24 明日の夜明け
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[音をたてぬよう、そっとそっと開ける。 錆びて軋むような音とともに、中からモップや箒が倒れ掛かって、 珍しく慌てた様子でどうにか抱え込んだ。危機一髪である]
あー、びっくりした。ないよりマシかな。
[小さめの外用の竹箒を示し、ラルフに問いかける。 どちらにしろ自分は1本持ってドアのガラス越しに外を伺う。 アイリスが水を汲む様子はここから見えるのだろうか]
(72) 2010/08/04(Wed) 09時半頃
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受付 アイリスは、【*半吉*の手応え】
2010/08/04(Wed) 09時半頃
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[牙が...の体に届くその瞬間、水を加えて重さの増したバケツは『敵』の体にぶつかる。 ギャン、と小さく吠えて不意打ちを受けた『敵』は驚いたらしく走り去る]
や、やった‥‥‥。 ――今のうちに!
[ドアを開けて部室棟に駆け込む]
えへへ、水汲んできたよ。
[ラルフとホリーの姿に安心したように座り込み、水の入ったバケツを床に置いた]
(73) 2010/08/04(Wed) 09時半頃
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―部室棟― >>61>>65 [建物に転がり込むような形で怪我の手当を受ける。 泣きっぱなしのアイリスの頭をホリーが撫でるのに、 顔を向けて頷く]
……無事なら良かった。
[傷口に痛みはないが、力が入らない、怠い感覚。 しばらくは上手く動かせないようだ。
ホリーも気丈にしているけど、暗がりで強張って見える表情]
(74) 2010/08/04(Wed) 09時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/08/04(Wed) 09時半頃
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――アイリス!?
[ドアの前を横切り彼女に飛び掛っていく影。 一瞬身体の反応が遅れ、ドアを開けようとした時には、 もうアイリスは駆け込んできていただろうか]
ああ、水だね。…よ、よかった……。
[大きく息を吐きながら、その向かい側にへたり込んだ。 ラルフは気が気じゃないだろうと様子を伺って]
(75) 2010/08/04(Wed) 10時頃
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良かった。ほんとうに、よかった……。
[思わず安堵の声が漏れる。 そっと確認すれば、掌の"種"は43%程の大きさに]
(*6) 2010/08/04(Wed) 10時頃
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待って、まだ近くにいるかも知れないから……って、ちょ。
[外に水を汲みに行くと言い出したのを慌てて制止したけど、 聞かずに彼女は飛び出して行ってしまった。
すぐに追えなかった事に焦りを覚えながら、 ホリーが掃除用具入れを開けて慌てる声に驚いて振り向く]
だ、大丈夫?
[中身が溢れただけらしい。少しほっとした]
どうかな……そうかもね。
(76) 2010/08/04(Wed) 10時頃
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[ホリーと外を窺っていると、さっきのと同じ奴だろうか。 狼がバケツを提げたアイリスに襲い掛かった]
アイリスっ!
[表に出ようと扉に手を掛ける。 バケツが『敵』に命中するのも見えて、 駆け戻り座り込むアイリスを半ば抱き留めるように。 外を見た。一先ず追い払ったみたいだ]
あぁ、もう。無茶して……
[深い嘆息**]
(77) 2010/08/04(Wed) 10時頃
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― 2F階段 ―
えっ? ま、駄目だよ先輩、一人になったら!
[するり、あっけなく解けた手>>52を、慌てて握り直そうとするも。 勘の鈍い自分には分からない察知>>57に、最後尾>>62を振り返れば]
るーにゃんっ!
[踊り場から飛び出した影が唸ったのと、何段飛ばしか分からない跳躍をしたのとが、同時。 救急箱から見もせず取り出した瓶のキャップを、指で弾き飛ばし]
(78) 2010/08/04(Wed) 10時頃
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店番 ソフィアは、手応えは、*末吉*
2010/08/04(Wed) 10時頃
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―― 東側渡り廊下 ――
う、わ、ぁあああああっ
[情けない大きな悲鳴が出た。特に頭は回ってなかった。 メアリーが手の届く範囲にいたならば、マーゴの方へと押しやろうとする]
……マーゴ! メアリー連れて、閉めろっ!!
