217 【突発誰歓】幸福の壷【十二支騒動記】
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[呪に犯されていると言う子>>32。 それを誤魔化すかの様に子を連れていく申>>40。 助けると言って頬に触れようとする寅>>42。 子の声が聞こえたのか、信じると言って此方を見てくる卯>>57。 目が悪い、と先の言葉と同じ言葉を紡いでくる辰>>52。 其々の顔を見比べる。]
そんなに俺は変、か……?
[俺は何かをしたのか? 何もしていない。 本当に? 己の手の内で溜めていた気。その中異質な物を感じはしないか? これは一体……――?]
(70) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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こうなったら…。
[そう呟くと、少し間を置いて。 それから顔を赤らめて子に思いきり顔を近づけて。]
ふ!…服脱いでっ!!
[それだけ言うと、子の髪飾りを外して自分のものと交換して、自らもいそいそと服を脱ぐ。]
交換する! 本当においらがショコラになってみせる。
[弱弱しい声で「じゃあ、猿くんはどうするの」なんて言われても]
(71) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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相変わらずつっかえながら言葉を零す亥に、眉根を寄せながら視線をやれば]
水音? ああ、そういえば…聞こえなくなったな。 あれもなにか呪いの一種だったんだろうか。
[しかし、消えたということは。 ——————アノ魚、上手クヤリオッタノカ? 響く声は午の意識の届かぬ所。]
(72) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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大丈夫!おいらは眠らないよ!
[それを聞いた子はどんな顔をしただろうか。 誤魔化すように視線を座敷の方に向けて。]
それに南方くらい欺いてみせるさ何たって、「おいらの物真似は本物顔負けなんだから」なっ!
[それはいつか南方に言った台詞>>0:139。 半ば無理やり子に自分の服を押し付けて、くるっと背を向けて、着替えを促す。]
(73) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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[子が着替え終わると、目を泳がせて、迷いに迷った挙句、同じ背丈の子の額に軽く口づけをして。]
…二人でいれば、大丈夫!
[そう言って、手を取って座敷へ戻った。]
(74) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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[ごめん、ショコラ。 おいら…嘘ついちゃった。
その独白は今はまだ胸に秘めて。 “嫌な気”に充てられて青ざめた顔で きししっと笑いかけた。]
―寝間→座敷―
(75) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2015/02/18(Wed) 00時頃
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おや、そうだろうか。 お前の目は、声は、そんなだったかい。
[傍らに膝着く午に問う、寅を撫でる手を止めて>>65。 午の頬に手を当て目をじいと覗き込めば、どんな色が見えただろうか。]
ゆりは、何を視たのだろうね。 初子羅も何を視たのだろう。螢惑を視るとは言っていたね。 猿彦が叫んだ所為で、私には聞こえなんだ。
[頬から頭へ手を滑らせてぽんと午の頭を一撫で、手を再び寅へ。]
(76) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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[午を外れた視線はこの場を移う様に、右へ左へ皆の方をゆらゆらと。]
しかしね、もんぺを眠らせた。ならば、次は次郎かな? 何事も等しく。正も誤も、祝も呪も。 黍炉の視た先を眠らせたのなら、等しく初子羅の視た先も眠らせねば。
[彷徨う瞳に宿りし蒼き焔は、静かに燃ゆる。吃る亥の声が聞こえたか>>69。]
水音、はて?そんなもの、聞こえたかい? きっと初子羅か猿彦が水道を締め損ねたのだろう。
若しくは、泡となって消えたのだろうよ。
(77) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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[呪だと判じたその時、己の内にいる黒い物に気付く。 なれど気付くのが遅く、己の意思を保つ前に呑まれてしまう。]
『――嗚呼、忌々しい……!!』
[金色だった目は赤に変わり、男の口から紡がれるは別の声。]
『光を呼び寄せるわ、支配下に置けぬわ、視られるわ 挙げ句の果てに“絆”とやらで後を追うだと?! ふざけるな!!』
[鬱陶しい煩わしい疎ましい妬ましい厭らしい忌々しい憎らしい 己の知っている呪詛にも近い言葉の限りを尽くす。]
(78) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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モスキートは、黍炉の方へと、視線をゆらり。(促し)
2015/02/18(Wed) 00時頃
モスキートは、黍炉の瞳を覗き込む。(さっき失敗した)
2015/02/18(Wed) 00時頃
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[自分の事だけを考えるのではなく、皆のこと、いつもの事を考えなければ。だから両手を握り締めて。 1度、卯を見遣った。]
本当のことを言ったけど、やっぱり僕には――変だなって思うん、だ……
[顔を上げて。午を見て。ひぃと声を上げて俯く。]
だから、……悪い気が、3つとか、4つとか、辰のお爺の言う通りなら――あと、一人なんじゃ、ないのかなって……
[その一人は、午なのか。それとも。ちらり、寅の触れた巳を見て。]
(79) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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モスキートは、タルトの事をふと思う。あまり姿が見えないね。(促し)
2015/02/18(Wed) 00時頃
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[さらり、頭を撫でられる感触は、懐かしいもの。 心地よいもの。 初めて代がわりの挨拶をしたとき、大好きな角砂糖をもらい、撫でてもらった手の温もり。
ぽろり。
瞳から一粒落ちた雫は、畳に吸い込まれて消えた。 ずいぶん遠くに来てしまった。 泣いているのは、午の心。]
(80) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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[座敷に戻ると、南方の声から紡がれる聞いたことのない声>>78 怖い…! 火剋金。頭に浮かんで思わず怯みそうになる。
それでも踏みとどまって、子の…今は申の恰好をした子の手を握りしめて、か細い、けれども芯のある声を張る。]
私…、何度でも言います。
南方さんの気には…。
呪が混じっています。
(81) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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[いつの間にか金色から朱に染まってしまっている双眸から目はそらさずに。 南方には、申は子の説得が叶わなかったと。 目の前の「ショコラ」を眠らせてしまおう、と思わせるように。
“嫌な気を消し去りたい”“ショコラは守りたい”
これがおいらにできる精いっぱい。*]
(82) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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もんぺちゃんの気は悪いものでした。
[と、再度辰と午に告げて、 ――巳に関しては、聡い彼のこと、 もう識っているだろう、と告げずにおいた]
……さやちゃんの眠り方は。
[亥の言葉に目を細める白兎。 午の背で、眠りについた未の様子は、 ……おかしかっただろうか。否、]
黍炉さんは、どうして南方さんを視たのですか?
