114 bloody's evil Kingdom
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一緒においで
[手を引けば、男の妻はやっと首を傾け 緩慢な動作で起き上る]
図書館に必要なものがある 「賢者の本」というらしい 古い文献によると物の本質をみぬくらしい それが本物なら化け物かどうか見分けられるだろ
(39) 2013/02/21(Thu) 01時半頃
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―教会― [城を出て真っ直ぐに教会に向かう。 城さえ出てしまえば、後は自分が蒔いたモンスター、対して苦もなく教会に辿り着いた。
タイミングはどうだったか…男は既に死んでいるように見える。
もう一人、女はどうやら無事そうに見えるが…近くには大量のモンスター。 一気に駆けてモンスターを薙ぎ払い、彼女に声を掛けた。]
おい…大丈夫か…?
[血の跡も見えるが彼女のではなく、返り血のようだ。 能力重視で大量にモンスターを作ったせいか、理性や知性は相当低いようだ。 力量差を気にせず襲い掛かってくる。]
(40) 2013/02/21(Thu) 01時半頃
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………まともに傷一つ与えられないくせに…。
[面倒臭そうな小言を呟いて、改めて背後のクラリッサに声を掛ける。]
おい、気を失ったりしていないよな? 起きているなら、背負ってやるから背中に乗れ。
こんな所にいたら、あっという間にモンスターの餌だぞ!?
[クラリッサの方は見ずに、背を向けたまま大剣を振るう。 指示に従って背中に乗れば、そこから逃げるように城まで戻るつもり。 もっとも、他に行きたいところがあると言われれば、少しは我儘に付き合うだろうが…。**]
(41) 2013/02/21(Thu) 01時半頃
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― 王城・一階自室 ―
[触手の呪いをかけられた女が目を覚ましたのは、 王城の片隅で王子が自害を遂げた頃のことだった]
……ぅ、ん……。
[小さく身じろぎし、薄らと眸を開く。 ドナルドの手によって肉の檻と化していた部屋は、 先ほどまでの狂宴がまるで夢のように元の質素な部屋へと戻っていた]
ゆ、め……? なんて、酷い……夢なんだろ。
[ぱちぱちと眸を瞬かせ、 ほっとしたように大きく息を吐く]
(42) 2013/02/21(Thu) 01時半頃
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―三日目・貴賓室―
侍女ですか、稀に変な場所にモンスターが湧いているようです。 そうした手合いはすぐに騎士団が処分しているようですが……。
[犠牲になってなければ良いですが、暗にそう告げた。 コリーンの返した言葉>>38は拗ねた子どものようで可愛らしく思い、くすりと笑みを漏らす]
ああ、やはり待っていて下さったのですね。 嬉しいですよ、コリーン。 [「さん」付けではなく呼び捨てに]
誰と一緒に居たのか、何をしていたのか、気になります?
[微笑みを浮かべながらそう尋ねた]
(43) 2013/02/21(Thu) 01時半頃
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[貴賓室に辿り着くと中に入り、ソファに腰をかけた。 コリーンを横に手招きし、テーブルの上に食べ物を並べる。 パンに瓶のままのジュース、焼いた肉に皮のままのフルーツ。 パンに肉を挟みコリーンに差し出すと自分も同じものを作り]
いただきまーす。
[口いっぱいにほうばりはじめた。 コップはないのでジュースは瓶のままで飲むことになるだろう。 食事をしながら、コリーンに昨日までの事を尋ねていった]
昨日まで、何をなさっていたのです? その服も心境の変化……というわけではないでしょう?
