73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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痛い、よ
……痛い
[赤を舐めとる舌に見惚れて、未だその手は卵を手に取ることすらせず]
ひとつに、なれたら
[むしろ手はサイラスへと伸びかけて、フィリップにかけられた声に、手を握り締めてようやく卵を手に取る]
(69) 2012/01/01(Sun) 01時頃
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[離れたくない人、痛くなって欲しくない人。 むしろ痛くなればいいのに、とおもってしまう人もいる。
どっちが本当の好きなんだろう。いろんな形があってもいいと口にしたって、結局よくわからず。
カツン、と音を立てて卵が割れた。容器に中身を入れて、ゆるくかき混ぜる]
(70) 2012/01/01(Sun) 01時頃
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…っと。
[焦げかけていることに気づいて、火にかけたままだったフライパンを持ち上げる。]
痛くなって欲しくないってのは…ちょっとわかるかも。 …でもさ、それもなんか、合ってるようで合ってないみたいでさ。 その人が誰かに痛くされちゃうのが嫌過ぎて、それならいっそ自分が…なんて…そういうのは酷いよね、やっぱり。 ただの我侭だったんだろうなって…今はちょっと思ってる。
大切って…気持ちと、欲しいって気持ちは…やっぱ相容れないものなのかな。 欲しくてたまらない気持ちが、大事にしたいって気持ちを裏切っちゃうみたいな、
…そんなの、ただのエゴかな、やっぱり。
[カルヴィンの華奢なうなじの白さをしみじみと見つめる。 いっそ力尽くで壊してしまえば、誰にも取られずに済むのだろうけど。 それだときっと、もう元の仲には永遠に戻れない。
肉体には、モリスの感触がまだ染み込んでいるみたいに思えて、 たとえ彼が目覚める日が来ても、前のように馬鹿やって笑い合える自信はなかった。]
(71) 2012/01/01(Sun) 01時半頃
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――音楽室―― [エリアスの言葉>>43に、驚いたように息を飲む。 小さく呟いたその言葉は卑怯だと思うけれど、言えるわけもなく。 また悩みが1つ増えるだけ。
未だ、自分のすべきことが見えない。何が正しいか、決めるのは誰なんだろう。今までの自分なら、自分だけが正しいと思っていたのに、それも難しい]
………僕が、もし動くとしたら。 それが、きっと僕の望みだと思います。
その時、望まない誰かがいるとしても、………僕は――――
[誰かの望みを聞き続け、それでも動けないのは、そこに未だ自分の望みを見出せないから。 他者の望みだけでは弱い。 他者の望みが叶うことを願うことくらいはできるけれど、自分が傷付く可能性があるのであれば、動けるわけも無い。
悩み、惑うことが多いけれど、自分の本質なんて知れている。 誰よりも優先すべきは自分。その考えは覆らない、―――はずなのに。
何故か、後の言葉は続けられず、視線を伏せた]
(72) 2012/01/01(Sun) 01時半頃
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………すみません。 あなたの望みが何か、僕には分かりませんから。
[続く言葉>>44に、反射的に謝罪の言葉を口にするも、その望みを問おうとは思わない。 どうせ聞いたところで、自分に他者の望みが叶えられるわけがない。知って、叶えられないことに悩むくらいなら、知らないままがいい]
どの音を好んでいるかは分かりませんけど。 一度だけ。もしも、機会があれば、薔薇のために。
―――音を奏でようと思っています。
[微笑みを受け止めた上で、返す言葉は少しだけ苦味を含み。 誰かや何かのために音を奏でれば、奏でるほど、欠けていくものに気付いている。 それでも、止められないのは何故だろうと、考える前に、薔薇の香りが強まる。 考えを中断させ、部屋から出て行く姿からそっと視線を外した**]
(73) 2012/01/01(Sun) 01時半頃
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[痛い、と痛みを訴えるカルヴィンに 翠は蒼からそちらに心配そうに視線をうつす。 痛いだけなら部屋から連れ出した方がいいのか? それでも、痛いかもしれないと思えば動けず。
ただ、卵の硬い音と、 フライパンが動く音と…………]
あって、ないかな……正解とか、わかんないけど……正解とか、ある。のかな…… 俺は、ただ、暖かかったから、うれしくて…… それも、二人が言うように痛くなる、のかな……?
