194 花籠遊里
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[月には見られたくないと、何時も客に強請った こんなはしたなく男に抱かれ婀娜の様に媚び善がり狂う様を彼と同じ名を持つ空照らす灯に見られたくなかった こんなことをしても本質的に汚れてしまったことには変わりないのに]
……おぼろ
[小さく小さく、呟く言葉は震えているだろう 今の自分は花の頃と随分様変わりした 琴を爪弾く爪は欠け、肌の白さは病的なほど あの頃より褪せた藤色の髪止めと着物は風に煽られ、その風はつむじとなって2人の間を駆け抜ける
嗚呼近づいてくる、美しい月が>>55
一歩 長い焦茶の髪は月光を背に煌めき
二歩 揺れる着物は落ち着いた色合いで、彼に似合っていて
三歩 僅か薫る煙草の香りはあの頃と変わらない
そこで立ち止まる朧月は、手を伸ばせば届くだろうか届かぬだろうかという距離に]
(64) sinonome 2014/09/25(Thu) 01時半頃
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[あいたかった あいたくなかった
その姿をもういちど、たった一目でいい、みたかった こんなみすぼらしい己の姿を見られたくなかった
彼の顔に浮かぶ色は、淡く美しい色 その顔に嫌悪が無かったことが、泣きたい位に嬉しいのに 薄汚れたこの身が恨めしい 最後に覚えてもらえるならば、美しいままでいたかったと そんな決意が彼が告げる己の花としての名で、崩れていく]
(65) sinonome 2014/09/25(Thu) 01時半頃
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[本当ならどうしてこんな場所へ 早くお帰り下さい 藤之助は死んだのです
幾らでも言い様があったろう。もうこの場へ立ち入らぬ様にと、去ってと告げるのが最上だとわかっていたのに 浅ましい己の心は歓喜していた。忘れないでいてくれたことを
唇から言葉は漏れず。思わずその伸ばそうとした手に己が手を重ねようとするのを必死で押し留め
ああでも]
(66) sinonome 2014/09/25(Thu) 01時半頃
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―― 地下牢 ――
[震える権利など無いはずなのに、身体はずっと震えていました。 気丈に居ようとすればするほど 僕の身体は落ち着きを忘れたように
あゝ、それをも溶かしていくのは 彼の指先だけなのでありましょう。
数多くの櫻を買った蝶は、可笑しなことだと蔑むでしょうか。 数多くの春を買った人は、可笑しなことだと嗤うでしょうか。
そんなもの『夢物語』だと。 指を差して、せせら笑うのでしょうか。
誰が何を謂おうと構わないなんて。]
(67) anbito 2014/09/25(Thu) 01時半頃
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[皮肉を彩るくせに、指先がこんなにも優しいこと。 絞る声に紛れて、上がる吐息をお隠しになられていること。 持ち上げた口角が、何を想っていらっしゃるかも。
今この射干玉に映る、秋色のすべて 僕が知っていれば、それだけで。
───『しあわせ』なのです。
それは『花』であった名残。 何度も謂ったでしょう?
甘く愛されるほど、咲き誇るのだと。]
(68) anbito 2014/09/25(Thu) 01時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
オレット 2014/09/25(Thu) 01時半頃
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[接吻けが、甘い毒を流し込んでゆかれます。 唇が触れて、蜜のようにとろりと囁かれてゆかれます。 指先が僕の顎を引き、もう片方は髪を梳き。
重なりは、名を告げに離れるでしょう。
そんなの、赦してなんてやらないのです。 人に人の蜜を注げばどうなるか。
胸元に手を添えましょう、彼の心音が届くように。 服をきゅうと掴みましょう、もう二度と離さないように。 そっと眸を閉じましょう、恥ずかしさを隠すため。 自ら唇をもう一度、あの時のように重ねましょう。
まだ、まだ涙なんて見せません。
大きな射干玉に、滲んだ海を湛えたままで。 頬染めて、はにかんでみせるのです。]
(69) anbito 2014/09/25(Thu) 01時半頃
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───えくとぅー、る …さま。
寂しくなんて、ありませんでした。
[だって、あなたさまに逢うために 僕は、───(生まれて)来たのだから**]
(70) anbito 2014/09/25(Thu) 01時半頃
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……泣く程俺の顔を見たく無かったのか?