[服の上からでも、たわわな果実の頂につけられたピアスは形が浮き出していた]
(44) 2013/02/21(Thu) 01時半頃
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[騎士団長があんな醜悪な魔物なわけがない。 そしてあんな醜いものに、自分が涎を垂らして群がる筈がないと、 自嘲するように呟き、胸をなで下ろす]
……そうだよ。 全部夢。夢なんだ。
[そう、夢に違いない。 夢なんだ。夢に決まってる。
自分に言い聞かせる様に何度も呟いた。 何度も何度も同じ言葉を繰り返せば、それが本当になるのだと言うように]
(45) 2013/02/21(Thu) 01時半頃
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[だけど、現実は無常で――]
……ぅぐっ、 ぐぇ、ぅぇ……ぇっ。
[込み上げてくる嘔吐感に我慢しきれず、 床へと吐瀉物をぶちまければ]
『ミチミチミチミチミチ……』
[胃液と唾液の水たまりの中に、 幾重にも触手の脚をもつ羽虫のようなものが混じっていて]
(46) 2013/02/21(Thu) 01時半頃
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―王立図書室―
地下牢に閉じ込められていた元図書館長を看取ったんだが…その時に秘密を打ち明けられた 国の秘宝として図書館に収められてるらしい
[図書室の奥の部屋耳を当てながら壁を叩いていくと… コーンと空洞に響くような音が聞こえた]
(47) 2013/02/21(Thu) 01時半頃
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いえ、待っていたわけなどでは・・・! いえ・・・ 貴方が何をしていたかなどは、確かに私には関係のない事ですわね。―――教えて下さるのならばお聞きするけれど。
[言い返そうとするけれど、抱く価値もないほど自分が汚れているのだろうかという気持ちが少々あっただけに、口ごもってしまった。何か自分が嫉妬しているかのような言い方になってしまい、不服そうながらも口をつぐむ。呼び捨てなのも、調子の狂う原因だろうか]
そう、怪物が出ているとは宰相補佐様から聞いていたけれど。やはりそうなのね・・・
[さらさらの砂になって消滅した昨日の巨大な怪物の事を思い出し、侍女の安否を願った]
(48) 2013/02/21(Thu) 01時半頃
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ぃ、いやあああああああああっ!!
[絶叫と共に、女は理解してしまう。 この身に掛けられた、おぞましい呪いに]
(49) 2013/02/21(Thu) 01時半頃
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『おや、あの子の相棒はあたしだよ』
[何を言ってるんだこのモンスターはと言うような口調でそう口にする]
『まぁ、やりあうのは良いさね。 あの子もいつかは戦ってみたいと思っているさ』
[それは事実であり――もう一つの事実は――]
『あの子はどちらにしても、人間だからね。 あたしら程頑丈じゃない。 あんまり無理はさせたくないねぇ』
[それが真意であろう]
『しかし――あんたは子どもかい』
[好きな子に振り向いてもらえない子どものような、男だとベルベットはカカッと嗤った]
(*5) 2013/02/21(Thu) 01時半頃
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うそだ、こんなのうそだ……っ! うそだうそだうそだ……っ!!
[自分が欲したのは、こんなものじゃなかった。
ただ、愛されたかった。(愛したかった) ただ、満たされたかった。(満たしたかった)
そのための力が欲しかったのだけで、 こんな風にバケモノになりたかったわけじゃなかった]
――――……っ!!
