84 戀文村
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はは、本当だな。 ってそれじゃダーラが生活出来なくなるぞ?
[出された料理をフォークで口に運び、うまいな、と笑う。 ホットミルクを一口飲むと、温かい温度と甘さに、沈んでいた気持ちがほっと緩んで行くのを感じた。]
ヤニクはもう少ししたら出て行ってしまうのか?
[ピアノを演奏する男に、なんとなしに水を向けてみる。 彼のような旅人なら、戦争に召集されずに済むのだろうかと。
もしそうなら、各地を転々とする、そんな生活も悪くはない。]
(44) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
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[ヨーランダの言葉に顔を上げる>>44]
…ヤニクさん、出ていくんですか? このピアノも聞けなくなっちゃうのは…寂しいな。
[キョトンとした顔でヤニクを見る。]
(45) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
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ヨーランダは、セレストの涙に気付いて、フォークを置いた。
2012/03/26(Mon) 01時半頃
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[ヤニクとて、すでにこの地にきて数カ月。 実は雪深いというのは嘘で、軍によってヤニクもとうに監視下にあるのだろう。]
旅人が逃げられるなら、みんな旅人になりますよ…
[皮肉めいた言葉を…微かな声で呟いた。]
(*12) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
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ブローリンは、他には誰に会う事も無く、兵舎に戻るだろう**
2012/03/26(Mon) 01時半頃
セレストは、フォークを置いたヨーランダにどうしたの?という顔をする
2012/03/26(Mon) 01時半頃
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もう、泣かないのセレスぅ。
[幼い子をあやすように背中をとんとん、優しくゆっくり叩く 溢れる涙を拭い、もっと髪をくしゃくしゃにしてしまおうか]
……ちょっと、タダで住めるとは思わないでよね。 アタシが大家なのよ。
[ヨーランダの言葉にぎくりとした、住み着かれたら困る!]
(46) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
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さぁ、わからない。
ただ──、それで、戦争を逃れる事が出来るなら、 そうした方がいいと、思っただけなんだ。
[セレストの質問に緩く頭を振って答える。 どうなんだ?という視線をヤニクに向けて]
(47) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
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…───。
[不思議そうな顔を向けるセレストに、なんと答えてみようもなくて、フォークを置いた手で、セレストの黒髪を撫でようとした。 口許に僅かな笑みを乗せて。]
(48) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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逃げ出せる筈が、無いじゃない。 春はきっと……ここにはもう来ないわ。
[監視を振り切ったら恐らくそこで殺される そうでなければ、国の為に利用されて殺される
酒場をぐるりと見回す、今日はホレーショーを見ていない]
(*13) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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わふぅ
[ダーラに涙を拭われて、さらにくしゃくしゃと髪を撫でられる]
ホットミルクぅ…こぼしちゃうよぉ
[不満な声と裏腹な嬉しそうな顔。ダーラの相変わらずな態度がとても…とてもうれしくて。つい甘えた声をあげる。]
(49) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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わぁ、ヨーランダさんまでっ
[さらにヨーランダにも頭をなでられて頬をふくらませようとして、吹き出した。 こんな時間がいつまでも続いたらいいのに…そんな気持ちで。]
(50) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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[この酒場にヤニクの音楽が響き始めてもう結構経つ それが無くなると思うともの悲しいが 戦争に巻き込まれる寄り前には、逃げて欲しいと思う]
実際どうなんだろうねぇ?
[ホレーショーかブローリンに聞けばなにか知っているだろうか? 軍の関係がどうなっているのかもさっぱりなので なんとも返事をしにくい顔になった]
(51) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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[ダーラと一緒になってセレストの髪を撫でながら]
なんだ、タダじゃないのか? 残念だな、今夜から早速越してこようかと思ってたのに。
[ニヤリと唇を歪めてみせた。]
(52) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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零したら拭けばいいの。 セレスはもう少し、甘えていいんだから。 その為にアタシがアンタより先に生まれてんの。
[いーい?とすっかりお姉さん顔でびしり その後ヨーランダも共にかそうでないか、二階に上がるまで いろいろな話をしていただろう
寝室に入ってからもきっと遅い時間までおしゃべりは続いただろう**]
(53) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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ヨーランダさんの分は私が払うっ
[ダーラの大家なのよという言葉に笑いながら答えた>>46]
…私が払える分でよければだけどね。
[ウインクしながら、二人を見た。]
(54) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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ダーラは、ヨーランダからはきっちり料金をいただく所存、もぉ! **
2012/03/26(Mon) 02時頃
女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/26(Mon) 02時頃
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ホレーショーさんなら、教会の裏でサイモンさんを待ってるんじゃなかったかな…?