[未だ触れていいのか、手を伸ばしてもいいのか迷う部分はあれど。 零れ落ちる雫を拭うくらいは許して欲しいと、頬に手を添える。>>66 ……嗚呼、最後に見た時よりも少し痩せ顔色も悪い。 一体彼はこれまでに、どれだけの苦労をしてきたのだろうか。
そして、そんな藤之助にしてやれる事の少なさよ。 残された物が伝える言葉の通りに、一瞬たりとも藤色を忘れる事は無く。 願わくば、もう一度だけでも会いたいと彷徨い続けたが、いざ彼の前に立つと自分の無力さが浮き彫りになる。]
俺は。もう一度お前の顔が見れて嬉しかった
[それでも。 月花の枯草はようやく満たされたような気がした。 二度と埋まる事はないだろうと思っていた、何かが。]
(71) オレット 2014/09/25(Thu) 02時頃
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……っ、ちが……
[逆だと。泣きたい位に嬉しかったのだと紡ごうとした言の葉は頬に手を添えられ>>71空に溶ける
温かい手に頬触れられれば溢れる涙は止められぬ。その手を濡らし零れ落ちた雫は心に沁みゆく様に1つ2つ、頑なな花弁を剥がしてゆく
あいたかった。ずっとずっとあなただけに その手に触れたかった、貴方の笑顔が見たかった 声が聞きたかった
再会までに何度季節が過ぎ去っただろう。 彼のかんばせは花であった頃より深みが出てどこか安心感を抱かせる
その彼の口から告げられた言葉に黒瞳は朧月をかくと捉え]
朧、おぼろ。 私は、わたしはただ、あなたと
[手に手をとって籠の外に逃げ出した鶴と亀の様にともにいきたかったのだと 嗚咽と共に零れ落ちた願いは、果たして聞こえたかどうか]
(72) sinonome 2014/09/25(Thu) 02時頃
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おうや、おうや。 お前は嘘をつくのが下手だね。
それとも。 お前をそんなに見ていないとでも。
[男は愉快そうに揺り椅子を揺らす。 唄うように、されど冷たい視線ひとつ。 じっとりと絡みつくよな、吐息混ぜ。
笑みひとつですり抜けるを、赦しはしない>>59]
(73) あんび 2014/09/25(Thu) 03時頃
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はぐらかし、濁し、隠し、笑い。 丁のふりをし、蝶たらんとす。
焔のようにくゆる花よ。
[そっと、その髪に触れようか。 酷く甘く、酷く優しく。 酷く冷たい指先で。]
お前は一体、“何者”なんだろうねえ?
[蝶でもなく、丁でもなく。 花でもなく、人でもない。
“それ”をこの手に絡めとった。]
(74) あんび 2014/09/25(Thu) 03時頃
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―――お前だけを愛してやろう、“丁助”。
[艶めく顔に、返すは歪な笑みひとつ。 さあさ、焔とひとつ戯れようか。
御伽噺なぞ、始まる狂宴に燃やしてしまえ*]
(*15) あんび 2014/09/25(Thu) 03時頃
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―奥の部屋―
[一階奥の部屋にて、揺り椅子がゆらゆらと揺れる。 座っていながらにして、まるで見下す男の瞳。 焔を捕らえたのなら、微笑み告げよう。]
立ったまま。 自分で自分の雄を勃たせてごらん。 指を絡め、扱き。
[さあ、と動かすは顎ひとつ。 きぃきぃと揺り椅子が啼いている。]
蝶が花を買いにやってきても 善しと言うまで、自慰をお続け。
[まだ見ていてやろうと、足を組む。]
(*16) あんび 2014/09/25(Thu) 03時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
anbito 2014/09/25(Thu) 03時半頃
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[健気を抱えて海を越え、 考えたこともなかった世界に足を踏み出した彼。
やはり外の世界は怖いところだと怯えさせただろうか。 花が一輪で生きていくには果てしない世界。 けれど、二人で生きていくなら、きっとそう悪いものじゃない。]
――…櫻子、
[重ねた唇から注ぐ蜜は、彼の名前を象り。
控えめな指先が服に皺を刻み、 妙に甘やかな羞恥に彩られる彼に目元を緩めた。
彼が瞼を下ろしてくれて助かった。 己は今、大分緩い顔をしている自覚がある。]
(75) momoten 2014/09/25(Thu) 21時半頃
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―――…良いさ、これから俺が教えてやらぁよ。
どんだけ喧しく泣いて喚いても、もう、置いてったりしねぇ。 [彼は一度捨てられ、花となり。 今度は花籠を出でて、二度目の花となる。
悪辣で、傲慢で、身勝手で、我侭な、 けれども、唯一人を待っていた男の。
男は、恋に落ちる音を聞きながら、 物語の終わりに、美しい花御前《はなよめ》を手に入れた。*]
(76) momoten 2014/09/25(Thu) 21時半頃