…………わかんない。 ただ、俺が……手にしていて嬉しいのは暖かくって、 可愛いんだ。笑って、泣いて、一緒にいてくれて…… もっと、欲しくてたまらなくても、 冷たくなっちゃったら、きっと俺、後悔すると思う……
サイラスは、どう?サイラスが欲しいのは、 その人の、何?
(74) 2012/01/01(Sun) 01時半頃
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……その人になら、何されてもいいって人、
[口を噤む。もう手遅れかもしれないけれど、もしかしたら誰かを傷つけてしまう言葉だと気づいて]
なんでも、ない
[溶き終えた卵をフライパンに入れる前に、サイラスの、彼の胸元に目をやった。隠されて今はもうあまり見えないけれど彼は誰かに痛く、されたのだろうかと。緩く首を振ってフライパンに溶き卵を流しいれる。 結局、貪欲なのだ。もっと、一緒にいたい。もっと、欲しい、欲しがられたい、って。 加減を知らない子供のように、欲しがって。けれど与えられれば怯えて後ずさる]
(75) 2012/01/01(Sun) 01時半頃
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[そう口にしながら、上着をぎゅっと手で握る。 ……カルヴィンが、やっぱりサイラスと一緒にいたいから と、手を離されたらどうしようと。 結局、いつもどおり手を離されるだけだと ひどく痛みながらも、その手を離せるだろうか。
……そこまで考えるといやに胸が苦しくて 苦しくて、苦しくて……強く翠をつぶる]
(76) 2012/01/01(Sun) 01時半頃
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[>>66外から視線を感じる。 ゆっくりとこうべを巡らせて、気配を探る先は]
あぁ。レオナルド先輩。
[唇だけで名を呼ぶ。 ケープを羽織ったまま、薄い笑みをむけて。 それはまるで誘うよう。
薔薇の葉に積もっていた僅かな雪を掬い、口にしながら]
(77) 2012/01/01(Sun) 02時頃
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…わかんない、や。
けど…。取られちゃうのは嫌だって思ったんだ。 嫉妬、してたのかもしれない。
気になってる人が、俺の知らないところで、誰かになにかされてたりとか… そう言うの、悔しい…って思っちゃったんだ。
痛いのを心配する以上に、悔しくて、羨ましくて…さ。 それならいっそ、もっと酷くなりたかったけど…
[出来なかった。 意気地なしだった。
今となっては、何を恐れていたんだろうと思う。 世界は綺麗なことばかりじゃないと、穢れてみて漸く判ったから。]
…あ、たまご美味しそう。 どうやったら、こんなに美味しそうに出来るんだろうなぁ…
(78) 2012/01/01(Sun) 02時頃
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[エリアスの唇が動いていたから。窓を開き、身を乗り出した]
その薔薇の傍に居ると、ケープにも服にも髪にも 香りが移ってしまいますよ
[やや声を張り上げた]
(79) 2012/01/01(Sun) 02時頃
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バチでも何でも当てればいいよ。 …俺も、汚らしく穢らわしい生き物だったって、気づいたから。 そんなの、酷い目にあって当然だよ。
罰を受ければさ、なんか許してもらえたみたいな気分になれるじゃん。
(*16) 2012/01/01(Sun) 02時頃
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サイラスは、食卓は三人で囲めただろうか?**
2012/01/01(Sun) 02時頃
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これだけ香っていれば今更ですよ それに僕はこの香が好きなんです。 大丈夫、ありがとう先輩。
[通る声で謝意を。 眼は僅かに薔薇色を湛えながら彼を見つめ]
先輩はもうご覧になりましたか、薔薇は。
(80) 2012/01/01(Sun) 02時頃
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俺も、悔しいし 羨ましいよ
[わざとらしく一瞥して、かき回していたフォークを抜いて火を止めた。少し焦げたケチャップライスを皿に盛り、その上にふわふわの卵をのせる。くるんではいないけれど、口の中でとろけるやわらかいオムライスの完成だ]
…とりあえず、さ。食べよ? フィリップも
[共有スペースのテーブルへと促す。ベッドの上からぬいぐるみが此方を見ていた]
(81) 2012/01/01(Sun) 02時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/01(Sun) 02時頃
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……やめ……っ
[サイラスが口にする言葉は、 それまで、特に考えていなかった 「実際に、カルヴィンが サイラスと上手くいったら」を想像させる。 あんなに、あんなに痛くて泣いて、 あんな願い事までしたそれが叶うなら それは凄く良いことじゃないか、と思おうとするのに 胸の苦しさが、酷くて。凄く酷くて。 閉じた翠から雫が落ちた。]
笑って、欲しい、のに……
[まるで、サイラスの声が自分の声のようにも聞こえて。 逃れたくて、自分は誰かを 抱いたのだろうか?抱かれたのだろうか。 その口を封じたくて手を伸ばす]
(82) 2012/01/01(Sun) 02時頃
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フィリップは、二人の声に、はっと現実に引き戻される。
2012/01/01(Sun) 02時頃
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そう。僕が怒ってるのは薔薇を折ったこと。 君が綺麗だろうが汚かろうが、 モリスと何かしようがどうでもいいんだよ?