[思いつめている様子の通信を思い出して]
(*14) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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[二人の姉にもみくちゃにされて、 それでもこの上なく幸せだった。]
ずっと、このままで、春が来ればいいのにね…
[ポツリ、呟いた**]
(55) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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セレストが? 嬉しいな──それじゃあ一緒にここに住もうか。
って、それじゃ私は駄目な大人になってしまう。
うん、本当に、セレストはもっと甘えていいんだぞ。 心を許せる相手がいるセレストを見て、 私もダーラも幸せな気持ちになれるんだから。
[ふと真面目な顔になってそう言って。
それからしばらく、他愛のない話をしながら料理に舌鼓を打ち、ミルクだけでは足りないと強い酒を頼んで、最初の一口だけぐいとあおった後は、長い時間を掛けて、この時を楽しんだ。]
(56) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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[酒場にいる面々に別れを告げて、帰る道すがら、ホレーショーとブローリンを見掛けて話し掛けようと近付いたが、二人共こちらを一瞥したきり何も言わず、背を向けて歩き去ってしまった。]
…───?
[女は酒で浮かれていた気分がスッと引いて行くのを感じた。]
(57) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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[得体の知れない不安が胸を占める。
いつもとは違った表情と態度。 彼らは軍人だ。何か軍の機密に関わる事かもしれない。
もしそうなら、聞いても答えてはくれまい。]
────…。
[女はひとつ溜息を吐いて、ストールをぎゅっと掻き合わせた。 家までの道を、俯いてのろのろと歩く女の脳裏に、夕方ダーラとベネットに語った話が、現実感を伴って甦っていた。**]
(58) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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[宿舎に戻った後、また回線を開く。 まだ姉妹の様な安らぎの一時は続いていただろうか]
……帰りにヨーランダに逢った。
俺が告発されたら遠慮なく切り捨てといてくれ。 んで、慰めてやってくれ。
[ヨーランダが気付いたかどうかを探るつもりも無い。 この村の誰かに気付かれ、告発され詰られても構いはしない。 ただ傷を残す事だけが申し訳なくて]
水を差して悪かった。 じゃあおやすみ。
[良い夢をとは口には出来ず、自分もベッドに潜ったまま 転寝を続けた**]
(*15) 2012/03/26(Mon) 08時頃
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[ビシッとダーラに甘えていいと言われ>>53、ヨーランダにも真顔で心配され]
ありがとう。
[二人の姉に存分に甘やかしてもらえている、そんな実感がセレストを笑顔に変えた。 その後も3人ではしゃぎ、ヨーランダが帰るときはハグして、ダーラと共に二階に上がる]
なーんかすごく幸せ。 もう思い残すことないな〜
[ダーラと同じベッドに入り、ポツリと呟いた。 …眠りにつくと、無意識なはずなのに、ダーラに抱きついていた。 それは幼子が母親にしがみつくようだった]
(59) 2012/03/26(Mon) 08時頃
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[眠る前に、ホレーショーからの通信が入る>>*15]
ヨーランダさんに… 告発するかな…
[ダーラと顔を見合わせただろうか]
(*16) 2012/03/26(Mon) 08時頃
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―朝― [いつもより早く目が覚めた。 ダーラが朝食を用意してくれただろうか? 無性に体を動かしたくなって、宿の洗濯をする 朝のうちにできるだけの洗濯を干し終えて、頷く]
ダーラさん…大好き。
[別れ際にギュッと抱きしめて、仕事場に向かった]
(60) 2012/03/26(Mon) 08時半頃
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―役場― [役場に行く途中、軍の人が慌ただしく行き来していた。 何があったのか、…思い当たることが全くないわけではなかったが、敢えて聞くことはしないで。
役場に行くと、サイモンが“自殺”しているのが見つかったと>>16村長から聞かされた。]
そうですか…
[なぜかその事に何の感情も沸かず、サイモンの死亡届を作っていると、伝令の軍の人がセレスト宛にと封筒を渡してきた。
――…昨日、サイモンに届いたものと、同じ封筒が…]
(61) 2012/03/26(Mon) 09時頃
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…ご苦労様です。
[抑揚のない声で、軍の人を労る。ひきつってはいたが、なんとが笑うことができたと…思っている]
村長…来ちゃいました。私にも。赤紙。
[見るまでもないが、中身を検める]
(62) 2012/03/26(Mon) 09時頃
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[役場にいる時は開きっぱなしの通信機から聞こえるセレストの声を、ダーラは、ホレーショーはどう聞いただろうか?]