[女の絶叫にドナルドの傀儡の騎士たちが部屋へと入ってくるも、 荒ぶる触手によって部屋へと叩きつけられ、 簡単に命の花を散らしてしまう]
(50) 2013/02/21(Thu) 01時半頃
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[そのまま、部屋に入って腰掛ける。ソフィアとは会っただろうか。肉を挟んだだけのパンという簡素な食事を差し出された]
・・・今日の恵みに感謝します、神よ。
[食事前の祈りを手早く済ませ、口にはこぶ。空腹は最高のスパイスだと聞いたが、なるほどそうだ。丸一日何も食べないというのは初めてだった。瓶のらっぱ飲みも行儀が悪いけれど、仕方がなく、両手を添えて少しずつ口にした]
・・・美味しいです。 ―――私の方は。女なりの事情、とでも申せましょうかしら・・・ 理由は、勘弁なさって・・
[詳しく伝えるのは憚られるけれど、メロンのような膨らみ2つ、大きく空いた胸元の先端が浮き出し、それが金属の環のようである事は良く見れば知れてしまうだろう]
(51) 2013/02/21(Thu) 02時頃
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それなら精々、いつも通り一匹狼を気取るだけさ。
[最後の言葉には、困ったように]
俺は愛された事は一度たりともないからな。 愛の表現は幼いんだよ。
[態とらしく、何も知らないと言いたげに、緩く答えて…。]
(*6) 2013/02/21(Thu) 02時頃
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あ、ぁ……。
[叩きつけられた衝撃でぐちゃぐちゃの肉片と化した騎士だったものを見降ろす女の胸を占めるのは、 人を殺してしまった恐怖と、 人を殺してしまった愉悦だった。
なんて恐ろしいのだろう。 (なんて愉しいのだろう)
せめぎ合う二つの心から逃れる様に、女は走る。
走って走って走って走って。 ひたすらに走って逃げ込んだ先は、 この城の中で一番安堵を得る事が出来た場所――図書館だった]
(52) 2013/02/21(Thu) 02時頃
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[やがて気が付く、彼女の目覚め。 恐らくはきっと、真っ先に気が付いただろう。]
おはよう。 俺の愛しい分身。 ようこそ、俺と同じ世界へ…。
約束通り、俺の全てを与えてやったよ。 お前が最初で、きっと最後だろう。
たった一人の愛しい子。
[嗤い声は、蔑むような声ではなく、本当に嬉しそうに嗤って。]
(*7) 2013/02/21(Thu) 02時頃
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[曖昧になる夢と現実の境界線。]
[ あぁぁぁ… ]
[泣き声がする。 子供の。 惹き付けられるように歩き出す。]
[ ぁぁああぁぁ… ]
[扉を開く。 泣き声は一層大きくなる。 耳にこびりついて離れない。]
……なにを、ないているの。
[床を這う、子供。 触手のある。 右手を差し伸べる。]
(53) 2013/02/21(Thu) 02時頃
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[あやすように、抱き上げる。 いとしいわたしの――――]
いいこね。
[微笑んで―――――――
子供を噛み千切った。]
(54) 2013/02/21(Thu) 02時頃
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馬鹿な子、 馬鹿な子。
認めてしまえばいいのに。 認めてしまえばいいのに。
魔物の世界は愉しい。 人間の世界は苦しい。
愉しい事に何もかも委ねてしまおうよ。 愉しいことだけを考えていようよ。
おいで、おいで。 こっちの水が甘い事を、お前は識っているでしょう?
(*8) 2013/02/21(Thu) 02時頃
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[ぶぢぶぢぶぢ、と肉質を千切る感触。 嚥下する。 食らいつく。 飲み込む。 引き千切る。
汚れた手を見下ろす。 右手も左手も赤い。 指と指の間に感じる粘質。
――…ほら、これでもう、悪夢は見ない。**]
(55) 2013/02/21(Thu) 02時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/02/21(Thu) 02時頃
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[地下牢の囚人に聞いた通りの仕掛けをとけば 図書館の壁が開き隠し扉がみつかる。
中を開くとプンと湿ったカビの匂いがした 目を凝らすと中に古い灰色の布の、 小ぶりの包が収められていた]
お前はそこに座っておいで
[マーゴを図書椅子にすわらせると 大きめの机の上に本を開く]
まさか…本当だとはね
[日記帳のような小ぶりの黒い皮表紙 真ん中には大きな濃紺色の石がはめ込まれている
古い文字で書かれたそれを読むために集中していれば、誰かが近寄ってもすぐには気づかないだろう]
(56) 2013/02/21(Thu) 02時頃
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[もう一人の自分が謳う。 もう一人の自分が嗤う]
嗚呼、そうか……。 そう、なのか。
[もう自分は人間ではないのだと、 謳う声の中、女は漸く理解する]
(*9) 2013/02/21(Thu) 02時頃
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[謳う声とは別に、もう一つ囁かれる言葉。 その声に混じるのは、間違いなく自分の誕生を悦ぶ響きで]
………………ぉとうさん、なの?