自分の背徳へは自分で受ける罰を見つけるんだね。
僕は君の行為を蔑みもしないし美化もしないよ
(*17) 2012/01/01(Sun) 02時頃
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その香りの噂は――…強ち嘘ではないと、思っているのですけどね
[眼鏡をかけ直した。好きと言うなら、彼もまた囚われた側の物か]
えぇ、見ましたよ。 あまり近くで見るものではありませんよ。少なくとも、私は…
(83) 2012/01/01(Sun) 02時頃
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[3人分お皿をテーブルにおいて振り返る。我に返れば、今自分が口にしたこと、その相手がサイラスだとフィリップは知っているのだ。どう思われただろうか、伺うように見ればその瞳に光が見えて]
……どした?
[小さな声は聞こえなかったけれど、安心させるように笑みは作られていて。それはフィリップの目にどううつったろうか]
(84) 2012/01/01(Sun) 02時半頃
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…………うん……
[鮮やかなほうが、一足お先に、 と、言うようにテーブルに軽く飛び降りた。 フィリップは甲で涙をぬぐった後数度頭を振って。 今、話したのはサイラス。と、言う実際の人だと 視認して、懸命に自分に刷り込ませる。
卵がどうの、話している二人はいたって日常で。 カルヴィンに促されてフィリップも卓につく。 普段、人を避け、冷めたころ 食堂に向かうフィリップにとって 暖かい食事なんていつぶりだろうか?]
……俺……――
[何か言いかけて口を紡ぐ。 オムライスは美味しそうな筈なのに酷く場違いに見えたけど 場違いなのは自分なのだろうかと、思った。]
(85) 2012/01/01(Sun) 02時半頃
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……………えっと――
[向けられる笑みは、フィリップに向けてだろうか? それともサイラスと一緒にいるから? フィリップはふと、手を伸ばす。 ちょうど、先ほどサイラスがしたように カルヴィンの髪に触れようと]
(86) 2012/01/01(Sun) 02時半頃
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[伸ばされた手を目で追って、なんとなく、本当になんとなく、同じように伸ばした手で受け止めて握り締めた]
…オムライス、食べよ?
[作り笑いは消され、案じるように繭を顰めて顔を覗き込む。鳥のフィリップにも何か用意しなきゃ、と頭の隅っこで考えながら]
(87) 2012/01/01(Sun) 02時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/01/01(Sun) 02時半頃
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[柔らかなかにに触れる前に握り締められる。 暖かな手に触れて嬉しい。はずなのに。 どうしてだろう、酷く痛い。指先が、胸が。 けれど、痛いからと振りほどくこともできなかった。
ただ、案じる様子は、自分に向けられたものだとわかって。 それは、とても嬉しかった。]
うん……そうだね。……ありがとう。
[一緒にいるだけでいいと思ったはずなのに。 ずっと手をつないでいられればいいと思ったはずなのに。] [なのに、さっきサイラスが言っていたことが 頭から離れなかった。]
……俺のもの、でいいんだよね……
[そういって空いている手でスプーンを手にする。 サイラスが聞けば、目の前のオムライスに 言っているように見えるだろうか。]
(88) 2012/01/01(Sun) 03時頃
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うん、座って?