村長…来ちゃいました。私にも、赤紙。
[その声は微かに震えていただろう。]
(*17) 2012/03/26(Mon) 09時頃
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『 臨時召集令状
特別補充隊 セレスト・ナッシュ
上記の者に臨時招集を命じる 下に記載する日時に、指定の場所へ出頭せよ
日時――…』
(63) 2012/03/26(Mon) 09時頃
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[赤というよりはピンクの紙に印刷された短い文。]
これだけで……
[たったコレだけの文で、自分の命は奪われる事が決定するのだ。 村長が、掛ける言葉も見つからないというように、そっと肩に手をおいてきた。]
…村長、お世話になりました。 みんなに…お別れを言いたいので、早く帰ってもいいですか?
[村長は快諾した。]
ありがとうございます。 ――…それでは…さようなら。
[表情をなくしたまま、役場を後にする。 セレストを沈痛な面持ちで見送る村長…
セレストには見せることのなかったもう一つの書類を握りしめて。 その書類…死亡通知にはセレストの父の名が記載されていた。]
(64) 2012/03/26(Mon) 09時半頃
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ブローリンは、今日も、見張りに立つ。
2012/03/26(Mon) 10時頃
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―集会所― [見張りに立つブローリンに挨拶する]
ブローリンさんこんにちは。
[赤紙が来たことを伝え]
…ブローリンさん、 私の大好きなこの村を…よろしくおねがいします。
[笑顔で伝えた。]
あと…ホレーショーさんを責めないでください。 ホレーショーさんの気持ちは、私も分かりますから。
[ここは真顔で伝えた。でもすぐ笑顔に戻り、ペコリと頭を下げて、その場を離れた。]
(65) 2012/03/26(Mon) 10時半頃
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セレストは、ダーラにこのことをどうやって伝えようかと悩んだ。
2012/03/26(Mon) 11時頃
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―カフェ― [雑貨屋でレターセットを買い、そこでも別れの挨拶をして、 久々に訪れたカフェで、ジュースを頼む やはりどこか緊張しているのだろうか、ひどく喉が渇いた]
ソフィアさん…今までありがとね。
[そこに誰かいれば、自分に赤紙が来て、皆にお別れを言っている事を伝えただろう。 それから、便箋を広げ、手紙を書きだした。 一番大切な人へ…――]
(66) 2012/03/26(Mon) 11時頃
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[>>65、いつもどおりの挨拶にいつもどおりの会釈を返す。 結局二番ろくに寝ていないが、寝る気にもなれない。 限界が来ればするりと眠りに落ちられるだろう。 そのくらいでないと、すんなり眠れそうにもない…]
[次は彼女に届いたという。 目を地に伏せて、閉じて…、彼女を見返す。 かける言葉など思いつきはしない。 それでも伝えられた言葉には、重々しく頷いた]
[サイモンの顛末を聞き、少し眉を上げる。 知っていたのか。分隊長が話したのか、彼女から持ちかけたのか、 それはブローリンにはわからなかったが、笑顔の彼女を、 どこか悲しげにも見える、いつもの無表情で見下ろした。 差し出した手、握手を交わしてもらえれば、もう片方の手も添えて強く握った。
いずれ出立するときが来れば、"軍人"として見送る事になる。 今は、知人の一人として、送りたかった。 ただ、彼女の背中を見送る。 それにしても……]
(67) 2012/03/26(Mon) 13時頃
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