(83) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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[突如発した螢惑の言葉には、びくりと身体を震わせた。怖い。怖い。何なのだあれは。螢惑はどうした。どうしてしまったんだ。]
螢惑、
[けれど続いて口から小さく小さく零れ落ちたのは]
ソコニ居タノカ、我ガ主…
[そんな言葉だった。]
(84) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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[静かに尋ねれば、彼から答えは聞けただろうか。
――それから、亥の声を聞く。>>79]
本当の事……。 そうですね、辰のじじさまのおっしゃるとおりならば
[残りは、と紡ごうとしたところで、申が戻ってきただろうか。 ――巳の声が変わる。 真っ赤に染まった蛇の目に、射すくめられそうになる]
(85) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2015/02/18(Wed) 00時半頃
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[兎はただただ、真っ黒な鏡のような目で そのひとを映し出している。
周りのひとはどう反応していただろうか。 (子のこの――否、申のこの言葉に目を見開くも、 「何故」と問うことは、憚られた。)
また、巳は――否、「それ」は、どれほどの罵詈雑言を 並べ立てていただろう。
兎は、ただ、耳を澄ませてそれを聞く。 どこかほっとしていた。
――その声が巳のものではなかったから。]
(86) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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いいたいことは、それで最後ですか。
[南方の袖を握る。]
(87) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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ナゼ螢惑を視たか?
[耳に入ってきた女人の声に反応する。]
櫻の疑念を解いてやりたかった。 二人が争っているのを見るのは辛かった。
[それ以外に理由が必要か?私にはもう、分からぬ。]
ダッテコイツニハ
[視ることなんてできないんだから。]
(88) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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[周りを見渡せば卯がいただろうか>>85。 その姿を見ればそちらへ向かい、距離が近くなればその首へと手を伸ばそうと]
『 お 前 の せ い で ! ! 』
[触れることが叶ったならば、首を絞めようとする。 しかし、巳の意識が邪魔するせいで絞めきれぬ。]
『――っ!! 邪魔するなぁ!!』
[嗚呼、邪魔だ邪魔だ邪魔だ。何もかもが邪魔だ。]
(89) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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泡……水を張ったお盆は、あったけ、ど
[空耳だったと? 他に、言おうとして。巳の声にびくりとした。 戻ってきた子の、繰り返す言葉。
何か、剣呑な気配。]
(90) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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[午の言葉に、そうですか、と頷く。]
( ……心根は もとのひとの まま、なれど
捻じ曲げられてしまった、ような)
[そんな感覚を覚えるのは何故なのだろう]
こいつには……?
[そう問いかけたところで、亥の言葉を聞いただろうか。*]
(91) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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[巳の言葉にも朱色の瞳にも、猛き感情は生まれ出ず>>78。 己が心は、波を忘れたが如く穏やかに。]
…螢惑を、助ける方が先のようだね。
ふふ、お前は誰なのだろうね。 呪にも意思があるとは、面白い。
[喚くように言の葉を散らす巳の姿。 その手が卯の首に掛ろうとも、心を殺した辰は動かぬ>>89。]
(92) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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[抜かしかけた、腰。 亥は後ろに下がり、その場から駆け出した。]
か、かみさまっ!
[助けを求めるには、すがるには。どうしても彼の方しか居ない気がして。]
(93) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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『嗚呼憎ましい憎ましい疎ましい……』
[憎くて憎くてかなわない。涙さえ湧いてくる。]
『……』
[色々と思えば消え、言葉にならず。 やっと出てきた言葉は]
『……ごめんなさい』
[同輩……辰星……と名を綴ってみる]
(*15) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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[ごめんなさいごめんなさい 一人にしてごめんなさい 約束破ってごめんなさい 冷静になれなくてごめんなさい]
(*16) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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―奥へ―
[神様! かみさま! 胸を抑えて走る。止まれず壁にぶつかって、額を打った。]
…―――ねぇ、ねぇ。 神様を起こす方法、教えて貰った通りに僕は、してるよ……?
でも、でも、喧嘩なんて そういうのは嫌だよ。
[あんな風に。金色が赤に変わって。怒って。]
僕も邪魔を、もしかして……してる?
(94) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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『言いたいこと? 其だけだと?!』
[嗚呼、やはりこの小娘は気に入らぬ。 伸ばす手に呪の気を集める。]
『道連れにしてやる!! 邪魔した貴様を!! 巳の手で!!』
[僅かな時間があればよい。 この距離ならば、確実に呪える。そう嘲笑う。]
(95) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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[――骨ばった掌が白い頸に伸ばされる。 引いた袖は手の拘束をとくためのものにあらず。
ぎゅう、と絞められる痛みに表情をゆがめた。 それでそれから赤い目を真っ黒な目で見つめた。
苦しい。 苦しい。
――ああ、これは]
(96) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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[ふざけるな ふざけるな 同輩でもないこの者を、何故己が守らねばならぬ。
しかも器の感情で!!]
(97) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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