[腹の底からの、祈るような怒鳴り声。
踏鞴を踏んでふりかえり、背中のバッグをむちゃくちゃに振り回す。狼の意識を自分に向けながら狼と共に別方向へ、裏庭の奥へと逃げ出そうとした**]
(79) 2010/08/04(Wed) 10時頃
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[びしゃ、と間抜けとも言える音を立てて、液体が狼の目に掛かった。 甲高い、引き攣った呼吸のような鳴き声を漏らすと、そいつは階下へ駆け出したので、追うわけも無く]
……ったーぁあああ…
[というか、着地を考えずに跳んだから、思いっきり踊り場の壁に激突して、ちょっと痛くて動けなかったのもあるけど。 涙目で額をさすりつつ、今のうちに、と理科室へ同行者を促した。
誰かカルヴィナを追いかけるなら、気をつけて、と何か役立ちそうなものがあれば、救急箱から渡して*]
(80) 2010/08/04(Wed) 10時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/08/04(Wed) 10時頃
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そうそう、本当に無茶してー。
[ラルフの嘆息>>77の後に続け、へたり込んだのが嘘のように すっと竹箒を片手に立ち上がり、アイリスを見下ろして。 なんだかんだ抱き締めあう形のふたりに、ため息をひとつ]
さて、早いところ傷を洗って、どこか移動しよう。 さっきの狼がいつ現れるか分からないし。
アイリス、怪我はない?
[まだ外を警戒したまま、彼女の身体を確認する]
(81) 2010/08/04(Wed) 10時半頃
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早く、早く、早く。
[大きくなってくる手応え。きっともうすぐ。 疲れていることを悟られてはいけない。 アイリスとラルフに気付かれないように、汗を拭った]
(*7) 2010/08/04(Wed) 10時半頃
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あ、おいッ!?
[カルヴィナが一人、集団から離れて階段を駆け上がっていっただろうか] あの、バカール・……ッ! 連れ戻してくるっ、先に理科室へ! 後で合流するっ。
――一人で行動するなよ、特にソフィア!
[早口にそう告げて、カルヴィナを追いかける]
(82) 2010/08/04(Wed) 11時頃
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無事、植えた人たちが、戻れますように。
[種は43+43パーセント。ただただ願いを込める]
(*8) 2010/08/04(Wed) 11時半頃
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名指しっ? あたしっ!?
[こんな事態でなければ、名指されたことを喜びもしたかもしれないが。 いつの間にか、クラスメートと軽口を交し合うそれと、変わらぬ響きで呼ばれるようになれば、大丈夫だもん!と返す声は、純粋に不平の響きだった。
追う背を見送り、ちら、と階段を照らす白い蛍光灯の明かりを見上げ。 それから、理科室へ入った]
(83) 2010/08/04(Wed) 11時半頃
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――これで、完成。
[掌の"種"は淡い光を帯び、浮いていて。 赤に染まる景色の中で、それはどこか伝説の樹を思わせる]
さあ、あの娘の身体の中に。
[アイリスの肩に触れる瞬間、そっと声をかけた]
(*9) 2010/08/04(Wed) 12時頃
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[アイリスの怪我の有無を確認しているうちに、 ラルフの手当ては終わっていただろうか。 そっと少し渡り廊下へのドアを押し開け、駐輪場を見遣る]
……駐輪場、何か居そう。方向的にさっきのかも。
[体育館のほうには、影は確認出来ない。それも伝えて]
この棟を上がるか、体育館に行くか、かな。 わたしはグラウンドを見渡せるし、体育館でもいいと思う。
ただ、逆に見つかる可能性も高い。
[どうしようか?とふたりに問う。 どちらにしろ彼らが選択するほうに、着いて行くつもりで]
ほら、愛しのラルフと逃げ切らなきゃ。
[まだ元気がないだろうアイリスの肩を、ぽん、と叩いた**]
(84) 2010/08/04(Wed) 12時頃
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メーちゃん。マーゴちゃん。
……わたしは、植えたよ。ひとつだけ。
[敢えてか感情の見えない声には、疲れが滲んでいただろう]
(*10) 2010/08/04(Wed) 12時頃
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――3階――
[後ろから襲い掛かってきた狼への対処(>>78,>>80)で時間を取られたせいだろうか。 3階に上がったが、カルヴィナの姿はなかった。どこへ行ったのか――]
カール。……カルヴィナ?
[そのあたりの教室にでも入っているのだろうか。 一歩前に踏み出して、何か変わった痕跡でもないかと探してみる。 その分だけ、自分の背中側に対する意識は薄くなっており]
(85) 2010/08/04(Wed) 12時頃
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始末屋 ズリエルは、そのせいで、階段の裏、暗がりの中に炯炯と輝く不気味な光に気づくのが遅れた。*末吉*
2010/08/04(Wed) 12時頃
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……うおっ!?
[背筋を這うような嫌な感触。それが何なのか意識する前に、とっさに大鋏を真後ろめがけ、振り回していた。 完全に偶然だったが、飛び掛ってくる黒い塊――校庭で見たのに比べれば小さな狼――に当たる。 獣は甲高い悲鳴をあげて、階下へと落ちていく]
やった……、か?
