数日が経った。 幾人か訪れた警察の人間は サイラスという人について尋ねてきたが 自分にはまるで覚えが無かった]
……ご協力できず、申し訳ありません。
[謝ると彼らは大して気負いも無く、 別に気にしないでほしいと言ってきた。 本人も罪を認めているし、ほぼ確認だけだから、と]
(77) CEDRIC 2011/01/19(Wed) 23時頃
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[窓の外の晴れた空を見る。切り取られた小さな空]
……早く、退院して外へ行かないと……
[かすれた声でつぶやく。 薬の匂い、冷たさを感じる壁や天井の白。 もう十分なくらいに知ることができたと思う]
……早く"知識"を集めないと……
[胸の中の空白が痛む。 ――どれだけの"知識"を集めても、それはもう二度と蘇る事はない。 胸を満たす空虚な感覚が、遠く囁いていた――]
(78) CEDRIC 2011/01/19(Wed) 23時頃
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ちょ、待てって、深呼吸ぐらいさせろよ!!
[ソフィアに早く扉を開けろと促されて、わーわー騒ぐ。 頬に赤みがさしているのを見られないようそっぽを向いて、一つ深呼吸。
――大丈夫だ。 今度こそちゃんと、彼女と向き合おう。
ぐっと真面目な顔になって、病室の扉を開いた。]
(79) mythomania 2011/01/19(Wed) 23時頃
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[扉の中に居た彼女は、まだ点滴を打たれていて本調子には程遠いだろうけれど。 確かに、そこに居る。 確かに生きて――己の目の前に居る。
けれど、何か。何かに違和感を感じた。 夢にまで見た彼女との再会なのに、この胸騒ぎはなんなのだろう]
―――ケイト。俺は……
[ぞわ、ぞわ、ぞわ。嫌な緊張感に背中がこわばる。 言いたかった言葉が出てこない。 緊張ではなくて。感動でもなくて。嫌な予感に邪魔されて、言葉が出てこない。]
(80) mythomania 2011/01/19(Wed) 23時頃
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[ドアの開く音がして、そちらへと視線を向ける。 入ってきたのは、若い男性と女性の二人組。 医者とも看護士とも警察とも思えなかった]
……こんにちは。 ……すいません、どちら様でしょうか。 もしかして、私の関係者の方ですか?
[何の感慨も無い、無機質なかすれた声。 ただ、疑問を尋ねる声で、そう問いかけた]
(81) CEDRIC 2011/01/19(Wed) 23時頃
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[やっと、会えた。その事に胸が一杯になる。 久々に見るケイトは、まだ少し痛々しい姿をしていたけれど、それでも目を開けて、そして。]
ケイ…!
[呼びかけようとして、声が途切れた。感じたのは、かすかな違和感。それは、こちらを見つめるケイトの目が、何の感情も湛えていなかったから。]
…ケイ、ト…?
[ぞくぞくと、足元から冷気が這い登ってくるような気がした。明確な形を持たない、漠然とした不安。 それでも、おずおずと声を掛けると、ケイトから返ってきた返事は。>>81]
―――!? ケイ、ト、どうし、ちゃったの…? 嘘だよね。そんな… 悪い、冗談…だよ、ね…?
[笑おうとして失敗した。ケイトが、そんなたちの悪い冗談を言うような人でないことは、痛いほど良く知っていた。それでも言わずにはいられない。]
嘘だよね…?
(82) takicchi 2011/01/19(Wed) 23時半頃
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っ―――!!
[視界が揺れる。立っているのが辛い。 それでも何とか足を踏ん張って、必死に体を支えた。
考えていなかったわけではないのだ。もしも、自分がしたことによって彼女に後遺症が残っていたら。 それでも変わらず彼女の側に居たいと、そう思っていた。
けれどまさか―――記憶を失っているなんて]
俺……俺は、君の。
[君の……何だ? ―――友達?
殺そうとした。酷く苦しめた。記憶まで奪った。 それでもまだ、友達だなんて。ましてや――ずっと好きだった、なんて。 そんなことを言って、信じてもらえるのか?
決意が、揺らぐ。]
(83) mythomania 2011/01/19(Wed) 23時半頃
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[女性が自分の名前を呼んで、戸惑うような、焦るような、 ――絶望するような表情を浮かべた]
……ご、ごめんなさい。 私、何か失礼なことを……?
[冗談、一体何が?この女性のことが分からないことだろうか、 ――それは、これっぽちも冗談ではなかったのだが]
(84) CEDRIC 2011/01/19(Wed) 23時半頃
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[男性が自分の名前を呼んで、言葉を詰まらせる。 何やら様子がおかしいことに首を傾げて]
……ごめんなさい。 ご存知かもしれませんけど、 実は私、製造されてから今までの記憶が無くて…… ……失礼ですが、あなたはどちら様なのでしょう?
[再度、問いを投げかける。それは残酷なもの。 それでも、そんなことは知る由も無く。 ただ、自分の"知識"の補完のために。問いを投げた]
(85) CEDRIC 2011/01/19(Wed) 23時半頃
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[泣かないと決めていた。自分はいつでも笑顔でいると。 それが、こんなに難しいと感じたのは、初めてだったかもしれない。]
忘れ、ちゃったの…? 私の、事も…約束の、事も… みんな…みんな、忘れちゃった…?