[胎内の触手を媒体にして、 言葉にならぬ声を遠い場所にいるドナルドへと飛ばす]
(*10) 2013/02/21(Thu) 02時頃
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それを言えば、私の方は男の事情で……いや、こう言うと妙な勘ぐりをされるのかな?
[事実勘ぐられることをしていたのだが、それを顔に出すことはない。 パンを食べながらスライムを倒した話や、触手の生えた犬を倒した話を武勇伝として話をした。 コリーンの食べっぷり>>51を素直に褒めてその反応を楽しみ、口づけた瓶を回し飲みする。
パンを腹に納めれば、皮のついた果実をナイフで器用に向いていく。 リンゴの皮を危なかしい手つきで剥いて切り分けると、その一つを摘まみあげ]
はい、あーん。
[自然を装い、身体が密着する位置に座りなおして自分の口を開けて、どうしてほしいかを伝えた。 コリーンが口を開ければ口の中に入れた]
美味しいですか?
[微笑みながら腰の後ろから手を回し、胸の果実につけられた金属の輪をピンと弾いた]
(57) 2013/02/21(Thu) 02時頃
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[おとうさん。その声には少し間をおいて考えて]
少し違うな。 元を作ったのは俺じゃない。兄妹の方が近いか…。
だが、それでも世界一お前達を愛していることは言い切れるだろうな。
[クスクスと嗤う。まさか適合すると思わなかったのだから。]
愛しているよミッシェル、可愛い子。 また遊びたいものだ…。
(*11) 2013/02/21(Thu) 02時頃
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― 図書館 ―
[嫌な事があれば逃げ込むのはいつも其処だった。 図書館に満ちるインクの香り。古い紙の香り。 それらはいつだって傷ついた心を癒してくれたから]
………はぁ。
[走って乱れた呼吸を整えながら、 書架のある奥の方へと歩いていく。
その先にずっと思い続けていた人がいるとも知らずに]
(58) 2013/02/21(Thu) 02時頃
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あい、してる……。
[嗚呼、なんて甘美な響き]
私も、愛してる――…
[そう、 この世に産んでくれたあなたを、愛してる]
遊ぶ、いっぱい遊ぶよ。 気持ちいい事をいっぱい。愉しい事をいっぱい。
(*12) 2013/02/21(Thu) 02時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2013/02/21(Thu) 02時頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2013/02/21(Thu) 02時頃
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―――そう。いえ、驚くには当たりませんけれど。 しかしそうですか、随分と大変な事になっているようで・・ 王子様、王女様はご無事なのかしら・・
[彼が遊び慣れているだろう事は明白で、だから男の事情というのも勘ぐる事になる。あえて王女の話題を出したのは、無論意図的なもの]
勇ましいですわね。貴方のような騎士様が多いとなれば、少しは気も休まりますわ。 あ、これはどうも・・・頂きます。 あーん。
[身体が密着する位置に来られても、むしろこの人懐っこさは今の状況では救いにも思えた。林檎を一切れつまんで口の中に入れ、自分も同じようにいただく。]
ええ、とても。人心地つきました・・・ ひゃんっ!
[不意打ちのように、胸に飾られたピアスを弾かれ、声を出して胸を片腕で押さえてしまった。それで隠せるものでもないのに]
(59) 2013/02/21(Thu) 02時頃
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――?
[椅子にもじもじと座っているまだあどけなさを残した女。 物音がすれば こてり 首を傾げて音のした方をみつめた]
(60) 2013/02/21(Thu) 02時半頃
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