[ぽんぽん、ともう片方の手でやっぱり冷たく思えた手を叩いて、ケチャップライスを小皿に乗せて紅い姿の前に置いた。
「俺のもの」 その言葉に、今、サイラスの前でどんな反応をしていいのか迷って]
そうだよ。 好きに、していいんたよ
[我慢させたくない、飲み込んで欲しくない。応えられるかどうかは、自分でもわからなかったけれど]
(89) 2012/01/01(Sun) 03時頃
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[鮮やかな姿は出された皿に素直に嘴をつける。 フィリップもカルヴィンに促されるまま素直に座る。 触れる手はとても暖かくて、そう、とても。]
うん…………
[サイラスの前でも、そう言ってくれた事が嬉しかったし 言葉がそう返れば、満足しようと思っていた。 いたのだけれど、酷く薔薇の匂いが強くて。 フィリップの手は今度は逆に カルヴィンの手をつかんで、引く。 あんな風にサイラスに言ったばかりなのに、 やろうとしていることは……]
……俺とも、キス、して?
[強く引き寄せながら、そうささやく。 サイラス以外とだってしてるんだと、自分自身に言い訳しながら カルヴィンが避けなければそのまま口付けようと。]
(90) 2012/01/01(Sun) 03時頃
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…え?
[反応が、遅れた。サイラスがいて、一緒にご飯を食べられて。フィリップがいて、なんだか辛そうで。自分の気持ちにも整理がつかないうえに 薔薇の、香りが]
あ、
[嫌だ、と言いたかったけれど、フィリップのものだ、と言ったその口ですぐに否定するようなことが、できなくて。そして サイラスがどんな顔するだろう、って これも矛盾する気持ち。相反するものがあれば、身体は自由に動かなかった]
(91) 2012/01/01(Sun) 03時半頃
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[小さく毀れた声、その先が何か言う前に 噛み付くように口付ける。 サイラスに見せ付けてやりたい、と、 頭のどこかで、確かに思った。]
[やわらかくて暖かくて……けれどどうしてだろうか、 嬉しい、と思うよりも先に、 離れた時の外気の冷たさが罪悪感を呼ぶ。 同時に、もっと欲しいと、身体の奥、燻ぶる。]
――――……あ、その……
[カルヴィンに一度翠を向けた、どんな表情をしていたか。 確認するよりも早く席を立つ。]
ご、ごめん!!俺……俺、 頭冷やしてくる!!
[そういって、鮮やかなほうを連れて行くのも忘れ、 フィリップはオムライスに手をつけず駆け出して。]
(92) 2012/01/01(Sun) 03時半頃
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[触れる唇はやけに熱く感じて、いつかの冷たいだけのものとは全く違っていた]
フィリ、
[離されたそれが物足りなくて、その考えに自分がわからなくなる]
ちょ、待っ
[想いのないキスと、あるもの。その違いが重くのしかかり、駆け出すフィリップを追う手は届かずに。その先では置いてかれた紅いフィリップが首を傾げていて。
サイラスは何か言っただろうか。反応が見たいと思ったはずなのに顔が見れなくて]
先食べてて!
[一瞬の迷いのあと皿をつついていた鳥のフィリップを抱き上げて去っていった彼を追いかけた]
(93) 2012/01/01(Sun) 04時頃
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[声を振り切るように駆け出した。 きっと、呆然とするか、サイラスの前でと怒るか どちらにしても駆けてくる音はないと思っていた。が。]
…………っ!!
[それこそ、どんな顔をすればいいかなんてわからない。 フィリップは元生徒会長と、 オスカーを撒いた実績を生かそうと。 しかし、*どこへ?*]
(94) 2012/01/01(Sun) 04時頃
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香は嘘じゃない… そうでしょうね、多分僕も捕まったのかも。
…貴方は? 先輩は、薔薇が嫌いですか?
薔薇へあんな…優しいキスをしていたのに。 薔薇に「望みは?」と聞いていたでしょう?
薔薇の望み、わかりましたか?
(95) 2012/01/01(Sun) 09時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/01/01(Sun) 09時半頃
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……待て馬鹿っ
[スタートは出遅れたけれど、鮮やかな紅い姿を連れていなくてもその姿を見失うことはない]
逃げるってことは、しなきゃ良かった、って 思ってんだろ!
[口に出したらそれが本当にしか思えなくて、悔しくて…フィリップ(鳥)を
行けー!とばかりに
投げた。
それは何処まで走った時だったか。中庭へと通じる玄関の所だったかもしれない*]
(96) 2012/01/01(Sun) 09時半頃
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