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― La Vie en cerisier ―
[彼を引き取った男が連れ帰ったのは、 小さいながら郊外より花の都見下ろす屋敷であった。 古い建物に関わらず、余り生活感がしないのは、 つい最近、手に入れたものであるから。
山賊か海賊か強盗宜しく、 諸所の手続き済ませたがる警察を振り切り、 彼を肩に担いで戦利品めいて攫った先。
玄関潜って、足は一直線に自室へ向かう。 屋敷自体は差して広くは無いが、中庭も抱えており、 彼に宛がわれていた個人部屋と比べれば雲泥の差。
しかし、手入れをする召使はまだ揃えておらず、 男の不精の片鱗覗かせ、薄い埃が積もる場所も。]
(77) momoten 2014/09/25(Thu) 21時半頃
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―――…さて。 うんと寂しい想いでもさしてやるんだったか。 しかし、その前にお前さんにゃ、褒美をやらねぇとならんな。
[寝る部屋、と主張するが如く、広い寝台を収めた自室。 己の上背を納めても余る広大なシーツの海へ、 軽い彼をぽすんと放り、早速と言った調子で声を掛けた。]
……良く来た。櫻子。 もう、花籠へやる心算はねぇが、閉じ込める気もねぇ。 お前さんは何処へでも好きな場所へいける。 だが、帰る場所は此処にしろ。此処以外は許しゃしねぇ。
俺は強欲だが分別はある男だ。 俺のものは俺のもの、余所のものは余所のもの。
(78) momoten 2014/09/25(Thu) 21時半頃
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[堅苦しく喉を詰めるネクタイのノットに指を掛け、 布擦れの音を聞かせながら、傍に捨てた。 シーツの海に溺れる彼をサルベージする振りをして、 そっと寝台に片手を突き、顔貌を覗きこむ。]
そして、お前さんは俺のものになった。
呼べや、櫻子。ベッドで呼ばせたことはねぇ名だ。 お前さんにこの先の分も、全てくれてやる。
[彼へと己の名を強請り、低く笑気を零しながら。 機嫌良さ気な身は、先ずは頬へと、淡くキスを捺して見せた。*]
(79) momoten 2014/09/25(Thu) 21時半頃
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墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。
momoten 2014/09/25(Thu) 22時半頃
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── 郊外のお屋敷 ──
[甘やかな接吻けを、唇を触れ合わせてから 檻から連れ出された僕は、華やかな街を過ぎていきます。 鮮やかな街並みにはまるで子供のような声をあげておりました。 そうでもしないと、気が付いてしまいそうだったのです。 僕の鼓動はずっとずっと、早鐘を打ち続けておりました。
たどり着くのは、しらないおうち。 都見下ろせるその家につれられて、鼓動は更に煩さを増すのです。
これから、どうなるのでしょう?
──愚問です。 欲しい答えは決まっているのですから。]
(80) anbito 2014/09/25(Thu) 23時半頃
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わっ あ!
[放られた体は、場に似合わぬ素っ頓狂な声をあげたことでしょう。 あまり触れることのなかった、ベッドというものの上で 小さな痩躯はぽよんと跳ねました。]
その、それは…
[彼は僕に、花籠に帰す気はないと仰いました。 けれど、鎖で繋ぐこともないと申します。 帰るべきはここだと。 そう、おっしゃられました。 捨てられて、今まで。 帰る場所なんてありませんでした。 花籠だけがすべてで、そこからは出ることさえ望まなかった身です。]
僕の……お、うち…?
[そう思っていいのでしょうか、と。 射干玉が問うように彼の瞳を見上げた時にございます。]
(81) anbito 2014/09/25(Thu) 23時半頃
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あっ、あのっ!! お仕事は、い、いいのですかっ
[ネクタイに手をかけるお顔が、僕を見下ろしている表情。 惹かれない筈がありません。 僕の鼓動は高く、また煩く鳴り始めました。]
こん、な お時間ですしっ!
[聞きなれない衣擦れの音が、声を上ずらせます。 唇が触れた頬が薄い櫻に色付きました。 視線はふわふわと彷徨います。 良さそうな機嫌は崩れてしまうでしょうか?
それでも、落ち着いていられないのです。]
(82) anbito 2014/09/25(Thu) 23時半頃
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[すきです、すきですと
心がうるさいのです。]
(*17) anbito 2014/09/25(Thu) 23時半頃
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貴方様の眸は僕を見ていると?