[悪い夢だったらいい。こんな夢、早く覚めればいい。 見知らぬ人を見るようなケイトの目を見るのが辛くて、視線は床へと落ちた。]
(86) takicchi 2011/01/19(Wed) 23時半頃
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[彼女が謝罪の言葉を繰り返す。 聞きたくない。そんなこと、聞きたくない。
この数ヶ月、何度も自責の念にかられ苦しい思いをした。 けれどその度にケイトのことを、ソフィアの言葉を思い出して、 これからは真っ直ぐに生きようと…彼女の側で生きようと、思っていた。
しかし今また自責の念が、後悔が襲ってくる。 自分があんなことをしたから、彼女は―――己が恋した彼女は、もう]
…俺、は。 サイラス。サイラス・ウォルポール。 …もう、聞いてるかもしれないけど。
[心臓を誰かに握りつぶされているような痛み。 それでもせめて、これは。これだけは、言わなくてはいけないと思った]
記憶をなくす前の君を襲ったのは……俺だ。 今日仮出所して、真っ直ぐにここに来た。
(87) mythomania 2011/01/19(Wed) 23時半頃
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[彼女はどんな反応をするだろう。 怖くて、怖くて仕方が無い。それでも、言わなくては]
君に、謝らせてほしくて。そのために今日、俺はここに―――
[ずっと大事に持っていたケイトへの思い。 それが大粒の雫になって、両の眼から零れて―――落ちて、いく]
(88) mythomania 2011/01/20(Thu) 00時頃
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約束……
[自身の"知識"を探す。約束。 互いにこれから先のことについて、取り決めをすること。 ――そんな、辞書のような言葉の意味が、 自身にとっての「約束」の"知識"]
……ごめんなさい。 あなたは、私と何か約束をした……? ……差し支えなければ、それを教えてもらえない?
(89) CEDRIC 2011/01/20(Thu) 00時頃
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サイ……ラス……
[その名前は何度か聞いている。 私を襲った人。この喉と胸の奥の痛みの元凶……]
あなたが……サイラス……
[その声は、はっきりと怯えを含んで病室に響く。 ベッドの上の身体が、微かに震える。 それは恐怖なのか。妥当に考えるのであれば、そうとしか思えない。 だが、目の前の彼の瞳からは大粒の涙が溢れ――]
……何故、泣くのですか? ――私には、あなたの感情が分からない。
(90) CEDRIC 2011/01/20(Thu) 00時頃
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[サイラスの言葉>>87にぎょっとする。それは、確かにそうなのだけれど。記憶をなくしたケイトに対して、その説明は。]
ち、違うの!
[思わず二人の間に割って入っていた。]
違うの! いや、違わないんだけど! でも違うの! そうじゃない! それだけじゃないの!
[思わず割って入ったけれど、でも、それではなんと言えばいいのだろう? 言葉が見つからなくておろおろと二人の顔を交互に見る。]
間違ってない…間違ってない、けど、でもそれだけじゃないの! 私はケイトに、サイラスを助けてって、頼まれてたんだから! ケイトはサイラスの事、心配してたの! 自分の事よりもずっと心配してて、私にサイラスの力になってって言ったの! それが…それが、私がケイトと交わした約束…
[泣き出しそうな顔でケイトの顔を見つめて。]
それで、約束が守れたら、ケイトは元気で、私に感謝をしてくれる。 それが、ケイトが私にした、約束…
(91) takicchi 2011/01/20(Thu) 00時頃
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彼を、助けて……と、私が?
[何故だろう。彼は私を襲ったはずなのに。 私は自身を襲う人を心配していたのだろうか? やや、非論理的であると思うが……]
……分からない。分からないけれど…… ……あなたは、泣きそうな表情をしている。彼も泣いている。
[二人の表情を交互に見つめた後で、呟く]
……私は"知識の担い手"である以前に、人に作られた人形…… 人の悲しみを宥め、命令に従う「義務」がある。 ……あなた達は、私に何を命じますか?
(92) CEDRIC 2011/01/20(Thu) 00時頃
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[ソフィアの小さな体が、己とケイトの間に割って入ってくる。 彼女だって辛いだろうに、こんなに言葉を尽くしてケイトに語りかけて。 けれど今はその優しささえも、痛い]
そうだな、分からないだろうな。 だって俺は…
[ケイトの怯えた声が、何故と己に問う。 かつて彼女と、「人形が襲われる理由」について話した日を思い出した]
身勝手で 一方的で 理不尽な…そんな理由で、君を襲った。
[彼女を殺そうとした日に語った言葉。 何度となく自分の中で渦巻いていた言葉。]
だけど本当は、本当はずっと、君のことが―――!!