[たいした手ごたえがあったようにはおもえなかった。 それに、狼は空中で身体をねじるようにして姿勢を整えているようにも見えた。 ……どこかにいったん避難した方がいいかもしれない。 とりあえず、目に付いた適当な教室に*身を潜めた*]
(86) 2010/08/04(Wed) 12時半頃
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―2F―
[既に三階に上がっているカルヴィナ先輩、>>82追いかけるズリエル。
後ろの会長、迫る何かに対応する>>78ソフィア。
どちらにも反応を示せなかった。]
何だよお前…
何だよその格好…
[二人に目もくれず、二階東側から来る狼らしき姿に戸惑った。]
(87) 2010/08/04(Wed) 12時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/08/04(Wed) 12時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/08/04(Wed) 12時半頃
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―二階―
[先陣切るよに階段をかけ上がり、二階へ]
あー、用務員のおっちゃんに預けた花火、持って来ときゃ良かった……!
[なんでそんな物預けてんだ、というのはさておき]
て、ちょっと、先輩っ! ソフィ!
[三階へ向かうというカルヴィナ、階下へ駆けるソフィア。 一度に起きた事態に苛立たしげに舌打ちした直後]
……っ!?
[背後に感じた気配。 とっさに振り返り、愛機のフラッシュを焚いていた]
(88) 2010/08/04(Wed) 12時半頃
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若者 テッドは、走る閃光は、狼に通じるか――*末吉*
2010/08/04(Wed) 12時半頃
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−図書室−
保健室……? うん。でも固まって動くのも。
[人が集まれば狼も集まってくるかもしれない。そう考えて。 危ないのではないだろうかと考えて>>31]
うん。でも入り口は一つだし。 入ってこられても、広い場所だからどうにかできるかなって……。
[と言うけれど。やはり保健室へ行くと言うマーゴ>>35・>>38]
どの位……。 ……うん。大丈夫だよ。 絶対に走りきるから。
[そうして、続く言葉には>>41]
(89) 2010/08/04(Wed) 12時半頃
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ちょ、っと。……やだ! ……怪我したら、怒るから。
[最後の言葉は、腕を掴んでぽそりと言う。 『敵に捕まらないで』とは言わない。 そんな可能性は、言葉にしたくもないから]
気をつけて。
[そう言って。そして、高鳴る錯覚を覚えながら見守って。>>47]
うん。
[こくりと頷いて、外へ出た]
(90) 2010/08/04(Wed) 12時半頃
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>>84 [傷口を洗って包帯が巻き直された。 アイリスに感謝を伝えて、立ち上がるホリーを見遣る]
グラウンドが見える場所か。 確かに、あの一番大きそうな奴の動きは心配……あ、
待って。
……桜は無事なの?
[銀灰色の人影は、確か『実がなるまで逃げろ』と言った。 なる前の実に危害が加えられたらどうなるのだろう。
アイリスによると、逃げる途中、ちらりと樹を見たらしいが]
(91) 2010/08/04(Wed) 12時半頃
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[掌を見る。
ずっと祈り続けて。 その『種』はいつしか70%の色を伴って、姿を現していた]
(*11) 2010/08/04(Wed) 12時半頃
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[至近距離の唐突な光は、狼の視界に少なからずダメージを与えられたようで。 飛びかかって来た狼は、身を翻して、再度、暗がりへと消えた]
……効果、ない訳じゃねぇ、ってとこか。
[そんな呟きをもらしつつ。 三階も気にはなったが、そちらはズリエルに任せて、今はとにかく理科室へ**]
(92) 2010/08/04(Wed) 12時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/04(Wed) 13時頃
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ここからだと、体育館が邪魔で桜は見えないか。 ……行っても良いよ。扉は部室棟より頑丈だし。 場所は開けてるけど、『敵』が少ないなら逆に良いかも。
[数に囲まれたらあっと言う間だけど。 後はアイリスの意見次第で、上階か体育館に向かうだろう。
いずれにせよ部室棟の一階を手早く歩いて、懐中電灯と、 取り回しが軽そうで、武器になりそうな品を探した**]
(93) 2010/08/04(Wed) 13時頃
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−東側渡り廊下−
[飼育小屋の方を見ているフィルを見る。 制服の裾をきゅっと掴んで。 叩かれた肩に>>66]
……うん。 ……でも。 ……一緒に、行こ?
[先に行って、もしも見つからず渡りきれても。 フィルが渡りきるまで持つか分からないから。それは絶対嫌だから。 そう言って一緒に走り出しただろう]
(94) 2010/08/04(Wed) 13時半頃
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……っ ……っ
っっ……!
[あがる息。走りながら、開いている方の掌で。 それでも祈るのを、止めない]
(*12) 2010/08/04(Wed) 13時半頃
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