[そうではないでしょう? 僕の名は、貴方が嫌がる響きを模した。]
僕は、僕ですよ、花主様。
[名を模しただけの、中身はきっと貴方様を裏切った花には程遠い。>>73>>74]
(83) lalan 2014/09/26(Fri) 00時頃
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アイして下さいますか、花主様。
[言葉に何の意味があろうか。 枕元で囁くべきは、蝶へ、蛇への媚ばかりの筈。 本心が其処に含まれるとは、誰も期待などしないもの。
――魅せるべきものは主の期待をなぞり、唯唯快楽に溺れれば良い。
羞恥を目元に、吐息を震えさせ、望まれるまま。
着物をたくし、自慰を見せ、蝶の視線を遮るべく瞼を閉じて。]
(*18) lalan 2014/09/26(Fri) 00時頃
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[いくら拭っても止まる事をしらぬ雫を、それでも指で拭い。
一目見れるだけで良かった。 帰ってくれ、顔など見たくもないと罵られるのも覚悟していた。 それなのに、どうして彼は泣いているのか。
再び顔を合わせるのに、少なくとも季節は一巡りしている。 ……そこから、数えるのをやめてしまったのだが。 墨色の髪と己のこげ茶を見る限り、それ以上の時が流れていたのだろう。 忘れるつもりは無かった。忘れられるとも思って居ない。 あんなに、心の中に深くふかく……]
(84) オレット 2014/09/26(Fri) 00時頃
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[―――……感情のままに藤色の手を強く引く。>>72 零れ落ちた一滴は、朧月の水面を確かに揺らし。 それは強い波となり、朧を突き動かす衝動となる。 抱きしめた藤之助は記憶の中の彼よりやはり細い気がして。 壊してしまわないように、手折らぬように、砕かぬように熱を移そうとする。]
藤之助、
[どう、伝えればいいのか。いや、伝えていいのかすら分からずに。 ただ墨色の髪を撫でる事しかできない。]
(85) オレット 2014/09/26(Fri) 00時頃
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[彼が掌から零れ落としてしまった沢山のもの。 幼心や好奇心は、これから己の庭で育てられる。 彼は自身を捻くれていると思っているが、到底同意できない。]
お前さんだけの家じゃねぇよ。 主人は俺さね、掃除や炊事でもしてりゃ暇も潰せるだろう。 そうして、俺を待ちゃあ良い。 もう、俺は蝶でも蛾でもねぇ。 ―――…ちゃんと帰ってきてやるからよ。
[本当は、彼が家に明りを灯していてくれたなら、 それ以上望むことは何も無かったけれど、 愚直に告げるほど己は素直に出来てない。
今か今かと、必ず帰る己を、彼が待っていてくれるなら、 それで良い等、誰に注いだ毒より確実に己を侵す。]
(86) momoten 2014/09/26(Fri) 00時頃
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(俺に、ついて来てくれないか。)
[一生と言わずとも良い。 あの時のように、傍に居て笑ってくれているだけでいいからと。
言葉が、どうしても出てこない。]
(87) オレット 2014/09/26(Fri) 00時頃
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仕事は終わった。 もう数刻経ちゃ陽も落ちる。 夜まで待て? 冗談じゃねぇよ、何夜越えたと思ってんだ。
[低く笑った男が、何処から夜を数え始めたのか彼は知らない。 櫻が花弁を散らし、人に変わるまで、もう散々待った。
鼻先を頬に摺り寄せ、距離を詰め、空の右手が首筋に触れる。 武骨な感触を肌理に添わせ、衣の袷に指を掛けた。]
眼ぇ、見ろよ。 もう、隠し事なんざさせやしねぇ。
[言葉尻に足すのは、眦に捺したリップノイズ。 物慣れぬ生娘のような彼に興は挫けず、寧ろ笑みが深まった。]
恥らえよ、特別だ。 抵抗して良いぜ、お前さんを金で買わない初めての男だ。
(88) momoten 2014/09/26(Fri) 00時頃
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[差し出した舌で頬を嬲り、足を左右に開かせるよう膝を進めた。
強引ではあるが決して無理強いでない所作は、 今まで彼に見せてきたような、花にする手順ではなかった。 僅か和装を乱せば五指は平たい胸を這い、鼓動を手繰る。]
―――…櫻子、
[元より低い声が、彼の傍で空気を揺らす。 ゆっくりと摘み上げた乳嘴を柔らかく親指の腹で擦り、 硬い皮膚の感触が、心音を引き上げるように懐いた。]
………愛いやつよな。
[毒でも蜜でもなく、真情からこんな言葉を吐き出すような男だと、自分でも知らなかった。*]
(89) momoten 2014/09/26(Fri) 00時頃
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