(93) mythomania 2011/01/20(Thu) 00時頃
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[「命令」そして「義務」残酷な言葉がケイトの口から綴られる。違う。そんなのは違う。自分とケイトの間にあったものは、そんなものではなかったはずだ。 言葉にならなくて、彼女の無感動な声が辛くて、首を横に振り続ける。]
違う、そんなのは、違う…! 私とケイトは、対等だった。対等な友達で…友達で…
[ライバルだったのに。その言葉は、胸の中で呟いた。]
命じられたからじゃない。ケイトは、ケイトの意思で、私の友達でいてくれたの。 そして…自分の事よりも、大事に思ってる人がいたの。
[いくら訴えても、彼女の記憶は戻らない。それすらも、「命令」として処理されてしまうかもしれない。それでも。 それでも、言わずにはいられなかった。]
(94) takicchi 2011/01/20(Thu) 00時半頃
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[続く言葉を、ぐっと飲み込んだ。
命令。義務。 その言葉に今の彼女との距離を思い知らされたような気がして。]
君が望むなら、俺はもう君には近づかないと誓う。 ……こうやって一目会えただけでも、きっと奇跡に近いことなんだろう。 だけどもしも、もしも君が、ケイトが許してくれるなら…
一度だけでいい、俺に―――償いの、機会を。
[それもまた、贅沢な望みなのかも知れない。 けれど言わずには、求めずには居られなかった]
(95) mythomania 2011/01/20(Thu) 00時半頃
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[彼の……サイラスの言葉を聴く。 「本当はずっと、君のことが――」 その先の言葉は予測出来る。 つまり彼は、彼を愛せと言いたいのだろう]
……ならば、この首を絞めずとも、 そう命じて下さればよかったのに。 ……自身の命に別状が無い限り、私が逆らうことはありません。
[実にシンプルな構図だ。何も問題は無い。 ……胸の空白が、微かに疼いた気がした]
(96) CEDRIC 2011/01/20(Thu) 00時半頃
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っ、あ……ああ………。
[もうこの想いは届かないのだろうとは、思っていた。 彼女が記憶を失ったと知った時点で、認めたくなくても頭のどこかで理解していた。
けれど、今の彼女の言葉は。 己の想いを、ケイトへの恋心そのものを、握りつぶすような]
ちが、ちがう……俺は、俺はぁっ………!!
[頭を抱えて、その場に蹲る。 涙が止まらないのに瞬きもできない。 胸が苦しい。息ができない。苦しい、苦しい、苦しい…
―――いっそのこと、このまま息を止めてしまえたら―――]
(97) mythomania 2011/01/20(Thu) 01時頃
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―――……
[二人から告げられた言葉を聴く。 彼の言葉は、自身の予想とは違い、 どこか、悲壮な重みを感じられる。 その重みは、胸の空白の底を微かに埋めたような気がした]
……分かりました。 まずソフィア。私に少し、時間を下さい。 私は今、あなたに並びうる物を何も持っていません。 それでは、あなたと対等には到底なれない。 だから、私に私を積み上げる時間を下さい。
(98) CEDRIC 2011/01/20(Thu) 01時頃
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そしてサイラス、私はあなたに全てを与えます。 償いの機会も。あなたが望むもの、 私があなたに与えうるものを全て。
[静かに、まるで神に誓うように言葉を紡ぐ]
……だから、二人とも、私を求めてください。 それが、私の存在意義でもある。 それに……
(99) CEDRIC 2011/01/20(Thu) 01時頃
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この胸の空白が、あなた達を求めているような気がするから……
(100) CEDRIC 2011/01/20(Thu) 01時頃
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何も、持っていなくても。 ケイトは、ケイトでいいんだよ? 私は、ケイトが、ケイトであれば、それでいい。
[泣き出しそうな顔のまま、それでも無理やりに微笑んで。許されるなら、ケイトの手をとる。]
ケイトは私の友達だよ。 今までも…これからも。 だから…一緒に、ケイトを積み上げよう?
[失った記憶は、もう戻らないかもしれないけれど、新たにまた、作っていく事はできるから。]
だから…改めて。ケイト、これからもよろしくね?**
(101) takicchi 2011/01/20(Thu) 01時頃
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[病室の床にぼたぼたと液体が落ちていくのが見える。 その光景に、はっと我に返った。
今、己は何を考えていた? それは、その願いは。ただ自分だけが楽になろうとしているだけではないのか。]
っう………。
[涙を拭う。一度では足りない。 もう一度拭って、何度か瞬きをして。 ケイトがソフィアに、そして自分に語る言葉をどこか呆然としながら聞いていた。]
(102) mythomania 2011/01/20(Thu) 01時半頃
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[けれど、最後に彼女が呟いた言葉が―――ずたずたになった己の心に、静かに響いた。
それは、その言葉は。 もうすっかり消えてしまったと思った、己が恋した「彼女」が遺したもの。]
…ああ。ああ……!
[何度も何度も頷いて、漏れそうになる嗚咽をかみ殺す。 まだ終わってはいない。自分だけ逃げることは、許されない。 今目の前に居る「彼女」の側にあること。それもまた、己の贖罪]
今度はもう、迷わない。 たとえ何があっても俺は、ずっと君の側に―――
(103) mythomania 2011/01/20(Thu) 01時半頃
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